JP4061106B2 - デジタルカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影者の撮影意図に合わせて適切な撮影を行うのに好適なデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラでは、例えば1stレリース操作が行われた後等のような露光前に、撮像素子や専用の測光素子等を介して被写体の明るさが測定され、該測定結果に基づく被写体輝度に応じて絞りやシャッタースピード等が決定され、撮影が行われている。また、測定された被写体の明るさが暗い場合には、適宜、ストロボ発光や撮像素子からの出力信号のゲインアップが行われている。例えば、離れた被写体に対しては、ストロボ光が十分に到達せずに十分な被写体輝度が得られない場合がある。そこで、このようなストロボ光のみでは十分な被写体輝度が得られない場合には、撮像素子からの出力信号のゲインアップが適宜行われている。
【0003】
尚、このようなデジタルカメラの中には、ゲインを固定にする固定モードと、測定された被写体の明るさが暗い場合に自動的にゲインアップが行われるようなオートゲインモードとを選択可能に構成されたカメラもある。
また、ズーム機能を備えたデジタルカメラにおいては、ズーム比に応じて撮影画角が変化するので、1つのストロボで全焦点範囲に対応するのは容易ではない。そこで、高倍率のズーム機能を備えたデジタルカメラの中には、配光特性の異なる2種類のストロボ、すなわち、主にワイド側のズーム比に適した配光特性(照明範囲(照明角度範囲)は広いが光の到達距離は短い)を有するストロボと、主にテレ側のズーム比に適した配光特性(照明範囲は狭いが光の到達距離は遠い)を有するストロボを備えて、ズーム比に応じた全焦点範囲に対応可能に構成されたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述のゲインアップはS/N比を劣化させることになるので、むやみにゲインアップするのは好ましくなく、適切なゲインが設定されるべきである。しかしながら、設定するゲインを適切に選択するのは容易ではなく、例えば、撮影者により画質優先に係る設定や、手ぶれ防止設定や、高速シャッタースピード優先に係る設定、等といった撮影者の撮影意図を表す設定が為されたことによって、その選択が異なるものである。そこで、そのような事情から、撮影者の撮影意図に合わせて適切なゲインが設定されるようなデジタルカメラが望まれている。
【0005】
また、前述の配光特性の異なる2種類のストロボを備えたデジタルカメラにおいては、使用するストロボの選択がズーム比に応じて一律に決まっていた。例えば、ズーム比がテレ側にあるときに前述のテレ側のズーム比に適したストロボが発光されるように一律に制御されているものの場合には、ズーム比がテレ側にあるときにワイド側のズーム比に適したストロボを発光させることはできない。従って、このデジタルカメラの場合、ズーム比がテレ側にあるときに、ワイド側のズーム比に適したストロボを発光させて周辺光量を落とさないようにしたい、等といった撮影者の撮影意図を反映することができなかった。
【0006】
また、ストロボを備えたデジタルカメラ(前述の2種類のストロボを備えたものも含む)においては、低輝度被写体に対して、ストロボ発光と共に輝度の不足を補うためのゲイン設定(ゲインアップ)に係る処理が、一定のルールに基づいて一律に行われていた。従って、撮影者の撮影意図に合わせて適切なゲインを設定することができなかった。
【0007】
本発明の課題は、上記実情に鑑み、撮影者の撮影意図に合わせて適切なゲインアップを行うことができるデジタルカメラを提供することであり、また配光特性の異なる2種類のストロボを備えたデジタルカメラにおいては、撮影者の撮影意図に合わせて適切なストロボを選択することができると共に適切なゲインアップを行うことができるデジタルカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様は、ズーム撮影光学系のズーム比を指示するズーム比指示手段と、撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、第1の閃光手段と、該第1の閃光手段よりも狭い配光特性を有する第2の閃光手段と、前記ズーム比指示手段により指示されたズーム比と前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードとに応じて、前記第1の閃光手段又は前記第2の閃光手段の何れかを選択するとともに、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じて基準となる基準ズーム比を設定し、該設定した基準ズーム比と前記ズーム比指示手段により指示されたズーム比を比較して、前記第1の閃光手段又は前記第2の閃光手段の何れかを選択する選択手段と、前記選択手段により設定された基準ズーム比を撮影者が指示するための指示手段と、を備えたデジタルカメラである。
この構成によれば、指示されたズーム比と選択された撮影モードとに応じて第1又は第2の閃光手段が選択される。これにより、撮影者の撮影意図に合わせて適切な閃光手段を選択することができる。
また、この構成によれば、何れの閃光手段を選択するかの判断基準となる基準ズーム比が、選択された撮影モードに応じて設定される。これにより、撮影者の撮影意図に合わせて適切な基準ズーム比を設定することができる。
さらに、この構成によれば、撮影者により指示された基準ズーム比に応じて何れかの閃光手段が選択されるようになる。これにより、例えば撮影者が撮影意図を反映するのに最適な基準ズーム比を指示することにより、その撮影意図に合わせた閃光手段を選択させることができる。
【0012】
本発明の第二の態様は、前記第一の態様において、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じてゲインの上限を設定し、該ゲインの上限以下の範囲内で被写体輝度に応じたゲインを設定するゲイン設定手段と、該ゲイン設定手段により設定されたゲインに基づいて撮像信号の信号レベルを調整する信号レベル調整手段と、を更に備えた構成である。
この構成によれば、撮影モードに応じてゲインの上限が設定され、その範囲内で被写体輝度に応じたゲインが設定されるようになる。尚、撮影モードとは、高感度モードやポートレートモード等のことを指し、撮影者が撮影意図を反映させる際に使用されるものである。これにより、撮影者の撮影意図に合わせて適切なゲインを設定することができる。尚、撮像信号の信号レベルを調整するとは、例えば、撮像素子からの出力信号であるアナログ電気信号の信号レベルを調整することや、撮像素子からの出力信号に基づくデジタル電気信号である画像データに対し所定の画像処理を行うこと、等のことである。
【0013】
本発明の第三の態様は、前記第二の態様において、前記ゲイン設定手段は、前記撮影モード選択手段により画質を優先する撮影モードが選択された場合は、他のモードが選択された場合に比べ、前記ゲインの上限を低く設定する、構成である。
この構成によれば、画質を優先する撮影モードが選択されたときは、他のモードが選択されたときよりも、ゲインの上限が低く設定される。尚、画質を優先する撮影モードは、例えばポートレートモード等である。これにより、画質を優先するという撮影者の撮影意図を反映することができる。
【0014】
本発明の第四の態様は、前記第二の態様において、前記ゲインの上限を指示する上限指示手段を更に備え、前記ゲイン設定手段は、前記上限指示手段によりゲインの上限が指示されている場合は、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに関わらず、前記上限指示手段により指示されているゲインの上限を設定する、構成である。
この構成によれば、上限指示手段により指示されたゲインの上限が優先的に設定されるようになる。これにより、例えば撮影者がゲインの上限を指示することにより、撮影者の撮影意図を反映したゲインを設定させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの構成例である。
同図において、撮影レンズ部1は、1倍(等倍)乃至8倍までのズーム比に対応するズーム用レンズ部(ズーム撮影光学系)2やフォーカス用レンズ部3等を含んで構成され、被写体像を撮像素子4へ結像する。
【0021】
撮像素子4は、例えばCCD(Charge Coupled Device )であり、撮影レンズ部1の作用により撮像素子4上に結像されている被写体像を光電変換して画像を表現しているアナログ電気信号(撮像信号)を出力する。
撮像部5は、ノイズ成分を低減させるCDS(Correlated Double Sampling)、信号レベルを調整するAGC(Automatic Gain Control)、及びアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換するA/D等を含んで構成され、撮像素子2から出力されたアナログ電気信号のノイズ成分を低減させると共に、設定されているゲインに基づいて信号レベルを調整し、それをデジタル電気信号に変換して出力する。
【0022】
また、撮像部5、DRAM6、画像処理部7、圧縮伸長部8、LCDディスプレイ9、AF/AE部10、CPU11は、何れもバス12に接続されており、相互にデータの授受を行うことができる。
DRAM( Dynamic Random Access Memory )6は、撮像部5から出力されるデジタル電気信号である画像データや画像処理部7による各種画像処理における処理中の画像データ等の一時保存用として、或いはCPU11による制御処理の実行のためのワークエリア等として使用されるメモリである。
【0023】
画像処理部7は、画像データの記録の際に行うガンマ補正やホワイトバランス補正等の各種補正処理や、画像を構成する画素数を増減させる画像の拡大・縮小処理(リサイズ処理)、等といった各種の画像処理を行う。
圧縮伸長部8は、画像データの記録・再生のためのJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等による画像データの圧縮・伸張処理を行う。
【0024】
メモリカード13は、このデジタルカメラに着脱可能な記録媒体であって、このデジタルカメラで撮影された画像を表現している画像データ等を記録して保存する。尚、不図示ではあるが、このメモリカード13は、カードI/Fを介して圧縮伸長部8に接続される。
【0025】
LCDディスプレイ9は、画像データで表現されている撮影画像や各種メニュー等を表示する。尚、不図示ではあるが、このLCDディスプレイ9は、LCDドライバを介してバス12に接続される。
AF/AE部10は、撮像素子4の出力信号に基づく画像データに基づいて焦点位置を求める等といったAF(自動焦点調節)処理や、その画像データに基づいて被写体の明るさを測定して露出を求める等といったAE(自動露出)処理を行う。尚、AE処理において、被写体の明るさを測定するのに、例えば専用の測光素子等を用いて測定するようにしても良い。
【0026】
CPU11は、中央演算処理部であり、フラッシュメモリ14に格納されているカメラプログラムを実行することで、このデジタルカメラ全体の動作を制御する。例えば、前述のAF/AE部10により求められた焦点位置に基づいて被写体距離を算出する処理等を行う。
【0027】
フラッシュメモリ14は、電気的に書き換え動作を行わせることも可能な不揮発性メモリであり、CPU11により実行されるカメラプログラムの他、そのカメラプログラムの実行中に使用される各種データ等が格納される。
駆動モータ/回路部15は、CPU11の制御の基、ズーム用レンズ部2を駆動する。
【0028】
駆動モータ/回路部16は、CPU11の制御の基、フォーカス用レンズ部3を駆動する。
ストロボ制御/切り替え回路部17は、CPU11の制御の基、使用するストロボとして、ストロボA18若しくはストロボB19を選択し、該選択したストロボの発光制御を行う。尚、ストロボは閃光手段の一例である。
【0029】
ストロボA18は、主にワイド側のズーム比に適した配光特性、すなわち、照明範囲(照明角度範囲)が広いという配光特性を有するストロボである。また、このストロボA18は、1倍(等倍)乃至6倍までのズーム比に適応可能な配光特性を有するように構成されている。
【0030】
ストロボB19は、主にテレ側のズーム比に適した配光特性、すなわち、光の到達距離が遠いという配光特性を有するストロボである。また、このストロボB19は、3倍乃至8倍までのズーム比に適応可能な配光特性を有するように構成されている。
【0031】
操作手段20は、撮影者からの各種指示を受け付け、それをCPU11へ通知するための各種ボタン等であり、例えば、撮影指示を可能にするレリースボタン、ズーム比(テレ、ワイド)の指示を可能にするズームボタン、撮影シーンモード(撮影モード)の切り替え指示を可能にするシーン切り替えボタン、各種設定メニューのLCDディスプレイ9への表示指示を可能にするメニューボタン等である。尚、撮影者は、前述の各種設定メニューを介して、ゲインの上限指示や、使用するストロボをズーム比に応じて自動的に選択させるオートストロボモードと使用するストロボを撮影者に指示可能にさせるマニュアルストロボモードの何れかのストロボモードの指示や、前述のオートストロボモードが指示されているときのストロボの選択の切り替え基準となる(選択基準となる)基準ズーム比の指示や、前述のマニュアルストロボモードが指示されているときの使用するストロボの指示や、ストロボの使用/未使用の指示、等といった各種指示が可能になる。
【0032】
尚、本実施形態では、指示可能な撮影シーンモードとして、通常撮影に最適なオートモード、高感度撮影に最適な高感度モード、ポートレート撮影に最適なポートレートモードを備えているものとする。また、指示可能なズーム比は、1倍(等倍)乃至8倍までとする。
【0033】
続いて、前述のストロボA18とストロボB19の配光特性と照射角について説明する。
図2(a) は、ストロボA18の配光特性と照射角を示した図、同図(b) は、ストロボB19の配光特性と照射角を示した図であり、それぞれ、カメラ通常姿勢時のストロボ発光を鉛直方向で断面にした図である。
【0034】
同図(a) において、ストロボA18は、発光部18aとその背面に配置されるリフレクタ(カサ,反射傘)18bにより示されている。
同図(a) に示したように、ストロボA18の配光角は、リフレクタ18bの形状の作用により約60°になるように構成され、ストロボB19よりも照明範囲が広くなるように構成されている。これにより、ストロボA18は、主にワイド側のズーム比に適した配光特性となり、同図(a) に示したような配光曲線が得られる。例えば、被写体相当の平面Aにおいて、照射角の中心となる点Bの光量を100%とすると、それぞれ中心の点Bから約60°離れた点C及び点Dでは、光量が50%となる。
【0035】
また、同図(b) において、ストロボB19は、発光部19aとその背面に配置されるリフレクタ19bにより示されている。
同図(b) に示したように、ストロボB19の配光角は、リフレクタ19bの形状の作用により約30°になるように構成され、ストロボA18よりも光の到達距離が遠くなるように構成されている。これにより、ストロボB19は、主にテレ側のズーム比に適した配光特性となり、同図(b) に示したような配光曲線が得られる。例えば、被写体相当の平面Eにおいて、照射角の中心となる点Fの光量を100%とすると、それぞれ中心の点Fから約30°離れた点G及び点Hでは、光量が50%となる。
【0036】
次に、上述したデジタルカメラのCPU11によって行われる制御処理の一例として撮影処理について説明する。尚、この撮影処理は、CPU11がフラッシュメモリ14に格納されているカメラプログラムを読み込んで実行することによって実現される。
【0037】
図3は、その撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。尚、この撮影処理は、撮影者によりレリースボタンが押下されて撮影指示が為されたことにより開始される処理である。
同図において、まず、S301では、前述のAF処理によりフォーカス用レンズ部3が合焦位置へ移動されて、前述のAE処理により撮像素子4に結像されている被写体像が光電変換され、その撮像素子4の出力信号に基づく画像データに基づいて被写体の明るさが測定される、といった測光処理が行われる。
【0038】
S302では、同じく前述のAE処理により前ステップで測定された被写体の明るさからBv値(被写体輝度)が算出される。
S303では、ストロボの使用/未使用の何れが設定されているかが判定され、その判定結果がストロボの使用である場合はS304へ処理が進み、ストロボの未使用である場合はISO100相当の感度が設定されてS306へ処理が進む。尚、ストロボの使用/未使用の設定は、例えばメニューボタンの押下により表示された設定メニューを介して撮影者により指示されたものである。また、本実施形態において、感度とは、撮像素子4の出力信号である撮像信号の信号レベルを調整するために設定されるゲインのことを言う(以下、同じ)。
【0039】
S304では、詳しくは図4を用いて後述するが、設定されている撮影シーンモードとズーム比に応じてストロボA18又はストロボB19の何れかが選択される。尚、設定されている撮影シーンモードは、例えばシーン切り替えボタンの押下により撮影者により指示されたモードである。また、設定されているズーム比は、例えばズームボタンの押下により撮影者により指示されたものである。
【0040】
S305では、詳しくは図5(a) を用いて後述するが、設定されている撮影シーンモードに応じて感度が選択される。
S306では、実際の撮影に係る処理が行われる。
すなわち、ストロボの使用が選択されているときには、前述のS304で選択されたストロボが発光され、そのときに撮像素子4に結像されている被写体像が電気信号に光電変換され、該電気信号である撮像信号の信号レベルが、前述のS305の処理で選択された感度に応じて調整され、更にデジタル電気信号にA/D変換される。
【0041】
又は、ストロボの未使用が選択されているときには、ストロボの発光は行われず、撮像素子4に結像されている被写体像が電気信号に光電変換され、該電気信号である撮像信号の信号レベルが、ISO100相当の感度に応じて調整され、更にデジタル電気信号にA/D変換される。
【0042】
そして、このようにして得られたデジタル電気信号である画像データに対し、前述の画像処理部7による画像処理や、圧縮伸長部8による圧縮処理、等といった処理が行われる。
S307では、前ステップで得られた画像データがメモリカード13に記録され、本フローが終了する。
【0043】
続いて、前述のS304の処理である、設定されている撮影シーンモードとズーム比に応じて、ストロボA18又はストロボB19の何れかが選択される処理について説明する。
図4は、そのS304の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【0044】
同図において、まず、S401では、設定されているストロボモードがオートストロボモードであるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には、S403へ処理が進み、Noの場合(マニュアルストロボモードの場合)にはS402へ処理が進む。尚、設定されているストロボモードは、例えばメニューボタンの押下により表示された設定メニューを介して撮影者により指示されたモードである。
【0045】
S402では、予め設定されているストロボが、使用するストロボとして選択され、本フローがリターンする。尚、予め設定されているストロボは、例えばメニューボタンの押下により表示された設定メニューを介して撮影者により指示されたストロボである。
【0046】
これにより、例えば、撮影者によりマニュアルストロボモードが指示されて所定のストロボが指示されたときには、その指示されたストロボが、使用するストロボとして選択される。
S403では、撮影シーンモードがオートモードであるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には基準ズーム比を4倍に設定してS404へ処理が進み、Noの場合にはS407へ処理が進む。
【0047】
尚、基準ズーム比とは、設定されているズーム比に応じてストロボA18又はストロボB19の何れかを選択する際の、その選択の基準となるズーム比のことである。本実施形態では、設定されているズーム比が基準ズーム比よりも小さいときにはストロボA18が選択され、それが基準ズーム比以上であるときにはストロボB19が選択されるように制御される。
【0048】
S404では、ズーム比(Z)が基準ズーム比である4倍より小さい(Z<4)か否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS405へ処理が進み、Noの場合にはS406へ処理が進む。
S405では、ストロボA18が選択され、本フローがリターンする。
【0049】
S406では、ストロボB19が選択され、本フローがリターンする。
これにより、ストロボモードとしてオートストロボモードが設定され、撮影シーンモードとしてオートモードが設定されたときには、基準ズーム比が4倍に設定され、設定されているズーム比が4倍より小さいときは、主にワイド側のズーム比に適した配光特性を有するストロボA18が選択され、それが4倍以上であるときは、主にテレ側のズーム比に適した配光特性を有するストロボB19が選択されるようになる。
【0050】
S407では、撮影シーンモードが高感度モードであるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には基準ズーム比を6倍に設定してS408へ処理が進み、Noの場合(ポートレートモードの場合)には基準ズーム比を3倍に設定してS409へ処理が進む。
【0051】
S408では、ズーム比が基準ズーム比である6倍より小さい(Z<6)か否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS405へ処理が進み、Noの場合にはS406へ処理が進む。
これにより、ストロボモードとしてオートストロボモードが設定され、撮影シーンモードとして高感度モードが設定されたときには、基準ズーム比が6倍に設定され、設定されているズーム比が6倍より小さいときは、主にワイド側のズーム比に適した配光特性を有するストロボA18が選択され、それが6倍以上であるときは、主にテレ側のズーム比に適した配光特性を有するストロボB19が選択されるようになる。従って、ズーム比がテレ側に指示されても(但し、Z<6)、高い感度が設定されるようになり、高感度撮影という撮影者の撮影意図を反映させることが可能になる。
【0052】
S409では、ポートレートモードにてズーム比が基準ズーム比である3倍より小さい(Z<3)か否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS405へ処理が進み、Noの場合にはS406へ処理が進む。
これにより、ストロボモードとしてオートストロボモードが設定され、撮影シーンモードとしてポートレートモードが設定されたときには、基準ズーム比が3倍に設定され、設定されているズーム比が3倍より小さいときは、主にワイド側のズーム比に適した配光特性を有するストロボA18が選択され、それが3倍以上であるときは、主にテレ側のズーム比に適した配光特性を有するストロボB19が選択されるようになる。従って、ズーム比がワイド側に指示されても(但し、Z≧3)、S/N比の劣化の少ない低い感度が設定されるようになり、ポートレート撮影という撮影者の撮影意図を反映させることが可能になる。
【0053】
尚、本フローでは、設定されている撮影モードに応じて自動的に基準ズーム比が設定される例を示したが、例えば、メニューボタンの押下により表示された設定メニューを介して撮影者が指示することも可能である。この場合には、設定されている撮影モードに関わらず、指示された基準ズーム比が優先的に設定されるようになる。
【0054】
続いて、前述のS305の処理である、設定されている撮影シーンモードに応じて感度が設定される処理について説明する。
図5(a) は、そのS305の処理内容の一例を示すフローチャートであり、同図(b) は、同図(a) の処理により決定される撮影シーンモードと感度範囲の関係を示した図である。
【0055】
同図(a) において、まず、S501では、感度の上限が設定されているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS502へ処理が進み、Noの場合にはS504へ処理が進む。尚、設定されている感度の上限は、例えばメニューボタンの押下により表示された設定メニューを介して撮影者により指示されたものである。
【0056】
S502では、設定されている感度の上限が、上限感度として設定され、S503へ処理が進む。
このように、例えば撮影者により感度の上限が指示されていたときには、設定されている撮影モードに関わらず、指示されている感度の上限が優先的に上限感度として設定される。
【0057】
S503では、設定されている上限感度の範囲内で、前述のS302の処理で算出されたBv値に応じた感度が選択され、本フローがリターンする。
S504では、設定されている撮影モードがオートモードであるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合はS505へ処理が進み、Noの場合にはS506へ処理が進む。
【0058】
S505では、ISO400相当の感度が、上限感度として設定され、S503へ処理が進む。
これにより、オートモードが設定されているときには、ISO400相当の感度を上限感度とする範囲内で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。
【0059】
S506では、設定されている撮影モードが高感度モードであるか否かが判定され、その判定結果がYesの場合はS507へ処理が進み、Noの場合(ポートレートモードの場合)にはS508へ処理が進む。
S507では、ISO800相当の感度が、上限感度として設定され、S503へ処理が進む。
【0060】
これにより、高感度モードが設定されているときには、高感度であるISO800相当の感度を上限感度とする範囲内で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。
S508では、ISO200相当の感度が、上限感度として設定され、S503へ処理が進む。
【0061】
これにより、ポートレートモードが設定されているときには、S/N比の劣化の少ない低感度であるISO200相当の感度を上限感度とする範囲内で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。すなわち、ポートレートモードが設定されているときは、他の撮影モードが選択されているときよりも、感度の上限が低く設定される。
【0062】
以上の処理により、同図(b) に示したように、予め感度の上限が設定されていない場合に撮影シーンモードとしてオートモードが設定されていたときには、ISO400相当の上限感度が設定され、ISO50乃至ISO400相当の範囲内(但し、ISO50,100,200,400の何れか)で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。また、その場合に撮影シーンモードとしてポートレートモードが設定されていたときには、ISO200相当の上限感度が設定され、ISO50乃至ISO200相当の範囲内(但し、ISO50,100,200の何れか)で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。また、その場合に撮影シーンモードとして高感度モードが設定されていたときには、ISO800相当の上限感度が設定され、ISO50乃至ISO800相当の範囲内(但し、ISO50,100,200,400,800の何れか)で、Bv値に応じた感度が設定されるようになる。
【0063】
このように、以上の図3、図4、及び図5(b) の撮影処理が実行されることによって、設定されている撮影モードとズーム比に応じて、使用するストロボが選択され、また設定されている撮影モードに応じて、被写体輝度に応じたゲインが設定されて、撮影が行われるようになる。これにより、撮影者の撮影意図に合わせて、適切なストロボ選択及び適切なゲインアップが可能になる。
【0064】
次に、上述の図3、図4、及び図5(b) に示した撮影処理が実行されたときに選択されるストロボ及び感度の具体例について、図6(a),(b),(c),(d),(e) 用いて説明する。
図6(a) 乃至(e) は、上述の撮影処理が実行されたときの具体例を説明する図であり、撮影モードに対応し、設定されているズーム比と被写体距離に応じて選択されるストロボと設定される感度の例を示している。
【0065】
但し、同図(a),(c),(e) は、上述の撮影処理に係る図であり、同図(b),(d) は従来の撮影処理に係る図である。また、同図(a),(c),(e) において、マニュアルストロボモードの指示や上限感度の指示は行われていないものとする。
また、同図(a) 乃至(e) において、縦軸は被写体距離Lを、横軸はズーム比を表している。また横軸において、Wはワイド側を、Tはテレ側を表し、N0,N1,N2は基準ズーム比を、×1,×3,×4,×6,×8は1倍,3倍,4倍,6倍,8倍のズーム比を表している。また、50,100,200,400,800は、ISO相当の感度を表している。
【0066】
同図(a) は、撮影モードとしてオートモードが設定されているときに選択されるストロボ及び感度の具体例を示した図である。
同図(a) に示した例では、設定されているオートモードに応じて基準ズーム比が4倍(N0の位置)に設定されると共に上限感度がISO400相当の感度に設定される。
【0067】
尚、同図(a) のISO50乃至400相当毎の4つのカーブは、各感度において、適正輝度に撮影される最大の被写体距離を示すカーブである。このカーブより下の領域であれば、その感度で適正に撮影されることを示す。同図(a) に示したように、感度が高くなるに従って、最大の被写体距離が長くなる。また、この最大の被写体距離は、ズーム比が大きくなるに従って、短くなる。また、これらのカーブは、選択されるストロボA18又はストロボB19によっても異なる。前述した通り、ストロボB19の方が配光角度が狭いので、同一のズーム比でも到達距離が長いからである。
【0068】
例えば、設定されたズーム比及び被写体距離が、同図(a) 上の点イの値であったとする。この場合、ストロボは、点イのズーム比が基準ズーム比より小さいので、ストロボA18が選択される。感度は、点イの被写体距離が同図(a) のISO200相当の感度のカーブより上でかつISO400相当の感度のカーブよりも下に属するので、ISO400相当の感度が選択される。
【0069】
また、同図(b),(c) は、撮影モードとしてポートレートモードが設定されているときに選択されるストロボ及び感度の具体例を示した図である。但し、同図(b) は従来の撮影処理に係る具体例を示した図、同図(c) は上述の撮影処理に係る具体例を示した図である。また、同図(b),(c) において、点ロ及び点ハの被写体及び被写体距離は同一のものとする。また、ISO50相当乃至ISO200相当の感度毎のカーブについては前述した通りである(同図(c) において同じ)。
【0070】
従来の撮影処理に係る同図(b) に示した例は、設定されている撮影モードの如何に関わらず、基準ズーム比が一律に中間ズーム比(この場合は4倍)に設定され、また所定距離離れた被写体の明るさと設定されているズーム比に基づいて、選択されるストロボと感度を示す点ロが決定された例である。すなわち、この場合には、設定されているズーム比が基準ズーム比より小さくなるのでストロボA18が選択され、また、被写体の明るさに基づいてISO200相当の感度が選択される。尚、従来の撮影処理においては、上限感度の設定が行われないので、撮影状況によってはISO400相当以上の感度が設定される可能性もあり、ポートレートモードのような画質を優先するモードであるにも関わらず、高い感度が設定されてS/N比が劣化し、撮影者の撮影意図を反映することができなくなる虞がある。
【0071】
一方、図3等の上述の撮影処理に係る図6(c) に示した例では、設定されているポートレートモードに応じて基準ズーム比が3倍(N1の位置)に設定されると共に上限感度がISO200相当の感度に設定され、また所定距離離れた被写体の明るさと設定されているズーム比に基づいて、選択されるストロボと感度を示す点ハ(この場合は同図(b) の点ロと同じ位置)が決定された例である。すなわち、この場合には、設定されているズーム比が基準ズーム比より大きくなるのでストロボB19が選択され、また、被写体の明るさに基づいてISO100相当の感度が選択される。このように、上述の撮影処理によれば、従来の撮影処理の場合とは異なり、テレ側のズーム比に適したストロボB19を使用してストロボ光を遠くまで照射して被写体を明るくし、低い感度を選択させることが可能になる。従って、ポートレートモードという画質を優先するモードに適切な低い感度を選択させることが可能になり、撮影者の撮影意図を反映することが可能になる。
【0072】
また、同図(d),(e) は、撮影モードとして高感度モードが設定されているときに選択されるストロボ及び感度の具体例を示した図である。但し、同図(d) は従来の撮影処理に係る具体例を示した図、同図(e) は上述の撮影処理に係る具体例を示した図である。また、同図(d),(e) において、点ニ及び点ホの被写体及び被写体距離は同一のものとする。また、ISO50相当乃至ISO800相当の感度毎のカーブについては前述した通りである(同図(e) において同じ)。
【0073】
従来の撮影処理に係る同図(d) に示した例では、撮影モードの如何に関わらず、基準ズーム比が一律に中間ズーム比(この場合は4倍)に設定され、また所定距離離れた被写体の明るさと設定されているズーム比に基づいて、選択されるストロボと感度を示す点ニが決定された例である。すなわち、この場合には、設定されているズーム比が基準ズーム比より大きいのでストロボB19が選択され、また、被写体の明るさに基づいてISO400相当の感度が選択される。
【0074】
一方、図3等の上述の撮影処理に係る図6(e) に示した例では、設定されている高感度モードに応じて基準ズーム比が6倍(N2の位置)に設定されると共に上限感度がISO800相当の感度に設定され、また所定距離離れた被写体の明るさと設定されているズーム比に基づいて、選択されるストロボと感度を示す点ホ(この場合は同図(d) の点ニと同じ位置)が決定された例である。すなわち、この場合には、設定されているズーム比が基準ズーム比より小さいのでストロボA18が選択され、また、被写体の明るさに基づいてISO800相当の感度が選択される。このように、上述の撮影処理によれば、従来の撮影処理の場合とは異なり、ワイド側のズーム比に適したストロボA18を使用して照明範囲を広くして撮影を行うことが可能になる。従って、高感度モードという高感度撮影に適切な高い感度を選択させることが可能になり、撮影者の撮影意図を反映することが可能になる。
【0075】
尚、本実施形態では、図1に示した2つのストロボを備えたデジタルカメラにおいて図3、図4及び図5(a) に示した撮影処理が実行される例を示したが、例えば、1つのストロボを備えたデジタルカメラの場合には、その撮影処理においてS304の処理をスキップさせ、備えられている1つのストロボを、使用するストロボとして処理を実行させるようにすれば良い。また、ストロボを備えていないデジタルカメラの場合には、その撮影処理においてS304の処理をスキップさせて処理を実行させるようにすれば良い。これにより、1つのストロボを備えたデジタルカメラやストロボを備えていないデジタルカメラにおいても、設定されている撮影モードに応じて上限感度が設定され、その範囲内で被写体輝度に応じた感度が設定されるようになり、撮影者の撮影意図を反映させるのに最適な感度を設定することが可能になる。
【0076】
また、本実施形態では、撮像素子4からの出力信号であるアナログ電気信号の信号レベルを調整することによりゲインアップを行うものであったが、例えば、撮像素子4からの出力信号に基づくデジタル電気信号である画像データに対し所定の画像処理を行うことにより、ゲインアップと同等の効果が得られるように構成するようにしても良い。
【0077】
以上、本発明のデジタルカメラについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
【0078】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、配光特性の異なる2種類のストロボを備えたデジタルカメラにおいては、撮影者の撮影意図に合わせて適切なストロボを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデジタルカメラの構成例である。
【図2】 (a) はストロボAの配光特性と照射角を示した図、(b) はストロボBの配光特性と照射角を示した図である。
【図3】撮影処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図4】S304の処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図5】 (a) はS305の処理の処理内容の一例を示すフローチャートであり、(b) は(a) の処理により決定される撮影シーンモードと感度範囲の関係を示した図である。
【図6】 (a),(b),(c),(d),(e) は、撮影処理が実行されたときの具体例を説明する図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ部
2 ズーム用レンズ部
3 フォーカス用レンズ部
4 撮像素子
5 想像部
6 DRAM
7 画像処理部
8 圧縮伸長部
9 LCDディスプレイ
10 AF/AE部
11 CPU
12 バス
13 メモリカード
14 フラッシュメモリ
15,16 駆動モータ/回路部
17 ストロボ制御/切り替え回路
18 ストロボA
18a 発光部
18b リフレクタ
19 ストロボB
19a 発光部
19b リフレクタ
20 操作手段
Claims (4)
- ズーム撮影光学系のズーム比を指示するズーム比指示手段と、
撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、
第1の閃光手段と、
該第1の閃光手段よりも狭い配光特性を有する第2の閃光手段と、
前記ズーム比指示手段により指示されたズーム比と前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードとに応じて、前記第1の閃光手段又は前記第2の閃光手段の何れかを選択するとともに、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じて基準となる基準ズーム比を設定し、該設定した基準ズーム比と前記ズーム比指示手段により指示されたズーム比を比較して、前記第1の閃光手段又は前記第2の閃光手段の何れかを選択する選択手段と、
前記選択手段により設定された基準ズーム比を撮影者が指示するための指示手段と、
を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに応じてゲインの上限を設定し、該ゲインの上限以下の範囲内で被写体輝度に応じたゲインを設定するゲイン設定手段と、
該ゲイン設定手段により設定されたゲインに基づいて撮像信号の信号レベルを調整する信号レベル調整手段と、
を更に備えたことを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。 - 前記ゲイン設定手段は、
前記撮影モード選択手段により画質を優先する撮影モードが選択された場合は、他のモードが選択された場合に比べ、前記ゲインの上限を低く設定する、
ことを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。 - 前記ゲインの上限を指示する上限指示手段を更に備え、
前記ゲイン設定手段は、前記上限指示手段によりゲインの上限が指示されている場合は、前記撮影モード選択手段により選択された撮影モードに関わらず、前記上限指示手段により指示されているゲインの上限を設定する、
ことを特徴とする請求項2記載のデジタルカメラ。
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