JP4059720B2 - ピックアップ移送装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光磁気ディスク等のディスク状記録媒体から信号を再生する光ピックアップを具えたディスクプレーヤにおいて、光ピックアップをディスク半径方向に移送するピックアップ移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光磁気ディスクを対象として信号の記録及び再生が可能なディスクプレーヤにおいては、光ピックアップを搭載したピックアップベースがディスク半径方向へ往復移動可能に支持されており、該ピックアップベースは、スレッドモータを動力源とする往復駆動機構によって往復駆動される。
往復駆動機構は一般に、スレッドモータによって回転駆動されるねじ軸と、ピックアップベースに取り付けられたラック部材とを具え、ねじ軸とラック部材が互いに噛合して、スレッドモータの回転がピックアップベースの直線往復移動に変換される。
【0003】
ところで、ディスクプレーヤにおいては、光ピックアップを高い精度で往復移動させる必要があるため、往復駆動機構を構成するねじ軸とラック部材の間にバックラッシュのない噛合状態を実現する必要がある。
そこで、例えば図10に示すピックアップ移送装置においては、ピックアップベース(9)にU字状アーム部(92)を有するラック部材(91)の基端部を固定し、ラック部材(91)の先端部には、ねじ軸(94)と噛合すべき一枚歯(93)を突設している。該ラック部材(91)の一枚歯(93)は、U字状アーム部(92)の弾性力により付勢されて、ねじ軸(94)の対応する2つのねじ山(95a)(95b)の間に密に嵌合している。従って、ラック部材(91)とねじ軸(94)の間にバックラッシュは存在しない。
該ピックアップ移送装置においては、スレッドモータによりねじ軸(94)を回転駆動することによって、ピックアップベース(9)が直線上を往復駆動され、途中でねじ軸(94)の回転方向が切り替わった場合でも、ピックアップはスレッドモータの回転角度に応じた距離だけ正確に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示すピックアップ移送装置においては、ラック部材(91)の一枚歯(93)がねじ軸(94)に噛合してピックアップベース(9)の移送が行なわれるので、一枚歯(93)に加わる押圧力が大きく、このために一枚歯(93)が損傷を受ける虞があった。一枚歯(93)の損傷が著しい場合、ラック部材(91)とねじ軸(94)の噛合による動力の伝達は不可能となるため、往復駆動機構の信頼性が低い問題があった。
そこで本発明の目的は、バックラッシュがなく然も信頼性の高い往復駆動機構を具えたピックアップ移送装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るピックアップ移送装置は、ディスクから信号を再生するための光ピックアップ(51)を搭載したピックアップベース(5)と、ピックアップベース(5)をディスク半径方向へ往復移動可能に支持する支持機構と、スレッドモータ(12)の回転を直線往復移動に変換してピックアップベース(5)に伝える往復駆動機構とを具えている。
往復駆動機構は、スレッドモータ(12)によって回転駆動されるねじ軸(4)と、ピックアップベース(5)に取り付けられたラック部材(8)とを具え、ラック部材(8)とねじ軸(4)は、互いに異なるねじピッチを有して噛合している。
【0006】
上記本発明のピックアップ移送装置においては、ラック部材(8)とねじ軸(4)とが互いに異なるねじピッチを有しているので、ラック部材(8)とねじ軸(4)が互いに噛合した状態で、対向する2つの歯面の間に形成されるギャップは、均一とならず、位置によって変化する。そして、軸方向にずれた2つの位置で、ラック部材(8)の歯面とねじ軸(4)の歯面とが同時に接触し、この結果、ラック部材(8)とねじ軸(4)の間の軸方向の相対移動が不能となり、バックラッシュのない噛合状態が得られる。
また、仮にラック部材(8)の1つのねじ山が損傷を受けたとしても、残りのねじ山がねじ軸(4)のねじ山と噛合して、ラック部材(8)とねじ軸(4)の間の正常な噛合状態が維持されることになる。
【0007】
具体的構成において、ラック部材(8)は、第1、第2及び第3の3つのねじ山(85a)(85b)(85c)を有し、両側の第1及び第3のねじ山(85a)(85c)の歯面が、ねじ軸(4)の対応する2つのねじ山(41a)(41d)の歯面と同時に接触している。
これによって、ラック部材(8)とねじ軸(4)は、軸方向の相対移動が不能な状態で互いに噛合することになる。
【0008】
又、具体的構成において、ラック部材(8)は、第1のねじ山(85a)と第2のねじ山(85b)の間隔(ピッチ)P1と、第2のねじ山(85b)と第3のねじ山(85c)の間隔(ピッチ)P2とが、互いに異なっている。
該具体的構成によれば、ラック部材(8)やねじ軸(4)のねじピッチにバラツキがあったとしても、ラック部材(8)の第1〜第3のねじ山(85a)(85b)(85c)の内、少なくとも何れか2つのねじ山の歯面がねじ軸(4)の対応する2つの歯面に噛合することとなって、確実な噛合状態を得ることが出来る。
【0009】
又、具体的構成において、ラック部材(8)は、ピックアップベース(5)上に片持ち支持されたばね板(81)と、該ばね板(81)の自由端に取り付けられた樹脂製のラック片(84)とから構成され、該ラック片(84)に複数のねじ山(85)が一体成型されている。
該具体的構成によれば、ばね板(81)の弾性によって、ラック片(84)が十分な押圧力でねじ軸(4)に押し付けられるので、衝撃力が加わったときにも、ラック部材(8)とねじ軸(4)の噛合状態が維持される。又、樹脂製のラック片(84)がねじ軸(4)と噛合しているので、歯面どうしの摩擦によって金属粉が発生することはない。
【0010】
更に具体的な構成において、ピックアップベース(5)には、連結部材(7)を介して、信号記録のための磁気ヘッドアーム(6)の基端部が連結され、該連結部材(7)には、ラック部材(8)の背面と対向する離脱防止部(71)が形成され、該離脱防止部(71)によって、ラック部材(8)の弾性変形に伴うねじ軸(4)からの離脱が防止される。
該具体的構成によれば、過大な衝撃力を受けてラック部材(8)がねじ軸(4)から離間する方向に弾性変形したとしても、該ラック部材(8)の背面が連結部材(7)の離脱防止部(71)に当接して、その変形量が規制されるので、ラック部材(8)がねじ軸(4)から離脱して噛合位置がずれることはない。
又、従来から装備されている連結部材(7)の一部を離脱防止部(71)として利用しているので、部品点数が増加することはない。
【0011】
【発明の効果】
本発明に係るピックアップ移送装置においては、ねじ軸とラック部材からなる往復駆動機構にバックラッシュがなく、然もラック部材の1つのねじ山が損傷した場合にもねじ軸とラック部材の噛合状態は正常に維持されるので、高い信頼性を得ることが出来る。更に、落下などによって衝撃力が加わった場合にも、ねじ軸とラック部材の噛合が外れることがないので、ピックアップが衝撃を受けることがなく、これによってピックアップの保護を図ることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、光磁気ディスクの記録/再生を行なうディスクプレーヤに本発明を実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明に係るディスクプレーヤは、図1に示す如くベースシャーシ(1)上に、ディスクカートリッジ(3)を装填するためのカートリッジホルダー(2)を昇降可能に配備しており、カートリッジホルダー(2)には、信号記録用の磁気ヘッド(61)を具えた磁気ヘッドアーム(6)と、該磁気ヘッドアーム(6)を昇降駆動するヘッド昇降機構(62)とが配備されている。
【0013】
ベースシャーシ(1)の裏面には、図2に示す如く、信号再生用の光ピックアップ(51)を搭載したピックアップベース(5)が、ガイドシャフト(13)によってディスク半径方向の往復移動を案内されている。又、ベースシャーシ(1)の裏面には、ディスクを回転駆動するためのスピンドルモータ(11)と、ピックアップベースを往復駆動するためのスレッドモータ(12)と、該スレッドモータ(12)の出力軸に連結された金属製のねじ軸(4)とが配備され、該ねじ軸(4)はピックアップベース(5)を遊貫して、その先端部がベースシャーシ(1)上に軸受けされている。
【0014】
ピックアップベース(5)の端部には、コ字状の連結部材(7)の基端部(71)が固定され、該連結部材(7)の先端部に、図1に示す磁気ヘッドアーム(6)の基端部が枢支され、磁気ヘッドアーム(6)の回動が許容されると共に、図示省略するスプリングによって磁気ヘッドアーム(6)が反時計方向に回転付勢されている。
この結果、ピックアップベース(5)と磁気ヘッドアーム(6)とは一体となって、ディスク半径方向に往復移動することになる。
【0015】
ピックアップベース(5)には、図3に示す如く、ねじ軸(4)との対向位置に、窓(52)が開設されと共に、該窓(52)に臨出させてラック部材(8)が固定されている。ラック部材(8)は、L字状のばね板(81)と、該ばね板(81)のアーム部(81b)に固定したラック片(84)とから構成されている。
ラック片(84)はポリアセタール等の樹脂製の一体成型品であって、図4及び図5に示す如くその表面に、第1、第2及び第3の3つのねじ山(85a)(85b)(85c)を有している。該ラック片(84)は、ばね板(81)のアーム部(81b)に形成した切り起こし片(82)(82)によってアーム部(81b)の表面に拘持されている。
【0016】
図4に示す如く、ラック部材(8)を構成するばね板(81)の基端部(81a)には、丸孔(83)と凹部(87)が形成されている。一方、ピックアップベース(5)には、図3の如く、ねじ孔(55)が開設されると共に位置決めピン(53)が突設されている。そして、ばね板(81)の凹部(87)にはピックアップベース(5)の位置決めピン(53)が嵌入すると共に、ばね板(81)の丸孔(83)にはビス(86)が貫通して、該ビス(86)の先端部がピックアップベース(5)のねじ孔(55)に螺合している。
これによって、ラック部材(8)は、図6に示す如くばね板(81)の基端部(81a)がピックアップベース(5)上に固定されて片持ち支持され、ばね板(81)のアーム部(81b)がピックアップベース(5)の窓(52)内を伸び、該アーム部(81b)の表面に固定されたラック片(84)が、下方のねじ軸(4)と噛合している。
【0017】
図7に示す如く、ねじ軸(4)のねじ山(41)は一定のピッチQ=1.00mmで形成されているのに対し、ラック部材(8)のラック片(84)は、第1のねじ山(85a)と第2のねじ山(85b)の間隔(ピッチ)P1が1.01mmが形成されると共に、第2のねじ山(85b)と第3のねじ山(85c)の間隔(ピッチ)P2が1.04mmに形成されている。
この様に、ラック片(84)のねじピッチとねじ軸(4)のねじピッチとが互いに異なっているため、ラック片(84)とねじ軸(4)が噛合した状態で、図示の如く、ラック片(84)の第1のねじ山(85a)の左側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41a)の右側の歯面に接触すると同時に、ラック片(84)の第3のねじ山(85c)の右側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41d)の左側の歯面に接触する。この結果、ラック片(84)とねじ軸(4)とは、互いに軸方向の相対移動が不能な状態、即ちバックラッシュのない状態で噛合することとなる。
【0018】
尚、ラック片(84)は、前述の如くばね板(81)のアーム部(81b)に取り付けられて、該アーム部(81b)の弾性力によって常時ねじ軸(4)に押し付けられているので、多少の衝撃力が加わった場合にも上述のバックラッシュのない噛合状態は維持される。
【0019】
又、ピックアップベース(5)には、図3に示す如く窓(52)を包囲する2つの位置に、ねじ孔(54)(54)が開設され、連結部材(7)に開設された2つの丸孔(73)(73)をビス(72)(72)が貫通して、ピックアップベース(5)のねじ孔(54)(54)に螺合している。これによって、図6の如く連結部材(7)の基端部(71)がピックアップベース(5)に固定され、この状態で、該基端部(71)がピックアップベース(5)の窓(52)を覆い、ばね板(81)の背面に対向することになる。
従って、ばね板(81)の弾性変形量は、連結部材(7)の基端部(71)によって規制される。
【0020】
上記ディスクプレーヤにおいては、スレッドモータ(12)によってねじ軸(4)が回転駆動されると、ラック部材(8)のラック片(84)がねじ推力を受けて、ピックアップベース(5)がねじ軸(4)の長手方向に駆動されることになる。
この過程で、ラック片(84)の第1及び第3のねじ山(85a)(85b)は、ねじ軸(4)のねじ山(41)からの押圧力によって損傷を受ける虞があるが、仮に何れか一方のねじ山(85a)が損傷したとしても、残りの2つのねじ山(85b)(85c)がねじ軸(4)との正常な噛合状態を維持するので、ピックアップベース(5)への動力の伝達に支障は生じない。
【0021】
又、ラック片(84)は樹脂製であるため、金属製のねじ軸(4)との摩擦によって金属粉が発生することはない。
但し、ラック片(84)が樹脂成型品であることによってねじ山の精度がねじ軸(4)に比べて低くなり、ねじピッチにある程度のバラツキが発生することは避けることが出来ないが、この様に場合にも、上述の如く、第1のねじ山(85a)と第2のねじ山(85b)の間隔P1と、第2のねじ山(85b)と第3のねじ山(85c)の間隔P2とを異なる値に設定することによって、ラック片(84)のねじピッチに拘わらず、ラック片(84)とねじ軸(4)の間に常に確実な噛合状態を実現している。
【0022】
例えばラック片(84)のねじピッチが所定の設計値よりも小さくなって、図8の如く、ラック片(84)とねじ軸(4)とが標準状態(図7)よりも深く噛合することとなった場合にも、ラック片(84)の第1のねじ山(85a)の左側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41a)の右側の歯面に接触すると同時に、ラック片(84)の第3のねじ山(85c)の右側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41d)の左側の歯面に接触し、更には、ラック片(84)の第2のねじ山(85b)の左側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41b)の右側の歯面に僅かに接触することとなって、ラック片(84)とねじ軸(4)の間に確実な噛合状態が得られる。
逆にラック片(84)のねじピッチが所定の設計値よりも大きくなって、図9の如く、ラック片(84)とねじ軸(4)とが標準状態(図7)よりも浅く噛合することとなった場合にも、ラック片(84)の第1のねじ山(85a)の左側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41a)の右側の歯面に接触すると同時に、ラック片(84)の第3のねじ山(85c)の右側の歯面が、ねじ軸(4)の対応するねじ山(41d)の左側の歯面に接触して、ラック片(84)とねじ軸(4)の間に確実な噛合状態が得られる。
【0023】
この様に、ラック片(84)のねじピッチに正又は負の値のバラツキがあったとしても、その値の正負に拘わらず、第1〜第3のねじ山(85a)(85b)(85c)の内、少なくとも2つのねじ山の歯面がねじ軸(4)の対応する2つの歯面に噛合することになって、常に確実な噛合状態が得られるのである。
【0024】
又、ラック部材(8)を構成するばね板(81)は、連結部材(7)の基端部(71)によってその弾性変形量が規制されているので、衝撃力の作用によってねじ軸(4)から離間する方向に弾性変形したしても、ラック片(84)がねじ軸(4)から離脱することはなく、ラック片(84)とねじ軸(4)の間の噛合状態が維持される。
ここで、連結部材(7)の基端部(71)が離脱防止機能を発揮するので、離脱防止のために部品点数が増加することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクプレーヤの斜視図である。
【図2】該ディスクプレーヤを裏返した姿勢の斜視図である。
【図3】ねじ軸とラック部材から構成される往復駆動機構の分解斜視図である。
【図4】ラック部材の裏面図である。
【図5】ラック部材の正面図である。
【図6】往復駆動機構の断面図である。
【図7】ラック片とねじ軸の標準の噛合状態を示す拡大断面図である。
【図8】標準よりも深い噛合状態を示す拡大断面図である。
【図9】標準よりも浅い噛合状態を示す拡大断面図である。
【図10】従来の往復駆動機構の一部破断正面図である。
【符号の説明】
(1) ベースシャーシ
(11) スレッドモータ
(2) カートリッジホルダー
(3) ディスクカートリッジ
(4) ねじ軸
(5) ピックアップベース
(6) 磁気ヘッドアーム
(7) 連結部材
(8) ラック部材
(81) ばね板
(84) ラック片

Claims (4)

  1. ディスクから信号を再生するための光ピックアップ(51)を搭載したピックアップベース(5)と、ピックアップベース(5)をディスク半径方向へ往復移動可能に支持する支持機構と、スレッドモータ(12)の回転を直線往復移動に変換してピックアップベース(5)に伝える往復駆動機構とを具えたピックアップ移送装置において、前記往復駆動機構は、スレッドモータ(12)によって回転駆動されるねじ軸(4)と、ピックアップベース(5)に取り付けられたラック部材(8)とを具え、ねじ軸(4)とラック部材(8)とが互いに噛合しており、ラック部材 ( ) は、第1、第2及び第3の3つのねじ山 (85a)(85b)(85c) を有し、第1のねじ山 (85a) と第2のねじ山 (85b) の間隔P1と、第2のねじ山 (85b) と第3のねじ山 (85c) の間隔P2とが、互いに異なっており、ねじ軸 ( ) のねじ山のピッチQは、前記ラック部材 ( ) の第1のねじ山 (85a) と第2のねじ山 (85b) の間隔P1と異なると共に、前記ラック部材 ( ) の第2のねじ山 (85b) と第3のねじ山 (85c) の間隔P2と異なっていることを特徴とするピックアップ移送装置。
  2. ラック部材(8)は、第1、第2及び第3の3つのねじ山(85a)(85b)(85c)の内、両側の第1及び第3のねじ山(85a)(85c)の歯面が、ねじ軸(4)の対応する2つのねじ山(41a)(41d)の歯面と同時に接触している請求項1に記載のピックアップ移送装置。
  3. ラック部材(8)は、ピックアップベース(5)上に片持ち支持されたばね板(81)と、該ばね板(81)の自由端に取り付けられた樹脂製のラック片(84)とから構成され、該ラック片(84)に複数のねじ山(85)が一体成型されている請求項1又は請求項2に記載のピックアップ移送装置。
  4. ディスクから信号を再生するための光ピックアップ (51) を搭載したピックアップベース ( ) と、ピックアップベース ( ) をディスク半径方向へ往復移動可能に支持する支持機構と、スレッドモータ (12) の回転を直線往復移動に変換してピックアップベース ( ) に伝える往復駆動機構とを具えたピックアップ移送装置において、前記往復駆動機構は、スレッドモータ (12) によって回転駆動されるねじ軸 ( ) と、ピックアップベース ( ) に取り付けられたラック部材 ( ) とを具え、ラック部材 ( ) とねじ軸 ( ) は、互いに異なるねじピッチを有して噛合しており、ピックアップベース(5)には、連結部材(7)を介して、信号記録のための磁気ヘッドアーム(6)の基端部が連結され、該連結部材(7)には、ラック部材(8)の背面と対向する離脱防止部(71)が形成され、該離脱防止部(71)によって、ラック部材(8)の弾性変形に伴うねじ軸(4)からの離脱が防止されることを特徴とするピックアップ移送装置。
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