JP4055750B2 - 通信システムおよびそれに用いられる基地局および移動局 - Google Patents

通信システムおよびそれに用いられる基地局および移動局 Download PDF

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Description

本発明は基地局と移動局との間の通信システムおよびこれに用いられる基地局および移動局に関し、特に同報通信や双方向通信を行う通信システムおよび基地局、移動局に関するものである。
従来、この種の通信システムとしては、たとえば、非特許文献1に記載されているようなものがあった。従来の通信システムは、複数のアプリケーションと、アプリケーションに対応した複数のデータ処理部と、双方向通信機能と同報通信機能とを備えた通信処理部の構成で通信が行われることを想定しており、移動局と基地局のデータ処理部が全く一致しない場合にはリンク確立は行われない。
したがって、移動局と基地局のデータ処理部が1つでも一致した場合には、リンク確立後、双方向によるデータ送受信を行うために、基地局から移動局へ送信問合せのメッセージを送信し、移動局から基地局へ送信問合せ応答のメッセージを送信するという送信問合せを繰り返す。
一方、同報通信は、上記送信問合せとは無関係に独立して基地局から移動局へ、移動局からの応答なしでデータ送信を繰り返す。
「5.8G_DSRCアプリケーションサブレイヤ詳細技術資料(案)」第0.70版、財団法人 道路新産業開発機構、2003年3月発行、P.3−21〜3−27
しかしながら、このような従来の通信システムにおいては、移動局と基地局のデータ処理部が1つでも一致している場合、基地局と移動局の間のアプリケーションが終了して、両局間でアプリケーション同士が実際のデータの送受信を行っていなくとも、通信処理部の双方向通信機能により、基地局から移動局への送信問合せが繰り返し行われてしまう。
したがって、アプリケーションが終了しているにもかかわらず、送信問い合わせにより通信帯域を無駄に占有し、同報通信の通信帯域や基地局と他の移動局との間の通信帯域が抑制され、通信に時間を要するという問題があった。このような問題は、移動局が、例えば車両の場合は、車両が増加すればするほどそれぞれの車両での通信に時間を要するという大きな問題になっていた。
また、他と比較して重要度の低いアプリケーションを動作させている移動局と、重要度の高いアプリケーションを動作させている移動局とが存在していても、重要度に関係無く送信問合せが行われてしまう。
また、基地局と移動局間のアプリケーションの処理が終了した後も、いずれも送信問合せを抑制する手段が無いので、通信の必要がなくても問い合わせが継続して行われてしまっていた。
以上の理由から、同報通信の通信帯域や基地局と他の移動局との通信帯域を無駄に消費してしまうという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、アプリケーションの終了した双方向通信のための送信問い合わせ機能によって通信帯域を占有されることなく、同報通信の通信帯域や基地局と他の移動局との通信帯域を確保することができ、同報通信の通信帯域や基地局と他の移動局との通信帯域を無駄に消費してしまうことのない通信システムおよび基地局、移動局を提供することを目的とする。
本発明の通信システムは、基地局から移動局に対して単方向にデータを送信する同報通信手段と、前記基地局から前記移動局への少なくとも1回の送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記基地局にデータを送信する双方向通信手段と、前記基地局または前記移動局に設けられ、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断をする判断手段と、前記判断手段が前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求を制限する制限手段とを有する構成を有している。
この構成により、基地局または移動局での双方向通信を継続して行う必要がないとの判断に基づいて、基地局から移動局への送信問合せ要求を制限できる。
また、本発明の通信システムは、前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記同報通信が継続されている状況で、さらに前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に行われる構成を有している。
この構成により、同報通信と双方向通信が共存する状況の下で、基地局または移動局での双方向通信を継続して行う必要がないとの判断に基づいて、基地局から移動局への送信問合せ要求を制限できる。
また、本発明の通信システムは、前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の回数の制限である構成を有する。
この構成により、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限は、基地局から移動局への送信問合せ要求の回数の制限により行われる。
また、本発明の通信システムは、前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の停止である構成を有する。
この構成により、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限は、基地局から移動局への送信問合せ要求の停止により行われる。
また、本発明の通信システムは、前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記データを処理するアプリケーションの種類に基づいて前記基地局または前記移動局が判断する構成を有する。
この構成により、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限は、データを処理するアプリケーションの種類に基づいて基地局または移動局が判断できる。
また、本発明の通信システムは、前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、処理する前記データの量に応じて前記基地局または前記移動局が判断する構成を有する。
この構成により、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限は、処理するデータの量に応じて基地局または移動局が判断できる。
また、本発明の通信システムは、前記同報通信と前記双方向通信は、時分割多重通信方式により行なわれる構成を有する。
この構成により、同報通信と双方向通信が時分割多重通信方式により行なわれる状況で、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限ができる。
また、本発明の通信システムは、前記同報通信と前記双方向通信の少なくともいずれか一方が行われている場合に、前記制限手段により前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限が行なわれる構成を有する。
この構成により、同報通信と双方向通信の少なくともいずれか一方が行われている場合に、基地局から移動局への送信問合せ要求の制限が行なえる。
また、本発明の通信システムは、前記双方向通信が行われている場合の前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限が、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の回数の制限である構成を有する。
この構成により、双方向通信が行われている場合の基地局から移動局への送信問合せ要求の制限が、基地局から移動局への送信問合せ要求の回数の制限で行える。
さらに、本発明の基地局は、同報通信および双方向通信によって移動局と通信する基地局であって、前記移動局へデータを送信すると共に、送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記データを送信することができる双方向通信手段と、前記移動局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行う必要がないとの前記基地局または前記移動局での判断に基づいて、前記移動局への送信問合せを制限する双方向通信制限手段とを備えた構成を有する。
この構成により、双方向通信を継続して行う必要がないとの基地局または移動局での判断に基づいて、移動局への送信問合せを制限することができる。
またさらに、本発明の移動局は、同報通信または双方向通信によって基地局と通信する移動局であって、前記基地局からの送信問合せ要求に応じて前記基地局へデータを送信することができる双方向通信手段と、前記基地局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断を行う判断手段とを有し、前記判断手段で前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、前記双方向通信手段は前記基地局へ送信問合せを制限する要求を送信し、前記送信問合せを制限する要求に基づいて前記基地局は前記双方向通信を制限する構成を有する。
この構成により、判断手段で双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、双方向通信手段は基地局へ送信問合せを制限する要求を送信し、送信問合せを制限する要求に基づいて基地局は双方向通信を制限することができる
本発明は、基地局から移動局に対して単方向にデータを送信する同報通信手段と、前記基地局から前記移動局への少なくとも1回の送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記基地局にデータを送信する双方向通信手段と、前記基地局または前記移動局に設けられ、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断をする判断手段と、前記判断手段が前記双方向
通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求を制限する制限手段とを有することにより、通信効率の無駄を解消することができるという効果を有する。
また、本発明の基地局は、同報通信および双方向通信によって移動局と通信する基地局であって、前記移動局へデータを送信すると共に、送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記データを送信することができる双方向通信手段と、前記移動局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行う必要がないとの前記基地局または前記移動局での判断に基づいて、前記移動局への送信問合せを制限する双方向通信制限手段とを備えることにより、通信効率の無駄を解消することができるという効果を有する。
さらに、本発明の移動局は、同報通信または双方向通信によって基地局と通信する移動局であって、前記基地局からの送信問合せ要求に応じて前記基地局へデータを送信することができる双方向通信手段と、前記基地局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断を行う判断手段とを有し、前記判断手段で前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、前記双方向通信手段は前記基地局へ送信問合せを制限する要求を送信し、前記送信問合せを制限する要求に基づいて前記基地局は前記双方向通信を制限するという構成を備えることにより、通信効率の無駄を解消することができるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態の通信システムについて、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の一実施の形態における通信システムのブロック図を図1に、同実施の形態の基地局通信装置のブロック図を図2に、同実施の形態の移動局通信装置のブロック図を図3に示す。
図1において、本実施の形態の通信システムは、基地局通信装置1と移動局通信装置2を含み、基地局通信装置1は、複数のアプリケーション部31、32と、これらのアプリケーション部31、32との間でデータの転送が行われるデータ処理部41、42と、データ処理部41、42との間でデータの転送が行われる通信処理部51と、通信処理部51と移動局通信装置2との間でデータの送受信を行う送受信部61とを備えている。
一方、移動局通信装置2は、複数のアプリケーション部33、34と、これらのアプリケーション部33、34との間でデータの転送が行われるデータ処理部43、44と、データ処理部43、44との間でデータの転送が行われる通信処理部52と、通信処理部52と基地局通信装置1との間でデータの送受信を行う送受信部62とを備えている。
本実施の形態では、アプリケーション部が、基地局通信装置1および移動局通信装置2にそれぞれ2種類ずつ存在し、各アプリケーション部が要求するデータ処理部41〜44がそれぞれ異なるものとし、例えばIP系のアプリケーション部31、33がそれぞれデータ処理部41、43と対応し、非IP系のアプリケーション部32、34がそれぞれデータ処理部42、44と対応するものとして説明する。
なお、当然のことながら、アプリケーション部31〜34の数は2組に限定されるものでは無く、多数組存在しても良い。また、アプリケーション部31〜34のそれぞれごとに個別にデータ処理部41〜44が必要であるとは限らず、例えば、1組のデータ処理部41、43が複数組のアプリケーション部31、32と33、34に対応しても良い。
本実施の形態では、例えば、アプリケーション部31は、データ処理部41へデータを出力することで他局のアプリケーション部33へデータを送信し、データ処理部41からデータを受け取ることで他局のアプリケーション部33からデータを受信する。また、データ処理部41に対して、アプリケーション部31の存在を登録する。このような動作、データのやり取りなどは、他のアプリケーション部32〜34およびデータ処理部42〜44でも同様である。
基地局通信装置1のデータ処理部41は、図2に示すように次のような構成からなる。
アプリケーション部31からのIP系のデータを通信処理部51の同報通信部511または双方向通信部512へ転送し、通信処理部51の双方向通信部512からのデータをアプリケーション部31へ転送するアプリデータ転送部411。
アプリケーション部31と通信処理部51の同報通信部511または双方向通信部512との間で送受信されるデータの転送の有無を、アプリデータ転送部411を経由するデータを監視することによって判断し、判断結果を送信問合せ間隔調整要求部413へ転送するデータ転送有無判断部414。
データ転送有無判断部414での判断結果をもとに通信処理部51の送信問合せ間隔調整要求管理部514に対して、送信問合せ間隔の調整を要求する送信問合せ間隔調整要求部413。
データ処理部41の存在を通信処理部51のデータ処理部管理部513に登録するデータ処理部登録部412。
また、基地局通信装置1のデータ処理部42は、図2に示すように次のような構成からなる。
非IP系のアプリケーション部32からの登録を受け付けてアプリケーション部32の種類や機能などを管理するアプリ登録受付部425。
アプリ受付登録部425に登録された非IP系のアプリケーションがデータの送信を頻繁に行わない種類であるなどの場合に、通信処理部51の送信問合せ間隔調整要求管理部514に対して、送信問合せ間隔の調整を要求する送信問合せ間隔調整要求部423。
データ処理部41のアプリデータ転送部411およびデータ処理部登録部412と同様の機能をそれぞれ有するアプリデータ転送部421およびデータ処理部登録部422。
また、基地局通信装置1の通信処理部51は、図2に示すように次のような構成からなる。
データ処理部41、42の各アプリデータ転送部411、421から転送されるアプリケーション部31、32の各データを、送受信部61を経由して移動局通信装置2に対して同報通信する同報通信部511。
同様にアプリケーション部31、32の各データを、送受信部61を経由して移動局通信装置2に対して双方向通信する双方向通信部512。
データ処理部登録部412、422に接続されてデータ処理部41、42の存在を把握するデータ処理部管理部513。
データ処理部41、42の送信問合せ間隔調整要求部413、423からの要求または移動局通信装置2からの要求に基づいて、双方向通信を行うために移動局に対して行う送信問合せ間隔の調整内容を判断する送信問合せ間隔調整要求管理部514。
送信問合せ間隔調整要求管理部514での判断結果に基づいて決定された送信問合せの間隔で移動局通信装置2に対して送信問合せを行う送信問合せ間隔調整部515。
一方、移動局通信装置2のデータ処理部43および44は、図3に示すように基地局通信装置1のデータ処理部41および42と同じ構成を有している。
また、移動局通信装置2の通信処理部52は、図3に示すように次のような構成からなる。
同報通信部521、双方向通信部522、データ処理部管理部523、送信問合せ間隔調整要求管理部524に関しては、基地局通信装置1の同報通信部511、双方向通信部512、データ処理部管理部513、送信問合せ間隔調整要求管理部514とそれぞれ同じ構成である。
これらに加えて、送信問合せ間隔調整要求管理部524が送信問合せ間隔の調整が必要だと判断した場合に、基地局通信装置1に対して、送信問合せ間隔の調整を要求するメッセージを生成して送信する送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526を備えている。
以上のように構成された本実施の形態の通信システムについて、その動作フローを示す図4〜図6を用いて動作を説明する。
まず、図4において、電源をオンにするなどによって、基地局通信装置1および移動局通信装置2が起動する(S101)。
基地局通信装置1および移動局通信装置2の非IP系のアプリケーション部32、34からデータ処理部42、44のアプリ登録受付部425、445に対してアプリケーションの内容(種類や機能など)を送るなどしてアプリケーションの登録が行われる(S102)。
データ処理部42、44のアプリ登録受付部425、445は、各アプリケーションの登録内容を管理する(S103)。
登録されたアプリケーションが双方向通信が行われないような内容であった場合には、通信処理部51、52の送信問合せ間隔調整要求管理部514、524に対してその内容を通知する。さらに、データ処理部41〜44から通信処理部51、52のデータ処理部管理部513、523に対して、データ処理部41〜44の登録が行われる(S104)。
データ処理部管理部513、523は、登録内容をデータ処理部登録管理テーブル(図示せず)として管理する。
このような状況の下で、移動局通信装置2が基地局通信装置1の通信エリアに入り、移動局通信装置2と基地局通信装置1との通信が開始されると、両通信装置1、2の双方向通信部512、522により送信問合せが開始され、通信処理部51、52のデータ処理
部管理部513、523は、データ処理部登録管理テーブルを双方向通信部512、522を介してお互いに交換する(S105)。
すなわち、基地局通信装置1のデータ処理部管理部513は、移動局通信装置2に対して、データ処理部登録管理テーブルを、双方向通信部512を介して送信する。また移動局通信装置2のデータ処理部管理部523も、基地局通信装置1に対して、データ処理部登録管理テーブルを、双方向通信部512、522を介して送信する。
各通信装置1、2ともに、受信した相手のデータ処理部登録管理テーブルをもとに、お互いにデータ処理部41〜44の種類が一致しているかどうか確認する(S106)。
データ処理部41〜44がひとつも一致しなかった場合には、いかなる通信も行われないので、通信終了としてリンクを切断する(S107)。
データ処理部41〜44がひとつでも一致した場合には、一致した内容を新たにデータ処理部動作管理テーブルとしてデータ処理部管理部513、523で作成して管理し、通信を継続する。
基地局通信装置1の双方向通信部512は、移動局通信装置2に送信問合せを行うために、基地局通信装置1の送受信部61を通じて、送信問合せ要求メッセージの移動局通信装置2への転送を開始する(S108)。
移動局通信装置2の双方向通信部522は、移動局通信装置2の送受信部62を通じて、送信問合せ要求メッセージを基地局通信装置1から受信すると(S109)、アプリケーション部33、34からのデータが、データ処理部43、44のアプリデータ転送部431、441から通信処理部52に転送されていれば(S110)、送信問合せ応答メッセージにアプリケーション部33、34からのデータを付加して、送受信部62を通じて基地局通信装置1へ返信する(S111)。
一方、S110で、アプリケーション部33、34からのデータが、データ処理部43、44のアプリデータ転送部431、441から通信処理部52に転送されていなければ、送信問合せ応答メッセージへ何もデータを付加せずに、基地通信装置1に返信する(S112)。
この送信問合せの動作により、移動局通信装置2は、基地局通信装置1に対して自発的にデータを送信することが出来る。
すなわち、基地局通信装置1からの送信問合せ要求メッセージに対して、移動局通信装置2から送信問合せ応答メッセージを必要に応じてデータを付加して送信するという動作を繰り返すことにより、両通信装置1、2間で双方向通信が行われる。
このように、基地局通信装置1と移動局通信装置2との間で双方向通信が行われている間に、基地局通信装置1または移動局通信装置2が双方向通信を継続して行うか否かの判断をし、継続して行う必要がないと判断した場合に、基地局通信装置1から移動局通信装置2への送信問合せの要求を制限する動作について、以下に、図5、6のフロー図を用いて説明する。
まず、図2および図5において、基地局通信装置1のデータ処理部41では、データ転送有無判断部414はアプリデータ転送部411のデータ転送状況を常に監視している(S201)。例えば、一定時間に送受信されるデータ個数、データ量を計測し、統計デー
タとする。監視した結果、データ送受信が行われていない場合は(S202のN)、データ送受信なしと判断し(S203)、その判断結果を送信問合せ間隔調整要求部413へ通知する。
また、基地局通信装置1のデータ処理部42では、アプリ登録受付部425が管理しているアプリケーション登録内容が確認され(S205)、例えば、登録されたアプリケーション自身が双方向通信の必要がなく同報通信のみを必要とする場合などのように、双方向通信の必要が無いと判断した場合には(S206)、その判断結果を送信問合せ間隔調整要求部423へ通知する。
送信問合せ間隔調整要求部413、423は、通知された判断結果、すなわち、もはや双方向通信の必要がない旨の通知に基づいて、通信処理部51の送信問合せ間隔調整要求管理部514へ送信問合せ間隔調整要求を依頼する(S204)。
なお、各データ処理部41、42は、アプリケーション部31、32から直接送信問合せ間隔調整要求部413、423へ、送信間隔の調整を要求できるようにしても良い。その場合、アプリケーション部31、32は、通信の必要が無いと判断した時点で、データ処理部41、42へ要求することになる。
通信処理部51の送信問合せ間隔調整要求管理部514は、各データ処理部41、42の送信問合せ間隔調整要求部413、423からの送信問合せ間隔調整要求を受け付け、データ処理部管理部513からデータ処理部動作管理テーブルを受信し、現在動作しているデータ処理部41、42を把握して、送信問い合わせの間隔を調整する(S207)。
その後、データ処理部動作管理テーブルをもとに、送信問合せ間隔調整要求を受け取るべきデータ処理部41、42を判断する(S208)。
ここで、データ処理部41、42として、次の3種類を考える。
(1)送信問合せ間隔調整要求管理部514が送信問合せ間隔調整要求を受信すれば、即座に調整する内容を送信問合せ間隔調整部515へ送信すべきデータ処理部。
(2)送信問合せ間隔調整要求管理部514が送信問合せ間隔調整要求を受信しても、他の送信問合せ間隔調整要求部からの要求を待ってから、調整する内容を送信問合せ間隔調整部515へ送信すべきデータ処理部。
(3)送信問合せ間隔調整要求を送信しないデータ処理部。
本実施の形態では、データ処理部41、42の種類が、上記(1)〜(3)のいずれかであることが明確である仕様として説明するが、データ処理部管理部412、422への登録時に(1)〜(3)の種類を申告する仕様でも良い。
次に、送信問合せ間隔調整要求管理部514は、送信問合せ間隔調整要求部413、423から送信問合せ間隔調整要求を受け付けると、まず、現在動作しているデータ処理部が種類(1)かどうかを判断し(S209)、種類(1)のデータ処理部から送信問合せ間隔調整要求を受け取った場合(S209のY)、受け取った送信問合せ間隔調整要求が要求する調整の内容を送信問合せ間隔調整部515へ通知する。
また、S209で、現在動作しているデータ処理部が種類(1)ではない場合(S209のN)、一定時間、送信問合せ間隔調整要求を待ち受け(S210)、待ち受けた送信
問合せ間隔調整要求が全て種類(2)のデータ処理部からのものであった場合(S211のY)、各送信問合せ間隔調整要求が要求する調整間隔の妥協値を算出する(S212)。
S210で、送信問合せ間隔調整要求を一定時間待ち受けた結果、送信問合せ間隔調整要求を行わなかったデータ処理部があった場合(S211のN)、これら送信問合せ間隔調整要求を行わなかったデータ処理部からの要求は調整前の所定の値で要求されたものと見なし(S214)、各要求の妥協値を算出する(S212)。
妥協値の算出には、例えば要求値整数平均値の切り捨てを採用するが、本発明は、この方法に限らない。
上記のようにS212で各要求の妥協値を算出した後は、送信問合せ間隔の調整をするために、送信問合せ間隔調整部515へ調整する内容を通知する。
調整する内容を受信した基地局通信装置1の送信問合せ間隔調整部515は、受信した数値をもとに送信問合せ時間間隔を調整する(S213)。
送信問合せ間隔調整部515に要求される内容は、例えば1から4095までの数値である。この値は、送信問合せ間隔調整部515により調整される送信問合せ間隔として、ミリ秒を単位として設定する。基地局通信装置1の送信問合せが、上記の算出された時間間隔で調整出来ない場合には、調整可能な最も近い値を利用する。その値は、切り上げで算出しても、切り捨てで算出してもかまわない。
なお、送信問合せ間隔調整部515に要求される内容は、上記に限らず、「1=間隔を最大にする、2=間隔を最小にする」や、「1=間隔をより大きくする、2=間隔をより小さくする」といった指定でも良い。例えば、前者の場合は、1=2000ミリ秒、2=200ミリ秒のように設定できる。
送信問合せ間隔は、送信問合せ間隔調整部515によって、移動局通信装置2ごとに管理される。
次に、移動局通信装置2のデータ処理部43からの送信問合せ間隔調整要求動作、および移動局通信装置2のデータ処理部44からの送信問合せ間隔調整要求動作について、図3および図6を用いて説明する。
移動局通信装置2のデータ処理部43、44の送信問合せ間隔調整要求部433、443から、通信処理部52の送信問合せ間隔調整要求管理部524へ送信問合せ間隔調整を要求し、送信問合せ間隔調整要求管理部524は、データ処理部管理部523のデータ処理部動作管理テーブルに基づいて、調整する内容を送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526に送信する。これまでの動作は、基地局通信装置1の各部の動作(S201〜S206)と同様であるので説明を省略する(S301)。
その後、移動局通信装置2では、送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526が送信問合せ間隔調整要求管理部524から送信問合せ間隔調整要求を受信し、送信問合せ間隔調整要求メッセージを生成する。
すなわち、通信処理部52の送信問合せ間隔調整要求管理部524は、移動局通信装置2のデータ処理部43、44の送信問合せ間隔調整要求部433、443から送信問合せ間隔調整要求を受信すると(S302)、受信した内容をもとに、送信問合せ間隔調整要
求メッセージを生成する。
データ処理部43、44は、データ処理部41、42と同様に(1)〜(3)の3種類のデータ処理部からなる。種類(1)のデータ処理部から送信問合せ間隔調整要求を受けた場合、および種類(2)の全てのデータ処理部から送信問合せ間隔調整要求を受けた場合に、通信処理部52の送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526は送信問合せ間隔調整要求のメッセージを生成する。
なお、前述の基地局通信装置の動作と同様に、種類(2)のデータ処理部全てからのデータの要求は一定時間待ち合わせて判断しても良いし、全てのデータ処理部が要求するまで永久的に待つなど、他の方法でもよい。
その後、送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526で生成したメッセージを、双方向通信部522を経由して、送受信部62を通じて基地局通信装置1へ転送する(S303)。
基地局通信装置1の送受信部61は、送信問合せ間隔調整要求メッセージを移動局通信装置2から受信すると、双方向通信部512を介して送信問合せ間隔調整要求管理部514へそれを転送する(S304)。
基地局通信装置1の送信問合せ間隔調整要求管理部514は、移動局通信装置2からの送信問合せ間隔調整要求メッセージの内容を解釈し、送信問合せ間隔調整部515へ、送信問合せ間隔の調整を要求する(S305)。
なお、基地局通信装置1のデータ処理部41、42、移動局通信装置2のデータ処理部43、44の要求を合わせて整合を取る方法を用いても良い。この場合、移動局通信装置2の動作が以下のように少し異なる。
移動局通信装置2の送信問合せ間隔調整要求管理部524は、たとえば、1つのデータ処理部43の送信問合せ間隔調整要求部433から調整要求を受信し、まだ調整要求を受信していないデータ処理部44の送信問合せ間隔調整要求部443が残っている状態であっても、基地局通信装置1に対して、送信問合せ間隔調整要求を送信する。送信問合せ間隔調整要求メッセージには、どのデータ処理部から受信したものであるかを示すために、データ処理部識別子を付与しておく。
基地局通信装置1は、自局のデータ処理部41、42からの送信問合せ間隔調整要求と、移動局通信装置2からデータ処理部識別子が付加され受信した送信問合せ間隔調整要求メッセージとをもとに、自局のデータ処理部42からの要求で移動局のデータ処理部44からの要求を代用して、種類(1)のデータ処理部または種類(2)の全てのデータ処理部から、送信問合せ間隔調整要求を受けたと判断して、送信問合せ間隔調整部515へ、送信問合せ間隔の調整を要求する。
以上の動作により、送信問合せ間隔を調整することが可能となる。
このような本発明の一実施の形態の通信システムによれば、データ処理部に送信問合せ間隔調整要求部を設け、基地局通信装置の通信処理部に送信問合せ間隔調整要求管理部と送信問合せ間隔調整部とを設け、移動局通信装置に送信問合せ間隔調整要求管理部と送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部とを設けることにより、基地局通信装置と移動局通信装置との通信を無駄に消費してしまうという問題をなくすことができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態における通信システムについて、図面を用いて説明する。
図7は本実施の形態における通信システムの基地局通信装置のブロック図であり、図8は同実施の形態の移動局通信装置のブロック図である。
本実施の形態の説明では、第1の実施の形態と同一構成要素については同一番号を付し、説明は省略する。
本実施の形態と第1の実施の形態との違いは、基地局通信装置1については、第1の実施の形態におけるデータ処理部41、42の送信問合せ間隔調整要求部413、423に代えて、本実施の形態では、送信問合せ停止通知部713、723を、通信処理部51の送信問合せ間隔調整要求管理部514に代えて送信問合せ管理部714で構成している点である。
また、移動局通信装置2については、第1の実施の形態における送信問合せ間隔調整要求部433、443に代えて、本実施の形態では、送信問合せ停止通知部833、843を、通信処理部52の送信問合せ間隔調整要求応答部524に代えて、送信問合せ応答管理部824で構成している点である。
すなわち、基地局通信装置1のデータ処理部41の送信問合せ停止通知部713は、データ転送有無判断部414での判断結果をもとに、通信処理部51の送信問合せ管理部714に対して送信問合せの停止を通知する。また、送信問合せ停止通知部723は、アプリ登録受付部425に登録されたアプリケーションの種類に応じて、通信処理部51の送信問合せ管理部714に対して送信問合せの停止を通知する。
通信処理部51の送信問合せ管理部714は、送信問合せ停止通知部713、723からの通知に基づいて、送信問合せ間隔調整部515に、移動局に対して行なう双方向通信のための送信問合せを停止するように指示をする。
また、移動局通信装置2の通信処理部52の送信問合せ応答管理部824は、データ処理部43、44の送信問合せ停止通知部833、843からの送信問合せ停止の要求を受信すると、その内容をもとに、送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526に、送信問合せ停止通知のメッセージの作成を指示する。
以上のように構成された本実施の形態の通信システムについて、図9、図10のフロー図を用いてその動作を説明する。
基地局通信装置1および移動局通信装置2が起動してから、移動局通信装置2が基地局通信装置1から送信問合せ要求を受信するまでは、図4で説明した第1の実施の形態と同様である。
本実施の形態では、以下のようにして、基地局通信装置1のデータ処理部41の送信問合せ停止通知部713、723の判断のもとに双方向通信の停止を移動局通信装置2に通知する。
図7および図9において、基地局通信装置1のデータ処理部41では、第1の実施の形態と同様に、データ転送有無判断部414はアプリデータ転送部411のデータ転送状況を常に監視している(S901)。監視した結果、データ送受信が行われていないために
(S902のN)、データ送受信なしと判断し(S903)、その判断結果を送信問合せ停止通知部713へ通知する(S907)。
また、基地局通信装置1のデータ処理部42では、第1の実施の形態と同様に、アプリ登録受付部425が管理しているアプリケーション登録内容が確認され(S905)、双方向通信の必要が無いと判断した場合には(S906)、その判断結果を送信問合せ停止通知部723へ通知する(S907)。
送信問合せ停止通知部713、723は、通知された判断結果、すなわち、もはや双方向通信の必要がない旨の通知に基づいて、通信処理部51の送信問合せ管理部714へ送信問合せ停止を依頼する(S908)。
なお、各データ処理部41、42は、アプリケーション部31、32から直接送信問合せ停止通知部713、723へ、送信問合せの停止を通知できるようにしても良い。その場合、アプリケーション部31、32は、通信の必要が無いと判断した時点で、データ処理部41、42へ要求することになる。
通信処理部51の送信問合せ管理部714は、各データ処理部41、42の送信問合せ停止通知部713、723からの送信問合せ停止通知を受け付け、データ処理部管理部513からデータ処理部動作管理テーブルを受信し、現在動作しているデータ処理部41、42を把握する。
その後、データ処理部動作管理テーブルをもとに、送信問合せ間隔調整要求を受け取るべきデータ処理部41、42を判断する(S909)。
ここで、データ処理部41、42は、第1の実施の形態で説明したように、次の3種類を考える。
(1)送信問合せ管理部714が送信問合せ停止通知を受信すれば、即座に停止する内容を送信問合せ間隔調整部515へ送信すべきデータ処理部。
(2)送信問合せ管理部714が送信問合せ停止通知を受信しても、他の送信問合せ停止通知部からの停止通知を待ってから、停止する内容を送信問合せ間隔調整部515へ送信すべきデータ処理部。
(3)送信問合せ停止通知を送信しないとわかっているデータ処理部。
本実施の形態では、データ処理部41、42の種類が、上記(1)〜(3)のいずれかであることが明確である仕様として説明するが、データ処理部管理部412、422への登録時に(1)〜(3)の種類を申告する仕様でも良い。
次に、送信問合せ管理部714は、送信問合せ停止通知部713、723から送信問合せ停止通知を受け付けると、まず、現在動作しているデータ処理部が種類(1)かどうかを判断し(S909)、種類(1)のデータ処理部から送信問合せ停止通知を受け取った場合(S910のY)、受け取った送信問合せ停止通知の内容を送信問合せ間隔調整部515へ通知して送信問合せを停止する(S911)。
また、S910で、現在動作しているデータ処理部が種類(1)ではない場合(S910のN)、一定時間、送信問合せ停止通知を待ち受け(S912)、待ち受けた送信問合せ停止通知が全て種類(2)のデータ処理部からのものであった場合(S913のY)、
送信問合せの停止を送信問合せ間隔調整部515へ通知して送信問合せを停止する(S911)。
S912で、送信問合せ停止通知を一定時間待ち受けた結果、送信問合せ停止通知を行わなかったデータ処理部があった場合(S913のN)、送信問合せを停止しない(S914)。
なお、S912で、相当長い一定時間、送信問合せ停止通知を行わないデータ処理部があった場合は、送信問合せ停止通知を行うと判断して、送信問合せ停止を行うようにしてもよい。
なお、種類(3)のようなデータ処理部に関しては、考慮の対象とせず、例えば、送信問合せ停止要求があったものと判断してもよいし、ないものと判断してもよい。
また、送信問合せ停止通知は、移動局通信装置ごとに管理されることなどは、第1の実施の形態と同様である。
次に、移動局通信装置2のデータ処理部43からの送信問合せ停止通知動作、および移動局通信装置2のデータ処理部44からの送信問合せ停止通知動作について、図8および図10を用いて説明する。
移動局通信装置2のデータ処理部43、44の送信問合せ停止通知部833、843から、通信処理部52の送信問合せ応答管理部824へ送信問合せ停止通知を要求し、送信問合せ応答管理部824は、データ処理部管理部523のデータ処理部動作管理テーブルに基づいて、停止する内容を送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526に送信する。これまでの動作は、基地局通信装置1の各部の動作(S901〜S907)と同様であるので説明を省略する(S1001)。
その後、移動局通信装置2では、送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526が送信問合せ応答管理部824から送信問合せ停止通知を受信し、送信問合せ停止の通知をする送信問合せ間隔調整要求メッセージを生成する。
すなわち、通信処理部52の送信問合せ応答管理部824は、移動局通信装置2のデータ処理部43、44の送信問合せ停止通知部833、843から送信問合せ停止通知を受信すると(S1002)、受信した内容をもとに、送信問合せ停止の通知をする送信問合せ間隔調整要求メッセージを生成する。
データ処理部43、44は、基地局通信装置1のデータ処理部41、42と同様に(1)〜(3)の3種類のデータ処理部からなっており、基地局通信装置1と同様の動作をする。
すなわち、種類(1)のデータ処理部から送信問合せ停止通知を受けた場合、および種類(2)の全てのデータ処理部から送信問合せ停止通知を受けた場合に、通信処理部52の送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526は送信問合せ停止通知のメッセージを生成する。
その後、送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部526で生成した送信問合せ停止通知メッセージを、双方向通信部522を経由して、送受信部62を通じて基地局通信装置1へ転送する(S1003)。
基地局通信装置1の送受信部61は、送信問合せ停止通知メッセージを移動局通信装置2から受信すると、双方向通信部512を介して送信問合せ管理部714へそれを転送する(S1004)。
基地局通信装置1の送信問合せ管理部714は、移動局通信装置2からの送信問合せ停止通知メッセージの内容を解釈し、送信問合せ間隔調整部515へ、送信問合せを停止する指示をする(S1005)。
なお、第1の実施の形態と同様に、基地局通信装置1のデータ処理部41、42、移動局通信装置2のデータ処理部43、44の停止通知を合わせて整合を取る方法を用いても良い。
以上のように送信問合せを停止することにより基地局と移動局の双方向通信を制限することができる。
以上のような第2の実施の形態の通信システムによれば、データ処理部に送信問合せ停止通知部を設け、基地局通信装置の通信処理部に送信問合せ管理部を設け、移動局通信装置に送信問合せ応答管理部を設けることにより、基地局通信装置と移動局通信装置との通信を無駄に消費してしまうという問題をなくすことができる。
なお、本発明によれば、車両のような移動局では、移動局が何らかのデータを基地局から受信していないと各種データが得られないので、送信問合せを停止して双方向通信を制御することは同報通信が行われている場合には効果が大きい。
また、本発明は、車両が多くなればなるほど、すなわちデータ量が多くなればなるほど他局の通信帯域に影響を与える時分割多重通信方式に適用して効果が大きい。
さらに、以上の各実施の形態では、移動局が車両である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、一つの車両内でナビゲーション装置を基地局とし、また同車両内の携帯電話やデジタルカメラなどを移動局として、狭い範囲での通信システムとしても適用できることは言うまでもない。
以上のように、本発明の通信システムは、同報通信による同報通信サービスが継続されていても、双方向通信による基地局の双方向通信サービスの終了あるいは移動局の双方向通信サービスの終了を検知して、当該移動局への送信問い合わせを制限し、同報通信の通信帯域を確保出来るという効果を有し、基地局と移動局との間の通信システム、特に同報通信と双方向通信とを行う通信システム等として有用である。
本発明の一実施の形態における通信システムの概略ブロック図 本発明の一実施の形態における通信システムの基地局通信装置のブロック図 本発明の一実施の形態における通信システムの移動局通信装置のブロック図 本発明の一実施の形態における通信システムの動作説明のためのフロー図 本発明の一実施の形態における通信システムの他の動作説明のためのフロー図 本発明の一実施の形態における通信システムの別の動作説明のためのフロー図 本発明の他の実施の形態における通信システムの基地局通信装置のブロック図 本発明の他の実施の形態における通信システムの移動局通信装置のブロック図 本発明の他の実施の形態における通信システムの動作説明のためのフロー図 本発明の他の実施の形態における通信システムの他の動作説明のためのフロー図
符号の説明
1 基地局通信装置
2 移動局通信装置
31、32、33、34 アプリケーション部
41、42、43、44 データ処理部
51、52 通信処理部
61、62 送受信部
411、421、431、441 アプリデータ転送部
412、422、432、442 データ処理部登録部
413、423、433、443 送信問合せ間隔調整要求部
414、434 データ転送有無判断部
425、445 アプリ登録受付部
511、521 同報通信部
512、522 双方向通信部
513、523 データ処理部管理部
514、524 送信問合せ間隔調整要求管理部
515 送信問合せ間隔調整部
526 送信問合せ間隔調整要求メッセージ生成部
713、723、833、843 送信問合せ停止通知部
714 送信問合せ管理部
824 送信問合せ応答管理部


Claims (11)

  1. 基地局から移動局に対して単方向にデータを送信する同報通信手段と、前記基地局から前記移動局への少なくとも1回の送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記基地局にデータを送信する双方向通信手段と、前記基地局または前記移動局に設けられ、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断をする判断手段と、前記判断手段が前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求を制限する制限手段とを有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記同報通信が継続されている状況で、さらに前記双方向通信を継続して行う必要がないと判断した場合に行われることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の回数の制限であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の停止であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、前記データを処理するアプリケーションの種類に基づいて前記基地局または前記移動局が判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  6. 前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限は、処理する前記データの量に応じて前記基地局または前記移動局が判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  7. 前記同報通信と前記双方向通信は、時分割多重通信方式により行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  8. 前記同報通信と前記双方向通信の少なくともいずれか一方が行われている場合に、前記制限手段により前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限が行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  9. 前記双方向通信が行われている場合の前記制限手段による前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の制限が、前記基地局から前記移動局への送信問合せ要求の回数の制限であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  10. 同報通信および双方向通信によって移動局と通信する基地局であって、前記移動局へデータを送信すると共に、送信問合せ要求に応じて前記移動局が前記データを送信することができる双方向通信手段と、前記移動局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行う必要がないとの前記基地局または前記移動局での判断に基づいて、前記移動局への送信問合せを制限する双方向通信制限手段とを備えたことを特徴とする基地局。
  11. 同報通信または双方向通信によって基地局と通信する移動局であって、前記基地局からの送信問合せ要求に応じて前記基地局へデータを送信することができる双方向通信手段と、前記基地局と同報通信する同報通信手段と、前記双方向通信を継続して行うか否かの判断を行う判断手段とを有し、前記判断手段で前記双方向通信を継続して行う必要がないと判
    断した場合に、前記双方向通信手段は前記基地局へ送信問合せを制限する要求を送信し、前記送信問合せを制限する要求に基づいて前記基地局は前記双方向通信を制限することを特徴とする移動局。


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