JP4062387B2 - 動弁機構の油圧制御装置 - Google Patents

動弁機構の油圧制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4062387B2
JP4062387B2 JP2000135824A JP2000135824A JP4062387B2 JP 4062387 B2 JP4062387 B2 JP 4062387B2 JP 2000135824 A JP2000135824 A JP 2000135824A JP 2000135824 A JP2000135824 A JP 2000135824A JP 4062387 B2 JP4062387 B2 JP 4062387B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
hydraulic
oil
oil filter
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000135824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001317313A (ja
Inventor
俊彦 岡
孝夫 奥野
徹志 柳樂
修治 長野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2000135824A priority Critical patent/JP4062387B2/ja
Publication of JP2001317313A publication Critical patent/JP2001317313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4062387B2 publication Critical patent/JP4062387B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34436Features or method for avoiding malfunction due to foreign matters in oil
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34436Features or method for avoiding malfunction due to foreign matters in oil
    • F01L2001/3444Oil filters

Landscapes

  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関(以下、エンジンという)に設けられた動弁機構の作動態様を切換える油圧制御装置に係り、詳しくは、その供給油路に設けられたオイルフィルタの構造に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】
この種の油圧制御装置として、例えば特開平9−150017号公報に記載された一般的な油圧機器用のものを挙げることができる。この油圧制御装置では、油圧機器に形成された第1の供給油路の開口部にボルトを螺合すると共に、そのボルトに第2の供給油路を軸方向に貫設し、これらの第1及び第2の供給油路を経て油圧機器に作動油を供給するように構成されている。第1の供給油路内にはカップ状のオイルフィルタが配設され、オイルフィルタは、開口側の端部を前記ボルトの供給油路内に嵌め込むことにより固定されている。
【0003】
オイルフィルタの脱着はボルトと共に行われ、油圧機器への装着時には、ボルトに対してオイルフィルタを嵌め込んだ上でボルトを第1の供給油路に螺合させ、又、取外時には第1の供給油路からボルトと一体でオイルフィルタを取外した上で、ボルトからオイルフィルタを取外している。
ところが、この公報に記載の油圧制御装置では、ボルトに対してオイルフィルタを嵌合させるために、ボルトに形成した第2の供給油路の内径とオイルフィルタの外径との間の公差を厳密に管理する必要があり、製造コストが高騰する要因となってしまう。又、オイルフィルタの取外時には、ボルトと共にオイルフィルタが第1の供給油路内で回転することから、その際に内部の濾過した異物が第1の供給油路内に脱落してしまう虞があり、本来のフィルタ機能が損なわれるという問題もある。
【0004】
そこで、上記のような問題を解決するために、例えば実開平7−42402号公報ではエンジンの動弁機構用の油圧制御装置が提案されている。この油圧制御装置も供給油路内にオイルフィルタを配設して、その供給油路の開口部をボルトにより閉鎖する構成となっているが、オイルフィルタの固定は、ボルトの先端と供給油路に形成した段差部とでオイルフィルタを挟持することにより行われている。つまり、ボルトに対しオイルフィルタを完全に別体として、両部材を嵌合させるための公差管理を不要とすると共に、ボルトと一体でオイルフィルタが回転したときの異物の脱落を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後段の公報に記載の油圧制御装置では、供給油路の奥に位置するオイルフィルタを脱着する際のことが何ら考慮されていない。即ち、周知のようにオイルフィルタはごく小さい上に、微細な異物を濾過すべく極めて華奢な構成となっているため、指先等ではオイルフィルタの脱着操作を行い難いばかりでなく、オイルフィルタを破損させてしまい、その破損に気付かないまま油圧制御装置を運転させて、異物の混入により油圧制御装置自体のトラブルまで引き起こす可能性があった。
【0006】
作動油への異物の混入はどのような油圧機器についても回避すべきであるが、特にスプール弁等を用いて連続的に流量を可変させる形式の油圧制御装置では、異物により円滑なスプールの移動が妨げられるため、単なる切換弁に比較してより重大な問題となる。例えば、エンジンのカム軸の位相を連続的に変化させる可変バルブタイミング制御装置では、スプール式のオイルコントロールバルブ(以下、OCVという)により作動油を制御し、その作動油にてアクチュエータを作動させて位相調整を行っているが、異物の混入でOCVが正常に作動しなくなると、不適切な位相調整によりエンジン自体の運転に異常をきたしてしまう。従って、このような流量を連続可変する油圧制御装置では、特に上記したオイルフィルタの破損は顕著な問題となる。
【0007】
本発明の目的は、オイルフィルタを破損させることなく容易に脱着でき、ひいてはフィルタ破損による作動油への異物混入を未然に防止することができる動弁機構の油圧制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁及び/又は排気弁の作動態様が切換可能な油圧式切換手段を有する動弁機構の油圧制御装置において、油圧式切換手段への油圧供給形態を切換可能な切換制御弁の上流側の供給油路に、内燃機関の外部に設けた開口部からの着脱が可能なオイルフィルタを備え、オイルフィルタが、濾過部材と、濾過部材の少なくとも供給油路に対して上流側の端部に配設される枠部材とから形成されると共に、開口部に螺合されるボルトとは間隔をおいて離間するように供給油路に設けられ、オイルフィルタの上流側端部にフィルタ脱着用突起を形成し、フィルタ脱着用突起が枠部材と同等以下の厚さをもって上流側に向けて形成されると共に係合孔が設けられたものである。
【0009】
従って、オイルフィルタの装着時には、例えばピンセットやラジオペンチ等によりフィルタ脱着用突起を挟持し、この状態でオイルフィルタを開口部より供給油路内に正規の姿勢で挿入し、又、取外時には、ピンセットやラジオペンチ等の先端を供給油路内に挿入してフィルタ脱着用突起を挟持し、オイルフィルタを供給油路内より取り出す。又、ピンセットの先端等を係合孔内に挿入してオイルフィルタを脱着してもよい。このようにフィルタ脱着用突起を利用してオイルフィルタを脱着することから、脱着操作を容易に実施となると共に、指先で直接脱着したときの無理な力によるオイルフィルタの破損が防止される。一方、フィルタ脱着用突起が枠部材と同等以下の厚さであることから、流路抵抗を増大させる要因となる虞は一切ない。
又、開口部に螺合されるボルトに対して間隔をおいてオイルフィルタが設けられているため、フィルタ交換時には、オイルフィルタとは関係なくボルトを単体で取外すことができ、オイルフィルタの供回りによって内部の濾過した異物が脱落する虞も一切ないし、フィルタ脱着用突起がボルトの先端で押圧されてオイルフィルタが破損することもない。
【0010】
請求項2の発明では、内燃機関の運転状態に応じて吸気弁及び/又は排気弁の作動態様が切換可能な油圧式切換手段を有する動弁機構の油圧制御装置において、油圧式切換手段への油圧供給形態を切換可能な切換制御弁の上流側の供給油路に、内燃機関の外部に設けた開口部からの着脱が可能なオイルフィルタを備え、オイルフィルタが、濾過部材と、濾過部材の少なくとも供給油路に対して上流側の端部に配設される枠部材とから形成されると共に、開口部に螺合されるボルトとは間隔をおいて離間するように供給油路に設けられ、オイルフィルタの上流側端部にフィルタ脱着用突起を形成し、フィルタ脱着用突起が枠部材と同等以下の厚さをもって上流側に向けて形成されると共に内周側又は周方向に屈曲するように形成されたものである。
従って、オイルフィルタの装着時には、例えばピンセットやラジオペンチ等によりフィルタ脱着用突起を挟持し、この状態でオイルフィルタを開口部より供給油路内に正規の姿勢で挿入し、又、取外時には、ピンセットやラジオペンチ等の先端を供給油路内に挿入してフィルタ脱着用突起を挟持し、オイルフィルタを供給油路内より取り出す。このようにフィルタ脱着用突起を利用してオイルフィルタを脱着することから、脱着操作を容易に実施となると共に、指先で直接脱着したときの無理な力によるオイルフィルタの破損が防止される。一方、フィルタ脱着用突起が枠部材と同等以下の厚さであることから、流路抵抗を増大させる要因となる虞は一切ない。
又、開口部に螺合されるボルトに対して間隔をおいてオイルフィルタが設けられているため、フィルタ交換時には、オイルフィルタとは関係なくボルトを単体で取外すことができ、オイルフィルタの供回りによって内部の濾過した異物が脱落する虞も一切ないし、フィルタ脱着用突起がボルトの先端で押圧されてオイルフィルタが破損することもない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をエンジンの吸気弁の開閉タイミングを連続的に可変させる油圧制御装置に具体化した一実施形態を説明する。
図1は実施形態の内燃機関の油圧制御装置を示す概略構成図である。この図では、エンジン1とのOCV2(オイルコントロールバルブ)との各々の構成を明示するために、OCV2を平面視した状態で表しているが、実際のOCV2は、図示から90度角度変更した水平姿勢でエンジン1のシリンダヘッド3上に搭載されている。
【0012】
シリンダヘッド3には吸気カム軸4a及び排気カム軸4bが設けられ、各カム軸4a,4bの前端にはタイミングプーリ5a,5bが接続されている。タイミングプーリ5a,5bはタイミングベルト6を介して図示しないクランク軸に連結され、クランク軸の回転に伴ってタイミングプーリ5a,5bと共にカム軸4a,4bが回転されて、これらのカム軸4,4bにより吸気弁7a及び排気弁7bが開閉駆動される。
【0013】
吸気カム軸4aと吸気側のタイミングプーリ5aとの間には,油圧式切換手段としてのバルブタイミング可変機構8が設けられている。バルブタイミング可変機構8の構成は、例えば特開2000−27609号公報等で公知のため詳細は説明しないが、吸気側のタイミングプーリ5aに設けたハウジング内にベーンロータを回動可能に設け、そのベーンロータに吸気カム軸4aを連結して構成されており、ハウジング内でのベーンロータの回動に応じて、タイミングプーリ5aに対するカム軸4aの位相、即ち、吸気弁7aの開閉タイミングを調整し得るようになっている。
【0014】
前記したOCV2は切換制御手段として機能し、そのハウジング11のスリーブ12内には、スプール13が左右方向に摺動可能に配設されている。スプール13の一端にはソレノイド14に連結され、このソレノイド14は、反対側の圧縮ばね15の付勢力に抗してスプール13の左右位置を変更するようになっている。スリーブ12には、供給ポート16、進角ポート17及び遅角ポート18、一対のドレンポート19がそれぞれ形成されている。
【0015】
OCV2のハウジング11には、スリーブ12の供給ポート16から水平方向(図では上下方向として表している)に延びるように供給油路20が形成され、この供給油路20はハウジング11の一側に開口している。供給油路20の開口部にはねじ部20aが形成され、ねじ部20aにはハウジング11の側方よりボルト21が螺合している。ボルト21の頭部とハウジング11との間には、油圧管路22の一端に設けられたジョイント部22aが挟持され、図示はしないが、油圧管路22の他端はエンジン1のオイルポンプに連結されている。
【0016】
そして、オイルポンプから供給される作動油は、油圧管路22及びジョイント部22aを経てボルト21内に形成された案内油路21aから常にハウジング11の供給油路20内に導入され、前記したOCV2のスプール13が中立位置にあるときには供給ポート16が遮断されることから、バルブタイミング可変機構8への作動油の供給が中断されて、バルブタイミング可変機構8は現在の位相に保持される。又、スプール13が中立位置より左方に移動すると(図に示す状態)、供給ポート16は進角ポート17と連通して、作動油は供給ポート16から進角ポート17を経てバルブタイミング可変機構8の進角側の油圧室に供給されて、その位相が進角側に変更されると共に、遅角側の油圧室内の余剰作動油が遅角ポート18を経て一方のドレンポート19から排出される。逆に、スプール13が中立位置より右方に移動すると、供給ポート16は遅角ポート18と連通して、作動油は供給ポート16から遅角ポート18を経てバルブタイミング可変機構8の遅角側の油圧室に供給されて、位相が遅角側に変更されると共に、進角側の油圧室内の余剰作動油が進角ポート17を経て他方のドレンポート19から排出される。
【0017】
前記ソレノイド14はコントローラ23に接続され、例えばコントローラ23は、エンジン負荷やエンジン回転速度等に応じて吸気カム軸4aの目標位相角を設定し、実際の位相角が目標位相角となるようにソレノイド14に出力する駆動信号のデューティ率を制御し、そのデューティ率に応じて上記のようにスプール13の位置が変更されて実際の位相角が変更される。
【0018】
一方、ハウジング11の供給油路20内には、作動油に含まれた異物を濾過するためのオイルフィルタ24が配設されている。以下、このオイルフィルタ24の構成を詳述すると、図2に示すように、オイルフィルタ24の枠部材25は略カップ状をなし、開口端側(図2の上側)のリング部25a、反対側(図2の下側)の底部25b、及びこれらのリング部25aと底部25bとを連結する一対の連結部25cとから構成されて、金属或いは合成樹脂により一体形成されている。枠部材25の内部には濾過部材としての金網26が円筒状をなした状態で保持されており、作動油はこの金網26を介して内周側から外周側に流通する。
【0019】
リング部25aには、略四角状をなす一対のフィルタ脱着用突起27が上流側に向けて形成され、両脱着用突起27はリング部25aの中心を挟んで反対側(つまり、180度ずれた位置)に位置している。又、それぞれのフィルタ脱着用突起27の厚さtは、リング部25aの半径方向の厚さTより若干薄く設定されると共に、各脱着用突起27にはそれぞれ係合孔28が貫設されている。図1に示すように、供給油路20の内壁には下流側に向けて縮径するテーパ状の傾斜部29が形成され、この傾斜部29と対応するように、枠部材25のリング部25aにも同一角度のテーパ状の傾斜部30が形成されている。オイルフィルタ24は、その傾斜部30を供給油路20の傾斜部29に接触させて供給油路20内に位置し、オイルフィルタ24と前記ボルト21とは間隙Sをおいて離間している。
【0020】
そして、エンジン1の運転時においては、オイルポンプからの作動油が供給油路20を経てOCV2に供給されて上記のように位相制御が行われると共に、供給油路20内のオイルフィルタ24には作動油の流れにより常に下流側への力を受ける。従って、オイルフィルタ24は特別に固定されてはいないが、その傾斜部30を供給油路20内の傾斜部29に常に圧接させて、傾斜部29,30間からの異物の素通りを防止することになる。又、オイルフィルタ24による流路抵抗は少ないほど望ましいが、上記のようにフィルタ脱着用突起27の厚さtがリング部25aの厚さTより薄く設定されていることから、フィルタ脱着用突起27を形成したことによる流路抵抗の増大は一切ない。
【0021】
次に、以上のように構成された内燃機関の油圧制御装置において、オイルフィルタ24の脱着手順を説明する。
オイルフィルタ24の装着時には、ピンセットやラジオペンチ等により何れか一方のフィルタ脱着用突起27を挟持する。この状態でオイルフィルタ24を供給油路20内に正規の姿勢で挿入し、その後に供給油路20の開口部にボルト21を螺合させて油圧管路22のジョイント部22aを連結すると、装着作業が完了する。又、取外時には、供給油路20からボルト21を取外した上で、開口した供給油路20内にピンセットやラジオペンチの先端を挿入して、前記した装着時と同様にフィルタ脱着用突起27を挟持し、オイルフィルタ24を供給油路20内より取り出す。
【0022】
尚、この脱着時には、両方のフィルタ脱着用突起27を同時に挟持可能な専用工具を用いてもよく、この場合にはオイルフィルタ24を傾くことなく安定した姿勢で把持できることから、供給油路経20に対する挿脱をより確実に実施できる。又、係合孔28を利用してオイルフィルタ24を把持してもよく、この場合には、例えばピンセットの先端等を係合孔24内に挿入して脱着を行えばよい。
【0023】
このように本実施形態の内燃機関の油圧制御装置では、フィルタ脱着用突起27を利用してオイルフィルタ24を把持して脱着操作を行っている。従って、小さく且つ華奢なオイルフィルタ24を容易に把持して脱着できるばかりでなく、従来技術として説明した実開平7−42402号公報のように、指先で直接把持したときの無理な力によるオイルフィルタ24の破損を防止でき、その結果、破損したオイルフィルタ24を使用した場合の作動油への異物の混入を未然に防止できる。特に本実施形態の油圧制御装置では、カム軸4aの位相を連続的に変化させるためにスプール式のOCV2を用いているため、異物によりスプール13の摺動が円滑に行われなくなると直ちに位相制御に悪影響を及ぼしてしまうが、このような事態を回避して常に適切な位相調整を実現することができる。
【0024】
更に、上記のように作動油の流れを利用してオイルフィルタ24の傾斜部30を供給油路20の傾斜部29に圧接させて、オイルフィルタ24を定位置に保持していることから、ボルト21とは別個にオイルフィルタ24を配置することができる。つまり、従来技術として説明した特開平9−150017号公報のように、ボルトに対してオイルフィルタを嵌合させるための厳密な公差管理を要することもなく、又、フィルタ交換時には、オイルフィルタ24とは関係なくボルト21を単体で取外すことができ、オイルフィルタ24の供回りによって内部の濾過した異物が脱落する虞も一切ない。更に、オイルフィルタ24から離間した状態でボルト21が螺合されることから、ボルト21の先端で押圧されたときのオイルフィルタ24の破損を防止することができる。
【0025】
一方、フィルタ脱着用突起27の厚さtをリング部の厚さTより薄く設定したため、フィルタ脱着用突起27の形成による流路抵抗の増大を未然に回避することができるという利点もある。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、スプール式のOCV2を用いてカム軸4aの位相を連続的に変化させる油圧制御装置として具体化したが、エンジン1の吸気弁7aや排気弁7bの作動態様を切換可能なものであればよく、例えば、切換弁の切換に応じて作動するアクチュエータにより、カム軸に設けた一対のカム部を吸排気弁に選択的に作用させ、これによりバルブタイミングを調整する形式の油圧制御装置として具体化し、その切換弁の上流側の供給油路に、上記実施形態と同様のオイルフィルタ24を設けてもよい。
【0026】
又、上記実施形態では、オイルフィルタ24に係合孔28を備えた略四角状をなす一対のフィルタ脱着用突起27を形成したが、その形状や個数は限定されるものではなく、例えば図3に示すように、三角状のフィルタ脱着用突起41を形成したり、図4に示すように、4つのフィルタ脱着用突起51を形成したりしてもよい。又、ピンセットやラジオペンチ等で把持し易いように、図5に示すように、オイルフィルタ24の内周側に屈曲するようにフィルタ脱着用突起61を形成したり、図6に示すように、オイルフィルタ24の周方向に屈曲するようにフィルタ脱着用突起71を形成したりしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1,2の発明の動弁機構の油圧制御装置によれば、フィルタ脱着用突起を利用してオイルフィルタを把持するため、オイルフィルタを破損させることなく容易に脱着でき、ひいてはフィルタ破損による作動油への異物混入を未然に防止できると共に、フィルタ脱着用突起を枠部材と同等以下の厚さとしたため、フィルタ脱着用突起の形成による流路抵抗の増大を未然に回避でき、さらにボルトに対して間隔をおいてオイルフィルタを設けたため、オイルフィルタ交換時の異物の脱落やオイルフィルタの破損を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の内燃機関の油圧制御装置を示す概略構成図である。
【図2】オイルフィルタの詳細を示す斜視図である。
【図3】フィルタ脱着用突起を三角状としたオイルフィルタの別例を示す斜視図である。
【図4】フィルタ脱着用突起を4つ形成したオイルフィルタの別例を示す斜視図である。
【図5】フィルタ脱着用突起を内周側に屈曲させたオイルフィルタの別例を示す斜視図である。
【図6】フィルタ脱着用突起を周方向に屈曲させたオイルフィルタの別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関)
2 OCV(切換制御弁)
7a 吸気弁
7b 排気弁
8 バルブタイミング可変装置(油圧式切換手段)
20 供給油路
24 オイルフィルタ
25 枠部材
26 金網(濾過部材)
27,41,51,61,71 フィルタ脱着用突起

Claims (2)

  1. 内燃機関の運転状態に応じて吸気弁及び/又は排気弁の作動態様が切換可能な油圧式切換手段を有する動弁機構の油圧制御装置において、
    上記油圧式切換手段への油圧供給形態を切換可能な切換制御弁の上流側の供給油路に、上記内燃機関の外部に設けた開口部からの着脱が可能なオイルフィルタを備え、
    上記オイルフィルタは、濾過部材と、該濾過部材の少なくとも供給油路に対して上流側の端部に配設される枠部材とから形成されると共に、上記開口部に螺合されるボルトとは間隔をおいて離間するように上記供給油路に設けられ
    上記オイルフィルタの上流側端部にフィルタ脱着用突起を形成し、上記フィルタ脱着用突起は上記枠部材と同等以下の厚さをもって上流側に向けて形成されると共に係合孔が設けられていることを特徴とする動弁機構の油圧制御装置。
  2. 内燃機関の運転状態に応じて吸気弁及び/又は排気弁の作動態様が切換可能な油圧式切換手段を有する動弁機構の油圧制御装置において、
    上記油圧式切換手段への油圧供給形態を切換可能な切換制御弁の上流側の供給油路に、上記内燃機関の外部に設けた開口部からの着脱が可能なオイルフィルタを備え、
    上記オイルフィルタは、濾過部材と、該濾過部材の少なくとも供給油路に対して上流側の端部に配設される枠部材とから形成されると共に、上記開口部に螺合されるボルトとは間隔をおいて離間するように上記供給油路に設けられ
    上記オイルフィルタの上流側端部にフィルタ脱着用突起を形成し、上記フィルタ脱着用突起は上記枠部材と同等以下の厚さをもって上流側に向けて形成されると共に内周側又は周方向に屈曲するように形成されていることを特徴とする動弁機構の油圧制御装置。
JP2000135824A 2000-05-09 2000-05-09 動弁機構の油圧制御装置 Expired - Fee Related JP4062387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000135824A JP4062387B2 (ja) 2000-05-09 2000-05-09 動弁機構の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000135824A JP4062387B2 (ja) 2000-05-09 2000-05-09 動弁機構の油圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001317313A JP2001317313A (ja) 2001-11-16
JP4062387B2 true JP4062387B2 (ja) 2008-03-19

Family

ID=18643855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000135824A Expired - Fee Related JP4062387B2 (ja) 2000-05-09 2000-05-09 動弁機構の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4062387B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8656948B2 (en) 2011-09-13 2014-02-25 Husco Automotive Holdings Llc Hydraulic valve with an annular filter element secured by a helical spring
ES2710614T3 (es) * 2011-09-13 2019-04-26 Husco Automotive Holdings Llc Válvula hidráulica con un elemento de filtro anular sujeto mediante un resorte helicoidal

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001317313A (ja) 2001-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6098580B2 (ja) バルブタイミング調整装置
US6382148B1 (en) Oil pressure control apparatus for an internal combustion engine
JP4297189B2 (ja) 可変動弁装置および開弁量調整方法
JP6442945B2 (ja) 弁開閉時期制御装置
US6619247B2 (en) Valve operating control system for engine
JP4062387B2 (ja) 動弁機構の油圧制御装置
KR20020021059A (ko) 엔진의 스로틀 장치
JP3411895B2 (ja) エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑構造
JP3894716B2 (ja) エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑装置
JP2002089221A (ja) エンジンにおけるタイミングチェーン潤滑構造
JP3952119B2 (ja) 動弁機構の油圧制御装置
JPH09280019A (ja) 内燃機関のバルブタイミング可変装置
JP3966807B2 (ja) エンジンのアイドル吸気量制御装置
US20060065581A1 (en) Electromagnetic valve unit and engine cover unit
JP2006328978A (ja) 可変動弁装置
JP3104529B2 (ja) 可変バルブタイミング装置及びその油圧制御弁
CN110966062B (zh) 用于液压可变阀的控制系统和控制方法
JP3435955B2 (ja) 内燃機関の可変動弁機構の切換装置
JPH11107719A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2007231741A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP2001214723A (ja) オイル通路構造
JP2000346006A (ja) 油圧装置
JP3897685B2 (ja) 油圧装置
CN215213633U (zh) 具可变阀扬程机构的引擎
JP7184467B2 (ja) フィルタの配置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070815

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4062387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110111

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130111

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140111

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees