JP4056616B2 - コンクリート構造物の構築工法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築する工法に関し、特に、中間メッシュの2層仕上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、同一断面の連続したコンクリート構造物を構築するために、締固め装置と成型装置を備えた自走式施工装置を用い、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築するスリップフォーム工法が知られている。
【0003】
このスリップフォーム工法による、連続鉄筋を用いた構造物の施工は、図3に示すように、ダンプトラック4等からの生コンクリートを側方から横取りし、これを敷き均すためのコンクリートの横取り敷均し装置(サイドフィーダ)1、均したコンクリートを締固めて成型仕上げする成型機(スリップフォームペーバ)2、表面仕上げと養生剤の散布を受け持つ仕上げ機(キュアリングマシン)3の3台が1セットとなって行う。
【0004】
そして、コンクリートの敷き均し工程では、鉄筋構築後に横取り敷均し装置1によって、ダンプトラック4等の搬送車両からの生コンクリートを鉄筋構築部分に横取りして均す(連続鉄筋の一層仕上げ)。
尚、無筋の一層仕上げ方法の場合は、図4に示すように、成型機2によって、ダンプトラック4等の搬送車両からの生コンクリートを該装置の正面から取って締固めて成型仕上げする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の連続鉄筋の一層仕上げ方法にあっては、鉄筋構築を行う必要があり、多大な作業工数が必要であり、上述した従来の無筋の一層仕上げ方法の場合は、鉄筋構築を行う必要がないが、路面強度の点で劣るという問題がある。
【0006】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みてなされたもので、敷均し装置と、成型機と、仕上げ機と、を組み合わせて使用し、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築する工法において、中間メッシュの2層仕上げ方法を採用することにより、多大な作業工数が不要でありながら、路面強度の点で優れた工法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明のコンクリート構造物の構築工法は、
搬送車両から受け取った生コンクリートを敷き均すためのコンクリートの敷均し装置と、均したコンクリートを締固めて成型仕上げする成型機と、表面仕上げと養生剤の散布を受け持つ仕上げ機と、を組み合わせて使用し、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築する工法において、
生コンクリートを受け取って、これを敷き均すに際して、
前記敷均し装置によって、搬送車両から生コンクリートを受け取って施工厚の略半分の下層部分を均す工程と、
前記工程の後に、前記下層上面にメッシュを敷く工程と、
前記工程の後に、前記敷均し装置を施工方向と反対方向に移動する工程と、
前記工程の後に、前記敷均し装置により搬送車両からの生コンクリートを横取りして施工厚の残り分の上層部分を均す工程と、
を含む中間メッシュの2層仕上げ方法を行うことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の工法を実施する装置の編成、即ち、敷均し装置としての横取り敷均し装置(サイドフィーダ)1、成型機(スリップフォームペーバ)2、仕上げ機(キュアリングマシン)3の3台の構成を示す概略平面図である。
【0009】
この図において、横取り敷均し装置1は、自走式ベースマシン1Aと、該ベースマシン1Aに装備されるコンクリート側方供給装置(ベルトプレーサ)1Bと、ベースマシン1Aに装備されるコンクリート拡散オーガー1Cと、該オーガー1Cと一体に設けられて、コンクリートを敷均すスクリード1Dと、を含んで構成される。
【0010】
前記自走式ベースマシン1Aは、コンクリート構造物の構築部分を横断する如く配設されるフレーム部1aと、該フレーム部1aの横断方向両側部の底部に設けられた走行部1bと、を含んで構成される。
フレーム部1aのメインフレーム1cは、所定幅の舗装に対するテレスコープ式エキステンション構造で、その幅が可変になっている。
【0011】
尚、自走式ベースマシン1Aには、エンジン、油圧システム、操向及びレベリングシステム等も装備されている。
前記ベルトプレーサ1Bは、コンクリート投入部がコンクリート構造物の構築部分の外側方に位置されるコンクリート受け入れポッパ1dと、コンクリート排出部がコンクリート構造物の構築部分側に位置されるコンベアベルト1eとを備えたコンベアフレームを含んで構成される。
【0012】
又、ベルトプレーサ1Bには、コンベアベルト1eの油圧駆動装置が設けられている。
かかる構成のコンクリートの横取り敷均し装置1は、コンクリート運搬車両としての例えばダンプトラック4からのコンクリートを側方から横取り、或いは、ダンプトラック4からのコンクリートを正面から取り、これを敷き均すことができるようになっている。
【0013】
一方、前記成型機2は、自走式ベースマシン2Aと、該ベースマシン2Aに夫々装備されるコンクリート拡散オーガー2Bとバイブレータ付き締め固め成形モールド2Cとコレクションビーム(横仕上げ)2Dとスーパースムーサ(縦仕上げ)2E等から構成される。
又、前記仕上げ機3は、自走式ベースマシン3Aと、該ベースマシン3Aに夫々装備される粗面仕上げ装置3B、養生剤タンク3C、養生剤散布装置3D等から構成される。
【0014】
ここで、本発明のコンクリート構造物の構築工法においては、生コンクリートを取って、これを敷き均すに際して、次の各工程を含む中間メッシュの2層仕上げ方法を採用した(図1及び図2参照)。
(1)横取り敷均し装置1によって、ダンプトラック4からの生コンクリートを該装置1の正面から取って施工厚の略半分の下層部分5を均す工程
(2)前記工程の後に、前記下層部分5の上面にメッシュ(金網等)6を敷く工程
(3)前記工程の後に、横取り敷均し装置1を施工方向と反対方向に移動する(バックさせる)工程
(4)前記工程の後に、横取り敷均し装置1によりダンプトラック4からの生コンクリートを横取りして施工厚の残り分の上層部分7を均す工程
尚、前記(4)の工程においては、施工厚プラス予盛りを見て生コンクリートを敷き均す。
【0015】
又、上記の中間メッシュの2層仕上げの後、成型機(スリップフォームペーバ)によって、均したコンクリートを締固めて成型仕上げし、仕上げ機(キュアリングマシン)によって、表面仕上げと養生剤の散布を実施する。
【0016】
そして、上記の作業の繰り返しによって、所定施工長さのコンクリート構造物の構築を行う。
以上の中間メッシュの2層仕上げ方法によれば、横取り敷均し装置1の施工方向移動とその反対方向の移動とを行って、下層部分5と上層部分7との間にメッシュ6を介在させた仕上げ方法としたから、従来の連続鉄筋の一層仕上げ方法と比較して、鉄筋構築を行う必要がなく、多大な作業工数が不要であると共に、無筋の一層仕上げ方法と比較して、路面強度の点で優れている。
【0017】
即ち、中間メッシュの2層仕上げ方法を採用することにより、多大な作業工数が不要でありながら、路面強度の点で優れた工法を提供することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築する工法において、横取り敷均し装置によって、生コンクリートを取って、これを敷き均すに際して、施工厚の略半分の下層部分を均し、この下層上面にメッシュを敷き、横取り敷均し装置を施工方向と反対方向に移動し、この横取り敷均し装置により搬送車両からの生コンクリートを横取りして施工厚の残り分の上層部分を均すようにした中間メッシュの2層仕上げ方法の採用によって、路面強度の向上を図りつつ、作業工数の低減が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンクリート構造物の構築工法を行う装置の概略平面図
【図2】 同上のコンクリート構造物の構築工法の一実施形態を説明するコンクリート構造物の縦断面図
【図3】 従来のコンクリート構造物の構築工法の一例を説明する概略平面図
【図4】 従来のコンクリート構造物の構築工法の他例を説明する概略平面図
【符号の説明】
1 横取り敷均し装置(サイドフィーダ)
2 成型機(スリップフォームペーバ)
3 仕上げ機(キュアリングマシン)
4 ダンプトラック
5 下層部分
6 メッシュ(金網等)
7 上層部分

Claims (1)

  1. 搬送車両から受け取った生コンクリートを敷き均すためのコンクリートの敷均し装置と、均したコンクリートを締固めて成型仕上げする成型機と、表面仕上げと養生剤の散布を受け持つ仕上げ機と、を組み合わせて使用し、コンクリートを所定の形状に締固め、成型しながら、連続的にコンクリート構造物を構築する工法において、
    生コンクリートを受け取って、これを敷き均すに際して、
    前記敷均し装置によって、搬送車両から生コンクリートを受け取って施工厚の略半分の下層部分を均す工程と、
    前記工程の後に、前記下層上面にメッシュを敷く工程と、
    前記工程の後に、前記敷均し装置を施工方向と反対方向に移動する工程と、
    前記工程の後に、前記敷均し装置により搬送車両からの生コンクリートを横取りして前記施工厚の残り分の上層部分を均す工程と、
    を含む中間メッシュの2層仕上げ方法を行うことを特徴とするコンクリート構造物の構築工法。
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