JP4067205B2 - データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ処理装置に関し、特にIEEE1394規格に準拠したシリアルバスを介して、パケット単位でデータの送受信を行うシステムに用いられるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、パソコン等のデータ処理装置で画像データや音声データを取り込んだり、AV機器をコントロールするためには、ビデオキャプチャボードやRS232Cバス等が個別に必要であり、統一した取り扱いをすることはできなかった。
【0003】
そこで近年では、マルチメディア時代のデータ通信に適した規格が提案されており、例えば、「IEEE1394ハイパフォーマンスシリアルバス規格(以下、IEEE1394規格という)」により、高速大容量の通信を自由に行えるような環境整備がなされている。
【0004】
図3(a)の符号101に、従来のデータ処理装置の一例を示す。このデータ処理装置101は、複数の外部のデータ処理装置とともに、IEEE1394規格に準拠し、パケット単位でデータの転送が可能なシリアルバスであるIEEE1394バス106に接続されており、IEEE1394バス106を介して、他のデータ処理装置とデータの送受信ができるようにされている。
【0005】
データ処理装置101は、制御装置107と、送信装置103と、受信装置104とを有しており、制御装置107は、マイコン102と、パケット生成装置105とを有している。
【0006】
マイコン102の出力はパケット生成装置105の入力に、パケット生成装置105の出力は送信装置103の入力に、それぞれ接続されており、送信装置103の出力はIEEE1394バス106に接続されている。
【0007】
このようなデータ処理装置101で、他のデータ処理装置からデータを読み出すには、まず、マイコン102が、データの読み出しを要求するリクエストパケットの生成命令と、リクエストパケットの生成に必要なデータとを生成して、パケット生成装置105に出力する。
【0008】
パケット生成装置105は、生成命令とデータとに基づいて、リクエストパケットを次々に生成し、送信装置103に順次出力する。すると、送信装置103は、リクエストパケットをIEEE1394バス106に送出する。
【0009】
こうして送出されたリクエストパケットには、リクエストパケットの送信先の他のデータ処理装置を特定する情報や、読み出すデータを特定するための情報が記載されている。
【0010】
リクエストパケットがIEEE1394バス106へと送出されると、リクエストパケットの内容で特定された他のデータ処理装置(以下相手方のデータ処理装置と称する。)が、IEEE1394バス106からリクエストパケットを順次受信し、その内容を読み出す。相手方のデータ処理装置は、リクエストパケットの内容に応じて特定されるデータを、自分自身が有する記憶領域から読み出し、読み出したデータに所定の情報を付加して、リクエストパケットへの応答となるレスポンスパケットを次々に生成して、IEEE1394バス106へと次々に送出する。
【0011】
IEEE1394バス106には、パケット受信装置104の入力が、パケット受信装置104の出力には、マイコン102の入力が、それぞれ接続されている。
IEEE1394バス106へと送出されたレスポンスパケットを、受信装置104が、受信し、マイコン102へと出力し、マイコン102が、入力されたレスポンスパケットを、所定の記憶装置に格納するなどの処理をする。このようにして、データ処理装置101は、他のデータ処理装置に記載されたデータを読み出すことができる。
【0012】
しかしながら、上記のデータ処理装置101は、送信装置103を1個だけ有している。リクエストパケットには、優先度の高いリクエストパケット、データサイズが大きいリクエストパケットなど、様々な種類があるが、異なる数種類のリクエストパケットを1個の送信装置103だけで送信することで、送信効率が低下してしまうことがある。
そこで、リクエストパケットの種類ごとに、1個ずつ送信装置を設けることで、リクエストパケットの送信効率を高めたいという要求が高まっていた。
【0013】
図3(b)の符号111に、複数の送信装置1131〜1133を有するデータ処理装置の一例を示す。このデータ処理装置111は、制御装置117と、受信装置114とを1個ずつ有しており、複数個の送信装置1131〜1133を有している。ここでは3個の送信装置1131〜1133を有するものとする。
【0014】
各送信装置1131〜1133は、リクエストパケットの種類に対応して割り当てられている。ここでは、第1の送信装置1131が、データサイズの大きいリクエストパケットを、第2の送信装置1132が、優先順位の高いリクエストパケットを、それぞれ送出するものであり、第3の送信装置1133は、その他のリクエストパケットを送出するものとする。
【0015】
かかるデータ処理装置111において、IEEE1394バス116を介して他のデータ処理装置に、リクエストパケットを送信する場合、パケット生成装置115が、マイコン112から入力された生成命令とデータとに基づいてリクエストパケットを次々に生成する。ここでは、優先度の高いリクエストパケット、データサイズの大きいリクエストパケット、その他のリクエストパケットをそれぞれ1個ずつ生成するものとする。
【0016】
パケット生成装置115は、自身が生成した3個のリクエストパケットを、リクエストパケットの種類に応じて、送信装置1131〜1133に割り振って出力する。ここでは、データサイズの大きいリクエストパケットを第1の送信装置1131に、優先順位の高いリクエストパケットを第2の送信装置1132に、その他のリクエストパケットを第3の送信装置1133に、それぞれ出力する。
各リクエストパケットが入力されると、第1〜第3の送信装置1131〜1133は、そのリクエストパケットをIEEE1394バス116へと送出する。
【0017】
このように、このデータ処理装置111では、複数の送信装置1131〜1133が設けられており、しかもそのそれぞれがリクエストパケットの種類に応じて割り当てられているので、送信装置が1個のデータ処理装置101に比して、リクエストパケットの送信効率を向上させることができる。
【0018】
しかしながら、このデータ処理装置111は、送信装置1131〜1133を3個有しており、パケット生成装置115を1個有している。3個の送信装置1131〜1133と1個のパケット生成装置115とを個別に接続すると、パケット生成装置115の出力のデータ線は送信装置1131〜1133の個数すなわち3本必要になる。
【0019】
3本の信号線からリクエストパケットを出力するためには、出力端子を3つ設けなければならない。そしてこれに対応するため、パケット生成装置115を、1本の信号線で1個の送信装置105に接続していたパケット生成装置105と、異なる内部構成にしなければならなかった。
【0020】
さらに、複数の送信装置の個数を増減させるような場合には、その都度パケット生成装置115と複数の送信装置の接続関係を変え、それに応じてパケット生成装置115の構成を変えなければ、送信装置の増減に対応することができなかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、IEEE1394バスに接続可能なデータ処理装置において、リクエストパケットの送信効率を容易に高める技術を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のデータ処理装置は、シリアルバスに対して識別番号を有するリクエストパケットを出力し、当該シリアルバスからレスポンスパケットを入力するデータ処理装置において、供給されるリクエストパケットを上記シリアルバスにそれぞれ送信するための複数のパケット送信装置と、供給される生成命令及びデータに基づいてリクエストパケットを生成するパケット生成装置と、上記パケット生成装置から供給されるリクエストパケットを上記複数の送信装置に分配する送信選択装置と、上記シリアルバスからレスポンスパケットを受信するパケット受信装置とを含み、上記パケット生成装置により生成されるリクエストパケットが、複数の種別の中の1つに分類されており、上記複数のパケット送信装置が、リクエストパケットの上記複数の種別毎にそれぞれ対応付けられており、上記識別番号の数値範囲が、リクエストパケットの上記複数の種別に対応する複数の範囲に分けられており、上記パケット生成装置は、リクエストパケットの種別に基づいて当該種別に対応する上記複数の範囲内の数値を識別番号として選択してリクエストパケットを生成し、上記送信選択装置は、上記パケット生成装置から供給されるリクエストパケットの上記識別番号に基づいて当該リクエストパケットの種別を認識し、当該種別に対応した送信装置にリクエストパケットを供給する。
【0023】
また、請求項2に記載のデータ処理装置は、請求項1に記載のデータ処理装置であって、リクエストパケットの上記複数の種別と識別番号の上記複数の範囲とを対応つけて記憶する記憶装置を更に含む。
【0024】
更に、請求項3に記載のデータ処理装置は、請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置であって、リクエストパケットの上記複数の種別が、データサイズの大きいものと、優先順位の高いものと、それ以外のものとに分類されている。
請求項4記載に記載のデータ処理装置は、請求項1乃至3の何れかに記載のデータ処理装置であって、上記リクエストパケット、上記レスポンスパケット、並びに上記シリアルバスがIEEE1394規格に準拠するように構成されている。
請求項5記載に記載のデータ処理装置は、請求項4に記載のデータ処理装置であって、上記識別情報としてtLabelを用いるように構成されている。
【0025】
本発明では、パケット生成装置が、識別情報により、各リクエストパケットを複数の送信装置のいずれかに対応付けることができ、送信選択装置が、識別情報に基づき、各リクエストパケットを対応付けられた送信装置に出力することができる。
【0026】
このため、送信するリクエストパケットの種類に応じて、複数の送信装置を設けておけば、1種類のリクエストパケットを1個の送信装置で送信することができ、送信装置が1個の場合に比して、リクエストパケットの送信効率を高めることができる。
【0027】
また、パケット生成装置は、リクエストパケットを生成する際に、識別情報を各送信装置に対応付けてリクエストパケットに記載して送信選択装置に出力する動作を行なっているが、送信装置にリクエストパケットを割り振るという動作を行なっていないので、送信装置の数が増減しても、出力端子の数を変えたり、パケット生成装置の内部構成を変えたりする必要がない。
【0028】
従って、送信装置の数の増減に対応するにはパケット生成装置の内部構成を変える必要があった従来に比して、容易に送信装置の個数の増減に対応することができる。
【0029】
なお、本発明において、識別情報としてtLabelを用いている。リクエストパケットに識別情報を付加する際には、各送信装置に対応付けるために一定の制限が必要になるが、tLabelは、各リクエストパケットを区別することができれば足り、記載する際の制限が少ないので、リクエストパケットに記載される他の情報に比して、識別情報として用いることが容易である。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1を参照し、符号1は本発明の実施形態のデータ処理装置である。
このデータ処理装置1は、複数の外部のデータ処理装置とともに、IEEE1394バス6に接続され、IEEE1394バス6を介して、他のデータ処理装置とデータの送受信ができるようにされている。
【0031】
データ処理装置1は、制御装置7と、受信装置4と、参照用記憶装置8と、送信選択装置9とを1個ずつ有しており、更に複数個の送信装置31〜33を有している。ここでは3個の送信装置31〜33を有しているものとする。そして、制御装置7は、マイコン2と、パケット生成装置5とを有している。
【0032】
各送信装置31〜33は、リクエストパケットの種類に対応して割り当てられている。ここでは、第1の送信装置31が、データサイズの大きいリクエストパケットを、第2の送信装置32が、優先順位の高いリクエストパケットを、それぞれ送出するものであり、第3の送信装置33は、その他のリクエストパケットを送出するものとする。
【0033】
このようなデータ処理装置1において、他のデータ処理装置からデータを読み出す場合には、まず、マイコン2が、後述する参照用記憶装置8の記憶内容を参照して、データの読み出しを要求するリクエストパケットの生成命令と、リクエストパケットの生成に必要なデータとを生成してパケット生成装置5に出力し、リクエストパケットの生成要求をする。
【0034】
図2の符号11に、IEEE1394規格に準拠するリクエストパケットの一般的なフォーマットの概略を示す。このリクエストパケットは、32ビットのデータ列よりなるパケットであって、第1〜第3の記憶領域12〜14を有している。第1〜第3の記憶領域12〜14のそれぞれには、destination ID、source ID 、tLabelが記載される。
このうち、destination IDは、送信先の機器を識別するための番号(ID)であって、source ID は送信元の機器を識別するための番号(ID)である。
【0035】
また、トランザクションラベル(tLabel)は、各機器から送信されたパケットの、未解決の各トランザクションに割り当てられた固有のタグであって、リクエストパケットと、レスポンスパケットとの対応をつけるための番号である。ここでは6ビットのデータが用いられている。
【0036】
6ビットのtLabelは、”000000”〜”111111”までの範囲の値を取り得るが、本実施形態のデータ処理装置1では、tLabelの大きさによって3つの範囲に分けている。
【0037】
ここでは、最も値が小さい範囲(第1の範囲)を”000000”〜”010100”とし、2番目に小さい範囲(第2の範囲)を”010101”〜”101001”とし、最も値が大きな範囲(第3の範囲)を”101010”〜”111111”としている。
【0038】
そして、第1〜第3の範囲が第1〜第3の送信装置31〜33にそれぞれ対応するようにされており、この対応関係が、予め参照用記憶装置8に書き込まれているものとする。
【0039】
パケット生成装置5は、参照用記憶装置8の記憶内容を参照し、生成しようとするリクエストパケットの種類に応じてtLabelを選択し、マイコン2から入力された生成命令とデータとに基づいてリクエストパケットを次々に生成する。
【0040】
ここでは、データサイズの大きいリクエストパケット、優先度の高いリクエストパケット、その他のリクエストパケットをそれぞれ1個ずつ生成するものとし、それぞれのリクエストパケットに、第1、第2、第3の範囲にそれぞれ属するtLabelを記載するものとする。
【0041】
パケット生成装置5は、このようにして生成した3個のリクエストパケットを、送信選択装置9に順次出力する。
送信選択装置9は、入力されたリクエストパケットのtLabelを読み出して、参照用記憶装置8の記憶内容と照合し、入力されたリクエストパケットのtLabelが、第1〜第3の範囲のどの範囲に属するものであるかを判断し、属する範囲と対応付けられた送信装置へ、リクエストパケットを出力する。
【0042】
このとき、送信選択装置9は、第1、第2、第3の範囲に属するtLabelがそれぞれ記載されたリクエストパケットを、第1、第2、第3の送信装置31、32、33へと、それぞれ出力する。
【0043】
各リクエストパケットが入力されると、第1〜第3の送信装置31〜33は、そのリクエストパケットをそれぞれIEEE1394バス6へと送出する。
リクエストパケットがIEEE1394バス6へと送出されると、destination IDで特定された他のデータ処理装置(以下相手方のデータ処理装置と称する。)が、IEEE1394バス6からリクエストパケットを順次受信し、その内容を読み出す。相手方のデータ処理装置は、リクエストパケットの内容に応じて特定されるデータを、自分自身が有する記憶領域から読み出し、読み出したデータに、リクエストパケットと同一のtLabelや、destination IDやsource IDなどの所定の情報を記載して、リクエストパケットへの応答となるレスポンスパケットを次々に生成し、IEEE1394バス6へと次々に送出する。
【0044】
IEEE1394バス6へと送出されたレスポンスパケットを、受信装置4が受信し、マイコン2へと出力し、マイコン2が、入力されたレスポンスパケットを、所定の記憶装置に格納するなどの処理をする。このようにして、データ処理装置1は、他のデータ処理装置に記載されたデータを読み出すことができる。
【0045】
その後、マイコン2からのデータや生成命令に従って、パケット生成装置5は、新たなリクエストパケットを次々に生成し、各リクエストパケットに対応するレスポンスパケットを受信することになるが、本実施形態では、あるリクエストパケットにtLabelを次々に記載する際には、その前に生成されたリクエストパケットに記載されたtLabelよりも1だけ大きいtLabelを記載している。
【0046】
優先度の高いリクエストパケットを、次々に生成する場合には、各リクエストパケットに、第2の範囲に属するtLabelを順次記載することになる。最初に生成したリクエストパケットに、第2の範囲の最小値である”010101”を記載したら、2番目に生成されるリクエストパケットには、”010101”より1だけ大きい”010110”を記載し、その後は、リクエストパケットを生成するごとに、”010111”、”011000”、”011001”、…というように、1ずつ増加するtLabelを順次記載していく。
【0047】
このようにして、各リクエストパケットを生成するごとに、tLabelを記載していくと、tLabelは順次増加していくので、やがては各範囲でとりうるtLabelの最大値を記載することになる。例えば、第2の範囲では、その最大値である”101001”を記載することになる。
【0048】
各範囲でとりうるtLabelの最大値を記載したら、次に生成されるリクエストパケットには、tLabelの最大値よりも1だけ大きいtLabelを記載するのではなく、各範囲でとりうるtLabelの最小値を記載する。その後は、リクエストパケットを生成するごとに順次1ずつ大きいtLabelを記載していく。
【0049】
例えば、第2の範囲では、tLabelの最大値である”101001”が記載されたリクエストパケットの次に生成されるリクエストパケットには、tLabelの最小値である”010101”を記載し、その後は、”010110”、”010111”、…と、1ずつ大きいtLabelを順次記載していく。
【0050】
このようにして、各リクエストパケットにtLabelを記載していくと、長期間でみた場合には、複数のリクエストパケットに同一のtLabelが記載されてしまうことになるが、少なくとも、リクエストパケットを生成して送信してから、そのリクエストパケットに対応するレスポンスパケットを受信するという一連の処理が終了するまでの短期間においては、同一のtLabelが2つのリクエストパケットに記載されるということはない。従って上記したようにtLabelを記載しても、リクエストパケットを送信して一連の処理が終了するまでの間は、tLabelによってリクエストパケットの区別をすることは可能である。
【0051】
以上説明したように本実施形態では、各リクエストパケットを他のリクエストパケットと識別する6ビットの情報であるtLabelが、その大きさによって第1〜第3の範囲に分けられ、第1〜第3の送信装置31〜33のいずれかに対応付けられている。
【0052】
かかるtLabelをリクエストパケットに記載することで、リクエストパケットを第1〜第3の送信装置31〜33のいずれかに対応付けることができ、送信選択装置9が、tLabelを読み出すことで、各リクエストパケットを、tLabelで対応付けられた第1〜第3の送信装置31〜33に割り振ることができる。第1〜第3の送信装置31〜33は、リクエストパケットの種類に応じて設けられているので、送信装置が1個の場合に比して、リクエストパケットの送信効率を高めることができる。
【0053】
また、パケット生成装置5は、リクエストパケットを生成する際に、第1〜第3の送信装置31〜33にリクエストパケットを割り振るという動作はしていないので、送信装置の数が増減しても、出力端子の数を変え、それに応じてパケット生成装置の内部構成を変えなくともよい。
【0054】
従って、送信装置の数の増減に対応するにはパケット生成装置115の内部構成を変える必要があった従来に比して、容易に送信装置の個数の増減に対応することができる。
【0055】
なお、tLabelは、リクエストパケットに記載される他の情報(destination ID、source IDなど)に比して、記載する際の制限が少ないので、tLabelの値がとり得る範囲を、第1〜第3の範囲に分けることが容易にでき、第1〜第3の送信装置31〜33に対応付けることが容易にできる。従って本実施形態では、識別情報としてtLabelを用いているが、本発明はこれに限らず、各リクエストパケットに記載することででき、各送信装置31〜33に対応付けることが可能な情報であればどのような情報を記載してもよい。
【0056】
また、本実施形態では、tLabelのとりうる値を、3つの範囲に分けることで第1〜第3の送信装置31〜33に対応付けているが、本発明はこれに限らず、tLabelが3種類に分類できればよく、例えば(3の倍数)、(3の倍数+1)、(3の倍数+2)の値をそれぞれとるtLabelが、第1、第2、第3の送信装置31〜33に、それぞれ対応付けられるようにしてもよい。
【0057】
さらに、本実施形態では、新たなリクエストパケットを生成するごとに、tLabelの値が1ずつ大きくなるようにしてtLabelを記載しているが、本発明はこれに限らず、各範囲の中で一定の規則に従って記載することができれば足り、例えば新たなリクエストパケットを生成するごとに、2ずつ大きくなるように記載してもよいし、1ずつ小さくなるように記載してもよい。
また、本実施形態では、3個の送信装置31〜33を有しているが、本発明はこれに限らず、例えば5個や7個の送信装置を設けてもよい。
【0058】
さらに、本実施形態では、参照用記憶装置8を設けて、ここに予めtLabelの範囲を書き込んでおき、マイコン2、送信選択装置9がそれぞれtLabelを付すときや、読み出すときに、参照用記憶装置8内のtLabelの範囲を参照しているが、本発明はこれに限らず、例えば、マイコン2の内部と、送信選択装置9の内部とにtLabelの範囲を記憶させておき、各々が内部に書き込んだtLabelの範囲を参照するような構成にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複数の送信装置がある場合に、送信装置の種類に応じて、リクエストパケットを割り当てて送信することができる。
【0060】
また、パケット生成装置の内部構成を変える必要があった従来に比して、容易に送信装置の個数の増減に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータ処理装置の構成を示す図
【図2】リクエストパケットのフォーマットを説明する図
【図3】(a):従来のデータ処理装置の構成を示す図
(b):複数の送信装置を有する従来のデータ処理装置の構成を示す図
【符号の説明】
1……データ処理装置 2…マイコン(制御装置) 31〜33…パケット送信装置(送信装置) 4…パケット受信装置(受信装置) 5…パケット生成装置 6…IEEE1394バス(シリアルバス) 8…参照用記憶装置 9…送信選択装置
Claims (5)
- シリアルバスに対して識別番号を有するリクエストパケットを出力し、当該シリアルバスからレスポンスパケットを入力するデータ処理装置において、
供給されるリクエストパケットを上記シリアルバスにそれぞれ送信するための複数のパケット送信装置と、
供給される生成命令及びデータに基づいてリクエストパケットを生成するパケット生成装置と、
上記パケット生成装置から供給されるリクエストパケットを上記複数の送信装置に分配する送信選択装置と、
上記シリアルバスからレスポンスパケットを受信するパケット受信装置と、
を含み、
上記パケット生成装置により生成されるリクエストパケットが、複数の種別の中の1つに分類されており、
上記複数のパケット送信装置が、リクエストパケットの上記複数の種別毎にそれぞれ対応付けられており、
上記識別番号の数値範囲が、リクエストパケットの上記複数の種別に対応する複数の範囲に分けられており、
上記パケット生成装置は、リクエストパケットの種別に基づいて当該種別に対応する上記複数の範囲内の数値を識別番号として選択してリクエストパケットを生成し、
上記送信選択装置は、上記パケット生成装置から供給されるリクエストパケットの上記識別番号に基づいて当該リクエストパケットの種別を認識し、当該種別に対応した送信装置にリクエストパケットを供給する、
データ処理装置。 - リクエストパケットの上記複数の種別と識別番号の上記複数の範囲とを対応つけて記憶する記憶装置を更に含む請求項1に記載のデータ処理装置。
- リクエストパケットの上記複数の種別が、データサイズの大きいものと、優先順位の高いものと、それ以外のものと、に分類されている請求項1又は2に記載のデータ処理装置。
- 上記リクエストパケット、上記レスポンスパケット、並びに上記シリアルバスがIEEE1394規格に準拠するように構成されている請求項1乃至3の何れかに記載のデータ処理装置。
- 上記識別情報としてtLabelを用いるように構成されている請求項4に記載のデータ処理装置。
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