JP2001517820A - 圧力レギュレータ、その診断装置および診断法 - Google Patents

圧力レギュレータ、その診断装置および診断法

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JP2001517820A JP2000513083A JP2000513083A JP2001517820A JP 2001517820 A JP2001517820 A JP 2001517820A JP 2000513083 A JP2000513083 A JP 2000513083A JP 2000513083 A JP2000513083 A JP 2000513083A JP 2001517820 A JP2001517820 A JP 2001517820A
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Abstract

(57)【要約】 あらかじめ定められた圧力にプロセスにおける流量を維持するためのインテリジェント圧力レギュレータであって、レギュレータの性能を向上させ、自己診断および通信能力を与える電子制御機を含む。電子制御機は、制御されている流体の圧力を示す信号を与える圧力センサと、絞り要素の位置を調整する調整圧力と、制御されている流体の圧力を示す信号を受信し、この信号に応答にしてアクチュエータに調整圧力を与えるPID制御器とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
(関連出願との相互参照) 本出願は、「インテリジェント圧力レギュレータ」という名称で、本出願と同
日に同一発明者によって出願された出願番号 の米国特許出願に関連
しており、この出願の明細書の全体は参照することによってここに合体される。 (発明の分野) 本発明は流体圧力レギュレータに関し、より特定的には、性能を向上させるた
めにインテリジェント電子機器およびソフトウェアを有する改善された流体圧力
レギュレータに関する。 (発明の背景) 一般に、プロセス制御ループの4つの基本要素は、制御されるべきプロセス変
数と、プロセス変数の状態のプロセスセンサまたは測定器と、制御器と、制御要
素とを含む。センサはプロセス変数の状態の指示を制御器に与え、制御器は、所
望のプロセス変数の状態の指示または「設定点」を格納している。制御器はプロ
セス変数の状態を設定点と比較して、補正信号を計算し、この信号を制御要素に
送ってプロセスに影響を与えて、それを設定点状態にする。制御要素はループの
最後の部分であり、もっともありふれた種類の最終の制御要素は弁であるが、例
えば、可変速度駆動装置またはポンプを含んでいてもよい。
【0001】 圧力レギュレータは、プロセスセンサ、制御器および弁を組み合わせて単一の
ユニットにする、単式の自立制御システムである。圧力レギュレータは、可変性
の下流の要求を満たすべく必要な流体の流量を与えながら、例えば、所望の低減
された出口圧力を維持するために流体分配アプリケーションおよびプロセス産業
において圧力制御のために広く用いられている。圧力レギュレータは一般に、2
つの主な区分、即ち直接動作レギュレータとパイロット動作レギュレータとに分
類される。
【0002】 典型的な従来技術の直接動作レギュレータ11が図1に示される。直接動作レ
ギュレータのための典型的なアプリケーションは、産業、商業、およびガスサー
ビス(計器用空気またはガス供給、バーナーへの燃料ガス、水圧制御、蒸気サー
ビス、およびタンクブランケッティング)を含む。直接動作レギュレータ11は
、入口13と出口14とを有するレギュレータ本体12を含む。制限エリア16
を有する流体流路エリア15は、入口13と出口14とを連通させる。制限エリ
ア16は、弁体、膜部材、羽根、スリーブまたは同様の制限装置のような絞り要
素17を有し、これは、動かされたときに流体(気体または液体)の流れを制限
する。2つの側を有する検出要素を含むアクチュエータは、制御されている流体
圧力の変動に応答する。検出要素の例は、膜部材、ダイアフラムまたはピストン
を含む。図1に示される実施例は、検出要素としてダイアフラム18を用いる。
制御圧力が、レギュレータ本体12の内部の制御用通路即ち流路20によって、
検出要素の第1の側即ち制御側19に負荷される。制御用通路がこの目的のため
に用いられるならば、それは、レギュレータ本体12と一体化しても、隣接した
配管内に位置していてもよい。検出要素の第2の側即ち基準側は、典型的には大
気に関係づけられている。ばね22の付加的な荷重がアクチュエータに加えられ
て良く、この付加的な荷重が、設定点を表す予め定められた位置に絞り要素を移
動させるように付勢する。
【0003】 図1に示される直接動作レギュレータ11は「減圧」レギュレータと考えられ
る。なぜなら検出要素(ダイアフラム18)は、内部流路20によってレギュレ
ータ14の下流側(流体出口側)の圧力を受けるからである。下流の圧力の増大
分が内部流路20を通って制御側19に負荷され、ダイアフラム18に圧力を負
荷し、ばね22の荷重に抗してそれを上に押し上げる。これは、絞り要素を流量
制限エリア16内に移動させ、レギュレータの出口20に対する圧力を低減させ
る。
【0004】 減圧レギュレータは、レギュレータの下流側の圧力を検出することにより流量
を調整する。減圧レギュレータの典型的なアプリケーションはオンスチームボイ
ラであり、ここでは減圧レギュレータは初期圧を調整する。もしダイアフラム1
8に上流側の圧力が負荷され、絞り要素17が制限エリア16のもう一方の側に
移動させられたとすると、直接動作レギュレータ11は「背圧」レギュレータと
考えられるだろう。背圧レギュレータは、例えば、確実にコンプレッサが真空状
態に達しないようにするためにコンプレッサと関連して適用される。
【0005】 パイロット動作レギュレータは、構成において直接動作レギュレータに似てい
る。典型的な従来技術の減圧パイロット動作レギュレータ23が図2Aに概略的
に示され、従来技術の背圧パイロット動作レギュレータが図2Bに示される。パ
イロット動作レギュレータは、直接動作レギュレータの構造的要素すべてにパイ
ロット(中継器、増幅器、または乗算器とも称される)24を付加してなる。パ
イロットは、レギュレータアクチュエータ上に負荷される圧力を増幅させて圧力
を調整する補助装置である。パイロットは構成において自動レギュレータに似て
おり、本質的には自動レギュレータと同じ要素を有する。
【0006】 図2Aおよび図2Bに示されるパイロット動作レギュレータ23において、入
口圧力はレギュレータ23の上流側の配管における圧力タップ27を通して供給
される。図2Bにおける背圧パイロット動作レギュレータ23においては、圧力
タップ27はさらに絞り26を含んでよい。パイロットに対する入口圧力は、一
体化圧力タップを介してレギュレータ本体に供給されて良い。出口圧力はレギュ
レータ23の下流側で接続された配管20を通ってフィードバックされる。下流
側の圧力はパイロット24と主レギュレータ10とに負荷される。パイロット2
4は、上流の(背圧)または下流の(減圧)流体圧力を制御するために、主レギ
ュレータダイアフラム18にわたって圧力差を増幅する。
【0007】 圧力レギュレータは、他の制御装置に対して多くの利点を有する。レギュレー
タは比較的安価である。それらは、圧力制御機能を実行するために外部電源を必
要としない。むしろ、レギュレータは、電力のために制御されているプロセスか
らの圧力を用いる。さらに、プロセスセンサ、制御器、および制御弁は組み合わ
されて、比較的小型の自立型パッケージになる。他の利点としては、良好な周波
数応答、良好な流量範囲、小サイズ、および一般にほとんどまたは全く弁棒から
の漏れがないということが含まれる。
【0008】 公知のレギュレータに関連する不利点もある。既存の圧力レギュレータに付随
する重大な問題として、「降圧」および「昇圧」があり、これらはオフセットま
たは比例帯とも称される。降圧は減圧レギュレータ内の制御された圧力の減少と
定義され、昇圧は、低負荷から全負荷流量状態に変わるときに生じる、背圧レギ
ュレータに対する制御圧力の増大と定義される。それらは通常パーセントで表現
される。降圧および昇圧は直接動作レギュレータで特によく見られるが、公知の
パイロット動作レギュレータではその度合いは低い。
【0009】 レギュレータはしばしば無流量状態になる必要があり、これは、「ロックアッ
プ」または「再着座」と称される。図1の自動のレギュレータ11または図2A
のパイロット動作レギュレータ23のような減圧レギュレータにおいては、下流
の圧力は、レギュレータ11が流体の流れを完全に停止することが望ましいよう
な点に達してよい。この下流の圧力では、ダイアフラム18にフィードバックさ
れた制御圧力は、絞り要素17を完全に流れ制限エリア16内に移動させ、これ
により流れを遮る。この状態は「ロックアップ」と知られている。図2Bに示さ
れるパイロット動作レギュレータ23のような背圧レギュレータにおいては、レ
ギュレータの上流側の圧力は、レギュレータが流れを遮断する必要があるレベル
まで落ちて良い。この場合、上流の制御圧力は、ばね荷重および/またはパイロ
ット圧力が絞り要素17を完全に流体の流れを遮る位置にまで移動させるレベル
まで下がる。内部部品の問題、汚染物質、または内部部品の動きの拘束は、全て
ロックアップ能力の喪失に寄与するおそれがある。
【0010】 レギュレータは自立型制御システムであるので、既存のレギュレータは典型的
には、プロセス制御システムの他の部分と通信する能力を有していない。これに
は幾つか欠点がある。設定点を遠隔的に与えるかまたはレギュレータを同調する
手段はないので、それらは一般に手動で調整されねばならない。レギュレータ上
の調整ノブを回すことにより調整が行なわれ、アクチュエータ上で所望の荷重を
得る。これは、遠隔的アプリケーションにおいてまたは危険な物質の圧力を制御
するプロセスにおいては特に望ましくない。レギュレータの性能について制御室
の指示はなく、操作員が他のプロセス指示を読取ることでレギュレータの誤動作
を推論により決定する。
【0011】 通信および処理能力が欠けていると、保守性の問題にもつながる。時間をかけ
てレギュレータの性能を念入りに監視することは不可能であり、その結果、レギ
ュレータを修理または取り替えする必要性について前もって警告することはほと
んどない。今にも発生しそうな故障に対して前もって警告することもない。これ
は既存の圧力レギュレータが有する特に困った点である。それらはプロセスにお
いて動力が与えられているので、典型的には故障モード動作を含まない。ばね負
荷減圧レギュレータの動作ダイアフラムが故障すると、レギュレータは完全に開
く。もし下流の配管が上流の圧力状態に耐えることができないか、またはレギュ
レータの最大流量を扱うことが出来る安全弁が存在していなければ、これは問題
になる。背圧レギュレータは、ダイアフラムが故障するやいなや完全に閉じ、プ
ロセスの上流の部分に対して同様の問題を引き起こす。
【0012】 圧力レギュレータが適用される多くの場合において、制御弁が代わりに用いら
れることは周知である。制御弁は動力アクチュエータを含み、このアクチュエー
タは、外部から供給された信号に応答して絞り要素を移動させて流量を制御する
。正しく利用されると、レギュレータは、制御弁を用いるアプリケーションの2
5%において制御弁にとって代わることが出来ると推定されてきた。制御弁のか
わりにレギュレータを用いることにためらいがあるのは、大部分は公知の圧力レ
ギュレータに付随する欠点に依るものである。主な関心は、降圧特性と遠隔動作
性が欠けていることである。しかしながら、プロセス機器ユーザは、もっと費用
競争力のあるものを期待し続けている。既存のプロセス機器を用いた場合のプロ
セス効率および稼働時間の改善を求めるだけでなく、プロセス機器のユーザは、
プロセス制御に対する低コストの解決策を求めている。レギュレータの上で述べ
た制限がなくなれば、多くの制御弁アプリケーションのために低コストの選択肢
を与えることができる。
【0013】 米国産業は、毎年、プラント機器の保守にほぼ2000億ドルを費やしている
。これは、1年で販売される商品の費用の15−40%の保守費用を生じさせる 。さらに、保守に費やされるドルの3分の1は、不必要なまたは非効率的な保守
によって無駄に使われている。例えば、公知のレギュレータは、外部のシステム
と情報を交換する診断または通信能力を有していないので、それらは故障を検査
しにくい。しばしば、特定されていないプロセス問題を補正しようとして、レギ
ュレータが置換されるが、レギュレータが正しく機能していたとわかるだけであ
る。レギュレータを変えるには、プロセス全体を止めることが必要となり、かな
りの生産時間が喪失される。処理能力および通信によって保守性を改善するだけ
でなく圧力レギュレータのようなプロセス計器の性能を向上させれば、製造費用
を多いに減らすことになるだろう。
【0014】 このように、降圧特性を補償しかつ向上した性能を示すような、改善された圧
力レギュレータが求められていることはあきらかである。さらに、改善されたレ
ギュレータは、保守性を向上させるために遠隔動作およびデータの交換を可能と
する通信および診断能力を有することが望ましいだろう。さらに、これらの付加
的な特徴は、圧力調整に対して経済的な解決策がもとめられていることと併行し
て必要である。 (発明の概要) 本発明は、処理および通信能力を有することによりレギュレータ性能を向上さ
せるインテリジェント圧力レギュレータを提供することで従来技術の上記の欠点
に対処するものである。これは、圧力レギュレータの簡潔性および経済の既存の
便益を維持しながら達成される。
【0015】 広い態様において、本発明の好適な実施例は、流体入口と、流体出口と、入口
および出口を接続する流体の流路と、流路を通る流体の流れを選択的に制限する
ために流路内で移動可能な絞り要素とを備える、予め定められた圧力にプロセス
の流体を維持するインテリジェントレギュレータを提供する。アクチュエータが
絞り要素に取りつけられ、絞り要素を選択的に移動させる。アクチュエータは、
制御側と基準側とを備え、基準負荷は基準側に加えられ、絞り要素を予め定めら
れた圧力を表す予め定められた基準位置に移動するように付勢する。フィードバ
ック通路によって、制御されている流体の圧力を制御側に負荷し、基準負荷に抗
してアクチュエータを動かし、絞り要素を流路内で移動させて流体の流れを調整
し、それによってプロセスにおける流体圧力を制御する。本発明はさらに、制御
されている流体の圧力を示す信号を与える圧力センサと、絞り要素の位置を調整
するための調整圧力と、制御されている流体の圧力を示す信号を受信し、この信
号に応答してアクチュエータに調整圧力を与える制御器とを備える。さらなる実
施例は、比例、積分、および微分(PID)制御、診断処理、および外部装置と
の通信のための能力を与える。
【0016】 本発明の別実施例に従えば、制御されている流体の圧力を用いて絞り要素を位
置決めして自動圧力レギュレータを通る流体の流量を制限する、予め定められた
レベルにおおよそ流体圧力を維持する圧力レギュレータのための電子制御器が提
供され、これは、制御されている流体の圧力を示す信号を与える圧力センサと、
制御されている流体の圧力を示す信号を受信し、絞り要素に調整値を表す信号を
出力するプロセッサと、プロセッサにより出力される信号に応答して、絞り要素
に、制御されている流体の圧力に加えて負荷される調整圧力とを含む。
【0017】 別の広い態様において、制御されている流体の圧力を用いて絞り要素を位置決
めし、自動圧力レギュレータを通る流体の流れを制限する、予め定められたレベ
ルに流体圧力をおおよそ維持する圧力レギュレータにおいて降圧を補償するため
の本発明に従った方法が提供される。この方法は、制御されている流体の圧力を
決定する動作と、制御されている流体の圧力を予め定められたレベルと比較する
ことにより誤差値を計算する動作と、誤差値を調整圧力に変換する動作と、制御
されている流体の圧力に加えて調整圧力を絞り要素に負荷することにより絞り要
素を再位置決めする動作とを含む。 (発明の詳細な説明) 図面を参照して、特に、図3および図4を参照して、本発明に従ったインテリ
ジェント圧力レギュレータの2つの実施例が概略的に示される。各実施例が参照
番号10で包括的に示され、自動レギュレータと電子制御器(図3および図4で
破線で囲まれて示される)とを備える。一般に、図3は、背圧制御アプリケーシ
ョンにおいて用いられるものとして本発明に従ったインテリジェントレギュレー
タを示し、一方図4は、減圧アプリケーションにおいて本発明に従ったインテリ
ジェントレギュレータを示す。図3において、流体の流れは右から左である。図
4において、流体の流れは左から右である。図3および図4に示される具体的な
実施例は、自動レギュレータを含むが、この開示の恩恵を有する当業者は、パイ
ロット動作レギュレータを用いて本発明を実施することができる。
【0018】 図を参照して、自動レギュレータ11は、流体入口13と、流体出口14と、
入口13と出口14とを連通する流路15とを含む本体12を備える。流量制限
エリア16は流路15内に位置し、絞り要素17は制限エリア16を通る流体の
流量を制限するように機能する。絞り要素17は、弁体、膜部材、羽根、スリー
ブまたは他の好適な部材を備えてよく、これは、制限エリア16内で動かされる
と流体の流れを押さえる。レギュレータ10は、検出要素を含むアクチュエータ
をさらに備え、これは図3および図4に示される特定の実施例においては、レギ
ュレータ本体12に取りつけられたダイアフラム18を含む。検出要素は代替的
には膜部材またはピストンの形であってよい。摺動弁棒29は絞り要素17をダ
イアフラム18に接続する。ダイアフラム18は、制御圧力30が負荷される制
御側19を含む。制御圧力30は、本体12内で制御用通路(図示せず)または
流路(図示せず)によりダイアフラム18に負荷されるか、または外部からそこ
に負荷される。
【0019】 図3に示されるレギュレータ10の実施例は背圧レギュレータである。なぜな
ら制御圧力30はレギュレータ10の上流側でダイアフラム18に負荷されるか
らである。減圧レギュレータが図4に示され、ダイアフラム18には、レギュレ
ータ10の下流側で制御圧力30が負荷される。ダイアフラム18はさらに制御
側19に対向する基準側21を含み、これは大気に関係付けられている。公知の
レギュレータにおいては、基準側は典型的には、ばね22または基準側21に付
加的な荷重を加える重りのような別の好適な手段を含む。付け加えると、設定ね
じ31がばね22の初期位置を設定するように配置される。
【0020】 図3の背圧レギュレータ10においては、プロセス流体がパイプ32を通って
流れるのが示される。ばね22は、絞り要素17を本質的に閉位置に維持するよ
うに付勢される。流体は入口13内に流れこみ、制限エリア16を通って流れ、
出口14を通って出て行く。システムの圧力が上流の位置から制御側19に負荷
され、ダイアフラム18をばね22に抗して動かせ、これにより弁棒および絞り
要素17を必要に応じて移動させて制限エリア16を通る流体の流量を変化させ
ることによって流体圧力を調整するような態様で、制御圧力30はダイアフラム
18の制御側19に負荷される。
【0021】 図4の減圧レギュレータ10は、制御圧力30がレギュレータ10の下流側で
検出され、絞り要素17が制限エリア16の反対側にあることを除いては、図3
に関連して述べられた背圧レギュレータと同様の方法で動作する。図4の減圧レ
ギュレータ10においては、ばね22は、絞り要素17を本質的に開位置に移動
させるようにまたは流量制限エリア16から出るように付勢してダイアフラム1
8の基準側21に荷重を加える。制御圧力30は下流位置からダイアフラム18
の制御側19に負荷され、このようにして絞り要素17をさらに制限エリア16
内に向けて、またはそこから出るように移動させ、制限エリア16を通る流体の
流量を調整することで下流の圧力を制御する。
【0022】 典型的な自動レギュレータのばね負荷システムを用いると、流量が最小流量か
ら最大流量に変化するにつれて制御された圧力は減少する傾向にある。これは減
圧レギュレータにおける降圧および背圧レギュレータにおける昇圧(比例帯また
はオフセットとも称される)として知られている。本発明は、降圧および昇圧を
補償し、設定点および制御圧力の指示を受け取る電子制御器28を付加すること
によりレギュレータの正確度を向上させる。制御器は設定点および制御圧力を比
較し、次いで調整圧力をダイアフラムの基準側に負荷してレギュレータのばねシ
ステムの限界を補償する。
【0023】 電子制御器の降圧調整関数が図5Aに示され、y軸が制御圧力で、x軸が流量
を示す。図5Aにおいては、「a」で示される曲線は典型的な自動減圧レギュレ
ータの降圧即ちオフセットを示し、ここでは制御圧力は、流量が増大するにつれ
て減少する。「b」で示される曲線は、図5Aの曲線に示される降圧を補償する
ための電子制御器の出力を示す。摩擦の影響を無視すれば、これらの曲線は本質
的には互いを反映している(mirror each other)。曲線「c」は、曲線「a」お
よび「b」を組み合わせた結果を示しており、これは設定点と等しい。
【0024】 同様に、昇圧調整関数が図5Bに図形を用いて示される。図5Aの場合と同様
に、図5Bに「a」で示される曲線は背圧レギュレータの昇圧即ちオフセットを
示し、ここでは、制御圧力は、流量が増大するにつれて増大する。「b」で示さ
れる曲線は、図5Bの曲線「a」に示される昇圧を補償する電子制御器の出力を
示す。摩擦の影響を無視すると、これらの曲線は、図5Aの曲線に示される降圧
曲線と同様に、本質的には互いを反映している。曲線「c」は、曲線「a」およ
び「b」を組み合わせた結果を示しており、これは設定点と等しい。
【0025】 図3および図4を参照して、電子制御器28は、圧力対電流(P/I)コンバ
ータ33と、比例、積分および微分(PID)制御器34として機能するプロセ
ッサと、電流対圧力(I/P)コンバータ35とを含む。PID制御器34はマ
イクロプロセッサとして具現化されてよい。電子制御器28は、外部電源36に
より電力を与えられ、これは、図3および図4においては24ボルト電源として
示される。電力は、分散制御システムからの変圧器またはループ電源のような外
部電源、エネルギ源のために制御されているプロセスからの圧力を用いる自動レ
ギュレータ内部の電力発生器、太陽熱、または電池を含め、多くの好適な電源に
より与えられてよい。圧力37がI/Pコンバータ35に供給され、コンバータ
35はダイアフラム18の基準側に空圧を負荷し、流量状態に依って必要に応じ
て降圧または昇圧補償を行う。圧力源37を用いて空圧を与える代替例は電気モ
ータでアクチュエータを駆動することであり、この場合、I/Pコンバータ35
は含まれないだろう。むしろ、モータはPID制御器34から直接に信号を受信
するだろう。
【0026】 インテリジェントレギュレータ10の好ましい実施例の機能的エリアは図6に
示される。粗設定点ブロック38は所望の圧力または設定点を表し、これは、本
発明の実施例においては、加算接合点39として示される、ダイアフラムの基準
側に荷重を加えるレギュレータ負荷ばねの形をとっている。設定点38は「粗設
定点」である。なぜなら自動レギュレータ11により行なわれる圧力調整は降圧
となるからである。粗設定点38は、レギュレータばねの負荷を設定する設定ね
じを調整することにより自動動作レギュレータ11に入力される。ダイアフラム
に対してレギュレータ負荷ばねにより加えられた荷重は、加算接合点39で正の
(+)荷重として示される。
【0027】 レギュレータのばね荷重とともに、加算接合点39からの荷重は、制限エリア
においてレギュレータの絞り要素の位置を規定する。ゲイン係数40が位置情報
に与えられ、レギュレータの出力流量Wを規定する。出力流量Wは、加算接合点
41で所望流量即ち負荷流量WLと比較される。出力流量Wが負荷流量WLと等
しければ、システムは定常状態にあり、制御圧力Pcは一定のままである。シス
テムが定常状態でなければ、ダイアフラムにフィードバックされるPc、これは
、加算接合点39で負の(−)荷重として示されるが、加算接合点39ではつり
あっていないだろう。これにより、加算接合点39の出力がゼロになるまで絞り
要素は制限エリアに対して相対的に移動する。言いかえると、Pcは、負荷ばね
により加えられた荷重に対向するような荷重をダイアフラム上に加えて絞り要素
の位置を変化させ、これにより流量を調節し、このようにして圧力を調整する。
【0028】 オフセットを補償しかつ自動レギュレータの性能を向上させるために、制御圧
力の指示も電子制御器28に向けられる。P/Iコンバータ33は、レギュレー
タに一体化されるかまたはレギュレータの外部の隣接する配管に装着される圧力
トランスデューサであってよく、これは、Pcを、典型的なアナログ圧力トラン
スデューサにより与えられるような4−20mA信号のような信号に変換する。
Pc信号は次いで電子制御器のPID制御器34に与えられる。Pcは、微分定
数42で乗算され、次いでPc信号と一緒に加算接合点43に与えられる。加算
接合点43の出力は、加算接合点45で、ホストコンピュータまたは分散制御シ
ステムのような外部源からの精設定点44と比較され、ここで誤差信号が生成さ
れる。誤差信号は、比例定数46と積分定数47とに与えられ、次いで加算接合
点48に与えられ、ここで出力信号が生成される。出力信号はI/Pコンバータ
35に入力され、コンバータ35は、加算接合点39で正の(+)荷重として示
されるような空圧をダイアフラムに与える。
【0029】 降圧を補償しかつ制御を向上させるために上で述べた処理能力を付加すれば、
遠隔動作および通信、改善したプロセス動作、診断能力、高められた保守性、傾
向、警報能力などを含め、圧力レギュレータの他の性能局面を向上させる手段も
提供する。これらの付加された改善点は、電子制御器がさらに述べられるに従っ
て明らかになるだろう。
【0030】 インテリジェントレギュレータ10の実施例が図7に概略的に示される。自動
レギュレータ11は概略図で示される。上で述べたPID制御器部分34に加え
て、電子制御器28はさらに、診断セクション49と、検出セクション50と、
通信セクション51と、電力セクション52と、代替入力セクション53とを含
む。電子制御器のこれらの機能的セクションは、全てマイクロプロセッサ内で具
現化される。
【0031】 検出セクション50は、入口圧力P1、下流の圧力P2、およびアクチュエー
タ負荷圧力PLを示す信号に基づいて、誤差信号をPID制御器34に与え、こ
の誤差信号はPID定数に従って処理される。これらの信号はレギュレータ本体
に一体化されたセンサによりまたは外部センサから与えられてよい。他のプロセ
ス変数が代替入力セクション53により受け取られる。これらの入力は、レギュ
レータと一体化したまたはレギュレータの外部に装着された温度センサからの温
度信号65を含んでよい。音響または振動トランスデューサ66は、例えば、流
量制限エリアにおける漏れおよび/またはキャビテーションもしくはフラッシン
グを示し得る入力を与える。弁棒行程67およびアクチュエータ行程68情報は
、動きトランスデューサによって代替入力セクション53に供給され、これらの
要素の状態を監視する。上で述べた入力のような情報は、電子制御器28の代替
入力セクション53に供給されて良いプロセス要素の例である。PHまたは流量
のような他の適切なプロセスデータは、レギュレータと一体化されたセンサまた
はその外部のセンサによって与えられてよい。上記のセンサ信号のいづれかまた
は全ては、アナログ信号であってよく、これは電子制御器によってディジタル値
に変換される。
【0032】 ベースライン診断データは、特定のレギュレータのための「シグネチュア(si
gnature)」を生じさせるのに用いられ、この「シグネチュア」は制御器のメモリ
内に記憶されても、外部システムのメモリ内に記憶されても良い。検出セクショ
ン50および代替入力セクション53から診断セクション49に与えられた性能
情報は次いで処理され、ベースラインデータまたはシグネチュアと比較され、そ
して、もしレギュレータ特性および性能が予想されるシグネチュア性能からある
予め定められた量だけ外れているならば、診断セクション49は、警報情報と、
実際のおよび予測される故障情報と、他の診断情報とをシステム操作員に与える
ことが出来る。警報状態は、レギュレータからホストコンピュータに任意通信に
よって、またはホストコンピュータからのポーリングによって自発的に報告可能
である。ポーリングは予め定められた時間間隔で生じてもよい。代替的には、音
声または視覚警報を与える警報装置が、シグネチュアの偏差を信号で送ってもよ
い。この情報は次いで、保守予想、システム性能向上、使用年数蓄積などのため
に用いられてよい。本発明の実施例の診断セクション49により処理され得る具
体的な情報の例が以下に述べられる。
【0033】 オフセット:上で述べたように、公知のレギュレータは降圧または昇圧のよう
なオフセットを示す。図8Aおよび図8Bは、x軸の流量に対してプロットされ
た自動レギュレータの設定点圧力値および制御圧力を表すグラフを示している。
設定点値は流量範囲にわたって一定である。図8Aにおいて「レギュレータ」と
示されている曲線により示されるように、減圧レギュレータの制御圧力は、流量
が増大するにつれて減少し、一方、図8Bに示されるように、背圧レギュレータ
の制御圧力は、流量が増大するにつれて増大する(電子制御器による降圧または
昇圧補償を無視すると)。パイロット動作レギュレータならば、オフセットはも
っと小量であろうが、同様の曲線を示すだろう。降圧曲線(図8A)または昇圧
曲線(図8B)と所与の流量での設定点曲線との間の距離がレギュレータのオフ
セットである。オフセットは、 Offset = ΔP ×K L によって局所的に決定可能である。この式において、ΔPは、制御圧力と入口圧
力との間の差であり、K Lは局所的流量係数である。インテリジェントレギュレ
ータのプロセッサは、オフセットを監視し、それをベースライン値と比較するこ
とができる。オフセットの変化は、例えば、レギュレータの負荷荷重(ばね)に
付随する問題を示す。操作員はこの状態を通知される。
【0034】 入口圧力感度:図9Aおよび図9Bは各々、様々な入口圧力での制御圧力対流
量の3つのプロットを示し、これらはそれぞれa、b、cで示される。これは、
入口圧力を変化させることに対するレギュレータの感度を示す。所与の流量のた
めに、異なる入口圧力の制御圧力間の差は入口感度を規定する。図9Aの曲線は
減圧レギュレータの入口感度を示し、図9Bは背圧レギュレータの入口感度曲線
を示す。オフセットと同様に、入口感度はベースライン情報と比較され、電子制
御器からの診断および故障予測情報を与えることが出来る。
【0035】 ヒステリシスおよび不感帯:ヒステリシスは、入力が前の値から増大したもの
ななのか減少したものなのかに依って、所与の入力に対して異なる出力を与えよ
うとする計器の傾向と定義される。図10は、ヒステリシスおよび不感帯を含む
ヒステリシス誤差の測定値を示す。「a」で示される曲線は、必要流量が減少す
る場合において流量に対してプロットされる制御圧力を示す。「b」で示される
曲線は、必要流量が増大する場合の同様の曲線を示す。言いかえると、曲線「a
」は、絞り要素が第1の方向に移動しているときの所与の流量の制御圧力をプロ
ットし、曲線「b」は、絞り要素が反対方向に動いているときの対応する流量の
制御圧力をプロットする。2つの曲線間の差は、「不感帯」と称される。ヒステ
リシス曲線の勾配を監視すれば、例えばばね定数に関する情報を与えることが可
能である。「不感帯」またはヒステリシス曲線の勾配の変化は、ばね、アクチュ
エータ、絞り要素、またはレギュレータの他の構成部品に付随する問題を示して
もよいし、問題を予測するのに用いられてもよい。
【0036】 ロックアップおよび再着座:図11Aおよび図11Bは、ロックアップおよび
再着座状態を図形を用いて示す。減圧レギュレータ(図11A)においては、下
流の圧力が、設定点値を上回る予め定められた点に達すると、制御圧力によって
、絞り要素を完全に閉位置に移動させ、それにより流体が流れるのを防ぐ。ロッ
クアップ点は図11Aでは「a」で示される。図11Bは再着座を示し、これは
、背圧レギュレータのロックアップの同等物である。再着座状態は、絞り要素が
図11Bに「b」で示される閉位置にまで移動するように上流の圧力が設定点以
下のレベルにまで落ちるときに生じる。ロックアップ/再着座制御圧力値と、設
定点値とロックアップ点即ち再着座点との間のレギュレータ圧力曲線のある区分
の勾配とは、インテリジェントレギュレータ診断セクションまたは外部コンピュ
ータ内で決定され、記憶されてもよい。代替的には、音声または震動トランスデ
ューサのような漏れトランスデューサは、ロックアップまたは再着座状態と公知
の流量状態を相関させるのに用いられてよい。レギュレータのロックアップ/再
着座性能はこれらのベースライン値と比較されてレギュレータの動作を診断する
。ロックアップ/再着座性能の変化は、例えば、内部部品の問題または内部部品
の拘束を示すかもしれない。
【0037】 予想されるPID制御:全体のレギュレータ性能は、制御圧力、オフセット、
流量および/またはヒステリシス誤差を見て、これらの変数を予想されるPID
制御と比較することで達成可能である。流量は、液体流量、気体流量および蒸気
流量に関係してレギュレータの本体の流量係数のパラメータを用いて電子制御器
内部で計算されてもよい。内部流量は次いで、アクチュエータ行程およびレギュ
レータ本体補正係数と比較されて主なレギュレータ流量を計算する。これらの計
算は、電子レギュレータのプロセッサ内で行われてもよいし、その情報は、通信
セクションによって計算のためにホストコンピュータに伝えられてもよい。
【0038】 自動チューニング:上記の係数はP、I、およびDチューニング定数を生じさ
せるために使用可能である。ステップ変更が電子制御機によって設定点に入力さ
れ、次いで、システム動力に関する診断を行うために出力応答が測定される。
【0039】 行程: アクチュエータ行程は重要な診断係数である。とりわけ、アクチュエ ータ行程は、絞り要素の負荷および位置を計算するために用いられる。診断目的
のために行程を用いる例は、ダイアフラムの両側の荷重を計算し比較することで
ある。プロセッサの診断セクションは、ダイアフラムの基準側でレギュレータ負
荷ばねにより加えられる荷重を以下の式にしたがって計算してよい。
【0040】 (T1 + Is)× K1 ここでT1はアクチュエータ行程であり、Isは設定ねじにより設定される初期
のばね調整値であり、K1 はばね定数である。これはダイアフラムの制御側に加
えられた荷重と比較される。
【0041】 Pc × A ここでPcは制御圧力であり、Aはダイアフラム面積である。パイロット動作
レギュレータにおいては、パイロットアクチュエータ行程は同様に診断のために
用いる事が出来る。さらに、電気モータを用いて絞り要素を調節するレギュレー
タにおいては、モータ電圧および電流を、診断目的のために行程に関して見るこ
とが出来る。入口および制御圧力、入口感度、ヒステリシス誤差、および流量の
指示だけでなくこれらの比較は、レギュレータの状態および性能に関する診断情
報を与えるのに用いられる。
【0042】 フラッシングおよびキャビテーション:これらはレギュレータにノイズおよび
振動を導入するような、液体の流れが遭遇する現象であり、レギュレータの寿命
を制限するおそれがある。フラッシングおよびキャビテーションの両方は、流体
内の蒸気泡の形成に関連している。流体が制限エリアを通って流れるとき、速度
は増大し、圧力は減少し、これによって蒸気泡が形成される。流体が制限エリア
を通り過ぎてしまえば、流体は減速し、圧力は回復し、これにより蒸気泡は激し
く崩壊する。音響または振動センサは、検出されたノイズ/振動特性を直接比較
すること、およびそれらをベースライン特性と比較することによりキャビテーシ
ョンまたはフラッシングの存在を検出するのに用いられてよく、代替プロセス変
数ΔPAは、 ΔPA=Kc(P1−rcPv) に従って計算可能であり、ここでKcはキャビテーションまたはフラッシング指
数、P1は入口圧力、rcは臨界圧比定数であり、Pvは蒸気圧である。この値
は流体ストリーム蒸気圧の入力定数と比較され、それにより間接的にフラッシン
グまたはキャビテーションの存在を間接的に確かめ、警報を送信する。
【0043】 レギュレータに付加された新規の診断能力を用いて、いまや、オンライン診断
は上で述べた様々な範疇において、また他のエリアにおいて行なわれて良い。
電子「バンプ(bump)」、すなはち設定点値への突然のステップ変更は、システ
ムに導入されてもよい。これはプロセス制御ループに混乱を引き起こし、この混
乱をインテリジェントレギュレータは補正しようとする。レギュレータが電子バ
ンプに反応するとき、上で述べた様々な係数(および他の係数)に関するレギュ
レータの性能は測定され、電子制御器の診断セクションによりレギュレータのシ
グネチュアと比較される。これは、あまりプロセスを混乱させたり妨害したりす
ることなく、オンライン診断をする基礎を与える。
【0044】 例示のインテリジェントレギュレータからの設定点、機器構成、診断、および
他の情報は、様々な通信手段によって外部システムおよび装置と交換されて良い
。これはレギュレータを遠隔制御するための能力を与え、この能力は公知の機械
圧力レギュレータに欠けている重要な特徴である。オペレータは、動作パラメー
タを変更するレギュレータにコマンドを送り、パラメータを報告して良い。さら
に、診断情報は、レギュレータ内でこのデータを処理するのではなく、処理のた
めに外部システムに送られてもよい。例示のインテリジェントレギュレータの通
信能力は、保守および動作が困難な遠隔のおよび危険な環境において特に有用で
ある。
【0045】 通信データが電力上にオーバーレイされたまたは電力で変調された単一のツイ
ストペア、データ通信のみ用の単一のツイストペア、無線、モデム、光ファイバ
、同軸ケーブル、および複数の他の通信技術のような、多種多様の通信媒体をイ
ンテリジェントレギュレータとともに用いることが出来る。本発明の例示の実施
例の通信能力によって、機器構成および制御情報を他のプロセス計器とまたは外
部制御システムもしくはホストコンピュータと交換することも可能となる。
【0046】 図12はディジタルフィールドバス(Fieldbus)通信プロトコルを用いて本発
明のインテリジェントレギュレータの実施例で実現可能な2線式通信方式を示し
、ここではディジタルデータが、単一のツイストペア上でインテリジェントレギ
ュレータの電子制御器のための電力と組み合わされている。制御室54から送ら
れた信号は、ローパスフィルタ55を通過し、システム電力をデータから分離す
る。電力は次いで電力調整回路56を通過し、本発明に従ったインテリジェント
レギュレータおよび他の装置に与えられてもよい。受信されたフィールドバス信
号はハイパスフィルタ57を通過して通信データをシステム電力から分離し、こ
の通信データは次いで電子制御器の通信セクション51に渡される。ホストシス
テムに送信し戻された情報は変調器58を通過し、このデータをシステム電力信
号と組み合わせる。
【0047】 図13は、HARTプロトコルを用いて本発明の実施例で実現される代替的な
通信方式を示し、ここではディジタル通信データは4−20mAのアナログ信号
上に重ねられている。制御室54からの信号は、インピーダンス制御およびフィ
ルタ回路59を通過する。4−20mA信号は次いでインテリジェントレギュレ
ータおよび他の装置に適切な電力を与えるように調整される。受信された信号は
フィルタ57でフィルタ処理され、4−20mAHART信号から通信データを
取り除き、この通信データは電子制御器通信セクション51に渡される。送信デ
ータは変調器58を通過し、このデータを4−20mA信号と組み合わされる。
【0048】 図14はデュアルツイストペアを用いる通信システムの例を示す。電力は調整
回路56で調整され、2線式ペアの一方の上でインテリジェントレギュレータお
よび他の装置に与えられる。データは、制御室54から送信および受信回路60
を介して他方の2線式ペアによって電子制御器の通信セクション51に渡される
【0049】 図15において、無線通信を用いる例示の通信装置が示される。データを含む
無線信号は、制御室からインテリジェントレギュレータに関連する無線61に送
られる。信号は電力制御装置62(レギュレータの無線がデータ送信準備制御を
備えていない場合)および適切なデータ通信ハードウェア63を通過し、次いで
この情報はレギュレータの通信セクション51に与えられる。同様に、図16は
、モデムまたは光ファイバを用いて制御室54と本発明に従ったインテリジェン
トレギュレータとの間の通信を行なうための構成を示す。図16に示されるよう
な構成とともに他の通信媒体も用いられてもよい。データは制御室54から適切
なトランシーバ64に送られ、トランシーバ64は、データを処理して、通信ハ
ードウェア63を通過させて電子制御器の通信セクション51に渡す。
【0050】 上記の複数の実施例の説明ははあくまで例示であり、限定の目的のためになさ
れたのではない。本発明の範囲および精神から逸脱することなく、ここでなされ
た実施例および方法には多くの変更を加えることが可能である。本発明は前掲の
特許請求の範囲の範囲および精神によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的な従来技術の直接動作圧力レギュレータを示す概略図である。
【図2A】 典型的な従来技術のパイロット動作減圧レギュレータを示す概略図である。
【図2B】 典型的な従来技術のパイロット動作背圧レギュレータを示す概略図である。
【図3】 本発明に従った背圧制御インテリジェントレギュレータの例示の実施例を示す
概略図である。
【図4】 本発明に従った減圧インテリジェントレギュレータの例示の実施例を示す概略
図である。
【図5A】 本発明の実施例のために電子制御器の降圧補償関数を図形を用いて示す図であ
る。
【図5B】 本発明の実施例のために電子制御器の昇圧補償関数を図形を用いて示す図であ
る。
【図6】 インテリジェントレギュレータのブロック図であり、自動レギュレータおよび
電子制御器の機能的エリアを強調表示している。
【図7】 本発明の実施例の電子制御器を概略的に示す図である。
【図8A】 設定点圧力値および減圧レギュレータの流れに抗した制御圧力をプロットする
レギュレータオフセットチャートである。
【図8B】 設定点圧力値および背圧力レギュレータの流れに抗した制御圧力をプロットす
るレギュレータオフセットチャートである。
【図9A】 減圧レギュレータの様々な入口圧力の制御圧力曲線を示すレギュレータ入口感
度チャートである。
【図9B】 背圧レギュレータの様々な入口圧力の制御圧力曲線を示すレギュレータ入口感
度チャートである。
【図10】 圧力レギュレータのヒステレシス誤差の測定を示すチャートである。
【図11A】 減圧レギュレータにおける「ロックアップ」を示すチャートである。
【図11B】 背圧レギュレータにおける「再着座」を示すチャートである。
【図12】 Fieldbusの単一のツイストペアを用いた、本発明に従ったインテリジ
ェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図13】 HARTの単一のツイストペアを用いた、本発明に従ったインテリジェントレ
ギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図14】 4線式デュアルツイストペア構成を用いた、本発明に従ったインテリジェント
レギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である。
【図15】 無線リンクを用いた、本発明に従ったインテリジェントレギュレータと外部制
御室との間の通信リンクを示す図である。
【図16】 モデムまたは光ファイバのような代替的な通信手段を用いた、本発明に従った
インテリジェントレギュレータと外部制御室との間の通信リンクを示す図である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ローパー, ダニエル ジー. アメリカ合衆国 75002 テキサス ルー カス ホリーオーク レーン 1515 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC60 DD20 EE40 FF49 HH19 3H056 AA02 BB24 CA01 CA07 CB02 CB05 CD01 CD03 CD06 CE03 DD10 EE06 GG03 GG04 3H065 AA01 BB11 CA01 CA03 5H316 DD06 DD17 DD20 EE02 EE09 EE12 FF06 FF21 FF22 FF37 GG04 HH04 HH08 HH12

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた圧力にプロセスの流体を維持するための圧力
    レギュレータであって、 流体入口と、流体出口と、流体入口および流体出口を流体で連通させた流路と
    を規定する本体と、 流路を通る流体の流量を選択的に制限するために流路内で移動可能な絞り要素
    と、 前記絞り要素に連結され、前記絞り要素を選択的に移動させるための、制御側
    と基準側とを有するアクチュエータと、 前記アクチュエータの基準側に加えられ、前記絞り要素を予め定められた基準
    位置に移動するように付勢する基準負荷と、 前記アクチュエータの制御側にプロセスにおける流体の圧力を負荷することに
    より、前記アクチュエータを前記基準負荷に抗して移動させて流路内で前記絞り
    要素を位置するフィードバック用通路と、 プロセスの第1の点における流体の圧力を示す信号を与える第1圧力センサと
    、 流体の圧力を示す信号を受信し、検出された圧力と予め定められたレベルとの
    間の差に相当する誤差信号を出力する制御器であって、圧力レギュレータの運転
    中の異なる時点における誤差信号を記憶するためのディジタルメモリと、圧力レ
    ギュレータの動作に相当する診断データを得るために異なる時点の誤差信号を比
    較するルーチンを実行するプロセッサとを含んでいる制御器と を備えてなる圧力レギュレータ。
  2. 【請求項2】 前記制御器のディジタルメモリが圧力レギュレータのベース
    ライン動作特性に相当するベースラインデータを含んでなる請求項1に記載の圧
    力レギュレータ。
  3. 【請求項3】 前記制御器に取り付けられた警報装置をさらに備えており、
    前記制御器が、診断データとベースラインデータとを比較するとともに、この比
    較によって診断データがベースラインデータから所定量だけ相違していることが
    示されるときはいつでも警報装置を作動させるように構成されてなる請求項2に
    記載の圧力レギュレータ。
  4. 【請求項4】 プロセスにおける第2の点での流体の圧力を検出するための
    第2の圧力センサをさらに備えており、前記制御器が、様々な時点で、前記第1
    のセンサにより検出された圧力と前記第2のセンサにより検出された圧力との間
    の差に相当するレギュレータオフセット値を計算するように適合され、前記制御
    器が、前記制御器メモリ内に、計算されたレギュレータオフセット値のディジタ
    ル表現を記憶するように適合されてなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  5. 【請求項5】 前記第1の圧力センサが入口での流体の圧力を検出するよう
    に適合され、前記第2の圧力センサが出口での流体の圧力を検出するように適合
    され、前記プロセッサが、複数の異なる入口圧力のレギュレータオフセット値を
    決定するとともに該オフセット値を前記制御器メモリ内に記憶するためのルーチ
    ンを実行するように適合されてなる請求項4に記載の圧力レギュレータ。
  6. 【請求項6】 前記絞り要素の動きの方向を検出するためのセンサをさらに
    備えており、前記プロセッサが、(i)前記制御器メモリ内に、前記絞り要素が
    第1の方向に移動しているときに前記第1の圧力センサにより検出された圧力を
    反映する第1のディジタル信号を記憶すること、(ii)前記制御器メモリ内に
    、前記絞り要素が第1の方向とは反対の第2の方向に移動しているときに前記第
    1の圧力センサにより検出された圧力を反映する第2のディジタル信号を記憶す
    ること、および(iii)前記第1および第2のディジタル信号を比較して、前
    記圧力レギュレータのヒステリシス誤差を反映する差分信号を生成することによ
    り、前記圧力レギュレータのヒステリシス誤差に関する診断データを生成するよ
    うに適合されてなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  7. 【請求項7】 前記制御器メモリが、前記絞り要素が完全な閉位置にまで移
    動するときの予め定められた流体圧力を反映するベースラインデータを含み、前
    記プロセッサが、(i)前記制御器メモリ内に、前記絞り要素が完全な閉位置に
    まで移動するときの前記第1の圧力センサにより検出された流体圧力に相当する
    ディジタル信号を記憶し、(ii)ベースラインデータを、前記絞り要素が完全
    な閉位置にまで移動するときの前記第1の圧力センサにより検出される流体圧力
    に相当するディジタル信号と比較して、比較された信号間の差に相当する診断信
    号を生成するように適合されてなる請求項1に記載の圧力レギュレータ。
  8. 【請求項8】 プロセスにおける流体の圧力を用いて絞り要素を位置決めす
    ることにより圧力レギュレータを通る流体の流量を制限するための、入口を有す
    る圧力レギュレータにおいてキャビテーションおよびフラッシングを検出する装
    置であって、 入口圧力センサと、 キャビテーションまたはフラッシング指数と、臨界圧比定数と、流体ストリー
    ム蒸気圧の入力定数が記憶されたメモリを含むプロセッサとを備え、 前記プロセッサが、ΔPA=Kc(P1−rcPv)に従って絶対圧力降下(
    ΔPA)を計算するルーチンを含み、この式においては、Kcはキャビテーショ
    ンまたはフラッシング指数であり、P1は検出された入口圧力であり、rcは臨
    界圧比定数であり、Pvは蒸気圧であり、 前記プロセッサが、ΔPAを、流体ストリームの蒸気圧の入力定数と比較して
    フラッシングおよびキャビテーションを検出するためのルーチンをさらに含んで
    なる装置。
  9. 【請求項9】 プロセスにおける流体の圧力を用いて流路内で絞り要素を位
    置決めすることにより圧力レギュレータを通る流体の流量を制限する圧力レギュ
    レータにおけるキャビテーションを検出する装置であって、 前記圧力レギュレータと関連している、オフセットの変化およびキャビテーシ
    ョンを受ける少なくともひとつの物理パラメータを検出するともに、検出された
    物理パラメータに相当する電気信号を与えるように適合されるセンサと、 フラッシングの少なくともひとつの段階と関連する物理パラメータ特性に相当
    するベースライン物理パラメータ電気信号の第1の組が記憶されたメモリと、 検出された物理パラメータに相当する電気信号をセンサから受信するとともに
    、ベースライン物理パラメータ信号を前記メモリから受信し、これらの特定され
    た信号を比較して、該信号のほぼ正確な一致がある場合はいつでも、フラッシン
    グの発生を反映する電気信号を与えるように適合されるプロセッサと を備えてなる装置。
  10. 【請求項10】 前記センサが、流路に取りつけられて流路内で音響ノイズ
    特性を検出するための音響センサであり、前記ベースライン物理パラメータ信号
    の第1の組が、フラッシングの様々な段階と関連するノイズ特性に相当する請求
    項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記センサが、流路に取りつけられて流路内で振動特性を
    検出するための震動センサであり、前記ベースライン物理パラメータ信号の第1
    の組が、フラッシングの様々な段階と関連する振動特性に相当する請求項9に記
    載の装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリには、ベースライン物理パラメータ電気信号の
    第2の組が記憶されており、前記ベースライン物理パラメータ信号の第2の組が
    、キャビテーションの少なくとも1つの段階と関連する物理パラメータ特性に相
    当しており、前記プロセッサが、検出された物理パラメータに相当する電気信号
    を前記センサから受信するとともに、ベースライン物理パラメータ信号の第2の
    組を前記メモリから受信し、これらの特定された信号を比較して、該信号のほぼ
    正確な一致がある場合はいつでもキャビテーションの発生を反映する電気信号を
    与えるように適合されてなる請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】 プロセスにおける圧力をアクチュエータに負荷して流体流
    量絞り要素を調整することによりプロセスにおける圧力を設定点値に維持する圧
    力レギュレータに関してオンライン診断を行なう方法であって、 レギュレータのためのベースライン性能データを集め、動作条件の所与の組下
    で前記圧力レギュレータの動作特性を反映し、メモリ装置内にベースライン性能
    データを記憶する動作と、 設定点に一時的にステップ変更を導入することにより前記設定点を調整された
    設定点値に変更する動作と、 プロセスの圧力を調整された設定点値にするときに前記レギュレータの動作特
    性を反映する性能データを集める動作と、 性能データをベースラインデータと比較して、前記圧力レギュレータの動作に関
    する診断情報を得る動作とを含んでなる方法。
  14. 【請求項14】 (i)前記ベースライン性能データを集める動作が、プロ
    セスの圧力を検出する動作と、検出された圧力と予め定められた所望の圧力との
    間の差に相当するベースラインオフセット値を決定する動作とを含み、(ii)
    前記性能データを集める動作が、プロセスの圧力を検出する動作と、検出された
    圧力と予め定められた所望の圧力との間の差に相当する性能オフセット値を決定
    する動作とを含み、(iii)前記性能データをベースラインデータと比較する
    動作が、ベースラインオフセット値を性能オフセット値と比較する動作とを含ん
    でなる請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記ベースライン性能データを集める動作が、前記絞り要
    素が、流体が完全に流れないようにする位置にまで移動するときのプロセス圧力
    を決定する動作を含んでなる請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ベースライン性能データを集める動作が、前記絞り要
    素が、流体が完全に流れないようにする位置にまで移動するときのプロセス圧力
    を決定する動作を含んでなる請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記アクチュエータが基準側と制御側とを有し、前記ベー
    スライン性能データを集める動作と前記性能データを決定する動作が各々、基準
    側に加えられた第1の荷重を決定する動作と、制御側に加えられた第2の荷重を
    決定する動作と、前記第1および第2の荷重を比較してアクチュエータの誤動作
    を特定する動作とを含んでなる請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 プロセス圧力をアクチュエータに負荷して流体流量絞り要
    素を調整することによりプロセスにおける圧力を設定点値に維持するための、入
    口を有する圧力レギュレータの入口圧力感度を決定する方法であって、 第1の時点で所与の流体流量に対してレギュレータ入口での圧力を検出すると
    ともに、ディジタルメモリ内に、所与の流体流量および第1の時点で検出された
    圧力の表現を記憶する動作と、 時間をかけてレギュレータ入口での圧力を監視し、第2の時点の圧力が第1の
    時点で検出された圧力とは異なる第2の時点を特定する動作と、 ディジタルメモリ内に、所与の流体流量および第2の時点で検出された圧力の
    表現を記憶する動作と、 所与の流体流量および第1の時点で検出された圧力の表現を、所与の流体流量
    および第2の時点で検出された圧力の表現と比較して、入口圧力感度を示す差分
    信号を与える動作とを含んでなる方法。
  19. 【請求項19】 プロセスにおける圧力をアクチュエータに負荷して流体流
    量絞り要素を調整することによりプロセスにおける圧力を設定点値に維持するた
    めの、入口を有する圧力レギュレータのヒステリシス誤差を決定する方法であっ
    て、 前記レギュレータを通過する流体の流量を検出する動作と、 前記レギュレータを通る流体の流量が第1の流量である第1の時点を特定する動
    作と、 前記第1の時点に続く第2の時点であって、前記レギュレータを通る流体の流
    量が第2の流量であり、第2の流量が第1の流量より少ない第2の時点を特定す
    るとともに、ディジタルメモリ内に、第2の時点でのプロセスの圧力の表現を記
    憶する動作と、 前記レギュレータを通る流体の流量が第3の流量である第3の時点を特定する
    動作と、 前記第3の時点に続く第4の時点であって、前記レギュレータを通る流体の流
    量が第3の流量であり、第3の流量が第3の流量より多い第4の時点を特定する
    とともに、ディジタルメモリ内に、第4の時点でのプロセスの圧力の表現を記憶
    する動作と、 第2の時点での圧力の表現を第4の時点での圧力の表現と比較して、前記レギ
    ュレータを診断するための不感帯値を計算する動作とを含んでなる方法。
  20. 【請求項20】 前記第3の時点が前記第2の時点に続く請求項19に記載
    の方法。
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