JP4059311B2 - ロック機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、2点間の間隔を任意の間隔で保持拘束するロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、リクライニング可能な車椅子等に使用されるロック機構として、ガスシリンダーが広く用いられている。このガスシリンダーは例えば腰受フレームの後端部に回動自在に枢着される背もたれフレームに一端部を取り付け、他端部を車体フレームに枢着されている。このように構成し、レバー操作によってガスシリンダーの長さを変更することによって背もたれフレームをリクライニングさせ、その状態を保持するものである。
【0003】
しかしながら、ガスシリンダーは比較的高価であり、安価なリクライニング可能な車椅子等を提供することが困難であった。
【0004】
また、ガスシリンダーはガス反力が発生するため、一方側の操作については操作力を軽減することができるが、ガス反力に抗して操作する場合には余計な操作力を必要とするといった問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、2点間の間隔を任意の間隔で保持拘束可能なロック装置を安価に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対のロック部材を一方が開閉自在となるよう枢着し、該ロック部材の対向する夫々の面に設けたロック孔内にスライド軸を挿通するとともに、該ロック部材間にはロック部材を開く方向に付勢する弾性体を取り付け、該ロック部材が開いた状態でロック孔とスライド軸との摩擦力によりスライド軸の前後摺動を保持拘束可能とするとともに、強制的に該ロック部材を閉じる解除手段を設けることにより前記スライド軸を前記ロック部材に対して摺動自在とすることにより前記ロック部材に設けた取付部と前記スライド軸の端部に設けた取付部の2点間の間隔を任意の間隔で保持拘束可能となるよう構成したことを特徴とする。
【0007】
請求項1の発明によれば、弾性体の弾発力により常時開放する方向に付勢された一対のロック部材がロック孔に挿通されるスライド軸を保持拘束する構成であり,さらに適宜ロック部材を弾性体に抗して閉塞させる解除機構を設けたものであるので、構成部品が少なく安価に提供することができる。また、ロック部材の枢着部とスライド軸端部の間隔を狭くする場合でも広くする場合でも操作力が一定であるので楽に操作できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。第1図〜第2図は本実施形態に係るロック機構1の説明図である。このロック機構1は主としてスライド軸2と、開閉自在に構成された一対のロック部材3,3からなる。
まず、前記ロック部材3はプレートを屈曲して平面視において略コ字状に構成したもので、背面には前記スライド軸が嵌通されるロック孔3a及び、ロック解除用のワイヤ取付孔3bが穿たれるとともに、両側の支持部にはブラケット等への取付用の空孔部3c、3cが設けられている。なお、前記ロック孔3aはスライド軸2の断面より僅かに大きな形状としている。
このロック部材3,3を互いに対向させ、ピン4により枢支している。そして、夫々のロック部材3,3のロック孔3a,3aには前記スライド軸2を嵌通させている。そして、夫々のロック部材3,3間には弾性体、本実施形態ではスプリング5を配し、該スプリング5の弾発力によって該ロック部材3,3がピン4を回動中心として開くよう構成している。なお、本実施形態においては、前記スプリング5に上記スライド軸2を嵌通させ,スプリング5のずれ止めを兼ねた構成としている。
なお、本実施形態においてはスライド軸の断面形状が円形のものを使用しているが、矩形状のものを用いても何ら問題は無い。
【0009】
このような構成のロック部材3,3及びスライド軸2にあっては、スプリング5の弾発力によってロック部材3,3が開き、ロック孔3a,3aがスライド軸2の軸心に対し傾斜した状態でスライド軸2に接触し、前後方向何れの向きの負荷に対してもスライド軸2の摺動を拘束した状態とすることができる(第2図参照)。
【0010】
そして、このロック状態を解除する手段として、一方のロック部材3に設けたワイヤ取付孔3bにアウターチューブ6を螺着し、他方のロック部材3に設けたワイヤ取付孔3bにワイヤー7を挿通し、止め具8でワイヤー7を固定する。このワイヤー7の他端部には操作レバー9が設けられており、レバー操作によってロック部材3,3がスプリング5に抗して狭くなり、ロック孔3a,3a内をスライド軸2が摺動自在となる構成である(第1図参照)。
なお、ワイヤー7にカラー10を挿通し、ロック部材3,3に設けたロック孔3a,3aが平行面に位置する状態よりも狭くならないよう構成すると、レバー操作によりワイヤー7を引き込みすぎた場合に生じるロック状態を防止することができ、より使い易くなる。
【0011】
上記ロック機構1をリクライニング可能な車椅子Kに設けた場合について第3図〜第5図を参照して説明する。
第3図は本発明に係るロック機構1を取り付けたリクライニング可能な車椅子Kの要部側断面図を示している。このリクライニング可能な車椅子Kは車体フレーム11を備えている。この車体フレーム11の前下部には左右一対の旋回自在なキャスター12,12が軸着されており、後下部には左右一対の転動自在な後輪13,13が取付けられている。該車体フレーム11の上部かつ前後方向中間部には腰受フレーム14が揺動自在に枢着されている。さらに該腰受フレーム14後端部には背もたれフレーム15が上下回動自在に枢着される。なお、該背もたれフレーム15は、下端部を車体フレーム11に枢着し上端部が前後回動自在に構成したリンクフレーム16の上端部に枢着されており、さらに背もたれフレーム15と腰受フレーム14の枢着部よりも下方位置にあるブラケット15aと車体フレーム11に固着のブラケット11aを上記ロック機構1にて連結している。詳述すると、スライド軸2端部に固着の軸受2aをブラケット15aに枢着し、ロック部材3,3をピン4によりブラケット11aに枢着している。また、前記腰受フレーム14前端部には脚受フレーム17が上下回動自在に枢着され、該脚受フレーム17に固着のブラケット17aと車体フレーム11に固着のブラケット11b間にロック機構1が配されている。18は腰部シートであり、19は背部シートであり、20はステップである。さらに、2bは抜け止め用のカラーであり、スライド軸2に止着されている。
【0012】
このように構成されたリクライニング可能な車椅子Kは、背もたれフレーム15上部に止着されたレバー9の操作により、ワイヤー7を引くと第1図に示すようにロック部材3,3がスプリング5に抗して狭くなり、スライド軸2が摺動可能な状態となる。この状態のまま、背もたれフレーム15を後方に傾倒させるとスライド軸2がロック部材3,3のロック孔3a,3a内を摺動し、ピン4と軸受2a間の間隔を短くした状態で前記レバー9から手を放すとロック部材3,3は互いにスプリング5の弾発力によって開き、スライド軸2を強固に保持拘束する。なお、ピン4と軸受2aの間隔が短くなると、リンクフレーム16が前方回動し、これに伴い腰受フレームは腰受フレーム後端部が下方へ下がり、背もたれフレームは後方へ回動しながら、前方へ引き込まれるように作動する。さらに、脚受フレーム17に止着のレバー9の操作を行うと、脚受フレーム17の角度を変更することが可能である。この状態が第5図に示す状態である。なお、前記スライド軸2には脚受フレーム17の上げ過ぎによるスライド軸2の抜けを防止するためにカラー2bが止着されている。
【0013】
逆に、リクライニングした状態を走行状態に戻すには、夫々のレバー9を引き、ロック部材3,3を回動させ、スライド軸2が摺動可能となった状態で、背もたれフレーム15及び脚受フレーム17を回動させれば良い。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るロック機構は構成が非常に簡単であり、これをリクライニング可能な車椅子等に用いればより安価なものとすることができる。
また、ガスシリンダーのようなガス反力が無いので一定の操作力でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にロック機構を示す側面図
【図2】 そのロック状態を示す側面図
【図3】 リクライニング可能な車椅子に用いた場合を示す要部側断面図
【図4】 その車椅子の全体側断面図
【図5】 リクライニング状態を示す全体側断面図
【符号の説明】
1 ロック機構
2 スライド軸
ロック部材
5 スプリング
6 アウターチューブ
7 ワイヤー

Claims (1)

  1. 一対のロック部材を一方が開閉自在となるよう枢着し、該ロック部材の対向する夫々の面に設けたロック孔内にスライド軸を挿通するとともに、該ロック部材間にはロック部材を開く方向に付勢する弾性体を取り付け、該ロック部材が開いた状態でロック孔とスライド軸との摩擦力によりスライド軸の前後摺動を保持拘束可能とするとともに、強制的に該ロック部材を閉じる解除手段を設けることにより前記スライド軸を前記ロック部材に対して摺動自在とすることにより前記ロック部材に設けた取付部と前記スライド軸の端部に設けた取付部の2点間の間隔を任意の間隔で保持拘束可能となるよう構成したことを特徴とするロック機構。
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