JP4061649B2 - 光走査装置および画像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミラーユニットを用いた光走査装置および画像表示装置に関するものである。
光を走査する装置に関する発明が知られている(特許文献1)。この装置は、光を走査することにより、バーコードを光学的に読み取る装置である。この装置は、光をバーコード上に走査してバーコードを光学的に読み取る走査部と、走査部によって読み取られたバーコードの意味を解読するデコード部とから大略構成されている。
そして、走査部とデコード部は、別体であって、互いに着脱自在に取付られる構成であるため、仮に、走査部又はデコード部が損傷した場合には、損傷した走査部又はデコード部のみを交換するだけで足り、全体を交換する必要がない。
特開平6−139387号公報
しかし、前述の光走査に関する装置においては、走査部内に、電源部、光源、反射ミラー等の多数の光学部品が収納されているため、仮に、反射ミラーが損傷して交換の必要があるが、電源部や光源等は交換の必要がない場合であっても、走査部を交換する場合には、結果として、反射ミラーと一緒に電源部や光源等の多数の光学部品も交換されることになるため、未だ、交換の必要のない電源部や光源等の多数の光学部品が無駄になるという問題があった。
本発明は前述の従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、走査ミラーが損傷して交換の必要が生じた場合には、該走査ミラーと共に可及的に少ない光学部品を交換するだけで走査ミラーを交換することができるようにした光走査装置及び画像表示装置を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、ミラー支持部と、光を走査可能に該ミラー支持部に設けられた走査ミラーとを備えたミラーユニットと、該ミラーユニットを着脱可能に支持するミラーユニット受部とからなり、前記ミラーユニットは前記ミラーユニット受部に抜き差し可能に受け止められるようにした光走査装置であって、
前記ミラーユニット受部は、前記ミラーユニットの先端を受け止める先端受止部と、該先端受止部から立設された二つの側部受止部とを備え、該各側部受止部には、前記走査ミラーを隔てて互いに対向する前記ミラーユニットの一対の側部をそれぞれ差し込み可能に受止める差込溝が形成され、
前記ミラーユニットには、前記走査ミラーを駆動する駆動部と該駆動部に電力を供給するための電力被供給端子が設けられ、
前記ミラーユニット受部の先端受止部には、前記駆動部に電力を供給するための電力供給端子が設けられ、
前記ミラーユニットが前記ミラーユニット受部に差し込まれて支持された状態で前記電力供給端子と前記電力被供給端子とが電気的に接触することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光走査装置において、電力被供給端子は、ミラーユニットの差込み方向の先端部に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光走査装置において、ミラーユニットがミラーユニット受部に支持された状態で該ミラーユニットを位置決めする位置決め部を、該ミラーユニット受部が備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光走査装置において、位置決め部は、ミラーユニット受部に支持されたミラーユニットを差込み方向に直交する方向に押圧して該ミラーユニットの側部を該ミラーユニット受部の差込溝の溝底に押圧することで、ミラーユニットを差込み方向に直交する方向に対して位置決めする1押圧部材を備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の光走査装置において、位置決め部は、ミラーユニット受部に支持されたミラーユニットを差込み方向に押圧して該ミラーユニットの先端を前記ミラーユニット受部の先端受止部に押圧することで、該ミラーユニットを差込み方向に対して位置決めする第2押圧部材を備えたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の光走査装置において、位置決め部は、ミラーユニットを走査ミラー面が向いている方向に押圧して、該ミラーユニットの両側部をミラーユニット受部の差込溝側壁に押圧することで、該ミラーユニットを走査ミラー面が向いている方向に位置決めする第3押圧部材を備えたことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の光走査装置において、第1押圧部材,第2押圧部材,第3押圧部材の少なくとも一つはミラーユニット受部に支持された状態のミラーユニットの振動を吸収する弾性部材によって形成したことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の光走査装置において、ミラーユニット受部に支持された状態のミラーユニットを該ミラーユニット受部に対して固定する固定部材を備えたことを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の光走査装置において、固定部材は、第2押圧部材を兼用することを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、光を画像情報で変調して被変調光として出力する被変調光出力部と、該被変調光を走査して画像を表示する光走査部とを備えた画像表示装置であって、
前記光走査部として、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像表示装置である。
請求項1に記載の発明によれば、ミラーユニットの両側部をミラーユニット受部の差込溝に差し込む。そして、該ミラーユニットの先端がラーユニット受部の先端受止部に当接した状態で、ミラーユニットがミラーユニット受部に受け止められる。ミラーユニットがミラーユニット受部に受け止められた状態において、ミラーユニットの電力被供給端子が、ミラーユニット受部の電力供給端子に電気的に接触して、該ミラーユニットの駆動部に対して外部電源から電力の供給が可能になる。
このように、ミラーユニットをミラーユニット受部に差込むことにより、該ミラーユニットに設けられている電力被供給端子が電源部側の端子に接続して、電源部からミラーユニット側への電力の供給が可能となる。
そして、例えば、走査ミラーが損傷等して交換の必要が生じた場合には、ミラーユニットをミラーユニット受部から引き抜くようにして外すことで、該ミラーユニットを該ラーユニット受部に対して交換することができる。従って、走査ミラーが損傷した場合には、光走査装置全体を交換するのではなく、ミラーユニットのみを交換することができるため、ミラーユニット受部に設けられて交換の必要のない多数の光学部品や、電源を交換せずに済ませることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果を奏する上に、ミラーユニットをミラーユニット受部の差込溝に差込むことにより、該ミラーユニットの先端に設けられている電力被供給端子がミラーユニット受部の電力供給端子に接続することで、電力は、電源部から電力供給端子及び電力被供給端子を介してミラーユニット側へ供給される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1、請求項2に記載の発明による効果を奏することができる上に、ミラーユニットは、ミラーユニット受止部で受け止められた状態において、位置決め部によって適切な位置に位置決めされる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果を奏することができる上に、ミラーユニットは第1押圧部材によって該ミラーユニットの差込方向と直交する方向に対して位置決めされる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は請求項4に記載の発明の効果を奏することができる上に、ミラーユニットは第2押圧部材によって該ミラーユニットの差込方向に対して位置決めされる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の発明の効果を奏することができる上に、ミラーユニットは第3押圧部材によって走査ミラー面に入射する光の入射方向に対して位置決めされる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の発明の効果を奏することができる上に、第1押圧部材、第2押圧部材、第3押圧部材の少なくとも1つによってミラーユニットの振動は吸収されるため、ミラーユニットは安定感良く支持される。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の発明の効果を奏することができる上に、ミラーユニットは固定部材によってミラーユニット受部に固定される。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果を奏することができる上に、第2押圧部材によってミラーユニットはミラーユニット受部に位置決めされた状態で固定される。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の光走査装置を用いて画像表示装置を提供することができる。
図1乃至図9は本発明に係わる光走査装置に用いるミラーユニット1を示す。図1に示すように、このミラーユニット1は、走査ミラー2と該走査ミラー2を図中矢示α―β方向へ揺動させるように駆動する駆動部3がミラー支持部4に設けられた構成である。ここで、ミラーユニット1とは、走査ミラー2を前述のように、揺動させることにより、該走査ミラー2に入射する入射光Nを当該揺動に応じた方向へ走査光Hとして反射させる光学機器である。図2に示すように、このミラーユニット1は、ミラーユニット受部5に着脱可能に取付けられる構成になっている。
図3に示すように、ミラーユニット1がミラーユニット受部5に取付けられることにより光走査装置6が構成されるものである。光走査装置6とは、前述のように、走査ミラー2の揺動を制御することにより、走査ミラー2からの走査光Hを例えば、スクリーン等に走査してスクリーン上に画像を表示等する光学機器である。
次ぎに、図1に戻って、ミラーユニット1の前記ミラー支持部4の具体的な構成について説明する。ミラー支持部4は、筐体7と該筐体7に設けられる基板8とを備えている。基板8上には、前記走査ミラー2と駆動部3とが設けられている。前記筐体7は例えば、直方体で形成され、一面には凹状の基板設置部9が形成されている。基板設置部9には基板8が設置されるものである。基板設置部9の底面には、中継端子10〜17が設けられている。基板設置部9の上側は、光透過性の透明カバーで覆われることにより、凹状の基板設置部9を密閉状態にし、埃,チリ等の侵入を防ぐようにしても良い。
そして、図2に示すように、ミラーユニット1がミラーユニット受部5に対して着脱可能に取付けられるものであるが、ミラーユニット1がミラーユニット受部5に対して着脱可能に取付ける一態様として、ミラーユニット1がミラーユニット受部5に対して抜き差し可能に取付けられる構成について説明する。ミラーユニット1の筐体7における差込み方向下流側の端部の走査ミラー2側の面には、ミラーユニット1を抜き差しする際に、作業者が摘み易いように、摘み部18が設けられている。又、該筐体7の側部は前記ミラーユニット受部5に対して差込可能な取付部19,20である。更に、該筐体7の差込み方向の先端部の差込み方向側の面には電力被供給端子21〜28が設けられている。この電力被供給端子21〜28は配線等(図示せず)によって前記中継端子10〜17に接続されている。
次ぎに、図4及び図5に基づき、前記走査ミラー2及び駆動部3について説明する。図4は、基板8上に設けられた走査ミラー2と該走査ミラー2を駆動する駆動部3の外観を示す。図4に示すように、走査ミラー2は板状に形成され、該走査ミラー2の図中上面が反射面になっている。該走査ミラー2からは該走査ミラー2の回転中心となる一対の回転軸29,30が延設している。該各回転軸29,30は途中で二股になって先端が連結部29a,29b、30a,30bになっている。各連結部29a,29b、30a,30bの図中上面には、ピエゾ素子31のような圧電効果素子が設けられている。
前記駆動部3は、図5に示すように、前記各ピエゾ素子31と、該各ピエゾ素子31を挟むように該ピエゾ素子31の両面に設けられた下部電極32〜35と上部電極36〜39を備えている。ここで、例えば、下部電極32と上部電極36とで挟まれているピエゾ素子31の動作について説明すると、下部電極32と上部電極36との間に印加される電圧の向きを変えることにより、ピエゾ素子31は、図5(1)に示す状態から、図5(2)又は図5(3)に示すように、撓む方向が上下に変わる。
従って、図4に示す下部電極32と上部電極36に挟まれているピエゾ素子31と、下部電極34と上部電極38に挟まれているピエゾ素子31を仮に、図5(1)に示すように、上方へ撓ませ、一方、下部電極33と上部電極37に挟まれているピエゾ素子31と、下部電極35と上部電極39に挟まれているピエゾ素子31を図5(2)に示すように、下方へ撓ませることにより、回転軸29,30は図4中実線で示す矢示方向へ回転し、走査ミラー2も同方向へ揺動するものである。このため、下部電極32〜35と上部電極36〜39に印加する電圧を制御し、当該走査ミラー2の揺動を制御することにより、入射光Nを所望の方向に走査光Hとして反射させて、走査ミラー2としての機能を奏することができるものである。図1に示すように、前記下部電極32〜35と上部電極36〜39は、ボディングワイヤWによって、前記筐体7に設けられた中継端子10〜17に電気的に接続されている。
図2に示すように、ミラーユニット受部5は、前記ミラーユニット1を着脱可能に支持するものであるが、前述のように、ミラーユニット1を抜き差し可能に受け止めする形状とすることができる。次ぎに、ミラーユニット1を抜き差し可能に受け止めするようにしたミラーユニット受部5の具体的な構成について、図2,図3に基づき説明する。図2に示すように、ミラーユニット受部5は、ミラーユニット1の先端を受止める先端受止部41と、該先端受止部41から立設されてミラーユニット1側部の取付部19,20を受止める側部受止部42,43とを備え、側部受止部42,43には、ミラーユニット1の筐体7に設けられた取付部19,20が抜差し可能に差込まれる差込溝44,45が形成されている。該差込溝44,45は、差込み方向先端側が前記先端受止部41によって閉鎖され、後端側は差込口46,47として開放されている。
又、図3に示すように、ミラーユニット1がミラーユニット受止部5に受止められた状態で、ミラーユニット1の摘み部18がミラーユニット受止部5から突出するように、ミラーユニット受止部5の側部受止部42,43は、差込み方向においてミラーユニット1よりも短尺に形成されている。又、図2に示すように、前記先端受止部41には電力供給端子P1〜P8が設けられている。該電力供給端子P1〜P8には、図3に示すように、ミラーユニット受止部5にミラーユニット1が差込まれた状態で該ミラーユニット1の電力被供給端子21〜28が電気的に接触する。従って、外部電源から供給される電力は、電力供給端子P1〜P8,電力被供給端子21〜28及び中継端子10〜17を経て、前記下部電極32〜35及び上部電極36〜39に供給されるものである。
又、図3に示すように、前記ミラーユニット1が前記ミラーユニット受部5に取付けられた状態でミラーユニット1を位置決めする位置決め構造を設けることができる。次ぎに、図6乃至図9に基づき、当該位置決め構造について説明する。
前記位置決め構造として、第1位置決め部と、第2位置決め部と、第3位置決め部とが設けられている。先ず、図6に基づき、第1位置決め部について説明する。図6は、図2のA−A線断面図である。第1位置決め部は、前記ミラーユニット受部5の二つの差込溝44,45の一方の差込溝44内に設けられた第1押圧部材48を備えている。該第1押圧部材48は弾性を有している素材によって形成されるものである。第1押圧部材48は、一方の差込溝44の溝底44aの長手方向の全域に亘って設けられている。該第1押圧部材48は、差込溝44,45内に差込まれた状態のミラーユニット1を他方の差込溝45ヘ向けて弾性的に押圧するものである。当該押圧によって、ミラーユニット1は、筐体7の側面が該他方の差込溝45の溝底45aに押し付けられるようにして、ミラーユニット1の差込方向とは直交する方向であって、且つ、走査ミラー2の反射面と平行な方向に対する位置決めがされるものである。そして、ミラーユニット1の筐体7の側面が押し付けられる差込溝45の溝底45aと、該筐体7の側面とは互いに面接触するように互いに平坦面状に形成されることにより、ミラーユニット1の位置決めは一層、高精度に達成される。
又、図7(図7は、図6のB―B線断面図)に示すように、差込溝45の溝底45aと先端受部41とが所定角度、例えば、90度を成すように形成されることにより、ミラーユニット1の位置決めは更に、高精度に達成されるものである。該第1位置決め部は、図6に示す第1押圧部材48と、ミラーユニット1の筐体7の平坦面状の側面と、前記差込溝45の平坦面上の溝底45aによって構成されるものである。
次ぎに、第2位置決め部について説明する。該第2位置決め部は、ミラーユニット1を差込方向へ押圧してミラーユニット1の位置決めするものである。第2位置決め部としては、図8に示すように、ミラーユニット1には、差込み方向において湾曲して突出する凸部49が形成され、ミラーユニット受部5には差込み方向において湾曲して窪む凹部50が形成されている。凸部49は第2押圧部材としての凹部50に弾性的に嵌り込む構造である。凸部49と凹部50は、ミラーユニット1が差込溝44,45に差込まれて、図3に示すように、ミラーユニット1の先端面がミラーユニット受部5の先端受止部41に当接した状態で、図8に示すように、凸部49が凹部50に嵌り込む位置に設けられている。このように構成された第2位置決め部においては、ミラーユニット1がミラーユニット受部5の差込溝44,45に差込まれると、凸部49が凹部50によってミラーユニット1を差込み方向に押圧され、ミラーユニット1の先端面がミラーユニット受部5の先端受止部41に面接触した状態で、ミラーユニット1の差込方向の位置が固定されるものである。尚、凸部49をミラーユニット受部5に設け、凹部50をミラーユニット1に設けてもよい。
前記第3位置決め部は、図6に示すように、前記差込溝44,45内に設けられた第3押圧部材51を備えている。該第3押圧部材51は、差込溝44,45中に差込まれたミラーユニット1の筐体7の後面を前記走査ミラー2の反射面の向いている方向、即ち、走査ミラー2への光入射側である前方(図6中、矢示F方向)へ押圧するように付勢するものである。当該押圧によって、ミラーユニット1は、筐体7の前面が差込溝44,45の溝壁44b,45bに押し付けられてミラーユニット1の差込み方向とは直交する方向であって、且つ、走査ミラー2の反射面と直交する方向に対する位置決めがされる。この場合、ミラーユニット1の筐体7の取付部19,20の前面と、差込溝44,45の溝壁44b,45b(図6に示す)とが面接触するように互いに平坦面で形成されれば、ミラーユニット1の位置決めが一層、高精度に達成されるものである。
又、図9(図9は、図6のC―C線断面図である)に示すように、前記差込溝44,45の溝壁44b,45bと、先端受部41とが所定角度、例えば、90度を成すように形成すれば、ミラーユニット1の位置決めが更に、高精度に達成されるものである。図6に示す第3押圧部材51と、筐体7の取付部19,20の前面と、差込溝44,45の溝壁44b,45bとによって前記第3位置決め部が構成されるものである。
次に、以上のように構成されたミラーユニット1とミラーユニット受部5との組付けについて説明する。図2に示すように、ミラーユニット1をミラーユニット受部5に近づけ、ミラーユニット1の取付部19,20をミラーユニット受部5の差込溝44,45の開口46,47にあてがって差込む。そして、図3に示すように、ミラーユニット1の先端面がミラーユニット受部5の先端受止部41に当接した状態において、ミラーユニット1の位置決めがなされる。
即ち、図8に示すように、凸部49が凹部50に嵌り込むことにより、ミラーユニット1は差込方向の位置決めがなされる。又、図6に示す第1押圧部材48がミラーユニット1を差込溝45の溝底45aに押し付けるようにして、該ミラーユニット1の横方向への位置決めがなされる。更に、図6に示す第3押圧部材51が、ミラーユニット1を前方(図中、F方向)へ押し圧してミラーユニット1の前面を差込溝44,45の溝壁44b,45bに押し付けるようにして該ミラーユニット1の前方向への位置決めがなされる。
以上のようにしてミラーユニット1の位置決めがなされた状態において、該ミラーユニット1の電力被供給端子21〜28が、ミラーユニット受部5の電力供給端子P1〜P8に電気的に接触することにより、走査ミラー2の駆動部3に対して外部電源からの電力の供給が可能になる。
そして、図1に示すように、外部電源から供給された電力によって駆動部3が走査ミラー2の駆動を駆動させることにより、走査ミラー2が当該揺動に応じた方向へ光を反射させ、その反射光をスクリーン等に走査することにより、スクリーン等に画像を表示することができる。
次ぎに、ミラーユニット1を構成する走査ミラー2又は駆動部3等が損傷したとする。この場合には、図3に示す状態において、作業者がミラーユニット1の摘み部18を摘んでミラーユニット1をミラーユニット受部5から引っ張ると、図8に示す凸部49が凹部50から外れるため、ミラーユニット1はミラーユニット受部5から引き抜かれるようにして外れる。その後、新たなミラーユニット1をミラーユニット受部5に対して差込むことにより、ミラーユニット1とミラーユニット受部5とを組付ける。
以上のように構成されたミラーユニット1、ミラーユニット受部5、及び、これらミラーユニット1とミラーユニット受部5を組み付けて構成された光走査装置6においては、ミラーユニット1がミラーユニット受部5に対して着脱自在に構成されているため、例えば、走査ミラー2や該走査ミラー2の駆動部3が損傷した場合には、ミラーユニット1のみを交換し、ミラーユニット受部5は交換の必要がない。ところで、前述のように、ミラーユニット1とミラーユニット受部5で構成された光走査装置6を、例えば、画像表示装置の構成部品として用いる場合には、ミラーユニット1を適切な光路中に設置されていなければ適切な画像を表示することができない。このため、例えば、ミラーユニット1を交換するような場合には、ミラーユニット1の交換に伴って、新たなミラーユニット1の設置位置の調整作業が改めて必要になる。しかし、本実施形態においては、ミラーユニット1を交換する場合には、ミラーユニット受部5は交換せずにそのままの位置であるために、新たなミラーユニット1を単にミラーユニット受部5に差込むだけで、新たなミラーユニット1を光路中の適切な位置に位置決めできるという作用効果を奏する。
次ぎに、以上のように構成された光走査装置6を用いて画像表示装置61を形成する場合について、図10に基づき説明する。画像表示装置61は、被変調光Sを出力する被変調光出力部62と、被変調光Sを水平走査する水平走査部63と、被変調光Sを垂直走査する垂直走査部64と、コリメートレンズ65と、反射ミラー66と、光学リレー系67,68とから大略構成される。
水平走査部63および垂直走査部64は、前述した光走査装置6を用いて構成される。水平走査部63を光走査装置6を用いて構成した場合、光走査装置6の走査ミラー2は、被変調光Sを水平走査するように揺動するものである。又、垂直走査部64を光走査装置6を用いて構成した場合、光走査装置6の走査ミラー2は、被変調光Sを垂直走査するように揺動するものである。
該画像表示装置61においては、被変調光出力部62においてレーザ光を外部信号に基づき変調することにより、被変調光Sを出力する。被変調光出力部62から出力された被変調光Sは、コリメートレンズ65によって収束した後、反射ミラー66で反射して水平走査部63に入射する。該水平走査部63に入射した被変調光Sは該水平走査部63において水平走査されて出射される。該水平走査部63で水平走査され被変調光Sは、光学リレー系67,68を介して垂直走査部64に入射する。該垂直走査部64に入射した被変調光Sは該垂直走査部64で垂直走査されて出射し、スクリーン等を走査して該スクリーン等に画像を表示する。
このように、本発明の実施形態に係る光走査装置6を用いて画像表示装置61を形成した場合には、光路中の適切な位置にミラーユニット受部5を設置しておけば、該ミラーユニット受部5に対してミラーユニット1を交換する場合、新たなミラーユニット1をミラユニット受部5に装着するだけで、ミラーユニット1は光路中の適切な位置に設置されることができるという作用効果を奏する。
又、前述の画像表示装置61において、被変調光Sを観察者の網膜上に走査し、該網膜上に画像を表示するようにすれば、該画像表示装置61を網膜走査画像表示装置として用いることができるものである。又、光走査装置6をレーザプリンタに設けてもよい。
ミラーユニットの斜視図である。 ミラーユニットをミラーユニット受部に対して差込む途中の状態を示す説明図である。 ミラーユニットとミラーユニット受部とを組付けて、光走査装置を形成した状態を示す光走査装置の斜視図である。 基板上に走査ミラーと駆動部を基板上に設けた状態の斜視図である。 ピエゾ素子の動作を示すために、下部電極と上部電極とでピエゾ素子を挟んだ状態を示す図である。 図2のA―A線断面図である。 図6のB―B線断面図である。 第2押圧部材の構成を示す図である。 図6のC―C線断面図である。 光走査装置を用いて画像表示装置を形成した状態を示す画像表示装置の光学部品の配置図である。
符号の説明
1 ミラーユニット
2 走査ミラー
3 駆動部
4 ミラー支持部
5 ミラーユニト受部
6 光走査装置
19,20 取付部
21〜28 電力被供給端子
44,45 差込溝
48 第1押圧部材
50 凹部(第2押圧部材)
51 第3押圧部材
61 画像表示装置
P1〜P8 電力供給端子

Claims (10)

  1. ミラー支持部と、光を走査可能に該ミラー支持部に設けられた走査ミラーとを備えたミラーユニットと、
    該ミラーユニットを着脱可能に支持するミラーユニット受部とからなり、
    前記ミラーユニットは前記ミラーユニット受部に抜き差し可能に受け止められるようにした光走査装置であって、
    前記ミラーユニット受部は、前記ミラーユニットの先端を受け止める先端受止部と、該先端受止部から立設された二つの側部受止部とを備え、該各側部受止部には、前記走査ミラーを隔てて互いに対向する前記ミラーユニットの一対の側部をそれぞれ差し込み可能に受止める差込溝が形成され、
    前記ミラーユニットには、前記走査ミラーを駆動する駆動部と該駆動部に電力を供給するための電力被供給端子が設けられ、
    前記ミラーユニット受部の先端受止部には、前記駆動部に電力を供給するための電力供給端子が設けられ、
    前記ミラーユニットが前記ミラーユニット受部に差し込まれて支持された状態で前記電力供給端子と前記電力被供給端子とが電気的に接触することを特徴とする光走査装置。
  2. 電力被供給端子は、ミラーユニットの差込み方向の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. ミラーユニットがミラーユニット受部に支持された状態で該ミラーユニットを位置決めする位置決め部を、該ミラーユニット受部が備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
  4. 位置決め部は、ミラーユニット受部に支持されたミラーユニットを差込み方向に直交する方向に押圧して該ミラーユニットの側部を該ミラーユニット受部の差込溝の溝底に押圧することで、ミラーユニットを差込み方向に直交する方向に対して位置決めする1押圧部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 位置決め部は、ミラーユニット受部に支持されたミラーユニットを差込み方向に押圧して該ミラーユニットの先端を前記ミラーユニット受部の先端受止部に押圧することで、該ミラーユニットを差込み方向に対して位置決めする第2押圧部材を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光走査装置。
  6. 位置決め部は、ミラーユニットを走査ミラー面が向いている方向に押圧して、該ミラーユニットの両側部をミラーユニット受部の差込溝側壁に押圧することで、該ミラーユニットを走査ミラー面が向いている方向に位置決めする第3押圧部材を備えたことを特徴とする請求項3乃至請求項5の何れか1項に記載の光走査装置。
  7. 第1押圧部材,第2押圧部材,第3押圧部材の少なくとも一つはミラーユニット受部に支持された状態のミラーユニットの振動を吸収する弾性部材によって形成したことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載の光走査装置。
  8. ミラーユニット受部に支持された状態のミラーユニットを該ミラーユニット受部に対して固定する固定部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の光走査装置。
  9. 固定部材は、第2押圧部材を兼用することを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 光を画像情報で変調して被変調光として出力する被変調光出力部と、該被変調光を走査して画像を表示する光走査部とを備えた画像表示装置であって、
    前記光走査部として、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の光走査装置を用いたことを特徴とする画像表示装置。
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