JP2006115574A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006115574A5 JP2006115574A5 JP2004298430A JP2004298430A JP2006115574A5 JP 2006115574 A5 JP2006115574 A5 JP 2006115574A5 JP 2004298430 A JP2004298430 A JP 2004298430A JP 2004298430 A JP2004298430 A JP 2004298430A JP 2006115574 A5 JP2006115574 A5 JP 2006115574A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- vibration motor
- flat brushless
- brushless vibration
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 5
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000006011 modification reaction Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral Effects 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Description
この発明は、電磁音響変換器(俗称マイクロスピーカ)に係り、特にサイレントアラーム手段として扁平型ブラシレス振動モータを内蔵し、該モータハウジングをスピーカのヨークにした、いわゆる2in1と称されるものに関する。
従来、1対の板状弾性体を相対向するようにして枠体に支持させ、一方の板状弾性体にヨーク、磁石からなる磁界発生体を取り付け、他方のフイルム状弾性体にリング状の可動ボイスコイルを取り付け、該コイルを前記磁界発生体の磁界内に配して周波数の異なる電流を切替え可能に与えたものがある。(特許文献1参照)
また、振動源として遠心力振動を得るために出力軸に偏心分銅を配した円筒型振動モータを横方向に配置したものがある。(特許文献2参照)しかしながら、このような構成では、電磁音響変換器として平面視で小型なものはできない。
この対策として、コアード型、すなわち径方向空隙型にしたモータを内蔵させるものがある。(特許文献3参照)
しかしながら、このような構成では、コアード型でしかも出力軸に錘を取り付けているので低姿勢にできないし、ブラシーコミュテータ方式のため、高回転のモータのためスピーカの寿命に対抗できない。
このような電磁音響変換器は、スピーカ側よりも、サイレントアラーム手段としてのモータ側の寿命に左右されるので、長寿命なモータの出現が望まれ、全体の姿勢も薄型なものが要求されている。
この長寿命モータとしては整流装置のない、いわゆるブラシレスモータにするのがよいが、軸方向空隙型で厚みが2mm程度のものが要求されるようになると、マグネットからの漏洩磁束の影響を受けやすく、小型化されるほど、ハウジングを非磁性もしくは弱磁性にする必要があるが、今度はスピーカのリターンパスプレートを構成できない。
特開平10−117472号公報
特開2001−103589号公報
特開2003−125474号公報
また、振動源として遠心力振動を得るために出力軸に偏心分銅を配した円筒型振動モータを横方向に配置したものがある。(特許文献2参照)しかしながら、このような構成では、電磁音響変換器として平面視で小型なものはできない。
この対策として、コアード型、すなわち径方向空隙型にしたモータを内蔵させるものがある。(特許文献3参照)
しかしながら、このような構成では、コアード型でしかも出力軸に錘を取り付けているので低姿勢にできないし、ブラシーコミュテータ方式のため、高回転のモータのためスピーカの寿命に対抗できない。
このような電磁音響変換器は、スピーカ側よりも、サイレントアラーム手段としてのモータ側の寿命に左右されるので、長寿命なモータの出現が望まれ、全体の姿勢も薄型なものが要求されている。
この長寿命モータとしては整流装置のない、いわゆるブラシレスモータにするのがよいが、軸方向空隙型で厚みが2mm程度のものが要求されるようになると、マグネットからの漏洩磁束の影響を受けやすく、小型化されるほど、ハウジングを非磁性もしくは弱磁性にする必要があるが、今度はスピーカのリターンパスプレートを構成できない。
そこで、この発明の目的は、モータとして駆動回路を内蔵した扁平型ブラシレス振動モータを採用して給電構造が簡単で薄型と長寿命を図り、スピーカの振動薄板の断面形状に注目して当該モータのケース形状を選定して全体の厚みを犠牲にすることなく磁性体でも構成できるようにしてヨークを兼ねさせることができるようにしたものである。
上記の課題を解決するため、本発明の扁平型ブラシレス振動モータは、ケースとブラケットからなるモータハウジング内に軸方向空隙型マグネットとこのマグネットを支持するロータヨークと、このロータヨークに配された偏心ウエイトとが備えられたロータを有する扁平型ブラシレス振動モータであって、前記ケースは天井部の一部が軸方向に膨出されると共に下部が半径方向にフランジとして延設された磁性体からなり、該フランジ部分で前記ブラケットと接合されていることを特徴としているものである。
本発明の扁平型ブラシレス振動モータは、更なる好ましい特徴として、
「前記ケースの膨出された部分は前記軸方向空隙型マグネットの外径とほぼ同径か、少し大径となっていること」、
「前記偏心ウエイトは一部がロータヨーク上面に配されていること」、
「前記モータハウジング内にステータとして単相の空心電機子コイルと1個のセンサで駆動される駆動回路部材が内蔵され、ロータとしてロータヨークと、該ロータヨークに配されたリング状マグネットと、前記ロータヨークに配された偏心ウエイトとが備えられたこと」、
を含む。
また、上記課題を解決するには、請求項5に示すように樹脂製スピーカハウジングの中央に上記本発明の扁平型ブラシレス振動モータが配され、該モータの径方向外周に空隙を介して臨ませたリング状の可動ボイスコイルと、該可動ボイスコイルの一端が配着され、外周が前記スピーカハウジングに配着された振動薄板と、前記可動ボイスコイルの外周に空隙を介して臨ませたリング状の励磁マグネットとが備えられた電磁音響変換器であって、前記扁平型ブラシレス振動モータの磁性体からなるケースが前記励磁マグネットのヨークとして機能し、前記フランジ部分に前記励磁マグネットの基部が載置され、前記フランジを利用して前記スピーカハウジングに前記扁平型ブラシレス振動モータが取り付けられたもので達成できる。
本発明の扁平型ブラシレス振動モータは、更なる好ましい特徴として、
「前記ケースの膨出された部分は前記軸方向空隙型マグネットの外径とほぼ同径か、少し大径となっていること」、
「前記偏心ウエイトは一部がロータヨーク上面に配されていること」、
「前記モータハウジング内にステータとして単相の空心電機子コイルと1個のセンサで駆動される駆動回路部材が内蔵され、ロータとしてロータヨークと、該ロータヨークに配されたリング状マグネットと、前記ロータヨークに配された偏心ウエイトとが備えられたこと」、
を含む。
また、上記課題を解決するには、請求項5に示すように樹脂製スピーカハウジングの中央に上記本発明の扁平型ブラシレス振動モータが配され、該モータの径方向外周に空隙を介して臨ませたリング状の可動ボイスコイルと、該可動ボイスコイルの一端が配着され、外周が前記スピーカハウジングに配着された振動薄板と、前記可動ボイスコイルの外周に空隙を介して臨ませたリング状の励磁マグネットとが備えられた電磁音響変換器であって、前記扁平型ブラシレス振動モータの磁性体からなるケースが前記励磁マグネットのヨークとして機能し、前記フランジ部分に前記励磁マグネットの基部が載置され、前記フランジを利用して前記スピーカハウジングに前記扁平型ブラシレス振動モータが取り付けられたもので達成できる。
本発明の電磁音響変換器によれば、軸方向空隙型マグネットとケースの空隙が大にできるので、漏洩磁束が多少あってもモータの回転に支障がなく、磁性体ケースによってスピーカの励磁マグネットのリターンパスプレートとして機能させることができ、半径方向に延ばされたフランジによって振動モータが容易にスピーカハウジングに取り付けられ、他のリターンパスプレートを用意する必要がない。
請求項2に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、軸方向空隙型マグネットから漏洩磁束があっても、ケースとの空隙が十分あるのでモータの回転には支障をきたすおそれがない。
請求項3に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、偏心ウエイトの重量を大にできるので振動量を十分に得ることができる。
そして、請求項4に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、単相で駆動回路が容易に内蔵でき、外周部のウエイトによってケース側周との空隙が十分に得られ、ケースが磁性体でも問題がでない。
請求項2に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、軸方向空隙型マグネットから漏洩磁束があっても、ケースとの空隙が十分あるのでモータの回転には支障をきたすおそれがない。
請求項3に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、偏心ウエイトの重量を大にできるので振動量を十分に得ることができる。
そして、請求項4に記載の扁平型ブラシレス振動モータを内蔵したものにあっては、単相で駆動回路が容易に内蔵でき、外周部のウエイトによってケース側周との空隙が十分に得られ、ケースが磁性体でも問題がでない。
樹脂製スピーカハウジングの中央に配され、軸方向マグネットと偏心ウエイトとを備えたロータを内蔵させた扁平型ブラシレス振動モータと、該モータの径方向外周に空隙を介して臨ませたリング状の可動ボイスコイルと、該コイルの一端が配着され、外周が前記ハウジングに配着された振動薄板と、該可動コイルの外周に空隙を介して前記ハウジングに配されたリング状の励磁マグネットとが備えられ、前記扁平型ブラシレス振動モータの少なくともケースが前記励磁マグネットのヨークとして機能させるために磁性体からなり、該ケースは前記振動薄板の丘状を利用して天井部の一部が軸方向外方に膨出され、下部が半径方向にフランジとして延設され、このフランジ部分でブラケットと接合されて前記スピーカハウジングに取り付けられた。
図1は、この発明の電磁音響変換器の要部断面図である。(実施例1)
図2は、図1のロータ部分の変形例の要部断面図である。(実施例2)
図1は、この発明の電磁音響変換器の要部断面図である。(実施例1)
図2は、図1のロータ部分の変形例の要部断面図である。(実施例2)
この発明の電磁音響変換器Sは、浅い円筒型の樹脂製のスピーカハウジング1と、中央に配され、偏心ロータを内蔵させた扁平型振動モータMと、該モータの径方向外周に空隙を介して臨ませたもので、多層ソレノイド型にしたリング状の可動ボイスコイル2と、該コイルの一端が配着され、外周が前記ハウジングに配着され、断面形状が丘状にプレス成形された合成樹脂製のフイルム状振動薄板3と、該可動ボイスコイル2の外周に空隙を介して前記ハウジングに配されたリング状の励磁マグネット4とが備えられる。前記可動ボイスコイル2の端末2aは前記振動薄板3に接着などで沿わされ、前記スピーカハウジング1の側面の一部の空間1aを介して給電端子部Bに導出される。
これらの各部材は、外周部分で前記樹脂製のスピーカハウジング1に前記振動薄板3の外周を押さえ込むように取り付けられた逆皿状のキャップ5で覆われる。ここで該キャップは非磁性ステンレスで形成され、前記振動薄板から発生した音声を外部に導出するための放音孔5aが多数設けられている。ここで振動薄板3は極めて薄いため、簡略化して一本の実線で表している。
ここで前記扁平型振動モータMのハウジングの一部であるケース6は、天井部の一部6aが前記フイルム状振動薄板3の丘状断面形状に合わせて軸方向外方に膨出されているのが特徴で、この膨出部6aの大きさは、内蔵された軸方向空隙型マグネットの外径と同程度か少し大にしてある。
このようにすることによって、該マグネットの漏洩磁束のケース頂部に対する影響がなくなる。
該ケース6の下部は半径方向にフランジ6bとして延設され、ブラケット7の外周に接合される。
この接合手段は、凹凸構成のカシメ、スポット溶接など種々の接合手段が採用できる。
前記励磁マグネット4の上部には、このマグネットの全周を覆うヨーク板4aが配され、前記磁性体と共に磁気回路が構成される。
これらの各部材は、外周部分で前記樹脂製のスピーカハウジング1に前記振動薄板3の外周を押さえ込むように取り付けられた逆皿状のキャップ5で覆われる。ここで該キャップは非磁性ステンレスで形成され、前記振動薄板から発生した音声を外部に導出するための放音孔5aが多数設けられている。ここで振動薄板3は極めて薄いため、簡略化して一本の実線で表している。
ここで前記扁平型振動モータMのハウジングの一部であるケース6は、天井部の一部6aが前記フイルム状振動薄板3の丘状断面形状に合わせて軸方向外方に膨出されているのが特徴で、この膨出部6aの大きさは、内蔵された軸方向空隙型マグネットの外径と同程度か少し大にしてある。
このようにすることによって、該マグネットの漏洩磁束のケース頂部に対する影響がなくなる。
該ケース6の下部は半径方向にフランジ6bとして延設され、ブラケット7の外周に接合される。
この接合手段は、凹凸構成のカシメ、スポット溶接など種々の接合手段が採用できる。
前記励磁マグネット4の上部には、このマグネットの全周を覆うヨーク板4aが配され、前記磁性体と共に磁気回路が構成される。
この発明に構成する前記モータMは、ホールセンサ型単相ブラシレスモータからなる。周知のように単相ブラシレスモータは、自起動させるには、ロータを所定位置に停止させておく必要があるが、前記ブラケット7に磁性体を使用すると、強大なマグネットの磁力によって、起動が困難であるので、通常は、ディテントトルク発生部8を除いて非磁性体にする必要がある。モータの厚みが2mm程度のものでは、マグネットを保持するロータケース側も薄いものを採用せざるを得なく、上方に反空隙側の漏洩磁束も多くなり、このため、ケースの天井部に前記振動薄板3の丘状の断面形状に合わせて前述のようにマグネットの外径にほぼ合わせるか、少し大にした膨出部が形成される。
偏心ロータRは、軸方向空隙型マグネット9が薄いロータヨーク10に接着される。この薄いロータヨーク10は、前記軸方向空隙型マグネット9の磁界を受ける平坦部10hとこの平坦部10hに一体の外径側垂下部10aと内径側垂下部10bを有し、前記軸方向空隙型マグネット9を囲うようになっているので、強い接着力を得ている。
この薄いロータヨーク10は、外径側垂下部10aから一体に所定の開角で2カ所舌片10cが法線方向で水平方向に突き出される。
弧状の偏心ウエイトWは、前記舌片10cに受け止められるような舌片10cの厚みと同程度の凹所Waが一面側に前記舌片10cと一致する位置に形成される。前記偏心ウエイトWは前記ロータヨーク10の外径側垂下部10aに前記凹所Waをそれぞれ舌片10cをはめ合わせながら前記外径側垂下部10aに接着などで固着される。前記舌片10cは図示しないが2カ所法線方向に形成しているので、偏心ウエイトWの径方向の動きが規制される。前記軸方向空隙型マグネット9の外周は、ロータヨーク10の側周の垂下部で覆われているので、ケース7に磁束が漏洩するのは少なくなるが、さらに、偏心ウエイトWの配置空間があるため、前記軸方向空隙型マグネットの半径方向外方への漏洩磁束はケースの側周に影響がでない。
このようにした偏心ロータRは、予めブラケット側(ここではディテントトルク発生部材8の中心)に外方からレーザ溶接Lで基端が固定された軸12に軸受13を介して回転自在に装着される。軸の先端も同様に偏心ロータを装着した後からレーザ溶接される。ケース6の開口部にも同様にブラケット側がレーザ溶接されるようになっている。したがって、モータとしてモノコック構造となるので、薄手の部材でも強度が確保される。
前記偏心ロータRを駆動するステータは、前記非磁性ブラケット7にスポット溶接などで取り付けられたディテントトルク発生部材8と、その上方でフレキシブル基板からなるステータベース11に配着され、互いにシリーズに結線された2個の単相空心電機子コイル(図示は一個分のみ)14と、該コイル14と重畳しないように配着された駆動回路部材DとからなるステータSTで駆動される。ここで駆動回路部材Dは厚みがあるので前記ディテントトルク発生部材8のない位置に設置される。
したがって、このように構成されたブラシレスモータMは駆動回路部材Dが内蔵されているので給電端子部Bは正負の2端子で済み、前記可動ボイスコイル2の通電する2端子と共に4個の給電端子で済むので構成が極めて簡単となる。
偏心ロータRは、軸方向空隙型マグネット9が薄いロータヨーク10に接着される。この薄いロータヨーク10は、前記軸方向空隙型マグネット9の磁界を受ける平坦部10hとこの平坦部10hに一体の外径側垂下部10aと内径側垂下部10bを有し、前記軸方向空隙型マグネット9を囲うようになっているので、強い接着力を得ている。
この薄いロータヨーク10は、外径側垂下部10aから一体に所定の開角で2カ所舌片10cが法線方向で水平方向に突き出される。
弧状の偏心ウエイトWは、前記舌片10cに受け止められるような舌片10cの厚みと同程度の凹所Waが一面側に前記舌片10cと一致する位置に形成される。前記偏心ウエイトWは前記ロータヨーク10の外径側垂下部10aに前記凹所Waをそれぞれ舌片10cをはめ合わせながら前記外径側垂下部10aに接着などで固着される。前記舌片10cは図示しないが2カ所法線方向に形成しているので、偏心ウエイトWの径方向の動きが規制される。前記軸方向空隙型マグネット9の外周は、ロータヨーク10の側周の垂下部で覆われているので、ケース7に磁束が漏洩するのは少なくなるが、さらに、偏心ウエイトWの配置空間があるため、前記軸方向空隙型マグネットの半径方向外方への漏洩磁束はケースの側周に影響がでない。
このようにした偏心ロータRは、予めブラケット側(ここではディテントトルク発生部材8の中心)に外方からレーザ溶接Lで基端が固定された軸12に軸受13を介して回転自在に装着される。軸の先端も同様に偏心ロータを装着した後からレーザ溶接される。ケース6の開口部にも同様にブラケット側がレーザ溶接されるようになっている。したがって、モータとしてモノコック構造となるので、薄手の部材でも強度が確保される。
前記偏心ロータRを駆動するステータは、前記非磁性ブラケット7にスポット溶接などで取り付けられたディテントトルク発生部材8と、その上方でフレキシブル基板からなるステータベース11に配着され、互いにシリーズに結線された2個の単相空心電機子コイル(図示は一個分のみ)14と、該コイル14と重畳しないように配着された駆動回路部材DとからなるステータSTで駆動される。ここで駆動回路部材Dは厚みがあるので前記ディテントトルク発生部材8のない位置に設置される。
したがって、このように構成されたブラシレスモータMは駆動回路部材Dが内蔵されているので給電端子部Bは正負の2端子で済み、前記可動ボイスコイル2の通電する2端子と共に4個の給電端子で済むので構成が極めて簡単となる。
図2に示すものは、偏心ウエイトの重量を増やすために、前記膨出部の内側の空間を利用したものである。すなわち、膨出部6aは、内蔵した軸方向空隙型マグネットの外径より少し大となっていて、膨出部の内側の空間を利用して偏心ウエイトWWの一部W1がロータヨーク10の上面にも配され、ロータRRを構成していることに特徴がある。
この偏心ウエイトWWは、ロータヨーク10にレーザ溶接Yなどで取り付けられる。
このようにすると、偏心ウエイトの重量が増加して回転時の遠心力振動を大にできる。
なお、この偏心ウエイトとロータヨークは樹脂で一体化して固着してもよい。
この偏心ウエイトWWは、ロータヨーク10にレーザ溶接Yなどで取り付けられる。
このようにすると、偏心ウエイトの重量が増加して回転時の遠心力振動を大にできる。
なお、この偏心ウエイトとロータヨークは樹脂で一体化して固着してもよい。
この発明の構成はモータとして1個のホールセンサ型ブラシレスモータからなるものを示したが、センサレス型でもよく、また軸固定型のものを例示したが、軸回転型にも採用できる。
この発明は、その技術的思想、特徴から逸脱することなく、他のいろいろな実施の形態をとることができる。そのため、前述の実施の形態は単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。この発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示すものであって明細書本文には拘束されない。
この発明は、その技術的思想、特徴から逸脱することなく、他のいろいろな実施の形態をとることができる。そのため、前述の実施の形態は単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。この発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示すものであって明細書本文には拘束されない。
1 スピーカハウジング
2 可動ボイスコイル
3 振動薄板
4 励磁マグネット
5 キャップ
6 ケース
7 ブラケット
8 ディテントトルク発生部
9 マグネット
10 ロータヨーク
11 ステータベース
12 軸
13 軸受
14 単相空心電機子コイル
M 扁平型ブラシレス振動モータ
R、RR 偏心ロータ
S スピーカ
ST ステータ
2 可動ボイスコイル
3 振動薄板
4 励磁マグネット
5 キャップ
6 ケース
7 ブラケット
8 ディテントトルク発生部
9 マグネット
10 ロータヨーク
11 ステータベース
12 軸
13 軸受
14 単相空心電機子コイル
M 扁平型ブラシレス振動モータ
R、RR 偏心ロータ
S スピーカ
ST ステータ
Claims (5)
- ケースとブラケットからなるモータハウジング内に軸方向空隙型マグネットとこのマグネットを支持するロータヨークと、このロータヨークに配された偏心ウエイトとが備えられたロータを有する扁平型ブラシレス振動モータであって、前記ケースは天井部の一部が軸方向に膨出されると共に下部が半径方向にフランジとして延設された磁性体からなり、該フランジ部分で前記ブラケットと接合されている扁平型ブラシレス振動モータ。
- 前記ケースの膨出された部分は前記軸方向空隙型マグネットの外径とほぼ同径か、少し大径となっている請求項1に記載の扁平型ブラシレス振動モータ。
- 前記偏心ウエイトは一部がロータヨーク上面に配されている請求項1に記載の扁平型ブラシレス振動モータ。
- 前記モータハウジング内にステータとして単相の空心電機子コイルと1個のセンサで駆動される駆動回路部材が内蔵され、ロータとしてロータヨークと、該ロータヨークに配されたリング状マグネットと、前記ロータヨークに配された偏心ウエイトとが備えられた請求項1又は2に記載の扁平型ブラシレス振動モータ。
- 樹脂製スピーカハウジングの中央に請求項1乃至4のいずれか1項に記載の扁平型ブラシレス振動モータが配され、該モータの径方向外周に空隙を介して臨ませたリング状の可動ボイスコイルと、該可動ボイスコイルの一端が配着され、外周が前記スピーカハウジングに配着された振動薄板と、前記可動ボイスコイルの外周に空隙を介して配されたリング状の励磁マグネットとが備えられた電磁音響変換器であって、
前記扁平型ブラシレス振動モータの磁性体からなるケースが前記励磁マグネットのヨークとして機能し、
前記フランジ部分に前記励磁マグネットの基部が載置され、前記フランジを利用して前記スピーカハウジングに前記扁平型ブラシレス振動モータが取り付けられたことを特徴とする電磁音響変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004298430A JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004298430A JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006115574A JP2006115574A (ja) | 2006-04-27 |
JP2006115574A5 true JP2006115574A5 (ja) | 2007-11-15 |
JP4057004B2 JP4057004B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=36383597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004298430A Expired - Fee Related JP4057004B2 (ja) | 2004-10-13 | 2004-10-13 | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4057004B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN217116373U (zh) | 2022-03-02 | 2022-08-02 | 瑞声光电科技(常州)有限公司 | 多功能发声装置 |
CN118488370B (zh) * | 2024-07-11 | 2024-09-20 | 瑞声光电科技(常州)有限公司 | 多功能发声装置 |
-
2004
- 2004-10-13 JP JP2004298430A patent/JP4057004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100873767B1 (ko) | 편평형 브러시리스 진동 모터 | |
JP4073451B2 (ja) | 軸方向空隙型ブラシレス振動モータ | |
CN1734888B (zh) | 扁平型无刷振动电动机 | |
JP4529500B2 (ja) | アキシャルギャップ回転電機 | |
JP2007050370A5 (ja) | ||
JP2020124075A (ja) | モータおよび送風装置 | |
JP2008086166A (ja) | ミシン駆動用モータ | |
KR20050035079A (ko) | 구동회로가 내장된 스테이터와 상기 스테이터를 구비한축방향 공극형 브러시리스 모터 | |
JP4046714B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
JP4086306B2 (ja) | 偏心ロータを備えた扁平型ブラシレス振動モータ、同モータを内蔵させた電磁音響変換器。 | |
JP4057004B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータおよび電磁音響変換器 | |
JP2006080869A5 (ja) | ||
JP4067556B2 (ja) | 薄型ステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレス振動モータ | |
JP4086308B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
JP2006115574A5 (ja) | ||
JP4086307B2 (ja) | 扁平型ブラシレス振動モータと同モータを備えた電磁音響変換器 | |
JP2006247462A5 (ja) | ||
JP2006239611A5 (ja) | ||
JP2006192317A5 (ja) | ||
JP2011015563A (ja) | ブラシレスオルタネ−タ | |
JP2002325413A (ja) | 扁平な回転ヨーク型ブラシレスモータとその製法 | |
JP2020162399A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP3985964B2 (ja) | ディテントトルク発生手段を有するステータと同ステータを備えた軸方向空隙型ブラシレスモータ | |
JP3863149B2 (ja) | 軸固定型モータと同モータの製造方法 | |
JP4424725B2 (ja) | スピンドルモータ |