JP4064886B2 - 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 - Google Patents
車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4064886B2 JP4064886B2 JP2003270775A JP2003270775A JP4064886B2 JP 4064886 B2 JP4064886 B2 JP 4064886B2 JP 2003270775 A JP2003270775 A JP 2003270775A JP 2003270775 A JP2003270775 A JP 2003270775A JP 4064886 B2 JP4064886 B2 JP 4064886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- obstacle
- closing
- opening
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 50
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 103
- 230000008569 process Effects 0.000 description 40
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 28
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 4
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Description
つまり、ドアの開閉に支障をきたす障害物を検出する距離センサと、イグニッション・キースイッチ部に関連したキーセンサと、ドアロック機構部と、制御ユニットとを備え、制御ユニットが、イグニッション・キースイッチ部からキーが差し込まれている状態が検出されるとともに障害物が検出されるとき、ドアを閉状態に維持させる状態となし、また、イグニッション・キースイッチ部にキーが差し込まれている状態が検出されるとともに障害物が検出されるとき、ドアロック機構部にドアを閉状態に維持する作動状態を解除させる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドアの開閉時に、特にドアの近傍にある障害物について、確実に把握することが可能で、障害物と衝突しないような車両用ドア開閉装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、搭乗者がドア開放範囲外に存在するときに、ドア開放が可能となるような車両用ドア開閉装置を提供することにある。
このように構成すると、例えば、車外のドアハンドルに障害物検出手段を埋め込んだような場合、ドアハンドル操作時に搭乗者を障害物と誤認識してしまったとしても、ドアハンドル操作後は、一定時間、待機状態を設け、待機時間内に障害物が無くなれば開作動するようにする構成できると共に、意匠性も向上する。
このように構成すると、例えば障害物検出手段をドア端部に配置したような場合、ドアの回転中心付近(ドア取付位置付近)の障害物を検出することが困難なため、車両が停車する前の段階(例えば速度が10km/h以下のような走行)になると、障害物存在信号を出力し、障害物存在信号が出力された範囲が開閉されるドアの範囲外になるまで、ドアの開放を制限するように構成できる。
このように、障害物センサがドアの回転軸から最も離れた外側近傍の上段、中段、下段位置でドアに設けられているので、下段の障害物センサにおいて低い箇所にある障害物を検出し、中段の障害物センサにおいてドアの側方で車両の中位にある障害物を検出し、上段の障害物センサにおいて車両の上位にある障害物を検出することができるので、車両の高さに応じて障害物の検出が可能となり、ドア開放時における障害物検出が可能となる。
このように構成すると、車外からドアの開放を操作する場合、ドアの開放方向に搭乗者がいないという条件で操作したときのみドアが動作するようにすることが可能となる。
このように構成すると、例えばバック走行などにおいて、障害物の状況を検出する障害物センサなどの取り付け位置がドア端部などであっても、障害物を検出してドアの開放を規制することが可能となり、障害物センサなどの配設位置の自由度を確保することが可能となる。
はじめに、図1乃至図10を参照しながら、本発明の一実施形態に係る車両用ドア開閉装置の構成について説明する。なお、図8に示す符号Sは、本発明の一実施形態に係る車両用ドア開閉装置である。
この車両用ドア開閉装置Sは、乗用自動車等の車両50(図1,図2参照)に配設され、この車両50に設けられたドア52を手動開閉可能な状態から自動的に開閉する状態に切り替えて自動式に開閉させるためのものである。
操作部10は、ワイヤレスリモコン11と、運転席操作スイッチ12と、内側ドアハンドル13と、外側ドアハンドル14と、から構成されている。
ワイヤレスリモコン11は、図1,図2に示すように、運転者等が車外からドア52の開閉操作を行えるものであり、例えば、開操作スイッチおよび閉操作スイッチを有して構成されている。このワイヤレスリモコン11の開操作スイッチを操作すると、開操作信号が出力され、ワイヤレスリモコン11の閉操作スイッチを操作すると、閉操作信号が出力され、後述する受信部21で受信するようになっている。
運転席操作スイッチ12は、図5に示すように、ドア52の内側に形成されたアームレスト57に設けられている。この運転席操作スイッチ12には、運転席、助手席、左後部座席、右後部座席の各座席に対応した操作スイッチが設けられており、この各操作スイッチを操作すると、各座席に対応した開操作信号および閉操作信号を受信部21に出力することができるようになっている。なお、運転席操作スイッチは、インパネに形成してもよく、或いはナビゲータの画面に表示して、タッチパネルで操作できるようにしてもよい。
またドア近傍状況検出センサ72bは、中段の位置として配設され、具体的には、外側ドアハンドル14の操作部に埋め込まれるように配設されている。この外側ドアハンドル14に配設される場合は、例えば図9の(A)〜(C)で示すように、意匠性を考慮して、外部から見えにくい位置に配置する。つまり、図9の(A),(B)のように、ハンドルレバー14aに隠れて配置するものであり、図9(A)は、ハンドルレバー14aの操作するときに、手を入れる空間部分から検出できるように、若干突出させて、下方に向けて配置する。或いは図9(B)のように、操作部の手を入れる空間部分のドアパネルを斜めに形成し、この斜めのパネルの位置に配設する。このように構成するとハンドルレバー14aにドア近傍状況検出センサ72bが隠れて意匠性が向上する。或いは図9(C)のように、ハンドルレバー14aに穴などを形成し、この穴に埋め込んで、ハンドルレバー14a自体に配設する。
このとき、上記図9の(A),(B)の場合と図9(C)の場合とでは、検知する範囲が異なるために、他の上段、下段に配置するドア近傍状況検出センサの位置を調整する。
また本例では、ドア近傍状況検出センサ72として、図10で示すように、ドア近傍状況検出センサ72d,72eを用いた例を示している。ドア近傍状況検出センサ72dは、中段の位置として配設され、具体的には、後席側ドアの回転軸側で中段位置に配設されている。このドア近傍状況検出センサ72dは赤外線センサで構成されている。
さらにドア近傍状況検出センサ72eは、ドア回転軸近傍の下段の位置に配設され、具体的には、前席側ドアの回転軸の下部に配設されている。また、ドア近傍状況検出センサ72fは、図10で示すように、後席側ドアの中段で、ドア52が開閉回動する場合の回動中心軸より最も離れた位置に配設されている。
本例では、障害物検出手段70として障害物センサ71とドア近傍状況検出センサ72(72a〜72f)と、を分けて説明したが、障害物センサ71とドア近傍状況検出センサ72を兼用させてもよい。
受信部21は、ワイヤレスリモコン11から発せられる赤外線や電波などを受信することができるように適宜選択される。そして、受信部21は、ワイヤレスリモコン11による開操作又は閉操作に応じて発せられるリモート信号を受信して、後述する信号処理部33に受信信号を出力するように構成されている。
また、センサ検出部25は、障害物検出手段70として障害物センサ71とドア近傍状況検出センサ72(72a〜72f)から出力された信号を受信して、信号処理部33へ送出するものである。
カウンタ34は、エンコーダ22から出力されたパルス数をカウントし、このパルス数をドアの開度に換算することができるように構成されている。また、このパルス周期からドアの移動速度を検出するように構成されている。更に、このパルス幅からモータ負荷を検出し、異常検出手段とすることもできる。すなわち、ドア52が閉じるときに、パルス幅が所定長以上ならば、挟み込みが発生していると判断し、ドアを反転駆動させるようにしてもよい。
なお、ドアハンドル操作検出部35は、内側ドアハンドルスイッチ23又は外側ドアハンドルスイッチ24からそれぞれ出力されるドアハンドル開操作信号およびドアハンドル閉操作信号(以下、まとめてドアハンドル操作信号と言う)に基づいて、内側ドアハンドル13又は外側ドアハンドル14のどちらが操作されたかということを判別可能に構成されていても良い。
なお、制御回路31全体の動作詳細については後述する。
なお、リンク部材45cの強度が不足する場合、図7のようにリンク部材45cの上下に変形防止ガイド部材65を設け、リンク部材45cの上下方向の変位を規制するようにしてもよい。
また、図2に示すように、ドア52が設定開度まで開扉してモータ41が停止状態にあるときでも、クラッチ42を介してリンク機構部45およびモータ41のある程度の負荷抵抗がドア52に掛かるようになっており、これにより、ドア52が所定の開度位置で保持されるようになっている。
一方、クラッチ42がOFF制御された状態では、モータ41とリンク機構部45との接続が解除されるため、ドア52を手動で操作することが可能となる。このとき、モータ41の負荷がドア52に掛からないので、搭乗者は容易にドア52を開閉させることができる。
次に、上記構成からなる車両用ドア開閉装置Sの動作について説明する。
図11乃至図13は、一実施形態に係る車両用ドア開閉装置の制御を示すフローチャートである。ここでは、車両に設けられた内側ドア開閉スイッチ15又は、外側ドア開閉スイッチ16による操作でドア52を開閉する場合のドア開閉装置Sの動作を説明するもので、前席側のドアを例にして説明する。
なお、ワイヤレスリモコン11でドア開閉動作を実施する際には、車両外側及び内側にワイヤレスリモコン11からの信号の受信部を各々設け、どちらが感知したかによって、内側操作か外側操作かを区別する構成とする。この場合の制御は、ドア開閉スイッチ15、16による開閉操作と同様である。
次に、上記構成からなる車両用ドア開閉装置Sの動作について説明する。
図11乃至図13は、一実施形態に係る車両用ドア開閉装置の制御を示すフローチャートであり、図11はドア開閉処理の制御を示す説明図であり、図12はドア開作動時の制御(ステップS20)の流れを示す説明図、図13は車両用ドア開閉装置における記憶処理(ステップS22)の流れを示す説明図である。なお、図11乃至図13のフローチャートの処理は、制御部30の図示しないCPUで制御されている。また、図14乃至図17は、後述する変更例などを説明するものである。
以下の説明において、ドア開操作信号とドア閉操作信号を総称して単に「ドア開閉操作信号」と記す。
はじめに、本実施形態の車両用ドア開閉装置Sは、ドア自動開操作が行われたか否かの判断を行う(ステップS11)。ドア自動開操作の有無の判断は、ドアハンドル操作検出部35または受信部21において行われる。すなわち、ドアハンドル操作検出部35において判断される場合は、内側ドアハンドルスイッチ23又は外側ドアハンドルスイッチ24から所定のドアハンドル開操作信号が検出されたか否かによって、ドア自動開操作の有無が判断される。
そして、受信部21において判断される場合は、ワイヤレスリモコン11による開操作又は閉操作に応じて発せられるリモート信号を受信したか否かによって判断される。ワイヤレスリモコン11には、5つのスイッチボタンを形成し、それぞれにAL(全席)、FR(運転席)、FL(助手席)、BR(後部右側席)、BL(後部左側席)としても良い。このように構成して、開けたいドアのみを指定して、開閉することが可能となるようにしても良い。スマートキーを操作手段とする場合は、スマートキーを所持した状態で車両に近づき、例えば、上記のような所定のドアハンドル操作を行うことにより、ドア自動開操作の有無が認識されるように構成することができる。なお、ここでは、スイッチ操作が外側ドアハンドルによって操作された場合を説明する。
ドア開閉操作信号がHIGHに設定される(ステップS12)と、車両速度が0であるか否か、すなわち駐停車した状態であるか否かを判定する(ステップS13)。車両速度が0でない場合(ステップS13:NO)、車両は走行中であると判定し、所定速度か以下かどうか判断し、所定速度以上である場合(ステップ21:NO)、処理はS24に進み、ドア開閉操作信号をLOWに設定する(ステップS23)。その後、処理を終了する。これは、所定以上で車両が走行中にドア52の操作を行うことを防止するため、操作を中止、すなわちスイッチ操作を無効とするものである。
上記ステップ21で、車両速度が所定速度、例えば10Km/h以下である場合(ステップ21:YES)、記憶処理(ステップ22)を行なう。ステップ22の記憶処理は後述する。
操作スイッチの操作方向が開方向ではないと判定された場合(ステップS14:NO)、ドア位置が全閉状態であるか否かを判定する(ステップS15)。
ドア52が全閉状態であることは、図示しないドア開閉状態検出センサで検出可能となっている。ドア52が全閉状態であった場合には(ステップS15:YES)、ドア52をこれ以上閉扉することは不可能であるので、誤操作であるとみなして、処理はステップS23に進み、ドア開閉操作信号をLOWに設定する(S23)。その後処理を終了する。
ドア52が全閉でなかった場合(ステップS15:NO)、ドア52を閉扉するための操作は有効であると判定してドア閉処理を実行する(ステップS16)。次いで、このドア閉処理が終了した後、処理はステップS23に進み、ドア開閉操作信号をLOW設定して(S23)、処理を終了する。
ドアスイッチ開閉操作信号が発生した操作がドアハンドルである場合(ステップS17:YES)、前席側ドアにおいて障害物信号があるかどうか判断する(ステップS18)。すなわち、例えば車両外から前席側ドアを開くために、搭乗者が操作する場合において、前席側にあるドア近傍状況検出センサ72(72a〜72c)で、開こうとする前席側ドアに障害物が存在するかどうか判断し、障害物が存在する場合(ステップS18:YES)、前席側ドアを開くと、搭乗者(障害物)に当たるためドアは開かず、処理はステップS23に進み、ドア開閉操作信号をLOW設定して(S23)、処理を終了する。
前席側ドアに障害物が存在しない場合(ステップS18:NO)、後席側ドアに障害物があるかどうか判断する(ステップS19)。後席側ドアに障害物がない場合(ステップS19:NO)、障害物が無いという状態が所定時間経過しているかどうかを判断する(ステップS19a)。所定時間経過していない場合(ステップS19a:NO)、障害物があると判断されるまで、ステップ18から繰り返し判断を行なう。所定時間経過している場合(ステップS19a:YES)、障害物は除かれたため、ドア52を開扉するための操作は有効であると判定して、ドア駆動モータ41及びクラッチ42を駆動してドア開処理を実行する(ステップS20)。このドア開処理は、図12の処理を行う。
まず、ステップS20−1でドア駆動モータ41とクラッチ42が駆動され、ステップS20−2で自動ドア開作動が開始される。次いで、障害物検出手段70の障害物センサ71により検知され、センサ検出部25により検出された障害物信号が信号処理部33に入力されているか否かを判定する(ステップS20−3)。障害物信号が、信号処理部33に入力されている場合には(ステップS20−3:YES)、タイマーT1をスタートして(S20−4)、タイマーT1が設定値以上か否かを判定する(ステップS20−5)。タイマーT1が設定値以上の場合は(ステップS20−5:YES)、障害物は排除されていないと判定し、モータ41を停止してドア開扉動作を停止する(ステップS20−9)。そして、ドア開閉操作信号をLOW設定して(ステップS20−10)処理は終了する。
障害物信号が信号処理部33にその時点で入力されていないと判定した場合には(ステップS20−6:NO)、障害物は排除されたと判定されて、処理はHを介してステップS20−7に進む。ステップS20−4〜ステップS20−6では、検知された障害物が排除されるか否かをタイマーT1に設定された時間内(例えば3.0秒)監視していることとなる。信号処理部33に入力されるデータは一定周期で最新の情報に更新されるため、タイマーT1設定時間内に障害物センサ71で検知された障害物が排除されて障害物センサが障害物を検知しなくなった場合には、信号処理部33に入力されていた障害物信号をクリアされ、ステップS20−6でNOの判定がなされることになる。
ドア開角度が設定値に達したと判断された場合(ステップS20−8:YES)、ドア開扉動作が停止される(ステップS20−9)。そして、ドア開閉操作信号をLOW設定して(ステップS20−10)処理は終了する。
ステップS21で車両が所定速度以下となったとき、障害物センサ71及びドア近傍状況検出センサ72(72a〜72f)などが作動する(ステップS22−1)。そして、記憶の開始処理が行なわれる(ステップS22−2)。この記憶処理は、障害物センサ71及びドア近傍状況検出センサ72(72a〜72f)などから出された信号をセンサ検出部25で検出し、信号処理部33で処理された信号を記憶手段36で記憶を開始するもので、記憶手段としてはRAM、HDD等に記憶する。記憶時間は任意に設定することが可能であるが、時速10kmの場合1秒で約2.78メートル程度移動するため、車両の長さを考慮して、最少記憶時間を設定することができる。また、時速1km以下では、1秒に約0.278メートル以下で移動することになり、さらに遅い速度で移動する場合があるので、これらを考慮して最大記憶時間を設定する。
次に、車両速度が0かどうか判断する(ステップS22−3)。車両速度が0でない場合(ステップS22−3:NO)、車両速度が0になるまで、判断を続行する。車両速度が0の場合(ステップS22−3:YES)、車両が停止したものと判断し、車両停止前の移動距離の算出処理を行なう(ステップS22−4)。
そして、障害物の位置が、車両停止前の移動距離によって、ドアが開くときに、予め設定された障害となる範囲かどうか対比処理をする(ステップS22−5)。そして、対比処理の結果、障害物の範囲である場合(ステップS22−6:YES)、処理はCを介して、図11のステップS23に進みドアスイッチ開閉操作信号をLOW設定する(ステップS23)。障害物の範囲である場合(ステップS22−6:NO)、処理はBを介して、図11のドア開処理ステップS20の処理を行なう。
また、車庫入れなどにおいて、前進と後退を繰り返して行うような場合についても前述したステップS22−4〜ステップS22−6により、車両停止前の移動距離の算出処理、対比処理及び判断処理を行うことにより、障害物と車両との位置関係を特定するものである。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(イ)本実施形態の車両用ドア開閉装置Sでは、外側から開こうとするドアに操作者(搭乗者)が存在しないことを確認してドア開放が可能となるため、自動ドア開放をしても、操作者(搭乗者)に衝突することを防止することが可能となる。
(a)上記実施形態では、車両用ドア開閉装置Sが蝶番式のドア52を有する車両50に備えられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両用ドア開閉装置Sは、跳ね上げ式のドアを有する車両等に用いられていても良い。さらに、自動開扉させるドアは、前席用のドアに限らず、後席用や背面ドア等であっても良い。
さらに、ドア52にタッチセンサや負荷センサを設け、ドア52に外部から負荷が掛かった場合に、ドア52の開閉制御が自動的に停止されるような構成であっても良い。すなわち、ドア52の自動開閉中における開度検出と共に、負荷検出および検出負荷判断を行い、この検出負荷判断処理にて、予め設定した負荷を超えたと判断した場合に、ドア52を停止させるようにしても良い。このようにすると、自動開閉中のドア52に搭乗者が触れるだけでドア52の自動開閉を停止させることができる。従って、狭い駐車場に車両50を駐車した際などに有効である。
(c)車両50のドア52の付近に音声報知装置や表示報知装置等を設け、車両用ドア開閉装置Sがドア52を自動式に開閉させている最中に、その旨を前記音声報知装置や表示報知装置等によって報知するように構成されていても良い。また、車両用ドア開閉装置Sの作動中に車両50を発進させてしまわないように、運転席等に警告灯を設けても良い。
さらに、リンク部材45cは、車体側又はドア側に設けられた支持軸44aに軸支されていたが、リンク部材45cと支持軸44aとの間に別のリンク機構を設ける構成であってもよい。
なお、駆動機構部144は、2つの平歯車からなる減速機構のかわりに、ウォームギアと平歯車とからなる減速機構やベルト機構を備えた構成であっても良い。
Claims (5)
- ドアを開閉駆動するドア開閉駆動部と、車両側方の障害物の存在を検出して障害物存在信号を出力する障害物検出手段と、ドア自動開閉信号を出力する操作手段と、該操作手段からのドア自動開閉信号及び前記障害物検出手段からの障害物存在信号を検出する検出部と、該検出部によって検出した信号に基づいて前記ドア開閉駆動部を制御する制御部と、を備えた車両用ドア開閉装置であって、
前記操作手段がドアハンドルであって、該ドアハンドルからドア自動開閉信号を受信した場合において、前記ドア自動開閉信号受信後の所定時間の間、前記障害物検出手段が障害物を検知しない場合に、ドア開閉駆動部によりドア開閉動作を行うように制御してなることを特徴とする車両用ドア開閉装置。 - 前記障害物検出手段は、回転するドアの回転軸から最も離れた外側近傍の上段、中段、下段位置でドアに設けられた障害物センサによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア開閉装置。
- 前記上段に設けられた障害物センサは、赤外線センサであることを特徴とする請求項2に記載の車両用ドア開閉装置。
- 前記障害物検出手段が、開閉しようとするドアに設けた障害物センサで障害物を検出せず、開閉しないドアに設けた赤外線センサで人を検出したときに、前記制御部は、ドア開閉駆動部を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用ドア開閉装置。
- 車両のドアを自動式に開閉する車両用ドア開閉制御方法であって、
開こうとするドアの回転軸から最も離れた外側近傍の上段、中段、下段位置でドアに設けられた障害物センサによって障害物を検出する第1の障害物検出ステップと、
開こうとしないドアの障害物センサによって、人を検出する第2の障害物検出ステップと、
前記第1の障害物検出ステップで障害物を検出せず、第2の障害物検出ステップで検出した場合に、ドアの開閉駆動を制御するステップと、
を備えてなることを特徴とする車両用ドア開閉制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270775A JP4064886B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003270775A JP4064886B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005023754A JP2005023754A (ja) | 2005-01-27 |
JP4064886B2 true JP4064886B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=34190651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003270775A Expired - Fee Related JP4064886B2 (ja) | 2003-07-03 | 2003-07-03 | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4064886B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5381061B2 (ja) * | 2008-12-08 | 2014-01-08 | 株式会社デンソー | 車両ドア開度制御装置 |
DE102010031573A1 (de) * | 2010-07-20 | 2012-01-26 | Robert Bosch Gmbh | Fahrzeugverkleidung mit verdeckter Ultraschallsensoranordnung und Verfahren zur Integration von Ultraschallwandlern in Fahrzeugverkleidungen |
KR101949816B1 (ko) * | 2017-03-30 | 2019-02-19 | 김슬기 | 차량 도어 충돌방지 장치 |
CN112026651B (zh) * | 2020-10-05 | 2024-06-18 | 天津职业技术师范大学(中国职业培训指导教师进修中心) | 一种汽车车门开启防撞装置 |
CN112572112A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-03-30 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种汽车车门控制系统和方法、汽车 |
CN113173121B (zh) * | 2021-04-30 | 2023-05-26 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种汽车隐藏式把手状态提示系统、方法及汽车 |
CN114150967B (zh) * | 2021-12-02 | 2022-11-25 | 深圳市兴嘉林电子科技有限公司 | 车门控制方法、装置及电子设备 |
-
2003
- 2003-07-03 JP JP2003270775A patent/JP4064886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005023754A (ja) | 2005-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4834384B2 (ja) | 車両ドア制御方法および車両ドア制御システム | |
US7178854B2 (en) | Door apparatus | |
US6398288B1 (en) | Control device of automotive pivoting door | |
US10077002B2 (en) | Control device of electric step for vehicle | |
JP4389897B2 (ja) | 自動車用ドアの開動作規制装置 | |
JP4064886B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア開閉制御方法 | |
JP3052491B2 (ja) | 自動車用自動ドアの安全装置 | |
JP2007009456A (ja) | 車両用ドアの挟み込み防止装置 | |
JP2005014840A (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア自動開閉方法 | |
JP2005171573A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
KR102141466B1 (ko) | 힌지방식 클러치가 적용된 자동 슬라이딩도어모듈 | |
JP4789571B2 (ja) | 窓開閉制御装置 | |
JP3825004B2 (ja) | 車両用ドア開扉装置および車両用ドア開扉制御方法 | |
JP3711516B2 (ja) | 車両用開閉体の開閉装置 | |
JP4087757B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア自動開閉方法 | |
JP4149858B2 (ja) | 車両用ドア開閉装置 | |
JP6940038B2 (ja) | ドアラッチシステム | |
JP2005016250A (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア自動開閉方法 | |
JP4376800B2 (ja) | 車両用スライドドアの半開停止装置 | |
JP2005016251A (ja) | 車両用ドア開閉装置 | |
JP3565317B2 (ja) | 車両用スライドドアの自動開閉装置 | |
JP2005030080A (ja) | 車両用ドア開閉装置及び車両用ドア自動開閉方法 | |
JPH01187278A (ja) | 自動車用ドアの自動閉鎖装置 | |
JPS61163034A (ja) | 車輌用回転シ−ト | |
JP2006291465A (ja) | 車両用スライドドアの中間停止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050719 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071009 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |