JP4062555B2 - パチンコ遊技機用球受皿の球抜き装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機用球受皿の球抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
パチンコ遊技機には、球受皿として、本体裏面に設けた賞品球供給装置から供給された賞品球等を貯留すると共に遊技球を整列路を通して整列させ、整列路の先端に配置した球供給装置により球発射位置に供給する上球受皿と、上球受皿からオーバーフローした遊技球や上球受皿から球抜きされた遊技球等を収容する下球受皿とが設けている。
【0003】
従来、上球受皿の球抜き装置としては、上球受皿の上面に上皿球抜きボタンを設けており、上皿球抜きボタンを手動で押し続けることにより、整列路の先端に設けた開閉板を移動させて球排出口を開放し、上球受皿に貯留された遊技球を球抜きして下球受皿に送るようにしている。また、下球受皿の球抜き装置としては、下球受皿の前面に設けた下皿球抜きレバーを手動操作により横方向に移動させ、下球受皿に貯留された遊技球を球排出口を通して球抜きしている。
【0004】
しかし、上記球抜き操作においては、上皿球抜きボタンを押し続け、また下球抜きレバーを操作し続ける必要があるため、遊技者にとって非常に煩雑であると共に、操作に要する手が球抜き時間中拘束され、他の動作を行うことができないという問題がある。例えば、いわゆる大当りと言われる特別入賞状態の発生により短時間に大量の賞品球が供給されて、上球受皿及び下球受皿が遊技球で満杯状態になり、これら遊技球を上下球受皿から迅速に抜き取る必要があるときには、上皿球抜きレバー及び下皿球抜きレバーを同時に操作する必要がある。しかし、上皿球抜きレバー及び下皿球抜きレバーは上下離れた位置にあるため、両球抜きレバーを片手で同時に操作することはできず、やむなく遊技を中止して、両手で操作しなければならず非常に煩雑であった。
【0005】
これに対し、上球受皿の球抜き装置としては、例えば実開昭63ー186483号公報に示すように、上球受皿に設けた操作部を回動させて球抜きアームを回動させることにより、球抜取り口を閉鎖しているシャッタ部材を摺動させて球抜取り口を開放し、球抜取口の開放位置で球抜きアームをロック部材によりロックして球抜取り口の開放状態を継続させるようにしたものが知られている。しかし、この上球受皿の球抜き装置の場合、球抜き終了後も、球抜取り口が開放されたままになっているため、つぎにパチンコ遊技機を使用するときに、上球受皿に補給した遊技球が球抜きされてしまうという問題がある。
【0006】
また、下球受皿の球抜き装置としては、例えば特開平6ー319860号公報に示すように、下球受皿の球抜き孔の傍に打球の直径とほぼ等しい円孔を穿設し、またシャッター板には球抜き孔をほぼ開放する第1位置で円孔に合致し、かつ少なくとも打球の半径以上が落入する深さの凹窪部と、球抜き孔を全面開放する第2位置で円孔に合致する貫通孔を設けたものが知られている。これにより、凹窪部に落入する打球を円孔の周縁に当接させることによりシャッター板を第1位置に停止保持させて、球抜きを継続させることができ、また、シャッター板を第2位置に摺動させることにより凹窪部の打球を貫通孔から落下させることにより、シャッター板の停止を解除させることができる。
【0007】
しかし、この下球受皿の球抜き装置の場合、球抜き時に、シャッター板を第1位置に停止させるのに注意が必要であり、1タッチで簡単に第1位置に停止させるという訳にはいかず、操作が非常に煩雑である。また、球抜き終了後も、球抜取り口が開放されたままになっているため、シャッター板を第2位置にまで移動させる必要があり、球抜き操作に注意を払わなければならない。本発明は、上記した問題を解決しようとするもので、球受皿からの球抜きを簡単に行うことができ、球抜き後は自動的に遊技可能状態に復帰できるパチンコ遊技機用球受皿の球抜き装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、遊技球を貯留すると共に遊技球を排出する球排出口を有する球受皿と、球受皿の球排出口を開閉する開閉板と、開閉板を開放位置と閉鎖位置との間で移動させる開閉装置と、球受皿の球排出口の近傍位置において遊技球の有無を検出する遊技球検出手段と、パチンコ遊技機の本体前面に設けた球抜き開始手段と、球抜き開始手段の操作に応じて開閉装置により開閉板を開放位置に移動させ、また遊技球検出手段による遊技球無しとの検出結果に応じて開閉装置により開閉板を閉鎖位置に移動させる開閉制御手段と、電源停止時に開閉板を強制的に開放位置に移動させる非常時開放手段とを設けたことにある。
【0009】
上記のように請求項1に係る発明を構成したことにより、パチンコ遊技機の本体前面に設けた球抜き開始手段を操作することにより、開閉制御手段の制御下にて、開閉装置が開閉板を開放位置に移動させ、球排出口が継続して開放され、球受皿からの球抜きが開始される。また、球受皿に遊技球が無いときは遊技球検出手段によりその旨が検出され、これに応じて、開閉制御手段の制御により、開閉装置が開閉板を閉鎖位置に移動させ、自動的に球排出口が閉鎖され、球受皿に遊技球を貯留できる遊技継続可能状態に復帰する。しかも、電源停止時に開閉板を強制的に開放位置に移動させる非常時開放手段を設けたことにより、停電等の非常の電源停止時に、球受皿に貯留された遊技球を強制的に球抜きすることができる。
【0010】
その他発明1の構成上の特徴は、遊技球検出手段による遊技球無しとの検出状態の期間を計時する計時手段と、計時手段による所定時間の計時終了前には開閉装置による開閉板の閉鎖位置への移動を禁止する閉鎖禁止制御手段とを設けたことにある。
【0011】
その他発明1によれば、球抜き中に、球受皿に部分的に遊技球がかたまって、一時的に球排出口の近傍にて遊技球が検出されなくなるような場合でも、所定時間が経過するまでは、球排出口を閉鎖せず、かたまった遊技球がくずれて再び球排出口に到達するまでの猶予が与えられる。このため、短期間の球詰まりにより一々球排出口が閉鎖されないので、その度に、再び球抜き開始手段の操作を行わなければならないという煩雑さを避けることができる。
【0012】
その他発明2の構成上の特徴は、球抜き開始手段による開放操作に応じて所定の開放時間の計時を開始する計時手段と、計時手段による開放時間の計時終了前には開閉装置による開閉板の閉鎖位置への移動を禁止する閉鎖禁止制御手段とを設けたことにある。その他発明2によれば、球抜きが開始されると、球受皿に遊技球が有る無しに関係なく、所定の開放時間が経過するまでは、球排出口が閉鎖されない。このため、短期間の球詰まりにより一々球排出口が閉鎖されないので、その度に、再び球抜き開始手段の操作を行わなければならないという煩雑さを避けることができる。
【0013】
その他発明3の構成上の特徴は、球排出口の開放時に、球抜き開始手段を操作することにより、開閉装置により開閉板を閉鎖位置へ移動させるようにしたことにある。その他発明3によれば、球抜き開始手段の操作により球抜きを開始した後、途中で球抜きを停止したいときには、再び球抜き開始手段を操作することにより、簡単に球抜きを停止することができる。このため、自動的な球抜き状態を、いつでも自由に中止せることができるので便利である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明すると、図1及び図2は、本発明に係るパチンコ遊技機の本体10を斜視図及び背面図により示したものであり、図3は、本体10の一部を、前面のガラス扉11及び上皿基板20を開放した状態で斜視図により示したものである。本体10のガラス扉11及び上皿基板20を開放した内側には、遊技盤30が設けられている。遊技盤30は、木、樹脂又は、金属製の板で形成されており、周囲を除く部分に略円弧形の通過レール31a及び仕切りレール31bによって囲まれた遊技領域32を設けている。遊技盤30の左下端部(以下、左右方向については、本体10前面側から視た方向を表すものとする)には、図3に示すように、賞品球を後述する上球受皿21に排出する賞品球排出口33が設けられている。また、遊技盤30の下側には、金属製、樹脂製、木製等の基盤40が設けられている。
【0015】
基盤40には、図3に示すように、通過レール31aの右下端につづいてファール球や、上球受皿21から球抜きされた遊技球の通路である遊技球排出筒41が設けられている。遊技球排出筒41の前面下端には開口41aが設けられている。通過レール31aの遊技球排出筒41を挟んだ延長位置には、発射レール42が設けられている。発射レール42は、その下端部の遊技球発射位置に遊技球を保持するために略直角に曲げられた遊技球保持部42aを設けている。遊技球保持部42aは、後述する遊技球発射装置79の打球杆43の先端が遊技球に当たるように四角形の孔が設けられている。
【0016】
上皿基板20は、図1に示すように、基板20a前面に上球受皿21を設けており、また図3に示すように、右端側に遊技球供給機構60を設けている。上球受皿21は、図4に示すように、基板20a前面を除く周囲に囲い21aが設けられ、囲い21aの内側の左側半分に広い領域の球受入れ部21bを設けている。球受入れ部21bの右側は、徐々に幅が絞られて右方に延びた整列路21cにつなげられている。整列路21cは、遊技球供給機構60に向けて下方にわずかに傾斜している。上球受皿21が取り付けられた基板20aには、左側位置に賞品球供給口21dが開口しており、賞品球供給口21dには後方に向けて突出した賞品球供給筒21eが取り付けられている。賞品球供給筒21eは、遊技盤30の下端に設けられた賞品球排出口33に連通して、後述する賞品球タンク73から供給された賞品球を、賞品球排出口33を介して上球受皿21に導くようになっている。
【0017】
囲い21aの右端側の平坦領域21a1 には、図4に示すように、上皿球抜きボタン22が設けられている。上皿球抜きボタン22は、図6に示すように、平坦領域21a1 にコイルバネにより支持されて、下端に押圧片22aが取り付けられており、その下側に設けられたマイクロスイッチ22bと共に、球抜き開始手段を構成している。すなわち、上皿球抜きボタン22を1タッチで押すことにより、押圧片22aが移動して、マイクロスイッチ22bをオンさせるようになっている。マイクロスイッチ22bのオンに応じて後述する制御回路80の制御により、後述する上球受皿21の電磁ソレノイド25が通電または非通電状態にされる。
【0018】
整列路21cの右端には、図5に示すように、段差が設けられており、その下側には開閉板23が設けられている。開閉板23の下方には、球排出口である球抜き通路24の開口部24aが設けられている。球抜き通路24は、左下方に向けてわずか傾斜して延出され、左端の開口部24bが、上記遊技球排出筒41の開口41aに連通するようになっている。そして、開閉板23は、その左端が球抜き通路24の上部に固定された、後述する駆動回路81aと共に開閉装置を構成する電磁ソレノイド25の右方に延びたロッド25aに取り付けられており、通常は電磁ソレノイド25の通電状態におけるロッド25aの右方向への突出により、球抜き通路24を閉鎖している。球抜き通路24の開放は、電磁ソレノイド25を非通電状態にすることによりロッド25aを左方向へ吸引させて、開閉板23を左方向に移動させることにより行うことができる。整列路21cの先端には、その裏面に接触して、整列路21cの先端近傍の遊技球を検出する遊技球検出手段である上皿球検出センサ26が取り付けられている。上皿球検出センサ26としては、近接センサやホトセンサ等が使用される。
【0019】
開閉板23の右側(図5においては左側)には、遊技球供給機構60が設けられている。遊技球供給機構60は、図5に示すように、球抜き通路24の隣接位置にて上皿基板20に固定された支持軸61aに揺動自在に支持された球受け部材61を設け、球受け部材61のほぼ直上部に上皿基板20に固定された支持軸62aに揺動自在に支持された球止め部材62とを備えている。この遊技球供給機構60の作動により、遊技球Bが1個づつ球発射位置に供給されるようになっている。ただし、遊技球供給機構については、上記形式のものに限るものではない。
【0020】
上皿基板20の下側には、図1に示すように、下皿基板50が取り付けられている。下皿基板50は、中央に下球受皿51を設けており、右端位置に発射ハンドル52aを、左端位置に灰皿52bを設けている。下球受皿51は、図7に示すように、底面部51aを設けると共に、基板50a前面を除く底面板51aの周囲に囲い51bを設けている。囲い51b内の右側の平坦部分には、球抜き開始手段を構成する下皿球抜きボタン56が設けられている。下皿球抜きボタン56も、上皿球抜きボタン22と同様に、押圧片(図示しない)の下側にマイクロスイッチ(図示しない)を設けており、押圧片を1タッチで押すことにより、マイクロスイッチをオンさせるようになっている。マイクロスイッチのオンに応じて後述する制御回路80の制御により、後述する下球受皿51の電磁ソレノイド55が通電または非通電状態にされる。
【0021】
下球受皿51の背面側の基板50aには、遊技球流入口53aが設けられており、遊技球流入口53aから後方に向けて突出した遊技球流入筒53が取り付けられている。下球受皿51の底面部51aの略中央には球排出口51cが設けられている。底面部51aには、下球受皿51の前側から後方に向けて水平に形成された図示しない隙間が設けられており、隙間内には球排出口51cを開閉する開閉部材54が設けられている。
【0022】
開閉部材54は、球排出口51cを被覆する開閉板54aと、開閉板54aから後方に延びた幅の狭い支持部54bとを有し、球排出口51cの後方にて支持部54bが固定ピン54cにより底面部51aに回動可能に取り付けられている。また、底面部51aの左後端位置には、後述する駆動回路81bと共に開閉装置を構成する電磁ソレノイド55が設けられており、電磁ソレノイド55のロッド55aが、支持部54bの固定ピン54cに対して後方側に取り付けられている。電磁ソレノイド55の通電状態においては、ロッド55aは、支持部54bになんら作用せず、球排出口51cは開閉板54aにより閉鎖されている。電磁ソレノイド55を非通電状態にすることにより、ロッド55aが右方向に移動して支持部54bを押し、開閉板54aが固定ピン54cを中心として回動することにより球排出口51cを開放させることができる。底面部51aの球排出口51cの右近傍位置には、遊技球の有無を検出する下皿球検出センサ57が取り付けられている。下皿球検出センサ57としては、近接センサやホトセンサ等が使用される。
【0023】
遊技盤30の裏側中央位置には、図2に示すように、樹脂製のセンターカバー71が設けられており、その左端に各種信号処理を行うメイン基板72が取り付けられている。センターカバー71の上部には、賞品球タンク73が設けられている。賞品球タンク73の左端下側には、右端下方にわずかに傾斜したタンクレール74が接続されている。タンクレール74の右端は、センターカバー71の右側を下方に延びる賞品球通路75a、75bに連結されている。賞品球通路75a、75bの間には、賞品球ケース(賞品球排出装置)76が介装されており、賞品球ケース76は、スプロケット(図示しない)の回動により賞品球を1個づつ下流側の賞品球通路75bに排出するようになっている。賞品球通路75bの下端は、賞品球排出口33を介して上球受皿21につながっている。
【0024】
賞品球通路75bの下端において下賞品球通路75cが分岐されて、中央下方に延出されている。下賞品球通路75cは、下端が下球受皿51の遊技球流入筒53に連結されている。そして、賞品球排出口33において遊技球がオーバーフローすると、遊技球は下賞品球通路75cに流入して、遊技球流入筒53を通して下球受皿51に排出される。また、下賞品球通路75cには、その途中位置にて、上記遊技球排出筒41の下端が接続されている。これにより、遊技球排出筒41に流入したファール球及び上球受皿21から球抜きされた遊技球は、下賞品球通路75cを通して下球受皿51に排出される。
【0025】
センターカバー71の下側には、上記入賞口等に入賞した遊技球が遊技盤30の裏面の開口から落下した遊技球を集める入賞球集合樋77が、左下方向に傾斜して設けられている。入賞球集合樋77の右端位置には、賞品球の排出、遊技球の発射等の制御を行う賞球基板78が取り付けられており、賞球基板78の下側には、発射モータを含む遊技球発射装置79が設けらている。
【0026】
上記メイン基板72には、上球受皿21及び下球受皿51からの球抜きを電気的に制御する開閉制御手段、閉鎖禁止制御手段である制御回路80が設けられている。制御回路80は、CPU,ROM,RAM,タイマ等を備えたマイクロコンピュータにより構成されており、図9のフローチャートに示す「ソレノイド制御プログラムI」を実行し続けると共に、図10のフローチャートに示す「球検出制御プログラムI」の割り込み実行を行う。図8に示すように、制御回路80の入力側には、上記上皿球抜きボタン22、下皿球抜きボタン56、上皿球検出センサ26及び下皿球検出センサ57が接続されると共に、電源スイッチ82が接続されている。制御回路80の出力側には、上記電磁ソレノイド25、55が駆動回路81a,81bを介して接続されている。制御回路80は、電源スイッチ82の投入により電源から通電が行われ、作動を開始する。
【0027】
つぎに、上記のように構成した第1の実施形態の動作について説明する。ここで、上球受皿21と下球受皿51は、球抜きが同様の制御により行われるため、まず上球受皿21から下球受皿51に球抜きする場合について説明する。電源が投入されることにより、制御回路80は、「ソレノイド制御プログラムI」の実行を、図9に示すステップ90にて開始し、ステップ91にて各種変数の初期化を行う。同時に、ソレノイドフラグSNFが「0」にされ、電磁ソレノイドの通電が開始される(ステップ92、93)。ここで、ソレノイドフラグSNFは、「0」のとき電磁ソレノイド25が通電状態であることを示し、「1」のとき電磁ソレノイド25が非通電状態であることを示すものとする。すなわち、制御開始時点においては、電磁ソレノイド25が通電され、図5に示すように、開閉板23が開口部24aを閉鎖している。
【0028】
その後、上球受皿21に多数の遊技球が貯留された状態で、上皿球抜きボタン22を押すと、近接スイッチ22bがオンし、オン信号が制御回路80に出力される。これに応じて制御回路80は、ステップ94にて「YES」との判定の基にプログラムをステップ95に移す。以下、ソレノイドフラグSNFが「1」にされ、ソレノイド通電停止信号が出力され、電磁ソレノイド25がオフにされて、開閉板23の移動により開口部24aが開放され、さらに後述する遊技球検出フラグYKFが読み込まれる(ステップ95〜97)。すなわち、上球受皿21からの球抜きを、上皿球抜きボタン22の1タッチ操作により簡単に行うことができるので、球抜きレバーの連続操作を行う従来の球抜き操作に比べて球抜き作業を大幅に簡略にすることができる。
【0029】
一方、制御回路80は、「ソレノイド制御プログラムI」の実行中に、「球検出制御プログラムI」の割り込み実行を、図10に示すステップ100にて開始し、ステップ101にて遊技球検出フラグYKFを「0」にする。ここで、遊技球検出フラグYKFは、「0」のとき上皿球検出センサ26により遊技球が検出されていない状態であることを示し、「1」のとき遊技球が検出されている状態であることを示すものとする。現在、上球受皿21の開口部24a近傍には遊技球があり、上皿球検出センサ26により検出されているので、遊技球検出フラグYKFは「1」にされる(ステップ102、103)。上皿球検出センサ26による遊技球の検出状態が継続していれば、遊技球検出フラグYKFは「1」のままである。
【0030】
たまたま、上球受皿21の開口部24a近傍に遊技球がなくなり、上皿球検出センサ26により検出されないような場合(ステップ104)、例えば上球受皿の一部で球詰まりが生じたような場合、所定時間である猶予期間にはいる。すなわち、タイマによる所定時間T0 (例えば5秒)の計時が行われ、その間に球詰まりが解消され、開口部24a近傍に遊技球が流れて上皿球検出センサ26により検出されると(ステップ105〜ステップ107)、遊技球検出フラグYKFは「1」のままでプログラムはステップ104に戻され、ステップ104以下の処理が同様に行われる。すなわち、遊技球の流れの中断が一時的で短時間に復帰するような場合には、遊技球検出状態として扱うものである。また、タイマによる所定時間T0 の計時が終了すると、その場合は、球詰まりではなく、上球受皿21に遊技球が無いものと判断され、遊技球検出フラグYKFが「0」にされ(ステップ106、108)、プログラムはステップ102に戻され、ステップ102以下の処理が同様に行われる。
【0031】
球抜きが行われている場合に、遊技球が整列路21cをスムーズに移動していると、上皿球検出センサ26により遊技球が検出されており、遊技球検出フラグYKFは「1」になっている。この状態で、遊技球の有無及びさらに上皿球抜きボタン22が押されたか否かが判定される(ステップ98、99)。そして、遊技球検出フラグYKFが「0」になると、すなわち上球受皿21に遊技球が貯留されなくなると、ステップ98にて「YES」との判定の基にプログラムは92に戻され、電磁ソレノイド25の通電が開始され、ソレノイドフラグSNFが「0」にされ、さらにステップ94以下の処理が行われる。すなわち、開閉板23により、開口部24aが閉鎖され、パチンコ遊技機が球抜き状態から通常の遊技可能状態に復帰する。
【0032】
一方、上皿球検出センサ26により遊技球が検出されている状態で、球抜きを中止したい場合には、上皿球抜きボタン22を押すことにより、ステップ99にて「YES」との判定の基にプログラムは、同様にステップ92に戻され、電磁ソレノイド25の通電が開始され、ソレノイドフラグSNFが「0」にされ、パチンコ遊技機を遊技可能状態に復帰させる。
【0033】
上記動作を、図11のタイムチャートにより説明すると、電源投入後、時刻t1 に上皿球抜きボタン22が押されると、電磁ソレノイド25がオフになり、開口部24aが開放される。さらに、時刻t2 に一時的に球詰まりが起こり、期間T1 (<T0 )の間、上皿球検出センサ26により遊技球が検出されなくても、電磁ソレノイド25が直ちにオンに戻ることはない。そのため、上球受皿21でわずかの球詰まりが生じても、一々開口部24aが閉鎖され、再び上皿球抜きボタン22の操作を行わなければならない煩雑さを避けることができる。
【0034】
また、時刻t3 において、球抜き中に上皿球抜きボタン22をオンすることにより、上皿球検出センサ26により遊技球が検出されている状態であっても、電磁ソレノイド25をオフにすることができる。すなわち、上皿球抜きボタン22の操作により、球抜きを開始した後、途中で球抜きを停止したいときには、再び上皿球抜きボタン22を1タッチ操作することにより、簡単に球抜きを停止することができるので便利である。
【0035】
その後、時刻t4 に上皿球抜きボタン22が押され、電磁ソレノイド25がオフにされ、さらに時刻t5 にて、上皿球検出センサ26により遊技球が検出されない状態になる。遊技球が検出されない期間が所定時間T0 以上となった場合には、上球受皿21に遊技球が無いと判断され、電磁ソレノイド25がオンにされ、自動的に開口部24aが閉鎖される。そのため、遊技が終了して球抜きが行われた後、上球受皿21に遊技球を供給して新たに遊技を開始しようとするときに、供給された遊技球が球抜きされるといった不都合を確実に防止できる。
【0036】
また、停電等の非常時に、電源スイッチ82のオフにされるが、これに応じて電磁ソレノイド25が自動的にオフにされ、開口部24aが開放されるため、上球受皿21に貯留された遊技球を自動的に下球受皿51に移動させておくことができ、非常時における遊技球の回収を自動的に行なうことができ便利である。
【0037】
以上に説明した上球受皿21の球抜き動作については、下球受皿51についても同様に適用される。すなわち、図7に示すように、下皿球抜きボタン56の1タッチ操作により、電磁ソレノイド55により開閉板54aが駆動され、球排出口51cが開放され、球抜きが行われる。また、下球受皿51内の遊技球の有無を下皿球検出センサ57により検出し、所定時間T0 の間に遊技球が検出されないときには、遊技球が無いものとして、球排出口51cが閉鎖される。これにより、上球受皿21の球抜き制御により得られたと同様の効果が得られる。また、パチンコ遊技機が、いわゆる大当り状態になり、大量の遊技球が上球受皿21及び下球受皿51に供給されるような場合に、上皿球抜きボタン22及び下皿球抜きボタン56の1タッチ操作により、両球受皿からの球抜きを労力を要することなく行うことができる。なお、停電等の非常時において、下球受皿51の球抜き口51cまで開放状態にすると、遊技球が外部に放出されることになるので、下球受皿51については、上球受皿21のような非常時における開口部の自動化開放は適用しないことが望ましい。
【0038】
つぎに、第2の実施形態について図面により説明する。本実施形態においては、上皿球抜きボタン22、下皿球抜きボタン56を1タッチ操作したときは、上球受皿21、下球受皿51に遊技球が無くなるまで球抜きを行うようにし、また上皿球検出センサ26、下皿球検出センサ57により遊技球が検出されなくなると、直ちに開閉板23,54aを駆動して開口部24a、球排出口51cを閉鎖せるようにしたものである。すなわち、制御回路80により実行されるソレノイド制御及び球検出制御プログラムを、図12、図13に示すように、「ソレノイド制御プログラムII」及び「球検出制御プログラムII」のように変更したものである。その他の構成は、上記第1の実施形態に示したものと同様である。
【0039】
第2の実施形態においては、図12に示すように、上下球受皿21、51の球抜きボタン22、56が押されると、直ちに電磁ソレノイド25、55の通電が停止される(ステップ113、114)。また、遊技球が検出されないと、直ちに電磁ソレノイド25、55が通電され、開口部24a、球排出口51cが閉鎖される(ステップ116、112)。また、図13に示すように、遊技球が検出されると、遊技球検出フラグYKFが直ちに「1」にされ(ステップ122、123)、遊技球が検出されないと、遊技球検出フラグYKFが直ちに「0」にされる(ステップ124、125)。これにより、第2の実施形態においては、第1の実施形態に比べて、制御構成が簡易にされ、制御コストを安価にできる。
【0040】
つぎに、第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、上記各実施形態のように、球抜き時にセンサ26,57により遊技球が検出されなくなった時点で、所定時間T0 の計時を開始させる代わりに、上皿球抜きボタン22、下皿球抜きボタン56の操作時、すなわち球抜き開始時から開放時間である時間Tk (>T0 )の計時を開始させ、時間Tk経過前には、遊技球の有無によらず開口部24a、球排出口51cを閉鎖させないようにした。このような構成によっても、上球受皿21でわずかの球詰まりが生じたとき、一々開口部24aが閉鎖されることにより、再び球抜きボタン22,56の操作を行わなければならない煩雑さを避けることができる。また、時間Tk 経過後には、開口部24a、球排出口51cは閉鎖されるので、球抜き後の遊技の再開にも支障を与えない。
【0041】
なお、上記各実施形態においては、電磁ソレノイド25、55の通電により開口部24a、球排出口51cを閉鎖させているが、逆にその非通電により閉鎖させるようにしてもよい。その場合には、停電等の非常時に、上球受皿からの自動球抜き操作を行うための電磁ソレノイドに対する強制開放機構を設ける必要がある。
【0042】
また、上記各実施形態においては、電磁ソレノイド25、55により開閉板23,54aを駆動して開口部24a、球排出口51cを開閉させているが、開閉の一方をリターンスプリング作動により行わせることもできる。
【0043】
なお、上記各実施形態においては、上皿球抜きボタン22及び下皿球抜きボタン56を上球受皿21及び下球受皿51の右平坦領域に設けているが、これに限らず、両球抜きボタンを上下球受皿の他の位置に設けることもできる。また、両球抜きボタンを、上下球受皿に限らず他の位置に設けることもでき、例えば本体の前面側の任意の位置に設けることができる。また、球抜き開始手段として、上皿球抜きボタン22、下皿球抜きボタン56のような1タッチスイッチの代わりに、スライド式等の類似のスイッチを用いることもできる。
【0044】
【発明の効果】
上記請求項1の発明によれば、球受皿からの球抜きを簡単に行うことができるため、球抜きの負担が排除される。さらに、球受皿から遊技球が無くなると自動的に球排出口が閉鎖されるので、遊技終了後に、再び球受皿に遊技球を供給して遊技を開始するときに、供給された遊技球が球抜きされるといった不都合を確実に防止できる。また、球抜き開始手段を例えば1タッチ式とすることにより、従来の球抜きレバーのように球受皿からの突出を避けることができ、球受皿のデザインを改良することができる。また、球抜き開始手段を、球受皿以外の部分に配設することもできる。しかも、停電等の非常の電源停止時に、球受皿に貯留された遊技球を強制的に球抜きすることができ、非常時における球抜きの手間を省くことができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機を概略的に示す斜視図である。
【図2】同パチンコ遊技機を示す背面図である。
【図3】同パチンコ遊技機の一部を概略的に示す斜視図である。
【図4】同パチンコ遊技機の上皿基板を詳細に示す平面図である。
【図5】同パチンコ遊技機の上球受皿の球抜き部分及び遊技球供給部分を背面側から詳細に示す一部断面図である。
【図6】上皿球抜きボタンの取付部分を示す断面図である。
【図7】同パチンコ遊技機の下皿基板を詳細に示す平面図である。
【図8】同パチンコ遊技機の球抜き制御装置を概略的に示すブロック図である。
【図9】図8の制御回路により実行される「ソレノイド制御プログラムI」のフローチャートである。
【図10】図8の制御回路により実行される「球検出制御プログラムI」のフローチャートである。
【図11】球抜き制御の状態を示すタイムチャートである。
【図12】第2の実施形態である図8の制御回路により実行される「ソレノイド制御プログラムII」のフローチャートである。
【図13】図8の制御回路により実行される「球検出制御プログラムII」のフローチャートである。
【符号の説明】
10は本体、20は上皿基板、21は上球受皿、21a1は平坦領域、21cは整列路、21dは賞品球供給口、22は上皿球抜きボタン、23は開閉板、24は球抜き通路、24aは開口部、25は電磁ソレノイド、25aはロッド、26は上皿球検出センサ、30は遊技盤、33は賞品球排出口、40は基盤、41は遊技球排出筒、50は下皿基板、51は下球受皿、51aは底面部、51cは球排出口、53は遊技球流入筒、53aは遊技球流入口、54は開閉部材、54aは開閉板、54bは支持部、54cは固定ピン、55は電磁ソレノイド、55aはロッド、56は下皿球抜きボタン、57は下皿球検出センサ、60は遊技球供給機構、72はメイン基板、73は賞品球タンク、75a,75bは賞品球通路、75cは下賞品球通路、80は制御回路、81a,81bは駆動回路、82は電源スイッチ。
Claims (1)
- 遊技球を貯留すると共に遊技球を排出する球排出口を有する球受皿と、
同球受皿の球排出口を開閉する開閉板と、
同開閉板を開放位置と閉鎖位置との間で移動させる開閉装置と、
前記球受皿の球排出口の近傍位置において遊技球の有無を検出する遊技球検出手段と、
パチンコ遊技機の本体前面に設けた球抜き開始手段と、
同球抜き開始手段の操作に応じて前記開閉装置により前記開閉板を前記開放位置に移動させ、また前記遊技球検出手段による遊技球無しとの検出結果に応じて前記開閉装置により前記開閉板を前記閉鎖位置に移動させる開閉制御手段と、
電源停止時に、前記開閉板を強制的に前記開放位置に移動させる非常時開放手段と
を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機用球受皿の球抜き装置。
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