JP4062473B2 - ランプソケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランプソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のランプソケットとして特開平11−242973号公報に開示されたものがある。このランプソケット1は、図11に示すように、バルブ2を保持可能なバルブ保持体3と、相手側のコネクタを嵌合可能なフード部4を備えたコネクタハウジング5とを一体に組み付けて構成されている。コネクタハウジング5には、フード部4の底面側に円板部7が形成されており、この円板部7の周縁部からフード部4とは逆側に複数の突出壁8が突設され、これらの突出壁8の内側にバルブ保持体3の端部が嵌め込まれている。このランプソケット1は、バルブ保持体3側をランプパネル9に取り付けることで固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のランプソケット1では、例えば突出壁8とバルブ保持体3との間にロック手段を設けて係止させることでコネクタハウジング5とバルブ保持体3とを互いに保持させる。しかし、例えばコネクタハウジング2に相手側のコネクタを嵌合する際などに、フード部4の先端に横方向に外力が掛かると、てこの作用によって、一方側の突出壁8付近を支点として他方側の突出壁8に大きな力が掛かってバルブ保持体3から外れてしまう虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、バルブ保持体とコネクタハウジングとの間の保持力を向上させたランプソケットを提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、バルブの電極部を収容可能でかつその電極部に接続される端子金具を備えたバルブ保持体と、相手のコネクタを嵌合可能なフード部を備えたコネクタハウジングとを有し、前記バルブ保持体における前記バルブの挿入側とは反対側の端面と、前記コネクタハウジングにおける前記相手のコネクタの嵌合側とは反対側の端面とが突き合わされて組み付けられることにより、前記端子金具の一部を前記フード部内に突出させた形態で一体化してなるランプソケットであって、前記バルブ保持体と前記コネクタハウジングとの互いに突き合わされる端面のうちいずれか一方の端面の外周部には、双方の突き合わせ方向に沿った突出壁が、複数個間欠的に環状に配置されて突設されているとともに、
他方の端面には、前記各突出壁が個別に緊密に嵌入可能でかつ同突出壁を径方向の内外から挟む壁面を有する溝部が設けられているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記突出壁の外面にはロック突起が突設される一方、前記溝部の内面には前記ロック突起と係合可能なロック孔が凹設されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、互いに突き合わされるバルブ保持体とコネクタハウジングのうちの一方に、双方の突き合わせ方向に沿った突出壁が複数個間欠的に環状をなす配置で突設され、各突出壁が他方側に設けられた対応する溝部に緊密に嵌入される。これにより、突出壁が溝部の内外の壁面によって挟まれた状態となるため、従来のようにただ突出壁の間に相手側を嵌入したものよりも保持力が向上する。
【0009】
請求項2の発明によれば、ロック突起とロック孔とが互いに係合することで、バルブ保持体とコネクタハウジングとの間の保持力がより向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について図1から図10を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態のランプソケット10の側断面図、図2はランプソケット10の正面図を示している。ランプソケット10は、バルブ(図示しない)を保持するためのバルブ保持体11と、コネクタを嵌合可能なコネクタハウジング30とを一体に組み付けて構成されている。なお、以下の説明においては、バルブ保持体11にバルブを装着する側(図1において左側)を正面側とする。
【0011】
バルブ保持体11は、合成樹脂製のバルブ保持体本体12と、このバルブ保持体本体12に装着される複数の端子金具26とからなる。バルブ保持体本体12は、図3から図6に示すように、前後に開放する筒状をなしており、前面側にバルブの電極部を収容可能な装着部13を備えている。この装着部13の内部には一対の弾性保持片15が突設されており、これらによってバルブの電極部を弾性的に保持可能とされている。また、装着部13内には複数個の端子金具26を装着可能とされている。端子金具26については、詳細には述べないが、図1及び図2に示すように、バルブの電極部に弾性的に接触可能な弾性接触片27と、後述するコネクタハウジング30のフード部31内に突出して図示しない雌側端子金具と接続可能な接続部28とを備えている。
【0012】
装着部13の後端側外周は径方向に拡大されて円筒部17が形成されている。バルブ保持体11は、コネクタハウジング30に対してこの円筒部17の後端縁を突き合わせるようにして組付けられるようになっている。また、円筒部17の後端縁外周部からは、この円筒部17の軸心に対して放射方向へ扇状に延出された延出片18が所定の間隔を開けて計4カ所に設けられている。さらに、各延出片18の先端からは、それぞれ後方(即ち、コネクタハウジング30との突き合わせ方向)へ向けて突出壁19が突設されている。4つの突出壁19は、円筒部17の軸心を中心として間欠的に円環状をなすように配置されている。各突出壁19の外面には、コネクタハウジング30とのロック係止用のロック突起21が突設されている。また、4つの延出片18のうち隣り合う2つの延出片18の基端部分には、コネクタハウジング30との位置決めのための位置決め突起23が突設されている。また、円筒部17の前端側外周面には4つの取付突起25が突設されており、これらの取付突起25はこのランプソケット10をランプパネル等(図示しない)に取り付けるために用いられる。
【0013】
一方、コネクタハウジング30は、合成樹脂材によって形成されており、図7から図10に示すように、後方に開放して図示しないコネクタを嵌合可能な角筒状のフード部31を備えている。また、コネクタハウジング30の前面側には、フード部31の端部と連結された円板部32が設けられている。この円板部32にはフード部31の底面に相当する位置に複数の端子挿通孔34が開口されており、それぞれバルブ保持体11側から突出する端子金具26の接続部28をフード部31内へ挿通可能とされている。また、円板部32の前面側外周縁付近には、バルブ保持体11の一対の位置決め突起23に対応する一対の位置決め孔35が開口されている。バルブ保持体11とコネクタハウジング30とは、円筒部17の後端縁を円板部32に突き合わせるようにして組付可能とされており、そのとき、位置決め突起23を位置決め孔35に嵌め込むことで互いに軸周り方向に位置決めされるようになっている。
【0014】
また、円板部32の外周部よりもさらに外側には外筒部37が設けられており、この外筒部37と円板部32とでコネクタハウジング30の前面側に凹部38が形成され、ここにバルブ保持体11の後端部が収容可能とされている。また、外筒部37から凹部38内へ4つの整合壁39が所定の間隔を開けて配設されている。各整合壁39の間にはそれぞれ所定の延出片18が収容されるようになっており、これによりバルブ保持体11とコネクタハウジング30とが軸周り方向について位置が規定されるようになっている。さらに、凹部38内には、突出壁19に対応する位置に4つの溝部41が間欠的に円環状に設けられている。より詳細には、この溝部41は、図8に示すように円板部32の外周縁から後方に延出する内筒部42と、その端縁から外周方向へ延出する底壁部43と、そして外筒部37とから形成されており、各突出壁19を外筒部37と内筒部42との間に緊密に嵌入可能とされている。また、外筒部37の内面には、バルブ保持体11の各ロック突起21と対応するロック孔44が凹設されており、ここにロック突起21を嵌め込んで係合させることでバルブ保持体11とコネクタハウジング30とをロックすることができるようになっている。
【0015】
本実施形態は以上の構成であり、次にその作用を説明する。
バルブ保持体11とコネクタハウジング30とを組み付けるには、各整合壁39の間に所定の延出片18がくるように互いに軸周りに位置合わせをしつつ、バルブ保持体11の円筒部17をコネクタハウジング30の円板部32とを突き合わせるようにする。すると、まずバルブ保持体11から突出する端子金具26の接続部28が円板部32の各端子挿通孔34を通ってフード部31内へ突出する。続いて各突出壁19が溝部41内へと緊密に嵌まり込んでゆく。バルブ保持体11の円筒部17の端縁がコネクタハウジング30の円板部32に突き当たると、ロック突起21がロック孔44に嵌まり込んで係合し、バルブ保持体11とコネクタハウジング30がロックされた状態となる。このようにしてバルブ保持体11とコネクタハウジング30を一体に組み付けたランプソケット10が完成する。
【0016】
このランプソケット10は、バルブ保持体11側をランプパネル等に取り付け、、装着部13にバルブを装着し、さらにコネクタハウジング30のフード部31に相手側のコネクタを嵌合した状態で使用される。例えば、フード部31にコネクタを着脱する作業やその他の作業中には、コネクタハウジング30に外力が作用することがある。特に、フード部31の先端がバルブ保持体11との突き合わせ方向に対して直交方向に外力を受けると、てこの作用により、突き合わせ部分の一方側が他方側を支点にしてより大きな力を受けることになる。
しかし、本実施形態のランプソケット10においては、バルブ保持体11にコネクタハウジング30との突き合わせ方向に沿って突出壁19を突設し、この突出壁19をコネクタハウジング30に設けられた溝部41に緊密に嵌入している。これにより、突出壁19が溝部41の壁面(内筒部42及び外筒部37)間に緊密に挟まれた状態となっているため、従来のようにただ突出壁8の内側にバルブ保持体3を嵌入したものよりもバルブ保持体11とコネクタハウジング30との間の保持力が向上している。従って、外力によってコネクタハウジング30とバルブ保持体11とが外れてしまうことを防止できる。
【0017】
また、本実施形態のランプソケット10では、突出壁19がバルブ保持体11の外周部に複数個が間欠的に円環状をなして設けられている。従って、前述のてこの作用が突き合わせ方向に対して直交するいずれの方向に作用した場合にも、負荷の掛かる部位の近傍で突出壁19と溝部41とが嵌合状態となっているため、バルブ保持体11とコネクタハウジング30との間の保持力が確保される。
さらに、本実施形態では、ロック突起21とロック孔44とが係合することでバルブ保持体11とコネクタハウジング30がロックされているため、両者間の保持力がより向上している。
【0018】
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、突出壁21をバルブ保持体11に設け、溝部41をコネクタハウジング30に設けたが、本発明によれば、これらは互いに逆側に設けても良い。
(2)上記実施形態では、突出壁19が複数個が間欠的に円環状に設けられているが、本発明によれば、突出壁は単数でも複数でも良く、また、連続した環状にしても良く、さらに環状でなくとも良い。
(3)上記実施形態では、バルブ保持体11へバルブの挿入方向と、フード部31への相手側コネクタの嵌合方向と、バルブ保持体11とコネクタハウジング30との突き合わせ方向(組付方向)が一致しているが、本発明によれば、これらの方向は一致していなくても良く、例えばバルブ保持体へのバルブの挿入方向に対して直交方向からコネクタハウジングを突き合わせて組み付けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のランプソケットの図2のA−A線断面図
【図2】ランプソケットの正面図
【図3】バルブ保持体本体の側面図
【図4】バルブ保持体本体の図5のB−B線断面図
【図5】バルブ保持体本体の正面図
【図6】バルブ保持体本体の背面図
【図7】コネクタハウジングの側面図
【図8】コネクタハウジングの図10のC−C線断面図
【図9】コネクタハウジングの背面図
【図10】コネクタハウジングの正面図
【図11】従来のランプソケットの側断面図
【符号の説明】
10…ランプソケット
11…バルブ保持体
19…突出壁
21…ロック突起
26…端子金具
30…コネクタハウジング
31…フード部
41…溝部
44…ロック孔
Claims (2)
- バルブの電極部を収容可能でかつその電極部に接続される端子金具を備えたバルブ保持体と、相手のコネクタを嵌合可能なフード部を備えたコネクタハウジングとを有し、前記バルブ保持体における前記バルブの挿入側とは反対側の端面と、前記コネクタハウジングにおける前記相手のコネクタの嵌合側とは反対側の端面とが突き合わされて組み付けられることにより、前記端子金具の一部を前記フード部内に突出させた形態で一体化してなるランプソケットであって、
前記バルブ保持体と前記コネクタハウジングとの互いに突き合わされる端面のうちいずれか一方の端面の外周部には、双方の突き合わせ方向に沿った突出壁が、複数個間欠的に環状に配置されて突設されているとともに、
他方の端面には、前記各突出壁が個別に緊密に嵌入可能でかつ同突出壁を径方向の内外から挟む壁面を有する溝部が設けられていることを特徴とするランプソケット。 - 前記突出壁の外面にはロック突起が突設される一方、前記溝部の内面には前記ロック突起と係合可能なロック孔が凹設されていることを特徴とする請求項1に記載のランプソケット。
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1999
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