JP4058273B2 - 静電位イオンバランス測定器および除電装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静電位とイオンバランスを測定する測定装置とこれを用いた除電器に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明の測定装置と除電器に関連する種々の従来例を説明する。
【0003】
(従来例1)
図6に従来の除電システムの例を示す。図6において、除電対象物10が+帯電であろうと−帯電であろうと、除電器(イオナイザ)12は常にイオンバランスが0に近いイオンを除電対象物に照射し、必ず帯電が0になるように+イオン14と−イオン14をほぼ同等照射している
【0004】
(従来例2)
図7に従来の除電システムの別の例を示す。図7において、除電対象物10の近くに静電位測定器16を配置し、除電対象物の静電位を測定し、これと逆極性のイオンバランスのイオンを除電器12から照射し除電をしている。
【0005】
(従来例3)
図8に従来の除電システムのさらに別の例を示す。図8に示すように、コンベア18によって除電対象物10が移送される生産ラインにおいて、前工程で除電対象物の静電位を静電位測定器16で測定し、その除電対象物10が後工程に流れてきたとき、これと逆極性のイオンバランスのイオンを除電器12から照射し除電をしている。
【0006】
(従来例4)
図9に従来の除電システムのさらに別の例を示す。図9において、除電器から除電対象物にイオンを照射すると除電対象物の帯電極性と反対極性のイオンが吸収されるので、その極性の電流が多く流れることを利用して除電対象物の帯電状況を読み取とろうとする方法が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来例1の除電方法では除電対象物が+帯電であろうと一帯電であろうと、常にイオンバランスが0に近いイオンを除電対象物に照射し、必ず帯電が0になるようにしている。
従って、+帯電でも一帯電でも安定して除電できるが、ある極性の帯電を除電するのに、逆極性のイオンのみならず同極性のイオンも照射するので、その分だけ除電の所要時間がやや長くなるという問題があった。
【0008】
また、従来例2の方法では除電対象物の近くに静電位測定器を配置し、除電対象物の静電位を測定し、これと逆極性のイオンバランスのイオンを照射し除電をしている。
しかし静電位測定器は電荷からの電気力線を読んでいるため、測定対象物の電気力線とイオンからの電気力線とを合算してしまう。結果として静電位値にイオンによる測定誤差が入ってしまい正確に検出できない。
従って、このような測定器を用いて除電制御をすることは難しく、実際に図10に示すように除電制御系が発振してしまい、いわゆるハンチング現象を起こし、システムとしてうまく機能せず問題となっている。
【0009】
また従来例3の別の方法では、生産ラインにおいて、前工程で除電対象物の静電位を測定し、そのものが後工程に流れてきたとき、これと逆極性のイオンバランスのイオンを照射し除電をしている。
理論的には、除電は+Qの帯電に対し−Qの電荷をイオンとして供給し中和するのだから、帯電電荷を測定しなければならないが、実際には除電対象物の帯電電荷が測定できないため、代用特性として静電位を測定している。
測定した静電位Vから帯電電荷Qを計算するには
Q=CV
の方程式を使おうとする訳であるが、残念ながら除電対象物の静電容量Cが分からないので、電荷Qが計算できない。こうして測定した静電位から帯電量が計算できないため、照射するイオン量が分からず、適当に反対極性のイオンを照射することになる。結果として正確に徐電出来ないので最終的に帯電電荷が残ってしまったり、逆に除電の後、逆極性に帯電させてしまうという問題が起きている。
【0010】
(従来例4)
また、従来例4の方法では、除電器から除電対象物にイオンを照射すると除電対象物の帯電極性と反対極性のイオンが吸収されるので、その極性の電流が多く流れることを利用して除電対象物の帯電状況を読み取ろうとする方法が行われている。しかし実際は除電器から放射されたイオンの多くは周囲の机や設備、壁、床、地面に吸収されてしまい、実際に除電対象物に吸収されるイオンはわずかな場合が多い。従って除電器と除電対象物との距離が至近距離であるという特殊な場合を除いて、イオンの周囲への損失が大きく、極めて不正確な測定しかできないため実用的でない。
【0011】
したがって、本発明の目的は、前述のように除電プロセスを制御するうまい方法がないという問題を解決するために、従来の静電位測定器を改良し、例えイオンを照射しても測定が安定的に行える静電位イオンバランス測定器とこれを用いた新しい除電システムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明は、対象物に照射されるイオンの領域内に配置された測定装置において、静電位センサを2つ持ち、対象物の静電位を測定する静電位センサを静電位測定対象物に向け、自分の周囲のイオンのイオンバランスを測定する静電位センサを静電位測定対象物に向けないことを特徴とする測定装置を採用するものである。
【0013】
また、本発明は、除電対象物の静電位と、自分の周囲のイオンのイオンバランスとを測定する測定装置で、静電位センサを2つ持ち、対象物の静電位を測定する静電位センサを静電位測定対象物に向け、自分の周囲のイオンのイオンバランスを測定する静電位センサを静電位測定対象物に向けず、2つの静電位センサの測定値の差を演算し、自分の周囲のイオンの影響により対象物の静電位測定値に含まれる誤差を軽減し、除電対象物の静電位を測定する測定装置を採用するものである。
【0014】
また、本発明は、前記測定装置を用いて除電対象物の静電位を測定しつつ、その極性と逆極性のイオンバランスのイオンを除電対象物に照射して除電することを特徴とする除電装置を採用するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の静電位イオンバランスセンサは、除電対象物と除電器(イオナイザ)間に配置され、2つの静電位測定器を内蔵し、除電対象物の静電位とイオンのイオンバランスの両者を同時に測定する。測定値からイオンバランスの成分を除去し最終的に求める静電位値を割り出す。これにより周囲にイオンが有る無しに拘わらず、常時正確な静電位を捉えることが可能になったので、これを用いて除電対象物の帯電状況に合わせたイオンを照射し、高速で高精度な除電ができる除電器が得られる。
【0016】
(実施例1)
次に、本発明の実施例を説明する。 図1に実施例とし静電位イオンバランス測定器と除電器、及びこれらを用いた新しい除電システムを示す。
本発明の静電位イオンバランス測定器22は、除電対象物10と除電器(イオナイザ)12の間で除電対象物の近くに配置され、2つの静電位測定器(図2、図3を参照して後述する)を内蔵し、1つが除電対象物の方向を向き、他方が除電対象物と反対の方向(この図の場合はイオナイザの方向)を向くように配置されて用いられる。
イオナイザ12はイオンを放射しているので静電位イオンバランス測定器22の周囲はイオンで満たされている。
【0017】
図2は本発明の実施例である静電位イオンバランス測定器だけを拡大し、この測定器とともに除電器と除電対象物を示す図である。
本発明の静電位イオンバランスセンサ22は、除電対象物10とイオナイザ12との間で除電対象物10の近くに配置され、2つの静電位測定器22a、22bを内蔵し、1つ(22a)が除電対象物10の方向を向き、他方(22b)が除電対象物10と反対の方向を向く。イオナイザ12はイオンを放射しているので静電位イオンバランス測定器22の周囲はイオンで満たされている。静電位測定器22bは除電対象物10と周囲のイオンの両方から電界を受け、それにより電圧を誘起される。尚、説明の便宜上、関連する物理量の各々を次の表1の記号で表す。
【0018】
【表1】
【0019】
除電対象物10の方向を向いている静電位測定器22bは除電対象物10からの電気力線Etと周囲のイオンからの電気力線−eiを受ける。その結果、両方の電気力線によりそれぞれVtと−viの電圧が誘起される。すなわち、除電対象物10の方向を向いている静電位測定器22bからはVt−viなる電圧が出力される。
除電対象物10と反対の方向を向いている他方の静電位測定器22aは除電対象物10からの電気力線etと周囲のイオンからの電気力線−Eiを受ける。その結果、両方の電気力線によりそれぞれvtと−Viの電圧が誘起される。すなわち、イオナイザの方向を向いている静電位測定器22aからはvt−Viなる電圧が出力される。
【0020】
その後、演算装置22cで両者の差を計算し出力電圧Voutとする。
Vout=(Vt−vi)−(vt−Vi)
=Vt−vt+Vi−vi
ここで、ΔVt=Vt−vt
ΔVi=Vi−vi
とすると
Vout=ΔVt+ΔVi
となる。
【0021】
一般的に、電界は距離の2乗に反比例して減衰するのに対し、除電器12から放射されるイオンは比較的よく飛ぶ。またファン(図示せず)やブロアー(図示せず)で加勢されるとさらに飛距離が伸びるので、距離に対し急激な減衰は無い(後述の実験値参照)。
従って近似的に
vtはVtに比べて急激に減衰するので ΔVt≒Vt
viはViに比べてあまり減衰しないので ΔVi≒0
したがって 演算結果の出力電圧
Vout≒Vt
となり、元来求めていた除電対象物10からの静電位に近似した値を求めることが出来ることになり、イオンの影響を相殺できる。
【0022】
以上の理論を実験により確認したので以下に表2、表3により実験値を示す。なお、除電器12は普及型のファン型で風によりイオンを運ぶタイプを使用した。
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
以上の実験からも電界の減衰が急激であるのに対しイオンの減衰は緩やかであることが分かる。
【0026】
静電位イオンバランス測定器22のさらに詳細なブロック図を図3に示す。
静電位イオンバランス測定器22は2つの静電位測定器22a、22bを持ち、一方(22b)は除電対象物10の測定すべき表面を向き、他方(22a)は除電対象物10からの電気力線を極力受けないように、これと反対方向を向くように配置される。2つの測定器22a、22bからの測定値は演算装置22cで演算され、その結果は電圧調整器22eの出力電圧を変化させることによってバイアス調整器22dでバイアスを調整され、さらにデータ補正器22fでデータ補正され静電位表示器22gで静電位データとして表示され、出力される。一方、除電対象物10と反対側を向いた静電位測定器22aの出力は増幅器22hで増幅され、イオンバランス表示器22iでイオンバランス測定値として表示され、出力される。
【0027】
次に、図4に示すように、静電位イオンバランス測定器22から得られた静電位とイオンバランスの2つのデータは、次の制御選択回路24で後処理されて、除電器12に送られる。
静電位測定値Voutは、絶対値化回路24aに入り絶対値|Vout|にされ、
電圧調整器24cで予め決められている閾値Voと比較され、大きければスイッチ1(SWl)(24d)を閉じて静電位測定値Voutを、そのまま除電器の±イオン発生器12aに送り、その逆極性のイオンを強化してイオン照射する。
静電位測定値Voutの絶対値|Vout|が、逆に、予め決められている閾値Voより小さければスイッチ2(SW2)(24e)を閉じて、今度はイオンバランス測定値Vbalをそのまま除電器の±イオン発生器12aに送り、その逆極性のイオンを強化してイオン照射する。
【0028】
図5は従来例に対する本発明の効果を説明するための図である。すなわち、図5は従来の±0のイオン即ち中性のイオンをかける方式に比べて本発明の方式が除電特性をどの程度改良したかを示す。
図5aは従来例の±0のイオンをかける方式の除電特性を示す。即ち比較的長い時間T0を掛けなければ除電は完了しない。
これに対し、図5bに示す本発明の方式では、まずフェーズ1では、測定された静電位と逆極性のイオンを照射する。積極的に逆極性のイオンを照射するので除電曲線は急激に降下し、閾値Voと等しくなったところ(時間T1経過後)で終了する。次にフェーズ2に移り、イオンバランスデータを見ながら測定されたイオンバランスデータと逆極性のイオンを照射する。静電位が0になるまでのフェーズ2の時間をT0とすると、本方式の除電時間はTl+T2になる。Tl+T2<T0となるので、結果としてフェーズ1で急激に下がる分の短縮時間ΔTだけ本方式のほうが短くなる。
【0029】
本方式の特徴は、除電の前半で静電位が十分に高いときは、帯電静電位の逆極性イオンを照射し急激に除電する。除電の終盤では精度良く0に近づけるために、静電位よりはイオンバランスに着目し、絶えずイオンバランスが0のイオンを照射するように努める。言い換えると除電の前半では除電制御を行い、力で静電気を押さえつけるが、終盤では不安定になるかも知れない除電制御は停止し、照射するイオンを出来るだけ中性にすることに制御を移し、除電はイオンバランスの良いイオンの中で自動的に安定して自然に0に収束するようにしている。こうして高速にして安定しており信頼性も高く、しかも高精度な除電システムが実現した。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、除電の前半では除電制御を行い力で静電気を押さえつけるが、終盤では不安定になるかも知れない除電制御は停止し、照射するイオンを出来るだけ中性にすることに制御を移し、除電はイオンバランスの良いイオンの中で自動的に安定して自然に0に収束するようにしている。こうして高速にして安定しており信頼性も高く、しかも高精度な従来にない理想的な除電システムが実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の除電装置を説明するための概略図である。
【図2】図2は本発明の除電装置を詳細に説明するための概略図である。
【図3】図3は本発明の静電位イオンバランス測定器の回路ブロック図である。
【図4】図4は除電器でのイオン発生を制御する制御回路のブロック図である。
【図5】図5は従来例と本発明の除電特性を説明するためのグラフである、
【図6】図6は従来例の除電方式を説明するための図である。
【図7】図7は他の従来例の除電方式を説明するための図である。
【図8】図8はさらに他の従来例の除電方式を説明するための図である。
【図9】図9はさらに他の従来例の除電方式を説明するための図である。
【図10】図10は従来例の欠点を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
10 除電対象物
12 除電器
22 静電位イオンバランス測定器
22a、22b 静電位測定器
22c 演算装置
Claims (6)
- 対象物に照射されるイオンの領域内に配置された測定装置において、静電位センサを2つ持ち、対象物の静電位を測定する静電位センサを静電位測定対象物に向け、自分の周囲のイオンのイオンバランスを測定する静電位センサを静電位測定対象物に向けないことを特徴とする測定装置。
- 2つの静電位センサの測定値の差を演算し、差の数値をもとに自分の周囲のイオンの影響により対象物の静電位測定値に含まれる誤差を軽減することを特徴とする請求項1項記載の測定装置。
- 除電対象物の静電位と、自分の周囲のイオンのイオンバランスとを測定する測定装置で、静電位センサを2つ持ち、対象物の静電位を測定する静電位センサを静電位測定対象物に向け、自分の周囲のイオンのイオンバランスを測定する静電位センサを静電位測定対象物に向けず、2つの静電位センサの測定値の差を演算し、自分の周囲のイオンの影響により対象物の静電位測定値に含まれる誤差を軽減し、除電対象物の静電位を測定する測定装置。
- 請求項1乃至3項のいずれか1つに記載の測定装置を用いて除電対象物の静電位を測定しつつ、その極性と逆極性のイオンバランスのイオンを除電対象物に照射して除電することを特徴とする除電装置。
- 請求項1乃至3項のいずれか1つに記載の測定装置を用いて除電対象物の静電位を測定しつつ、その極性と逆極性のイオンバランスのイオンを除電対象物に照射し、測定した静電位の絶対値があらかじめ設定してある設定値より小さくなったら、測定を対象物の静電位測定からイオンバランス測定に切り替え、照射するイオンのイオンバランス測定値が0のイオンを除電対象物に照射して除電することを特徴とする除電装置。
- 除電対象物にイオンを照射する除電器と、除電対象物と除電器との間で除電対象物の近くに配置された静電位イオンバランスセンサとから成る除電装置において、静電位イオンバランスセンサは、除電対象物からの電気力線による電圧を測定する第1静電位センサと、除電器より照射されたイオンからの電気力線による電圧を測定する第2静電位センサとを有し、前記第1静電位センサによって測定された電圧と前記第2静電位センサによって測定された電圧との差電圧が所定値より大きいとき、前記除電器は該差電圧に基づいてイオンを発生して照射し、前記差電圧が所定値より小さいとき、前記除電器は第2静電位センサによって測定された電圧に基づいてイオンを発生して照射することを特徴とする除電装置。
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