JP2000174778A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JP2000174778A
JP2000174778A JP34767498A JP34767498A JP2000174778A JP 2000174778 A JP2000174778 A JP 2000174778A JP 34767498 A JP34767498 A JP 34767498A JP 34767498 A JP34767498 A JP 34767498A JP 2000174778 A JP2000174778 A JP 2000174778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IEEE1394規格準拠のシリアルバスを用いてデー
タ通信を行うデータ処理装置の、データ送受信の効率低
下を抑止する。 【解決手段】データ処理装置1は、複数の送信装置31
〜33とパケット生成装置5と、送信選択装置9とを有
している。パケット生成装置5は、リクエストパケット
を生成する際に、予め複数の送信装置31〜33に対応付
けられたtLabelを選択してリクエストパケットに記載し
ている。このため、送信選択装置9が、tLabelを読み出
すことで、各リクエストパケットを、tLabelで対応付け
られた第1〜第3の送信装置31〜33に割り振ることが
できる。第1〜第3の送信装置3 1〜33は、リクエスト
パケットの種類に応じて設けられているので、送信装置
が1個の場合に比して、リクエストパケットの送信効率
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置に関
し、特にIEEE1394規格に準拠したシリアルバスを介し
て、パケット単位でデータの送受信を行うシステムに用
いられるデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、パソコン等のデータ処理装置
で画像データや音声データを取り込んだり、AV機器を
コントロールするためには、ビデオキャプチャボードや
RS232Cバス等が個別に必要であり、統一した取り
扱いをすることはできなかった。
【0003】そこで近年では、マルチメディア時代のデ
ータ通信に適した規格が提案されており、例えば、「IE
EE1394ハイパフォーマンスシリアルバス規格(以
下、IEEE1394規格という)」により、高速大容量の
通信を自由に行えるような環境整備がなされている。
【0004】図3(a)の符号101に、従来のデータ処
理装置の一例を示す。このデータ処理装置101は、複
数の外部のデータ処理装置とともに、IEEE1394規格に準
拠し、パケット単位でデータの転送が可能なシリアルバ
スであるIEEE1394バス106に接続されており、IEEE13
94バス106を介して、他のデータ処理装置とデータの
送受信ができるようにされている。
【0005】データ処理装置101は、制御装置107
と、送信装置103と、受信装置104とを有してお
り、制御装置107は、マイコン102と、パケット生
成装置105とを有している。
【0006】マイコン102の出力はパケット生成装置
105の入力に、パケット生成装置105の出力は送信
装置103の入力に、それぞれ接続されており、送信装
置103の出力はIEEE1394バス106に接続されてい
る。
【0007】このようなデータ処理装置101で、他の
データ処理装置からデータを読み出すには、まず、マイ
コン102が、データの読み出しを要求するリクエスト
パケットの生成命令と、リクエストパケットの生成に必
要なデータとを生成して、パケット生成装置105に出
力する。
【0008】パケット生成装置105は、生成命令とデ
ータとに基づいて、リクエストパケットを次々に生成
し、送信装置103に順次出力する。すると、送信装置
103は、リクエストパケットをIEEE1394バス106に
送出する。
【0009】こうして送出されたリクエストパケットに
は、リクエストパケットの送信先の他のデータ処理装置
を特定する情報や、読み出すデータを特定するための情
報が記載されている。
【0010】リクエストパケットがIEEE1394バス106
へと送出されると、リクエストパケットの内容で特定さ
れた他のデータ処理装置(以下相手方のデータ処理装置
と称する。)が、IEEE1394バス106からリクエストパ
ケットを順次受信し、その内容を読み出す。相手方のデ
ータ処理装置は、リクエストパケットの内容に応じて特
定されるデータを、自分自身が有する記憶領域から読み
出し、読み出したデータに所定の情報を付加して、リク
エストパケットへの応答となるレスポンスパケットを次
々に生成して、IEEE1394バス106へと次々に送出す
る。
【0011】IEEE1394バス106には、パケット受信装
置104の入力が、パケット受信装置104の出力に
は、マイコン102の入力が、それぞれ接続されてい
る。IEEE1394バス106へと送出されたレスポンスパケ
ットを、受信装置104が、受信し、マイコン102へ
と出力し、マイコン102が、入力されたレスポンスパ
ケットを、所定の記憶装置に格納するなどの処理をす
る。このようにして、データ処理装置101は、他のデ
ータ処理装置に記載されたデータを読み出すことができ
る。
【0012】しかしながら、上記のデータ処理装置10
1は、送信装置103を1個だけ有している。リクエス
トパケットには、優先度の高いリクエストパケット、デ
ータサイズが大きいリクエストパケットなど、様々な種
類があるが、異なる数種類のリクエストパケットを1個
の送信装置103だけで送信することで、送信効率が低
下してしまうことがある。そこで、リクエストパケット
の種類ごとに、1個ずつ送信装置を設けることで、リク
エストパケットの送信効率を高めたいという要求が高ま
っていた。
【0013】図3(b)の符号111に、複数の送信装置
1131〜1133を有するデータ処理装置の一例を示
す。このデータ処理装置111は、制御装置117と、
受信装置114とを1個ずつ有しており、複数個の送信
装置1131〜1133を有している。ここでは3個の送
信装置1131〜1133を有するものとする。
【0014】各送信装置1131〜1133は、リクエス
トパケットの種類に対応して割り当てられている。ここ
では、第1の送信装置1131が、データサイズの大き
いリクエストパケットを、第2の送信装置1132が、
優先順位の高いリクエストパケットを、それぞれ送出す
るものであり、第3の送信装置1133は、その他のリ
クエストパケットを送出するものとする。
【0015】かかるデータ処理装置111において、IE
EE1394バス116を介して他のデータ処理装置に、リク
エストパケットを送信する場合、パケット生成装置11
5が、マイコン112から入力された生成命令とデータ
とに基づいてリクエストパケットを次々に生成する。こ
こでは、優先度の高いリクエストパケット、データサイ
ズの大きいリクエストパケット、その他のリクエストパ
ケットをそれぞれ1個ずつ生成するものとする。
【0016】パケット生成装置115は、自身が生成し
た3個のリクエストパケットを、リクエストパケットの
種類に応じて、送信装置1131〜1133に割り振って
出力する。ここでは、データサイズの大きいリクエスト
パケットを第1の送信装置1131に、優先順位の高い
リクエストパケットを第2の送信装置1132に、その
他のリクエストパケットを第3の送信装置1133に、
それぞれ出力する。各リクエストパケットが入力される
と、第1〜第3の送信装置1131〜1133は、そのリ
クエストパケットをIEEE1394バス116へと送出する。
【0017】このように、このデータ処理装置111で
は、複数の送信装置1131〜1133が設けられてお
り、しかもそのそれぞれがリクエストパケットの種類に
応じて割り当てられているので、送信装置が1個のデー
タ処理装置101に比して、リクエストパケットの送信
効率を向上させることができる。
【0018】しかしながら、このデータ処理装置111
は、送信装置1131〜1133を3個有しており、パケ
ット生成装置115を1個有している。3個の送信装置
1131〜1133と1個のパケット生成装置115とを
個別に接続すると、パケット生成装置115の出力のデ
ータ線は送信装置1131〜1133の個数すなわち3本
必要になる。
【0019】3本の信号線からリクエストパケットを出
力するためには、出力端子を3つ設けなければならな
い。そしてこれに対応するため、パケット生成装置11
5を、1本の信号線で1個の送信装置105に接続して
いたパケット生成装置105と、異なる内部構成にしな
ければならなかった。
【0020】さらに、複数の送信装置の個数を増減させ
るような場合には、その都度パケット生成装置115と
複数の送信装置の接続関係を変え、それに応じてパケッ
ト生成装置115の構成を変えなければ、送信装置の増
減に対応することができなかった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
不都合を解決するために創作されたものであり、その目
的は、IEEE1394バスに接続可能なデータ処理装置におい
て、リクエストパケットの送信効率を容易に高める技術
を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のデータ処理装置は、種類毎に異なる識別情
報を備えるリクエストパケットを生成するパケット生成
装置と、上記パケット生成装置により生成されたリクエ
ストパケットを入力し、当該リクエストパケットを上記
識別情報に基づき選別して出力する送信選択装置と、シ
リアルバスに接続され、上記送信選択装置から供給され
るリクエストパケットを上記シリアルバスに送信する複
数の送信装置と、上記シリアルバスに接続され、上記リ
クエストパケットに対応するレスポンスパケットを上記
シリアルバスから受信する受信装置とを有し、上記識別
情報が上記複数の送信装置のそれぞれに対応付けられて
いる。
【0023】また、請求項2に記載のデータ処理装置
は、請求項1に記載のデータ処理装置であって、上記リ
クエストパケット、上記レスポンスパケット、並びに上
記シリアルバスがIEEE1394規格に準拠するように構成さ
れている。
【0024】更に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のデータ処理装置であって、上記識別情報として
tLabelを用いるように構成されている。
【0025】本発明では、パケット生成装置が、識別情
報により、各リクエストパケットを複数の送信装置のい
ずれかに対応付けることができ、送信選択装置が、識別
情報に基づき、各リクエストパケットを対応付けられた
送信装置に出力することができる。
【0026】このため、送信するリクエストパケットの
種類に応じて、複数の送信装置を設けておけば、1種類
のリクエストパケットを1個の送信装置で送信すること
ができ、送信装置が1個の場合に比して、リクエストパ
ケットの送信効率を高めることができる。
【0027】また、パケット生成装置は、リクエストパ
ケットを生成する際に、識別情報を各送信装置に対応付
けてリクエストパケットに記載して送信選択装置に出力
する動作を行なっているが、送信装置にリクエストパケ
ットを割り振るという動作を行なっていないので、送信
装置の数が増減しても、出力端子の数を変えたり、パケ
ット生成装置の内部構成を変えたりする必要がない。
【0028】従って、送信装置の数の増減に対応するに
はパケット生成装置の内部構成を変える必要があった従
来に比して、容易に送信装置の個数の増減に対応するこ
とができる。
【0029】なお、本発明において、識別情報としてtL
abelを用いている。リクエストパケットに識別情報を付
加する際には、各送信装置に対応付けるために一定の制
限が必要になるが、tLabelは、各リクエストパケットを
区別することができれば足り、記載する際の制限が少な
いので、リクエストパケットに記載される他の情報に比
して、識別情報として用いることが容易である。
【0030】
【発明の実施の形態】図1を参照し、符号1は本発明の
実施形態のデータ処理装置である。このデータ処理装置
1は、複数の外部のデータ処理装置とともに、IEEE1394
バス6に接続され、IEEE1394バス6を介して、他のデー
タ処理装置とデータの送受信ができるようにされてい
る。
【0031】データ処理装置1は、制御装置7と、受信
装置4と、参照用記憶装置8と、送信選択装置9とを1
個ずつ有しており、更に複数個の送信装置31〜33を有
している。ここでは3個の送信装置31〜33を有してい
るものとする。そして、制御装置7は、マイコン2と、
パケット生成装置5とを有している。
【0032】各送信装置31〜33は、リクエストパケッ
トの種類に対応して割り当てられている。ここでは、第
1の送信装置31が、データサイズの大きいリクエスト
パケットを、第2の送信装置32が、優先順位の高いリ
クエストパケットを、それぞれ送出するものであり、第
3の送信装置33は、その他のリクエストパケットを送
出するものとする。
【0033】このようなデータ処理装置1において、他
のデータ処理装置からデータを読み出す場合には、ま
ず、マイコン2が、後述する参照用記憶装置8の記憶内
容を参照して、データの読み出しを要求するリクエスト
パケットの生成命令と、リクエストパケットの生成に必
要なデータとを生成してパケット生成装置5に出力し、
リクエストパケットの生成要求をする。
【0034】図2の符号11に、IEEE1394規格に準拠す
るリクエストパケットの一般的なフォーマットの概略を
示す。このリクエストパケットは、32ビットのデータ
列よりなるパケットであって、第1〜第3の記憶領域1
2〜14を有している。第1〜第3の記憶領域12〜1
4のそれぞれには、destination ID、source ID 、tLab
elが記載される。このうち、destination IDは、送信先
の機器を識別するための番号(ID)であって、source ID
は送信元の機器を識別するための番号(ID)である。
【0035】また、トランザクションラベル(tLabel)
は、各機器から送信されたパケットの、未解決の各トラ
ンザクションに割り当てられた固有のタグであって、リ
クエストパケットと、レスポンスパケットとの対応をつ
けるための番号である。ここでは6ビットのデータが用
いられている。
【0036】6ビットのtLabelは、”000000”
〜”111111”までの範囲の値を取り得るが、本実
施形態のデータ処理装置1では、tLabelの大きさによ
って3つの範囲に分けている。
【0037】ここでは、最も値が小さい範囲(第1の範
囲)を”000000”〜”010100”とし、2番
目に小さい範囲(第2の範囲)を”010101”〜”1
01001”とし、最も値が大きな範囲(第3の範囲)
を”101010”〜”111111”としている。
【0038】そして、第1〜第3の範囲が第1〜第3の
送信装置31〜33にそれぞれ対応するようにされてお
り、この対応関係が、予め参照用記憶装置8に書き込ま
れているものとする。
【0039】パケット生成装置5は、参照用記憶装置8
の記憶内容を参照し、生成しようとするリクエストパケ
ットの種類に応じてtLabelを選択し、マイコン2から入
力された生成命令とデータとに基づいてリクエストパケ
ットを次々に生成する。
【0040】ここでは、データサイズの大きいリクエス
トパケット、優先度の高いリクエストパケット、その他
のリクエストパケットをそれぞれ1個ずつ生成するもの
とし、それぞれのリクエストパケットに、第1、第2、
第3の範囲にそれぞれ属するtLabelを記載するものとす
る。
【0041】パケット生成装置5は、このようにして生
成した3個のリクエストパケットを、送信選択装置9に
順次出力する。送信選択装置9は、入力されたリクエス
トパケットのtLabelを読み出して、参照用記憶装置8の
記憶内容と照合し、入力されたリクエストパケットのtL
abelが、第1〜第3の範囲のどの範囲に属するものであ
るかを判断し、属する範囲と対応付けられた送信装置
へ、リクエストパケットを出力する。
【0042】このとき、送信選択装置9は、第1、第
2、第3の範囲に属するtLabelがそれぞれ記載されたリ
クエストパケットを、第1、第2、第3の送信装置
1、32、33へと、それぞれ出力する。
【0043】各リクエストパケットが入力されると、第
1〜第3の送信装置31〜33は、そのリクエストパケッ
トをそれぞれIEEE1394バス6へと送出する。リクエスト
パケットがIEEE1394バス6へと送出されると、destinat
ion IDで特定された他のデータ処理装置(以下相手方の
データ処理装置と称する。)が、IEEE1394バス6からリ
クエストパケットを順次受信し、その内容を読み出す。
相手方のデータ処理装置は、リクエストパケットの内容
に応じて特定されるデータを、自分自身が有する記憶領
域から読み出し、読み出したデータに、リクエストパケ
ットと同一のtLabelや、destination IDやsource IDな
どの所定の情報を記載して、リクエストパケットへの応
答となるレスポンスパケットを次々に生成し、IEEE1394
バス6へと次々に送出する。
【0044】IEEE1394バス6へと送出されたレスポンス
パケットを、受信装置4が受信し、マイコン2へと出力
し、マイコン2が、入力されたレスポンスパケットを、
所定の記憶装置に格納するなどの処理をする。このよう
にして、データ処理装置1は、他のデータ処理装置に記
載されたデータを読み出すことができる。
【0045】その後、マイコン2からのデータや生成命
令に従って、パケット生成装置5は、新たなリクエスト
パケットを次々に生成し、各リクエストパケットに対応
するレスポンスパケットを受信することになるが、本実
施形態では、あるリクエストパケットにtLabelを次々に
記載する際には、その前に生成されたリクエストパケッ
トに記載されたtLabelよりも1だけ大きいtLabelを記載
している。
【0046】優先度の高いリクエストパケットを、次々
に生成する場合には、各リクエストパケットに、第2の
範囲に属するtLabelを順次記載することになる。最初に
生成したリクエストパケットに、第2の範囲の最小値で
ある”010101”を記載したら、2番目に生成され
るリクエストパケットには、”010101”より1だ
け大きい”010110”を記載し、その後は、リクエ
ストパケットを生成するごとに、”010111”、”
011000”、”011001”、…というように、
1ずつ増加するtLabelを順次記載していく。
【0047】このようにして、各リクエストパケットを
生成するごとに、tLabelを記載していくと、tLabelは順
次増加していくので、やがては各範囲でとりうるtLabel
の最大値を記載することになる。例えば、第2の範囲で
は、その最大値である”101001”を記載すること
になる。
【0048】各範囲でとりうるtLabelの最大値を記載し
たら、次に生成されるリクエストパケットには、tLabel
の最大値よりも1だけ大きいtLabelを記載するのではな
く、各範囲でとりうるtLabelの最小値を記載する。その
後は、リクエストパケットを生成するごとに順次1ずつ
大きいtLabelを記載していく。
【0049】例えば、第2の範囲では、tLabelの最大値
である”101001”が記載されたリクエストパケッ
トの次に生成されるリクエストパケットには、tLabelの
最小値である”010101”を記載し、その後は、”
010110”、”010111”、…と、1ずつ大き
いtLabelを順次記載していく。
【0050】このようにして、各リクエストパケットに
tLabelを記載していくと、長期間でみた場合には、複数
のリクエストパケットに同一のtLabelが記載されてしま
うことになるが、少なくとも、リクエストパケットを生
成して送信してから、そのリクエストパケットに対応す
るレスポンスパケットを受信するという一連の処理が終
了するまでの短期間においては、同一のtLabelが2つの
リクエストパケットに記載されるということはない。従
って上記したようにtLabelを記載しても、リクエストパ
ケットを送信して一連の処理が終了するまでの間は、tL
abelによってリクエストパケットの区別をすることは可
能である。
【0051】以上説明したように本実施形態では、各リ
クエストパケットを他のリクエストパケットと識別する
6ビットの情報であるtLabelが、その大きさによって第
1〜第3の範囲に分けられ、第1〜第3の送信装置31
〜33のいずれかに対応付けられている。
【0052】かかるtLabelをリクエストパケットに記載
することで、リクエストパケットを第1〜第3の送信装
置31〜33のいずれかに対応付けることができ、送信選
択装置9が、tLabelを読み出すことで、各リクエストパ
ケットを、tLabelで対応付けられた第1〜第3の送信装
置31〜33に割り振ることができる。第1〜第3の送信
装置31〜33は、リクエストパケットの種類に応じて設
けられているので、送信装置が1個の場合に比して、リ
クエストパケットの送信効率を高めることができる。
【0053】また、パケット生成装置5は、リクエスト
パケットを生成する際に、第1〜第3の送信装置31
3にリクエストパケットを割り振るという動作はして
いないので、送信装置の数が増減しても、出力端子の数
を変え、それに応じてパケット生成装置の内部構成を変
えなくともよい。
【0054】従って、送信装置の数の増減に対応するに
はパケット生成装置115の内部構成を変える必要があ
った従来に比して、容易に送信装置の個数の増減に対応
することができる。
【0055】なお、tLabelは、リクエストパケットに記
載される他の情報(destination ID、source IDなど)に
比して、記載する際の制限が少ないので、tLabelの値が
とり得る範囲を、第1〜第3の範囲に分けることが容易
にでき、第1〜第3の送信装置31〜33に対応付けるこ
とが容易にできる。従って本実施形態では、識別情報と
してtLabelを用いているが、本発明はこれに限らず、各
リクエストパケットに記載することででき、各送信装置
1〜33に対応付けることが可能な情報であればどのよ
うな情報を記載してもよい。
【0056】また、本実施形態では、tLabelのとりうる
値を、3つの範囲に分けることで第1〜第3の送信装置
1〜33に対応付けているが、本発明はこれに限らず、
tLabelが3種類に分類できればよく、例えば(3の倍
数)、(3の倍数+1)、(3の倍数+2)の値をそれぞれ
とるtLabelが、第1、第2、第3の送信装置31〜3
3に、それぞれ対応付けられるようにしてもよい。
【0057】さらに、本実施形態では、新たなリクエス
トパケットを生成するごとに、tLabelの値が1ずつ大き
くなるようにしてtLabelを記載しているが、本発明はこ
れに限らず、各範囲の中で一定の規則に従って記載する
ことができれば足り、例えば新たなリクエストパケット
を生成するごとに、2ずつ大きくなるように記載しても
よいし、1ずつ小さくなるように記載してもよい。ま
た、本実施形態では、3個の送信装置31〜33を有して
いるが、本発明はこれに限らず、例えば5個や7個の送
信装置を設けてもよい。
【0058】さらに、本実施形態では、参照用記憶装置
8を設けて、ここに予めtLabelの範囲を書き込んでお
き、マイコン2、送信選択装置9がそれぞれtLabelを付
すときや、読み出すときに、参照用記憶装置8内のtLab
elの範囲を参照しているが、本発明はこれに限らず、例
えば、マイコン2の内部と、送信選択装置9の内部とに
tLabelの範囲を記憶させておき、各々が内部に書き込ん
だtLabelの範囲を参照するような構成にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の送信装置がある場合に、送信装置の種類に応じて、
リクエストパケットを割り当てて送信することができ
る。
【0060】また、パケット生成装置の内部構成を変え
る必要があった従来に比して、容易に送信装置の個数の
増減に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のデータ処理装置の構成を示
す図
【図2】リクエストパケットのフォーマットを説明する
【図3】(a):従来のデータ処理装置の構成を示す図 (b):複数の送信装置を有する従来のデータ処理装置の
構成を示す図
【符号の説明】
1……データ処理装置 2…マイコン(制御装置) 3
1〜33…パケット送信装置(送信装置) 4…パケット
受信装置(受信装置) 5…パケット生成装置 6…IEEE
1394バス(シリアルバス) 8…参照用記憶装置 9…送
信選択装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生駒 伸一郎 東京都港区北青山3丁目6番12号 青山富 士ビル 日本テキサス・インスツルメンツ 株式会社内 (72)発明者 島田 満 東京都港区北青山3丁目6番12号 青山富 士ビル 日本テキサス・インスツルメンツ 株式会社内 Fターム(参考) 5K032 AA01 CD01 DB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種類毎に異なる識別情報を備えるリクエス
    トパケットを生成するパケット生成装置と、 上記パケット生成装置により生成されたリクエストパケ
    ットを入力し、当該リクエストパケットを上記識別情報
    に基づき選別して出力する送信選択装置と、 シリアルバスに接続され、上記送信選択装置から供給さ
    れるリクエストパケットを上記シリアルバスに送信する
    複数の送信装置と、 上記シリアルバスに接続され、上記リクエストパケット
    に対応するレスポンスパケットを上記シリアルバスから
    受信する受信装置と、 を有し、上記識別情報が上記複数の送信装置のそれぞれ
    に対応付けられているデータ処理装置。
  2. 【請求項2】上記リクエストパケット、上記レスポンス
    パケット、並びに上記シリアルバスがIEEE1394規格に準
    拠するように構成されている請求項1に記載のデータ処
    理装置。
  3. 【請求項3】上記識別情報としてtLabelを用いるように
    構成されている請求項2に記載のデータ処理装置。
JP34767498A 1998-12-08 1998-12-08 データ処理装置 Expired - Fee Related JP4067205B2 (ja)

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