JP4066085B2 - 投影露光装置、該装置を用いた半導体デバイスの製造方法、及び露光方法 - Google Patents

投影露光装置、該装置を用いた半導体デバイスの製造方法、及び露光方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投影露光装置及び露光方法に関し、特に投影光学系の広範囲な開口数に対して最適な結像性能を有する投影露光装置、該装置を用いた半導体デバイスの製造方法及び露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特に半導体集積回路の製造に用いられる投影露光装置においては、投影光学系は少なくとも被露光物体面側がテレセントリックになっている必要があるところから、投影光学系の開口絞りは、射出瞳が無限遠の位置に来るよう配置するのが理想であるとされる。従来、この開口絞りの光軸方向位置は特定の平面上に固定されていた。これは、射出瞳が無限遠となる為には、開口絞りに対して被露光物体面側の光学系の物体側焦平面上に開口絞りを配すれば良いと考えられるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような投影露光装置における開口絞りの構造は、ガウス光学の理論に基づけば正しいと言える。しかしながら、現実の光学系においては、ガウス光学の条件から外れる場合も多い。即ち、従来技術では、光軸に沿った、投影光学系の開口絞りを挟んでその両側にある光学系が、それぞれ独立に各種収差を補正していることを前提としている。しかしながら、実際には開口絞りの両側の光学系が、それぞれが発生する収差を打ち消し合って、投影光学系全体として収差が補正されるように設計を行うのが普通である。なぜなら、開口絞りを挟む両側の光学系がそれぞれ独立に自分自身の中で各種収差が補正されゼロになるというような設計は非常に困難であり、それを敢えて求めれば、光学系の大型化や製造コスト上昇の原因となるからである。
【0004】
ここで、各種収差の一つに、像面湾曲と呼ばれる現象がある。これは文字通り像面が平面とならずにある曲率を持つもので、これを補正するためには、光学系を構成する各レンズ面のパワーの和が0でなければならない。この条件をペッツバールの条件と呼ぶ。この条件も、通常は投影光学系全体で満足するように設計を行う。したがって、開口絞りの片側の光学系だけでは、ペッツバールの条件を満足しないのが普通である。
【0005】
このため普通は、被露光物体面側から見て無限遠の面、すなわち開口絞りを配置すべき面は、湾曲している。即ち、従来技術で述べた開口絞りの位置は、開口数が無限小の場合の位置であり、ある程度の開口数を光学系が有する場合には、理想の開口絞り位置は光軸方向に若干移動する。
【0006】
また近年は開口数を可変とする装置が普通であるが、従来の装置では開口絞りの光軸方向位置が特定の平面上に固定されているので、ある開口数における射出瞳無限遠の位置にその平面の位置を定めても、変更された他の開口数においては理想の開口絞り位置からずれてしまう。
【0007】
そこで本発明は、開口数の大きさにかかわらず開口絞りが理想的な位置にあるような投影露光装置及び露光方法、さらには半導体デバイスの製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による露光装置は、図1に示すように、パターンの形成された原版を照明する照明系と、該照明系にて照明された前記原版のパターンを感光性基板上に投影する投影系とを備えた露光装置において;前記投影系は、投影光路中に配置されて開口部を持つ開口絞りを有し;該開口絞りは、前記開口部の大きさが変更可能に構成されると共に、該開口部の輪郭の位置が前記投影系の光軸の方向に沿って変更可能に構成され;さらに、前記投影系の開口数を変更するための情報を入力する入力装置と;前記入力装置からの入力情報に基づいて前記投影系の瞳面の形状に関する所定の演算式によって前記開口部の輪郭の位置の前記光軸方向に沿った位置を算出し、該算出結果に基づいて前記開口絞りの前記開口部の大きさ及び前記開口部の輪郭の位置を制御する制御装置とを備える。
【0009】
このように構成すると、前記開口部の大きさが変更可能に構成されると共に、該開口部の輪郭の位置が前記投影系の光軸の方向に沿って変更可能に構成された開口絞りを備えるので、開口絞りの光軸方向の位置が変更可能である。
【0010】
この装置においては、請求項2に記載のように、前記投影系は、前記開口絞りよりも前記原版側に第1光学系と、前記開口絞りよりも前記感光性基板側に第2光学系とを有し;前記開口絞りは、前記第1光学系により形成される湾曲した瞳面に沿って、前記開口の大きさを変更すると共に前記光軸方向での位置を変更するように構成されていてもよい。
【0011】
このように構成すると、第1光学系が湾曲収差を有していても、開口の大きさを変更するとき、その湾曲した瞳面に沿って、開口の光軸方向の位置を変更することができる。
【0012】
以上の装置においては、請求項3に記載のように、前記開口絞りは、所定の平面内で前記開口の大きさを変更すると共に、該開口の大きさの変更に伴って前記所定平面の光軸方向の位置を変更するように構成されていてもよい。
【0013】
このように構成すると、開口絞りの前後の光学系が湾曲収差を有していても、開口の大きさの変更に伴い、その光軸方向の位置を、その湾曲した瞳面に沿って変更することができる。
【0014】
上記目的を達成するために、請求項4に係る発明による半導体デバイスを製造する方法は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の露光装置を用いて、半導体デバイスを製造する方法において;前記投影系の物体面に原版を提供すると共に、前記投影系の物体面に感光性基板を提供する工程と;前記照明系にて前記原版を照明する工程と;前記投影系を介して前記原版のパターンを前記感光性基板に投影露光する工程とを含む。
【0015】
このように構成すると、本発明による露光装置を用いるので、投影系内の開口絞りの前後の光学系が湾曲収差を有していても、開口の大きさの変更に伴い、その光軸方向の位置を、その湾曲した瞳面に沿って変更することができ、最適な結像性能で投影露光ができる。これにより、良好なる原版のパターン像が感光性基板に転写されるため、良好なる半導体デバイスを製造することができる。
【0016】
また、請求項5に係る発明による露光方法は、原版の所定パターンの像を感光性基板上に投影する投影系の瞳面の形状を求める第1工程と、前記投影系の瞳面の形状に基づいて、前記投影系の瞳面に設定される開口絞りの開口部の大きさ及び前記開口絞りの開口部の輪郭の前記投影系の光軸方向での位置を調整する第2工程と、前記投影系によって前記原版のパターン像を前記感光性基板上に投影露光する第3工程とを含む。
【0017】
この場合、請求項6に記載の発明のように、前記第1工程は、前記投影系の瞳面の形状に関する所定の演算式を求めることが好ましく、特に、この演算式は、請求項7に記載の発明のように、前記投影系の光軸上における前記投影系の瞳面の位置を基準位置とし、その基準位置から前記投影系の光軸方向に沿った前記開口絞りの距離をy、投影系の前記感光性基板側の開口数をNA、定数をそれぞれa,b,cとするとき、 y=a(NA)3+b(NA)2+c(NA) の多項式で示されることがより一層望ましい。
【0018】
以上の構成により、投影系の瞳形状に従って開口絞りを最適な位置に設定できるため、投影系の最適な結像性能のもとで、原版の所定パターンの像を感光性基板上に露光することができる。よって、良好なる半導体デバイスを製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の原理の概要と実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
【0020】
近年、パソコン用のハードディスク装置等においては、大容量・高機能化を実現するために高密度化を目指して、微細加工技術の革新が求められている。このような分野におけるハードディスクの磁気ヘッドでも、従来のID(インダクティブ)ヘッドから、現在はMR(磁気抵抗効果)ヘッドへ、今後はGMR(巨大磁気抵抗効果)ヘッドへと、さらに高密度化が必要となる。
【0021】
ここで、フォトリソグラフィの技術における最も基本となる解像力Reと焦点深度Dは、露光波長λと投影光学系の開口数NAとの関係式として、一般にレイリーの式と呼ばれる次式で表される。
【0022】
Re=k1・λ/NA
D =k2・λ/NA2
ここで、k1、k2はプロセス係数である。
【0023】
上式から明らかなように、解像力を向上させる(Reを小さくする)には、波長λの短い露光光を採用するか、または投影光学系の開口数NAを大きくすればよい。しかしながら、投影レンズの開口数NAを大きくすることは、上式から分かるように投影レンズの焦点深度Dを急激に小さくする結果となる。
【0024】
従来のハードディスクの磁気ヘッドを製造するための露光装置の解像力Reは、一般に書き込み側(ID)で約2μm、読み出し側(MR)側で約1.5μmである。また露光光としてはg線が主として利用されている。今後の磁気ヘッド製造用投影露光装置の解像力Reは、書き込み側(ID)で約0.8μm、読み出し側(MR)側で約0.5μmが予想されており、光源としてはi線(λ=365nm)が適用されるようになっていくと考えられる。
【0025】
例えば0.5μmの解像力を得るためには、プロセス係数k1を0.6として、露光光としてi線を利用し、投影レンズの開口数NAを0.45程度に設定すればよい。
【0026】
磁気ヘッドをフォトリソグラフィを利用して製造する際の大きな特徴の一つは、IDヘッド部のレジストが厚いことである。したがって、その製造に用いられる露光装置には非常に大きな焦点深度が要求される。そのため、露光装置の投影光学系には、製造ステップの必要に応じて変更される各開口数NA(0.30〜0.45)において最適な結像性能が要求される。
【0027】
ここで先ず、図7、図8、図9に、本発明の投影系である典型的なi線(λ=365nm)用の投影光学系の構成を示す。図7と図8はレンズデータであり、そのレンズデータにしたがった投影光学系の側面図が図9に示されている。なお図8は図7の続きを示しており、両者を合わせて一連のレンズデータとなる。
【0028】
図7、図8において、1番から56番までの連番は各レンズの面を示す番号である。連番はレチクルR側からウエハW側へ向けて振ってある。rは各レンズの面の曲率半径(mm)、dは各レンズ面間の距離(mm)、nは各レンズの屈折率を示す。例えば、レチクルRに一番近いレンズのレチクルR側の面の曲率半径rは758.59372mm、ウエハW側の面の曲率半径rは273.07409mm、その厚さdは18.01962mm、レンズを構成する光学ガラスのi線(λ=365nm)に対する屈折率nは1.66638である。両曲率半径が正であるので、このレンズはレチクル側に凸のメニスカスレンズであることが分かる。2番目のd=8.00000mmは、第1番目のレンズL11の面2と第2番目のレンズL12の面3との間隔を示す。
【0029】
なお図9においては、合計30枚のレンズにレチクルR側から順番に、またグループ毎に、グループG1;L11、L12、L13、L14、グループG2;L2F、LM1、LM2、LM3、L2R、グループG3;L31・・・L35、グループG4;L41・・・L46、グループG5;L51・・・L58、グループG6;L61、L62と番号が振ってある。
【0030】
開口絞りASは、グループG4中のレンズL45とL46との間、レンズ面で言えば面38と面39との間に配置されている。
【0031】
また図7に示されているように、この投影光学系においては、投影距離(レチクルRから第1番目のレンズL11のレチクルR側の表面までの距離)d0は94.97557、倍率βは1/5、開口数NAは0.57、バック焦点距離(最終レンズL62からウエハWまでの距離)Bfは22.68864、レチクルRとウエハWとの間隔Lは1100mmである。開口絞りASは、レンズL45とレンズL46との間に配置されている。
【0032】
図3〜図6を参照して、以上に構成を示した投影光学系において、開口絞りASを配置すべき、物体側から見て無限遠の面が、どのように湾曲するかを説明する。図3の表において、物体の光軸上から、最大開口数NA(NA=0.57、0.45、0.30)を有する光線を追跡したときに、各面に入射する光線の高さ(光軸からの距離)をhoとし、物体の最大高の位置からの、最大NAを有する周縁光束が各面へ入射する光線の高さをhp(不図示)とする。また、周縁光束hpの主光線に対して光軸に近い側を通る光線の高さをhpu、光軸に対して離れる側を通る光線の高さをhpl、レンズL46の頂点から開口絞りASまでの光軸上に沿った距離をdとする。
【0033】
図3に示してあるのは、最大開口数NA別の、開口絞りASの前後の面の光線の高さである。一般に開口絞りASは、主光線が光軸を切る位置に置くことが理想である。しかしながら、図3を参照すると、物体の光軸上から、最大開口数NAを有する光線を追跡したときに、各面に入射する光線の高さhoと、物体の最大高の位置からの、最大NAを有する光束が各面に入射する光線(各面における高さhpu、hpl)とが交わる位置が非対称であることが分かる。
【0034】
このように非対称成分があるということは、開口数NAを変更したときに光束内の光を均一に絞ることができないことを意味する。光束内の光を均一に絞ることができないと、像面におけるテレセントリシティが悪化する。また、開口数NAの大きさによって上記の光線が交わる位置も異なるため、これらを考慮した位置に開口絞りを配置することが望ましい。
【0035】
図4に、物体面側から見て無限遠の面の位置とテレセントリシティとの関係を開口数NA別に線図で示す。ここでは、主光線が像面に入射する角度をθとしたときのtanθを示しており、また、レンズL46の頂点から主光線が光軸を横切る位置までの光軸に沿った距離は、21.171mmである。
【0036】
図4から分かるように、テレセントリシティを重視すると、開口数NA=0.57では、開口絞りASの位置はd=5.04mmの位置、即ちレンズL46に近い側に配置するのが好ましく、開口数NA=0.30では、開口絞りASの位置はd=16.61mmの位置、即ちレンズL45に近い側に配置するのが好ましいことがわかる。なお、開口数NA=0.30のときは、開口数が比較的小さいので、開口絞りの好ましい位置は、主光線が光軸を切る位置(d=21.171mm)に近くなっている。また、中間の開口数NA=0.45のときは、開口絞りASを置くべき位置はd=10.87mmである。
【0037】
図5は、図3に示される数値を、開口絞りの前後のレンズ群における光路図で示したものである。図5では、開口絞りASは主光線が光軸を切る位置に示されている。図中(A)は、開口数NA=0.57、(B)は開口数NA=0.45、(C)は開口数NA=0.30の場合を示す図である。
【0038】
図6は、前述の好ましい位置に開口絞りASを置いた、開口絞り前後のレンズ群における光路図である。図中(A)(B)(C)は、図5と同様な場合を示し、(D)は、NA=0.57から、0.45、0.30を通って0.0(開口数が無限小)に到る、開口絞りを配置する最適位置を連続的に示した図である。図6の(D)で分かるように、開口絞りの最適位置は3次元的に考えるとレンズ系の光軸を回転中心とした、レチクル側に底を向けたお椀型の回転対称面を形成している(図中破線で示す)。
【0039】
次に、図1は本発明による露光装置である投影露光装置の第1の実施の形態の説明図である。本実施の形態では、光源1としての水銀ランプが、回転楕円面で反射面が形成された集光鏡2の第1焦点の位置に配置されている。集光鏡2の第1焦点と第2焦点の間には、反射鏡3が配置されている。反射鏡3でほぼ直角に折り曲げられた集光鏡2の光軸上の第2焦点の位置には、シャッター4が設けられている。
【0040】
前記光軸上で第2焦点の先には、コリメーターレンズ5が配置されており、ここでほぼ平行な光束に変換された照明光を通過させるバンドパスフィルター6、さらにその先には多数のレンズ要素からなるフライアイレンズ(二次光源生成手段)7が配列されている。
【0041】
なお、二次光源生成手段(オプティカルインテグレータ)としては、フライアイレンズに限ることなく、例えば内面反射型のロッド状の光学部材を用いても良い。さらに、1つの二次数光源生成手段を配置することに限らず、例えば2つのフライアイレンズを直列的に配置しても良く、或いは、2つの内面反射型のロッド状の光学部材を直列的に配置しても良く、さらには、フライアイレンズと内面反射型のロッド状光学部材とを組み合わせて、照明光路中に直列的に配置しても良い。
【0042】
フライアイレンズ7の射出側面に近接して絞り8が設けられており、その先の光軸上にはフライアイレンズ7を通過した光を受ける、コンデンサーレンズ群9、11がこの順で配列されている。コンデンサーレンズ群9と11の中間には照明範囲を決定する視野絞り10が配されている。なおコンデンサー光学系としてのコンデンサーレンズ群11は、本実施の形態ではコンデンサーレンズ13、14を含んで構成されており、コンデンサーレンズ13と14との間には、光軸をほぼ直角に折り曲げるように折り曲げ鏡12が配置されている。
【0043】
以上の光源1からコンデンサーレンズ群11までを含んで、本発明の照明系100が構成されている。
【0044】
コンデンサーレンズ群11の先、光軸上にはレチクルRを載置するレチクルステージ(不図示)が配置されている。レチクルステージの下方、コンデンサーレンズ群11と反対の側には被露光物体である基板Wを載置する基板ステージ(不図示)が配置されており、レチクルステージと基板ステージとの間には、本発明の投影系である投影光学系PLが配置されている。本実施の形態では、投影光学系PLは、本発明の第1光学系であるレンズ系15と第2光学系であるレンズ系16とを含んで構成されている。レチクルRと基板Wとは、投影光学系PLに関して共役な位置に置かれる。
【0045】
それらレンズ系15とレンズ系16の間には、開口数が可変の開口絞り21が挿入配置されている。開口絞り21は、例えば内側が円弧状の輪郭を有する複数の板状のセグメントを、光軸に直交する1平面内で、光軸から見て放射状に移動するようにした通常の写真機の絞りと同様な構造を有する。その内側の円弧の曲率は、当該投影光学系で要求される最大の開口数NAに対応する開口径と同一にする。小開口径のときは、セグメントの数と等しい角の数を有する多角形に近くなるが、近似的には所望の小開口径の開口絞りと見ることができ、セグメントの数を3以上好ましくは5以上さらに望ましくは8以上と多くすれば問題とはならない。
【0046】
開口絞り21には、開口の大きさひいては開口数NAを変更する開口径調整機構22と、開口絞り21の光軸方向の位置を変更する、即ち前記の光軸に直交する平面を光軸方向に移動する光軸方向調整機構23とが接続されている。さらに、開口径調整機構22と光軸方向調整機構23は、制御系31に電気的に接続されている。
【0047】
制御系31は、図6(D)に示したような湾曲面に沿って開口絞りの開口部の輪郭の大きさと位置を変更するように定められたプログラムに従って、開口径調整機構22と光軸方向調整機構23を同期して動かすように構成されている。
【0048】
ここで、制御系31の構成及び動作ついて説明する。
まず、前述の図6(D)に示すように、投影光学系PLの感光性基板W側の開口数をNA、投影光学系PLの光軸上における投影光学系PLの瞳面の位置を基準位置(投影光学系PLのNAが零(NA=0.00)の時の投影光学系PLの瞳の位置)とし、その基準位置から投影光学系PLの光軸方向に沿った開口絞りの距離(光軸方向での移動量)をyとする。
【0049】
このとき、投影光学系PLの瞳の形状は、以下に数式(1)で示すように、NAを変数とする次の多項式(次関数)で近似的に示すことができる。
【0050】
y=a(NA)3十b(NA)2+c(NA) 式(1)
但し、a,b,cはそれぞれ定数である。
【0051】
図6(A)に示すように、NA=0.57のとき、d=5.04mm、y=16.3mmであり、また、図6(B)に示すように、NA=0.45のとき、d=10.84mm、y=10.33mmであり、さらに、図6(C)に示すように、NA=0.30のとき、d=16.61mm、y=4.56mmである。
【0052】
したがって、図6(A)乃至図6(D)に示す条件を満たす上記数式(1)の各定数(a〜c)は、a=−26.58、b=+71.64、c=−3.89となる。
【0053】
以上のことから、図1に示す制御系31は、これの内部の不図示の演算部内にて、上記数式(1)が記憶されている。また、投影光学系PLの基板W側の開口数を変更するための情報(不図示の搬送装置によって順次、基板Wを保持する基板ステージに設定される露光用基板W毎の露光条件(NA等の条件)等を含む搬送情報、レチクルRを保持するレチクルステージに順次設定される露光用レチクル毎の露光条件(NA等の条件)を含むレチクル設定情報等)を入力するためのコンソール等の入力装置ISは、制御系31と電気的に接続されている。
【0054】
そして、入力装置ISからの出力情報は制御系31に入力され、制御系31の内部の演算部は、入力装置ISからの入力情報に基づき、演算部内部に記憶された上記数式(1)によって光軸方向における開口絞り21の開口部の輪郭の位置を算出する。その後、制御系31の内部の演算部は、上記算出結果に基づいて開口絞り31の開口部の大きさ(開口径)及び光軸方向における開口絞り21の開口部の輪郭の位置を各調整機構(22、23)を介して調整する。
【0055】
このように、レチクルRの所定パターンの像を感光性基板W上に投影する投影光学系PLの瞳面の形状を求める第1工程と、投影光学系PLの瞳面の形状に基づいて投影光学系PLの瞳面に設定される開口絞り21の開口部の大きさ及び投影光学系PLの光軸方向におけるその開口絞り21の開口部の輪郭の位置を調整する第2工程と、その第2工程により調整された投影光学系PLによってレチクルRのパターン像を感光性基板W上に投影露光する第3工程とを含む露光方法を行うことが良い。これにより、投影光学系PLの瞳形状に従って開口絞り21を最適な位置に設定できるため、投影光学系PLの最適な結像性能のもとで、レチクル(原版)Rの所定パターンの像を感光性基板上に露光することができる。よつて、良好なる半導体デバイスを製造することができる。
【0056】
図1を参照して、さらに第1の実施の形態の作用を説明する。図中、光源1から発生される光は集光鏡2により第2焦点に集光される。第2焦点付近に配置されたシャッター4によって、照明光束は、基板WへのレチクルR上のパターンの投影露光の必要に応じて遮断され、また通過される。
【0057】
シャッター4を通過し発散する光束は、コリメーターレンズ5によりほぼ光軸に平行な光束に変換され、バンドパスフィルター6により露光波長が選択され(水銀の輝線436nm(g線)、365nm(i線)等)、フライアイレンズ7に入射し、その射出側面に多数の二次光源像を形成する。その多数の二次光源から発散する光束は絞り8によりその径を制限され、コンデンサーレンズ群9、11により集光され、投影露光されるパターンが描画されたレチクル(マスクであってもよい)Rのパターンを重畳的に均一に照明する。その照明範囲は、視野絞り10によって決定される。
【0058】
照明光により均一に照明されたレチクルR上のパターンを、投影光学系PLが被露光物体である基板即ちウエハW上に投影する。
【0059】
ここで投影光学系PL中に配された、投影光学系PLの開口数を決定するための開口絞り21の開口径は、開口径調整機構22により変更可能である。また、この絞り21の光軸方向位置は光軸方向調整機構23により変更可能である。
【0060】
開口径調整機構22と光軸方向調整機構23は、開口絞り21を駆動させるモータ等の駆動装置及びその駆動装置の駆動量(または開口絞り21の移動量)を検出するためのエンコーダ等の位置検出装置をそれぞれ含んでいる。また、制御系31は、前述のとおり、制御系31の内部の演算部において、開口絞り21の光軸方向位置を開口径を変数とする関数として電気的に処理することにより、図6(D)に示したような湾曲面に沿って開口絞りの開口部の輪郭の大きさと位置を変更する。その結果、開口絞り21は像面におけるテレセントリシティを悪化することなく所望の開口数NAを投影光学系PLに与えることができる。
【0061】
以上のように、本実施の形態では、開口絞り21の位置を常に理想的な配置とするために、開口絞り光軸方向調整機構23が開口数決定機構(開口径調整機構)22とリンクし、開口絞り径を変更する度に、あるいは同期させて、開口絞り位置を最適な位置へと移動させる。
【0062】
図2を参照して、本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態は、図1に示される第1の実施の形態とは、開口絞り21及びその調整機構22、23、制御系31が、それぞれ開口絞り24及びその調整機構25、制御系32に置き換えられた点を除き同様である。
【0063】
この第2の実施の形態の開口絞り24は、図6(D)に示されるような、お椀型の湾曲面に沿って湾曲しており、開口径を変更したときに、常にその輪郭即ち絞りのエッジが最適な位置に来るように構成されている。
【0064】
例えば、そのような湾曲面を球面近似し、その球面を複数のセグメントに形成し、各セグメントは光軸に向いた内側が円弧状の輪郭を有するように加工する。その円弧の曲率は、当該投影光学系で要求される最大の開口数NAに対応する開口径(図3〜図6の例では開口数NA=0.57の場合の開口径)と同一にする。
【0065】
また各セグメントが、近似した球面の中心を中心として回動するように支点を定める。回動することによって、前述の円弧の輪郭が、光軸を中心とする半径の方向に湾曲面(に近似した球面)に沿って移動する。各セグメントはお互いにオーバーラップさせる。そのオーバーラップ量は、最大開口径のときでもお互いの間に間隙ができないように定める。
【0066】
この場合も、第1の実施の形態と同様に、小開口径のときは、セグメントの数と等しい角の数を有する多角形に近くなるが(但し近似した球面上で)、近似的には所望の小開口径の開口絞りと見ることができ、セグメントの数を3以上好ましくは5以上さらに望ましくは8以上と多くすれば問題とはならない。
【0067】
以上のように、本実施の形態では、開口絞り位置を常に理想的な配置とするために、開口径が可変の絞り(開口絞り)24そのものを湾曲させ、湾曲した理想開口絞り位置(図6(D)参照)に沿って開口絞り径が変わる様に構成されている。
【0068】
図10を参照して、本発明の第3の実施の形態の開口絞りの構造と作用を説明する。図10において、光軸に直交する平面内に光軸を中心とする、不図示のリングが設けられ、このリングに沿ってほぼ長方形をした複数の細長い矢羽41の一方の短辺41aが回動可能に取り付けられている。即ち蝶番の回転軸がリングに相当し、リングを軸として矢羽41が菊の花弁のように開閉可能になっている。したがって、リングは実際には複数の矢羽41の数と同数の辺を有する多角形である。また矢羽41は、リングに隙間無く取り付けられており、他方の短辺41b側が開口の輪郭を形成し、全体で光学的な開口絞りとなっている。
【0069】
また、前記矢羽41の短片は僅かに湾曲している。その曲率はほぼリングの半径と同一であり、矢羽がリングを中心として開閉したときに、開口が円に近く近似されるようになっている。ここで、各矢羽41は第1の矢羽の一方の長辺が隣りの第2の矢羽の一の長辺と重なり、第2の矢羽の隣りの第3の矢羽とも同様な関係で長辺同士が重なるように配列され、リングを一周して最後の矢羽の一方の長辺が第1の矢羽の他方の長辺に重なって全体が開口絞りとして形成される。
【0070】
隣接する矢羽の長辺同士が重なるようにするために、矢羽の短辺41aがとり付く回転軸がリングから僅かに偏向されるように構成すのが望ましい。
【0071】
また、図10(A)に示されるように矢羽41が最も閉じた位置において、矢羽の短辺41bが、欲しい最小の開口数(本実施の形態ではNA=0.30)に対応する開口径を、図10(B)に示されるように矢羽41が最も開いた位置において、矢羽の短辺41bが、欲しい最大の開口数(本実施の形態ではNA=0.57)に対応する開口径を形成するように設定される。
【0072】
このように構成された開口絞りは、短辺41aを中心に回動すると、短辺41bが全体として、図6(D)に示されるような開口絞りを配置する最適位置(図10にも破線で示してある)に沿って移動する。但し、本第3の実施の形態では、短辺41bは短辺41aを中心とする円に沿って移動するので、NA=0.30とNA=0.57では、短辺41bは最適開口絞りの位置に一致するが、その中間では必ずしも最適開口絞り位置とはならない。しかしながら、近似的には最適開口絞り位置にあるといえる。
【0073】
図10には、矢羽の数が16の場合を示してあるが、これに限らず矢羽は枚数を多くすればするほど開口の円形近似は良くなる。
【0074】
次に本発明による半導体デバイスを製造する方法の実施の形態を説明する。本実施の形態では、先ず第1と第2の実施の形態で説明したような本発明の投影系である投影光学系PLの物体面に相当する位置に原版であるレチクルRを提供すると共に、投影光学系PLの像面に感光性基板Wを提供する。また、図1あるいは図2に示されるような照明系100によって原版Rを照明する。このようにして、投影光学系PLを介して原版Rのパターンを感光性基板Wに投影露光する。このとき、第1と第2の実施の形態で説明したように、開口絞りの開口部の輪郭は、図6(D)に示されるような湾曲面、あるいはそれを近似した湾曲面(近似球面)に沿って変更される。その結果、最適な結像性能で投影露光ができるので、微細加工に対応した半導体製造が可能となる。
【0075】
なお、一般にレチクルRの特性によって必要とされる解像力Reと焦点深度Dは異なる。そこで、各レチクルR毎にバーコード等のID記号(同定記号)を付しておいて、各レチクルRを投影露光装置に使用するに際してID記号を読みとれるようにしておく。一方、制御系31あるいは32には、レチクルRのID記号と対応付けてレチクルRの情報を記憶させておく。そして、特定のレチクルRを露光装置で使用する際に、バーコードリーダー等のセンサで読みとったID記号に基づいてレチクル情報を知り、その情報に応じて必要な開口絞り調整を行えばよい。
【0076】
また、解決すべき課題は、被露光物体面側をテレセントリックとする必要があるところから発生しているが、投影光学系内の開口絞りの開口数を可変とする場合、すべての開口数にて同等のテレセントリシティーが求められる訳ではなく、開口数によりテレセントリシティーの優先順位を付けることが可能である。本発明による投影光学系の開口絞りが光軸方向に調整可能である投影露光装置では、この優先順位をにらみつつ、ユーザー毎に最も最適とされる位置に開口絞りを配すれば良い。
【0077】
以上の実施の形態では、光源として水銀ランプ1からのg線(436nm)やi線(365nm)を用いた例を示したが、本発明は、これに限ることなく、KrFエキシマレーザやArFエキシマレーザを光源として用いても良い。この場合、コリメーターレンズ5が不要となるが、これの代わりに、エキシマレーザ光源からの光束を整形するビームエキスパンダ光学系をエキシマレーザ光源とオプティカルインテグレータ(二次光源生成手段)との間に配置することが望ましい。
【0078】
また、本発明では、レチクル(マスク)Rのパターンを感光性基板(ウエハW等の基板)を投影光学系PLを介して一括的に露光する露光装置に限ることなく、レチクル(マスク)Rと感光性基板(ウエハW等の基板)とを移動させて、レチクル(マスク)Rのパターンを感光性基板(ウエハW等の基板)に走査露光する走査型の露光装置に適用できることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、開口部の大きさが変更可能に構成されると共に、その開口部の輪郭の位置が投影系の光軸の方向に沿って変更可能に構成された開口絞りを備えるので、開口数の大きさにかかわらず開口絞りが理想的な位置にあるような投影露光装置及び露光方法、さらには半導体デバイスの製造方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による露光装置の第1の実施の形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明による露光装置の第2の実施の形態を示す概略構成図である。
【図3】本発明による露光装置に使用される投影系の開口絞り前後における光線の高さの実例を数値で示す図である。
【図4】図3の数値をグラフ化した線図である。
【図5】図3の数値を図示した光路図である。
【図6】図3の場合において、絞りを最適な位置に置いた場合を示す光路図である。
【図7】本発明を用いる投影系のレンズデータの実例を数値で示す図である。
【図8】図7のレンズデータの続きを示す図である。
【図9】図7、図8のレンズデータを有する投影系の構成を示す側面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 光源
2 集光鏡
3 反射鏡
4 シャッター
5 コリメーターレンズ
6 バンドパスフィルター
7 フライアイレンズ
8 絞り
9 コンデンサーレンズ群
10 視野絞り
11 コンデンサーレンズ群
12 折り曲げ鏡
13、14 コンデンサーレンズ
15 第1光学系のレンズ
16 第2光学系のレンズ
21、24 開口絞り
22 開口径調整機構
23 光軸方向調整機構
25 調整機構
31、32 制御系
41 湾曲矢羽
41a 湾曲矢羽のリング側端部
41b 湾曲矢羽の開口側端部
100 照明系
R レチクル
PL 投影系
W ウエハ

Claims (7)

  1. パターンの形成された原版を照明する照明系と、該照明系にて照明された前記原版のパターンを感光性基板上に投影する投影系とを備えた露光装置において;
    前記投影系は、投影光路中に配置されて開口部を持つ開口絞りを有し;
    該開口絞りは、前記開口部の大きさが変更可能に構成されると共に、該開口部の輪郭の位置が前記投影系の光軸の方向に沿って変更可能に構成され;
    さらに、前記投影系の開口数を変更するための情報を入力する入力装置と;
    前記入力装置からの入力情報に基づいて前記投影系の瞳面の形状を示す演算式によって前記開口部の輪郭の位置の前記光軸方向に沿った位置を算出し、該算出結果に基づいて前記開口絞りの前記開口部の大きさ及び前記開口部の輪郭の位置を制御する制御装置とを備えることを特徴とする;
    露光装置。
  2. 前記投影系は、前記開口絞りよりも前記原版側に第1光学系と、前記開口絞りよりも前記感光性基板側に第2光学系とを有し;
    前記開口絞りは、前記第1光学系により形成される湾曲した瞳面に沿って、前記開口の大きさを変更すると共に前記光軸方向での位置を変更するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記開口絞りは、前記光軸に直交する平面内で前記開口の大きさを変更すると共に、該開口の大きさの変更に伴って前記平面の光軸方向の位置を変更するように構成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の露光装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の露光装置を用いて、半導体デバイスを製造する方法において;
    前記投影系の物体面に原版を提供すると共に、前記投影系の像面に感光性基板を提供する工程と;
    前記照明系にて前記原版を照明する工程と;
    前記投影系を介して前記原版のパターンを前記感光性基板に投影露光する工程とを含むことを特徴とする;
    半導体デバイスを製造する方法。
  5. 原版の所定パターンの像を感光性基板上に投影する投影系の瞳面の形状を求める第1工程と;
    前記投影系の瞳面の形状に基づいて、前記投影系の瞳面に設定される開口絞りの開口部の大きさ及び前記投影系の光軸方向における前記開口絞りの開口部の輪郭の位置を調整する第2工程と;
    前記投影系によって前記原版のパターン像を前記感光性基板上に投影露光する第3工程とを含むことを特徴とする;
    露光方法。
  6. 前記第1工程は、前記投影系の瞳面の形状を示す演算式を求めることを特徴とする、請求項5に記載の露光方法。
  7. 前記投影系の光軸上における前記投影系の瞳面の位置を基準位置とし、その基準位置から前記投影系の光軸方向に沿った前記開口絞りの距離をy、投影系の前記感光性基板側の開口数をNA、定数をそれそれa,b,cとするとき、前記演算式は、
    y=a(NA)3+b(NA)2+c(NA)
    の多項式で示されることを特徴とする、請求項6に記載の露光方法。
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