JP4066758B2 - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電ランプ点灯装置、特に水銀無封入型の高輝度放電ランプを用いた車両用前照灯に好適な放電ランプ点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の放電ランプ点灯装置として、本出願人は特開平9−17590に示すものを提案している。このものは、少なくとも一つのスイッチング手段を有し、電源から水銀封入型の高輝度放電ランプに適切な電力を供給する点灯回路部と、この点灯回路部に放電ランプへの供給電力の指令信号を与える制御部を有する点灯装置において、制御部は、点灯開始から点灯時間に応じて予め設定されたランプ電力で放電ランプを点灯させ、点灯開始から所定時間の経過後はランプ電圧に応じて予め設定されたランプ電力で放電ランプを点灯させるように制御するものである。
【0003】
これにより、始動初期は点灯時間に応じて予め設定されたランプ電力で点灯するので、放電ランプのばらつきにかかわらず、安定に光束を急速に立ち上げることができるとともに、点灯安定後はランプ電圧に応じたランプ電力で点灯するので、安定な光束を得られる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−17590号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の水銀封入型の高輝度放電ランプには水銀が封入されており、環境上の問題があった。このため、近年においては、水銀無封入型の高輝度放電ランプが開発されている。このものには、水銀代替物質として比較的蒸気圧が高い金属ハロゲン化物(沃化亜鉛など)と、希ガスのキセノンなどが封入されている。このものは、水銀が実質的に封入されていないので、水銀無封入型の高輝度放電ランプ内の発光管温度が上昇するまでは、キセノンの発光が支配的な状態になり、光量の立上りに比較的長い時間を要する。また、図11に示すように水銀無封入型の高輝度放電ランプに始動時から一定の電力を供給すると、ある時点で発光効率が急増し、その結果、光束が急激に増加する。これにより、水銀無封入型の高輝度放電ランプの光出力を一定に制御することが困難になることが想定される。
【0006】
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、水銀無封入型の高輝度放電ランプのランプ始動後に発光効率が増加しても、安定した光を出力する放電ランプ点灯装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明においては、直流電源と、直流電源に接続され、直流電力を変化させるか、直流電力を交流電力に逆変換するか又は直流電力を変化させた後に交流電力に逆変換する電力変換部と、電力変換部に高電圧パルスを発生するイグナイタを介して接続される水銀無封入型の高輝度放電ランプと、水銀無封入型の高輝度放電ランプへ適正な電力が供給されるように電力変換部を駆動するための制御部と、を備えてなる放電ランプ点灯装置において、前記制御部は、予めランプの発光効率とランプ電力を積分した電力積との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後の電力積が、発光効率が増加する電力積に対応する電力積目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明においては、請求項1記載の発明において、前記制御部は、電力積目標値設定回路を有し、電力積目標値をランプ始動時の設定電力値で除することにより、ランプ始動後、供給電力を低減させるまでの時間を決定することを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明においては、請求項1記載の発明において、電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の増加分との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧の初期値とランプ電圧検出値とを減算することにより得られるランプ電圧の増加分が、発光効率が増加するランプ電圧の増加分の目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明においては、請求項1記載の発明において、電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の傾きとの関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧検出値を微分することにより得られるランプ電圧の傾きが、発光効率が増加するランプ電圧の傾きの目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記制御部は、発光管の温度を近似的に把握する発光管温度検出手段を有し、発光管温度検出手段の検出結果に応じてランプ始動時の設定電力値、電力積目標値、ランプ電圧の増加分の目標値、又はランプ電圧の傾きの目標値を決定することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態を、図1に基づいて説明する。
【0013】
図1において、1は直流電源、2はスイッチ、3は電力変換部、4はイグナイタ、5は水銀無封入型の高輝度放電ランプ、6は制御部である。
【0014】
直流電源1は、例えば、車両に搭載されるバッテリ−からなる直流電源であって、所定の電圧(例えば、14V)を出力する。このものは、スイッチ2を介して電力変換部3に接続される。
【0015】
電力変換部3は、DC−DCコンバータ3aとインバータ3bで構成される。DC−DCコンバータ3aは、直流電源1からの直流電力を変化させるものであって、直流電圧を昇圧(例えば、400V)するものである。DC−DCコンバータ3aの入力端子、すなわち、平滑コンデンサ31の両端は、スイッチ2を介して直流電源1に接続されている。平滑コンデンサ31には、トランス33の一次巻線n1とスイッチング素子32の直列回路が接続されている。トランス33の2次巻線n2の両端間には、ダイオード34とコンデンサ35の直列回路が接続されている。ここでダイオード34のアノードは、コンデンサ35に接続されている。さらに、コンデンサ35には電流検出用の抵抗36が接続されている。インバータ3bは、DC−DCコンバータ3aで出力された直流電力を交流電力に逆変換するものである。このものは、図示はしない4個のスイッチング素子からなるブリッジ回路で構成され、DC−DCコンバータ3aの出力端子であるコンデンサ35及び抵抗36に接続されている。そして、インバータ3bは、高電圧パルス電圧を発生するイグナイタ4を介して水銀無封入型の高輝度放電ランプ5に接続されている。
【0016】
水銀無封入型の高輝度放電ランプ5は、従来型の高輝度放電ランプに封入されていた水銀の代替物質として、高い金属ハロゲン化物(沃化亜鉛など)と、希ガスのキセノンなどが封入されている。このものには、水銀が実質的に封入されていないので、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5内の発光管温度が上昇するまでは、キセノンの発光が支配的な状態になり、光量の立上りに比較的長い時間を要する。
【0017】
制御部6は、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5へ適正な電力が供給されるように電力変換部3を駆動するためのものである。このものは、コンデンサ31の高圧側に接続される端子V1と、スイッチング素子32に接続される端子D1と、ダイオード34のアノード側に接続される端子V2と、抵抗36に接続される端子I2と、インバータ4に接続される端子D21、端子D22を有している。
【0018】
なお、端子V1には、平滑コンデンサ31の電圧により、この電圧が所定値(たとえば9V)に達するとスイッチング素子32を駆動させる回路(図示はしない)が接続されている。また、端子D21、端子D22には、コンデンサ35からの直流電力を交流電力に逆変換するインバータ3bを駆動させる駆動回路(図示はしない)が接続されている。
【0019】
端子I2は、反転増幅回路42を介して乗算器47の入力端子に接続されている。そして、端子V2は反転増幅回路41を介して乗算器47に接続されている。また、乗算器47の出力端子は、誤差増幅回路44の入力端子(+)に接続され、また積分器48を介して比較器49の入力端子(+)にも接続されている。電力積目標値設定回路50は、比較器49の入力端子(−)に接続されている。ここで、積分器48、比較器49、電力積目標値設定回路50は、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5の発光効率の増加を検知する発光効率増加検出手段7を構成する。この積分器48は、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5が始動した後のランプ電力を時間で積分して電力積を求めるものである。電力積目標値設定回路50は、記憶部を有するものであって、予め水銀無封入型の高輝度放電ランプ5における電力積と発光効率の関係を求め、発光効率が増加を開始する電力積の値を電力積目標値として入力している。そして、比較器49は、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5のランプ電力を積分して求めた電力積と電力積目標値を比較するものである。このように、発光効率増加検出手段7は、発光効率を直接検出するのではなく、予め発光効率と電力積の関係を把握しておき、電力積の値から発光効率が増加するポイントを把握するようにしているのである。
【0020】
比較器49の出力端子は、出力電力設定回路43を介して誤差増幅回路44に接続されている。出力電力設定回路43は、発光効率の増加を検知した後に、低減するランプ電力の電力目標値を出力するものである。誤差増幅回路44の出力端子は、コンパレータ46の入力端子(−)に接続され、発振器45の出力はコンパレータ46の入力端子(+)に接続されている。コンパレータ46の出力端子は端子D1に接続されている。
【0021】
次に動作を説明する。まず、スイッチ2を投入すると、平滑コンデンサ31の両端の電圧が所定の電圧以上になり、制御部6は、後述する端子D1の信号によりスイッチング素子31をオン・オフする。これにより、DC−DCコンバータ3aは、直流電源1からの直流電力を制御し、DC−DCコンバータ3aの出力端子には、昇圧された直流電圧が出力される。この状態において、イグナイタ5は、高電圧パルスを発生する。これにより、電極間の絶縁が破壊されて水銀無封入型の高輝度放電ランプ5は始動する。そして、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5の始動後、インバータ3bは、DC−DCコンバータ3aからの直流電力を交流電力に逆変換し、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5に交流電力を供給する。
【0022】
このとき、制御部6内の反転増幅回路41には、ランプ電圧に対応するコンデンサ35の両端の電圧が端子V2を介して入力される。反転増幅回路41は、端子V2からの電圧値を受け、反転、増幅して乗算器47に出力する。反転増幅回路42には、ランプ電流に対応する抵抗36の両端の電圧が端子I2を介して入力される。反転増幅回路42は、端子I2からの電圧値を受け、反転、増幅して乗算器47に出力する。乗算器47は、反転増幅回路41からの電圧値及び反転増幅回路42からの電圧値を受け、電力値を算出し誤差増幅回路44及び積分器48に出力する。積分器48は、乗算器47からの電力値を受け、ランプ始動からの電力値を積分し、比較器49の入力端子(+)に出力する。電力積目標値設定回路50は、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5の電力設定値を比較器49の入力端子(―)に出力する。比較器49は、積分器48からの電力積と電力積目標値設定回路50からの電力積目標設定値を比較し、電力積が電力積目標設定値に達した場合、すなわち発光効率が増加を開始するだけの電力積が水銀無封入型の高輝度放電ランプ5に入力された場合に、ランプ電力低減開始信号を出力電力設定回路43に出力する。出力電力設定回路43は、ランプ電力低減開始信号を受けて、電力目標値を誤差増幅回路44に出力する。誤差増幅回路44は、乗算器47からの電力値と、出力電力設定回路43からの電力目標値を受け、電力値と電力目標値の誤差電力値をコンパレータ46に出力する。コンパレータ46は、誤差増幅回路44からの誤差電力値と、発振器45からの一定周波数の三角波ないし鋸歯状波を比較し、誤差増幅回路44からの誤差電力値に対応したパルス幅を有するコンバータ制御信号、すなわち水銀無封入型の高輝度放電ランプ5への供給電力を低減させる信号を電力変換部3に出力する。その後、高輝度放電ランプ5への供給電力は、出力電力設定回路43で設定された電力目標値に従い徐々に低減される。
【0023】
以上のように、本実施形態では、ランプ始動後の電力積が、発光効率が増加する電力積に対応する電力積目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5への供給電力を低減させる。これにより、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5のランプ始動後に発光効率が増加しても、安定した光を出力する放電ランプ点灯装置を提供することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態を、図2に基づいて説明する。
【0024】
本実施形態では、出力電力設定回路43からの電力目標値を積分器48で積分する点が第1の実施形態と異なる。すなわち、積分器48は出力電力設定回路43の出力端子に接続され、出力電力設定回路43からの電力目標値を積分して電力積を算出し、電力積目標値設定回路50に出力する。比較器49は、電力積目標値設定回路50からの電力積目標値と積分器48からの電力積とを比較し、電力積分値が電力設定値に達した場合に、ランプ電力低減開始信号を出力電力設定回路43に出力する。その後の動作は、第1の実施形態と同じである。
【0025】
このものは、実際のランプ電力と電力目標値が等しくなるように制御がなされているので、上記動作により第1の実施形態と同様の効果を得ることができるうえに、ランプ電流又はランプ電圧の検出時にノイズ等が発生しても、その影響を受けない。
(第3の実施形態)
第3の実施形態を、図3に基づいて説明する。
【0026】
本実施形態では、反転増幅回路42が、乗算器47を介さないで誤差増幅回路44に接続されている点、及び反転増幅回路41が乗算器47を介さず、目標電流演算回路51を介して誤差増幅回路44に接続されている点、目標電流演算回路51に出力電力設定回路43及び積分器48が接続されている点が第2の実施形態と異なる。すなわち、出力電力設定回路43は、ランプ電力低減信号を目標電流演算回路51に出力する。目標電流演算回路51は、出力電力設定回路43からのランプ電力低減信号を受け、反転増幅回路41からの出力で除算することによりランプ電力低減信号に応じて出力すべき電流値が算出され、誤差増幅回路44に出力する。誤差増幅回路44は、目標電流演算回路51からの目標電流値と反転増幅回路42からの電流検出値を受け、電流検出値と目標電流値の誤差電流値をコンパレータ46に出力する。その後の動作は、第1の実施形態と同じである。
【0027】
このものにおいても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、ランプ電流と目標電流値とが同じになるよう制御されるため、ランプ始動直後にランプ電流が過大になることを容易に制御することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態を、図4(a)、(b)に基づいて説明する。
【0028】
本実施形態では、第2の実施形態又は第3の実施形態において、積分器48を用いずに、比較器49に替えて除算器52が接続されている点が異なる。出力電力設定回路43は、始動時設定電力値を除算器52に出力する。また、電力積目標値設定回路50は、電力設定値を除算器52に出力する。除算器52は、出力電力設定回路43からの始動時の電力目標値と電力積目標値設定回路50から電力積目標値を受け、電力積目標値を始動時の電力目標値で除算し、出力低減開始時間を出力電力設定回路43に出力する。出力電力設定回路43は、除算器52から出力低減開始時間を受け、出力低減開始時間と始動時の電力目標値の値に基づいて図4(b)に図示するような電力目標値を、第2の実施形態で述べた誤差増幅回路44又は第3の実施形態で述べた目標電流演算回路51へ出力する。図4(b)において、Wmは始動時の電力目標値であり、thは出力低減開始時間である。
【0029】
このものは、積分器48を用いることなく、第1の実施形態と同様の効果を得らることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態を、図5、図6及び図7に基づいて説明する。図5は、発光管温度検出手段8を示したものである。このものにおいては、抵抗RaとコンデンサCが直列に接続され、コンデンサCに並列に抵抗Rbが接続される。そして、抵抗RaはスイッチSWを介して基準電源Vrに接続されている。この回路においては、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5の点灯時、コンデンサC、抵抗Ra及び抵抗Rbから決まる時定数で充電される。また、消灯時には、コンデンサCと抵抗Raから決まる時定数で放電される。ここで、コンデンサC、抵抗Ra及び抵抗Rbから決まる時定数とコンデンサCと抵抗Raから決まる時定数を水銀無封入型の高輝度放電ランプ5の発光管温度に対応するように設定することで、発光管温度に相当する電圧を発生させる。たとえば充電の時定数は、4秒から10秒、放電の時定数は20秒から60秒の値に設定する。
【0030】
図6(a)は、発光管温度検出手段8の出力と始動時の電力目標値との関係を示したものである。また、図6(b)は、発光管温度検出手段8の出力と電力積目標値の関係を示したものである。コンデンサCの電圧が零の場合は、発光管が冷えて一定の温度となる初始動の状態に相当し、(Rb/(Ra+Rb))・Vrのときは、温度が高い(安定点灯)状態を示している。すなわち、ランプ初始動のときは、始動時の電力目標値及び電力積目標値が最大の値に設定される。
【0031】
また、再始動のときは、再始動前の消灯時間に応じて、始動時の電力目標値及び電力積目標値が設定される。また、点灯した後、ただちに消灯し、再び点灯した場合においても、同様にコンデンサCの電圧に応じて適切に各値が設定される。
【0032】
図7は、設定した始動時の電力目標値及び電力積目標値でランプ電力を水銀無封入型の高輝度放電ランプ5に与えた場合の、点灯時間とランプ電力の関係を示したものである。図7中、thは出力低減開始時間であり、tsは点灯が安定する時間である。このように、図6及び図7により始動時の電力目標値と電力積目標値によって、ランプ電力が水銀無封入型の高輝度放電ランプ5与えられることで、ランプの状態に応じて適切に光出力を立ち上げることができる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態を、図8に基づいて説明する。
【0033】
図8はマイコン制御におけるフローを示したものである。直流電源1の投入後、直流電源1の電圧が始動可能であるかどうかを判断する。直流電源1の電圧が一定の値(たとえば9V)未満の場合には直流電源投入後に戻る。また、直流電源1の電圧が一定の値以上であれば、図5に示した発光管温度検出手段8からの出力又はマイコン内部の点灯、消灯時間のカウントによる発光管温度近似値の読み込みを行う。つぎに、温度の読み込みに応じた値をメモリから読み出して、電力積目標値を決定する。また、同様に温度の読み込みに応じた値をメモリから読み出して、始動時設定電力値を決定する。つぎに、たとえば直流電源1の電圧に応じてメモリにより直流電源1の電圧、装置内部温度等による最大出力制限値を決定する。
【0034】
そして、始動時設定電力値が直流電源1の電圧、装置内部温度等による最大出力制限値より大きい場合には、始動時設定電力値の見なおしを実施する。また、始動時設定電力値が直流電源1の電圧、装置内部温度等による最大出力制限値より大きい場合には、始動時設定電力値を採用する。つぎに、電力積目標値を始動時設定電力値で除算した時間又は予め設けたメモリからの値の読み出し等により、電力低減開始時間を決定する。
【0035】
以上のように、ランプには図7に示したような適切な電力が与えられ、光出力をすみやかにまた違和感なく立ち上げることが可能となる。また、マイコンを用いることにより、回路の簡素化が図れるとともに、設計の自由度が広がる利点がある。
(第7の実施形態)
第7の実施形態を、図9に基づいて説明する。
【0036】
本実施形態は、図3において、出力電力設定回路43と積分器48との接続を開放するとともに積分器48を省き、減算器53、ランプ電圧増加分目標値設定回路55及び始動後初期値記憶手段54を設けたものである。すなわち、反転増幅回路41の出力端子は、目標電流演算回路51、減算器53の入力端子(+)及び始動後初期値記憶手段54の入力端子に接続される。始動後初期値記憶手段54の出力端子は減算器53の入力端子(−)に接続される。そして、減算器53の出力端子は、比較器49の入力端子(+)に接続される。また、ランプ電圧増加分目標値値設定回路55の出力端子は、比較器49の入力端子(−)に接続される。このような構成において、始動後初期値記憶手段54は、反転増幅回路41からランプ始動直後の電圧検出値を受け、記憶するとともに記憶した電圧検出値を減算器53に出力する。また、減算器53は、反転増幅回路41から始動後の電圧検出値を受け、始動後初期値記憶手段54からの電圧検出値と電圧検出値を減算し、比較器49に出力する。比較器49は、減算器53からの出力とランプ電圧増加分目標値設定回路55からの出力を比較し、出力電力設定回路43にランプ電力低減開始信号を出力する。その後の動作は第3の実施形態と同じである。
【0037】
水銀無封入型のランプにおいては、ランプ電圧が始動後ほぼ一定の値を維持し、発光効率の増加とともに上昇する。したがって、ランプ電圧の変化によって、発光効率増加のタイミングを検出することができる。
(第8の実施形態)
第8の実施形態を、図10に基づいて説明する。
【0038】
本実施形態は、図3に示した第3の実施形態において、積分器48及び電力積目標値設定回路50を省き、微分器56とランプ電圧傾き目標値設定回路57を設けたものである。すなわち、反転増幅回路41の出力端子は、微分器56の入力端子に接続される。微分器56の出力端子は、比較器49の入力端子(+)に接続される。ランプ電圧傾き目標値設定回路57の出力端子は、比較器49の入力端子(−)に接続される。
【0039】
この構成において、微分器56は、反転増幅回路41から電圧検出値を受け、電圧検出値の微分を行うとともに電圧検出値の微分値を比較器49の入力端子(+)出力する。また、ランプ電圧傾き目標値設定回路57は、ランプ電圧傾き目標値を比較器49に出力する。比較器49は、微分器56からの電圧検出値の微分値及びランプ電圧傾き目標値を比較し、目標値以上であれば、出力電力設定回路43にランプ電力低減開始信号を出力する。その後の動作は第3の実施形態と同じである。
【0040】
このようにすることにより、ランプ電圧の傾きの変化によって、発光効率増加のタイミングを検出することができる。
【0041】
なお、上記の実施形態においては、水銀無封入型の高輝度放電ランプ5を交流点灯したが、インバータ3bを用いず、直流で点灯してもよい。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に係る発明においては、直流電源と、直流電源に接続され、直流電力を変化させるか、直流電力を交流電力に逆変換するか又は直流電力を変化させた後に交流電力に逆変換する電力変換部と、電力変換部に高電圧パルスを発生するイグナイタを介して接続される水銀無封入型の高輝度放電ランプと、水銀無封入型の高輝度放電ランプへ適正な電力が供給されるように電力変換部を駆動するための制御部と、を備えてなる放電ランプ点灯装置において、前記制御部は、予めランプの発光効率とランプ電力を積分した電力積との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後の電力積が、発光効率が増加する電力積に対応する電力積目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するようにしたので、ランプ始動後の電力積が、発光効率が増加する電力積に対応する電力積目標値に達した場合に、高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる。これにより、水銀無封入型の高輝度放電ランプのランプ始動後に発光効率が増加しても、安定した光を出力することができる。また、始動後のランプ電力がばらつく場合においても発光効率が増加するポイントを把握することができる。
【0044】
請求項に係る発明においては、請求項1記載の発明において、前記制御部は、電力積目標値設定回路を有し、電力積目標値をランプ始動時の設定電力値で除することにより、ランプ始動後、供給電力を低減させるまでの時間を決定するようにしたので、より簡単に発光効率が増加するポイントを把握することができる。
【0045】
請求項に係る発明においては、請求項1記載の発明において、電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の増加分との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧の初期値とランプ電圧検出値とを減算することにより得られるランプ電圧の増加分が、発光効率が増加するランプ電圧の増加分の目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するようにしたので、電流検出値を用いることなく発光効率が増加したことを判断することができる。
【0046】
請求項に係る発明においては、請求項1記載の発明において、電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の傾きとの関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧検出値を微分することにより得られるランプ電圧の傾きが、発光効率が増加するランプ電圧の傾きの目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するようにしたので、より確実に発光効率の増加を把握することができる。
【0047】
請求項に係る発明においては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記制御部は、発光管の温度を近似的に把握する発光管温度検出手段を有し、発光管温度検出手段の検出結果に応じてランプ始動時の設定電力値、電力積目標値、ランプ電圧の増加分の目標値、又はランプ電圧の傾きの目標値を決定するようにしたので、ランプ点灯時間及び消灯時間によって、ランプ始動時の発光管温度が変化し、これに伴い発光効率が増加する条件が変化しても、発光効率が増加する条件を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の回路図である。
【図2】 第2の実施形態の回路図である。
【図3】 第3の実施形態の回路図である。
【図4】 第4の実施形態の回路図(a)及び電力目標値と時間との関係を示す図(b)である。
【図5】 第5の実施形態の回路図である。
【図6】 第5の実施形態において、発光管温度検出手段出力と始動時の電力目標値との関係を示した図(a)及び発光管温度検出手段出力と電力積目標値との関係を示した図(b)である。
【図7】 第5の実施形態において、点灯時間とランプ電力の関係を示した図である。
【図8】 制御のフローを示した図である。
【図9】 第7の実施形態の回路図である。
【図10】 第8の実施形態の回路図である。
【図11】 水銀無封入型の高輝度放電ランプに一定電力を入力した場合の時間と光束の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 直流電源
2 スイッチ
3 電力変換部
3a DC−DCコンバータ
3b インバータ
4 イグナイタ
5 水銀無封入型の高輝度放電ランプ
6 制御部
7 発光効率増加検出手段

Claims (5)

  1. 直流電源と、直流電源に接続され、直流電力を変化させるか、直流電力を交流電力に逆変換するか又は直流電力を変化させた後に交流電力に逆変換する電力変換部と、電力変換部に高電圧パルスを発生するイグナイタを介して接続される水銀無封入型の高輝度放電ランプと、水銀無封入型の高輝度放電ランプへ適正な電力が供給されるように電力変換部を駆動するための制御部と、を備えてなる放電ランプ点灯装置において、前記制御部は、予めランプの発光効率とランプ電力を積分した電力積との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後の電力積が、発光効率が増加する電力積に対応する電力積目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  2. 前記制御部は、電力積目標値設定回路を有し、電力積目標値をランプ始動時の設定電力値で除することにより、ランプ始動後、供給電力を低減させるまでの時間を決定することを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の増加分との関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧の初期値とランプ電圧検出値とを減算することにより得られるランプ電圧の増加分が、発光効率が増加するランプ電圧の増加分の目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  4. 電力積に代えて、予めランプの発光効率とランプ電圧の始動後の傾きとの関係から発光効率が増加するポイントを把握しておき、ランプ始動後のランプ電圧検出値を微分することにより得られるランプ電圧の傾きが、発光効率が増加するランプ電圧の傾きの目標値に達したときに、水銀無封入型の高輝度放電ランプへの供給電力を低減させる信号を電力変換部に出力するものであることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  5. 前記制御部は、発光管の温度を近似的に把握する発光管温度検出手段を有し、発光管温度検出手段の検出結果に応じてランプ始動時の設定電力値、電力積目標値、ランプ電圧の増加分の目標値、又はランプ電圧の傾きの目標値を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放電ランプ点灯装置。
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