JP2004152433A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクをドライブするディスク装置の静電気を放電するためのアースプレートの取り付けに関連する付帯作業を簡素化するとともにベゼルの組み立てに伴う処理費用を削減し、ディスク装置の汎用性を向上する。
【解決手段】記録媒体を装填したディスクトレイ1をシャーシケース10内で前進後退させてロード/アンロードするようにしたディスク装置において、ベゼル8部分に発生した静電気を放電するためのアースプレート9を、ディスクトレイ1側であって該ディスクトレイ1の前端面の要所を覆蔽するようにして装着する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体として普及しているCD(Compact Disc)あるいはDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクをドライブするディスク装置に関するもので、外因により発生した静電気から装置内部の電子部品などの保護を目的とする構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)などの機器本体には光ディスクをドライブするディスク装置が内蔵され、一体化されており、光ディスクへの情報の記録再生が行われる(例えば、特許文献1参照)。図18は、このようなディスク装置を内蔵したノート型パソコンの外観を示すもので、通常、この場合のディスク装置は、スイッチ操作あるいはパソコン本体からの指令によりディスクトレイ101がポップアウトし、さらにパソコンの使用者がディスクトレイ101を引き出し、光ディスクDを装填するようにしている。
【0003】
図19は、特にノート型パソコンに多く採用されているディスク装置の外観を示すもので、同図に示すごとくディスクトレイ101の中央に、直下に配したスピンドルモータの駆動軸に固定されたターンテーブル102が配置され、このターンテーブル102に一体構成されたクランプ機構102aで光ディスクDの中心孔をクランプし、回転力を伝達するようにしている。また、光ピックアップを主体に構成したヘッドユニット103は、ディスクトレイ101に形成されたスリット101a内を半径方向に移動し、光ディスクDに対し情報の記録再生を行うようにしている。そして、このように構成されているディスクトレイ101は、ガイドレール104に支持されてシャーシケース105内に収まるように構成されている。
【0004】
図20は、ディスクトレイ101の前面に対するベゼル106の取付構造を示すもので、ベゼル106の背面には静電気を放電するためのアースプレート107が固定されており、ディスクトレイ101がロードされたとき、このアースプレート107の開放端部107aがシャーシケース105の開口部105aに当接し、放電路が形成されるようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特願2002−97122号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ベゼルは、ディスク装置のフロントフェイスを飾るもので、通常、パソコンに合わせたデザインのものが使用されることになる。このような事情から多くの場合、供給者はディスク装置単体の完成品を、ベゼルが装着されていない状態で納品し、このディスク装置を受け入れたパソコン製造者などが独自のベゼルを製作し、ディスクトレイの前端面に固定するようにしている。しかしながら、従来はベゼルにアースプレートを熱カシメ処理などにより一体化しているため、その処理費用などがコストダウンの妨げとなっていた。
【0007】
そこで本発明は、ディスク装置における上記のような付帯処理を極力簡素化できるようにすることを目的とするもので、ベゼルの組み立てに伴う処理費用を低く抑えることが可能となるようにし、ディスク装置の汎用性を高めるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、記録媒体を装填したディスクトレイをシャーシケース内で前進後退させてロード/アンロードするようにしたディスク装置において、ベゼル部分に発生した静電気を放電するためのアースプレートを、ディスクトレイ側であって該ディスクトレイの前端面の要所を覆蔽するようにして装着し、上記課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。なお、本発明は、薄型化を実現するディスク装置に実施しても好適であるが、既存のディスク装置に広く実施可能であり、実施の対象が限定されるものではない。また、本発明の実施の対象であるディスク装置の理解を容易とするため、全体の構成の概要を含め、以下に説明する。
【0010】
図1乃至図2は、本発明を実施したディスク装置の外観を示す斜視図であり、同図において符号1は合成樹脂により一体成形されたディスクトレイであり、中央に位置するターンテーブル2は、ディスクトレイ1内に内蔵された図4に示すスピンドルモータ3の駆動軸に固定され、このターンテーブル2に一体構成されたクランプ機構2aで光ディスクがクランプされ、回転する。また、光ピックアップを主体に構成したヘッドユニット4は、ディスクトレイ1に形成されたスリット1a内を半径方向に移動し、光ディスクに対し情報の記録再生を行う。そして、このように構成されたディスクトレイ1は、ガイドレール5に支持されてシャーシケース10に収まるように構成されている。
【0011】
前記ディスクトレイ1の奥部側の端部には、シャーシケース10に配設したプリント基板7の電子部品との当接を回避するための切欠部1bが形成されており、この切欠部1bは必要に応じ、シール材6により封止される。かかる構成は、ディスクトレイを薄く構成する場合に有効な手段でありディスクトレイ1の肉厚相当を薄くすることができる。
【0012】
つぎに、前記ディスクトレイ1は前端の一方の側部に後述するスライダー機構Cを収容するサイドアーム1cが一体に形成されており、さらにディスクトレイ1の前端面には、図3に示すごとくベゼル8がその舌片8aをディスクトレイ1の挿入孔1dへ差し込むようにして取り付けられる。なお、符号8bはディスクトレイ1内のイジェクト/ロック機構の非常時におけるロック状態を強制解除(エマージェンシーイジェクト)するため、操作ピンを挿入するための通孔であり、符号8cはインジケータ表示窓、符号8dはディスクトレイ1をアンロードするための操作ボタンである。
【0013】
そして、ディスクトレイ1の前端面にはアースプレート9がその爪片9aによりディスクトレイ1の係止突起1jに取り付けられおり、ディスクトレイ1がロードされたとき、その開放端部9bがシャーシケース10の開口部に当接し、放電路が形成されるようにしている。このアースプレート9の機能は、前記したようなディスクトレイ1の強制解除時、あるいはアンロードのため操作ボタンに指先が接触するとき、人体の静電気による影響を防止するため、この静電気を放電路へ流し、電気部品などの破損を防止するようにしたものである。
【0014】
つぎに、アルミニウム、マグネシウムなどの軽金属で成型されるシャーシケース10は、図2に示すごとくベースシャーシ11とカバーシャーシ12からなり、ベースシャーシ11の開口をカバーシャーシ12で覆い、ネジ止めされる。そして、ベースシャーシ11の両側端には、合成樹脂製の保持レール13が固定され、この保持レール13内に金属製のガイドレール5が遊動状態で前進後退可能に支持されている。さらに、前記ガイドレール5は、ディスクトレイ1の両側端に形成された凸条1dを遊動状態で前進後退可能に支持している。したがって、ディスクトレイ1がシャーシケース10に完全に収まったとき、このシャーシケース10によりディスクトレイ1の磁気ならびに静電気に対するシールドがなされ、前記アースプレート9の開放端部9bがシャーシケース10の開口部に当接し、放電路が形成される。なお、本願実施例の構成によれば、アースプレート9をディスクトレイ1の前端面に固定してあるので、ベゼル8を装着していない状態においてもディスクトレイ1内の電気部品に対する静電気の影響を防止することができる。
【0015】
図5は、前記構成、即ち、ディスクトレイ1の移送機構となる保持レール13、ガイドレール5およびディスクトレイ1の凸条1eの組立状態を示す拡大断面図であり、同図に示すように本発明のガイドレール5の外表面には梨地調の微細凹凸5aが形成されている。これは、保持レール13とガイドレール5との摺接抵抗を低減するための処理であり、ディスクトレイ1の前進後退がより滑らかとなる操作感が得られるようにするためのものである。
【0016】
このような処理は、従来のディスク装置には施されていないのであるが、ディスク装置の薄型化および情報の高密度化に伴い、特に保持レール13とガイドレール5とのクリアランスがきわめて微小となる。これは、振動などが情報の記録再生に影響しないようにするために重要であり、クリアランスは必要最小限とする設計となる。このような条件のもとに保持レール13とガイドレール5が構成されると摺接壁面の接触率が高くなり、ディスクトレイ1の操作に抵抗感が生じ円滑なものとすることができない。そこで、前述したようにガイドレール5に微細凹凸5aを形成することにより摺接抵抗を低減してディスクトレイ1の円滑な操作感を維持できるようにした。
【0017】
この微細凹凸はガイドレール5の内外両面、あるいは、保持レール13、ディスクトレイ1の凸条1dに形成するようにしてもよく、要するに、微細凹凸の形成された摺接面とこれに対して接する摺接面を平滑面となるようにすればよい。なお、図5において、符号14は短絡部材であり、保持レール13が絶縁体であるため、ガイドレール5とベースシャーシ11とを電気的に導通するためのものである。同図に示す実施例の場合は、金属製の鋼球を保持レールの窓孔13aに装填するようにしているが、綱球に代えて板バネ、コイルスプリング、導電性繊維なども採用し得る。
【0018】
つぎに、本発明のディスク装置におけるディスクトレイ1の内部の構成の概要を図4にもとづいて説明する。同図は、ボトムカバー15を取り除いた状態を示すもので、中央に光ディスクを回転駆動するスピンドルモータ3、ヘッドユニット4、およびこのヘッドユニット4を光ディスクの半径方向に往復動させるスレッドモータ16およびギアユニット17を主体に構成した駆動機構Aが配設されている。また、ディスクトレイ1の前端角隅部にはイジェクト/ロック機構Bが配設され、サイドアーム1c内にはスライダー機構Cが配設されている。
【0019】
前記ヘッドユニット4は、その両端がガイドシャフト18に遊設されており、このヘッドユニット4に固定したティース部材19のティース19bがスクリューシャフト20のガイド溝20aに案内されて移動し、往復動するようにしている。図6は、かかる構成の要部を拡大して示したもので、ガイドシャフト18に遊設されたヘッドユニット4にティース部材19および支持部材21の主体が同時にネジ22により固定されている。
【0020】
前記ティース部材19は、図7に示すごとく主体の端部の垂下片19aにスクリューシャフト20のガイド溝20aに噛合するティース19bが形成され、中央に窓孔19cが形成されている。さらに、この窓孔19cの左右に窓孔19dが形成され、この窓孔19dの奥部に脚柱19eが垂下した状態で一体に成形されている。一方、支持部材21には主体の端部に前記ティース部材19の垂下片19aの迫り上がりを阻止するための支持片21bと、前記垂下片19aを背面から付勢しつつ支持する押圧片21aが形成されている。
【0021】
したがって、ティース部材19および支持部材21をヘッドユニット4へ一体に固定すると、図8に示すようにティース部材19の垂下片19aは支持部材21の支持片21bで押さえられた状態で押圧片21aにより前方へ付勢される。これにより、垂下片19aのティース19bのスクリューシャフト20のガイド溝20aへの噛合が確実なものとなり、垂下片19aの迫り上がりを防止することができる。一方、スクリューシャフト20により垂下片19aを押し下げる力が働き、同図の仮想線に示すように垂下片19aが変位すると、この垂下片19aに脚柱19eも押し下げられてガイドシャフト18に当接し、この位置で垂下片19aの変位が制限されることになる。
【0022】
このようにティース部材19に支持部材21を組み合わせて固定したことにより、垂下片19aのティース19bがスクリューシャフト20のガイド溝20aから脱落するのを完全に防止することができ、ヘッドユニット4の光ディスクへのアクセスの高速化に対応することが可能となる。即ち、光ディスクの記録密度の向上に伴い、ヘッドユニット4の往復動の頻度が高くなり、しかも高速化しているため、これに伴ってスクリューシャフト20の回転速度も高くなる。
【0023】
このような情況では、垂下片19aのティース19bにスクリューシャフト20のガイド溝20aから急激な駆動力が加わることになり、その瞬間、上方または下方に向かう分力が発生してに垂下片19aが迫り上がりまたは押し下げられ、ティース19bとガイド溝20aの噛合状態が浅くなり、脱落の危険が大きくなる。そして、このような現象はスクリューシャフト20のガイド溝20aの終端で特に顕著に現れ、ティース19bがガイド溝20aから脱落する確率が高いものであったが、上記構成を採用することにより完全にこれを防止することができた。
【0024】
つぎに、前記スクリューシャフト20を回転駆動するためのギアユニット17の構成を説明する。従来、かかる部分のギアユニットの構成は、各ギアのギアシャフトをギアフレームに形成した軸受穴に挿入する手作業によりなされていた。しかしながら、このような作業による場合、通常、合成樹脂で成形されている歯列を損傷する確率が高く、ギアユニットに損傷したギアが存在すると、いわゆるシーク音が大きくなるという問題があった。
【0025】
そこで、本発明のディスク装置では、図9に示すような構成を採用するに至った。同図に示す構成では、ギアユニット17は3個の単体ギアG1・G2・G3の組み合わせからなるもので、ギアG1はスレッドモータ16の出力軸に固定されている。一方、前記スレッドモータ16の回転力の伝達対象となるスクリューシャフト20にはギアG2が固定されており、そのシャフトがギアフレームに形成した軸受穴に挿入されている。かかる状態においてギアG3のギアシャフトをギアフレーム23に形成した軸受溝24へ落とし込むことにより無理なくギアG3を装填することができる。
【0026】
即ち、従来、ギアG3の装填は軸受穴へギアシャフトを挿入するようにしていたため、装填時のギアの水平性を保つことができず、歯列を損傷していたのであるが、上記構成による場合は、ギアG3の水平性を保ちながら装填でき、しかもギアG1・G2はギアG3の装填に伴って従動して回転するので、互いの歯列に過大な負荷がかからず、これによりギアユニット17の組立時の損傷の危険を回避することができるのである。
【0027】
上記ギアユニット17の構成による場合は、ギアG3のギアシャフトは軸受溝24に遊嵌状態となるため、その脱落を防止すべく、覆板25を装着するようにしている。この覆板25は、図9に反転状態で示すように一端にネジ通孔25aが形成され、他端の2カ所に係止爪25bが形成されている。この覆板25の一端をネジ26によりギアフレーム23に固定したとき、他端の一方の係止爪25bはギアフレーム23に形成した窓孔23aに係合し、他方の係止爪25bは係止段部23bに係合する。そして、前記各係止爪25bが前記窓孔23aおよび係止段部23bに係合したとき、係止爪25bのアンダーカット部の角隅部に形成した傾斜面がギアフレーム23の係合位置の頂稜部に図9の吹出図に示すように当接する。これにより、覆板25が遊動することなく確実に固定することができることから、スレッドモータ16、ギアユニット17からの振動が伝搬しても、覆板25が励振されて騒音を発生するようなことはない。
【0028】
つぎに、本発明のディスク装置で採用するイジェクト/ロック機構Bの構成ならびに動作態様を説明する。このイジェクト/ロック機構Bは、ディスクトレイ1がシャーシケース10内にロードされた状態を固定し、またはこの固定状態を解除してディスクトレイ1をアンロード可能となるようにするためのもので、図10に示すように自己保持型ソレノイド27、解除レバー28、ロックレバー29、復帰レバー30を組み合わせて構成されている。
【0029】
前記自己保持型ソレノイド27は、一対のヨーク27a・27bの先端が励磁コイル27c・27dの後端からほぼ中位まで挿入され固定されている。そして、前記ヨーク27a・27bの端部には永久磁石27eが装着されており、これにより馬蹄形の磁気回路が形成されている。一方、励磁コイル27c・27dの先端には磁性体である可動片27fが前進後退可能に挿入されている。
【0030】
このため、定常状態では、前記永久磁石27eにより形成された磁気回路の磁力により前記可動片27fは吸引されている状態で保持されている。そして、励磁コイル27c・27dの端子から永久磁石により発生している磁場とは逆の磁場が発生するように直流電流を印加することにより、前記永久磁石27eにより発生している磁場が打ち消され、可動片27fの拘束が解除される。この可動片27fは解除レバー28に固定されたピン28aに連結されているため、可動片27fの前進後退に同期して解除レバー28も水平方向に往復動することになる。なお、自己保持型ソレノイド27はディスクトレイ1にネジ止めにより固定されている。
【0031】
つぎに、解除レバー28は常時、同図上で左方向に付勢されるように引張コイルバネ31が掛け止めされているが、そのバネ力は前記自己保持型ソレノイド27の永久磁石27eによる磁力の拘束力より弱いものであることが条件となる。
【0032】
符号29は常時、同図上で反時計回り方向に微弱なバネ力で付勢されているロックレバーであり、シャーシケース10内に固定されているロックピン32と係合し、ディスクトレイ1のロード状態を維持する機能を備える。このような機能を果たすロックレバーは、通常、合成樹脂で一体成形したものが多く採用されている。ところが、ディスク装置全体の薄型化に伴い、このロックレバーも薄肉としなければならないのであるが、合成樹脂の一体成形によるロックレバーでは剛性の低下が問題であり、動作頻度が高いことからも十分な耐久性を具えるものとしなければならない。
【0033】
そこで本発明では、図11に示すように樹脂主体29aが鋼板型材29bを内包するインサート成形により構成するようにした。同図からも明らかなように、鋼板型材29bは先端部にインサートされ、最も剛性が要求される部分が補強される。そして、鋼板型材29bの端部を合成樹脂部分より露呈させ、ロックピン32との摺接抵抗が低くなるようにしている。一方、ロックレバー29の後端部には起動端29cおよび強制解除のための傾斜面(被駆動面)29dが形成されている。
【0034】
ところで、この強制解除とは、図12に示すごとくディスクトレイ1がロードされ、ロックピン32がロックレバー29のアングル部29eに係合している状態において、例えば、システムの異常などによりディスクトレイ1をアンロードできなくなる障害の発生に対応しようとするものである。このような障害が発生した場合は、同図に示すようにベゼル8の通孔8bから適宜の操作ピンPを差し込み、その先端をロックレバー29の傾斜面29dに沿って滑らせつつ押し込むことにより、同図上で時計回り方向にロックレバー29を回転させ、ロックピン32との係合を解除してディスクトレイ1を引き出すことが可能となる。
【0035】
なお、前記ロックレバー29の傾斜面29dは、合成樹脂で成形される部分であるため、傾斜曲面あるいは図11に示すように段階的な角度θ1・θ2を付与した傾斜面など任意に形成することができ、操作ピンPによる操作感覚が最もよい状態の傾斜面を任意に形成することができる。また、図12に示すように、ロックレバー29の傾斜面29dに対応する位置においてボトムカバー15に切り欠き15aを形成したので操作ピンPの沈み込みが可能となり、ボトムカバー15の肉厚相当の薄型化が可能となるとともに、前記切り欠き15aが操作ピンPのガイド溝となるため、強制解除時の操作ピンPの先端の遊動を抑えることができ、操作性を向上することができる。
【0036】
つぎに、復帰レバー30はその起動端30aが復帰ピン32に押圧されて起動するようにしたもので、作用端30bにより解除レバー28を作動して自己保持型ソレノイド27を定常状態に復帰させるようにしたものである。なお、この復帰レバー30は引張コイルバネ34により原位置(図10(B)参照)への復帰が可能となるようにしている。
【0037】
ところで、前記復帰ピン32は金属素材を円柱状に形成し、その端部をベースシャーシにカシメ処理して固定しているのが従来の一般的構成であった。ところが、素材が金属であることと断面形状が円柱状であることから、復帰レバー30との摺接抵抗が大きく、ディスクトレイ1を指先でロードしたとき、いわゆるクリックショックが発生し、操作感を減退するものであった。
【0038】
そこで、本発明では、復帰ピン32を摺接抵抗が小さくなる合成樹脂で成形することとし、図13に示すように保持レール13から延設した状態で一体に成形するようにした。これにより、復帰ピン32を任意の断面形状に形成することが可能となり、例えば、実施例に示すように接触面にテーパ32aを形成し、摺接抵抗を低減してクリックショックを低減することができた。また、合成樹脂による保持レール13との一体成形により前記テーパ面32aの方向性を一定に保つことが可能となるので、製品の品質が不安定となることがない。なお、この復帰ピン32を保持レール13と一体に成形することにより、この復帰ピン32を別途製作することなく、また、ベースシャーシ11への固定作業も不要となることから、この部分の加工コストを低減することができる。同図において、符号33はロックピンであり、ベースシャーシ11にカシメ処理により固定されている。そして、復帰ピン32より全長を短くして復帰レバー30の起動端30aと接触しないようにしている。
【0039】
なお、図13において、符号35はディスクトレイ1のポップアウト機構であり、スライド部材36に引張コイルバネ37が張設されている。これにより、ディスクトレイ1が同図上で左方向へ前進すると、ディスクトレイ1の後端部が前記スライド部材36の端部36aと当接し、さらにディスクトレイ1が前進して定位置でロックされると、引張コイルバネ37が延伸してバネ力が蓄圧された状態となる。したがって、ディスクトレイ1がイジェクトされてロックが解除されると、この引張コイルバネ37に蓄圧されているバネ力が瞬間に開放されることにより、ディスクトレイ1を押し出し、ポップアウトする。
【0040】
つぎに、上記構成のイジェクト/ロック機構Bの動作態様は、まず、ロードされるディスクトレイ1が前進し、図10(A)に示すように復帰レバー30の起動端30aに復帰ピン32が当接し、復帰レバー30が反時計回り方向に回転すると、作用端30bが解除レバー28の先端部に当接し、この解除レバー28を右方向へ平行移動させる。これに伴い、引張コイルバネ31を延伸するとともに、自己保持型ソレノイド27の可動片27fが励磁コイル27c・27d内に押し込まれ、永久磁石27eによる磁力に吸引されて保持される。
【0041】
そして、ディスクトレイ1がさらに前進すると、ロックピン33がロックレバー29の頂部斜面を押圧しつつ進入し、図10(B)に示すようにロックピン33とロックレバー29のアングル部29eが係合してディスクトレイ1のロックを完了する。
【0042】
一方、ディスクトレイ1をアンロードするため、前記ロック状態の解除、即ち、イジェクトを行う場合は、図10(B)の状態において、自己保持型ソレノイド27の励磁コイル27c・27dに直流電流を印加し、これにより生じた磁界により永久磁石27eにより形成されている磁界が打ち消され、可動片27fの拘束が解除されることから引張コイルバネ31に蓄圧されていたバネ力が開放され、解除レバー28が左方向へ平行移動し、この解除レバー28の下端部がロックレバー29の起動端29cに当接してこのロックレバー29を時計回り方向に回転させる。したがって、この時点でロックピン33とロックレバー29のアングル部29eとの係合が解除され、前述したポップアウト機構35の引張コイルバネ37の働きによりディスクトレイ1がポップアウトする。
【0043】
つぎに、ディスクトレイ1をロードし、シャーシケース10内にロックした状態において、このディスクトレイ1の静止安定性を向上するための構成を説明する。ディスクトレイ1は前述したようにシャーシケース10内を前進後退するのであるが、これを許容するため、その支持機構には僅かながらもクリアランスが必要となる。ところが、このクリアランスはディスクトレイ1の振動を許容するものともなり、衝撃が加わった場合の読み取りエラー、書き込みエラーの原因となるものであった。
【0044】
また、ディスク装置が薄型となるほど、クランプ機構2aとカバーシャーシ12の内壁面との距離が接近し、互いに接触する危険性が大きくなる。このような状態において何らかの外因によりディスク装置の稼働中にクランプ機構2aがカバーシャーシ12の内壁面に接触すると、光ディスクの回転速度は急速に低下して読み取りエラー、書き込みエラーなどの障害を発生することとなるため、特にディスク装置の薄型化、高記録密度化において解決しなければならない重要な課題であった。
【0045】
そこで、本発明では、ディスクトレイ1がロックされたとき、常時、ディスクトレイ1に静止圧が発生するようにしており、かかる構成について以下に説明する。図1乃至図3においては、ディスクトレイ1の要所の内部にローラ38・39を配設し、その転動面の一部をディスクトレイ1の表面に露呈させるようにした。かかる構成は図14に示すごとく、窓孔1fの両側に軸受ブロック1gを形成し、前後に支持板40を掛け止めするためのアングル1hおよび位置決めボス1iが形成されている。したがって、ローラ38・39のローラシャフトを軸受ブロック1gに配置し、支持板40をアングル1hに掛け止めすると、図15に示すごとくローラ38・39がディスクトレイ1の裏面に回転可能に取り付けられた状態となる。
【0046】
図16は、このようにして配設されたローラ38・39のシャシケース10内の状態を拡大して示したもので、ディスクトレイ1の表面に露出したローラ38・39の転動面がカバーシャシ12の内壁面に接触する。このとき、ローラシャフトを支持している支持板40が板バネの機能を果たし、ローラ38・39をカバーシャーシ12に押し付けることになる。したがって、前記ローラ38・39の停止位置においてカバーシャーシ12が反作用点となる機能を果たし、ディスクトレイ1に静止圧が発生することになる。
【0047】
上記ローラ38・39を採用する構成は、ディスクトレイ1の片側の側部の構造的に比較的余裕のある部分に実施を可能とするものであるが、基準的外形となっているディスク装置において対応する側部には、上記のようなローラによる構成を採用することができない。しかしながら、ディスクトレイ1の静止安定性をより確実なものとするためには、ディスクトレイ1の両側部で静止圧が発生することが望ましいため、本発明では、サイドアームに内蔵するスライダー機構を改良し、かかる問題を解決するようにした。
【0048】
図12において、サイドアーム1c内に内蔵されたスライダー機構Cは、一端が軸支され、捻りコイルバネ42により同図上で時計回り方向に付勢され、先端部41aが揺動するようにしたスライダー41により構成されている。そして、スライダー41の先端部41aの側面には上方から下方に向かう下り勾配の傾斜面41bが形成されている。一方、前記スライダー41の先端部41aが摺接するベースシャーシ11の側壁11aならびにカバーシャーシ12の側壁12aは、前記先端部41aの傾斜面41bの傾斜角度と一致する角度に形成されている。
【0049】
このように構成されていることにより、ディスクトレイ1をシャーシケース10内に収めると、図17に示すようにスライダー41の先端部41aはベースシャーシ11の側壁11aに互いの傾斜面で摺接する。このような状態になると、スライダー41は捻りコイルバネ42で外方向へ付勢(P1)されているので本来の機能であるディスクトレイ1の水平方向の安定状態を保つことができるとともに、前記傾斜面の摺接により下方向への分力(P2)が発生し、これが静止圧となってディスクトレイ1の平面方向の安定状態が保たれる。
【0050】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のディスクトレイの構成によれば、アースプレートを予め、ディスクトレイの前端面に装着してディスク装置を完成するようにしたので、このディスク装置の供給を受けた者は、アースプレートを一体化する処理を省くことができので、ベゼルの製作ならびにこのベゼルの取付作業が簡素なものとなり、コストの上昇を防ぐことができるとともに、汎用性の高いディスク装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクトレイのアンロード状態のディスク装置の斜視図である。
【図2】カバーシャーシ取り外した状態のディスク装置の斜視図である。
【図3】ディスクトレイの構成を示す斜視図である。
【図4】ディスクトレイの内部の構成を示す平面図である。
【図5】ディスクトレイの支持構造の断面図である。
【図6】ヘッドユニットの移送機構のティース部分の斜視図である。
【図7】ヘッドユニットのティース部材ならびに支持部材の斜視図である。
【図8】ヘッドユニットのティース部分の組立状態の断面図である。
【図9】駆動機構におけるギアユニットの組立状態を説明する斜視図である。
【図10】イジェクト/ロック機構の構成ならびに動作態様の説明図である。
【図11】イジェクト/ロック機構のロックレバーの斜視図である。
【図12】イジェクト/ロック機構およびサイドアーム部分の説明図である。
【図13】ロックピンの構成を説明するための斜視図である。
【図14】静止圧を発生させるためのローラ構造の分解斜視図である。
【図15】静止圧を発生させるためのローラ構造の組立斜視図である。
【図16】ローラ構造が機能している状態を示す断面図である。
【図17】サイドアームの構造および機能を説明するための断面図である。
【図18】一般的なノート型パソコンの外観を示す斜視図である。
【図19】従来のディスク装置の外観を示す斜視図である。
【図20】従来のディスク装置の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
A・・・・・・駆動機構
B・・・・・・イジェクト/ロック機構
C・・・・・・スライダー機構
1・・・・・・ディスクトレイ
1a・・・・・スリット
1b・・・・・切欠部
1c・・・・・サイドアーム
1d・・・・・挿入孔
1e・・・・・凸条
1f・・・・・窓孔
1g・・・・・軸受ブロック
1h・・・・・アングル
1i・・・・・位置決めボス
1j・・・・・係止突起
2・・・・・・ターンテーブル
3・・・・・・スピンドルモータ
4・・・・・・ヘッドユニット
5・・・・・・ガイドレール
5a・・・・・微細凹凸
6・・・・・・シール材
7・・・・・・プリント基板
8・・・・・・ベゼル
8b・・・・・通孔
9・・・・・・アースプレート
10・・・・・シャーシケース
11・・・・・ベースシャーシ
12・・・・・カバーシャーシ
13・・・・・保持レール
14・・・・・短絡部材
15・・・・・ボトムカバー
16・・・・・スレッドモータ
17・・・・・ギアユニット
18・・・・・ガイドシフト
19・・・・・ティース部材
19b・・・・ティース
20・・・・・スクリューシャフト
20a・・・・ガイド溝
21・・・・・支持部材
23・・・・・ギアフレーム
24・・・・・軸受溝
25・・・・・覆板
27・・・・・自己保持型ソレノイド
28・・・・・解除レバー
29・・・・・ロックレバー
29a・・・・樹脂主体
29b・・・・鋼板型材
29d・・・・傾斜面
29e・・・・アングル部
30・・・・・復帰レバー
32・・・・・復帰ピン
33・・・・・ロックピン
35・・・・・ポップアウト機構
38・・・・・ローラ
39・・・・・ローラ
40・・・・・支持板
41・・・・・スライダー
41b・・・・傾斜面
42・・・・・捻りコイルバネ

Claims (1)

  1. 記録媒体を装填したディスクトレイをシャーシケース内で前進後退させてロード/アンロードするようにしたディスク装置において、
    ベゼル部分に発生した静電気を放電するためのアースプレートを、ディスクトレイ側であって該ディスクトレイの前端面の要所を覆蔽するようにして装着したことを特徴とするディスク装置。
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