JP4058860B2 - Transportation equipment using moving objects - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被搬送物搬送用の移動体を、たとえば床側や天井側の一定経路上で移動させるのに使用される移動体使用の搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の移動体としては、たとえば特開平7−25441号公報に見られる構成が提供されている。すなわち、レールに支持案内されて一定経路上を移動自在な移動体(可動体)の本体は、連結装置を介して相対回動自在に連結された三本のフレーム体により形成されている。そして各フレーム体は、一定経路の方向に長い四角状体からなるとともに、その側面が受動面に形成されている。前記中間部フレーム体には、被搬送物の支持部と、レールに支持案内される被案内装置とが設けられ、また前後端の両フレーム体には、レールに支持案内される被案内装置が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記した従来構成によると、たとえば一定経路中にストレージ経路を形成して移動体をストレージさせるとき、この移動体は各フレーム体を直線状としてストレージされることから、ストレージ経路はストレージ数に応じて全長が長いものとなる。したがって、一定経路全体のレイアウトの形成は容易に行えず、またストレージのための占有面積が拡大されることになる。
【0004】
そこで本発明のうち請求項1記載の発明は、一定経路中の設定経路部において、移動体をコンパクトにしてストレージ状とし得る移動体使用の搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうちで請求項1記載の移動体使用の搬送設備は、移動体は、複数の被案内装置を介してレールに支持案内されることで一定経路上を移動自在であり、前記移動体の本体を、連結装置を介して相対回動自在に連結した少なくとも3本のフレーム体により形成するとともに、1本の中間部フレーム体に被搬送物の支持部を設け、前記一定経路中の設定経路部に、前記レールに対して分岐したのち合流する一対の平行レール体を設けて、支持部を設けた中間部フレーム体に対する前部フレーム体を一方の平行レール体により支持案内するとともに、後部フレーム体を他方の平行レール体により支持案内すべく構成し、設定経路部に、前部フレーム体の受動面への当接により前部フレーム体に移動力を付与する前部移動力付与手段と、後部フレーム体の受動面への当接により後部フレーム体に移動力を付与する後部移動力付与手段とを設け、前記設定経路部への分岐部には、分岐移入させた移動体の前部フレーム体の受動面への当接により前部フレーム体に移動力を付与する前部送り手段を設けて、前部フレーム体に対して前部送り手段により移動力を付与したのち、引き続いて前部移動力付与手段により移動力を付与するように構成するとともに、分岐移入させた移動体の後部フレーム体には後部移動力付与手段により移動力を付与するように構成したことを特徴としたものである。
【0006】
したがって請求項1の発明によると、移動体を、設定経路部においてはZ字状に屈曲させ、コンパクトにして移動し得る。これにより、たとえば設定経路部をストレージ経路部としたとき、移動体を、その前後長さを短くしてストレージし得るとともにストレージ状で移動し得、その結果、ストレージ経路部はストレージ数を増加させながらも全長を短くし得る。そして、分岐部を介して分岐移入させた移動体に対しては、その前部フレーム体に前部送り手段を作用させ、そして後部フレーム体に後部移動力付与手段を作用させ、以て移動力を付与して移動し得る。引き続いて、前部フレーム体には、前部移動力付与手段によって充分かつ確実に移動力を付与し得、また後部フレーム体にも、後部移動力付与手段によって充分かつ確実に移動力を付与し得る。このような両側の移動力付与によって、中間部フレーム体を設定経路部の方向に対して直交状(少し傾斜状)に位置させて移動し得る。
【0007】
また本発明の請求項2記載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求項1記載の構成において、移動力付与手段は、フレーム体の側面に形成した受動面に当接自在な駆動回転体を有することを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、駆動回転体によりフレーム体に移動力を付与し得る。
【0008】
そして本発明の請求項3記載の移動体使用の搬送設備は、上記した請求項2記載の構成において、前部移動力付与手段の駆動回転体は、受動面に当接自在として設定経路部に沿った方向に設けられた駆動ベルトからなり、後部移動力付与手段は設定経路部に沿った方向において複数箇所に設けられ、その駆動回転体は受動面に対して側方から当接自在な移動力付与ローラからなることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、設定経路部では、前部移動力付与手段の駆動回転している駆動ベルトを前部フレーム体の受動面に当接させることで、前部フレーム体に移動力を付与し得る。また後部移動力付与手段群の駆動回転している移動力付与ローラを後部フレーム体の受動面に当接させることで、この後部フレーム体に移動力を付与し得る。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、移動体として床側走行形式でかつ本体屈曲形式を採用した状態として、図に基づいて説明する。
図1〜図5において、床1側からの機枠2に、チャンネル状のレール3が、その開放部を相対向して左右一対に配設してあり、そしてレール3の開放部側の上縁部には、その上縁から上方へ曲げ成形することでガイド部3aが形成されている。
【0010】
前記レール3により一定経路5を形成するものであり、ここで一定経路5は平面視において、たとえば直線状の作業経路部5aと、この作業経路部5aの終端からカーブ経路部5bを介して直角状に連なる直線状のストレージ経路部(設定経路部の一例)5cと、このストレージ経路部5cの終端からカーブ経路部5bを介して直角状に連なりかつ作業経路部5aに平行した直線状の上手返送経路部5dと、この上手返送経路部5dの終端からカーブ経路部5bを介して連なる傾斜直線状の下手返送経路部5eと、この下手返送経路部5eの終端と作業経路部5aの始端とを接続するカーブ経路部5bなどにより、無端状に形成されている。
【0011】
両レール3に支持案内されて一定経路5上を移動自在な移動体10が設けられる。この移動体10は、その本体11が三本(複数本)のフレーム体12,13,14により形成されている。ここで各フレーム体12,13,14は、一定経路5の方向に長い四角筒状体(四角棒状体)と、四角筒状体の前端に一体化された前端部材と、後端に一体化された後端部材などからなり、そして本体11の両側面が受動面15に形成されている。なお、本体11の前面と後面、すなわち前部フレーム体12の前面(遊端部分)と、後部フレーム体14の後面(遊端部分)とは、当接部16,17に形成されている。
【0012】
前部フレーム体12と中間部フレーム体13との間、ならびに中間部フレーム体13と後部フレーム体14との間が、それぞれ連結装置20を介して左右方向ならびに上下方向に相対回動自在に連結されている。ここで両連結装置20は、前部フレーム体12の後端部材と中間部フレーム体13の前端部材との間、ならびに中間部フレーム体13の後端部材と後部フレーム体14の前端部材との間に設けられている。
【0013】
すなわち連結装置20としては、前記中間部フレーム体13の前端部材や後端部材に縦方向軸21を介して連結体22が左右方向に相対回動自在に連結されるとともに、この連結体22が前部フレーム体12の後端部材や後部フレーム体14の前端部材に横方向軸23を介して上下方向に相対回動自在に連結されたところの、トラニオン形式が採用されている。
【0014】
前記移動体10は、複数の被案内装置30を介してレール3に支持案内されることで、一定経路5上を移動自在に構成されている。その際に、各被案内装置30は同様なトロリ形式に構成されている。すなわち、トロリ本体31は、左右一対の板体31Aと、これら板体31Aの上部間に嵌め込み状に固定された前後一対のC型体31Bとにより構成され、ここでC型体31Bは前や後に開放される状態で配設されている。
【0015】
そして板体31Aの下部間には前後一対の横ピン32が貫通して固定され、これら横ピン32の両突出部分に、前記レール3に嵌合して支持案内される被支持ローラ33が遊転自在に取り付けられている。また両C型体31Bにはそれぞれ縦ピン34が貫通して固定され、これら縦ピン34の中間部分、すなわちC型体31Bの中の部分に、前記ガイド部3aに当接して案内される被ガイドローラ35が遊転自在に取り付けられている。
【0016】
そして被案内装置30は、両縦方向軸21、ならびに前部フレーム体12の前端部材や後部フレーム体14の後端部材に設けられた縦方向軸24の端部に相対回動自在に連結されている。すなわち、縦方向軸21,24は、両板体31A間でかつ両C型体31B間に挿入され、そして両板体31A間に通される横方向ピン26が各縦方向軸21,24の端部に貫通されている。これにより縦方向軸21,24の端部と被案内装置30との連結が、縦方向軸21,24の端部を貫通する横方向ピン26を介して行われる。
【0017】
前記移動体10には被搬送物の支持部40が設けられている。すなわち、前記フレーム体12,13,14のうち中間部フレーム体13には、被搬送物の支持部40が設けられている。この支持部40は、前記中間部フレーム体13の上面から立設された前後一対の縦材41と、これら縦材41の上面間に設けらた前後材42と、この前後材42の前後端面にそれぞれ固定された左右材43と、これら左右材43上に設けられた被搬送物の支持具(図示せず。)などにより構成されている。
【0018】
前記支持部40の部分には遊転輪(ガイドローラ)45が取り付けられている。すなわち、縦材41の左右側面からブラケット46が連設され、これらブラケット46から左右外方へ突設された軸47に前記遊転輪45が取り付けられている。そして、前記遊転輪45を下方から支持案内する一対のガイドレール7が、前記一定経路5に沿って配設されている。
【0019】
なおガイドレール7は、主として被搬送物を支持して作業を行う作業経路部5aに設けられる。さらにガイドレール7の部分にはカバー体8が設けられており、ここでカバー体8により遊転輪45を下方から支持案内する形式であってもよい。そして遊転輪45は、図2に示される4輪形式のほか、1輪形式、片持ち状の2輪形式、3輪形式、4輪以上の複数輪形式などであってもよい。
【0020】
作業経路部5aの始端部分には、前記受動面15に作用して移動体10に走行力を付与する送り装置50が設けられている。この送り装置50は図3、図6、図7に示すように、そのベース枠51が片側のレール3の外面に取り付けられ、そしてベース枠51からのブラケット52には縦軸53が回転自在に支持されている。この縦軸53にはリンク体54が取り付けられるとともに、このリンク体54の遊端には支持部材55が設けられている。
【0021】
そして支持部材55の下面側には、回転駆動装置の一例である減速機付きのインダクションモータ56が配設され、このインダクションモータ56から上方に取り出された出力軸57には、たとえば外周部分がウレタン製の送りローラ58が固定されている。なおインダクションモータ56は、前記送りローラ58に送り回転力Aを付与するように構成されている。
【0022】
前記縦軸53を中にして前記レール3とは反対側において、前記ベース枠51と支持部材55との間には、ボルト・ナット形式で調整自在な揺動規制具59が貫通されて配設され、さらにベース枠51と支持部材55との間には、ボルトに外嵌されて圧縮ばね60が配設されている。なお送りローラ58の非作用箇所部分はカバー体61により覆われている。以上の51〜61などにより送り装置50の一例が構成される。
【0023】
したがって送り装置50は、圧縮ばね60の弾性反発力により支持部材55やリンク体54を縦軸心62の周りで内側へ揺動させ、以て送りローラ58を受動面15に対して当接させる方向に付勢し得る。その際に、最大の接近位置は揺動規制具59により規制される。
図1において、作業経路部5aの終端部分には、前記受動面15に作用して移動体10に制動力を付与する制動装置65が設けられる。この制動装置65は前記送り装置50と同様の構造であって、前記本体11における受動面15に対して側方から当接自在で、かつたとえばウレタン製の制動ローラ66と、この制動ローラ66に連動しかつ制動ローラ66に送り回転力Bを付与する回転駆動装置67などから構成される。なお回転駆動装置67はトルクモータなどからなり、その送り回転力Bは前記インダクションモータ56の送り回転力Aよりも小に、すなわちA>Bに設定されている。
【0024】
したがって作業経路部5aにおいては、送り装置50と制動装置65との間において、複数台の移動体10が、その前後端間に隙間を生じることなく、すなわち前後の当接部16,17を相当接させた状態で、密に後押し状態で整列されて走行するように構成されている。
図1、図21、図22に示されるように、前記一定経路5中の設定経路部である前記ストレージ経路部5cには、前記レール3に対して分岐したのち合流する一対の平行レール体、すなわち外側平行レール体140と内側平行レール体141とが設けられている。ここで外側平行レール体140と内側平行レール体141とは、ストレージ経路部5cとその前後のカーブ経路部5bに亘って配設されている。
【0025】
そして作業経路部5aから前のカーブ経路部5bへの分岐部143には、レール3からの被案内装置30を外側平行レール体140と内側平行レール体141とに振り分けて案内するための分岐用切換え体144が、縦ピン145を介して揺動自在に設けられている。ここで分岐用切換え体144の揺動は、制御信号に基づいて作動される揺動駆動装置(シリンダー装置などで、図示せず。)により行われる。
【0026】
したがって、前記分岐用切換え体144の一方側への切換え動作によって、前部フレーム体12に設けられた被案内装置30と中間フレーム体13の前端に設けられた被案内装置30とを外側平行レール体140側に案内し得、また他方側への切換え動作によって、中間フレーム体13の後端に設けられた被案内装置30と後部フレーム体14に設けられた被案内装置30とを内側平行レール体141側に案内し得る。
【0027】
これにより、支持部40を設けた中間フレーム体13に対する前部フレーム体12を、一方の平行レール体である外側平行レール体140により支持案内するとともに、後部フレーム体14を他方の平行レール体である内側平行レール体141により支持案内すべく構成される。
また、後のカーブ経路部5bから上手返送経路部5dへの合流部146には、外側平行レール体140や内側平行レール体141からの被案内装置30をレール3に合流案内するための合流用切換え体147が、縦ピン148を介して揺動自在に設けられている。ここで合流用切換え体147の揺動は、外側平行レール体140をレール3に合流させるように弾性付勢した構成(図示せず。)や、制御信号に基づいて作動される揺動駆動装置(シリンダー装置などで、図示せず。)などにより行われる。
【0028】
前記ストレージ経路部5cには、前部フレーム体12に移動力を付与する前部移動力付与手段70と、後部フレーム体14に移動力を付与する後部移動力付与手段130とが設けられる。ここで各移動力付与手段70,130は、フレーム体12,13,14の受動面15に当接自在な駆動回転体を有する構成とされている。
【0029】
図8〜図11に示されるように、前部移動力付与手段70は、前記受動面15に当接自在な駆動ベルト(駆動回転体の一例。)71を有する構成とされている。すなわち、ストレージ経路部5cの外側における始端部分には、外側平行レール体140の外面側にベース枠72が固定され、このベース枠72には上向きの縦軸73を介して従動プーリ74が遊転自在に設けられている。また、ストレージ経路部5cの外側における終端部分には、外側平行レール体140の外面側にベース枠75が固定され、このベース枠75には減速機付きのモータ76が取り付けられるとともに、このモータ76の上向きの駆動軸77には駆動プーリ78が固定されている。
【0030】
ここで従動プーリ74と駆動プーリ78とは、その厚さ方向の中央部分に環状溝74a,78aが形成されるとともに、外周には歯74b,78bが形成されている。そして両プーリ74,78間に掛けられる前記駆動ベルト71の内面側には、前記環状溝74a,78aに嵌合される突条71aと、前記歯74b,78bに噛合される歯71bとが形成され、以て駆動ベルト71はタイミングベルト形式とされている。
【0031】
両プーリ74,78間には、ストレージ経路部5c側に位置されるベルト部分に内側から作用される送り側押し手段80と、ストレージ経路部5c側とは反対側に位置されるベルト部分に内側から作用される戻り側押し手段90とが、それぞれ複数で設けられている。さらにストレージ経路部5cの中間には、駆動ベルト71を下方から受けて案内するベルト支え手段100が複数で設けられている。
【0032】
すなわち送り側押し手段80は、図8〜図10、図12に示すように、そのベース枠81が外側平行レール体140の外面側に取り付けられ、そしてベース枠81には縦軸82が設けられている。この縦軸82には、上下一対のローラ支持体83が回転自在に設けられ、これらローラ支持体83の遊端間には、上下方向のローラ軸84を介して押しローラ85が遊転自在に設けられている。ここで押しローラ85には、両プーリ74,78と同様に環状溝85aや歯85bが形成されている。
【0033】
前記縦軸82を中にして前記ローラ支持体83とは反対側において、このローラ支持体83と一体に回転自在なリンク体86が設けられている。そしてリンク体86の遊端と、ベース枠81から立設されたブラケット87との間には、ボルト・ナット形式で調整自在な揺動規制具88が貫通されて配設され、さらに揺動規制具88とブラケット87との間には、ボルトに外嵌されて圧縮ばね89が配設されている。以上の81〜89などにより送り側押し手段80の一例が構成される。
【0034】
したがって送り側押し手段80は、圧縮ばね89の弾性反発力により揺動規制具88やリンク体86を介して、ローラ支持体83を縦軸82の軸心周りで内側へ揺動させ、以て押しローラ85を受動面15に対して当接させる方向に付勢し得る。その際に、最大の接近位置は揺動規制具88により規制される。
前記戻り側押し手段90は、図8〜図10、図13に示すように、そのベース枠91が外側平行レール体140側に取り付けられ、そしてベース枠91にはガイド体92を介して横軸93が設けられている。この横軸93は、ガイド体92に支持案内されてベルト移動方向に対して直交状に出退動自在であり、その際に回転しないように構成されている。前記横軸93の遊端にはローラ支持体94が設けられ、このローラ支持体94には、上下方向のローラ軸95を介して押しローラ(テンションローラ)96が遊転自在に設けられている。ここで押しローラ96には、両プーリ74,78と同様に環状溝96aや歯96bが形成されている。
【0035】
前記ガイド体92の外側において前記横軸93には、ガイド体92に当接自在な突出規制具97が貫通して設けられ、そしてガイド体92と前記ローラ支持体94との間には、横軸93に外嵌されて圧縮ばね98が配設されている。以上の91〜98などにより戻り側押し手段90の一例が構成される。
したがって戻り側押し手段90は、圧縮ばね98の弾性反発力によりローラ支持体94を内側へ突出動させ、以て押しローラ96を受動面15に対して離間させる方向に付勢し得る。その際に、最大の突出位置は突出規制具97により規制される。
【0036】
前記ベルト支え手段100は図9、図14〜図16に示すように、そのベース枠101が外側平行レール体140側に取り付けられ、そしてベース枠101にはガイド体102を介して横軸103が設けられている。この横軸103は、ガイド体102に支持案内されてベルト移動方向に対して直交状に出退動自在であり、その際に回転しないように構成されている。前記横軸103の遊端には断面でC字型のローラ支持体104が設けられ、このローラ支持体104には、上下方向のローラ軸105を介して引きローラ(テンションローラ)106が遊転自在に設けられている。
【0037】
前記横軸103の基端には受け座107が設けられ、この受け座107とガイド体102との間には、横軸103に外嵌されて圧縮ばね108が配設されている。ここで駆動ベルト71は、ローラ支持体104と引きローラ106とにより形成された空間内に通され、その外面が引きローラ106に当接されるとともに、その下縁部分がローラ支持体104の下位板部に対して当接自在に構成されている。以上の101〜108などによりベルト支え手段100の一例が構成される。
【0038】
したがってベルト支え手段100は、圧縮ばね108の弾性反発力によりローラ支持体104を内側へ突出動させ、以て引きローラ106を受動面15に対して離間させる方向に付勢し得る。
図1、図17〜図20に示されるように、ストレージ経路部5cに対する前後のカーブ経路部5bの部分において、前記外側平行レール体140の外側には、それぞれ前部フレーム体12の送りを行う前部送り手段110が設けられている。この前部送り手段110は、同様な構成の上手送り装置部112Aと下手送り装置部112Bとからなり、外側平行レール体140側からの共通のフレーム体111に取り付けられている。
【0039】
すなわち、上手送り装置部112Aと下手送り装置部112Bは、そのベース枠113A,113Bがフレーム体111に取り付けられ、そしてベース枠113A,113Bの下面側には、軸受114Aと回転駆動装置の一例である減速機付きのインダクションモータ114Bとが振分けて設けられている。前記軸受114Aに支持される従動軸115Aと前記インダクションモータ114B側から上下に取り出された駆動軸115Bとの上端には、それぞれ駆動プーリ116A,116Bが設けられる。
【0040】
前記従動軸115Aや駆動軸115Bに外嵌されて回転なブラケット117A,117Bが設けられ、これらブラケット117A,117Bには、連結具118A,118Bを介して支持部材119A,119Bが連結されている。これら支持部材119A,119Bには、複数(3個)の従動プーリ120A,120Bが遊転自在に設けられている。そして駆動プーリ116A,116Bから従動プーリ120A,120B群間に亘って駆動ベルト121A,121Bが巻回されている。
【0041】
前記ベース枠113A,113Bとブラケット117A,117Bとの間には、ボルト・ナット形式で調整自在な揺動規制具122A,122Bが配設され、さらにベース枠113A,113Bと揺動規制具122A,122Bとの間には、ボルトに外嵌されて圧縮ばね123A,123Bが配設されている。前記軸受114Aに支持される従動軸115Aと前記インダクションモータ114Bから上下に取り出された駆動軸115Bとの下端間は、巻き掛け連動装置124を介して連動連結されている。
【0042】
なお従動プーリ120A,120Bならびに駆動プーリ116A,116Bと駆動ベルト121A,121Bとの間には、前述した前部移動力付与手段70と同様に、環状溝、歯、突条などが形成されている。以上の111〜124などにより前部送り手段110の一例が構成される。
したがって前部送り手段110は、圧縮ばね123A,123Bの弾性反発力により支持部材119A,119Bなどを内側へ揺動させ、以て駆動ベルト121A,121Bを受動面15に対して当接させる方向に付勢し得る。その際に、最大の接近位置は揺動規制具122A,122Bにより規制される。
【0043】
図1、図21〜図23に示されるように、後部移動力付与手段130は、ストレージ経路部5cに沿った方向において複数箇所に設けられる。この後部移動力付与手段130は前記送り装置50と同様の構成であって、前記本体11における受動面15に対して側方から当接自在で、かつたとえばウレタン製の移動力付与ローラ(駆動回転体の一例。)131と、この移動力付与ローラ131に連動しかつ移動力付与ローラ131に移動用回転力を付与する回転駆動装置132などから構成される。
【0044】
したがって後部移動力付与手段130群は、内側平行レール体141により支持案内されている後部フレーム体14の受動面15に移動力付与ローラ131を当接させ、この移動力付与ローラ131を駆動させることで、その移動用回転力によって後部フレーム体14を、ストレージ経路部5cで移動し得る。その際に後部移動力付与手段130群は、前部移動力付与手段70と同期状に駆動されるように構成されている。
【0045】
前記上手返送経路部5dの部分には、前部移動力付与手段70と同様の構成である移動体送り手段135、すなわち本体11の受動面15に当接自在な駆動ベルト136を有する移動体送り手段135が配設されている。また、直線状の下手返送経路部5eやカーブ経路部5bにも、前記送り装置50と同様の送り装置138が設けられている。ここで、各装置50,65,138や移動体送り手段135の配置パターンは種々変更されるものであり、また制動装置65と送り装置138は、その一部あるいは全部を省略してもよい。
【0046】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
図1において、上手返送経路部5dから下手返送経路部5eへ移動された移動体10は、送り装置138によって下手返送経路部5eを移動されたのち、カーブ経路部5bに送り込まれる。そして、このカーブ経路部5bから、送り装置138の送り回転力によって作業経路部5aの始端側部分に送り込まれてきた移動体10は、この始端側部分に設けられた送り装置50の送り回転力Aによって移動力(走行力)が付与される。
【0047】
すなわち、図7の仮想線イに示されるように、圧縮ばね60の弾性力により内側に突出されている送りローラ58は、送り込まれてきた移動体10の受動面15に当接されることで、図7の実線に示されるように、圧縮ばね60の弾性力に抗して後退された状態で受動面15に圧接されることになる。このとき送りローラ58はインダクションモータ56によって回転駆動されており、したがって強制回転されている送りローラ58を受動面15に圧接させることで、その送りの回転力Aにより移動体10に移動力を与えることになる。
【0048】
その際に作業経路部5a上に密な列車状で位置している移動体10群の最後尾の移動体10における後端部の当接部17に、この送り込まれた移動体10の前端部の当接部16が当接され、以て作業経路部5a上で密な列車状で位置している移動体10群は、送り装置50の送り回転力Aによって所望の速度で移動され、図2の(b)に示されるように、作業経路部5aに密な列車状で位置している移動体10群を後押し移動させることになる。
【0049】
このようにして作業経路部5a上で移動され、そして終端側に達した移動体10に対して制動装置65によって制動が付与されている。すなわち制動装置65では、送り装置50と同様の作用によって受動面15に圧接させている制動ローラ66が強制回転され、その送り回転力Bによって、移動体10に対して制動力が付与されている。
【0050】
ここで制動ローラ66の送り回転力Bに対して送り装置50側の送り回転力Aが大であることから、その差に相応して、制動装置65に対応した移動体10は制動作用を受けた状態で移動されることになる。したがって作業経路部5aにおいては、送り装置50から制動装置65の間で、複数台の移動体10が、その前後端間に隙間を生じることなく密に後押し状態で整列されて移動されることになる。
【0051】
上述した送り装置50による移動体10の移動は、その送りローラ58を、前部フレーム体12の受動面15から中間部フレーム体13の受動面15、ならびに後部フレーム体14の受動面15へと順次作用させることで行われる。さらに連結装置20における連結体22の側面も受動面として送りローラ58が作用される。
【0052】
その際に、送りローラ58が前部フレーム体12に作用しているとき、中間部フレーム体13と後部フレーム体14は連結装置20を介して引っ張り移動され、また中間部フレーム体13に作用しているとき、前部フレーム体12は連結装置20を介して押し移動されるとともに後部フレーム体14は連結装置20を介して引っ張り移動され、さらに後部フレーム体14に作用しているとき、中間部フレーム体13と前部フレーム体12は連結装置20を介して押し移動されることになる。
【0053】
このように作業経路部5a上で移動体10群が間欠的にまたは連続的に移動されている間に、あるいは間欠停止している間に、床1上の作業者や本体11上に乗り移った作業者が、支持部40に支持されている被搬送物に対して各種の作業を遂行する。
図1において、制動装置65の部分から押し出され状に移動される移動体10は、分岐部143を介してストレージ経路部5cに送り出される。その際に分岐部143においては、図21の実線に示されるように、分岐用切換え体144が縦ピン145の周りに内側平行レール体141側に揺動されており、したがって、前部フレーム体12に設けられた被案内装置30と中間部フレーム体13の前端に設けられた被案内装置30とを外側平行レール体140側に案内し得る。
【0054】
このように両被案内装置30を外側平行レール体140側に案内したことを適宜の検出手段により検出したのち、図21の仮想線に示されるように、分岐用切換え体144を縦ピン145の周りに外側平行レール体140側に揺動させる。これにより中間部フレーム体13の後端に設けられた被案内装置30と後部フレーム体14に設けられた被案内装置30とを内側平行レール体141側に案内し得る。
【0055】
すなわち図21の仮想線ロに示すように、移動体10をストレージ経路部5cに送り込み、そして前部フレーム体12側の被案内装置30を外側平行レール体140により支持案内するとともに、後部フレーム体14側の被案内装置30を内側平行レール体141により支持案内する。
ここで支持部40を設けた中間部フレーム体13は、両平行レール体140,141間でストレージ経路部5cに対して直交状に位置され、以て移動体10はZ字状に屈曲して移動される。このとき、移動体10における縦方向軸21間の距離Lを両平行レール体140,141間の距離lに対して少し長く、すなわちL>lに設定することで、実際に中間フレーム体13は、ストレージ経路部5cに対して少し傾斜Θ(約85度)して位置される。さらに傾斜は、前部フレーム体12側が先行する状態で行われる。
【0056】
上述したように分岐部143を介して分岐移入させた移動体10に対しては、その前部フレーム体12に前部送り手段110が作用され、そして後部フレーム体14に後部移動力付与手段130が作用され、以て移動力が付与される。
すなわち前部送り手段110では、インダクションモータ114Bの作動により、駆動軸115Bが駆動回転されるとともに、巻き掛け連動装置124を介して従動軸115Aが駆動回転され、以て上手送り装置部112Aと下手送り装置部112Bとの両方において、駆動プーリ116A,116Bや従動プーリ120A,120B群を介して駆動ベルト121A,121Bが駆動される。
【0057】
したがって、圧縮ばね123A,123Bの弾性反発力により支持部材119A,119Bなどを内側へ揺動させ、図18に示すように、駆動ベルト121A,121Bを前部フレーム体12の外側の受動面15に当接させることで、上手送り装置部112Aと下手送り装置部112Bとにより前部フレーム体12に移動力を付与し得る。
【0058】
また後部移動力付与手段130では、回転駆動装置132の作動により移動力付与ローラ131が駆動回転され、したがって図21の仮想線に示すように、圧縮ばねの弾性反発力により移動力付与ローラ131を後部フレーム体14の内側の受動面15に当接させることで、この後部フレーム体14に移動力を付与し得る。
【0059】
このようにして、前部送り手段110と後部移動力付与手段130とにより移動体10を、ストレージ経路部5cの始端部分で移動し得る。引き続いてストレージ経路部5cでは、前部フレーム体12に対して前部移動力付与手段70により移動力が付与され、後部フレーム体14に対して後部移動力付与手段130群により移動力が付与される。
【0060】
すなわち図8〜図16において、前部移動力付与手段70の送り側押し手段80では、モータ76により駆動プーリ78を回転させることによって、この駆動プーリ78と従動プーリ74との間に掛けられた駆動ベルト71が駆動回転されている。そして駆動ベルト71の外面が前部フレーム体12の外側の受動面15に当接されていることで移動力が付与され、以て前部フレーム体12がストレージ経路部5cで移動されることになる。
【0061】
その際に図8、図12に示されるように、駆動ベルト71の内側に位置された送り側押し手段80群の押しローラ85群が、圧縮ばね89の弾性反発力により受動面15に対して当接される方向に付勢されていることから、これら押しローラ85群の付勢力によって、駆動ベルト71が前部フレーム体12の受動面15に強く当接されることになる。
【0062】
また図8、図13に示されるように、駆動ベルト71に当接された戻り側押し手段90群の押しローラ96群が、圧縮ばね98の弾性反発力により受動面15に対して離間される方向に付勢されていることから、これら押しローラ96群の付勢力によって、駆動ベルト71は長さ方向において弛むことなく張られることになる。
【0063】
さらに図14〜図16に示されるように、ローラ支持体104と引きローラ106とにより形成された空間内に駆動ベルト71を通したベルト支え手段100群は、その引きローラ106群が圧縮ばね108の弾性反発力により受動面15に対して離間される方向に付勢されていることから、これら押しローラ96群の付勢力によって、駆動ベルト71は長さ方向において弛むことなく張られるとともに、駆動ベルト71の下縁部分がローラ支持体104の下位板部に対して当接し得る構成によって、駆動ベルト71は高さ方向(ベルト幅方向)において自重により弛むことなく張られることになる。
【0064】
しかも各プーリ74,78、ならびに各ローラ85,96の環状溝74a,78a、85a,96aに対して駆動ベルト71の突条71aが嵌合されることで、駆動ベルト71は各プーリ74,78、ならびに各ローラ85,96に対して上下でずれることなく巻掛け姿勢を維持し得る。さらに各プーリ74,78、ならびに各ローラ85,96の歯74b,78b、85b,96bに対して駆動ベルト71の歯71bが噛合されることで、駆動ベルト71が、各プーリ74,78、ならびに各ローラ85,96に対して回転方向でスリップなどすることを防止し得る。
【0065】
これにより、ストレージ経路部5cにおいて前部フレーム体12に、前部移動力付与手段70によって充分かつ確実に移動力を付与し得る。また後部フレーム体14にも、後部移動力付与手段130群によって充分かつ確実に移動力を付与し得る。これらのことにより移動体10を、図1に示すように、ストレージ経路部5cにおいてZ字状に屈曲して移動し得る。
【0066】
したがって移動体10を、その前後長さを短くコンパクトにしてストレージし得るとともに、ストレージ状で移動し得る。その結果、ストレージ経路部5cはストレージ数を増加させながらも全長を短くし得、以てストレージ経路部5cを含めて一定経路5の全体のレイアウトの形成を容易に行え、またストレージのための占有面積を減少し得る。
【0067】
図22の仮想線ハに示すように、ストレージ経路部5cにおいてZ字状に屈曲して移動される移動体10は、合流部146を介して上手返送経路部5dへと移動される。すなわち合流部146においては、たとえば、前部送り手段110による少し高速の送りによって、前部フレーム体12が先行して移動されている。その際に合流部146においては、図22の実線に示されるように、合流用切換え体147が縦ピン148の周りに内側平行レール体141側に揺動されており、したがって図22の実線に示すように、前部フレーム体12に設けられた被案内装置30と中間部フレーム体13の前端に設けられた被案内装置30とを、外側平行レール体140からレール3側に合流案内し得る。
【0068】
このように両被案内装置30をレール3側に案内したのち、引き続いて中間部フレーム体13の後端に設けられた被案内装置30と後部フレーム体14に設けられた被案内装置30とを、内側平行レール体141からレール3側に合流案内し得る。その際に合流用切換え体147は、図22の仮想線に示されるように、被案内装置30によって縦ピン148の周りに自動的に揺動させる。
【0069】
これにより移動体10は、図23に示されるように、Z字状の屈曲状態から直線状に姿勢変更しながら、上手返送経路部5dへと移動される。この上手返送経路部5dにおいては、前述した前部移動力付与手段70と同様に作用される移動体送り手段135の駆動ベルト136が本体11の受動面15に当接することで、移動体10に移動力が付与される。そして移動体10は、移動体送り手段135によって上手返送経路部5dで移動されたのち、下手返送経路部5eへ移動されることで循環移動され、以て最初の状態とされる。
【0070】
なお、制動装置65の部分から押し出されたのち送り装置50の部分に達するまでの間に、作業済みの被搬送物が支持部40から降ろされるとともに、支持部40に新たな被搬送物が積込まれる。
上述したような移動体10の移動の際に各被案内装置30は、各被支持ローラ33を介してレール3や両平行レール体140,141に支持案内され、そして各被ガイドローラ35がガイド部3a、140a,141aに当接して案内される。これにより移動体10の移動は、ガタ付いたり横倒れしたりすることなく安定して行われ、以て被搬送物に対する各種作業や被搬送物の積み降ろしは、常に正確に行える。
【0071】
上述した一定経路5上での列車状の後押し移動において、直線状経路部5aでは図2に示されるように、各移動体10の本体11、すなわち各フレーム体12,13,14が平面視ならびに側面視で直線状姿勢になることから、当接部17に対して当接部16が真後ろから当接する状態になり、その後押し移動は円滑に確実に行える。
【0072】
また、左(あるいは右)のカーブ経路部5bでは図24に示されるように、各フレーム体12,13,14は、平面視において連結装置20の部分でカーブに沿って屈折した姿勢で後押し移動されることになる。これにより、平面視において、先行移動体10の後部フレーム体14と後続移動体10の前部フレーム体12とが成す相対角度Θ1が鈍角となり、当接部17に対して当接部16が鈍角で当接することになって、その後押し移動は円滑に確実に行える。
【0073】
その際に屈曲は、連結装置20において、縦方向軸21の周りで相対回動することで行われる。また被案内装置30は、縦方向軸21,24を介して回動されることで、レール3の左右方向のカーブに沿って向きを自動的に変更しながら円滑に移動される。
図25に示されるように、一定経路5中に、側面視において上方(または下方)へのカーブ経路部5bを形成されている場合も、側面視において、先行移動体10の後部フレーム体14と後続移動体10の前部フレーム体12とが成す相対角度Θ1が鈍角となり、当接部17に対して当接部16が鈍角で当接することになって、その後押し移動は円滑に確実に行える。
【0074】
その際に屈曲は、連結装置20において、横方向軸23の周りで相対回動することで行われる。また被案内装置30は、横方向ピン26を介して回動されることで、レール3の上下方向のカーブに沿って向きを自動的に変更しながら円滑に移動される。
上記した実施の形態では、移動体10の本体11として、3本のフレーム体12,13,14からなる形式を示したが、これは前部フレーム体12の前方や後方、後部フレーム体14の前方や後方に単数または複数のフレーム体を連結した3本以上の形式や、中間部フレーム体13を複数本とした3本以上の形式などであってもよい。
【0075】
上記した実施の形態では、連結装置20として、中間部フレーム体13側に縦方向軸21を設けるとともに前後のフレーム体12,14側に横方向軸23を設けた形式を示したが、これは中間部フレーム体13側に横方向軸を設けるとともに前後のフレーム体12,14側に縦方向軸を設けた形式などであってもよい。
上記した実施の形態では、床1側からの機枠2にレール3や両平行レール体140,141を配設しているが、これは床面下のピット内にレール3や両平行レール体140,141を配設した構成であってもよい。これによると、移動体10を含めた全体の高さを低く形成できる。またレール3や両平行レール体140,141は、チェーンなどメンテナンスを必要とする部分がないので、床面下のピット内への配設は何ら支障なく行える。
【0076】
上記した実施の形態では、前部移動力付与手段70として駆動ベルト71を使用し、後部移動力付与手段130として移動力付与ローラ131を使用しているが、これは前部移動力付与手段70に移動力付与ローラを使用したり、後部移動力付与手段130に駆動ベルトを使用するなど、組み合せ変更は任意に行えるものである。
【0077】
上記した実施の形態では、送り装置50から制動装置65の間で、複数台の移動体10が、その前後端間に隙間を生じることなく密に後押し状態で整列されて走行される駆動形式とされているが、これは前後端間に隙間を生じる状態で移動体10が走行駆動される形式であってもよい。そして送り装置としては、駆動チェーンと係脱構造との組み合せ形式などを採用し得る。
【0078】
上記した実施の形態では、設定経路部の中間に、駆動ベルト71を下方から受けて案内するベルト支え手段100が設けられているが、設定経路部が短いときなどにおいては、このベルト支え手段100が省略された形式であってもよい。また設定経路部が長いときには、複数の前部移動力付与手段70を直列して(連続して)配設した形式であってもよい。
【0079】
上記した実施の形態では、設定経路部として空の移動体10を移動させるストレージ経路部5cが示されているが、これは被搬送物を支持搬送する経路にも容易に採用し得る。
上記した実施の形態では、本体11のいずれか一方の受動面15のみに送り装置50,138、制動装置65、前部移動力付与手段70、後部移動力付与手段130、移動体送り手段135などが作用される形式が示されているが、これは他方の受動面に作用される受けローラなどの受け手段を設けて、本体11を両側から挟みつけて強い摩擦力を得、以て充分な走行力や制動力を与え得る形式であってもよい。その際に他方に作用される受けローラは、強制駆動形式や遊転形式のいずれであってもよい。
【0080】
上記した実施の形態では、床1側を走行自在な移動体10を示したが、これは天井側に配設したレールに支持案内されて移動自在な移動体であってもよく、この場合に吊下げ式の搬送設備などが構成される。
【0081】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、移動体を、設定経路部においてはZ字状に屈曲させ、コンパクトにして移動できる。これにより、たとえば設定経路部をストレージ経路部としたとき、移動体を、その前後長さを短くしてストレージできるとともにストレージ状で移動でき、その結果、ストレージ経路部はストレージ数を増加させながらも全長を短くでき、以て設定経路部を含めて一定経路の全体のレイアウトの形成を容易に行うことができるとともに、ストレージのための占有面積を減少できる。そして、分岐部を介して分岐移入させた移動体に対しては、その前部フレーム体に前部送り手段を作用させ、そして後部フレーム体に後部移動力付与手段を作用させ、以て設定経路部の始端部分で移動力を付与して移動できる。引き続いて、前部フレーム体には、前部移動力付与手段によって充分かつ確実に移動力を付与でき、また後部フレーム体にも、後部移動力付与手段によって充分かつ確実に移動力を付与できる。このような両側の移動力付与によって、中間部フレーム体を設定経路部の方向に対して直交状(少し傾斜状)に位置させて移動でき、以て移動体の前後長さをより短くして効率よく移動できる。
【0082】
また上記した本発明の請求項2によると、駆動回転体によりフレーム体に移動力を、確実にかつ能率よく付与できる。
【0083】
そして上記した本発明の請求項3によると、設定経路部では、前部移動力付与手段の駆動回転している駆動ベルトを前部フレーム体の受動面に当接させることで、前部フレーム体に、前部移動力付与手段によって充分かつ確実に移動力を付与できる。また後部移動力付与手段群の駆動回転している移動力付与ローラを後部フレーム体の受動面に当接させることで、後部フレーム体にも、後部移動力付与手段群によって充分かつ確実に移動力を付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、移動体使用の搬送設備における一定経路部分の概略平面図である。
【図2】同移動体使用の搬送設備における直線状の経路部での移動体を示し、(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図3】同移動体使用の搬送設備における送り装置部分での移動体の一部切り欠き背面図である。
【図4】同移動体使用の搬送設備における移動体の要部の側面図である。
【図5】同移動体使用の搬送設備における移動体の要部の一部切り欠き平面図である。
【図6】同移動体使用の搬送設備における送り装置部分の一部切り欠き側面図である。
【図7】同移動体使用の搬送設備における送り装置部分の一部切り欠き平面図である。
【図8】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段部分を示し、(a)は平面図、(b)は一部切り欠き背面図である。
【図9】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段部分の要部の平面図である。
【図10】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段部分の要部の背面図である。
【図11】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、駆動プーリ部分の側面図である。
【図12】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、送り側押し手段部分の側面図である。
【図13】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、戻り側押し手段部分の側面図である。
【図14】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、ベルト支え手段部分の平面図である。
【図15】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、ベルト支え手段部分の背面図である。
【図16】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、ベルト支え手段部分の一部切り欠き側面図である。
【図17】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、前部送り手段部分の非送り時の平面図である。
【図18】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、前部送り手段部分の送り時の平面図である。
【図19】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、前部送り手段部分の非送り時の一部切り欠き正面図である。
【図20】同移動体使用の搬送設備における前部移動力付与手段を示し、前部送り手段部分の非送り時の側面図である。
【図21】同移動体使用の搬送設備におけるストレージ経路部を示し、分岐部側の平面図である。
【図22】同移動体使用の搬送設備におけるストレージ経路部を示し、合流部側の合流開始時の平面図である。
【図23】同移動体使用の搬送設備におけるストレージ経路部を示し、合流部側の合流終了前の平面図である。
【図24】同移動体使用の搬送設備における左右のカーブ経路部での平面図である。
【図25】同移動体使用の搬送設備における上下のカーブ経路部での側面図である。
【符号の説明】
3 レール
5 一定経路
5a 作業経路部
5b カーブ経路部
5c ストレージ経路部(設定経路部)
10 移動体
11 本体
12 前部フレーム体
13 中間部フレーム体
14 後部フレーム体
15 受動面
16 当接部
17 当接部
20 連結装置
21 縦方向軸
22 連結体
23 横方向軸
30 被案内装置
31 トロリ本体
33 被支持ローラ
35 被ガイドローラ
40 支持部
50 送り装置
56 インダクションモータ
58 送りローラ
65 制動装置
66 制動ローラ
67 回転駆動装置
70 前部移動力付与手段
71 駆動ベルト(駆動回転体)
76 モータ
80 送り側押し手段
85 押しローラ
90 戻り側押し手段
96 押しローラ
100 ベルト支え手段
106 引きローラ
110 前部送り手段
112A 上手送り装置部
112B 下手送り装置部
114B インダクションモータ
121A 駆動ベルト
121B 駆動ベルト
130 後部移動力付与手段
131 移動力付与ローラ(駆動回転体)
132 回転駆動装置
135 移動体送り手段
136 駆動ベルト
138 送り装置
140 外側平行レール体
141 内側平行レール体
143 分岐部
144 分岐用切換え体
146 合流部
147 合流用切換え体
A 送り回転力
B 送り回転力
Θ 傾斜角度[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a transport facility using a mobile body used to move a mobile body for transporting an object to be transported, for example, on a fixed path on a floor side or a ceiling side.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this type of moving body, for example, a configuration found in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-25441 has been provided. That is, the main body of the movable body (movable body) supported and guided by the rail and movable on a fixed path is formed by three frame bodies that are connected to each other through a connecting device so as to be relatively rotatable. Each frame body is formed of a rectangular body that is long in the direction of a fixed path, and its side surface is formed as a passive surface. The intermediate frame body is provided with a support portion for the object to be conveyed and a guided device supported and guided by the rail, and the guided devices supported and guided by the rail are provided at both front and rear frame bodies. Is provided.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the above-described conventional configuration, for example, when a mobile path is stored by forming a storage path in a fixed path, the mobile path is stored with each frame body being linear, so the storage path depends on the number of storages. The total length is long. Therefore, the layout of the entire fixed path cannot be easily formed, and the occupied area for storage is expanded.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a transport facility using a mobile body that can be made compact in a storage path by making the mobile body compact in a set path portion in a fixed path.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the transportation facility using the mobile body according to
[0006]
Therefore, according to the first aspect of the present invention, the moving body can be moved in a compact manner by bending the moving body into a Z shape in the setting path portion. As a result, for example, when the setting path part is a storage path part, the mobile body can be stored with its front and rear length shortened and moved in a storage state. As a result, the storage path part increases the number of storages. However, the overall length can be shortened. AndFor the moving body branched and transferred through the branching portion, the front feeding means acts on the front frame body, and the rear moving force imparting means acts on the rear frame body, so that the moving force is Grant and move. Then,The front frame body can be sufficiently and reliably imparted with the moving force by the front moving force applying means, and the rear frame body can be sufficiently and surely imparted with the moving force by the rear moving force applying means. By applying the movement force on both sides, the intermediate frame body can be moved while being positioned orthogonally (slightly inclined) with respect to the direction of the set path portion.
[0007]
Moreover, the transport facility using the moving body according to
Therefore, according to the invention of
[0008]
And the transportation equipment of the movable body use of
Therefore, according to the invention of
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings as a state where a moving body is a floor-side traveling type and a main body bending type.
In FIG. 1 to FIG. 5, channel-
[0010]
The
[0011]
A moving
[0012]
The
[0013]
That is, as the connecting
[0014]
The moving
[0015]
A pair of front and rear
[0016]
The guided
[0017]
The moving
[0018]
An idler wheel (guide roller) 45 is attached to the
[0019]
The
[0020]
A
[0021]
An
[0022]
On the side opposite to the
[0023]
Accordingly, the
In FIG. 1, a
[0024]
Accordingly, in the
As shown in FIGS. 1, 21, and 22, the
[0025]
A branching
[0026]
Therefore, the guided
[0027]
Accordingly, the
In addition, the joining
[0028]
The
[0029]
As shown in FIGS. 8 to 11, the front moving
[0030]
Here, the driven
[0031]
Between the
[0032]
That is, as shown in FIGS. 8 to 10 and 12, the feed-
[0033]
On the opposite side of the
[0034]
Therefore, the feed-side pushing means 80 causes the
As shown in FIGS. 8 to 10 and 13, the return
[0035]
On the outside of the
Accordingly, the return-side pushing means 90 can urge the
[0036]
As shown in FIGS. 9 and 14 to 16, the belt support means 100 has a
[0037]
A receiving
[0038]
Therefore, the belt support means 100 can urge the
As shown in FIG. 1 and FIG. 17 to FIG. 20, the
[0039]
That is, in the
[0040]
[0041]
Between the base frames 113A and 113B and the
[0042]
In addition, annular grooves, teeth, ridges, and the like are formed between the driven
Accordingly, the front feed means 110 swings the
[0043]
As shown in FIGS. 1 and 21 to 23, the rear movement force applying means 130 is provided at a plurality of locations in the direction along the
[0044]
Therefore, the rear moving force applying means 130 group brings the moving
[0045]
In the upper
[0046]
The operation in the above embodiment will be described below.
In FIG. 1, the moving
[0047]
That is, as shown by the phantom line A in FIG. 7, the
[0048]
At this time, the front end portion of the
[0049]
In this way, braking is applied by the
[0050]
Here, since the feed rotational force A on the
[0051]
The movement of the moving
[0052]
At this time, when the
[0053]
In this way, while the moving
In FIG. 1, the moving
[0054]
After detecting that the both guided
[0055]
That is, as shown by the phantom line B in FIG. 21, the moving
Here, the
[0056]
As described above, for the moving
That is, in the front feed means 110, the
[0057]
Therefore, the
[0058]
Further, in the rear moving force applying means 130, the moving
[0059]
In this way, the moving
[0060]
That is, in FIG. 8 to FIG. 16, in the feed side pushing means 80 of the front moving force applying means 70, the driving
[0061]
At this time, as shown in FIGS. 8 and 12, the pushing
[0062]
Further, as shown in FIGS. 8 and 13, the
[0063]
Further, as shown in FIGS. 14 to 16, in the belt support means 100 group in which the
[0064]
In addition, the
[0065]
Thereby, the moving force can be applied to the
[0066]
Therefore, the
[0067]
As indicated by the phantom line C in FIG. 22, the moving
[0068]
After guiding both guided
[0069]
As a result, as shown in FIG. 23, the moving
[0070]
In addition, while being pushed out from the portion of the
When the
[0071]
In the train-like back-and-forth movement on the fixed
[0072]
In the left (or right)
[0073]
In this case, the bending is performed by the relative rotation about the
As shown in FIG. 25, when the
[0074]
In this case, the bending is performed by the relative rotation about the
In the above-described embodiment, the
[0075]
In the above-described embodiment, the connecting
In the above-described embodiment, the
[0076]
In the above-described embodiment, the driving
[0077]
In the above-described embodiment, a plurality of moving
[0078]
In the above-described embodiment, the belt support means 100 that receives and guides the
[0079]
In the above-described embodiment, the
In the above-described embodiment, the
[0080]
In the above-described embodiment, the
[0081]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention described above, the movable body can be moved in a compact manner by bending the movable body in a Z-shape in the set path portion. As a result, for example, when the set path portion is a storage path portion, the mobile body can be stored with a shortened front-rear length and moved in a storage state. As a result, the storage path portion increases the number of storages. The overall length can be shortened, so that the entire layout of the fixed path including the set path portion can be easily formed, and the occupied area for storage can be reduced. AndFor the moving body branched and transferred through the branching section, the front feeding means is operated on the front frame body, and the rear moving force applying means is operated on the rear frame body, so that the setting path section It is possible to move by applying a moving force at the starting end portion. Then,The front frame body can be sufficiently and reliably imparted with the moving force by the front moving force applying means, and the rear frame body can be sufficiently and reliably imparted with the moving force by the rear moving force applying means. By applying such a moving force on both sides, the intermediate frame body can be moved while being positioned perpendicular to the direction of the set path portion (slightly inclined), and thus the front and rear length of the moving body can be shortened. Can move efficiently.
[0082]
According to
[0083]
And according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of an embodiment of the present invention, and is a schematic plan view of a fixed path portion in a transport facility using a moving body.
FIGS. 2A and 2B show a moving body in a linear path section in a transport facility using the moving body, where FIG. 2A is a side view and FIG. 2B is a plan view;
FIG. 3 is a partially cutaway rear view of a moving body at a feeding device portion in a transport facility using the moving body.
FIG. 4 is a side view of a main part of a moving body in a transport facility using the moving body.
FIG. 5 is a partially cutaway plan view of the main part of the moving body in the transport facility using the moving body.
FIG. 6 is a partially cutaway side view of a feeding device portion in the transport facility using the moving body.
FIG. 7 is a partially cutaway plan view of a feeding device portion in the transport facility using the moving body.
FIGS. 8A and 8B show a front moving force applying means portion in a transport facility using the moving body, where FIG. 8A is a plan view and FIG. 8B is a partially cutaway rear view.
FIG. 9 is a plan view of a main part of a front moving force applying means portion in the transport facility using the moving body.
FIG. 10 is a rear view of a main part of a front moving force applying means portion in the transport facility using the moving body.
FIG. 11 is a side view of a driving pulley portion, showing a front moving force applying means in a transport facility using the moving body.
FIG. 12 is a side view showing a front-side moving force applying means in the transport facility using the moving body, and a feed-side pushing means portion;
FIG. 13 is a side view of the return side pushing means portion showing the front moving force applying means in the transport facility using the moving body.
FIG. 14 is a plan view of a belt supporting means portion showing a front moving force applying means in the transport facility using the moving body.
FIG. 15 is a rear view of a belt support means portion showing a front moving force applying means in the transport facility using the moving body.
FIG. 16 is a partially cutaway side view of a belt support means portion, showing a front moving force applying means in a transport facility using the moving body.
FIG. 17 is a plan view showing the front moving force applying means in the transport facility using the moving body, and when the front feeding means portion is not fed.
FIG. 18 is a plan view showing the front moving force applying means in the transport facility using the moving body, and when the front feeding means portion is being fed.
FIG. 19 is a partially cutaway front view showing the front moving force applying means in the transport facility using the same moving body, and when the front feeding means is not fed.
FIG. 20 is a side view showing the front part moving force applying means in the transport facility using the same moving body, and when the front part is not being fed.
FIG. 21 is a plan view showing a storage path part in a transport facility using the mobile body, on the branching part side.
FIG. 22 is a plan view showing the storage path part in the transport facility using the moving body, and at the start of merging on the merging part side.
FIG. 23 is a plan view showing the storage path part in the transport facility using the same moving body, and before the end of the merging on the merging part side.
FIG. 24 is a plan view of left and right curve path portions in the transport facility using the same moving body.
FIG. 25 is a side view of the upper and lower curved path portions in the transport facility using the moving body.
[Explanation of symbols]
3 rails
5 fixed route
5a Work route section
5b Curve path
5c Storage path part (setting path part)
10 Mobile
11 Body
12 Front frame body
13 Intermediate frame
14 Rear frame body
15 Passive surface
16 Contact part
17 Contact part
20 Connecting device
21 Longitudinal axis
22 Linkage
23 Horizontal axis
30 Guided device
31 Trolley body
33 Supported rollers
35 Guided roller
40 Supporting part
50 Feeder
56 induction motor
58 Feed roller
65 Braking device
66 Brake roller
67 Rotation drive
70 Front moving force applying means
71 Drive belt (drive rotator)
76 motor
80 Feeding side pushing means
85 Push roller
90 Return-side push means
96 Push roller
100 Belt support means
106 Pulling roller
110 Front feed means
112A Advanced feeder unit
112B Lower feed unit
114B induction motor
121A Drive belt
121B Drive belt
130 Rear movement force applying means
131 Movement force application roller (drive rotating body)
132 Rotation drive
135 Moving body feeding means
136 Drive belt
138 Feeder
140 Outer parallel rail body
141 Inner parallel rail body
143 bifurcation
144 Switching body for branching
146 Junction
147 Switching body for merge
A Feeding rotational force
B Feed rotational force
Θ tilt angle
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