JP4061846B2 - 積層体の製造方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

積層体の製造方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造に好適な積層体の製造方法及び半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板上に順次、層や領域を形成する、従来の半導体装置などの積層体の製造方法は、高温処理などの過激な条件下で行う工程を含む。例えば、代表的な半導体装置の一つであるMOS素子は、一つの基板上に順次、半導体層、ゲート絶縁層、さらにゲート電極を形成することにより製造されるが、ゲート絶縁層や半導体層の形成工程は、通常、高温処理を必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の積層体の製造方法では、積層体が配置される基板や積層体に含まれる部材は制限されることがある。例えば、従来の半導体装置などの積層体の製造方法は、軟化点や融点の低い材料を基板あるいは部材とする半導体装置の製造に適用することは困難であった。そこで、本発明の第1の目的は、様々な基板や部材を含む積層体の製造に適用できる積層体の製造方法を提供することである。本発明の第2の目的は、様々な基板や部材を含む半導体装置の製造に適用できる半導体装置の製造方法を提供することである。本発明の第3の目的は様々な用途に対応することのできる半導体装置を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の積層体の製造方法は、第1の分離層を含む第1の基材上に、第2の基材を配置する工程と、前記第2の基材と、第2の分離層を含む第3の基材と、を第1の接着層を介して接着する工程と、光照射を行うことにより、前記第1分離層の層内及び前記第1の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで、剥離を生ぜしめ、前記第2の基材及び前記第3の基材を含む第1の積層体を分離させる工程と、前記第1の積層体と第4の基材とを第2の接着層を介して接着し、第2の積層体を得る工程と、光照射を行うことにより前記第2の分離層の層内及び前記第2の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで、剥離を生ぜしめ、前記第2の分離層を境界として、前記第2の積層体を分割する工程と、を含む。係る積層体の製造方法により、最終的には前記第2の積層体が分割されることにより生ずる前記第4の基材を含む積層体が得られることになるが、例えば、前記第4の基材が耐熱性に劣るものであったとしても、係る積層体の製造方法を適用することは可能である。なお、ここで、第1〜第4の基材は、単層から成るものばかりでなく、複数の層あるいは領域を含んでいても良い。第1〜第4の基材に含まれるものとしては、例えば、ガラスやプラスティックなどの基板を始め、MOS素子、薄膜トランジスタ、薄膜ダイオード、シリコンのPIN接合から成る光電変換素子(光センサ、太陽電池)、シリコン抵抗素子、その他の薄膜半導体デバイス、電極(例えば、ITO、メサ膜のような透明電極)、スイッチング素子、メモリー、圧電素子等のアクチュエータ、マイクロミラー(ピエゾ薄膜セラミックス)、磁気記録薄膜ヘッド、コイル、インダクター、薄膜高透磁材料およびそれらを組み合わせたマイクロ磁気デバイス、フィルター、反射膜、及びダイクロイックミラーが挙げられる。また、係る積層体の製造方法では光照射を行うことにより第1の分離層及び第2の分離層での剥離を誘起しているが、これらの分離層などを適宜選択することで、光照射の代わりに加熱によっても同様な効果が得られる場合がある。
【0005】
本発明の第2の積層体の製造方法は、請求項1に記載の積層体の製造方法において、前記第2の基材は薄膜デバイスを含むこと、を特徴とする。係る積層体の製造方法により、プラスティック基板やガラス基板などの耐熱性に劣る部材を含む基材の上方に薄膜デバイスを設けることができる。
【0006】
本発明の第3の積層体の製造方法は、第1の基板上に第1の分離層を形成し、さらに前記第1の分離層の上に薄膜デバイスを含む被転写体を形成する工程と、第2の基板の上に第2の分離層を形成する工程と、前記被転写体と前記第2の分離層とを第1の接着層を介して接着する工程と、光照射により前記第1の分離層の層内及び前記第1の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで剥離を生ぜしめ、前記被転写体を前記第1の基板の側から前記第2の基板の側に転写する工程と、前記第2基板の側に転写された前記被転写体と第3の基板とを第2の接着層を介して接着する工程と、光照射により前記第2の分離層の層内及び前記第2の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで剥離を生ぜしめ、前記被転写体を、前記第2の基板の側から前記第3の基板の側に転写する工程と、を含む。係る積層体の製造方法において前記第3の基板として所望の基板を用いることにより、製造される積層体は所望の基板を含むものとなり、所望の性質や機能を付与することができる。例えば、従来の半導体装置などの積層体の製造方法では、高温処理を伴うため用いることが困難なプラスティック材料を前記第3の基板として利用することができ、これにより係る積層体に可撓性あるいは柔軟性を付与することができる。また、前記第3の基板として種々のデバイスを含むものを用いれば、係る積層体には種々の機能を付与することができる。
【0007】
係る積層体の製造方法では2回の転写を行っているが、例えば、被転写体がMOS素子のような上下が区別される構造物を含んでいる場合、当初の前記第1の基板に対する該構造物の上下の位置関係と、前記第3の基板に対する該構造物の上下の位置関係とを一致させることができる。
【0008】
なお、被転写体は複数の層あるいは領域から構成されていても良く、例えば、後述の中間層30も被転写体に含まれる場合もある。
【0009】
本発明の第4の積層体の製造方法は、請求項3に記載の積層体の製造方法において、前記第1の接着層を取り除く工程をさらに含むこと、を特徴とする。請求項3に記載の積層体の製造方法において、最終的に前記被転写体上に第1の接着層が残存することになるが、この第1の接着層を除去することにより、前記被転写体の上に他の基材を配置することができる。前記他の基材は、例えば、電極や配線層である。
【0010】
本発明の第5の積層体の製造方法は、請求項4に記載の積層体の製造方法において、前記第1の接着層が溶剤に可溶であること、を特徴とする。係る積層体の製造方法では、溶剤を塗布する方法あるいは溶剤に浸漬する方法により、前記第1の接着層を除去することができるため、研磨などの機械的除去法やプラズマエッチングによる除去法に比べて前記被転写体の損傷を低減できる。
【0011】
本発明の第6の積層体の製造方法は、請求項5に記載の積層体の製造方法において、前記第1の接着層が水溶性であること、を特徴とする。係る積層体の製造方法では、前記第1の接着層の除去に水を用いることができるので、有機溶剤を用いる場合に比べてコストを低減することができる。
【0012】
本発明の第7の積層体の製造方法は、請求項1乃至6のいずれかに記載の積層体の製造方法において、前記第2の分離層がアモルファスシリコンにより構成されていること、を特徴とする。アモルファスシリコンに対する光照射により発熱現象、アブレーション、気体の放出、あるいは状態変化が誘起され、前記第2の分離層内または前記第2の分離層を接する他の層との境界面のうち少なくともどちらかで、剥離を生ぜしめることができる。
【0013】
本発明の第8の積層体の製造方法は、請求項1乃至7のいずれかに記載の積層体の製造方法において、前記第1の分離層がアモルファスシリコンにより構成されていること、を特徴とする。アモルファスシリコンに対する光照射により発熱現象、アブレーション、気体の放出、あるいは状態変化が誘起され、前記第1の分離層内または前記第1の分離層を接する他の層との境界面のうち少なくともどちらかで、剥離を生ぜしめることができる。
【0014】
本発明の第9の積層体の製造方法は、請求項7または8に記載の積層体の製造方法において、前記アモルファスシリコンが1at%以上の水素を含有すること、を特徴とする。1at%以上の水素を含有するアモルファスシリコンに対する光照射により、水素ガスの放出などの現象が誘起されて、前記第1の分離層または前記第2の分離層における剥離が生じ易くなる。
【0015】
本発明の第10の積層体の製造方法は、請求項7乃至9のいずれかに記載の製造方法において、前記アモルファスシリコンが10〜20at%の水素を含有すること、を特徴とする。前記アモルファスシリコンには10〜20at%という高濃度で水素が含有されているので、光照射により容易に水素ガスが放出され、前記第1の分離層または前記第2の分離層における剥離が生じ易くなる。
【0016】
本発明の第11の積層体の製造方法は、請求項1乃至10のいずれかに記載の積層体の製造方法において、100ナノ秒以下のパルス幅を有する光を前記光照射に用いること、を特徴とする。前記第1の分離層または前記第2の分離層に対して、100ナノ秒以下という短いのパルス幅を有する光を照射することにより、前記第1の分離層における剥離を瞬時に誘起することができる。 本発明の第12の積層体の製造方法は、請求項1乃至11のいずれかに記載の積層体の製造方法において、レーザーを光源とする光を前記光照射に用いること、を特徴とする。レーザーを光源とする光は指向性に優れているため、微少な面積でも選択的に光照射をすることができる。
【0017】
本発明の第13の積層体の製造方法は、請求項12に記載の積層体の製造方法において、
エキシマーレーザーを光源とする光を前記光照射に用いること、を特徴とする。エキシマーレーザーは光源とする光は紫外領域の波長を有しているため、前記第1の分離層または前記第2の分離層を効率良く光励起するのに適している。
【0018】
本発明の第14の積層体の製造方法は、請求項3乃至6のいずれかに記載の積層体の製造方法において、光硬化性材料を光硬化させることにより前記第1の接着層を形成すること、を特徴とする。係る積層体の製造方法は、光硬化性材料を光硬化させることにより前記第1の接着層を形成するため、接着を短時間で完了させることができる。
【0019】
本発明の第15の積層体の製造方法は、請求項14に記載の積層体の製造方法において、前記第2の分離層がアモルファスシリコンから構成されており、前記第2の分離層の膜厚が10nm以下であること、を特徴とする。前記第1の接着層を形成する際の光硬化に用いる光は、前記第2の分離層を透過する必要があるが、前記第2の分離層の膜厚を10nm以下という十分薄い膜厚とすることにより、前記光硬化に用いる光が前記第2の分離層を透過することができる。
【0020】
本発明の第16の積層体の製造方法は、請求項14に記載の積層体の製造方法において、前記光硬化材料を光硬化させる際に用いる光の前記第2の分離層に対する透過量が、前記第2の分離層の層内または前記第2の分離層と接する他の層との境界面の少なくともいずれかにおいて剥離を生ぜしめる際に用いる光の前記第2の分離層に対する透過量より大であること、を特徴とする。係る積層体の製造方法により前記第2の分離層を透過した光により光硬化させることができる。
【0021】
本発明の半導体装置の製造方法は、請求項1乃至16のいずれかに記載の積層体の製造方法を用いること、を特徴とする。上述のように請求項1乃至16に記載の積層体の製造方法は、様々な部材や基板を含む積層体に対しても適用できるので、本発明の半導体装置の製造方法は、様々な部材や基板を含む半導体装置の製造に有効である。この特徴を生かすことにより、半導体装置の組み込まれた、例えば、液晶表示装置、電気泳動表示装置、電界発光表示装置、ICカード及びメモリカードを製造することもできる。
【0022】
本発明の半導体装置は、請求項17に記載の半導体装置の製造方法により製造されること、を特徴とする。上述のように、請求項17に記載の半導体装置の製造方法は、製造方法としての自由度が高いので、例えば、ガラス基板やプラスティック基板などの上にも半導体装置を設けることができる。
【0023】
本発明の半導体装置は、請求項18に記載の半導体装置において、前記半導体装置が薄膜トランジスタを含むこと、を特徴とする。係る半導体装置は、液晶表示装置、電気泳動表示装置、電界発光装置などの種々のフラットパネルディスプレイや、例えば、ICカード、メモリカード及び電子ペーパーの駆動用半導体装置として好適である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について説明する。まず、実施の形態の概略を図1〜図10に沿って説明する。
【0025】
第1工程として、第1の基板10の上に第1の分離層20を形成し(図1)、さらに第1の分離層20の上に中間層30及び被転写層40を形成する(図2)。第2工程として、第2の基板50の上に、第2の分離層60を形成する(図3)。第3工程として、第2の分離層60と前記被転写層40とを第1の接着層70を介して接着する(図4)。第4工程として第1の基板10を通して第1の分離層20に対して照射光200を用いて(図5)、第1の分離層20に剥離を生ぜしめ、被転写層40を第1の基板10の側から第2の基板50の側に転写する(図6)。第5工程として、中間層30と第3の基板80とを接着層90を介して接着する(図7)。第6工程として、第2の基板50を通して第2の分離層60に対して光210を用いて光照射を行い(図8)、第2の分離層60に剥離を生ぜしめ、被転写層40を第2基板50の側から第3の基板80の側に移動させる(図9)。なお、図10に示したように、以上の工程が終了後、前記被転写層40の表面上に残存する第1の接着層70を除去しても良い。
【0026】
次に具体的な実験条件について詳述する。
【0027】
[第1の基板10]第4工程において、第1の基板10の側から第1の分離層20に対して光200を照射するので、第1の基板10は光200を十分に透過するものであることが望ましい。具体的には、第1の基板10は光200を10%以上透過するものが好ましく、50%以上透過するものがより好ましい。後述する第1の分離層20がアモルファスシリコンから構成されている場合は、エキシマーレーザーなどを光源とする紫外光を光200として用いることができるが、そのような場合は、第1の基板10を構成する材料として、紫外光を十分に透過する材料、例えば、ガラスあるいは石英ガラスを用いることが好ましい。第1の基板10の厚さは特に限定されないが、基板の機械的強度と光の透過量との兼ね合いから、0.1〜5.0 mm程度であることが好ましく、0.5〜1.5 mmであることがより好ましい場合がある。なお、第1の基板10の光の透過率が十分高い場合には、その厚さは、前記上限値を超えるものであっても良い。また、光を均一に第1の分離層20に照射するためには、第1の基板10の厚さは、均一であることが好ましい。第1の基板10の上に形成される第1の分離層20、中間層30、及び被転写層40のうちいずれかを形成する際に、高温処理を必要とする場合は、第1の基板10が十分な耐熱性を有することが好ましい。
【0028】
[第1の分離層20]第1の分離層20に用いる材料としては、例えば、以下のA〜Fに記載された材料を用いることができる。
【0029】
A.アモルフアスシリコン(a−Si)
このアモルフアスシリコン中には、水素が含有されていて良い。この場合、水素の含有量は、1at%以上程度であるのが好ましく、2〜20 at%程度であるのがより好ましい。このように、水素が所定量含有されていると、光の照射によって水素が放出され、第1の分離層20に内圧が発生し、それが剥離を促す力となる。アモルフアスシリコン中の水素の含有量は、成膜条件、例えばCVDにおけるガス圧、ガス雰囲気、ガス流量、温度、基板温度、あるいはプラズマ生成の際の投入パワー等の条件を適宜設定することにより調整することができる。
【0030】
B・酸化ケイ素又はケイ酸化合物、酸化チタンまたはチタン酸化合物、酸化ランタンまたははランタン酸化合物等の各種酸化物セラミックス、誘電体、強誘電体あるいは半導体
酸化ケイ素としては、SiO、SiO2、Si302が挙げられ、ケイ酸化合物としては、例えばK2SiO3、Li2SiO3、CaSiO3、ZrSiO4、Na2SiO3が挙げられる。酸化チタンとしては、TiO、Ti203、TiO2が挙げられ、チタン酸化合物としては、例えば、BaTiO4、BaTiO3、Ba2Ti9020、BaTi5011、CaTiO3、SrTiO3、PbTiO3、MgTiO3、ZrTiO2、SnTiO4、A12TiO5、FeTiO3が挙げられる。酸化ジルコニウムとしては、ZrO2が挙げられ、ジルコン酸化合物としては、例えばBaZrO3、ZrSiO4、PbZrO3、MgZrO3、K2ZrO3が挙げられる。
【0031】
C・PZT [Pb(Zr,Ti)O3]]、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O3]]、PLLZT、PBT等のセラミックスあるいは誘電体(強誘電体)
D.窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化チタン等の窒化物セラミックス
E.有機高分子材料
有機高分子材料としては、高分子の主鎖上に、一CH−、−CO−(ケトン)、−CONH−(アミド)、−NH一(アミノ)、−COO−(エステル)、−N=N−(アゾ)、−CH=N−(イミド)を有するものが挙げられる。また、光吸収量を向上させるためにベンゼンやナフタレンなどの芳香族炭化水素が組み込まれた有機高分子も利用することができる。
【0032】
このような有機高分子材料の具体例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフイン、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフェニレンサルフアイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエステルテレフタレート(PET)、エポキシ樹脂がある。
【0033】
F.金属
金属としては、例えば、Al、Li、Ti、Mn、In、Sn、Y、La、Ce、Nd、Pr、Gd、Smまたはこれらのうち少なくとも1種を含む合金が挙げられる。
【0034】
第1分離層20の厚さは、第1の分離層の組成や材質、積層構造、形成方法等の諸条件により異なるが、通常は、1nm〜20μm程度であることが好ましく、10nm〜2μm程度であるのがより好ましく、40nm〜1μm程度であることがさらに好ましい。
【0035】
第1分離層20の形成方法は、膜組成や膜厚等の諸条件に応じて適宜選択することができる。例えば、CVD(MOCVD、減圧CVD、ECR−CVD、プラズマCVDを含む)、蒸着、分子線蒸着(MB)、スパッタリング、イオンプレーティング、PVD等の各種気相成長法、電気メッキ、浸漬メッキ、ディッピング、無電解メッキ等の各種メッキ法、ラングミュア・ブロジェット(LB)法、スピンコート、スプレーコート、ロールコート等の塗布法、各種印刷法、転写法、インクジェット法、粉末ジェット法、及び、上記の方法うちから選択された2つ以上の方法を組み合わせて形成することもできる。
【0036】
例えば、第1分離層20の組成がアモルフアスシリコン(a−Si)の場合には、CVD法、特に減圧CVD法やプラズマCVD法により成膜するのが好ましい。また、第1の分離層20をゾルーゲル法によるセラミックスで構成する場合や、有機高分子材料で構成する場合には、塗布法、特にスピンコート法により成膜することが好ましい。
【0037】
図6に示すように、第1の分離層20に対する光照射を行った後、第1分離層20の一部または全部が中間層30に付着することがある。この場合、例えば、洗浄、エッチング、アッシング、研磨等の方法またはこれらを組み合わせた処理を施すことにより中間層30上の付着物を除去することができる。
【0038】
また、第1分離層20の一部または全部が第1の基板10に付着する場合もある。この場合も同様な処理を行うことにより、第1基板10から付着物を除去することができるが、これにより、第1の基板10として、石英ガラスのような高価な材料、希少な材料が用いられている場合は、第1の基板10を再利用することができ、コスト面でも有利である。
【0039】
[中間層30]第1の分離層20に接して配置される中間層30は、種々の目的で形成され、例えば、被転写層40を物理的または化学的に保護する保護層、絶縁層、導電層、レーザー光の遮光層、不純物のマイグレーションを防止するバリヤ層、反射層としての機能するものが挙げられる。中間層30が絶縁膜である場合、例えば、SiO2、SiO、及びSiNを使用することができる。中間層30の厚さは、所望の機能に応じて適宜選択することができるが、通常は、10nm〜5μmであるのが好ましく、40nm〜1μm程度であるのがより好ましい。なお、場合によっては、中間層30を形成せず、第1の分離層20の上に直接、被転写層40を形成しても良い。
【0040】
[被転写層40]被転写層40は、図2に示されているように、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)を含んでいても良い(被転写層40のK部分)。このTFTは、例えば、ポリシリコン層にn型不純物を導入して形成されたソース領域102、ドレイン領域104、チャネル領域100、ゲート絶縁膜106、ゲート電極108、層間絶縁膜110、ソース電極112、及びドレイン電極114を具備することができる。TFT以外の、被転写層40に含まれるデバイスとしては、例えば、薄膜ダイオード、シリコンのPIN接合から成る光電変換素子(光センサ、太陽電池)、シリコン抵抗素子、その他の薄膜半導体デバイス、電極(例えば、ITO、メサ膜のような透明電極)、スイッチング素子、メモリー、圧電素子等のアクチュエータ、マイクロミラー(ピエゾ薄膜セラミックス)、磁気記録薄膜ヘッド、コイル、インダクター、薄膜高透磁材料およびそれらを組み合わせたマイクロ磁気デバイス、フィルター、反射膜、及びダイクロイックミラーが挙げられる。もちろん、被転写層40は上記の例以外の種々のデバイスを含んでいても、本発明の積層体の製造方法の適用は可能である。
【0041】
[第2の基板50]本実施形態では、第2の基板50は、被転写層40を一時的に固定するに足る強度、あるいは後で詳述する第2の分離層60を形成するに足る耐熱性を備えていれば良い。光硬化材料を光硬化させて、後で詳述する第1接着層70を形成する場合は、基板50は、光硬化材料を硬化させる光を十分に透過することが好ましい。従って、第2の基板50としては、例えば、ガラス材料や、樹脂材料等の安価な材料を用いることができる。
【0042】
ガラス材としては、例えば、ケイ酸ガラス(石英ガラス)、ケイ酸アルカリガラス、ソーダ石灰ガラス、カリ石灰ガラス、鉛(アルカリ)ガラス、バリウムガラス、ホウケイ酸ガラスが挙げられる。このうち、ケイ酸ガラス以外のものは、ケイ酸ガラスに比べて、成型や加工も比較的容易であり、なおかつ安価であるため、好ましい。
【0043】
樹脂材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでもよく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンープロピレン共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフイン、環状ポリオレフイン、変性ポリオレフイン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリー(4−メチルペンテンー1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリルースチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエンースチレン共重合体、ポリオ共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロへキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフイン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不蝕和ポリエステル、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば2層以上の積層体として)用いることができる。
【0044】
[第2の分離層60]第2分離層60としては、基本的に、前述の第1の分離層20の説明で述べたA〜Fの材料と同様の材料を用いることができる。ただし、後で詳述する第1の接着層70が光硬化性樹脂材料の光硬化により形成する場合は、第2の分離層60は、第1の接着層70の形成に用いる光を十分に透過することが好ましい。このような条件を満たす材料としては、例えば、プラズマCVD法で形成された水素化アモルフアスシリコン(a−Si:H)が挙げられる。a−Si:H、プラズマCVD法により100℃以下という比較的低温での成膜が可能であるため、前述の第2の基板50を構成する材料の選択肢を広げることができる。
【0045】
また、図11に示すように、アモルフアスシリコンは約320nm以下の波長域の光に対して強い吸収を示すが、320nm以上の光に対しては透光性を示す。従って、光硬化性材料を硬化させて第1の接着層70を形成する光として320nm以上の波長を有する光、例えば、水銀ランプの346nmの波長の光、及び、第2の分離層60における剥離に使用する光として320nm以下の波長を有する光、例えば、XeClエキシマレーザー(308nm)を光源とする光を、それぞれ使用すれば、第2の分離層60における剥離を抑制したまま、第1の接着層70を形成すること、及び第2分離層における剥離を誘起することができる。さらに、第2分離層の膜厚を10nm以下とすれば、さらに効果的である。プラズマCVD法によりアモルファスシリコン(a−Si:H)を第2分離層として形成した場合、通常、アモルファスシリコンは10〜20at%の水素を含むが、このアモルファスシリコンに対して光照射を行うことにより、アブレーションあるいは水素ガス放出現象が生起し、第2基板50と第1接着層70の間の接着力が失われ、第2基板50を容易に脱離することができる。
【0046】
[第1の接着層70]第1接着層70として用いられる材料としては、例えば、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤、嫌気硬化型接着剤等の各種硬化型接着剤を用いることができる。特に、工程のタクトタイム低減の観点からは光硬化性接着剤を用いることが好ましい。上記の光硬化性材料としては、例えば、エポキシ系、アクリレート系、シリコーン系の光硬化性材料を用いることができる。第1の接着層70を最終的の除去する必要がある場合は、第1の接着層70は溶媒に可溶であることが好ましく、特に水溶性であることが好ましい。以上のような条件を満たす材料として、例えば、スリーボンド3046(商品名)を用いることができる。また、第1の接着層70の厚さを、1μm〜1mm程度、さらに好ましくは10〜100μm程度とすることにより、図8に示したように、照射光210を第2分離層60に照射された際に発生する熱または圧力から被転写層40を保護する機能を、第1の接着層70に付与することができる。
【0047】
[照射光200]第1の分離層20における剥離を誘起する照射光200としては、第1の分離層20の性質に応じて、X線、紫外線、可視光、赤外線(熱線)、ミリ波、マイクロ波、電子線、放射線(α波、β波、γ波)など、種々の波長の光あるいは電磁波を用いることができる。照射面積あるいは照射領域を制御する必要がある場合は、指向性に優れた、これらの波長の光あるいは電磁波を発振するレーザーを用いることが好ましい。レーザーとしては、例えば、各種気体レーザー、ガラスレーザー、半導体レーザーが挙げられるが、より具体的には、例えば、エキシマレーザー、Nd−YAGレーザー、Arレーザー、Krレーザー、CO2レーザー、COレーザー、及びHe−Neレーザーが挙げられる。
【0048】
エキシマレーザーを光源とする高出力の紫外光を第1の分離層20に対する照射に用いた場合、極めて短時間で第1の分離層20における剥離現象を誘起することができるので、被転写層40などの隣接する層の温度上昇、劣化あるいは損傷などの第1の分離層20に対する光照射により誘起される副次的な効果を低減することができる。なお、照射光のエネルギー密度は、10〜5000mJ/cm2程度とするのが好ましく、100〜500mJ/cm2程度とするのがより好ましい。また、照射時間は、1〜1000ナノ秒程度とするのが好ましく、10〜100ナノ秒程度とするのがより好ましい。
【0049】
照射光200は、第1の分離層20に対して垂直な方向から照射する必要は必ずしもなく、第1の分離層20に対して所定の角度をなす方向から行うこともできる。また、第1の分離層20の面積が照射光200の1回の照射面積より大きい場合には、第1の分離層20の全領域に対し、複数回に分けて照射光200を照射することもできる。また、同一箇所に2回以上照射しても良い。また、異なる種類、異なる波長域の照射光を同一領域または異なる領域に2回以上照射しても良い。
【0050】
[第2の接着層90]第2の接着層90としては、基本的に第1の接着層70と同様な材料を用いることができる。
【0051】
[第3の基板80]第3の基板80として、用いることのできる材料は、第2の基板50の説明で述べた種々の材料と同様のものを使用することができる。特に、軽量性、可撓性、弾性などに優れた樹脂材料を用いることにより、製造される積層体にこれらの機械的性質を付与することができ、材料コスト、製造コストも低減できるという利点を有する。なお、第3の基板80は、例えば、液晶セルのように、それ自体独立したデバイスを構成するものや、例えば、カラーフィルター、電極層、誘電体層、絶縁層、半導体素子のように、デバイスの一部を構成するものであっても良い。また、第3の基板80は、例えば、金属、セラミックス、石材、木材、紙材等の物質であっても良いし、さらには、時計の文字盤、自動車のフロントガラス、エアコンの表面、プリント基板、柱、天井、窓ガラス等の構造物の表面であっても良い。
【0052】
[照射光210]第2分離層60に対する光照射に用いる、第2基板50を透過する照射光210としては、照射光200の説明で述べたものと同様の各種光を用いることができる。第2の分離層60が水素化アモルフアスシリコンから成る場合には、照射光210としてエキシマレーザーを用いることが好ましい。
【0053】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る転写技術を用いれば、基板に形成した積層順序を維持したまま、薄膜デバイスを、その使用時に適した他の基板上へ転写することが可能となる。例えば、薄膜を直接形成することができないか、または形成するのに適さない材料、成型が容易な材料、安価な材料等で横成されたものや、移動しにくい大型の物体等に対しても、転写によりそれを形成することができる。
【0054】
特に、転写先基板(例えば、第3の基板80)は、各種合成樹脂や融点の低いガラス材のような、製造元基板(第1基板)材料に比べて耐熱性、耐食性等の特性が劣るものを用いることができる。そのため、例えば、透明基板上に薄膜トランジスタをすくむ薄膜デバイスを製造するに際しては、製造元基板として耐熱性に優れる石英ガラス基板を用い、転写先基板として、各種合成樹脂や融点の低いガラス材のような、安価で且つ加工のし易い材料を用いることにより、安価な薄膜デバイスを安定して製造することが容易となる。また、軽量で柔軟性に富む、新規な薄膜デバイスの製造も可能である。
【0055】
また、本発明の実施形態によれば、上述したように、第2基板の離脱を速やかに行うことができる。これにより、大面積の薄膜デバイスを短時間で効率よく転写することが可能となり、製造コストの低減に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図7】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の積層体の積層体の製造方法に係る実施の形態を示す図である。
【図11】アモルファスシリコンの透過率の波長依存性を示す図である。
【符号の説明】
10、50、80 基板
20 第1の分離層
30 中間層
40 被転写層
60 第2分離層
70、90 接着層

Claims (14)

  1. 第1の基板上に第1の分離層を形成し、さらに前記第1の分離層の上に薄膜デバイスを含む被転写体を形成する工程と、
    第2の基板上に第2の分離層を形成する工程と、
    前記被転写体と前記第2の分離層とを第1の接着層を介して接着する工程と、
    光照射により前記第1の分離層の層内及び前記第1の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで剥離を生ぜしめ、前記被転写体を前記第1の基板の側から前記第2の基板の側に転写する工程と、
    前記第2基板の側に転写された前記被転写体と第3の基板とを第2の接着層を介して接着する工程と、
    光照射により前記第2の分離層の層内及び前記第2の分離層と接する他の層との境界面のうち少なくともいずれかで剥離を生ぜしめ、前記被転写体を、前記第2の基板の側から前記第3の基板の側に転写する工程と、
    を含む積層体の製造方法。
  2. 請求項1に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1の接着層を取り除く工程をさらに含むこと、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  3. 請求項2に記載の積層体の製造方法において、
    前記第1の接着層が溶媒に可溶であること
    を特徴とする積層体の製造方法。
  4. 請求項3に記載の積層体の製造方法おいて、
    前記第1の接着層が水溶性であること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の積層体の製造方法において、
    前記第2の分離層がアモルファスシリコンにより構成されていること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の積層体の製造方法において、
    前記第1分離層がアモルファスシリコンにより構成されていること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載の積層体の製造方法において、
    前記アモルファスシリコンが1 at%以上の水素を含有すること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の積層体の製造方法おいて、
    前記アモルファスシリコンが10〜20at%の水素を含有すること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の積層体の製造方法において、
    100ナノ秒以下のパルス幅を有する光を前記光照射に用いること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の積層体の製造方法おいて、レーザーを光源とする光を前記光照射に用いること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  11. 請求項10に記載の積層体の製造方法において、
    エキシマレーザーを光源とする光を前記光照射に用いること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  12. 請求項1乃至4のいずれかに記載の積層体の製造方法において、光硬化性材料を光硬化させることにより前記第1の接着層を形成し、前記光硬化性材料を光硬化させる際に用いる光の前記第2の分離層に対する透過量が、前記第2の分離層の層内または前記第2の分離層と接する他の層との境界面の少なくともいずれかにおいて剥離を生ぜしめる際に用いる光の前記第2の分離層に対する透過量より大であること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  13. 請求項12に記載の積層体の製造方法において、
    前記第2分離層がアモルファスシリコンから構成されており、前記第2分離層の膜厚が10nm以下であること、
    を特徴とする積層体の製造方法。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の積層体の製造方法を用いること、
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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