JP4064965B2 - 粉末薬剤多回投与器の製造方法および装置 - Google Patents

粉末薬剤多回投与器の製造方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は粉末薬剤投与器の製造装置および製造方法、特に多数回にわたって粉末薬剤を投与できる粉末薬剤多回投与器の製造方法および製造装置に関する。
マルチドース型(多回)粉末薬剤投与器は、複数回投与分の薬剤を1つの容器内に充填しておき、各操作ごと単回投与分の薬剤を計量し、投与するものである。この種の投与器の製造・組立工程において、各部品の組立と、複数回投与分の所定量の粉末薬剤を装置へ充填する工程とを自動的に行い、装置の組立直後に組立品を全数検査することにより、高度に品質保証された粉末薬剤多回投与器を自動的に製造する方法および装置を提供するものである。
従来のマルチドース型粉末薬剤投与器を製造するには、各部品の組立や装置への粉末薬剤の充填等の作業が個別に行われ、組立並びに薬剤充填の作業が自動的に行われるものではなかった。従って工数のかかる面倒な作業となっていた。
なお、先行技術としては、特公平5−48710号公報があるが、この公報では、芳香性物質の吸入用のディスペンサ及びその製造方法、製造ラインについての開示があり、マイクロカプセルを平皿と蓋との間に規定される部屋の中に自動的に充填する製造工程が示されている。
発明が解決しようとする課題
上記のように従来のようなマルチドース型粉末薬剤投与器の人手よる組立作業は生産性が低いのみならず、組立ミス等による品質不良品が数パーセント発生していた。また、人手による性能検査では、検査速度が遅く、製品の全数検査は不可能であり、製品中への品質不良品の混入が問題となっていた。
そこで、本発明は、粉末薬剤多回投与器の各部品を自動的に組立て、粉末薬剤の充填を自動的に行い、かつ組立後の検査を自動的に行う方法及び装置を提供することを目的とする。
上記の課題を達成するために、本発明によれば、多回投与分の粉末薬剤を貯蔵可能で且つ底部に単回投与分の薬剤を収容する孔及びフィルタ嵌合部を有する容器と、フィルタ嵌合部に嵌合するフィルタと、容器の内部底面に接触を保ちつつ充填位置と投与位置との間を回転可能な内筒と、内筒の上部を回転可能に支持する中心孔を有し且つ容器の上部開口内周に嵌合して容器の上端開口を閉じる内蓋と、内筒の上端部に回転伝達可能に連結され、容器の上部開口外周に回転可能に嵌合し且つ薬剤吐出路を有するノズルとを具備し、充填位置にて容器内の粉末薬剤を内筒の開口を介して薬剤収容孔へ供給し、投与位置にてフィルタを介してエアーを薬剤収容孔へ噴き込むことにより薬剤収容孔内の薬剤を内筒の薬剤通路及びノズルの薬剤吐出路を介して外部へ吐出するように構成される粉末薬剤多回投与器の製造方法であって、
フィルタをフィルタ嵌合部に挿入する工程と、
内筒を容器本体の中に挿入する工程と、
粉末薬剤を容器内に充填する工程と、
内蓋を容器及び内筒に嵌合する工程と、
ノズルを容器に嵌合し且つ内筒に連結する工程と、
からなることを特徴とする粉末薬剤多回投与器の製造方法が提供される。
容器の底部に、前記薬剤収容孔(第1孔)及び前記フィルタ(第1フィルタ)嵌合部の他に、第2孔及び第2フィルタ嵌合部が設けられ、第2フィルタ嵌合部に前記第1フィルタより粗な第2フィルタが嵌合され、粉末薬剤充填時に第2フィルタ及び第2孔が内筒の薬剤通路に連通するように構成され、前記第1フィルタを前記第1フィルタ嵌合部に挿入する前に、第2フィルタを第2フィルタ嵌合部に挿入する工程を含むことを特徴とする。
第1及び第2フィルタの挿入工程では、容器をその底部を上側に向けて設置することを特徴とする。これにより、第1及び第2フィルタは容器に対し上方より下方に向けて挿入される。
第1及び第2フィルタの挿入工程では、第1及び第2フィルタ嵌合部にそれぞれの挿入ガイドを適用して挿入を行うことを特徴とする。これにより、フィルタ挿入についてフィルタとフィルタ嵌合部との間のクリアランスが殆んどない場合であっても円滑に挿入を行うことができる。
第1フィルタを第1フィルタ嵌合部に挿入する際はフィルタの上下方向の向きを確認するが、第2フィルタを第2フィルタ嵌合部に挿入する際はフィルタの上下方向の向きを確認しないことを特徴とする。第1フィルタについては、粉末薬剤収容孔の側に凸又は凹形状を有することで収容孔の容積を調整して単回投与量を微調整することができる。このため、第1フィルタは上下方向を確認してから挿入作業が行なわれる。
第1フィルタを第1フィルタ嵌合部に挿入する際は、最初の工程で仮挿入し、次の工程で圧入することを特徴とする。
第2フィルタを第2フィルタ嵌合部に挿入した後、第2フィルタの挿入深さを測定し、第1フィルタを第1フィルタ嵌合部に圧入した後、第1フィルタの圧入深さを測定することを特徴とする。
第1及び第2フィルタの第1及び第2フィルタ嵌合部への挿入が完了した後、容器の天地を逆転する工程を含むことを特徴とする。これにより、以後の工程は容器の開口部の側を上側に向けて作業が遂行される。
第1及び第2フィルタの挿入工程は、容器を第1コンベアにて搬送しながら遂行され、容器の天地を逆転した後の工程は、容器を第2コンベアにて搬送しながら遂行することを特徴とする。
容器を第1コンベア上に移載する際は、容器の内側底面の中心位置に設けてある突起を利用して容器の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする。また、容器本体を第2コンベア上に移載する際は、容器本体の底部から外方に突出している第1及び第2フィルタ嵌合部を利用して容器の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする。
容器を第2コンベア上に移載した後、内筒を容器の中に挿入する前に、容器の内部に圧縮エアーの注入及び吸入により容器内部を清掃することを特徴とする。
内筒を容器の中に挿入する際に、内筒の上端部のノズルとの連結部に形成してある非円形部分(具体例の1つとして正五角形でない五角形、例えばホームベース型)を利用して、内筒の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする。
内筒を容器の中に挿入した後、内筒の挿入深さを測定することを特徴とする。また、内筒を容器の中に挿入した後、容器本体の内部を内筒で押さえながら、容器内にエアーを供給して再度清掃することを特徴とする。
粉末薬剤を容器内に充填する工程では、充填用ロートを利用して、容器の上端開口と内筒との間のリング状開口部を介して容器内に粉末薬剤が充填されることを特徴とする。
粉末薬剤を容器内に充填する工程では、容器に振動が与えられることを特徴とする。これにより、粉末薬剤は容器内に規定される薬剤貯蔵室に密に充填することができる。
内蓋を容器に挿入する工程では、該内蓋を容器の上部開口の内周に固定嵌合させ、同時に、内筒の上部の回転軸部が該内蓋の中心孔に非固定嵌合させることを特徴とする。これにより、内蓋は容器に固定されて容器の上端開口を閉じると共に、内筒を回転可能に支持する。
内蓋を容器に挿入する工程では、最初の段階で内蓋を容器に仮挿入し、次の段階で内蓋を容器に圧入することを特徴とする。
内蓋を容器に圧入する際、該内蓋から上方へ突き出した内筒の上端部を押さえながら、内蓋の容器への圧入を行うことを特徴とする。また、内筒の上端部を押さえる際、該内筒の位置修正も同時に行うことを特徴とする。更にまた、内蓋を容器及び内筒に嵌合した後、内蓋の挿入深さを測定することを特徴とする。
ノズルを容器に挿入する工程では、該ノズルを容器本体の上部開口の外周に非固定嵌合させ、同時に、該ノズルの非円形孔を内筒の上端部に回転伝達可能に連結することを特徴とする。これにより、ノズルは容器に対して回転可能に支持され、かつノズルを回転操作することにより同時に内筒も容器内で回転するようになる。
ノズルを容器に挿入する工程では、挿入前に、内筒の上端部の非円形部分に対応する該ノズルの非円形孔にピンを挿入することにより、該ノズルの回転方向の位置決めを行うことを特徴とする。ノズルを容器に挿入した後、ノズルの挿入深さを測定することを特徴とする。
また、本発明では、容器の底部を上側にして該底部外側にフィルタを組み込む工程と、容器の天地を逆転して容器の開口端を上側に向ける工程と、該容器の開口端側より容器内部に内筒を挿入する工程と、該容器の開口端側より容器内部に所定量の粉末薬剤を充填する工程と、内蓋を容器の開放端に固定・嵌合すると共に前記内筒の一部が容器の外部へ突出するように該内筒に嵌合する工程と、ノズルを容器の開口端側に回転可能に嵌合し且つ前記内蓋に回転伝達可能に連結する工程と、を含む、ノズルを回転することにより内筒を薬剤の充填位置と吐出位置との間を移動可能とした粉末薬剤投与器の組み立て方法が提供される。
また、本発明では、上記のような粉末薬剤多回投与器の製造方法であって、フィルタをフィルタ嵌合部に挿入する工程と、内筒を容器本体の中に挿入する工程と、粉末薬剤を容器内に充填する工程と、内蓋を容器及び内筒に嵌合する工程と、ノズルを容器に嵌合し且つ内筒に連結する工程と、上記のようにして形成された組立体を検査する工程と、からなることを特徴とする粉末薬剤多回投与器の製造方法が提供される。
組立体が形成された段階では、内筒は投与位置に設定され、組立体を検査する工程は、組立体の初期荷重を測定する段階と、ノズルを容器本体に対して所定角度回転させて内筒を充填位置へもたらす段階と、組立体を振動させる段階と、ノズルを容器本体に対して所定角度反対方向に回転させて内筒を投与位置へもたらす段階と、ノズルの先端からエアーを吸引するとともに、前記フィルタから圧縮エアーを容器内に注入して、薬剤収容孔の単回投与分の粉末薬剤をノズルから噴射する段階と、噴射後の組立体の荷重を測定し、噴霧前後の重量から噴射量を算出する段階と、からなることを特徴とする。
組立体の初期荷重を測定した後、組立体はインデックステーブルに移載され、検査工程の各段階がインデックステーブルにより回転移動させながら遂行されることを特徴とする。
ノズルを容器本体に対して回転させる前記2つの段階では、回転シリンダを利用して行われ、ノズルと接触する回転シリンダのチャック部はウレタンゴムが配置されていることを特徴とする。これにより、チャック部の局所接触を防止し、ゴムの磨耗を抑制することができる。
更にまた、本発明によると、上記のような粉末薬剤多回投与器の製造装置であって、フィルタをフィルタ嵌合部に挿入し、内筒を容器本体の中に挿入し、粉末薬剤を容器内に充填し、内蓋を容器及び内筒に嵌合し、かつノズルを容器に嵌合し且つ内筒に連結して、組立体を形成する製造ラインと、上記のようにして形成された組立体を検査して単回投与分の粉末薬剤の噴射量を測定する検査ラインと、からなることを特徴とする粉末薬剤多回投与器の自動製造装置が提供される。
図1はフィルタの挿入工程を示す図である。
図2は内筒の挿入工程を示す図である。
図3は粉末薬剤の充填工程を示す図である。
図4は内蓋の挿入工程を示す図である。
図5はノズルの挿入工程を示す図である。
図6は内筒の平面図である。
図7は粉末薬剤多回投与器の組立体の完成図である。
図8は粉末薬剤多回投与器の完成図である。
図9は粉末薬剤多回投与器の組立体の製造ラインを示す。
図10は粉末薬剤の充填機構を示す。
図11は粉末薬剤多回投与器の組立体の検査装置を示す。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず最初に、図1〜図9を参照して本発明のマルチドース型粉末薬剤(多回)投与器の製造工程の概略について説明する。なお、図7は粉末薬剤多回投与器の組立体の完成図、図8はこれにポンプ及びキャップに取り付けた投与器の完成図、図9は製造装置を示す。
図1は本体容器に2つのフィルタを挿入する工程を示す。本体容器10は適当な樹脂で略円筒形に構成されたもので、一端が開放され、他端が閉鎖された底部を有する。容器10は内部に多数回の投与ができる分の所定量の粉末薬剤を収容するものであるが、まず粉末薬剤を充填する前の最初の段階では、底部に2つのフィルタ12,13を挿入する。この工程では、フィルタの挿入を容易かつ確実に行うために、容器10は天地が逆転されており、容器10底部を上側に向けて設置される。
容器10の底壁には2つの孔10a、10bが設けられている。これらの孔10a、10bは、容器の中心線から半径方向に等距離の位置に設けられ、中心線に関して所定の角度隔てている。この角度は、後述の充填位置と投与位置との間で内筒15が回転する際の回転角度α(図6)に相当する。各孔10a、10bの容器外側には、フィルタ12、13をそれぞれ嵌合させるためのリング状のフィルタ嵌合部11a、11bが設けられている。一方の孔10aは一回投与分の粉末薬剤の容量に相当する大きさに設定されていて、薬剤収容孔を規定する。ただし、この薬剤収容孔10aの容量はフィルタ12の形状により微調整することができる。
容器10の底部の内側には中心線に沿って突起14が股けられている。フィルタ12、13を挿入する工程では、突起14を利用して容器10の回転方向の位置決めが行われる。
薬剤収容孔10aに対応するフィルタ12は密なフィルタであり、孔10aの容量を微妙に調整するための突起又は凹み部分を有する。図1では、密フィルタ12は突起を有するものとして示してあるが、場合によっては、凹みを有する場合もある。したがって、このような突起又は凹みを計量用の孔10aの側に向くように上下挿入方向を規制して嵌合部11aに挿入しなければならない。空気孔として用いられる他方の孔10bに嵌合されるフィルタ13は粗なフィルタであり、孔10bはその容積を調整する必要がないので、嵌合部11bに挿入にあたってフィルタ13の上下方向の制約はない。
フィルタ挿入工程では、最初に嵌合部11bに粗フィルタ13が挿入される。ついで、嵌合部11aに密フィルタ12が挿入される。密フィルタ12の上下方向の向きは、マイクロゲージ等のセンサにてチェックする。密フィルタ12の上下方向の向きが逆である場合は、そのものを使用しないか、或いは必要に応じて、表裏(凹凸)方向を反転させてから挿入する。
挿入するフィルタ12、13は円柱形であるが、嵌合部11a、11bと間のクリアランスが殆どないため、挿入の際にはガイド(図示せず)を使用する。また、フィルタの挿入の深さは、シリンダセンサ及びフォトセンサにてチェックする。
図1に示すフィルタ挿入工程は、図9の製造装置においては、コンベアA上で行われる。コンベアAはワークを直線的にかつ間欠的に移動させながらA1〜A8の各ステーションにて処理が行われる。
A1はアイドルで、A2ステージで、XY軸シリンダを利用して容器10をコンベアAに移載する。移載された容器10の位置はシリンダセンサ及びフォトセンサで検知する。次に、A3はアイドルで、A4ステージで粗フィルタ13の挿入を行う。A5ステージで密フィルタ12の仮挿入、A6ステージで密フィルタ12の圧入とシリンダセンサ及びフォトセンサによる挿入深さの検知を行う。A7ステージでデジタルゲージにより密フィルタ12の挿入深さを確認し、また粗フィルタ13の有無を検知する。A8ステージでワークを第2コンベアBに移載する。
移載時にワーク(容器10)の天地を逆転する。第2コンベアBも第1コンベアAと同様ワークを直線的にかつ間欠的に移動させながらB1〜B12の各ステーションにて処理が行われる。B1ステージでワーク(容器)の第2コンベアBへの移載を行い、B2ステージでエアー注入と吸引を同時に行い、容器10の内部を清掃する。
図2は内筒を本体に挿入する工程(B3ステージ)を示す。内筒15は粉末薬剤を導出する部分であり、容器10の内部底壁面の略同一又はわずかに小さい程度の直径を有する底部15aと、内部に上下方向に延びた薬剤導出路18を有する柱状の部分15bとが樹脂で一体的に構成されたものであり、柱状部分15bの上部には、回転を伝達するための非円形(例えば隣接する2つの角が90°をなすホームベース型の五角形の)断面部分15c及び回転軸部分15dを有する。底部15aの中心には、容器10の中心突起14に回転可能に嵌合する孔16があり、この孔16を中心として、一方の側に貫通開口17が形成され、他方の側の底面に薬剤導出路18が開口している。
開口17は底部15aを上下に貫通していて、容器10内の粉末薬剤が薬剤収容孔10aに充填されやすくするために、図6に示すように、上側が広がった形状をしている。これに対し、薬剤導出路18はその下端が底部15aの下面で開口しており、この開口部分から斜め上方に延びて柱状部分15bの中心軸に達しこの中心軸線を上方に延びて非円形部分15cの上端で開口している。
内筒15を本体容器10に挿入する際は、内筒15の回転方向の位置はその上端にある非円形部分15cを利用して位置決めされる。本体容器10に対する内筒15の挿入深さは、シリンダセンサ及びフォトセンサにてチェックする。
内筒15の挿入後、B4ステージでは本体容器10内部を内筒15で押さえながらエアー清掃する。B5ステージはアイドルで、B6ステージで粉末薬剤の充填工程に移る。
図3は本体容器に多回投与分の所定量の粉末薬剤を充填する工程(B6ステージ)を示す。粉末薬剤の充填にあたっては、容器10と内筒15との間のリング状の開口部52を通じて充填しなければならないため、図10に示すような充填ロート50を使用する。即ち、この充填ロート50はワーク(本体容器)10のリング状の開口部52に対応したリング状の薬剤出口51を有する。また、充填時に粉末薬剤をできるだけ密に充填するために、容器10に振動を与える。振動による内筒15の位置ずれ、バラツキ防止及び充填時の内筒15への粉末薬剤の付着を防止するために充填ロート50は二重構造になっている。また、充填時に本体容器10の外壁へ粉が付着するのを防止し、充填直後に充填ロート50の出口を清掃することを目的として、シャッターによりリング状の薬剤出口51を閉じることで局所集塵を実施する。なお、図10において、実線は充填ロート50が上方へ退避した状態を示し、破線は容器10と接する位置まで下降した充填状態を示す。
図4は内蓋を本体容器に挿入する工程を示す。内蓋19は容器10の略円形の蓋部分と容器10の上部内壁面に嵌合する円筒部とが樹脂等により一体的に形成されたもので、蓋部分の中心位置には内筒15の回転軸15dの部分が回転可能に嵌合する孔19aを有する。また、後述のノズル20の回転を規制するための扇形のスリット20b(図5)に嵌合する突起19bが中心孔19aから半径方向に隔てた位置において蓋部分の外側に突出するように設けられている。
内蓋19は2段階で挿入される。即ち、図9の製造装置において、B7ステージはアイドルで、B8は内蓋19の仮挿入ステージ(第1段階)である。第1段階では、XYシリンダを利用して内蓋19を仮挿入する。内蓋19の回転方向の位置合わせはエアー吸着した内蓋19の突起部19bをチャックすることで行う。内蓋19挿入時の内筒15の位置ずれ、ぐらつき防止のため内筒15の非円形部分15cの上端を押さえることにより内筒15を固定しながら挿入する。挿入深さはシリンダセンサ及びフォトセンサでチェックする。内筒15の押さえ部、即ち上端の五角形部分はテーパ構造になっており、内蓋15の挿入時の位置修正も同時に実施する。
内蓋19挿入の第2段階(B9ステージ)では、短軸シリンダを利用して内蓋19を容器10に圧入する。第1段階と同様、内蓋19挿入時の内筒15の位置ずれ、ぐらつき防止のため内筒15を押さえながら挿入する。挿入深さはシリンダセンサ及びフォトセンサでチェックする。内筒15の押さえ部を利用して内蓋15の位置修正も同時に実施する。
図5はノズルの挿入工程を示す。図9の製造装置において、B10ステージはアイドルで、B11はノズル挿入ステージである。ノズル20は粉末薬剤の通路20aを形成する部分と容器10の上部外周面に回転可能に嵌合する円筒部とが樹脂等で一体的に構成されたもので、内蓋19の突起19bに嵌合する扇形のスリット20bを有する。また、薬剤通路20aの下端部には、内筒15の上端の非円形部分15cに嵌合する非円形孔20cがある。これにより、ノズル20の回転が内筒15に伝達される。
ノズル20はXYシリンダを利用し挿入される。ノズル20の回転方向の位置合わせはエアー吸着したノズル20の非円形孔20cに非円形ピン(図示せず)を差し込むことにより行われる。ノズル20の容器10に対する挿入深さはシリンダセンサ及びフォトセンサでチェックする。
これにより、図7に示すように、マルチドース型粉末薬剤投与器の組立品が完成し、図9のB12ステージにて、第2コンベアBから次の工程である検査機へ移載される。なお、上記の各工程において、検査の結果、不良品が発生した場合は、検査機へ移載される前に排出される。
図11は薬剤充填組立品の検査工程を示す図である。
組立品はまずXY軸シリンダを利用して2個づつ電子天秤30の上に設置される。この電子天秤30には防風カバーが施されている。
測定終了後、XY軸シリンダを利用して組立品を2個づつ回転インデックステーブル32に載せる(第1ステージ)。インデックステーブル32では、2個づつの組立品が順次第1〜第7ステージ(I〜VII)に送られ、各ステージにおける検査処理が行われる。なお、第1ステージにおいては、組立品はフィルタ嵌合部の突起を利用して回転方向の位置決めが行われる。
次に、第2ステージにおいて、回転シリンダを利用してノズル20を反時計方向に所定角度回転させる。このときロードセルを利用して回転トルクを測定する。ノズルに当接するチャック部は円形チューブ状のウレタンゴムを一定間隔で配置することで製品との局所接触を防止し、ゴムの磨耗を抑制する。なお、組立後で検査前の状態では、組立体のノズル20及び内筒15は投与位置にあり、薬剤収容孔12は開口17に連通していないため、薬剤は充填されていないが、この第2ステージにおける反時計方向の回転により充填位置となり、内筒15の開口17が薬剤収容孔10aに連通して容器10内の粉末薬剤が自重により薬剤収容孔10aに充填される。
次に、第3ステージにおいて、製品をサーボモータで駆動するローラカムにより製品を上下に振動させる(タッピング)。これにより、所定量の粉末薬剤が薬剤収容孔10a内に充填されるのを確実なものとする。タッピング時の衝撃による組立品の跳ね返りを防止するために、振動部の上下にショックアブソーバを設置する。
次に、第4ステージにおいて、回転シリンダを利用してノズル20を時計方向に回転させる。このときロードセルを利用して回転トルクを測定する。この場合も、ノズルに当接するチャック部は円形チューブ状のウレタンゴムを一定間隔で配置することで製品との局所接触を防止し、ゴムの磨耗を抑制する。この回転により、組立体のノズル20及び内筒15は投与位置となり薬剤収容孔10aは薬剤通路18,20aに連通した状態となる。
次に、第5ステージにおいて、ノズル20先端からエアーを吸引すると同時に、フィルタ12から圧縮エアーをパルス状に注入し、粉末薬剤を噴霧する。この状態は、粉末薬剤多回投与器のポンプ21(図8)による実際の使用状態と同じ状態として噴霧検査を行う。
第6ステージはアイドルで、最後の第7ステージでは、XY軸シリンダを利用して電子天秤34の上に組立品を載せ、噴霧後の重量を測定する。電子天秤34は防振台の上に設置され、防風カバーが施される。
測定終了後、XY軸シリンダを利用して組立品をインデックステーブルに載せる。噴霧前後の重量から噴霧量を算出する。測定結果は、制御盤・表示部40に表示される。検査の結果、1回の噴霧量が所定範囲(例えば、15mg±1.5mg)内である良品については、良品排出シュート36から取り出し口へ排出され、一方、不良品に認定された組立品については、不良品排出シュート38へ排出される。
なお、図7に示す薬剤充填組立品に、ポンプ21及びキャップ22に取付けることで、図8に示すようなマルチドース型粉末薬剤(多回)投与器は完成する。
次に、完成した粉末薬剤多回投与器の使用方法について簡単に説明する。
使用に際しては、図8において、キャップ22を取り外す。通常は投与後の状態であり、内筒15は投与位置にあり、したがって、容器10の底面の薬剤収容孔10aは内筒15の薬剤通路18に開口して外部に連通した状態となっている。
この状態で、ノズル20を反時計方向に所定角度回転する。この回転角度は、内蓋4の突起19bがノズル20の扇型のスリット20bに係合していることにより規制される。ノズル20を反時計方向に所定角度回転すると、ノズル20に回転伝達可能に連結された内筒15も図6に示すようにノズル20と同じ角度α反時計方向に回転する。この回転中内筒15のブレード15fにより容器内の粉末薬剤が攪拌され、薬剤の偏り等が解消される。
内筒15の開口部17は薬剤収容孔11aの上に位置し、容器10内の粉末薬剤が自重により開口部17を介して薬剤収容孔11aに充填される。単回投与分の粉末薬剤の量は前述のようにフィルタ12の突起又は凹みにより調整される。この薬剤充填時において、ポンプ21内はフィルタ13、孔10b、通路18,20aを通じて外部と連通していることにより、開口17を通じて薬剤収容孔10aに粉末薬剤が充填される際の空気の逃げとなり、薬剤の充填がスムーズに行なわれる。
次に、ノズル20を時計方向に所定角度α戻す。内筒15も同じ角度α時計方向に回転する。回転の初期において、薬剤収容孔10aは一旦内筒15の底面により擦り切られ、単回使用分の粉末薬剤が計量される。所定角度回転されると、投与位置となり、内筒15の薬剤通路18が薬剤収容孔10aに連通する位置に来る。
この状態で、ポンプ21を押圧してエアーをフィルタ12を介して粉末薬剤収容孔10aに吹きつけることで、粉末薬剤が内筒の薬剤通路18及びノズル20の薬剤噴射通路20aを通って外部へ噴射され、粉末薬剤が所要の患部に適用される。なお、投与位置では孔10bは内筒15の下面により閉じられている。これにより、ポンプ21による圧力が有効に薬剤の吐出のために使われる。
以上添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内において種々の形態、変形、修正等が可能である。
以上説明したように、本発明によれば、マルチドース型粉末薬剤(多回)投与器の各部品を自動的に組立て、粉末薬剤の充填を自動的に行い、かつ組立後の検査を自動的に行うことのできる装置及び方法が提供される。即ち、各製造ないし組立工程においては、周知の直進コンベアや回転インデックステーブルへのワークの位置決め移載や、XY軸シリンダー、回転シリンダー等、個々の部品の組付けを完全に自動化されたライン上で組立を行うことができる。これにより、製造効率を著しく高めることができ、また、正確な検査によりミスを防止し、不良品の発生を極力低下させることができる。

Claims (30)

  1. 多回投与分の粉末薬剤を貯蔵可能で且つ底部に単回投与分の薬剤を収容する第1孔(10a)及び第1フィルタ嵌合部(11a)を有する容器(10)と、第1フィルタ嵌合部に嵌合する第1フィルタ(12)と、容器の内部底面に接触を保ちつつ充填位置と投与位置との間を回転可能な内筒(15)と、内筒の上部を回転可能に支持する中心孔を有し且つ容器の上部開口内周に嵌合して容器の上端開口を閉じる内蓋(19)と、内筒の上端部に回転伝達可能に連結され、容器の上部開口外周に回転可能に嵌合し且つ薬剤吐出路(20a)を有するノズル(20)とを具備し、充填位置にて容器内の粉末薬剤を内筒の開口(17)を介して薬剤収容孔(10a)へ供給し、投与位置にて第1フィルタを介してエアーを薬剤収容孔(10a)へ噴き込むことにより薬剤収容孔内の薬剤を内筒の薬剤通路(18)及びノズルの薬剤吐出路(20a)を介して外部へ吐出するように構成される粉末薬剤多回投与器の製造方法であって、
    第1フィルタ(12)を第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する工程と、
    内筒(15)を容器本体(10)の中に挿入する工程と、
    粉末薬剤を容器内に充填する工程と、
    内蓋(19)を容器及び内筒に嵌合する工程と、
    ノズル(20)を容器に嵌合し且つ内筒に連結する工程と、
    からなり、更に容器の底部に第2孔(10b)及び第2フィルタ嵌合部(11b)が設けられ、第2フィルタ嵌合部に第1フィルタ(12)より粗な第2フィルタ(13)が嵌合され、充填時に第2フィルタ及び第2孔が内筒の薬剤通路(18)に連通するように構成され、前記第1フィルタ(12)を前記第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する前に、第2フィルタ(13)を第2フィルタ嵌合部(11b)に挿入することを特徴とする粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  2. 第1及び第2フィルタ(12,13)の挿入工程では、容器(10)の底部を上側に向けて設置することを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  3. 第1及び第2フィルタ(12,13)の挿入工程では、第1及び第2フィルタ嵌合部(11a,11b)にそれぞれの挿入ガイドを適用して挿入を行うことを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  4. 第1フィルタ(12)を第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する際はフィルタの上下方向の向きを確認するが、第2フィルタ(13)を第2フィルタ嵌合部(11b)に挿入する際はフィルタの上下方向の向きを確認しないことを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  5. 第1フィルタ(12)を第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する際は、最初の工程で仮挿入し、次の工程で圧入することを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  6. 第2フィルタ(13)を第2フィルタ嵌合部(11b)に挿入した後、第2フィルタの挿入深さを測定し、第1フィルタ(12)を第1フィルタ嵌合部(11a)に圧入した後、第1フィルタ(12)の圧入深さを測定することを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  7. 第1及び第2フィルタ(12,13)の第1及び第2フィルタ嵌合部(11a,11b)への挿入が完了した後、容器(10)の天地を逆転する工程を含むことを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  8. 第1及び第2フィルタ(12,13)の挿入工程は、容器(10)を第1コンベアにて搬送しながら遂行され、容器(10)の天地を逆転した後の工程は、容器(10)を第2コンベアにて搬送しながら遂行することを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  9. 容器(10)を第1コンベア上に移載する際は、容器の内側底面の中心位置に設けてある突起(14)を利用して容器(10)の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  10. 容器(10)を第2コンベア上に移載する際は、容器(10)の底部から外方に突出している第1及び第2フィルタ嵌合部(11a,11b)を利用して容器(10)の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  11. 容器(10)を第2コンベア上に移載した後、内筒(15)を容器の中に挿入する前に、容器の内部に圧縮エアーの注入及び吸入により容器内部を清掃することを特徴とする請求項に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  12. 内筒(15)を容器の中に挿入する際に、内筒(15)の上端部のノズルとの連結部に形成してある非円形部分を利用して、内筒の回転方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  13. 内筒(15)を容器の中に挿入した後、内筒の挿入深さを測定することを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  14. 内筒(15)を容器の中に挿入した後、容器の内部を内筒で押さえながら、容器内にエアーを供給して容器内部を清掃することを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  15. 粉末薬剤を容器内に充填する工程では、充填用ロートを利用して、容器の上端開口と内筒(15)との間のリング状開口部を介して容器内に粉末薬剤が充填されることを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  16. 粉末薬剤を容器内に充填する工程では、容器に振動が与えられることを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  17. 内蓋(19)を容器に挿入する工程では、該内蓋を容器の上部開口の内周に固定嵌合させ、同時に、内筒の上部の回転軸部(15d)を該内蓋の中心孔に非固定嵌合させることを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  18. 内蓋(19)を容器に挿入する工程では、最初の段階で内蓋を容器に仮挿入し、次の段階で内蓋を容器に圧入することを特徴とする請求項17に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  19. 内蓋(19)を容器に圧入する際、該内蓋から上方へ突き出した内筒(15)の上端部を押さえながら、内蓋の容器への圧入を行うことを特徴とする請求項18に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  20. 内筒(15)の上端部を押さえる際、該内筒上端部の非円形軸部(15c)を利用して該内筒の位置修正も同時に行うことを特徴とする請求項18に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  21. 内蓋(19)を容器及び内筒に嵌合した後、内蓋の挿入深さを測定することを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  22. ノズル(20)を容器に挿入する工程では、該ノズルを容器本体の上部開口の外周に非固定嵌合させ、同時に、該ノズルの非円形孔(20c)を内筒の上端部の非円形軸部(15c)に回転伝達可能に連結することを特徴とする請求項20に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  23. ノズル(20)を容器に挿入する工程では、挿入前に、内筒(15)の上端部の非円形部分に対応する該ノズルの非円形孔(20c)にピンを挿入することにより、該ノズルの回転方向の位置決めを行うことを特徴とする請求項22に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  24. ノズル(20)を容器に挿入した後、ノズルの挿入深さを測定することを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  25. 容器(10)の底部を上側にして該底部外側の第1及び第2フィルタ嵌合部(11a,11b)密な第1及び粗な第2のフィルタ(12,13)をそれぞれ組み込むにあたり、密な第1のフィルタを組み込む前に粗な第2のフィルタを組み込む工程と、容器の天地を逆転して容器の開口端を上側に向ける工程と、該容器の開口端側より容器内部に内筒(15)を挿入する工程と、該容器の開口端側より容器内部に所定量の粉末薬剤を充填する工程と、内蓋(19)を容器の開放端に固定・嵌合すると共に前記内筒の一部が容器の外部へ突出するように該内筒に嵌合する工程と、ノズル(20)を容器の開口端側に回転可能に嵌合し且つ前記内蓋(19)に回転伝達可能に連結する工程と、を含む、ノズルを回転することにより内筒を薬剤の充填位置と吐出位置との間を移動可能とした粉末薬剤投与器の組み立て方法。
  26. 多回投与分の粉末薬剤を貯蔵可能で且つ底部に単回投与分の薬剤を収容する第1孔(10a)及び第1フィルタ嵌合部(11a)を有する容器本体(10)と、第1フィルタ嵌合部に嵌合する第1フィルタ(12)と、容器の底面に接触を保ちつつ充填位置と投与位置との間を回転可能な内筒(15)と、内筒の上部を回転可能に支持する中心孔を有し且つ容器の上部開口内周に嵌合して容器の上端開口を閉じる内蓋(19)と、内筒の上端部に回転伝達可能に連結され、容器の上部開口外周に回転可能に嵌合し且つ薬剤吐出路(20a)を有するノズル(20)とを具備し、充填位置にて容器内の粉末薬剤を内筒の開口(17)を介して薬剤収容孔(10a)へ供給し、投与位置にてフィルタを介してエアーを薬剤収容孔(10a)へ噴き込むことにより薬剤収容孔内の薬剤を内筒の薬剤通路(18)及びノズルの薬剤吐出路(20a)を介して外部へ吐出するように構成される粉末薬剤多回投与器の製造方法であって、
    フィルタ(12)をフィルタ嵌合部(11a)に挿入する工程と、
    内筒(15)を容器本体(10)の中に挿入する工程と、
    粉末薬剤を容器内に充填する工程と、
    内蓋(19)を容器及び内筒に嵌合する工程と、
    ノズル(20)を容器に嵌合し且つ内筒に連結する工程と、
    上記のようにして形成された組立体を検査する工程と、
    からなり、更に容器の底部に第2孔(10b)及び第2フィルタ嵌合部(11b)が設けられ、第2フィルタ嵌合部に第1フィルタ(12)より粗な第2フィルタ(13)が嵌合され、充填時に第2フィルタ及び第2孔が内筒の薬剤通路(18)に連通するように構成され、前記第1フィルタ(12)を前記第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する前に、第2フィルタ(13)を第2フィルタ嵌合部(11b)に挿入することを特徴とする粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  27. 組立体が形成された状態では、内筒(15)は投与位置に設定され、組立体を検査する工程は、
    組立体の初期荷重を測定する段階と、
    ノズル(20)を容器本体に対して所定角度回転させて内筒を充填位置へもたらす段階と、
    組立体を振動させる段階と、
    ノズルを容器本体に対して所定角度反対方向に回転させて内筒を投与位置へもたらす段階と、
    ノズル(20)の先端からエアーを吸引するとともに、前記フィルタから圧縮エアーを容器内に注入して、薬剤収容孔(10a)内の単回投与分の粉末薬剤をノズルから噴射する段階と、
    噴射後の組立体の荷重を測定し、噴射前後の重量差から噴射量を算出する段階と、
    からなることを特徴とする請求項26に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  28. 組立体の初期荷重を測定した後、組立体はインデックステーブルに移載され、検査工程の各段階がインデックステーブルにより回転移動させながら遂行されることを特徴とする請求項27に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  29. ノズル(20)を容器本体に対して回転させる前記2つの段階では、回転シリンダを利用して行われ、ノズルと接触する回転シリンダのチャック部はウレタンゴムが配置されていることを特徴とする請求項27に記載の粉末薬剤多回投与器の製造方法。
  30. 多回投与分の粉末薬剤を貯蔵可能で且つ底部に単回投与分の薬剤を収容する孔(10a)及びフィルタ嵌合部(11a)を有する容器(10)と、フィルタ嵌合部に嵌合するフィルタ(12)と、容器の底面に接触を保ちつつ充填位置と投与位置との間を回転可能な内筒(15)と、内筒の上部を回転可能に支持する中心孔を有し且つ容器の上部開口内周に嵌合して容器の上端開口を閉じる内蓋(19)と、内筒の上端部に回転伝達可能に連結され、容器の上部開口外周に回転可能に嵌合し且つ薬剤吐出路(20a)を有するノズル(20)とを具備し、充填位置にて容器内の粉末薬剤を内筒の開口(17)を介して薬剤収容孔(10a)へ供給し、投与位置にてフィルタを介してエアーを薬剤収容孔(10a)へ噴き込むことにより薬剤収容孔内の薬剤を内筒の薬剤通路(18)及びノズルの薬剤吐出路(20a)を介して外部へ吐出するように構成され、更に容器の底部に第2孔(10b)及び第2フィルタ嵌合部(11b)が設けられ、第2フィルタ嵌合部に第1フィルタ(12)より粗な第2フィルタ(13)が嵌合され、充填時に第2フィルタ及び第2孔が内筒の薬剤通路(18)に連通するように構成され、前記第1フィルタ(12)を前記第1フィルタ嵌合部(11a)に挿入する前に、第2フィルタ(13)を第2フィルタ嵌合部(11b)に挿入する粉末薬剤多回投与器の製造装置であって、
    前記第1及び第2フィルタを前記第1及び第2フィルタ嵌合部にそれぞれ組み込むにあたり、密な第1フィルタを組み込む前に粗な第2フィルタを組み込む、内筒を容器本体の中に挿入し、粉末薬剤を容器内に充填し、内蓋を容器及び内筒に嵌合し、かつノズル(20)を容器に嵌合し且つ内筒に連結して、組立体を製造する製造ラインと、
    上記のようにして形成された組立体を検査し、単回投与分の粉末薬剤の噴射量を測定する検査ラインと、
    からなることを特徴とする粉末薬剤多回投与器の自動製造装置。
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