JP4057112B2 - スクータ型自動二輪車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大排気量エンジンを搭載したスクータ型自動二輪車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、操向ハンドルとシートとの間に低い足載せ台を備えたスクータ型自動二輪車としては、シートの下方にユニットスイング式単気筒エンジンからなる動力ユニットを備えるとともに、この動力ユニットとシートとの間に収納ボックスを備えたものがある。この種のスクータ型自動二輪車においては、エンジンのシリンダを軸線が車体の前後方向を指向するように略水平に配置するなどして、シートの着座位置を高くすることなく深く容量が多い収納ボックスを収容できるようにしている。
【0003】
この動力ユニットは、クランクケースの車体左側の端部に後方へ延びる伝動ケースを設け、この伝動ケースの後端部に片持ち支持させた後輪の車軸に伝動ケース内のVベルト式自動変速機や遠心クラッチを介してクランク軸から動力を伝達する構造を採っている。前記Vベルト式自動変速機は、クランク軸と同一軸線上に駆動プーリを配設するとともに、伝動ケースの後端部に従動プーリを配設している。また、前記遠心クラッチは、伝動ケースの後端部に前記従動プーリと隣接させて配設している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、スクータ型自動二輪車においては、大型自動二輪車のように多気筒エンジンを搭載して排気量を多くすることが要請されている。
しかるに、上述したように構成した従来のスクータ型自動二輪車では、動力ユニットの多気筒化を図って排気量を多くすると、シート下方の収納空間が狭くなってしまうという問題があった。
【0005】
これは、排気量が多くなることに伴ってVベルト式自動変速機や遠心クラッチも大径になり、シートの下方でこれらの大径な部材が揺動するからである。すなわち、シートの着座面の高さは人間工学の観点から決まっており、この下方に広い動力ユニット用揺動空間を形成するためには収納空間を狭めなければならないからである。
【0006】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、動力ユニットの多気筒化および大排気量化を図りながら、シート下方の収納空間を広く形成することができるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスクータ型自動二輪車は、車幅方向の一側部にVベルト式自動変速機を配設し、このVベルト式自動変速機の従動プーリと後輪の車軸との間の動力伝達系に遠心クラッチを介装した動力ユニットを有するスクータ型自動二輪車において、前記遠心クラッチを、車幅方向の他側部に配設するとともにVベルト式自動変速機の従動プーリに軸線方向へ延びる連結軸を介して連結し、動力ユニットを車体フレームに固定して前記遠心クラッチの従動側を車体の前後方向に延びかつ上下方向に揺動自在な動力伝達手段によって後輪の車軸に連結し、クランクケース上面における前記従動プーリと前記遠心クラッチとの間の部位に凹陥部を形成したものである。
【0008】
本発明によれば、Vベルト式自動変速機の従動プーリと遠心クラッチとの間に形成される空間の上側を荷物収納空間の一部として利用することができる。
【0009】
他の発明に係るスクータ型自動二輪車は、上述した発明に係るスクータ型自動二輪車において、シートの下方にクランクケースを配設するとともに、足載せ台の車幅方向の中央部を上方へ突出させてなる突出部の下方であって両側の足載せ部で挟まれる空間にシリンダを臨ませたものである。
本発明によれば、足載せ台の内側にシリンダを収容することができ、シートとクランクケースとの間の収納空間がシリンダで狭められることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
以下、本発明に係るスクータ型自動二輪車を図1ないし図9によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るスクータ型自動二輪車の側面図、図2は同じく平面図、図3は動力ユニットの側面図、図4は動力ユニットの平面図である。図5は動力ユニットのオイルパン部分の縦断面図、図6は図3における動力伝達系のVI−VI線断面図、図7は動力ユニット後部の縦断面図、図8はバランサーの断面図、図9は要部を示す斜視図である。
【0011】
これらの図において、符号1はこの実施の形態によるスクータ型自動二輪車(以下、これを単にスクータという)を示す。このスクータ1は、従来のスクータとは異なり、動力ユニット2を車体フレーム3にエンジンマウントボルト4によって固定し、後輪5をリヤアーム6によって支持している。動力ユニット2から後輪5への動力の伝達は、リヤアーム6の車体左側のアーム6aに内蔵した従来周知のシャフトドライブ機構6bによって行う。
【0012】
また、リヤアーム6の二つのアーム6a,6aと車体フレーム2の後部との間にそれぞれクッションユニット7を介装している。なお、前輪8は、車体フレーム3のヘッドパイプ9に操舵自在に取付けたテレスコピック式フロントフォーク10に支持させている。このフロントフォーク10の上端部に操向ハンドル11を取付けている。
【0013】
前記動力ユニット2は、図3および図4に示すように、シリンダ12と左右分割式クランクケース13とからなる4サイクル並列2気筒型エンジンに後述するVベルト式自動変速機14および遠心クラッチ15を組込んだ構造を採っている。このスクータ1は、図1に示すように、前記クランクケース13の上方にシート16と収納ボックス17とを配設している。シート16は、運転者用着座部と同乗者用着座部とを一体的に備え、車体前側の端部を支点として上下方向に揺動することができる構造を採っている。前記支点となる枢軸を符号16aで示す。
【0014】
前記収納ボックス17は、上方に向けて開口する箱状であって、フルフェイス型ヘルメット18とジェット型ヘルメット19とを車体の前後方向に並べて収納することができるような形状に形成し、車体フレーム3に支持させている。この収納ボックス17の開口は、従来のスクータと同様に前記シート16を回動させることによって開閉する。
【0015】
動力ユニット2の前記シリンダ12は、軸線方向が車体の前後方向を指向するように前傾させた状態でクランクケース13に取付けてあり、図3に示すように、シリンダヘッド12aの上部に吸気管20を接続するとともに下部に排気管21を接続している。これらの吸気管20および排気管21は気筒毎に設け、吸気管20は、シリンダヘッド12aから車体後側に延設して後端に気化器22を接続している。この気化器22に接続したエアクリーナ23は、シート16の前部とクランクケース13との間であって収納ボックス17より車体の前方に、上部がシート16の下側の凹陥部16b内に臨む状態で配置している。23aはこのエアクリーナ23の空気吸込用ダクトを示し、23bはエアクリーナエレメントを示す。
【0016】
前記排気管21は、シリンダヘッド12aから車体の前後方向に沿ってシリンダボディ12bの下方へ延ばし、クランクケース13の最下部に設けたオイルパン13aに図1および図3に示すように側面視において重なるとともに図5に示すようにオイルパン13aの側面に沿う状態でクランクケース13の下方を通し、車体後方へ延設している。このように排気管21をオイルパン13aの側方に通すことによって、排気管がエンジンの最下部のオイルパン13aから下方へ突出することがないとともに、オイルパン13aの側方へ大きく張り出すこともない。このため、図5中にθで示すバンク角が排気管21によって狭められることがなく、しかも、最低地上高Hを確保することができる。
【0017】
前記動力ユニット2を搭載する車体フレーム3は、図1および図2に示すように、前記ヘッドパイプ9と、左右一対で前記ヘッドパイプ9から後下がりに延びるメインパイプ24,24と、前記ヘッドパイプ9に3本の連結パイプ25を介して連結したダウンチューブ26と、前記メインパイプ24の後部に連結したシートレール27、バックステー28などから構成している。前記メインパイプ24は、前記動力ユニット2の上方を通してこの動力ユニット2の後方に延設し、後端部にピボット軸29を介して前記リヤアーム6を揺動自在に連結している。このメインパイプ24にクランクケース13の上部をボルトによって固定するとともに、メインパイプ24の後端部に設けたブラケット24a(図1参照)にクランクケース13の後部をボルトによって固定している。
【0018】
前記ダウンチューブ26は、1本の管体によって図2に示すように平面視において横向きU字状に形成し、ヘッドパイプ9の前方からフロントフォーク10の側方を通ってシリンダ12の下側方に延設している。このダウンチューブ26の後端部にシリンダ12をボルトによって固定している。
【0019】
すなわち、この車体フレーム3は、メインパイプ24とダウンチューブ26とによって囲まれた空間にシリンダ12を収容した状態で動力ユニット2を支持している。車体フレーム3がこのような形態を採っているため、このスクータ1の足載せ台30は、図9に示すように、車幅方向の中央部を両側の足載せ部30aより上方へ突出させている。この突出部を符号30bで示す。シリンダ12は、前記足載せ台30の突出部30bの下方であって、左右の足載せ部30aで挟まれる空間に臨んでいる。この空間を図9中に符号31で示す。また、この空間31には、シリンダ12の他に、シリンダ12とエアクリーナ23との間の吸気系(吸気管20および気化器22)をも収容している。
【0020】
動力ユニット2に内蔵する前記Vベルト式自動変速機14は、従来のスクータに用いるものと同等の構造を採り、図4に示すように、クランク軸32の車体右側の軸端部に装着した駆動プーリ33と、この駆動プーリ33にVベルト34を介して連結した従動プーリ35とから構成している。すなわち、Vベルト式自動変速機14は、動力ユニット2の車体右側の一側部(車幅方向の一側部)に配設されている。前記従動プーリ35は、図6に示すように、軸線方向が車幅方向と平行な連結軸36を軸心部に結合し、この連結軸36を介して車体左側の遠心クラッチ15の入力部材37に連結している。すなわち、遠心クラッチ15は、動力ユニット2の車体左側の側部(車幅方向の他側部)に配設されている。なお、Vベルト式自動変速機14は、クランクケース13の車体右側の側壁と、この側壁の外側に取付けた変速機カバー2aとによって形成される空間に収容している。
【0021】
遠心クラッチ15は、ボール38で摩擦板39を付勢する湿式多板式のもので、前記入力部材37の回転上昇によりこの入力部材37の回転が摩擦板39を介して出力部材40に伝達される構造を採っている。この出力部材40を図6中に符号41で示す動力伝達機構を介してリヤアーム6内のシャフトドライブ機構6bに連結している。前記動力伝達機構41およびシャフトドライブ機構6bが本発明に係る動力伝達手段を構成している。前記動力伝達機構41は、円筒状に形成して前記連結軸36の外側を覆う第1の回転軸42と、この第1の回転軸42に歯車結合させた第2の回転軸43と、この第2の回転軸43に傘歯車44,45を介して連結したユニバーサルジョイント46とから構成している。
【0022】
このように車体右側にVベルト式自動変速機14の従動プーリ35を配設するとともに車体左側に遠心クラッチ15を配設すると、これら両部材の間の連結軸36の周囲に空間が形成される。この動力ユニット2は、この空間の上側を荷物収納空間の一部として利用するとともに、下側をバランサ収容空間として利用している。
【0023】
すなわち、図7に示すように、クランクケース13の上面における前記従動プーリ35と遠心クラッチ15との間の部位に凹陥部47を形成し、この凹陥部47に上方から収納ボックス17の底部17aを臨ませている。この構造を採ることにより、前記空間の上側を荷物収納空間の一部として利用することができ、収納ボックス17の容量を多くとることができる。
【0024】
前記空間の下側には、図3に示すように、往復式バランサー51を配設している。このバランサー51は、図8に示すように、クランク軸32に連結したバランサー用コンロッド52と、このコンロッド52の先端部に筒体53および枢支用ピン54からなる連結部材を介して連結した丸棒形のバランスウェイト55とから構成し、バランスウェイト55をボール式直動型の軸受56とホルダー57とによってクランクケース13に往復自在に支持させている。また、バランスウェイト55は、図3に示す側面視においてその軸線がシリンダ軸線の延長線と一致する位置に位置付けられている。
【0025】
このバランサー51を連結するクランク軸32は、2個のピストン58,58(図4参照)が同じ位相をもって往復するように形成し、ピストン用のコンロッド59,59の大端部を連結する二つのクランクピン32a,32aの間に位相が180°ずれるようにバランサー用クランクピン32bを設けている。このクランクピン32bに前記バランサー51のコンロッド52を連結している。また、このクランク軸32は、車幅方向の両端部のみをクランクケース13に回転自在に支持させている。
なお、この実施の形態では、バランサー用クランクピン32bの回転半径、すなわち図8中に符号rで示すアーム長がクランクピン32aのアーム長Rより短くなるように設定している。さらに、バランサー51の重量は、2気筒分のピストン58が往復するときにクランク軸32に生じる慣性力を相殺する重量に設定している。
【0026】
このようにバランサー51を構成すると、一つのバランサー51で二つの気筒に生じる1次振動を打消すことができる。しかも、バランサー51の慣性重量はクランク軸32における二つのクランクピン32aの間に作用するから、偶力に起因して生じる曲げ方向の振動も小さい。すなわち、2気筒エンジンでありながら、4気筒エンジンと同等の振動特性をもつようになる。
【0027】
この実施の形態で示したように、バランサー用クランクピン32bのアーム長rをクランクピン32aのアーム長Rより短くすると、両アーム長が等しい場合に較べてバランスウェイト55の移動量が少なくなり、バランスウェイト55が移動するときの抵抗、すなわち損失が少なくなる。
【0028】
また、前記Vベルト式自動変速機14と遠心クラッチ15とを車幅方向の一方と他方に配設する構造を採ると、上述したようにこれら両部材の間の空間の有効利用を図ることができることに加え、Vベルト式自動変速機14をクランクケース13の外方に配置してクランクケース13内のオイルから隔離することが容易に実施できる。このことは、クランク軸32や湿式多板クラッチ15などを収容する空間、すなわちオイルがかかる部材を収容する空間から乾式のVベルト式自動変速機14を隔離するために特別な仕切壁を設けなくてよいことを意味する。
【0029】
上述したように構成したスクータ1は、遠心クラッチ15を、車幅方向の他側部に配設するとともにVベルト式自動変速機14の従動プーリ35に軸線方向へ延びる連結軸36を介して連結し、動力ユニット2を車体フレーム3に固定して前記遠心クラッチ15の従動側を車体の前後方向に延びかつ上下方向に揺動自在な動力伝達手段(動力伝達機構41およびシャフトドライブ機構6b)によって後輪5の車軸に連結し、クランクケース上面における前記従動プーリ35と遠心クラッチ15との間の部位に凹陥部47を形成したため、前記従動プーリ35と遠心クラッチ15との間に形成される空間の上側を荷物収納空間の一部として利用することができる。
【0030】
また、このスクータ1は、シート16の下方にクランクケース13を配設するとともに、足載せ台30の車幅方向の中央部を上方へ突出させてなる突出部30bの下方であって両側の足載せ部30aで挟まれる空間にシリンダ12を臨ませたため、足載せ台30の内側にシリンダ12を収容することができ、シート16とクランクケース13との間の荷物収納空間がシリンダ12で狭められることがない。
【0031】
さらに、この実施の形態で示したように、エンジンを並列2気筒型とし、気筒毎の排気管21をシリンダ12の下方から側面視においてオイルパン13aと重なるようにオイルパン13aの側面に沿わせて車体後方に延設する構造を採ると、排気管21がエンジンの最下部のオイルパン13aから下方へ突出することがなく、しかも、オイルパン13aの側方へ大きく張り出すこともない。このため、車体の最低地上高やバンク角などの条件を満たしながら、排気管21を車幅方向の両側に延設して排気抵抗が小さくなるように大径に形成することができる。
【0032】
さらにまた、このスクータ1は、シート16の車体前側の端部とクランクケース13との間にエアクリーナ23を配設し、足載せ台30の突出部30bの下方の空間にエアクリーナ23とシリンダ12との間の吸気系を収容したため、吸気系の部品も足載せ台30の内側に収容することができるから、シート16の下方の空間がより一層広くなる。
【0033】
第2の実施の形態
シート下方の荷物収納空間を広く形成するには、図10に示す構造を採ることができる。
図10はスクータの他の実施の形態を示す側面図で、同図において前記図1ないし図9で説明したものと同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0034】
図10に示す吸気管20は、シリンダヘッド12aの上面から前上方へ延設し、前端に気化器22を接続している。また、この気化器22の前方であってヘッドパイプ9の近傍にエアクリーナ23を配設している。これらの吸気系部品は、足載せ台30の突出部30bの下方に形成された空間にシリンダ12と同様に収容している。
【0035】
このように吸気系部品をエンジンから前方へ延びるように配設することにより、シート16とクランクケース13との間の空間の全域を荷物収納空間として使用することができる。また、上述した第1の実施の形態をとるときに較べ、シリンダヘッド12a内の吸気ポート61を含む吸気通路が大きく屈曲することがないから、吸気抵抗が減少してエンジンの性能向上を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、Vベルト式自動変速機の従動プーリと遠心クラッチとの間に形成される空間の上側を荷物収納空間の一部として利用することができるから、動力ユニットの多気筒化および大排気量化を図りながら、シート下方の収納空間を広く形成することができる。
【0037】
シリンダを足載せ台の突出部の下方に臨ませる他の発明によれば、足載せ台の内側にシリンダを収容することができ、シートとクランクケースとの間の収納空間がシリンダで狭められることがない。したがって、前記収納空間をより一層広く形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクータ型自動二輪車の側面図である。
【図2】 本発明に係るスクータ型自動二輪車の平面図である。
【図3】 動力ユニットの側面図である。
【図4】 動力ユニットの平面図である。
【図5】 動力ユニットのオイルパン部分の縦断面図である。
【図6】 図3における動力伝達系のVI−VI線断面図である。
【図7】 動力ユニット後部の縦断面図である。
【図8】 バランサーの断面図である。
【図9】 要部を示す斜視図である。
【図10】 他の実施の形態を示すスクータ型自動二輪車の側面図である。
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、2…動力ユニット、3…車体フレーム、12…シリンダ、13…クランクケース、13a…オイルパン、16…シート、17…収納ボックス、30…足載せ台、30a…足載せ部、30b…突出部、47…凹陥部。
Claims (2)
- 車幅方向の一側部にVベルト式自動変速機を配設し、このVベルト式自動変速機の従動プーリと後輪の車軸との間の動力伝達系に遠心クラッチを介装した動力ユニットを有するスクータ型自動二輪車において、前記遠心クラッチを車幅方向の他側部に配設するとともに前記従動プーリに軸線方向が車幅方向と平行な連結軸を介して連結し、この動力ユニットを車体フレームに固定して前記遠心クラッチの従動側を車体の前後方向に延びかつ上下方向に揺動自在な動力伝達手段によって前記車軸に連結し、この動力ユニットのクランクケース上面における前記従動プーリと前記遠心クラッチとの間の部位に凹陥部を形成したことを特徴とするスクータ型自動二輪車。
- 請求項1記載のスクータ型自動二輪車において、シートの下方にエンジンのクランクケースを配設するとともに、足載せ台の車幅方向の中央部を上方へ突出させ、この突出部の下方であって足載せ台における車幅方向の両側に形成した足載せ部で挟まれる空間にシリンダを臨ませたことを特徴とするスクータ型自動二輪車。
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