JP4059378B2 - 帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被帯電体に対向配置される帯電部材を具備し、該帯電部材に電圧を印加して被帯電体を帯電する帯電装置であって、該帯電部材は、基体と、該基体に対して固定された抵抗層とを有していると共に、被帯電体に当接する少なくとも2つのスペーサ部を有し、該スペーサ部の間の抵抗層部分が微小ギャップをあけて被帯電体表面に対向して位置する帯電装置と、該帯電電装置を有するプロセスカートリッジと、当該帯電装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記形式の帯電装置によって被帯電体を帯電することは従来より公知であり、かかる帯電装置は各種の機械、装置に採用することができる。例えば、像担持体を帯電した後、その表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像を現像装置によって可視像化する画像形成装置において、像担持体を上記形式の帯電装置によって帯電することができる。また、像担持体から記録媒体に可視像を転写した後、その記録媒体を像担持体から分離するため、当該記録媒体を上記形式の帯電装置によって帯電することもできる。
【0003】
この帯電装置は、オゾンや窒素酸化物の発生を抑えることができると共に、スペーサ部の間の帯電部材部分が被帯電体の表面から微小ギャップをあけて被帯電体表面に対向しているので、この帯電部材部分にトナーや紙粉などの異物が付着し難い。このため、長期に亘って帯電装置の初期機能を維持することが可能であり、しかも被帯電体から離間した帯電部材部分の成分が被帯電体表面に付着する欠点を防止することも可能である。
【0004】
帯電部材のスペーサ部は、そのスペーサ部の間の帯電部材部分を被帯電体から離間させる働きをなすものであるが、従来は、帯電部材の抵抗層表面に巻き付けられて接着されたフィルム材によってスペーサ部が構成されていた(例えば特開2001−194868号公報参照)。ところが、接着剤によって帯電部材の抵抗層表面に接着されたフィルム材は、これに加えられる外的要因に対して脆弱である点に問題があった。例えば、不注意によってフィルム材の端部が何らかの物に引っ掛かると、そのフィルム材が抵抗層に対してずれ動いたり、剥がれてしまうおそれがある。また、フィルム材と抵抗層表面との貼着面に、油分、水分、ごみ、トナーなどの異物が侵入してフィルム材が剥がれやすくなるおそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の欠点を効果的に低減できる帯電装置と、その帯電装置を有するプロセスカートリッジと、該帯電装置を有する画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の帯電装置において、前記抵抗層に埋設されたギャップ保持部材と、該ギャップ保持部材を覆う抵抗層部分とによって前記スペーサ部が構成されていることを特徴とする帯電装置を提案する(請求項1)。
【0007】
その際、前記ギャップ保持部材は、チューブ状に形成された収縮性部材より成り、該ギャップ保持部材の収縮力によって当該ギャップ保持部材が前記基体に対して固定されていると有利である(請求項2)。
【0008】
また、上記請求項1又は2に記載の帯電装置において、前記ギャップ保持部材と前記基体との間に接着剤が介在していると有利である(請求項3)。
【0009】
さらに、上記請求項1に記載の帯電装置において、前記ギャップ保持部材は、前記基体の表面に施されたコーティング層より成ると有利である(請求項4)。
【0012】
また、上記請求項2又は3に記載の帯電装置において、前記ギャップ保持部材は、熱を加えることにより収縮する収縮性部材より成ると有利である(請求項5)。
【0013】
さらに、上記請求項2又は3に記載の帯電装置において、前記ギャップ保持部材は、弾性により収縮する収縮性部材より成ると有利である(請求項6)。
【0014】
また、上記請求項1、2、3、4、5又は6に記載の帯電装置において、前記抵抗層は、前記基体を覆った収縮性チューブより成ると有利である(請求項7)。
【0015】
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の帯電装置と、該帯電装置により帯電される像担持体を少なくとも有していることを特徴とするプロセスカートリッジを提案する(請求項8)。
【0016】
また、本発明は、上記目的を達成するため、請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の帯電装置と、該帯電装置により帯電される像担持体とを具備することを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項9)。
【0017】
その際、前記像担持体が、ベース部材と、該ベース部材に支持された潜像保持層を有し、前記スペーサ部が前記潜像保持層の表面に当接するように構成されていると有利である(請求項10)。
【0018】
また、上記請求項10に記載の画像形成装置において、前記スペーサ部が、像担持体表面の移動方向に対して直交する向きにおける画像形成領域の各外側の像担持体部分に当接するように構成されていると有利である(請求項11)。
【0019】
さらに、上記請求項10又は11に記載の画像形成装置において、前記スペーサ部は、像担持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置の現像剤が接触する現像領域内の像担持体部分に当接するように構成されていると有利である(請求項12)。
【0020】
また、上記請求項10、11又は12に記載の画像形成装置において、前記スペーサ部は、可視像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置が清掃を行うクリーニング領域内の像担持体部分に当接するように構成されていると有利である(請求項13)。
【0021】
さらに、上記請求項9に記載の画像形成装置において、前記像担持体が、ベース部材と、該ベース部材に支持された潜像保持層とを有し、前記スペーサ部が、前記潜像保持層の各外側のベース部材表面に当接するように構成されていると有利である(請求項14)。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0023】
図1は帯電装置を有する画像形成装置の一例を示す概略図であり、ここに示した画像形成装置は、読み取り部1と、その下方に位置する作像部2と、さらにその下方に位置する給紙部3とを有しており、必要に応じて、この給紙部3の下にさらに別の給紙部を増設することもできる。図1に示した画像形成装置は、複写機として構成されている。
【0024】
読み取り部1は、図示していない原稿が載置されるコンタクトガラス4と、その下方に配置された光源5及び第1ミラー6を有する第1スキャナ7と、第2及び第3ミラー8,9を有する第2スキャナ10と、結像レンズ11と、CCD12とを有している。第1及び第2スキャナ7,10は、そのホームポジションから図1における右方に移動し、このとき光源5からの光によってコンタクトガラス4上の原稿が照明され、その反射光が第1乃至第3ミラー6,8,9で反射して結像レンズ11を通り、CCD12に原稿画像が結像され、これが画像信号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理される。
【0025】
一方、作像部2には、ドラム状の感光体として構成された像担持体13が設けられ、この像担持体上に次のようにして可視像が形成される。
【0026】
像担持体13は図1における反時計方向に回転駆動され、このときその像担持体13が、後に詳しく説明する帯電装置14によって所定の極性に帯電される。帯電された像担持体13の表面には、露光装置の一例であるレーザ書き込みユニット15から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、これによって像担持体13に静電潜像が形成される。前述のように画像処理された信号に基づいて、レーザ書き込みユニット15のレーザダイオード(図示せず)が発光し、そのレーザ光により像担持体13に静電潜像が形成されるのである。レーザダイオードからの光信号は、ポリゴンミラーやレンズを介して像担持体13の表面に至る。レーザ光が照射された像担持体表面部は、その電位の絶対値が低下し、ここが静電潜像(画像部)となり、レーザ光が照射されずに電位の絶対値が高く保たれた部分が地肌部となる。
【0027】
上記静電潜像は、これが現像装置16を通るとき、トナー像として可視像化される。図1に示した現像装置16は、回転駆動される現像ローラ17を有し、その周面に担持された乾式現像剤Dによって静電潜像が可視像化される。
【0028】
本例の像担持体13は、図2に示すようにドラム状に形成された導電性のベース部材20と、その外周面に固定された潜像保持層21を有し、その潜像保持層21が帯電装置14により帯電されて静電潜像が形成される。潜像保持層21は、例えば、感光層、又は感光層とその表面に積層された保護層などから構成される。複数のローラに巻き掛けられて回転駆動される無端ベルト状の像担持体を用いることもでき、この場合には、無端ベルトより成るベース部材上に、例えば感光層より成る潜像保持層が固定される。
【0029】
一方、給紙部3は、例えば転写紙より成る記録媒体Pを収容する給紙カセット18と、最上位の記録媒体Pを送り出す給紙ローラ19を有し、この給紙ローラ19の回転により送り出された記録媒体Pは、レジストローラ対22に搬送され、そのレジストローラ対22の回転によって所定のタイミングで像担持体13と転写装置23との間に送り込まれる。このとき、その転写装置23の作用により、像担持体上の可視像が記録媒体P上に転写される。可視像転写後に像担持体表面に残留するトナーは、クリーニング装置24のクリーニング部材25によって除去され、像担持体表面が清掃される。
【0030】
可視像が転写された記録媒体は、さらに上方に搬送されて定着装置26を通り、このとき記録媒体上の可視像が熱と圧力の作用によって記録媒体上に定着される。定着装置26を通過した記録媒体は、読み取り部1と作像部2の間に形成された排紙部27に排出される。
【0031】
図1に示した画像形成装置においては、像担持体13と、帯電装置14と、現像装置16と、クリーニング装置24とが一体的に組み付けられたプロセスカートリッジ28として構成されているが、これらの要素以外の要素を加えてプロセスカートリッジを構成してもよいし、これらの要素のうちの一部の要素だけでプロセスカートリッジを構成することもできる。プロセスカートリッジは、少なくとも、帯電装置と、その帯電装置により帯電される像担持体とを具備するものである。かかるプロセスカートリッジ28が画像形成装置本体に着脱可能に装着されている。
【0032】
帯電装置14は、図1及び図2に示すように、被帯電体(この例では像担持体13)に対向配置された帯電部材29を有している。この帯電部材は適宜な形態に構成できるものであるが、図示した各例においては、円柱状の帯電ローラにより構成されている。かかる帯電部材29は、図2及び図3に示すように、円柱状に形成された導電性の基体30と、その基体30の外周面を覆い、かつその外周面に固定された抵抗層31とを有していると共に、被帯電体(この例では像担持体13)に当接するスペーサ部32を有している。帯電部材が、導電性の基体と、該基体に対して固定された抵抗層を有しているのである。
【0033】
抵抗層31の厚さはほぼ一定となっていて、その厚さは適宜な大きさ、例えば60μm程度に設定することができる。また、スペーサ部32は少なくとも2つ設けられるものであるが、図示した例では帯電部材29に2つのスペーサ部32が設けられている。スペーサ部32の外周面は円環状となっていて、その外径は、他の抵抗層部分の円環状の外周面の外径よりも大きくなっている。かかるスペーサ部32が像担持体13に当接することにより、スペーサ部32の間の抵抗層部分が微小ギャップGをあけて被帯電体表面、すなわち像担持体13の表面に対向して位置する。この微小ギャップG、すなわちスペーサ部32間の抵抗層部分と像担持体13との間の最接近部における両者間の間隙は、例えば100μm以下、好ましくは80μm以下に設定される。
【0034】
図示した例では導電性の基体30が帯電ローラの芯軸を構成しており、その基体30の長手方向各端部は、軸受33を介して、図示していない支持体に回転自在に支持されていると共に、加圧手段の一例である圧縮スプリング34によって加圧され、これにより両スペーサ部32が像担持体表面に圧接し、帯電部材29が画像形成動作時に図1に矢印で示す方向に回転する。その際、この帯電部材29を図示していない駆動装置により回転駆動するように構成してもよいが、像担持体13の回転に伴い、両者間に作用する摩擦力によって帯電部材29を連れ回りさせることが好ましい。このようにすれば、帯電部材29用の特別な駆動装置を設ける必要がなく、画像形成装置のコストを低減できる。しかも、像担持体13と、帯電部材29のスペーサ部外周面とに傷が付き難くなり、これらの長寿命化を達成できる。なお、図1及び図3には、軸受33と圧縮スプリング34の図示は省略してある(図6においても同じ)。
【0035】
帯電部材29の基体30は、図示していない電源に電気的に接続され、画像形成動作時にその電源がONされることにより、導電性の基体30に電圧が供給される。これにより、帯電部材29と像担持体13との間の空隙に放電が生ぜしめられ、像担持体、より正確にはその潜像保持層21が所定の電位に帯電される。帯電部材を回転させずに静止させ、かかる帯電部材に電圧を印加して像担持体を帯電するように構成することもできる。このように、帯電部材29に電圧を印加して被帯電体(図の例では像担持体13)を帯電するのである。スペーサ部32を少なくとも2つ設けることにより、微小ギャップGを帯電部材29の長手方向に亘って一定に保つことが可能となり、これによって像担持体を均一に帯電することができる。
【0036】
基体30は、その全体をほぼ同電位にする必要があるため、その体積抵抗率が、抵抗層31の体積抵抗率よりも2桁以上低いことが好ましく、またその自重や圧縮スプリング34から受ける外力によって大きく撓むことのない剛性を有していることが好ましい。具体的には、基体30の体積抵抗率は、10Ωcm以下、特に10Ωcm以下、特に好ましくは10Ωcm以下に設定される。かかる要求を満たす材料としては、ステンレス鋼などの金属が挙げられるが、ポリカーボネートなどの高剛性の樹脂材料にカーボンやイオン系の導電付与材を分散したものや、表面に導電皮膜処理を施したものから基体30を構成することもできる。基体30も適宜な大きさに構成することができ、例えば、その外径が8乃至20mm程度に設定される。
【0037】
また、図2及び図3に示すように帯電部材29の基体30を中空状に形成することもできる。図2及び図3の例では基体30が円筒状に形成されている。このように帯電部材29の内部を中空に形成すれば、その全体を軽量化することができる。
【0038】
抵抗層31は、帯電部材29の抵抗を調整する抵抗調整層としての用をなすものであり、例えばNBRやEPDMなどのゴム、ポリカーボネートやポリアミドなどの樹脂より成るベース材料にカーボンやイオン系の導電付与材を分散したものから構成することができる。またポリアセチレンやポリピロールなどの導電性高分子によって抵抗層31を構成することもできる。かかる抵抗層31の体積抵抗率は、例えば10〜1013Ωcm、好ましくは10〜10Ωcmに設定される。この体積抵抗率が高くなりすぎると、放電が不充分となり、像担持体を充分に帯電させることができず、逆にこの体積抵抗率が低くなりすぎると、像担持体の潜像保持層21にピンホールなどの欠陥があった場合、放電電流がピンホールに集中して異常放電を生じるおそれがある。
【0039】
帯電部材29に印加する電圧は、直流電圧のみ、又は直流電圧に交流電圧を重畳した電圧のいずれであってもよいが、後者の重畳した電圧を印加すると、像担持体13を均一に帯電する効果が高められ、直流電圧のみを印加すると、重畳電圧を印加した場合に比べてオゾンや窒素酸化物の発生量をより効果的に抑えることができる。
【0040】
また、図示した例では、抵抗層31が、抵抗調整層としての用をなす1つの層により構成されているが、複数の層によって抵抗層を構成することもできる。例えば、図示した抵抗層31の外周面に、適宜な厚さ、例えば10μm程度の薄い表層を積層し、これらによって抵抗層を構成してもよい。表層は、帯電部材の表面がトナーなどによって汚されることを防止するものであり、従ってその表層は離型性の高い材料により構成される。表層の体積抵抗率も上述の抵抗層31と同程度に設定することができる。
【0041】
ここで、先にも説明したように、従来の帯電部材は、その抵抗層の外周面にフィルム材を接着することによりスペーサ部を構成していたが、かかるスペーサ部は、これに加えられる外的要因に対して脆弱であるという欠点を有していた。そこで、本例の帯電部材29においては、図2及び図3に示すように、その抵抗層31に一定厚さのギャップ保持部材35が埋設されている。このギャップ保持部材35は、円柱状の基体30のまわりにその全周に亘って装着されている。かかるギャップ保持部材35が設けられた帯電部材部分は、そのギャップ保持部材35の厚さ分だけ、両スペーサ部32の間の抵抗層部分よりも外方に環状に突出しており、その突出部によってスペーサ部32が形成されている。スペーサ部32を構成する突出部の突出量に相当する大きさの微小ギャップGが形成される。このように、抵抗層に埋設されたギャップ保持部材と、そのギャップ保持部材を覆う抵抗層部分とによってスペーサ部が構成されているのである。ギャップ保持部材35の長さL1は適宜な大きさにすることができ、例えば5〜15mm程度、好ましくは10mm程度とすることができる。
【0042】
上述のように、抵抗層31に埋設されたギャップ保持部材35によりスペーサ部32が形成されているので、従来のように、スペーサ部を構成するフィルム材と抵抗層表面との間に異物が侵入して、そのスペーサ部が剥がれやすくなったり、スペーサ部に加えられた外力によってそのスペーサ部がずれ動いたり剥がれる欠点を大幅に軽減でき、その取り扱いが容易となる。しかも、長期に亘って微小ギャップを高精度に維持することが可能である。
【0043】
円柱状に形成された基体30の外周面全周にテープやフィルムを巻き付けて接着することによりギャップ保持部材35を構成することもできるが、チューブ状に形成された収縮性部材より成るギャップ保持部材を、基体30のまわりに被せ、そのギャップ保持部材の収縮力によって当該ギャップ保持部材を基体30に対して固定すると有利である。
【0044】
より具体的に示すと、熱を加えることにより収縮するチューブ状の収縮性部材を基体30のまわりに被せる。このときの収縮性部材の内径は、基体30の外径よりも大きい。次いで、その収縮性部材を加熱して、その径を縮小させ、これを基体30の外周面に強く密着させ、該収縮性部材を基体30に固定する。かかる収縮性部材によってギャップ保持部材35を構成するのである。このような熱収縮性のチューブは、押し出し成形法、或いは引き抜き成形法などによって製作することができる。
【0045】
或いは、弾性により収縮するチューブ状の収縮性部材、例えばゴムチューブを基体30のまわりに被せる。この収縮性部材の自然状態(外力が加えられていない状態)の内径は基体30の外径よりも小さい。かかる収縮性部材に外力を加えてその径を拡げ、当該収縮性部材を基体30のまわりに被せ、次いでその収縮性部材に加えていた外力を解除し、その収縮性部材の弾性によって当該収縮性部材を基体30の外周面に強く密着させて固定する。かかる収縮性部材によってギャップ保持部材を構成するのである。
【0046】
上述のように、ギャップ保持部材35を、チューブ状に形成された収縮性部材により構成すると、接着剤を用いずとも、そのギャップ保持部材35を基体30に固定することができ、簡単かつ低コストでギャップ保持部材35を基体30に装着することができる。さらには、そのギャップ保持部材35を切断し、或いは押し拡げることにより、当該ギャップ保持部材35を基体30から取り外すこともできるため、帯電部材29をリサイクル処理しやすくなる利点も得られる。
【0047】
上述の如き収縮性部材より成るギャップ保持部材35を用いた場合も、そのギャップ保持部材35と基体30の外周面との間に接着剤を介在させ、その接着剤の接着力によってもギャップ保持部材35を基体30に固定するように構成することもできる。このようにすれば、ギャップ保持部材35と基体30との固定をより一層確実なものにでき、長期に亘ってギャップ保持部材35が基体30に対してずれ動くことを阻止することができる。
【0048】
また、基体30の外周面に樹脂などをスプレー法又はディピング法によって塗布し、これを硬化させてギャップ保持部材35を構成することもできる。ギャップ保持部材を、基体の表面に施したコーティング層により構成するのである。かかる構成によれば、極く簡単にギャップ保持部材35を形成できると共に、そのギャップ保持部材35の厚さの精度を高めることができ、これによって微小ギャップGの大きさを、例えば1000分の1mm程度の精度で制御することが可能となる。
【0049】
次に、図1に示した画像形成装置(複写機)を用いて行った実験結果を説明する。ナイロン製の熱収縮性ギャップ保持部材を基体に熱収縮させて固定した図2及び図3に示したタイプの帯電部材と、抵抗層の外周面にフィルム材より成るギャップ保持部材を接着した帯電部材をそれぞれ10本用意した。前者の帯電部材を実施例タイプの帯電部材、後者の帯電部材を従来タイプの帯電部材ということにする。これらの帯電部材の基体は、ステンレス鋼製で、直径10mm、長さ340mmである。このような実施例タイプの帯電部材と従来タイプの帯電部材をそれぞれ図1に示した画像形成装置に組み付けて画像形成動作を行った。その際、各帯電部材への印加電圧は、直流電圧(−600V)に交流電圧(ピーク間電圧1500V、1kHz)を重畳した電圧とした。通紙枚数は20,000枚である。
【0050】
その結果、従来タイプの帯電部材を用いた画像形成装置に場合には、20,000枚の通紙を終了した時点で、10本中4本の帯電部材のギャップ保持部材にずれが発生し、出力された画像の画質は市場機に反映できるレベルではなかった。これに対し、実施例タイプの帯電部材を用いた画像形成装置の場合には、その全ての帯電部材のギャップ保持部材にずれは発生せず、良好な出力画像を得ることができた。
【0051】
次に、図5及び図6は帯電装置の他の例を示し、ここに例示した帯電装置14の帯電部材29も、基体30と抵抗層31を有していると共に、像担持体13より成る被帯電体に当接するスペーサ部132を有し、その両スペーサ部132の間の抵抗層部分が微小ギャップGをあけて被帯電体表面に対向して位置している。かかる帯電部材29に電圧を印加して被帯電体を帯電することができる。この場合も、スペーサ部132は少なくとも2つ設けられるものであるが、図5には2つのスペーサ部132が設けられた例を示している。
【0052】
図5及び図6に示した帯電部材29においては、そのスペーサ部が抵抗層に埋設されたギャップ保持部材により構成されるのではなく、抵抗層31の表面にチューブ状に形成された収縮性のギャップ保持部材135が装着され、そのギャップ保持部材135の収縮力によって当該ギャップ保持部材135が抵抗層に対して固定され、該ギャップ保持部材135によってスペーサ部132が構成されている。
【0053】
より具体的に示すと、図2及び図3に示した例のギャップ保持部材35の場合と同様に、熱を加えることにより収縮する均一厚さのチューブ状の収縮性部材を、その内径が抵抗層31の外径よりも大きくなるように製作し、その収縮性部材を抵抗層31のまわりに被せ、該収縮性部材に熱を加えてその径を縮小させる。これによりその収縮性部材がその抵抗層31の外周面に強く密着して固定される。かかる収縮性部材によって一定厚さのギャップ保持部材135を構成するのである。
【0054】
或いは、弾性により収縮するチューブ状の均一厚さの収縮性部材、例えばゴムチューブを用意する。この収縮性部材の自然状態での内径は、抵抗層31の外径よりも小さい。かかる収縮性部材の径を拡げてこれを抵抗層31のまわりに被せ、次いでその収縮性部材に加えていた外力を解除し、これを抵抗層31の外周面に密着させる。かかる収縮性部材によって一定厚さのギャップ保持部材135を構成するのである。
【0055】
上述したギャップ保持部材135も、それ自体の収縮力によって抵抗層31の外周面に密着して固定されるので、従来の接着タイプのフィルム材より成るスペーサ部のように剥がれやすくなったり、スペーサ部に加えられた外力によって、そのスペーサ部がずれ動き、或いは剥がれてしまう不具合を効果的に抑制でき、長期に亘って所定の微小ギャップGを維持することができる。図5及び図6に示した帯電部材29のギャップ保持部材135の長さL1も適宜な大きさ、例えば5〜15mm程度とすることができる。
【0056】
また、図5及び図6に示したギャップ保持部材135の場合も、これを接着剤なしで抵抗層31の表面に固定できるが、このギャップ保持部材135と抵抗層との間に接着剤を介在させ、ギャップ保持部材135の収縮力と接着剤とによってギャップ保持部材135を抵抗層表面に固定してスペーサ部132を構成することもできる。このようにすると、より一層強固にギャップ保持部材135を抵抗層31の外周面に固定でき、ギャップ保持部材135が抵抗層表面に対してずれ動く不具合を長期に亘って阻止でき、帯電部材の寿命を伸ばすことができる。
【0057】
ギャップ保持部材135を、接着剤を用いることなく、或いは剥離性の良い接着剤を用いて抵抗層31の外周面に固定した場合には、そのギャップ保持部材135を抵抗層31から容易に剥がすことができるので、何らかの原因でギャップ保持部材135に不良が生じた場合には、そのギャップ保持部材135だけを容易に交換することができ、無駄なコストの発生を最小限にすることができる。
【0058】
図5に示したギャップ保持部材135は像担持体13に接触するので、そのギャップ保持部材135が絶縁性を有していることが好ましい。また、ギャップ保持部材135を低摩擦材料によって構成することが有利である。例えば、ベース材料に低摩擦材料を含む材料によりそのギャップ保持部材135を構成する。このようにすれば、ギャップ保持部材135の周面に汚れが付き難くなり、帯電部材29を長期間使用してもそのギャップ保持部材135の厚さが増加することを防止できるので、微小ギャップGを長期に亘って一定に保つことができ、像担持体上に高品質な画像を形成することができる。また、長期使用によってギャップ保持部材135にトナーや紙粉などの汚れが付着しても、その汚れを容易に除去できるので、帯電部材を何度もリサイクル使用することが可能となる。
【0059】
上述の如きギャップ保持部材135の材料として、熱収縮性を持たせたPFAを使用することが好ましい。PFAは分子自体が低摩擦材料であり、しかも成形容易な材料であるため、ギャップ保持部材135に汚れが付き難く、しかもギャップ保持部材135を構成するチューブの厚さを容易に均一化でき、微小ギャップGを長期に亘って正しく維持することができる。
【0060】
図5及び図6に示した帯電装置の他の構成は、図1乃至図3に関連して先に説明した帯電装置の構成と変わりはなく、図2及び図3に示した帯電装置と同様に画像形成装置に組み付けられて使用される。図5及び図6に示した帯電部材29も円柱状をなし、その帯電部材29が像担持体13の回転に連れ回りして回転するように構成することによって、像担持体13に当接するギャップ保持部材135の摩耗を抑え、その寿命を伸ばす効果が得られる。また、図5及び図6に示した帯電装置14の場合も、当該帯電装置14と、その帯電装置により帯電される像担持体を少なくとも有しているプロセスカートリッジを構成できるが、このプロセスカートリッジも低コストで、寿命の長いものにすることができる。
【0061】
以上説明したいずれの帯電部材29の場合も、その製造時に抵抗層31を各種の方法で基体30に固定することができる。例えば、樹脂などの材料を基体30の表面に成形し、又は塗布することにより抵抗層31を形成することができる。そのほか、熱により収縮するチューブ、又はゴムチューブなどの弾性により収縮するチューブを基体30のまわりに被せ、その収縮するチューブに熱を加えるか、又はこれに加えていた外力を解除することにより、当該収縮性チューブを基体30のまわりに固定し、該チューブによって抵抗層31を構成することもできる。このように抵抗層が、基体を覆った収縮性チューブより成るように帯電部材を構成すると、厚さが均一な抵抗層を有する帯電部材を容易に製造することができる。しかも、図2及び図3に示した帯電部材29の場合には、抵抗層31の収縮力によって、ギャップ保持部材35を基体30に強く押し付けることができるので、ギャップ保持部材35をより一層強固に基体30に固定することが可能となる。
【0062】
また、図2、図3、図5及び図6に示した抵抗層31を、その収縮力で基体30に固定する場合も、その基体30と抵抗層31との間に接着剤を介在させると、両者をより一層強固に固定でき、抵抗層31が基体30に対してずれ動くことをより確実に防止することができる。
【0063】
ところで、図2及び図5に示した例では、像担持体13が導電性のベース部材20と、そのベース部材20に支持された潜像保持層21とを有し、帯電部材29のスペーサ部32,132が潜像保持層21の表面に当接している。このようにすれば、潜像保持層21の厚さがいかなるときも、微小ギャップGを帯電部材29の長手方向に亘って均一化することができ、像担持体の帯電むらを防止することができる。
【0064】
さらに、図2及び図5における符号W1は、像担持体に画像が形成される領域、すなわち画像形成領域を示しており、符号W2は、図1に示した現像装置16の現像ローラ17上に担持された現像剤Dが像担持体表面に接触する領域(これを現像領域という)を示し、符号W3は図1に示したクリーニング装置24のクリーニング部材25が像担持体表面を清掃する領域(これをクリーニング領域という)を示している(図4及び図7においても同じ)。
【0065】
ここで、図2及び図5に示した帯電部材29のスペーサ部32,132は、前述のように、潜像保持層21の表面に当接していると共に、像担持体13に対して次のように当接している。
▲1▼スペーサ部32,132は、像担持体13の表面の移動方向に対して直交する向きにおける画像形成領域W1の各外側の像担持体部分に当接している。
▲2▼スペーサ部32,132は、像担持体13に形成された静電潜像を可視像化する現像装置16の現像剤Dが接触する現像領域W2内の像担持体部分に当接している。
▲3▼スペーサ部32,132は、可視像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置24が清掃を行うクリーニング領域W3内の像担持体部分に当接している。
【0066】
各スペーサ部32,132を上述の▲1▼のように配置すれば、そのスペーサ部32,132が画像形成領域W1に当接することはないので、画像形成領域W1を均一に帯電することができ、高品質な画像を形成できる。また、図5に示した例では、ギャップ保持部材135より成るスペーサ部132が潜像保持層21に当接しているが、そのギャップ保持部材135が画像形成領域W1よりも外側の潜像保持層部分に当接しているので、像担持体上に形成された画像に、ギャップ保持部材135の抵抗値などの影響が現われず、このため、そのギャップ保持部材135の材料の選択幅を広げることができる。
【0067】
さらに、各スペーサ部32,132が上述の▲2▼のように位置していると、潜像保持層21が現像剤との接触によって経時的に摩耗しても、各スペーサ部32,132は、その摩耗した分だけ追従して潜像保持層21に当接するので、微小ギャップGがほとんど変化することはなく、常に高品質な画像を形成することができる。
【0068】
また、各スペーサ部32,132が上述の▲3▼のように位置していると、潜像保持層21がクリーニング装置24のクリーニング部材25との摩擦によって経時的に摩耗しても、各スペーサ部32,132は、その摩耗した分だけ追従して潜像保持層21に当接するので、微小ギャップGがほとんど変化することはなく、常に高品質な画像を形成することができる。
【0069】
図2及び図5に示した例では、各スペーサ部32,132が潜像保持層21の表面に当接しているので、そのスペーサ部との摩擦により潜像保持層21が摩耗せず、又はその摩耗量が極く少量に留められる場合には問題ないが、潜像保持層21が摩耗しやすい材料から成るときは、その摩耗によって微小ギャップGが経時的に大きく変化する。従って、このような場合には、像担持体表面の移動方向に対して直交する向きにおける潜像保持層の各外側のベース部材表面にスペーサ部を当接させることが望ましい。
【0070】
図4は、図2に示した帯電部材29と実質的に同一の構成の帯電部材29の各スペーサ部32を、潜像保持層21の各外側のベース部材表面に当接させた例を示し、図7は、図5に示した帯電部材29と実質的に同一の構成の帯電部材の各スペーサ部132を、潜像保持層21の各外側のベース部材表面に当接させた例を示している。
【0071】
像担持体のベース部材は、一般に耐摩耗性に優れた材料より成り、ドラム状の像担持体13のベース部材20は、通常、金属より成り、金属素管とも称せられている。スペーサ部32,132を、このような耐摩耗性に優れたベース部材20に当接させれば、そのベース部材20はほとんど摩耗することはないので、微小ギャップGが経時的に変化することを効果的に抑えることができる。
【0072】
像担持体が無端ベルトより成るときは、その像担持体を巻き掛けたローラに当接する像担持体部分のベース部材上にスペーサ部を当接させることにより、上述したところと同様の効果を奏することができる。
【0073】
図7に示したように、ギャップ保持部材135より成るスペーサ部132を導電性のベース部材20に当接させた場合、帯電部材29に供給された電流が、そのギャップ保持部材135を通してベース部材20に集中的に流れることを阻止するため、そのギャップ保持部材135の抵抗値を特に高くする必要があり、その抵抗値を、暗中での潜像保持層21の抵抗値よりも大きく設定することが望ましい。
【0074】
上述のように、像担持体が、ベース部材と、該ベース部材に支持された潜像保持層とを有し、スペーサ部が、潜像保持層の各外側のベース部材表面に当接するように構成することによっても、微小ギャップの経時的な変化を小さく留めることが可能となる。
【0075】
本発明は、複写機より成る画像形成装置に限らず、プリンタ、ファクシミリ、或いは複写機、プリンタ及びファクシミリの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置にも適用でき、さらに画像形成装置以外の帯電装置にも広く適用できるものである。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、スペーサ部が、これに加えられる外的要因による影響を受け難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例を示す概略断面図である。
【図2】図1に示した帯電部材の縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿って帯電部材を切断した拡大断面図である。
【図4】帯電部材のスペーサ部が像担持体のベース部材に当接している例を示す、図2と同様の図である。
【図5】帯電部材の他の例を示す、図2と同様の図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿って帯電部材を切断した拡大断面図である。
【図7】帯電部材のスペーサ部が像担持体のベース部材に当接している例を示す、図2と同様の図である。
【符号の説明】
13 像担持体
14 帯電装置
16 現像装置
20 ベース部材
21 潜像保持層
24 クリーニング装置
28 プロセスカートリッジ
29 帯電部材
30 基体
31 抵抗層
32 スペーサ部
35 ギャップ保持部材
D 現像剤
G 微小ギャップ
W1 画像形成領域
W2 現像領域
W3 クリーニング領域

Claims (14)

  1. 被帯電体に対向配置される帯電部材を具備し、該帯電部材に電圧を印加して被帯電体を帯電する帯電装置であって、該帯電部材は、基体と、該基体に対して固定された抵抗層とを有していると共に、被帯電体に当接する少なくとも2つのスペーサ部を有し、該スペーサ部の間の抵抗層部分が微小ギャップをあけて被帯電体表面に対向して位置する帯電装置において、
    前記抵抗層に埋設されたギャップ保持部材と、該ギャップ保持部材を覆う抵抗層部分とによって前記スペーサ部が構成されていることを特徴とする帯電装置。
  2. 前記ギャップ保持部材は、チューブ状に形成された収縮性部材より成り、該ギャップ保持部材の収縮力によって当該ギャップ保持部材が前記基体に対して固定されている請求項1に記載の帯電装置。
  3. 前記ギャップ保持部材と前記基体との間に接着剤が介在する請求項1又は2に記載の帯電装置。
  4. 前記ギャップ保持部材は、前記基体の表面に施されたコーティング層より成る請求項1に記載の帯電装置。
  5. 前記ギャップ保持部材は、熱を加えることにより収縮する収縮性部材より成る請求項2又は3に記載の帯電装置。
  6. 前記ギャップ保持部材は、弾性により収縮する収縮性部材より成る請求項2又は3に記載の帯電装置。
  7. 前記抵抗層は、前記基体を覆った収縮性チューブより成る請求項1、2、3、4、5又は6に記載の帯電装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の帯電装置と、該帯電装置により帯電される像担持体を少なくとも有していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の帯電装置と、該帯電装置により帯電される像担持体とを具備することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記像担持体が、ベース部材と、該ベース部材に支持された潜像保持層を有し、前記スペーサ部が前記潜像保持層の表面に当接する請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記スペーサ部が、像担持体表面の移動方向に対して直交する向きにおける画像形成領域の各外側の像担持体部分に当接する請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記スペーサ部は、像担持体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置の現像剤が接触する現像領域内の像担持体部分に当接する請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記スペーサ部は、可視像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置が清掃を行うクリーニング領域内の像担持体部分に当接する請求項10、11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 前記像担持体が、ベース部材と、該ベース部材に支持された潜像保持層とを有し、前記スペーサ部が、前記潜像保持層の各外側のベース部材表面に当接する請求項9に記載の画像形成装置。
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