JP4056508B2 - カウリングの接合面でバーによりレクティファイアのベーンのセクタの回転を停止する手段 - Google Patents

カウリングの接合面でバーによりレクティファイアのベーンのセクタの回転を停止する手段 Download PDF

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Description

本発明は、ターボジェットエンジンの高圧コンプレッサの分野に関し、特に、レクティファイアのベーン(aubes des redresseurs)のセクタ(secteur)同士を結合する分野に関する。
タービンエンジンの高圧コンプレッサは、カウリングからなるステータを含み、複数のセクタ、例えば2個の半シェル(demi−coquille)から構成可能であって、その内部にレクティファイア(redresseur)のシュラウドが収容される。これらのシュラウドは、360°にわたって形成されるのではなく、複数のベーン(aube)のセクタを含む。レクティファイアのベーンのセクタの端は、向かい合って配置されて、レクティファイアのベーンの羽根輪を形成する。ターボジェットエンジンの動作時には、レクティファイアのベーンの下面と上面との圧力差による空気力学的な応力と、レクティファイアのベーンのセクタの摩耗部(abradables)に対する動翼の摩擦による応力とが、レクティファイアのベーンのセクタに及ぼされる。これらの応力により、カウリングの2個の半シェルの接合面に重ねることができるベーンのセクタがその収容部で回転駆動されるので、メンテナンス作業時にカウリングの2個の半シェルの分解が妨げられる。
ベーンのセクタの回転の問題を解消するために、特にベーンのセクタの軸方向全長でベーンのセクタの端に接して配置されるロッドを各々の半シェルの一端に配置し、次いでボルト締め結合により2個の半シェルをしっかりと組み立てることが知られている。このロッドは、レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置の役割を果たす。しかし、この装置は、メンテナンス作業時にロッドを紛失しうるという欠点を有する。
また、米国特許第5318402号明細書から、レクティファイアのベーンのセクタの端に配置されるろう付け止め具が知られている。この実施形態は、メンテナンス作業時にこの止め具を分解不能であるという欠点を有する。
米国特許第5318402号明細書
そのため、本発明は、特に上記の欠点を解消できる様々な実施形態を提示する。
本発明は、タービンエンジンのカウリングセクタに取り付けられる少なくとも一つのレクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置に関し、各レクティファイアのベーンのセクタが、このベーンの支持基板を含み、カウリングセクタが、タービンエンジンのカウリングの回転軸に垂直な面に延びてレクティファイアのベーンのセクタの支持基板の縁をそれぞれ受容する少なくとも2個の溝(gorges)を含む。
本発明の主な特徴によれば、軸方向の面におけるカウリングセクタの軸方向の同一端で、少なくとも2個の溝が、溝のセクタの寸法より大きい寸法の軸方向の面を対応する溝と共に画定する収容部(logements)をそれぞれ含む。
本発明の別の主な特徴によれば、回転停止装置が、軸方向に延びるように配置されたストッパを含んでおり、このストッパが、片側で一方の溝の収容部に取り付けられ、反対側で他方の溝の収容部に取り付けられ、カウリングの係合(complementaire)セクタを設置後、タービンエンジンの動作時に、少なくとも一つの係合するレクティファイアのベーンのセクタのスラスト下で各収容部の軸方向の面で支持されて、少なくとも一つのベーンのセクタの回転を停止し、ストッパ(butee)は、ベーンのセクタに結合されるか、またはバー(barette)に結合され、バーの少なくとも一端が、収容部への弾性組立および保持のための長手方向のスリットを有する。
本発明の第一の実施形態によれば、バーは、半径方向の寸法が、対応する収容部の寸法よりも大きい二端を含んでおり、前記バーが、その各端に長手方向のスリットを含む。
本発明の第二の実施形態によれば、バーは、第一の溝の収容部から、軸方向に隣接しない第二の溝の収容部に延びており、このバーは、少なくとも2個の中間溝で支持され、軸方向に隣接する少なくとも2個のベーンのセクタのためのストッパをなす。
本発明の第三の実施形態によれば、バーは、4個の中間溝で支持され、軸方向に隣接する3個のベーンのセクタに対してストッパをなす。
有利には、バーは、軸方向に延びる複数の部分を含む。
本発明の第四の実施形態によれば、ベーンのセクタに結合されるストッパが、ベーンのセクタの基板と一体成形され、ベーンのセクタの端に配置される。
変形実施形態では、ベーンのセクタに結合されるストッパが、ベーンのセクタの基板にろう付けにより嵌め込まれてベーンのセクタの一端に配置されるストッパを含む。好適には、ストッパが、第一の溝の収容部に対応する第一のストッパ部材と、第二の溝の収容部に対応する第二のストッパ部材とを含む。
本発明の第五の実施形態によれば、各収容部が、軸方向に延びる所定の幅の切り込み(rainure)を含んでおり、この切り込みが、溝側で、溝セクタの寸法よりも大きい寸法の軸方向の面より画定され、カウリングセクタの端側で、ひとたび収容部に配置されたバーを固定するのに適した軸方向の面により画定される。
これらの様々な実施形態は、特に、例えばタービンエンジンの動作時であっても、分解操作時であっても、あらゆる状況でストッパを定位置に保持可能であるという長所を有する。
さらに、上記の実施形態の大部分は、レクティファイアの各段の間における流体の漏洩を回避できる。
以下の図は、限定的ではないが、発明の実施形態を示す。
図は、主に、確実な性質を持つ要素を含む。図は、発明の詳細な説明をいっそう理解させる役割を果たすのみならず、場合によっては発明を定義することにも貢献する。
図1は、カウリング全体を構成するために係合セクタに固定されるのに適したタービンエンジンのカウリングセクタ1を示している。半円筒形のこのセクタは、半シェルと呼ばれ、タービンエンジンの回転軸を軸として有し、係合セクタのフランジと接するように構成されたフランジ9をそれぞれが備える二端E1、E2を含む。これらのフランジ9は、互いに係合される二セクタを固定するように係合セクタのフランジの穴と向かい合って配置される穴10を備える。各々のシュラウドセクタは、穴を備えた半円形のフランジ8を同様に含む。カウリング全体をなす2個のセクタを組み立てると、2個のセクタのフランジ8は、タービンエンジンの他方のカウリングの係合フランジと接する。カウリングは、接触するフランジの孔を貫通する固定手段、例えばボルトにより互いに組み立てられる。各々のカウリングセクタ1は、カウリング内部に開いた半円形の複数の切り込み7を含み、各切り込みが、レクティファイアのベーンのセクタを受容するように構成されている。
レクティファイアのベーンの羽根輪は、カウリングの2セクタの一方にそれぞれ配置された少なくとも2個のレクティファイアのベーンのセクタから構成され、ベーンのセクタの端が向かい合っている。レクティファイアのベーンのセクタは、外側プラットフォームと呼ばれる半径方向に外側の円筒形基板3を含む。この円筒基板3は、内側プラットフォームと呼ばれる半径方向に内側の円筒形基板4により互いに固定されるレクティファイアのベーン5を支持する。カウリングセクタ1の各切り込み7は、2個の円形溝6を備え、各々がレクティファイアのベーンのセクタの外側プラットフォームの二端のうちの一方を受容するようにしている。
ターボジェットエンジンの動作時に、空気力学的な応力がこれらのレクティファイアのベーンのセクタに及ぼされ、これらの応力は、摩耗材料からなるレクティファイアのベーンのセクタの内側プラットフォーム4に対するロータの動翼の摩擦によって生じる。ベーンのセクタが回転すると、メンテナンス作業時にカウリングセクタを分解できなくなる。
こうしたベーンのセクタの回転の問題を解消するために、端E1またはE2の一方に、フランジ9に接して配置されるロッド、特にフランジ9の軸方向全長でベーンのセクタの外側プラットフォームの端に接して配置されるロッドを、次いで、カウリング1の二セクタをしっかりと組み立てることが知られている。その場合、このバーは、レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置の役割を果たす。しかし、この装置は、メンテナンス作業時にバーを紛失しうるという不都合がある。しかも、コンプレッサの複数段の間を流体が通る可能性がある。
従って、本発明は、特に上記の不都合の少なくとも幾つかを解消できる様々な実施形態を提示する。
図2から7は、本発明による第一の実施形態を示す。
図2は、シュラウドセクタの一端に軸方向に配置可能な長手方向のバー16を示している。より詳しくは、このバー16が、第一の長手方向の端13を含み、段差14に続き、次いで第二の長手方向の端15に続いている。第一および第二の端は、それぞれ、長手方向のスリット12を備える。バーの端13のスリット12は、スリット12の両側で第一の端アーム23と第二の端アーム22とを画定する。バーの端15では、スリット12の両側で第一の端アーム20と第二の端アーム21とが画定されている。解放状態におけるバーの各端の幅をL1と記す。
このバー16は、レクティファイアのベーンのセクタをタービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタにひとたび配置された後、設置されるように構成される。
図3は、タービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタの一端E1を示している。シュラウドセクタの端の各切り込み7−1、7−2は、向かい合って配置される2個の半円形の溝6−1及び6−2、6−3及び6−4を含む。各溝の深さは軸方向に延びている。2個の溝の各々は、レクティファイアのベーンのセクタの外側プラットフォームの半円形の縁を受容する。各々の半円形の溝は、少なくともその一端で、対応する溝よりも大きい寸法の収容部17−1、17−2、17−3、17−4に続いている。バー16の端13、15は、収容部17−1、17−2にそれぞれ設置されるように構成されている。
図4、5および図6、7では特に、溝6−1の端D34および溝6−2の端D35をそれぞれ詳しく示した。
図4は、溝6−1と、対応する収容部17−1との各寸法を示している。図5は、図4の右側部分の図である。半円形の溝6−1は、半径方向の寸法、すなわち溝の高さL3を有し、その一端で、高さL3よりも大きい半径方向の寸法L2の収容部17−1に通じている。こうして、収容部17−1は、溝の深さおよび高さを越えて軸方向および半径方向に延びる軸方向の接触面18−1を画定している。
図6は、半円形の溝6−1に向かい合う半円形の溝6−2の端D35を示している。半径方向の寸法L3を有するこの半円形の溝6−2は、半径方向の寸法L2が半径方向の寸法L3よりも大きい収容部17−2に続いている。この収容部17−2は、溝の深さおよび高さを越えて軸方向および半径方向に延びる軸方向の接触面18−2を画定している。
向かい合った溝を互いに異なる寸法にしてもよいことは自明である。
図7は、図6の左側部分を示す図である。
レクティファイアのベーンのセクタを溝6−1、6−2に設置後、バーの端アーム23、22または20、21をクランプ(pincement)により接近させる。端13、15を、それぞれ収容部17−1、17−2に設置することにより、端アーム23、22または20、21が接触面18−1または18−2に接触するようにする。その場合、端アームを解放可能である。解放されるバーの一端の幅に対応する寸法L1は、対応する収容部の半径方向の寸法(すなわち幅)に対応する寸法L2以上でなければならない。このようにして、バー16は、対応する収容部で各端により弾性的に保持される。クランプにより端アームを接近させる場合、収容部に端を挿入可能にするように、バーの各端を、対応する収容部の寸法L2よりも狭い幅Lにしなければならない。これを弾性組立と呼んでいる。
もちろん、収容部17−1、17−2は、半径方向および軸方向の寸法を異なる寸法にしてもよく、これらの収容部に設置されるバー16の端13、15についても同様である。
図13は、カウリングセクタに設置され、回転装置による回転を停止された、3個のレクティファイアのベーンのセクタを示しており、半円形の溝の端に収容部を含み、これらの収容部に端が設置されるバー16は、収容部の接触面に支えられており、収容部の接触面に対して垂直な面で端アームの圧力により弾性的に保持されている。半円形の溝と、対応する端の収容部との半径方向の位置に応じて、長手方向の寸法が多少とも大きい段差部分をバー16が含んでいることに留意されたい。一般に、向かい合った2個の収容部の半径方向の距離が長ければ長いほど、段差部分の長手方向の寸法が大きくなる。バー16−1の段差部分は比較的大きいことに注目されたい。このバーのスリット12は、段差部分の一部まで、バーの端に沿って延びている。
図12は、レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置の高さで、カウリングセクタ1をカウリングセクタ2に組み立てるところを示す部分横断面図である。
動作時に、レクティファイアのベーンのセクタの基板3は、軸方向接触面18−2と接触するバーの軸方向の面に平行なバー16の軸方向の面に圧力Fを及ぼし、この基板によりバー16が軸方向接触面18−2に対して押される。
図14は、本発明による第二の実施形態を示している。
回転停止装置は、タービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタの半円形の溝の端に配置された複数の収容部と、レクティファイアのベーンのセクタの端に配置された1個のストッパとを含む。図14に示したように、このストッパは、レクティファイアのベーンのセクタの外側プラットフォームと一体成形されるか、または、同じプラットフォームにろう付け(brasage)により溶接可能である。図14は、単なる例として、レクティファイアのベーンのセクタの外側プラットフォームの横縁に配置された1個のストッパを含むストッパを示しており、このストッパは、横縁の一端に配置された第一の部分41と、横縁の他端に配置された第二の部分42とを含んでいる。これらの第一および第二の部分41、42の半径方向の寸法(すなわち高さ)は、図4から7に示した収容部の半径方向の寸法L2以下であり、そして、対応する半円形の溝の半径方向の寸法L3以上である。この実施形態では、ストッパがレクティファイアのベーンのセクタに組み込まれているので、カウリングセクタの分解を含むメンテナンス作業時にストッパを紛失することが回避される。この実施形態は、また、タービンエンジンの各段の間で流体が漏洩しないようにすることができる。
図8、9は、本発明による第三の実施形態を示している。
図8は、カウリングセクタの端の斜視図である。この端は、上記のフランジ9、8を含んでいる。レクティファイアのベーンのセクタは、向かい合った溝6−1、6−2にスライドされて示されている。このセクタは、ベーン5と、内側プラットフォーム4とを含む。レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置は、適切な収容部に配置されたバー26を含む。この装置を特に図9に詳細に示す。
図9では、レクティファイアのベーンのセクタの外側プラットフォーム3が、その縁に、溝6−1、6−2の寸法(高さおよび深さ)より小さい半径方向の寸法(または高さ)および軸方向の寸法を有する半円形のフック34−1、34−2を軸方向に備えており、これらのフックが、対応する溝で摺動できるようにしている。
溝6−1、6−2は、収容部30−1、30−2に続いている。収容部30−1は、軸方向の面(回転軸を通る面)に延びる切り込みを画定し、この切り込みは、半円形の溝の側で軸方向の面32−1により囲まれ、この面に向かい合って軸方向の面31−1により囲まれる底面33−1を含む。収容部30−2は、収容部30−1の軸方向の正面に同様に構成される。これらの軸方向の面31−1、31−2、32−1は、対応する溝セクタよりも大きい寸法を有する。
バー26は、第一の端23と第二の端25とを含み、第二の端は、長手方向に開いたスリットを含んでいる。このスリットの両側に、第一の端アーム28と第二の端アーム29とが画定される。
バー26の端23は、溝33−1の底の幅を上回る厚みを有する。収容部30−1の切り込みでバーの端23がスライドできるように、この端23は、その周辺部に、収容部30−1の切り込みの軸方向の面31−1と接触するのに適した軸方向の面24により画定されてストッパの役割を果たすショルダを備えている。同様に、端アーム28、29は、その外周に、特に軸方向の面28−1または29−1により画定されるショルダを備えている。この面は、ストッパの役割を果たすために収容部30−2の切り込みの面31−2と接触するように構成されている。バーの設置に際して、端アーム28、29をクランプにより接近させ、端23を収容部30−1の切り込みに滑り込ませ、端25を収容部30−2の切り込みに挿入する。収容部30−2に挿入後、2個の端アーム28、29を解放して、軸方向の面28−1、29−1が収容部30−2の切り込みの軸方向の面31−2と接するようにする。このようにして、収容部30−1、30−2は、バー26と共に接触面32−1と31−1、31−2とを画定し、このバーは、いずれの回転方向においてもこれらの接触面に当たる。端アーム28、29をクランプにより接触させるとき、バーの端25の半径方向の寸法が収容部30−1、30−2の開口部の半径方向の寸法より小さいことに留意されたい。こうして、端アーム28、29のクランプ後、バーの端25を収容部30−2の切り込みに挿入することができる。
この実施形態は、収容部へのバーの保持を可能にするものである。
同様に、切り込みを十分な幅にして、ショルダを設けずにバーの端の厚みを受容できるようにすることも可能である。
図10、11は、本発明による第四の実施形態を示している。
この実施形態では、バー46が、第一の実施形態で定義したように二端47、48を含む。そのため、各端47、48の長手方向のスリットは、図3の実施形態による収容部に設置されるように構成されている。このバー46は、第一のレクティファイアのベーンのセクタに対応する第一の収容部から、第三のレクティファイアのベーンのセクタに対応する第二の対向収容部まで延びるような長さを有する。従って、複数のレクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置として、単一のバーが、適切な収容部に対応して用いられる。バーの一端を受容する第一の収容部と、バーの第二の端を受容する第二の収容部との間にある中間溝は、収容部を含まず、切り込みを含み、この切り込みにバーが収容される。バー46は、結合部分により相互接続される複数部分から構成され、異なる半径方向の位置に配置される半円形の溝の端がバー46の一部に通じるようにされる。これらの部分は、バー46の幾つかの箇所、例えば接触点50、52、54、56でカウリングの各要素と接触するように構成される。しかし、バーとカウリングとの間には遊び、例えば遊びJ、J1からJ8が存在し、コンプレッサの各整流段の間の流体の漏洩スペースを残している。
図11は、バーが状態T1にあるとき、すなわち対応する収容部に挿入されているとき、このバー46を実線で概略的に示したものである。三角形は、バーとカウリングとの接触点を示している。バー46が対応する収容部から除去されると、状態T2の解放状態になる。
いずれの実施形態においても、レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置のストッパ(ベーンのセクタに固定されたバーまたはストッパ)を、タービンエンジンのシュラウドセクタの分解時に紛失しないという長所がある。
本発明は、例としてのみ挙げた上記の回転停止装置の実施形態に制限されるものではなく、当業者が検討可能な全ての変形実施形態を含む。
レクティファイアのベーンのセクタを備えたタービンエンジンのカウリングセクタの半シェルを示す斜視図である。 本発明による回転停止装置の一部を構成するバーを半シェルの接合面で示す軸方向の断面図である。 本発明の第一の実施形態による回転停止装置の一部を含むタービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタの一端を、半シェルの接合面で示す軸方向の断面図である。 図3の回転停止装置のD34の詳細図である。 図4の右側部分の詳細図である。 図3の回転停止装置の詳細図である。 図6の左側部分の詳細図である。 本発明の第二の実施形態による回転停止装置を含み、特に回転停止装置の第三の実施形態によるバーを含む、タービンエンジンのカウリングの半シェルを示す三次元斜視図である。 タービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタが、本発明の第二の実施形態による回転停止装置の一部を含んでおり、このセクタの一端に、本発明の第二の実施形態によるバーの設置前の状態を示す、詳細な三次元斜視図である。 本発明の第三の実施形態による回転停止装置を含み、特に回転停止装置の第三の実施形態によるバーを含む、タービンエンジンのカウリングの半シェルの一端を示す平面図である。 本発明の第三の実施形態によるタービンエンジンのカウリングのシュラウドセクタの一端でバーの支点を示すバーの概略図である。 動作中のベーンのセクタの回転停止装置を示す部分横断面図である。 本発明の第一の実施形態による回転停止装置を含み、特に回転停止装置の第一の実施形態によるバーを含む、タービンエンジンのカウリングの半シェルの一端の平面図である。 本発明の第四の実施形態による回転停止装置の一部を含むレクティファイアのベーンのセクタを示す三次元斜視図である。
符号の説明
1、2 カウリングセクタ
3 支持基板
4 円筒基板
5、41、42 レクティファイアのベーンのセクタ
6−1、6−2、6−3、6−4 溝
7−1、7−2 切り込み
8、9 フランジ
10 穴
12 スリット
13、15 バーの端
14 段差
16、26、46 ストッパまたはバー
17−1、17−2、17−3、17−4 収容部
18−1、18−2 軸方向の接触面
20、21、22、23 バーの端アーム
24、28−1、29−1、31−1、31−2、32−1 軸方向の面
25、47、48、D34、D35、E1、E2 端
26、46 バー
28、29 端アーム
30−1、30−2 収容部
33−1 底面
34−1、34−2 支持基板の縁またはフック
50、52、54、56 接触点
L1、L2、L3 寸法
J、J1からJ8 遊び
T1、T2 状態

Claims (10)

  1. タービンエンジンのカウリングセクタ(1)に取り付けられる少なくとも一つのレクティファイアのベーンのセクタ(5)の回転停止装置であって、各レクティファイアのベーンのセクタが、ベーンの支持基板(3)を含み、カウリングセクタ(1)が、タービンエンジンのカウリングの回転軸に垂直な面に延びてレクティファイアのベーンのセクタの支持基板の縁(34−1、34−2)をそれぞれ受容する少なくとも2個の溝(6−1、6−2)を含む装置において、
    軸方向の面におけるカウリングセクタ(1)の軸方向の同一端で、少なくとも2個の溝が、溝のセクタの寸法より大きい寸法の軸方向の面(18−1、18−2、32−1)を対応する溝(6−1、6−2)と共に画定する収容部(17−1、17−2、30−1、30−2)をそれぞれ含み、回転停止装置が、軸方向に延びるように配置されたストッパ(16、26、46、41、42)を含んでおり、このストッパが、片側で一方の溝の収容部(17−1、30−1)に取り付けられ、反対側で他方の溝の収容部(17−2、30−2)に取り付けられており、カウリングの係合セクタを設置後、タービンエンジンの動作時に、少なくとも一つの係合するレクティファイアのベーンのセクタのスラスト下で各収容部の軸方向の面(18−1、18−2、32−1)で支持されて、少なくとも一つのベーンのセクタの回転を停止し、ストッパは、ベーンのセクタ(41、42)に結合されるか、またはバー(16、26、46)に結合され、バーの少なくとも一端が、収容部への弾性組立および保持のための長手方向のスリットを有することを特徴とする、レクティファイアのベーンのセクタの回転停止装置。
  2. バー(16)は、半径方向の寸法が、対応する収容部(17−1、17−2)の寸法よりも大きい二端を含んでおり、前記バー(16)が、その各端に長手方向のスリット(12)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. バー(46)が、第一の溝の収容部から、軸方向に隣接しない第二の溝の収容部に延びており、バーが、少なくとも2個の中間溝で支持され、軸方向に隣接する少なくとも2個のベーンのセクタのためのストッパを形成することを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. バー(46)が、4個の中間溝で支持され、軸方向に隣接する3個のベーンのセクタに対してストッパを形成することを特徴とする、請求項3に記載の装置。
  5. バー(46)が、軸方向に延びる複数の部分を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
  6. ベーンのセクタ(41、42)に結合されるストッパが、ベーンのセクタの基板(3)と一体成形され、ベーンのセクタの端に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  7. ベーンのセクタ(41、42)に結合されるストッパが、ベーンのセクタの基板にろう付けにより嵌め込まれてベーンのセクタの一端に配置されるストッパを含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  8. ストッパが、第一の溝の収容部に対応する第一のストッパ部材(41)と、第二の溝の収容部に対応する第二のストッパ部材(42)とを含むことを特徴とする、請求項6または7に記載の装置。
  9. 各収容部(30−1、30−2)が、軸方向に延びる所定幅の切り込みを含んでおり、この切り込みが、溝側で、溝のセクタの寸法よりも大きい寸法の軸方向の面(32−1)により画定され、カウリングセクタの端側で、ひとたび収容部に配置されたバーを固定するのに適した軸方向の面(31−1、31−2)により画定されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の回転停止装置を含むタービンエンジン。
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