JP4060548B2 - 遠隔監視制御システム及び制御サーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はWWW(World Wide Web)による遠隔監視制御システム及び制御サーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、WWWシステムは単に情報を配信するためのものから、受発注システムや、ワークフローシステムといったアプリケーションシステムを構築する手段として発展してきている。WWW化する利点として、クライアントのアクセス位置に制限がなく、またクライアント上にあらかじめソフトをインストールしておく必要がないことを挙げることができる。
【0003】
この特徴を生かして、ビジネス業務ロジック以外に産業分野へのWWWシステムの導入が行われるようになった。特に遠隔監視制御システムは、システムの性質上、特にWWWの利点を生かせる分野としてWWW化の検討が盛んに行われている。
【0004】
また、遠隔監視制御システムでは、複数の端末から操作を行う場合、同時に同じ制御対象を操作しようとすると競合が発生する。これを調停する方法として、ユーザごとに管理権限を設定し、優先権の高いほうが操作を行う方法や先に制御権を取得すると他者を排他するシステムなどがよく用いられている。
【0005】
また、あまりシステム側で厳しい制限を行うとかえって柔軟な運用がおこないにくくなるため、排他処理等を行わず競合時には電話等で運用者同士が連絡をとって操作を行うことも広く行われている。システム側の制御権調停機能だけでなく運用者同士が連絡を取り合って運用を行うことは監視制御業務においては一般的である。
【0006】
WWW化された監視制御システムではIP(Internet Protocol )で接続さえされていればどこでも運用できることから、運用監視体制の場所に対する自由度が飛躍的に向上する。また、このことは監視場所を移動することが容易になったともいえる。これに伴って、今までであれば制御対象が競合した場合、その場所へ電話等で連絡をとればよかったのだが、接続の自由度が著しく向上したことにより、接続しているユーザが飛躍的に増えたり、競合しているユーザが何処にいるかがわからなかったりするため、電話等で連絡をとることが困難になってきている。場所に対する自由度が増えたがゆえに場所を特定するのが困難になっているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
Webブラウザから監視制御を行うには、Webブラウザを起動してWWWサーバに接続し、監視制御プログラムをダウンロードしサーバ側の監視制御部と接続すればよい。例えば、図10に示すように、WWWサーバを備える制御サーバ100とWebブラウザを備える監視制御端末201、202がネットワーク110に接続されており、制御サーバ100が監視制御対象装置200を制御するように構成されている場合、複数の監視制御端末201、202からWWWサーバに接続して操作を行った場合、同じ制御対象である監視制御対象装置200を制御しようとすると競合が発生する。
【0008】
競合を調停するために制御サーバ100側の監視制御部に調停機能を持ち、監視制御端末からの要求に対して調停を行う方法とともに、実地では競合した運用者同士が連絡を取り合って調整するといった運用が行われている。
【0009】
しかしながら、システムのWWW化に伴って競合している相手が何処にいるかが特定できないという問題が発生するのは前述の通りである。本発明は係る状況に鑑みなされたもので、その目的は、運用者同士が適切にコミュニケーションを行うための手段を備えた遠隔監視制御システム及びそれに用いられる制御サーバを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の遠隔監視制御システムは、Webブラウザを有する複数の監視制御端末と、監視制御対象装置を制御する制御サーバとがネットワークを介して接続され、前記複数の監視制御端末からの指示に基づき前記制御サーバが前記監視制御対象装置を制御するように構成された遠隔監視制御システムにおいて、前記制御サーバには、前記監視制御対象装置の監視制御を行うためのサーバ側監視制御部と、前記サーバ側監視制御部と連携して監視制御端末と連絡を取り合うためのサーバ側コミュニケーション部と、前記Webブラウザにおいて、前記サーバ側監視制御部と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する端末側監視制御部及び、前記端末側監視制御部と連携し、前記サーバ側コミュニケーション部を介して他の監視制御端末との間にて相互に連絡を取り合うための端末側コミュニケーション部を、発生させるWWWサーバとが具備されており、前記サーバ側監視制御部は、複数の監視制御端末からの制御が競合したことを検出する機能を有し、前記サーバ側コミュニケーション部は、前記サーバ側監視制御部が複数の監視制御端末による制御の競合を検出した場合に、競合に係る複数の監視制御端末の端末側コミュニケーション部へ競合の発生を通知し、競合の発生と共にネットワーク上における所定媒体による協議へ移行するか否かの問い合わせメッセージを該当する複数の監視制御端末において夫々表示させ、協議へ移行しない旨の入力又は協議後に元の画面表示に戻る入力を受けると、対応する監視制御端末からの前記競合に係る制御を取り消しとして処理する機能を有していることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2に記載の遠隔監視制御システムは、競合の発生の場合には、ダイアログボックスに、競合に係る複数の監視制御端末の名称と、競合したそれぞれの制御情報の内容情報をテーブル化して表示することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項3に記載の制御サーバは、Webブラウザを有する複数の監視制御端末とネットワークを介して接続され、前記複数の監視制御端末からの指示に基づき監視制御対象装置を制御するように構成された遠隔監視制御システムの制御サーバにおいて、前記監視制御対象装置の監視制御を行うためのサーバ側監視制御部と、前記サーバ側監視制御部と連携して監視制御端末と連絡を取り合うためのサーバ側コミュニケーション部と、前記Webブラウザにおいて、前記サーバ側監視制御部と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する端末側監視制御部及び、前記端末側監視制御部と連携し、前記サーバ側コミュニケーション部を介して他の監視制御端末との間にて相互に連絡を取り合うための端末側コミュニケーション部を、発生させるWWWサーバとを具備するものであり、前記サーバ側監視制御部は、複数の監視制御端末からの制御が競合したことを検出する機能を有し、前記サーバ側コミュニケーション部は、前記サーバ側監視制御部が複数の監視制御端末による制御の競合を検出した場合に、競合に係る複数の監視制御端末の端末側コミュニケーション部へ競合の発生を通知し、競合の発生と共にネットワーク上における所定媒体による協議へ移行するか否かの問い合わせメッセージを該当する複数の監視制御端末において夫々表示させ、協議へ移行しない旨の入力又は協議後に元の画面表示に戻る入力を受けると、対応する監視制御端末からの前記競合に係る制御を取り消しとして処理する機能を有していることを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項4に記載の制御サーバは、競合の発生の場合には、ダイアログボックスに、競合に係る複数の監視制御端末の名称と、競合したそれぞれの制御情報の内容情報をテーブル化して表示することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システム及び制御サーバを説明する。図1には本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの構成が示されている。遠隔監視制御システムは、Webブラウザ41−1、41−2を有するパーソナルコンピュータあるいはワークステーションにより構成される監視制御端末4−1、4−2と、監視制御対象装置1を制御するコンピュータシステムである制御サーバ2とがネットワーク3を介して接続され、上記複数の監視制御端末4−1、4−2からの指示に基づき上記制御サーバ2が上記監視制御対象装置1を制御するように構成されている。上記における制御サーバ2は、本発明の実施の形態に係る制御サーバである。
【0016】
この実施の形態においては監視制御対象装置1は、ズーム機能を有するカメラ11とこのカメラ11を旋回させる旋回装置12により構成される。
【0017】
制御サーバ2には、WWWサーバ21、サーバ側監視制御部22及びサーバ側コミュニケーション部23が具備されている。サーバ側監視制御部22は、上記監視制御対象装置1の監視制御を行うものである。サーバ側コミュニケーション部23は、上記サーバ側監視制御部22と連携して監視制御端末4−1、4−2と連絡を取り合うものである。
【0018】
WWWサーバ21は、監視制御端末4−1、4−2のWebブラウザ41−1、41−2において、端末側監視制御部42−1、42−2及び端末側コミュニケーション部43−1、43−2を発生させるHTMLにより記述されたプログラムをダウンロードするものである。
【0019】
上記端末側監視制御部42−1、42−2は、サーバ側監視制御部22と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する動作を行うものである。また端末側コミュニケーション部43−1(43−2)は、上記端末側監視制御部42−1(42−2)と連携し、サーバ側コミュニケーション部23を介して他の監視制御端末4−2(4−1)との間にて相互に連絡を取り合う動作を行うものである。
【0020】
監視制御端末4−1、4−2には、端末側コミュニケーション部43−1、43−2へ競合の発生が通知された場合に、チャットやメッセージ通知やIP電話やIPFAX(ファクシミリ通信)などによって相互に連絡を取り合うための連絡手段である表示器やキーボード等の入力装置また音声入出力装置やプリンタが備えられている。
【0021】
この実施の形態では、チャットにより相互に連絡を取り合うものとして動作を説明する。監視制御端末4−1が立ち上げられWebブラウザ41−1が起動されると、図5に示すようにWebブラウザ41−1がWWWサーバ21へアクセスする(S31)。
【0022】
これに対して、WWWサーバ21は図2に示すフローチャートによりアクセスを待っており(S1)、アクセスされると端末側監視制御部42−1及び端末側コミュニケーション部43−1を発生させるHTMLにより記述されたプログラムをダウンロードする(S2)。
【0023】
上記プログラムのダウンロードを受けたWebブラウザ41−1は、図5に示されるフローチャートにおいて動作し、ダウンロードされたプログラムを実行して、端末側監視制御部42−1及び端末側コミュニケーション部43−1を発生させ、これらによる処理を行う(S32)。
【0024】
Webブラウザ41−2においても同様の動作がなされ、図5に示されるフローチャートにおいて動作し、ダウンロードされたプログラムを実行して、端末側監視制御部42−2及び端末側コミュニケーション部43−2を発生させ、これらによる処理を行う(S32)。
【0025】
これに対して制御サーバ2のサーバ側監視制御部22は図3に示されるフローチャートにより動作を行っており、監視制御対象装置1のカメラ11から監視情報である映像情報を得て端末側監視制御部42−1、42−2へ配信する(S11)。一方端末側監視制御部42−1、42−2は、図9に示されるフローチャートにより動作し、配信された映像情報に基づき表示器へ例えば、図6に示すごときカメラ11により撮像された映像を出力する(S41)。
【0026】
表示された画面には、図6に示すように「旋回」、「ズーム」、「終了」・・・というようなメニューボタンから構成されるメニューバー5が付記表示され、このうちのいずれか所望のメニューボタンを選択して更に必要な入力を行うことにより監視制御対象装置1に対するズームや旋回の制御を指示入力することができる。
【0027】
端末側監視制御部42−1、42−2は、上記のようにして制御情報が入力されるのを検出しており(S42)制御情報が入力されると、これをサーバ側監視制御部22へ送出する(S43)。
【0028】
サーバ側監視制御部22は、図3に示すフローチャートにおいて制御情報の到来を待っており(S12)、制御情報が到来すると競合が発生したか否かを検出する(S13)。例えば、監視制御端末4−1、4−2において監視制御対象装置1へ同時に制御情報を送出した場合には競合が発生し、ステップS15へ進み、サーバ側監視制御部22はサーバ側コミュニケーション部23に対して制御情報の競合が発生等(その他、競合に係る端末のIP等の情報)の通知を行う(S15)。
【0029】
するとサーバ側コミュニケーション部23は、図4に示すフローチャートにより競合に係る情報をサーバ側監視制御部22から受け取り(S21)、制御情報に関し競合が発生した旨及びチャット画面へ進むのかを問い合わせるダイアログボックスの表示情報を端末側コミュニケーション部43−1、43−2へ提供する(S22)。
【0030】
端末側コミュニケーション部43−1、43−2では、図9に示されるフローチャートにより動作してダイアログボックスが送られて来るのを待っており(S44)、ダイアログボックスの表示情報が到来するとダイアログボックスDを図7に示される如く表示する(S45)。図7においては、ダイアログボックスDとメニューバー5のみが示されているが、実際には図6に示したカメラ11によって得られた映像の一部がダイアログボックスDに隠されたものが表示されている。
【0031】
上記ダイアログボックスDには、例えば「競合が発生しました。チャット画面へ進みますか」などと言う競合の発生と協議を行うための手段を用いるかの問い合わせのメッセージ、更に「YES」と「キャンセル」のボタンが表示される。このため、端末側コミュニケーション部43−1、43−2では、図9に示されるフローチャートにより動作してチャットにより動作するかキャンセルするか(「YES」ボタンと「キャンセル」ボタンのいずれが操作されたか)を検出する(S46)。
【0032】
上記ステップS46において「YES」ボタンの操作を検出すると、サーバ側コミュニケーション部23へチャット画面へ進む旨の情報が送られ、サーバ側コミュニケーション部23からチャット画面を受けて監視制御端末4−1、4−2にて入力されるメッセージの送出及び到来メセージの表示を行いチャットによる協議がなされる(S47)。このとき、サーバ側コミュニケーション部23は、監視制御端末4−1、4−2にて入力されるチャットのメッセージの送出を受けてチャット画面を端末側コミュニケーション部43−1、43−2へ提供するコミュニケーション処理を実行している(図4のS23)。
【0033】
端末側コミュニケーション部43−1、43−2では、図9に示されるフローチャートにより動作してチャット画面から元の監視制御画面(図6の画面)へ戻るのか(戻りボタンの操作等)を検出し(S48)、ここで監視制御画面へ戻ることが検出されると、その旨をサーバ側コミュニケーション部23へ通知して
(S49)、サーバ側監視制御部22から配信される映像情報に基づく図6に示されるようなカメラ11により得られた映像の表示を行う(S41)。
【0034】
このようにチャットにより協議がなされた場合には、協議結果に基づく制御指示取り消し等の制御が、上記ステップS41にて表示された画面において行われるので、その後には制御の競合が解消され、適切な監視制御を行うことが可能となる。
【0035】
また上記ステップS46において「キャンセル」ボタンの操作を検出すると、サーバ側コミュニケーション部23へキャンセルの情報が送られ、サーバ側監視制御部22から配信される映像情報に基づく図6に示されるようなカメラ11により得られた映像の表示を行う(S41)。この場合には、協議結果に基づくものではないが制御指示取り消し等の制御が、上記ステップS41にて表示された画面において行われ得るので、適切な監視制御を行うことが可能となる。
【0036】
なお、以上の実施の形態においてはダイアログボックスに、制御情報に関し競合が発生した旨及びチャット画面へ進むのかに係る問い合わせメッセージのみを表示したが、サーバ側監視制御部22は競合に係る制御情報や競合した端末のIPアドレスを有しているので、これを直接或いは変換して端末の名称などにしてサーバ側コミュニケーション部23に対して送り、ダイアログボックスに運用情報や競合情報として表示するようにしてもよい。
【0037】
例えば図8においてはダイアログボックスD1に、競合に係る端末の名称(管理所B)、競合した制御情報の内容(それぞれ右旋回で、50度と60度であること)がテーブル化されて表示されている。この表示においても実際には図6に示したカメラ11によって得られた映像の一部がダイアログボックスD1に隠されたものが表示されている。これによれば、例えば、「当方」に先に制御権を譲ってもらい、次に「管理所B」へ制御権を譲るような協議が可能となり、協議の迅速な進行に寄与することができる。
【0038】
また前述したことではあるが、協議はチャットに限らず、メッセージ通知やIP電話やIPFAX(ファクシミリ通信)などによってもよいことは勿論であり、これらによる手法が複数可能である場合にはこれらのうちのいずれを選択するか問い合わせる表示を上記ダイアログボックスに付加し、選択された結果に応じて協議手段を提供してもよい。
【0039】
なお、協議をするかキャンセルとなるかは、基本的に2つ以上の監視制御端末のオペレータが協議を選択した場合に、その選択を行った監視制御端末のオペレータによる協議へ進み、キャンセルを選択した監視制御端末では制御指示を取り下げたものとしてサーバ側コミュニケーション部23がサーバ側監視制御部22へ通知し、これに基づきサーバ側監視制御部22が処理を行う。また、2つの監視制御端末による競合発生の場合に一方がキャンセルを選択した場合には、キャンセルを選択した監視制御端末では制御指示を取り下げたものとしてサーバ側コミュニケーション部23がサーバ側監視制御部22へ通知し、残りの監視制御端末の制御信号に基づきサーバ側監視制御部22が処理を行う。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、制御サーバには、監視制御対象装置の監視制御を行うためのサーバ側監視制御部と、サーバ側監視制御部と連携して監視制御端末と連絡を取り合うためのサーバ側コミュニケーション部と、WWWサーバが備えられており、WWWサーバはプログラムをダウンロードしてWebブラウザにおいて、サーバ側監視制御部と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する端末側監視制御部及び、前記端末側監視制御部と連携し、前記サーバ側コミュニケーション部を介して他の監視制御端末との間にて相互に連絡を取り合うための端末側コミュニケーション部を発生させるので、端末側コミュニケーション部を用いてサーバ側コミュニケーション部を介して複数の監視制御端末間にて相互に連絡を取り合うことができ、制御の競合の場合に適切な協議を保証する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る制御サーバを含む本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作を説明するためのフローチャート。
【図3】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作を説明するためのフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作により監視制御端末において表示される画面の一例を示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作により監視制御端末において表示される、ダイアログボックスを表示した画面の一例を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作により監視制御端末において表示される、ダイアログボックスを表示した画面の他の一例を示す図。
【図9】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システムの動作を説明するためのフローチャート。
【図10】従来の制御サーバを含む従来の遠隔監視制御システムの構成図。
【符号の説明】
1 監視制御対象装置
2 制御サーバ
3 ネットワーク
4−1、4−2 監視制御端末
11 カメラ
12 旋回装置
21 WWWサーバ
22 サーバ側監視制御部
23 サーバ側コミュニケーション部
41−1、41−2 Webブラウザ
42−1、42−2 端末側監視制御部
43−1、43−2 端末側コミュニケーション部

Claims (4)

  1. Webブラウザを有する複数の監視制御端末と、監視制御対象装置を制御する制御サーバとがネットワークを介して接続され、前記複数の監視制御端末からの指示に基づき前記制御サーバが前記監視制御対象装置を制御するように構成された遠隔監視制御システムにおいて、
    前記制御サーバには、
    前記監視制御対象装置の監視制御を行うためのサーバ側監視制御部と、
    前記サーバ側監視制御部と連携して監視制御端末と連絡を取り合うためのサーバ側コミュニケーション部と、
    前記Webブラウザにおいて、前記サーバ側監視制御部と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する端末側監視制御部及び、前記端末側監視制御部と連携し、前記サーバ側コミュニケーション部を介して他の監視制御端末との間にて相互に連絡を取り合うための端末側コミュニケーション部を、発生させるWWWサーバと
    が具備されており、
    前記サーバ側監視制御部は、複数の監視制御端末からの制御が競合したことを検出する機能を有し、
    前記サーバ側コミュニケーション部は、前記サーバ側監視制御部が複数の監視制御端末による制御の競合を検出した場合に、競合に係る複数の監視制御端末の端末側コミュニケーション部へ競合の発生を通知し、競合の発生と共にネットワーク上における所定媒体による協議へ移行するか否かの問い合わせメッセージを該当する複数の監視制御端末において夫々表示させ、協議へ移行しない旨の入力又は協議後に元の画面表示に戻る入力を受けると、対応する監視制御端末からの前記競合に係る制御を取り消しとして処理する機能を有し
    ていることを特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 競合の発生の場合には、ダイアログボックスに、競合に係る複数の監視制御端末の名称と、競合したそれぞれの制御情報の内容情報をテーブル化して表示することを特徴とする請求項1に記載の遠隔監視制御システム。
  3. Webブラウザを有する複数の監視制御端末とネットワークを介して接続され、前記複数の監視制御端末からの指示に基づき監視制御対象装置を制御するように構成された遠隔監視制御システムの制御サーバにおいて、
    前記監視制御対象装置の監視制御を行うためのサーバ側監視制御部と、
    前記サーバ側監視制御部と連携して監視制御端末と連絡を取り合うためのサーバ側コミュニケーション部と、
    前記Webブラウザにおいて、前記サーバ側監視制御部と情報の送受を行い、オペレータによる指示入力に基づき制御コマンドを送出する端末側監視制御部及び、前記端末側監視制御部と連携し、前記サーバ側コミュニケーション部を介して他の監視制御端末との間にて相互に連絡を取り合うための端末側コミュニケーション部を、発生させるWWWサーバと
    を具備するものであり、
    前記サーバ側監視制御部は、複数の監視制御端末からの制御が競合したことを検出する機能を有し、
    前記サーバ側コミュニケーション部は、前記サーバ側監視制御部が複数の監視制御端末による制御の競合を検出した場合に、競合に係る複数の監視制御端末の端末側コミュニケーション部へ競合の発生を通知し、競合の発生と共にネットワーク上における所定媒体による協議へ移行するか否かの問い合わせメッセージを該当する複数の監視制御端末において夫々表示させ、協議へ移行しない旨の入力又は協議後に元の画面表示に戻る入力を受けると、対応する監視制御端末からの前記競合に係る制御を取り消しとして処理する機能を有し
    ていることを特徴とする制御サーバ。
  4. 競合の発生の場合には、ダイアログボックスに、競合に係る複数の監視制御端末の名称と、競合したそれぞれの制御情報の内容情報をテーブル化して表示することを特徴とする請求項3に記載の制御サーバ。
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