JP4057004B2 - 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 - Google Patents
扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4057004B2 JP4057004B2 JP2004298430A JP2004298430A JP4057004B2 JP 4057004 B2 JP4057004 B2 JP 4057004B2 JP 2004298430 A JP2004298430 A JP 2004298430A JP 2004298430 A JP2004298430 A JP 2004298430A JP 4057004 B2 JP4057004 B2 JP 4057004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- motor
- vibration
- vibration motor
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
Description
また、振動源として遠心力振動を得るために出力軸に偏心分銅を配した円筒型振動モータを横方向に配置したものがある。(特許文献2参照)しかしながら、このような構成では、電磁音響変換器として平面視で小型なものはできない。
この対策として、コアード型、すなわち径方向空隙型にしたモータを内蔵させるものがある。(特許文献3参照)
しかしながら、このような構成では、コアード型でしかも出力軸に錘を取り付けているので低姿勢にできないし、ブラシーコミュテータ方式のため、高回転のモータのためスピーカの寿命に対抗できない。
このような電磁音響変換器は、スピーカ側よりも、サイレントアラーム手段としてのモータ側の寿命に左右されるので、長寿命なモータの出現が望まれ、全体の姿勢も薄型なものが要求されている。
この長寿命モータとしては整流装置のない、いわゆるブラシレスモータにするのがよいが、軸方向空隙型で厚みが2mm程度のものが要求されるようになると、マグネットからの漏洩磁束の影響を受けやすく、小型化されるほど、ハウジングを非磁性もしくは弱磁性にする必要があるが、今度はスピーカのリターンパスプレートを構成できない。
このようなモータを用いて電磁音響変換器を達成するには、スピーカはスピーカハウジングと該スピーカハウジングに外周で取り付けられたもので、断面が丘状に形成された合成樹脂製の振動薄板と、該振動薄板に取り付けられたボイスコイルと、該ボイスコイルの外周側に配置され、該ボイスコイルを駆動する磁界を発生する励磁マグネットと、前記振動薄板を覆うキャップで構成され、前記扁平型ブラシレス振動モータは膨出部を形成したケースが前記ボイスコイルの内周側に空隙を介して前記励磁マグネットの磁界を受ける中央磁極となるように前記フランジの接合部分で前記スピーカハウジングの下端に外方から取り付けられたもので達成できる。
請求項2に係る電磁音響変換器に同モータを採用した場合には、磁性体ケースによってスピーカ側の励磁マグネットリターンパスプレートとして機能させることができ、磁性体ケースが全体を覆うようになっていても、膨出部があるのでスピーカ側の励磁マグネットの磁界がモータ側のマグネット影響がでないようになり、モータ側マグネットの漏洩磁界が少なくなってスピーカ側に影響がでなくなる。また、半径方向に延設したフランジで容易に、しかも強固にスピーカハウジングに取り付けでき、他のリターンパスプレートを用意する必要はない。
図1は、この発明の電磁音響変換器の要部断面図である。(実施例1)
図2は、図1のロータ部分の変形例の要部断面図である。(実施例2)
これらの各部材は、外周部分で前記樹脂製のスピーカハウジング1に前記振動薄板3の外周を押さえ込むように取り付けられた逆皿状のキャップ5で覆われる。ここで該キャップは非磁性ステンレスで形成され、前記振動薄板から発生した音声を外部に導出するための放音孔5aが多数設けられている。ここで振動薄板3は極めて薄いため、簡略化して一本の実線で表している。
ここで前記扁平型振動モータMのハウジングの一部であるケース6は、天井部の一部6aが前記フイルム状振動薄板3の丘状断面形状に合わせて軸方向外方に膨出されているのが特徴で、この膨出部6aの大きさは、内蔵された軸方向空隙型マグネットの外径と同程度か少し大にしてある。
このようにすることによって、該マグネットの漏洩磁束のケース頂部に対する影響がなくなる。
該ケース6の下部は半径方向にフランジ6bとして延設され、ブラケット7の外周に接合される。
この接合手段は、凹凸構成のカシメ、スポット溶接など種々の接合手段が採用できる。
前記励磁マグネット4の上部には、このマグネットの全周を覆うヨーク板4aが配され、前記磁性体と共に磁気回路が構成される。
偏心ロータRは、軸方向空隙型マグネット9が薄いロータヨーク10に接着される。この薄いロータヨーク10は、前記軸方向空隙型マグネット9の磁界を受ける平坦部10hとこの平坦部10hに一体の外径側垂下部10aと内径側垂下部10bを有し、前記軸方向空隙型マグネット9を囲うようになっているので、強い接着力を得ている。
この薄いロータヨーク10は、外径側垂下部10aから一体に所定の開角で2カ所舌片10cが法線方向で水平方向に突き出される。
弧状の偏心ウエイトWは、前記舌片10cに受け止められるような舌片10cの厚みと同程度の凹所Waが一面側に前記舌片10cと一致する位置に形成される。前記偏心ウエイトWは前記ロータヨーク10の外径側垂下部10aに前記凹所Waをそれぞれ舌片10cをはめ合わせながら前記外径側垂下部10aに接着などで固着される。前記舌片10cは図示しないが2カ所法線方向に形成しているので、偏心ウエイトWの径方向の動きが規制される。前記軸方向空隙型マグネット9の外周は、ロータヨーク10の側周の垂下部で覆われているので、ケース7に磁束が漏洩するのは少なくなるが、さらに、偏心ウエイトWの配置空間があるため、前記軸方向空隙型マグネットの半径方向外方への漏洩磁束はケースの側周に影響がでない。
このようにした偏心ロータRは、予めブラケット側(ここではディテントトルク発生部材8の中心)に外方からレーザ溶接Lで基端が固定された軸12に軸受13を介して回転自在に装着される。軸の先端も同様に偏心ロータを装着した後からレーザ溶接される。ケース6の開口部にも同様にブラケット側がレーザ溶接されるようになっている。したがって、モータとしてモノコック構造となるので、薄手の部材でも強度が確保される。
前記偏心ロータRを駆動するステータは、前記非磁性ブラケット7にスポット溶接などで取り付けられたディテントトルク発生部材8と、その上方でフレキシブル基板からなるステータベース11に配着され、互いにシリーズに結線された2個の単相空心電機子コイル(図示は一個分のみ)14と、該コイル14と重畳しないように配着された駆動回路部材DとからなるステータSTで駆動される。ここで駆動回路部材Dは厚みがあるので前記ディテントトルク発生部材8のない位置に設置される。
したがって、このように構成されたブラシレスモータMは駆動回路部材Dが内蔵されているので給電端子部Bは正負の2端子で済み、前記可動ボイスコイル2の通電する2端子と共に4個の給電端子で済むので構成が極めて簡単となる。
この偏心ウエイトWWは、ロータヨーク10にレーザ溶接Yなどで取り付けられる。
このようにすると、偏心ウエイトの重量が増加して回転時の遠心力振動を大にできる。
なお、この偏心ウエイトとロータヨークは樹脂で一体化して固着してもよい。
この発明は、その技術的思想、特徴から逸脱することなく、他のいろいろな実施の形態をとることができる。そのため、前述の実施の形態は単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。この発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示すものであって明細書本文には拘束されない。
2 可動ボイスコイル
3 振動薄板
4 励磁マグネット
5 キャップ
6 ケース
7 ブラケット
8 ディテントトルク発生部
9 マグネット
10 ロータヨーク
11 ステータベース
12 軸
13 軸受
14 単相空心電機子コイル
M 扁平型ブラシレス振動モータ
R、RR 偏心ロータ
S スピーカ
ST ステータ
Claims (2)
- 磁性体からなるケース(6)と、非磁性金属板からなるブラケット(7)とが備えられたモータハウジングと、
前記ブラケットに添設されたステータベース(11)と、該ステータベースに単相空心電機子コイル(14)と1個のセンサで駆動される駆動回路部材(D)と、ディテントトルク発生部(8)と、中心に固着された軸(12)とが備えられたステータ(ST)と、軸方向空隙型マグネット(9)と、該マグネットを支持するロータヨーク(10)と、該ロータヨークに配されるもので少なくとも一部(W1)が前記マグネットの上方で前記ロータヨーク上面に接着剤を含む樹脂で固着された偏心ウエイト(WW)とが備えられ、
中心の軸受(13)を介して前記軸に回転自在に装着され、前記ハウジングに格納された偏心ロータ(RR)とが備えられ、
前記ケースは前記偏心ウエイトの少なくとも一部に臨む天井部に前記マグネットの外径より少し大径となるように軸方向に膨出部(6a)が形成されると共に下部が半径方向にフランジ(6b)として延設され、該フランジ部分で前記ブラケットの外周と重ね合わせで接合されている扁平型ブラシレス振動モータ。 - 請求項1に記載の扁平型ブラシレス振動モータを備えた電磁音響変換器であって、
スピーカ(S)はスピーカハウジング(1)と該スピーカハウジングに外周で取付けられたもので、断面が丘状に形成された合成樹脂製の振動薄板(3)と、該振動薄板に取付けられたボイスコイル(2)と、該ボイスコイルの外周側に配置され、該ボイスコイルを駆動する磁界を発生する励磁マグネット(4)と、前記振動薄板を覆うキャップ(5)で構成され、前記扁平型ブラシレス振動モータ(M)は膨出部(6a)を形成したケース(6)が前記ボイスコイルの内周側に空隙を介して前記励磁マグネットの磁界を受ける中央磁極となるように前記フランジの接合部分で前記スピーカハウジングの下端に外方から取り付けられたことを特徴とする扁平型ブラシレス振動モータを備えた電磁音響変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004298430A JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004298430A JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006115574A JP2006115574A (ja) | 2006-04-27 |
JP2006115574A5 JP2006115574A5 (ja) | 2007-11-15 |
JP4057004B2 true JP4057004B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=36383597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004298430A Expired - Fee Related JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4057004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN217116373U (zh) | 2022-03-02 | 2022-08-02 | 瑞声光电科技(常州)有限公司 | 多功能发声装置 |
-
2004
- 2004-10-13 JP JP2004298430A patent/JP4057004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006115574A (ja) | 2006-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100873767B1 (ko) | 편평형 브러시리스 진동 모터 | |
CN1734888B (zh) | 扁平型无刷振动电动机 | |
JP4073451B2 (ja) | 軸方向空隙型ブラシレス振動モータ | |
JP4529500B2 (ja) | アキシャルギャップ回転電機 | |
JP2020124075A (ja) | モータおよび送風装置 | |
JP4046714B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
KR20050035079A (ko) | 구동회로가 내장된 스테이터와 상기 스테이터를 구비한축방향 공극형 브러시리스 모터 | |
JP4086306B2 (ja) | 偏心ロータを備えた扁平型ブラシレス振動モータ、同モータを内蔵させた電磁音響変換器。 | |
JP4057004B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 | |
JP2006080869A5 (ja) | ||
JP4067556B2 (ja) | 薄型ステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレス振動モータ | |
JP4086308B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
JP4086307B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
JP2006115574A5 (ja) | ||
JP2006247462A5 (ja) | ||
KR101807550B1 (ko) | 브러시리스 직류 진동 모터 | |
JP2006239611A5 (ja) | ||
JP2011015563A (ja) | ブラシレスオルタネ−タ | |
JP2006192317A5 (ja) | ||
JP2009028640A (ja) | 振動発生装置 | |
JP2002325413A (ja) | 扁平な回転ヨーク型ブラシレスモータとその製法 | |
JP2020162399A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP3863149B2 (ja) | 軸固定型モータと同モータの製造方法 | |
JP2006288001A (ja) | 軸方向空隙型ブラシレスモータと同モータを備えた電磁音響変換器。 | |
JP2013099012A (ja) | レゾルバ固定構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070928 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20070928 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20071101 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20071207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20071212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |