JP4064258B2 - 平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平版印刷用アルミニウム合金板、とくに、電気化学的エッチング処理により優れた粗面化性を有する平版印刷用アルミニウム合金板に関する。
【0002】
【従来の技術】
平版印刷版(オフセット印刷版を含む)の支持体としては、一般にアルミニウム合金板が使用されている。支持体については、感光膜の密着性向上と非画像部の保水性向上の観点から粗面化処理が行われる。
【0003】
粗面化処理法としては、従来、ボールグレイニング、ブラシグレイニング、ワイヤーグレイニングなどの機械的粗面化法が行われており、支持体として、JIS A1100(アルミニウム純度99.0%)、A3003(アルミニウム純度98.0〜98.5%)などが使用されていた。
【0004】
近年、製版適正や印刷性能が優れていること、コイル材での連続処理が可能なことなどから、支持体用アルミニウム合金板の表面を電気化学的エッチング処理により粗面化する手法が急速に発展している。電気化学的エッチング処理は、電解液として、塩酸または塩酸を主体とする電解液(以下、塩酸系電解液)や硝酸または硝酸を主体とする電解液(以下、硝酸系電解液)を用いるもので、比較的均一な電解粗面化が得られるA1050(アルミニウム純度99.5%)相当材が支持体として適用される。
【0005】
具体的には、Si、Fe以外に、Cu:0.001〜0.03%、Ga:0.005〜0.020%、Ni:0.001〜0.03%、Ti:0.002〜0.05%を含有し、Ga+Ti:0.010〜0.050%としたアルミニウム合金板(特許文献1参照)、Si、Fe以外に、Ti:0.005〜0.05%、Ni:0.005〜0.20%、Ga:0.005〜0.05%、V:0.005〜0.020%を含有し、1≦([Ti%]+[Ga%])/[V%]≦15を満足するアルミニウム合金板(特許文献2参照)などが提案されている。
【0006】
しかしながら、上記の支持体用アルミニウム合金板は、塩酸系電解液や硝酸系電解液中でのエッチング処理において、粗大且つ不均一なピットが生じ、均一な電解粗面化面が得られない場合がある。Si、Fe以外に、Cu:0.003%以下、Ti:0.05%以下、Pb:0.0012〜0.0150%を含有する印刷版用アルミニウム合金板(特許文献3参照)も提案されており、この支持体によれば、かなり満足すべき粗面化特性が得られる。
【0007】
【特許文献1】
特開平3−177528号公報
【特許文献2】
特開平9−279274号公報
【特許文献3】
特許第356106号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
発明者らは、印刷版への感光膜の密着性および非画像部の保水性に対する厳しい要求に対応して、粗面化ピットの均一性をさらに高めることができる印刷版支持体用アルミニウム合金板を得るために、電気化学的粗面化用支持体として適用されるA1050相当材における含有成分量、含有成分相互の関係と粗面化特性との関連について、さらに多角的な検討を加えた結果、Fe、Si以外の添加成分として、特定量のGaおよびVを共存させるとともに、不純物としてのNi、Pb、Cuの量を特定量未満に制限することにより、従来よりさらに優れた粗面化特性が得られること、また、Ni、GaおよびVの量的な関係を特定することによって特性は一層高められることを見出した。
【0009】
本発明は、上記の知見に基づいてなされたものであり、その目的は、電気化学的粗面化処理により均一なピットが形成され、一層優れた感光膜との密着性および保水性が得られるとともに、さらに改善された画像鮮明性および耐刷性が達成でき、また粗面化処理後の表面に不規則な荒れや圧延方向に沿うスジ状のムラ(ストリーク)を生じることがない平版印刷版用アルミニウム合金板およびその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による平版印刷版用アルミニウム合金板は、Fe:0.20〜0.60%、Si:0.03〜0.15%、Ti:0.025〜0.050%、Ga:0.005〜0.050%、V:0.005〜0.050%を含有し、残部Alおよび不純物からなり、不純物としてのNiが0.005%未満、Pbが0.0035%未満、Cuが0.005%未満であることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2による平版印刷用アルミニウム合金板は、請求項1において、Ni、GaおよびVの含有量が、以下の関係式を満足することを特徴とする。[Ni%]+([Ga%]+[V%])/10≦0.01
【0012】
また、本発明の請求項3による平版印刷用アルミニウム合金板は、請求項1または2において、板表面から見た圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長が10〜100μm、板表面から見た圧延方向に平行な方向の平均結晶粒長が前記圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長の2〜20倍で、且つ板表面において直径(円相当直径)0.1〜1μmの析出物が10,000〜100,000個/mm2 分散していることを特徴とする。
【0013】
本発明の目的を達成するための本発明の請求項4による平版印刷用アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1または2記載の組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を、400〜600℃の温度で均質化処理し、350〜600℃の温度で熱間圧延を開始する熱間圧延を行った後、冷間圧延の前または冷間圧延の途中で、400〜550℃の温度に30秒以下(0秒を含む、以下同じ)保持する中間焼鈍を行い、50〜98%の加工度で仕上げ冷間圧延を行うことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項5による平版印刷用アルミニウム合金板の製造方法は、請求項1または2記載の組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を、400〜600℃の温度で均質化処理し、熱間圧延開始温度(Ts)を350〜600℃の温度範囲で且つTs(℃)≦600−{([Ga%]+[V%])×104 }/6の条件を満足する温度とする熱間圧延を行った後、冷間圧延の前または冷間圧延の途中で、400〜550℃の温度に30秒以下保持する中間焼鈍を行い、50〜98%の加工度で仕上げ冷間圧延を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の平版印刷版用アルミニウム合金板における含有成分の意義および限定理由について説明する。
Feは、合金板の強度を向上させるとともに、エッチピットを微細化するよう機能する。また、Al−Fe化合物を形成し、これがピット発生の起点となってピットを均一に分散形成させる。Feの好ましい含有量は0.20〜0.60%の範囲であり、0.20%未満ではその効果が十分でなく、未エッチング部が生じ、0.60%を越えると粗大化合物が多くなりピットが不均一となり易い。
【0016】
Siは、Feと同様、合金板の強度を向上させるとともに、エッチピットを微細化するよう機能する。Siの好ましい含有量は0.03〜0.15%の範囲であり、0.03%未満ではその効果が十分でなく、0.15%を越えると粗大化合物の形成により電解粗面化が不均一となる。
【0017】
Tiは、後述するGaの作用を抑制するよう機能する。すなわち、Gaの添加は、電気化学的粗面化処理により形成されるエッチピットの形状を歪め、均一なピット形成を阻害する。Tiの添加により、上記Gaの作用は抑制され、その結果、ピットは円形となり粗面化面が均一となる。また、Tiは、鋳塊の結晶粒を微細にし、その結果、印刷版としての処理を行ったときのストリークの発生を防止する。Tiの好ましい含有範囲は0.025〜0.050%であり、0.025%未満ではその効果が小さく、0.050%を越えて含有すると、Al−Ti系の粗大な化合物が生成してピットを粗大にする。
【0018】
Gaは、ピットの形状を歪めて、印刷版の耐刷性を劣化させる。この効果を抑制するために、前記のように、Gaの含有量に応じてTiが添加される。一方、Gaは、鋳塊の組織を微細にしてストリークの発生を防止する効果を有する。Gaの好ましい含有量は0.005〜0.050%の範囲であり、0.005%未満ではその効果が十分でなく、0.050%を越えると、Tiを添加してもピットの歪みを改良し得なくなり、粗面化面が不均一となる。
【0019】
Vは、電解粗面化面を均一にするよう機能する。Vの好ましい含有範囲は0.005〜0.050%であり、0.005%未満ではその効果が小さく、また電解粗面化性が低下して未エッチング部が生じ、0.050%を越えると、Ti、Gaによる鋳塊組織の微細化効果が阻害される。Vのさらに好ましい含有範囲は0.010%を越え0.050%以下である。
【0020】
不純物としてのNiは、酸溶液中でのカソード反応を促進してピットを粗大、不均一とするため、0.005%未満に制限する。Niが0.005%以上含有されると、ピットの粗大、不均一化が顕著となり印刷性能が害される。
【0021】
通常、電気化学的粗面化処理によりアルミニウム合金板表面を粗面化する場合、不均一な不働態皮膜が生成したり電解時の抵抗が増加したりしながら合金板の表面にエッチピットが生成する。微量のPbは不働態皮膜の形成を抑制し、ピットの形成を均一化するが、Pbの含有量が多くなると、ピットが歪み電解粗面化面が不均一となる。このため不純物としてのPbは0.0035%未満に制限するのが好ましい。さらに好ましくは0.0010%以下とする。
【0022】
Cuは、ピットを微細にする効果を有するが、0.005%を越えて含有すると粗大なピットが発生して未エッチング部が生じ易くなる。従って、不純物としてのCuは0.005%未満に制限するのが好ましい。
【0023】
Ni、GaおよびVは、鋳塊組織の微細化およびエッチピットの均一性に影響するため、それぞれの含有量を前記にように制御することが必要であるが、これらの成分量の関係を特定することによって、さらに改善された粗面化ピットの均一性を達成することができる。この効果を達成するための、Ni,GaおよびVの関係は、[Ni%]+{([Ga%]+[V%])/10}≦0.01であり、上記の式の左辺が0.01を越えると、粗大なピットの形成が顕著となり粗面化面が不均一となる。
【0024】
なお、本発明のアルミニウム合金板においては、不純物として、Mn、Mg、Crがそれぞれ0.02%以下含有されていても、本発明の効果に影響することはない。
【0025】
本発明において電気化学的粗面化によるエッチングピットの形成を微細且つ均一にするためには、合金マトリックス中の結晶粒の大きさ、形状、Al−Fe系、Al−Fe−Si系、単体Siなどの析出物の分布密度を制御するのが好ましく、板表面から見た圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長が10〜100μm、板表面から見た圧延方向の平均結晶粒長が前記圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長の2〜20倍で、且つ板表面において直径(円相当直径)0.1〜1μmの析出物が10,000〜100,000個/mm2 分散する組織性状とすることが好ましい。
【0026】
板表面から見た圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長が10μm未満では極微細なピットが多くなり、100μmを越えると、粗大ピットが多くなって、いずれも平版印刷版用支持体として適しなくなる。圧延方向に平行な方向の平均結晶粒長が圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長の2倍未満では粗大ピットの成長が促進され易く、20倍を越えると均一なピット形成が困難となり、この場合も平版印刷版用支持体として適したアルミニウム合金板が得難くなる。
【0027】
板表面において、直径(円相当直径)が0.1μm未満の析出物が10,000個/mm2 未満では析出物の数が少ないため粗大ピットが多く形成されるようになり、また100,000個/mm2 を越えると、析出物の数が多くなって均一なピット形成が困難となり、平版印刷版用支持体として適したアルミニウム合金板が得難くなる。
【0028】
前記結晶粒長の測定は、アルミニウム合金板の表面を脱脂洗浄後、電解研磨し、ホウ酸とフッ酸を混合した水溶液で1分間陽極酸化し、光学顕微鏡の偏光モードで100倍に拡大した偏光写真を撮影し、圧延方向に直交または平行な方向の結晶粒長を画像解析装置(装置例:(株)ニレコ製ルーゼクス500)を用いて測定して、測定結果から結晶粒の大きさおよび形状を求める。
【0029】
また、析出物の分布密度の測定は、アルミニウム合金板の表面を脱脂洗浄後、硝酸、フッ酸および塩酸を混合した水溶液(ケラー氏液)で10秒間エッチングし、光学顕微鏡で1,000倍に拡大した写真を撮影し、析出物の粒径分布を画像解析装置(装置例:(株)ニレコ製ルーゼクス500)を用いて測定する。この場合、析出物の直径は、円相当直径すなわち写真における析出物の面積と同じ面積を有する円の直径として換算し、この結果から析出物の分布密度を求める。
【0030】
本発明による平版印刷版支持体用アルミニウム合金板の製造方法について説明すると、本発明のアルミニウム合金板は、前記請求項1または2に記載のアルミニウム合金の鋳塊を均質化処理後、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍を経て、仕上げ冷間圧延することにより製造される。
【0031】
均質化処理は、400〜600℃の温度で行うのが好ましく、この均質化処理により、過飽和に固溶しているFe、Siを析出させ、固溶しているGaとTi、VとTiが結合して0.1〜1μmの大きさの析出物が形成され、エッチングピットが微細な円形となり耐刷力が向上する。均質化処理温度が400℃未満ではFe、Siの析出、GaとTi、VとTiの結合が十分でなく、形成されるピットの形状に歪みが生じ易い。600℃を越える温度で均質化処理を行うと、Siの固溶量が大きくなり、後工程で単体Siが析出して、インキ汚れが生じ易くなる。
【0032】
均質化処理後の熱間圧延は350〜600℃の温度で開始するのが好ましい。350℃未満では、変形抵抗が大きいため1回当たりの加工度を大きくすることができず、圧延のパス回数が多くなり経済的でない。600℃を越える温度で熱間圧延を開始すると、Siの固溶量が大きくなり、後工程で単体Siが析出してインキ汚れが生じ易くなる。さらに好ましい熱間圧延開始温度は350〜450℃であり、450℃を越えると、熱間圧延中に粗大な再結晶粒が生じて、筋状の不均一組織によるストリークが生じ易くなる。
【0033】
熱間圧延時に粗大な再結晶粒を形成させず、ストリークの発生を抑制するためには、熱間圧延開始温度(Ts)を350〜600℃の温度範囲内で且つTs(℃)≦600−{([Ga%]+[V%])×104 }/6の条件を満足する温度とする熱間圧延を行うのが好ましい。Vは熱間圧延時の再結晶粒形成に影響し、GaはこのVの作用を助長するよう機能する。
【0034】
熱間圧延に続いて中間焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を行う。または、熱間圧延に続いて冷間圧延を行い、冷間圧延の途中で中間焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を実施する。熱間圧延後の冷間圧延加工度は50%前後が好ましい。中間焼鈍は、400〜550℃の温度に0〜30秒間保持する条件で行うのが好ましく、通常は連続焼鈍炉中にアルミニウム合金板を通すことにより実施される。400℃未満ではアルミニウム合金板の再結晶が不十分となり、550℃を越える温度では再結晶粒が粗大化し易い。保持時間は短い方が好ましく、保持なし(保持時間:0秒)が最も望ましい。保持時間が30秒を越えると再結晶粒が粗大化し易くなる。
【0035】
仕上げ冷間圧延は、当該アルミニウム合金板を平版印刷用支持体として適用した場合に、支持体を版胴に巻き付ける時のくわえ切れを防止する強度を与えるとともに、中間焼鈍で生成された結晶粒の圧延方向に平行な方向の長さを調整するために行われる。好ましい圧延加工度は50〜98%の範囲であり、50%未満では、版胴に巻き付ける時のくわえ切れを防止するに十分な強度を与えることが難しく、98%を越えると、中間焼鈍で生成された結晶粒が圧延方向に平行な方向に長く伸び過ぎて、均一なエッチングピットの形成が困難となる。
【0036】
【実施例】
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明するとともに、それに基づいてその効果を実証する。なお、これらの実施例は、本発明の好ましい一実施態様を説明するためのものであって、これにより本発明が制限されるものではない。
【0037】
実施例1
表1、表2に示す組成のアルミニウム合金を溶解、鋳造し、得られた鋳塊の両面を面削して、厚さ500mm、幅1000mm、長さ3500mmに成形し、550℃の温度で均質化処理を施した後、400℃の温度に加熱して熱間圧延を開始し、熱間圧延後冷間圧延を行い、ついで、連続焼鈍炉において500℃の温度に加熱する中間焼鈍(500℃での保持無し)を施した。その後、板厚減少率80%の仕上げ冷間圧延を行い、厚さ0.30mmの板材を得た。
【0038】
得られたアルミニウム合金板を、表3に示す処理条件で脱脂、中和洗浄処理した後、交流電解粗面化処理を施し、さらに、電解により形成された酸化物を除去するため、デスマット処理を行い、水洗、乾燥して、一定の大きさに切り取り、試験材とした。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
各試験材について、走査電子顕微鏡(SEM)を用いて、500倍の倍率で表面を観察し、視野の面積が0.04mm2 となるように写真を撮影し、得られた写真から、以下の評価を行った。評価結果を表4に示す。
【0043】
未エッチング部の発生:未エッチング部が20%を越えるものを不良(×)、15〜20%のものを良好(○)、15%未満のものを優良(◎)として評価する。
エッチピットの均一性:円相当径が10μmを越える大きなピットが全ピットに対して面積率で20%を越えるものを不良(×)、10〜20%のものを良好(○)、10%未満のものを優良(◎)として評価する。
ストリークの発生:粗面化面にストリークが目視で観察されるものを不良(×)、ストリークが観察されないものを良好(○)として評価する。
【0044】
【表4】
【0045】
表4にみられるように、本発明に従う試験材No.1〜6はいずれも、未エッチング部は少なく良好の範囲以上であり、ピットの均一性に優れ、ストリークの発生も観察されなかった。
【0046】
比較例1
表5、表6に示す組成のアルミニウム合金を溶解、鋳造し、実施例1と同様の工程に従って厚さ0.30mmの板材とし、得られたアルミニウム合金板を、実施例1と同様、表3に示す処理条件で脱脂、中和洗浄処理した後、交流電解粗面化処理を施し、さらに、電解により形成された酸化物を除去するため、デスマット処理を行い、水洗、乾燥して、一定の大きさに切り取り、試験材とした。表5において、本発明の条件を外れたものには下線を付した。
【0047】
各試験材について、走査電子顕微鏡(SEM)を用いて、500倍の倍率で表面を観察し、視野の面積が0.04mm2 となるように写真を撮影し、得られた写真から、実施例1と同じ方法で、未エッチング部の発生、エッチピットの均一性およびストリークの発生について評価した。結果を表7に示す。
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
表7に示すように、試験材No.7は、Si量が少ないためピットの均一性が劣り、試験材No.8は、Si量が多いため粗大な金属間化合物が生成しピットの大きさにバラツキが生じた。試験材No.9は、Fe量が少ないため粗大なピットが生じるとともに未エッチング部が多い。試験材No.10は、Fe量が多いため、ピットの大きさが不均一となった。
【0052】
試験材No.11は、Cu含有量が多いため粗大なピットが生じるとともに未エッチングが多くなった。試験材No.12は、Ti量が少ないためストリークが生じ、試験材No.13は、Ti量が多いため粗大なピットが生じピットの均一性が劣る。試験材No.14は、Ga量が少ないためストリークが生じ、試験材No.15は、Ga量が多いためピットの形態が不均一となった。
【0053】
試験材No.16は、Ni量が多いためピットが粗大となりピットの均一性が劣る。試験材No.17は、Pb量が多いためピットの形状に歪みが生じピットの均一性が劣る。試験材No.18は、V量が少ないため未エッチング部が生じ試験材No.19は、V量が多いためストリークが生じた。
【0054】
試験材No.20はGa量が多く、試験材No.21はNi量が多いため、いずれもピットの均一性が劣る。試験材No.22は、V量が多いためストリークが生じた。試験材No.23は、GaおよびNiの含有量が多いためピットの均一性が劣る。試験材No.24〜26は、V量が多いためストリークが生じた。
【0055】
実施例2
表1の合金Cの組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を面削して、厚さ500mm、幅1000mm、長さ3500mmのサイズに成形し、表8に示す条件で均質化処理、熱間圧延、連続焼鈍炉による中間焼鈍、仕上げ冷間圧延を行い、厚さ0.30mmのアルミニウム合金板を得た。なお、熱間圧延後に中間焼鈍を行い、ついで仕上げ冷間圧延を行う工程をa工程、熱間圧延に続いて冷間圧延を行い、該冷間圧延の途中で中間焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を行う工程をb工程とした。
【0056】
得られたアルミニウム合金板を試験材として、板表面から見た圧延方向の平均結晶粒長と圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長、直径0.1〜1μmの析出物の分布密度を前記の方法により測定し、さらに、実施例1と同様、表3に示す条件で脱脂、中和洗浄処理した後、交流電解粗面化処理を施し、さらに電解により形成された酸化物を除去するため、デスマット処理を行い、水洗、乾燥して一定の大きさに切り取り、実施例1と同様、電解粗面化処理における未エッチング部の発生、エッチピットの均一性およびストリークの発生について評価した。結果を表9に示す。
【0057】
表9にみられるように、本発明に従う試験材No.27〜31はいずれも、未エッチング部は少なく良好の範囲以上であり、エッチピットの均一性に優れ、ストリークの発生も観察されなかった。
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】
【0060】
比較例2
表1の合金Cの組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を面削して、厚さ500mm、幅1000mm、長さ3500mmのサイズに成形し、表10に示す条件で均質化処理、熱間圧延、連続焼鈍炉による中間焼鈍、仕上げ冷間圧延を行い、厚さ0.30mmのアルミニウム合金板を得た。なお、熱間圧延後に中間焼鈍を行い、ついで仕上げ冷間圧延を行う工程をa工程、熱間圧延に続いて冷間圧延を行い、該冷間圧延の途中で中間焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を行う工程をb工程とした。
【0061】
得られたアルミニウム合金板を試験材として、板表面から見た圧延方向の平均結晶粒長と圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長、直径0.1〜1μmの析出物の分布密度を前記の方法により測定し、さらに、実施例1と同様、表3に示す条件で脱脂、中和洗浄処理した後、交流電解粗面化処理を施し、さらに電解により形成された酸化物を除去するため、デスマット処理を行い、水洗、乾燥して一定の大きさに切り取り、実施例1と同様、電解粗面化処理における未エッチング部の発生、エッチピットの均一性およびストリークの発生について評価した。結果を表11に示す。なお、表10、表11において、本発明の条件を外れたものには下線を付した。
【0062】
【表10】
【0063】
【表11】
【0064】
表11に示すように、試験材No.32は均質化処理温度が低いため、析出物の生成が不十分となり、GaとTi、VとTiの結合も十分でないためピットの形状に歪みが生じ、ピットの均一性に劣る。試験材No.33は均質化処理温度、熱間圧延開始温度が高く、析出物の数が多くなり、均一なピット形成ができない。試験材No.34は中間焼鈍温度が低いため、再結晶が不十分となり電解エッチング処理において未エッチング部が生じた。
【0065】
試験材No.35は中間焼鈍温度が高いため、また試験材No.36は中間焼鈍の保持時間が長いため、いずれも結晶粒が粗大化して圧延方向と直交する方向の平均結晶粒長が大きく、粗大ピットが多くなりピットの均一性が劣る。試験材No.37は仕上げ冷間圧延の加工度が低いため圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長に対する圧延方向と平行な方向の平均結晶粒長の比率が小さく、また、試験材No.38は仕上げ圧延の加工度が高いため圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長に対する圧延方向と平行な方向の平均結晶粒長の比率が大きくなり、いずれも均一なピット形成ができない。
【0066】
実施例3
表1の合金Bの組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を面削して、厚さ500mm、幅1000mm、長さ3500mmのサイズに成形し、表12に示す条件で均質化処理、熱間圧延、連続焼鈍炉による中間焼鈍、仕上げ冷間圧延を行い、厚さ0.30mmのアルミニウム合金板を得た。なお、熱間圧延後に中間焼鈍を行い、ついで仕上げ冷間圧延を行う工程をa工程、熱間圧延に続いて冷間圧延を行い、該冷間圧延の途中で中間焼鈍を行った後、仕上げ冷間圧延を行う工程をb工程とした。
【0067】
得られたアルミニウム合金板を試験材として、板表面から見た圧延方向の平均結晶粒長と圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長、直径0.1〜1μmの析出物の分布密度を前記の方法により測定し、さらに、実施例1と同様、表3に示す条件で脱脂、中和洗浄処理した後、交流電解粗面化処理を施し、さらに電解により形成された酸化物を除去するため、デスマット処理を行い、水洗、乾燥して一定の大きさに切り取り、実施例1と同様、電解粗面化処理における未エッチング部の発生、エッチピットの均一性およびストリークの発生について評価した。結果を表13に示す。
【0068】
表13にみられるように、本発明に従う試験材No.39〜44はいずれも、未エッチング部は少なく良好の範囲以上であり、エッチピットの均一性に優れ、ストリークの発生も観察されなかった。
【0069】
【表12】
【0070】
【表13】
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、電気化学的粗面化処理により均一なピットが形成され、一層優れた感光膜との密着性および保水性が得られるとともに、さらに改善された画像鮮明性および耐刷性が達成でき、また粗面化処理後の表面に不規則な荒れや圧延方向に沿うスジ状のムラ(ストリーク)を生じることがない平版印刷版用アルミニウム合金板が提供される。
Claims (5)
- Fe:0.20〜0.60%(質量%、以下同じ)、Si:0.03〜0.15%、Ti:0.025〜0.050%、Ga:0.005〜0.050%、V:0.005〜0.050%を含有し、残部Alおよび不純物からなり、不純物としてのNiが0.005%未満、Pbが0.0035%未満、Cuが0.005%未満であることを特徴とする平版印刷用アルミニウム合金板。
- Ni、GaおよびVの含有量が、以下の関係式を満足することを特徴とする請求項1記載の平版印刷用アルミニウム合金板。
[Ni%]+([Ga%]+[V%])/10≦0.01 - 板表面から見た圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長が10〜100μm、板表面から見た圧延方向と平行な方向の平均結晶粒長が前記圧延方向に直交する方向の平均結晶粒長の2〜20倍で、且つ板表面において直径(円相当直径)0.1〜1μmの析出物が10,000〜100,000個/mm2 分散していることを特徴とする請求項1または2記載の平版印刷用アルミニウム合金板。
- 請求項1または2記載の組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を、400〜600℃の温度で均質化処理し、350〜600℃の温度で熱間圧延を開始する熱間圧延を行った後、冷間圧延の前または冷間圧延の途中で、400〜550℃の温度に30秒以下(0秒を含む、以下同じ)保持する中間焼鈍を行い、50〜98%の加工度で仕上げ冷間圧延を行うことを特徴とする平版印刷用アルミニウム合金板の製造方法。
- 請求項1または2記載の組成を有するアルミニウム合金の鋳塊を、400〜600℃の温度で均質化処理し、熱間圧延開始温度(Ts)を350〜600℃の温度範囲で且つTs≦600−{([Ga%]+[V%])×104 }/6の条件を満足する温度とする熱間圧延を行った後、冷間圧延の前または冷間圧延の途中で、400〜550℃の温度に30秒以下保持する中間焼鈍を行い、50〜98%の加工度で仕上げ冷間圧延を行うことを特徴とする平版印刷用アルミニウム合金板の製造方法。
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