JP4066118B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関するものであり、特に長尺に連続した記録材への印刷に適した印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に電子写真方式を用いたレーザプリンタの全体構成を示す。
【0003】
図1において、1はレーザプリンタであり、そのコントローラ22からの印刷動作開始信号に基づいて感光ドラム21が矢印方向に回転を始める。感光ドラム21は、レーザプリンタ1の印刷速度に相当する速度で回転し、印刷動作が終了するまで回転を続ける。感光ドラム21が回転を開始すると、コロナ帯電器2に高電圧が印加され、感光ドラム21表面に例えば正の電荷が均一に帯電される。回転多面鏡3は、レーザプリンタ1に電源が投入されると直ちに回転を開始し、電源が投入されている間、高精度に定速回転が維持される。半導体レーザや発光ダイオードなどで構成された光源4から出力した光は、回転多面鏡3で反射し、fθレンズ5を通じて感光ドラム21上を走査しながら照射する。
【0004】
ドットイメージに変換された文字データや図形データがレーザビームのオン/オフ信号としてコントローラ22からレーザプリンタ1に送られると、感光ドラム21の表面にレーザビームが照射される部分と照射されない部分とが形成され、いわゆる静電潜像が形成される。この静電潜像を保持した感光ドラム領域が現像装置6と対向する位置に到達すると、静電潜像にトナーが供給され、レーザビームの照射により感光ドラム21上の電荷が消失した部分に、例えば正電荷に帯電したトナーが静電気により吸引されて感光ドラム21上にトナー像が形成される。
【0005】
用紙ホッパ11に収納された連続した用紙7は、搬送手段となるトラクタ8およびトラクタ9によって、感光ドラム21上に形成された印刷データのトナー像が転写位置に到達するタイミングと同期させて、感光ドラム21と転写器10の間に向けて搬送される。
【0006】
感光ドラム21上に形成されたトナー像は、用紙7の背面側にトナー像と逆極性の電荷を付与する転写器10の作用によって用紙7上に吸引される。このようにして、用紙ホッパ11にセットされていた用紙7は、トラクタ8、転写器10、トラクタ9およびバッファプレート24を経て定着装置12に搬送される。定着装置12に到達した用紙7は、プレヒータ13で予熱された後、ヒータランプ25を備えた加熱ローラ14と加圧ローラ15からなる一対の定着ローラによって形成されるニップ部によって加熱加圧されながら挟持搬送され、トナー像が用紙7に溶融定着される。
【0007】
加熱ローラ14と加圧ローラ15によって送り出されてきた用紙7は、用紙送出しローラ16によってレーザービームプリンタから排出される。もしくは、スタッカテーブル19側へ送り出されるとともに、スイングフィン17の揺動動作によってミシン目に沿って交互に折り分けられ、さらに、回転するパドル18で折りたたみ状態が整えられながら、スタッカテーブル19上に積み重ねられて行く。感光ドラム21の転写位置を通過した領域は、清掃装置20で清掃され、次の印刷動作に備えられる。
【0008】
なお、図1において、23は印刷動作中のレーザプリンタ1の状態に基づく情報を表示したりする表示画面である。また、上述のバッファプレート24は、トラクタ9および定着ローラ14,15間で用紙搬送速度差が生じた場合に、用紙7に発生するたるみ、あるいは張りを吸収するためのものである。また、26は加熱ローラ14表面に接触可能に、且つ巻取り可能に設けられたウェブ部材を示しており、加熱ローラ14表面の清掃ならびに加熱ローラ14表面への離型剤の塗布を行うためのものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図3に従来の印刷装置の用紙搬送装置の一例を示す。感光ドラム21を傷つけないために用紙7に付着している異物等を排除するため感光ドラム21直前には一定の隙間をなして配置された一対のシャフト部材27が設けられており、このシャフト部材27間に用紙7を通すことにより、仮に用紙7の表面にゴミその他の異物が付着していた場合には、シャフト部材27によって掻き取られる様に構成されている(以下、このシャフト部材を「プリメジャー」と称する)。
【0010】
このため、用紙7がプリメジャー27の隙間を通過する時に異物や用紙7に設けられた折りたたみ用のミシン目等が抵抗となり用紙の振動が発生する。
【0011】
また、用紙ホッパ11に置かれた箱から用紙を送り出す時の張力変化や、何らかの衝撃的な張力変化は転写位置まで及ぶため、転写時に用紙が振動しトナーが用紙送行方向に対して振れる現象(以下、「転写振れ」と称する)が発生し、印刷画質を悪化させてしまう。
【0012】
従って、本発明の目的は、用紙の張力変化やプリメジャーへの衝突振動による転写振れを抑制し、高品質画像を得られる印刷装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写させる転写手段と、前記転写手段に対し記録材搬送方向上流部に設けられた搬送手段と、前記転写手段へ供給する記録材を収容するホッパとを備えた印刷装置において、前記ホッパおよび搬送手段間の記録材搬送経路上に、駆動源により回転する複数本の摩擦搬送ローラによって形成される巻付経路を形成するとともに、前記巻付経路における巻角の合計が120度〜400度の範囲となるように前記摩擦搬送ローラを設置し、且つ前記巻付経路の前段に、所定の隙間をなして配置された一対のシャフトを備えることにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図2を用いて説明する。なお、印刷装置の全体構成については図1と同等であるから、その説明は省略する。
【0015】
図2において、従来技術と異なる点は、用紙ホッパ11とトラクタ8との間の搬送経路上に、搬送補助機構29を設けた点にある。搬送補助機構29は、モータ31からの駆動力を受けて回転する複数本の摩擦搬送ローラ30a,30bによって形成される巻付経路を構成しており、各ローラ30a,30bはモータ31の回転力をベルト32を介し伝達され矢印方向に回転できるようになっている。なお、図2において28は用紙7を感光ドラム21表面に押し当てるためのリトラクタブレードである。
【0016】
ここで、摩擦搬送ローラ30a,30bについては、巻付経路における巻角の合計が120度〜400度の範囲となるように設置(好ましくは250度程度)するとよく、120度以下に設定した場合は補助的な搬送力が足りず、また、400度以上に設定した場合は搬送力が大きくなり過ぎてしまい、「補助」をなさなくなってしまう。
【0017】
また、搬送補助機構前後の用紙張力をT1,T2とすると、T2=T1/Eとなる(E>1)。式中のEはローラの摩擦係数やローラへの巻付角度に影響を受け変化する。T1に何らかの張力振動があった場合は、振動振幅はEで除されるため、振動の絶対幅も小さくなる。また、用紙の振動源となっていたプリメジャー27は搬送補助機構29の前段に配している。なお、プリメジャー27が形成する隙間は、使用する用紙の厚さに応じて変更可能に設けられており、種々の用紙に対して異物除去を確実に行える様に配慮がなされている。
【0018】
上記の構成によれば、搬送補助機構29をトラクタ8の前段に配し、さらにその前段にプリメジャー27を設けたので、転写位置に伝わる用紙の振動振幅が小さくなり、転写振れを極力小さくする事が可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上述べた様に本発明によれば、用紙の張力変化やプリメジャーへの衝突振動による転写振れを抑制し、高品質画像を得られる印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの全体構成図。
【図2】本発明の一実施例を示す要部概略図。
【図3】従来例を示す要部概略図。
【符号の説明】
7…用紙、8,9…トラクタ、10…転写器、27…プリメジャー、29…搬送補助機構、30a,30b…摩擦搬送ローラ、31…モータ、32…ベルト。
Claims (2)
- 像担持体上に形成されたトナー像を記録材に転写させる転写手段と、前記転写手段に対し記録材搬送方向上流部に設けられた搬送手段と、前記転写手段へ供給する記録材を収容するホッパとを備えた印刷装置において、前記ホッパおよび搬送手段間の記録材搬送経路上に、駆動源により回転する複数本の摩擦搬送ローラによって形成される巻付経路を形成するとともに、前記巻付経路における巻角の合計が120度〜400度の範囲となるように前記摩擦搬送ローラを設置し、且つ前記巻付経路の前段に、所定の隙間をなして配置された一対のシャフトを備えたことを特徴とする印刷装置。
- 前記一対のシャフトの隙間を変更可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
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JP31453899A JP4066118B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 印刷装置 |
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Family Applications (1)
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JP31453899A Expired - Fee Related JP4066118B2 (ja) | 1999-11-05 | 1999-11-05 | 印刷装置 |
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1999
- 1999-11-05 JP JP31453899A patent/JP4066118B2/ja not_active Expired - Fee Related
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