JP4824953B2 - 移動通信システムにおける通信方法並びに移動局及び基地局 - Google Patents

移動通信システムにおける通信方法並びに移動局及び基地局 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける通信方法並びに移動局及び基地局に関し、特に、移動局から基地局への上りデータ通信のスループット向上に好適な技術に関する。
現在、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第3世代移動通信システムの1つの方式であるW-CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式の標準化が進められている。そして、標準化のテーマの1つとして基地局から移動局への下り方向(ダウンリンク)の大容量高速パケットデータ転送(最大約14Mbps)を提供するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式が規定されている。また、移動局から基地局への上り方向(アップリンク)のHSDPAといえるHSUPA (High Speed Uplink Packet Access)の検討も行なわれている(例えば、下記の非特許文献1参照)。
これらの高速データ伝送では、データパケットを効率良く送出するためのデータ送出スケジューリングが重要になる。HSUPAにおいては、スケジューリングは受信品質やデータのバッファ残量、優先度などの情報を基に決定される。これらの情報はスケジューリング情報(SI:Scheduling Information)として、上り送信要求として移動局から基地局に対して、上り送信に先駆けて通知される。
3rd Generation Partnership Project (3GPP); Technical Specification Group Radio Access Network;, "TS 25.309 V6.2.0 (2005-03) FDD Enhanced Uplink Overall description Stage 2 (Release 6)"
現在の3GPP仕様では、HSUPAによる通信の実行は個別無線チャネルの確立後に行なわれ、端末の発呼から呼設定、HSUPAの適用までは従来通りの手順が適用される。したがって、端末でのデータ送信要求から実際にデータが送信されるまでに遅延が発生する。
例えば図25に示すように、移動局(UE:User Equipment)100は、まず、ランダムアクセス方法により、基地局(BTS:Base Transceiver Station)200に対してアクセス要求を行ない(ステップS100)、これに対する応答が基地局200から受信されると(ステップS200)、個別無線チャネルの確立を基地局200に対して行なう(ステップS300)。このチャネル確立要求に対する応答が移動局100で受信されると(ステップS400)、移動局100は、送信レート要求を基地局200に対して行ない(ステップS500)、この要求に対する応答としてレート割当が基地局200からなされると(ステップS600)、移動局100は、はじめて送信すべきデータの送信を開始する(ステップS700,S900)。なお、送信データが基地局200で正常に受信された場合はACKが、そうでない場合はNACKが移動局100へ返送され(ステップS800)、NACKを受信した場合、移動局100は再送を行なうことになる。
データ速度が遅い場合には、このような実際の上りデータ送信までの事前のネゴシエーションによる遅延は目立たないが、データ速度の高速化とともに大きな問題となる。また、無線による常時接続(Always on)の実現の際にも、接続遅延はできるだけ小さいことが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、実際の上りデータ送信までの事前のネゴシエーションによる遅延を極力抑えて、効率的な上りデータ送信、つまり、上り通信のスループット向上を可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下の移動通信システムにおける通信方法並びに移動局及び基地局を用いる。
(1)即ち、本発明の移動通信システムにおける通信方法は、移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおいて、該移動局が、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を該基地局へ送信する際に該スケジューリング情報に、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する際に該チャネル確立要求に、該上りユーザデータを付加して送信することを特徴としている。
(2)また、本発明の移動通信システムにおける移動局は、移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおける前記移動局であって、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する送信手段と、該スケジューリング情報又は該チャネル確立要求に該上りユーザデータを付加する上りデータ付加手段とをそなえたことを特徴としている。
(3)さらに、本発明の移動通信システムにおける基地局は、移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえ、該移動局が、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を該基地局へ送信する際に該スケジューリング情報に、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する際に該チャネル確立要求に、該上りユーザデータを付加して送信する、移動通信システムにおける前記基地局であって、該スケジューリング情報又は該チャネル確立要求に付加された、該移動局からの該上りユーザデータを正常に受信したか否かを示す応答情報を該移動局へ送信する応答情報送信手段と、該応答情報に、該上りユーザデータが付加された該スケジューリング情報又は該送信要求に対する送信可否の通知情報を付加して該移動局へ送信する通知情報送信手段とをそなえたことを特徴としている。
上記本発明によれば、効率的なデータ送信が実現可能となり、呼設定時の遅延の短縮やスループットの改善が期待できる。
〔A〕第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線移動局の構成を示すブロック図であり、図2は同システムの構成要素である無線基地局の構成を示すブロック図で、図1に示す無線移動局(以下、単に「移動局」という)1は、図2に示す無線基地局(以下、単に「基地局」という)2に無線によりアクセスして通信を行なうようになっている。このとき、基地局2から移動局1へのダウンリンク(下り)の通信は例えばHSDPA方式により行なわれ、移動局1から基地局2へのアップリンク(上り)の通信は例えばHSUPA方式によって行なわれる。なお、上記移動通信システムは、図1に示す移動局1及び図2に示す基地局2をそれぞれ1台以上そなえている。
そして、図1に示すように、移動局1は、その要部に着目すると、例えば、データキュー10,ACK/NACK/DTX判定部11,再送バッファ12,タイマ13,送信機14,受信機15,復調部16及びスケジューリング情報送信部17をそなえて構成され、基地局2は、その要部に着目すると、例えば図2に示すように、受信機20,CRC確認及びACK/NACK判定部21,SI分離部22,スケジューラ23及び送信機24をそなえて構成されている。
ここで、図1の移動局1において、データキュー10は、送信待ちのデータパケット(上り信号)を保持しておくものであり、ACK/NACK/DTX判定部(以下、単に「判定部」ともいう)11は、復調部16でのデータ復調により基地局2からACK又はNACKを受信したか、あるいは、基地局2からデータパケット(下り信号)を受信していない(DTX)状態かを判定するもので、ACKの受信を確認するとデータキュー10から送信待ちのデータパケットを取り出して送信機14へ出力し、NACKの受信を確認すると再送バッファ12から送信済みの対象データパケットを取り出して送信機14へ出力するようになっている。
タイマ13は、送信機14へのデータパケットの転送後、つまり、基地局2へのデータパケット送信後の所定時間を計時するもので、当該所定時間を経過してもACK又はNACKの受信が上記判定部11で確認されない場合でも、ACK又はNACKの受信待機を終了して送信処理を次に進めるためのトリガを判定部11に与えるためのものである。
送信機14は、判定部11からのアップリンクの送信データパケットを無線により基地局2へ向けて送信するもので、送信データパケットの変調、拡散、無線周波数へのアップコンバート等の所要の無線送信処理機能を具備している。
受信機15は、基地局2から無線により送信されてくる無線周波数のデータパケットを受信して、中間周波数(IF)帯及びベースバンド帯へのダウンコンバート等の所要の無線受信処理機能を具備するものであり、復調部16は、受信機15からの受信ベースバンド信号について基地局2での送信変調方式、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、あるいは、16値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)に応じた所要の復調処理を施すものである。
スケジューリング情報送信部17は、基地局2に対する送信レートの割当要求などのスケジューリング情報(SI)(基地局2から送信許可を得るための送信要求)を送信機14経由で基地局2へ送信するためのもので、本例では、例えば図4に示すように、上記スケジューリング情報に基地局2への上りデータ(送信ユーザデータ)を相乗り(付加)させた信号(データパケット)を生成して送信し得るようになっている。つまり、上記送信機14は、基地局2から送信許可を得るべく基地局2へ送信要求を送信する送信手段としての機能を有し、スケジューリング情報送信部17は、上記送信要求に上りデータを付加する上りデータ付加手段として機能するのである。
一方、図2に示す基地局2において、受信機20は、移動局1から送信されてくる無線周波数のデータパケットを受信して、中間周波数(IF)帯及びベースバンド帯へのダウンコンバート、QPSK又は16値QAMによる復調処理等の所要の無線受信処理機能を具備するものであり、CRC確認及びACK/NACK判定部21は、受信機20からの受信ベースバンド信号についてCRCの確認を行なってACK/NACK判定を行なうもので、具体的には、CRC確認の結果が正常ならACKを、異常ならNACKを生成するようになっている。
SI分離部22は、上記受信ベースバンド信号から前記スケジューリング情報を分離して抽出するものであり、スケジューラ23は、ダウンリンク(移動局1宛)のデータパケットの送出スケジューリングを行なうもので、例えば、データパケットの受信品質やバッファ残量、優先度などの情報を基に決定するようになっている。
送信機24は、ダウンリンクの送信データパケットを無線により送信するもので、送信データパケットの変調、拡散、無線周波数へのアップコンバート等の所要の無線送信処理機能を具備している。
以下、上述のごとく構成された本実施形態の移動通信システムの動作について、図3を参照しながら説明する。
まず、HSUPA実行の際には、移動局(UE)1は、データ送信開始の際に、シグネチャ(移動局1を識別するための情報)を含んだランダムアクセス信号を、共通チャネルを通じてアップリンクのデータパケットにより基地局(BTS)2へ送信する(ステップS1)。基地局2は、このランダムアクセス信号を受信すると、その応答を移動局1宛に送信する(ステップS2)。これにより、移動局1と基地局2との間の共通チャネル上に通信路が設定される。
移動局1は、上記応答を受信すると、基地局2に対して個別チャネルの設定(確立)を要求すべく、図4により前述したごとく、上り送信ユーザデータにスケジューリング情報(送信レート割当要求)を相乗り(付加)させた信号(データパケット)を生成して上記共通チャネル上に設定された通信路経由で基地局2へ送信する(ステップS3)。基地局2は、上記送信レート割当要求を受信すると、要求されたレートの割当が可能か否かを判断し、可能なら送信レート割当応答としてその旨を移動局1へ返送する(ステップS4)。
移動局1は、基地局2からの上記送信レート割当応答を受信すると、基地局2との個別チャネルが確立して上りデータパケットの送信準備が完了したことになり、割り当てられた個別チャネル及びレートで上りデータパケットの送信を開始する(ステップS5)。なお、基地局2が要求されたレート割当が不可能と判断した場合は、例えば、その時点で割当可能な最大レートを基地局2は移動局1に対して割り当てることができる。
このように、本例のシステムでは、移動局1が基地局2に対して送信レート要求を送信する際に、アップリンクのデータパケットを相乗り(付加)させて送信するので、従来技術と比較してデータ送信開始までの手順を短縮することができ、呼設定時間を短縮してデータ送信開始までの遅延を少なくすることができる。この場合、相乗りさせられるデータ量は個別チャネルの伝送レートに依存するため、通常の上りパケット送信よりも低い伝送レートとなるものの、データ送信開始までの時間を短縮できるので、スループットの向上が期待できる。
〔B〕第2実施形態の説明
図5は本発明の第2実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線移動局の構成を示すブロック図であり、図6は同システムの構成要素である無線基地局の構成を示すブロック図で、図5に示す移動局1も、図6に示す基地局2に無線によりアクセスして通信を行なえるようになっており、この場合も、基地局2から移動局1へのダウンリンク(下り)の通信は例えばHSDPA方式により行なわれ、移動局1から基地局2へのアップリンク(上り)の通信は例えばHSUPA方式によって行なわれる。
そして、図5に示す移動局1は、図1に示すものに比して、シグネチャ生成部18が付加されている点が異なり、図6に示す基地局2は、図2に示すものに比して、シグネチャ分離部25が付加されている点が異なる。
ここで、移動局1のシグネチャ生成部18は、データ送信開始の際に基地局2へ共通チャネルを用いて送信すべきランダムアクセス信号(基地局2へ送信要求であるスケジューリング情報を送信するための個別チャネルのチャネル確立要求)に含める物理レイヤ情報としてのシグネチャ(移動局1を識別するための情報)を生成するもので、本例では、例えば図8に示すように、生成したシグネチャにアップリンクのユーザデータを相乗り(付加)させた信号(データパケット)を送信機14から送信できるようになっている。
つまり、この場合、シグネチャ生成部18及び送信機14は、上記チャネル確立要求を送信する送信手段としての機能と、上記チャネル確立要求に上りデータを付加する上りデータ付加手段としての機能とを果たすことになる。なお、シグネチャ生成部18は、ランダムアクセス信号以外の上りデータ送信には用いられない(動作しない)。
一方、基地局2のシグネチャ分離部25は、受信機20で受信されたデータパケットから上記シグネチャを分離して抽出するもので、当該シグネチャから受信データパケットを送信した移動局1が特定されて当該移動局1宛に上記ランダムアクセス信号に対する応答が送信機24から返送されるようになっている。
上述のごとく構成された本例の移動通信システムの動作について、図7を参照しながら説明すると、HSUPA実行の際、移動局(UE)1は、データ送信開始時に、シグネチャを含んだランダムアクセス信号に上りデータ(ユーザデータ)を相乗りさせた信号(図8参照)を生成して基地局(BTS)2へ共通チャネルを用いて送信する(ステップS11)。基地局2は、この信号を受信すると、シグネチャ分離部25によりシグネチャを分離して抽出し、そのシグネチャを基に上記ランダムアクセス信号を送信してきた移動局1を特定して、上記ランダムアクセス信号に対する応答を移動局1宛に送信する(ステップS12)。これにより、移動局1と基地局2との間の共通チャネル上に通信路が設定される。
以降は図3と同様に、移動局1は、この応答を受信すると、個別チャネルの確立(設定)を要求すべく、送信ユーザデータにスケジューリング情報(送信レート割当要求)を相乗りさせた信号(データパケット)生成して基地局2へ共通チャネルにより送信し(ステップS13)、基地局2は、送信レート割当応答を移動局1へ返送し(ステップS14)、移動局1は、この送信レート割当応答により割り当てられたレートで上りデータパケットを送信する(ステップS15)。
このように、本例では、移動局1から基地局2へのランダムアクセス信号にも上りデータ(ユーザデータ)を相乗りさせて送信するので、上述した第1実施形態の場合よりもさらに初期送信までの遅延を少なくすることが可能となる。なお、ランダムアクセスに用いるチャネルは通常は共通チャネルであり、一般的に個別チャネルよりも伝送レートが低いため、あまり多くのユーザデータを相乗りさせることはできないが、少なくとも第1実施形態よりも初期送信までの遅延を少なくできるので、さらなるスループットの向上が期待できる。
なお、本例では、基地局2へのランダムアクセス信号及び送信レート要求(スケジューリング情報)の双方に上りデータを相乗りさせているが、ランダムアクセス信号についてのみ上りデータを相乗りさせるようにしてもよい。この場合でも、従来技術よりも実際の上りデータ送信開始までの時間を短縮できるので、スループットの向上が期待できる。
(B1)第2実施形態の変形例の説明
上述した第2実施形態において、基地局2は、移動局1からのアップリンクのパケット送信に対するACK/NACKとともに、次の上り送信の可否(送信レートの割当許可/不許可)を相乗りさせて移動局1に通知することもできる。即ち、基地局2の送信機24は、例えば図10に示すように、移動局1へ送信すべきACK/NACKの情報に送信レートの割当許可又は不許可の情報を相乗り(付加)させた信号(データパケット)を生成して送信することができる(図9のステップS14′)。
つまり、本例の送信機24は、移動局1からの上りデータパケットを正常に受信したか否かを示す応答情報(ACK/NACK)を移動局1へ送信する応答情報送信手段として機能し、スケジューラ23が、当該応答情報に移動局1からの送信要求に対する送信可否の通知情報を付加する通知情報付加手段として機能するのである。なお、図9において他の手順は図7と同一若しくは同様である。
このようにすることで、ダウンリンク送信の手順を簡略化することができる。即ち、従来はACK/NACKとアップリンクの送信レートの割当許可/不許可とは独立した無線チャネル、例えば、HSUPAでは、ACK/NACKはE-HICH〔E-DCH(Enhanced-Dedicated CHannel) HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest) Acknowledgement Indicator Channel〕で、割当許可/不許可はE-AGCH(E-DCH Absolute Grant Channel)またはE-RGCH(E-DCH Relative Grant Channel)により行なうものと規定されているが、同じチャネルで同時期にACK/NACK及び送信レートの割当許可/不許可を移動局1に通知することが可能となる。したがって、データ送信開始までの時間を短縮して、スループットの向上を図ることができる。
なお、本例は第1実施形態に適用することも勿論可能である。
〔C〕第3実施形態の説明
上述した各実施形態における基地局2は、アップリンクのトラヒック量や干渉量などから上り通信状態を監視(測定)して、そのトラヒック量や干渉量がある一定量(基準値)よりも少ない場合には、各移動局1にその旨を報知し、事前の許可無く上り送信を可能とするようにしてもよい。
即ち、例えば図11に示すように、基地局2は、アップリンクのトラヒック量や干渉量などを基に上り通信状態を監視し(ステップS21)、そのトラヒック量や干渉量がある一定量(基準値)以下か否かを判定する(ステップS22)。その結果、基準値以下なら、基地局2は、上り通信状態が良好であると判断して、移動局1に対して上りデータ送信開始に事前の許可が不要であることを通知し(ステップS22のYesルートからステップS23)、基準値を超えている場合は上り通信状態が良好でないと判断して、移動局1に対して、通常どおり上りデータ送信時に事前の許可が必要であることを通知する(ステップS22のNoルートからステップS24)。
つまり、基地局2は、上りデータ送信を事前の許可無く送信できるモード(第1のモード)と、許可を得てから送信できるモード(第2のモード)とを選択的に切り替えて使用することができる。なお、かかる機能は、例えば既述のスケジューラ23にもたせることができる。この場合、スケジューラ23は、以下の機能を有することになる。
(1)上記ステップS21を実行することにより、移動局1との間の上り通信状態を監視する上り通信状態監視手段231としての機能
(2)上記ステップS22を実行することにより、前記上り通信状態監視手段231により監視された上り通信状態が一定品質以上であるか否かを判定する判定手段232としての機能
(3)上記ステップS23,S24を選択的に実行することにより、前記判定手段232で上り通信状態が一定品質以上であると判定されると、前記第1のモードを動作モードとして選択し、前記判定手段232で上り通信状態が一定品質未満であると判定されると、前記第2のモードを動作モードとして選択するモード選択手段233としての機能
このようにすることで、上り通信状態が良好な状態においては、上りデータ送信に必要な手順を不要にすることができ、データ送信までの遅延をなくして大幅なスループットの向上を図ることができる。
(C1)第3実施形態の第1変形例の説明
ところで、複数の移動局1が上述のごとく基地局2から事前の許可無く送信できるモードの通知を受けて、事前の許可無く上りパケット送信を行なう場合においては、複数の移動局1による上り送信(データパケット)が衝突する場合がある。このような場合は、衝突したデータパケットは基地局2において破棄される。このとき、通常、移動局1は、ランダムな時間だけ待機した後に再送信を行なう。このようにすることで、再送信の際の衝突の確率を低くすることができるが、再送信までの遅延が大きくなってしまう可能性がある。
そこで、本例においては、基地局2は衝突の発生したパケットについて、同時送信した複数の移動局1の識別が可能であった場合に、それらの移動局1に対して再送を要求する。即ち、例えば図12に示すように、移動局1−1,1−2のそれぞれが同時期に上りデータ送信を行なって(ステップS31)、基地局2において衝突が発生したとする。ただし、各移動局1−1,1−2は、上りデータ送信を図8により前述したごとくシグネチャを含むフレームフォーマットで行なう。
基地局2は、衝突の発生したデータパケットについて上記シグネチャから各移動局1−1,1−2を識別可能であった場合、それらの移動局1−1,1−2に対してタイミングをずらして再送要求を行なう(ステップS32,S33)。これにより、移動局1−1,1−2は、それぞれ、異なるタイミングで上りデータ送信の再送を行なう(ステップS34,S35)。
以上の動作は、例えば、基地局2において、前記スケジューラ23が、前記第1のモードで動作中に、2以上の移動局1からの上りデータ送信の衝突が発生したか否かを監視する上りデータ衝突監視手段として機能し、前記送信機24が、この上りデータ衝突監視手段により前記衝突の発生が確認されると、衝突の発生した上りデータ送信元の各移動局1に対して上りデータ送信の再送タイミングを通知する再送タイミング通知手段として機能することにより実現される。
このようにすることで、上りデータ送信の遅延を最小限に抑え、かつ、上りデータ再送時の衝突を確実に回避することが可能となる。
(C2)第3実施形態の第2変形例の説明
なお、上述のごとく移動局1−1,1−2からの再送を基地局2が待つ間に、他の移動局からの送信を禁止するために、基地局2は、ビジー信号を報知するのが好ましい。即ち、例えば図13に示すように、図12により上述したごとく移動局1−1,1−2の上り送信データパケットの衝突発生により基地局2が移動局1−1,1−2に対して再送要求を行なう場合(ステップS32,S33)、基地局2は、移動局1−1,1−2からの再送(ステップS34,S35)があるまで(あるいは、再送が予測される期間)、例えば共通チャネルを用いてビジー信号を報知する(ステップS36)。
つまり、本例の基地局2は、上記再送タイミング通知手段としての送信機24による再送タイミングの通知によって移動局1から上りデータ送信の再送が予測される一定期間、セル内の各移動局1に対してビジー状態を報知するビジー状態報知手段としての機能を有しており、この機能も、例えば、スケジューラ23の一機能としてもたせることができる。
さて、他の移動局1−3は、上記ビジー信号を受信している間は、上りデータ送信を待機し、基地局2によるビジー信号の送信が解除されてビジー信号が受信されなくなってから上りデータ送信を開始する(ステップS37)。このようにすることで、上り送信データパケットの衝突確率をさらに抑えることが可能となる。
(C3)第3実施形態の第3変形例の説明
ここで、上記の移動局1−1,1−2,1−3(以下、区別しない場合は、移動局1と表記する)及び基地局2がそれぞれ送信するデータパケット長は固定長とするのが好ましい。このようにすることで、移動局1は、基地局2において上りデータ送信が衝突した場合に、どのようなタイミングで再送を行なうかを容易に認識することが可能となる。
(C4)第3実施形態の第4変形例の説明
また、移動局1が送信するデータパケットは、例えば図14に示すように、ユーザを識別するためのユーザ識別部5と、メッセージ本体であるデータ部6とを有している。つまり、移動局1は、2以上の各移動局1を識別するためのユーザ識別部5と、メッセージ本体であるデータ部6とを有する上りデータパケットを生成する上りデータ生成手段としての機能と、この上りデータ生成手段により生成した上りデータを基地局2へ送信する上りデータ送信手段としての機能を有しており、これらの機能は例えば前記送信機14の一機能として実現される。また、この場合、移動局1は、例えば、ユーザ識別部5についてはデータ部6よりも強力な誤り訂正処理を施すことができる。
このようにすることで、上述したごとく基地局2において複数の移動局1からの上りデータパケットが衝突しても、基地局2は、少なくともユーザ識別部5の情報だけは復号できる可能性が高くなり、データ部6の情報は復号できなくても、どの移動局1からのパケットが衝突したのかを判定することが可能となる。
(C5)第3実施形態の第5変形例の説明
さらに、上記のユーザ識別部5は、複数の移動局1−1〜1−n(nは2以上の整数)別に、例えば図15に示すごとく時間軸方向に短く区切って時間分割多重(TDM:Time Division Multiplex)、または図16に示すごとく周波数方向に区切って周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplex)、あるいは図17に示すごとく符号分割多重(CDM:Code Division Multiplex)するようにしてもよい。このようにすることで、複数の移動局1からの上りデータパケットの衝突が発生しても、基地局2は、少なくともユーザ識別部5の情報だけは復号できる可能性が高くなり、どの移動局1からの上りデータパケットが衝突したのかを判定することが可能となる。
(C6)第3実施形態の第6変形例の説明
次に、複数の移動局1からのデータパケットの衝突が発生し、基地局2において上記ユーザ識別部5の情報から複数の移動局1(ユーザ)が識別でき、かつ、1つのデータ部6の情報が正常に復号できた場合に、そのデータ部6がどのユーザ(移動局1)に対応するのかを判定できるようにする方法について説明する。
(C6.1)第6変形例の第1態様
本例においては、例えば図18に示すように、移動局1(送信機14:図1,図5参照)は、ユーザ識別部5の情報(ユーザ識別情報)でデータ部6に格納すべきメッセージを符号化(乗算器(符号化手段)141で乗算あるいは排他的論理和演算など)し、その符号化情報をデータ部6に格納する。なお、ユーザ識別部5には、上記ユーザ識別情報と変調信号とを乗算器142で乗じた信号を格納する。このようにすると、データ部6のデータ量をあまり減少させることなくユーザ識別情報をデータ部6に含める(重畳する)ことが可能となる。
このような符号化を行なった場合、データ部の復号(再生)のためにはユーザ識別情報が必要となるため、受信側(基地局2)では、ユーザ識別部5から先に復号する必要がある。そのため、この場合、基地局2には、例えば図19に示すように、受信機(受信手段)20の出力(受信上りデータパケット)からユーザ識別部5とデータ部6とを分離するデータ部分離部26と、このデータ部分離部26で分離されたユーザ識別部5の情報とデータ部6の情報とを乗じてデータ部6の情報(メッセージ本体)を復号(再生)する乗算器27とがそなえられる。なお、この図19において、既述の符号と同一符号を付したものは、特に断らない限り、既述のものと同一若しくは同様のものである。
これにより、基地局2は、ユーザ識別部5を先に復号し、復号した情報を用いてデータ部6の情報を復号することができる。したがって、複数の移動局1からのデータパケットの衝突が発生したが、上記ユーザ識別部5の情報を正しく復号することができて複数の移動局1(ユーザ)が識別でき、かつ、1つのデータ部6の情報が正常に復号できた場合に、そのデータ部6がどのユーザ(移動局1)に対応するのかを判別することが可能となる。その結果、前述した再送要求やACK/NACKを送信すべき移動局1を特定することが可能となる。
(C6.2)第6変形例の第2態様
なお、移動局1(送信機14)は、例えば図20に示すように、ユーザ識別情報をそのままデータ部6の一部として含める(挿入する)ようにしてもよい。つまり、この場合、送信機14は、データ部6にユーザ識別部5の情報を挿入する挿入手段としての機能を有する。このようにすれば、受信側(基地局2)でデータ部6から復号すれば簡単にユーザ識別情報を取り出すことが可能となる。この場合、基地局2には、例えば図21に示すように、既述のデータ部分離部26の他に、データ部分離部26で分離されたデータ部6からユーザ識別情報を分離するユーザ識別情報分離部28と、このユーザ識別情報分離部28で分離されたユーザ識別情報とデータ部分離部26で分離されたユーザ識別情報とを比較する比較部29とがそなえられる。
これにより、基地局2では、受信機(受信手段)20の出力(受信上りデータパケット)からデータ部分離部26にてユーザ識別部5とデータ部6とが分離され、ユーザ識別情報分離部28にてデータ部6に含まれるユーザ識別情報がさらに分離されて、データ部分離部26で分離されたユーザ識別情報と比較部29にて比較される。この比較結果(一致/不一致)により、基地局2は、データ部6の情報がどのユーザ(移動局1)からのものかを判別することが可能となり、この場合も、その結果として、前述した再送要求やACK/NACKを送信すべき移動局1を特定することが可能となる。
(C7)第3実施形態の第7変形例の説明
具体的に、基地局2は、ユーザ識別部5及び当該ユーザ識別部5に対応するデータ部6が正しく受信・復号できた場合にはACKを、ユーザ識別部5のみが正しく受信・復号できた場合にはNACKを、それぞれ移動局1に対して送信する。また、上記項目(C6)で述べた手法を採用する場合、基地局2は、データ部6のみを正常に受信・復号できた場合であっても、その中に含まれるユーザ識別情報によりユーザ識別が可能となるので、この場合もACKを移動局1に送信することになる。
ここで、基地局2は、ACK又はNACKを移動局1に対して送信する際に、次のスケジューリング情報を同時に(付加して)送信することができる。図22に、上記項目(C6.1)で述べた手法を採用した場合の基地局2の動作を、図23に、上記項目(C6.2)で述べた手法を採用した場合の基地局2の動作をそれぞれ示す。
(C7.1)第7変形例の第1態様
移動局1が上記項目(C6.1)で述べたようにデータ部6をユーザ識別情報で符号化してデータパケットを送信する場合、基地局2は、図22に示すように、まず、先に述べたようにユーザ識別部5の復号を行ない(ステップS41)、その後にデータ部6の復号を行なう(ステップS42)。そして、CRC確認及びACK/NACK判定部21により、CRC確認を行ない(ステップS43)、その結果、OKであれば(正しく復号できていれば)ACKを生成し(ステップS44)、NGであれば(正しく復号できていなければ)NACKを生成する(ステップS45)。
次いで、基地局2は、スケジューラ23において、当該移動局1へ送信すべきスケジューリング情報(次のデータ送信許可情報)があるか否かを確認し(ステップS46)、送信すべきスケジューリング情報があれば、上記ACK又はNACKとともに当該スケジューリング情報を移動局1へ送信し(ステップS46のYesルートからステップS47)、送信すべきスケジューリング情報がなければ、上記ACK又はNACKをそのまま移動局1へ送信する(ステップS46のNoルートからステップS48)。
つまり、基地局2は、移動局1からの受信データパケット(ユーザ識別部5及びデータ部6)を正しく復号できたときは、復号したユーザ識別情報により特定(識別)される移動局1宛にACKとともに次の送信許可情報を当該移動局1へ送信し、ユーザ識別部5を正しく復号できたがデータ部6を正しく復号できなかったときは、復号したユーザ識別情報により特定(識別)される移動局1宛にNACKとともに次の送信許可情報を送信するのである。
換言すれば、本例の基地局2は、スケジューラ23及び送信機24によって、ユーザ識別部5及びデータ部6を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報ACKとともに次の上りデータ送信許可情報をユーザ識別部5の情報により特定される移動局1へ送信し、ユーザ識別部5を正しく復号できデータ部6を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報NACKとともに次の上りデータ送信許可情報をユーザ識別部5の情報により特定される移動局1へ送信する応答・送信許可送信手段としての機能が実現されている。
これにより、ACK又はNACKと、スケジューリング情報(次の送信許可情報)とを個別に移動局1に対して送信する場合に比して、上りデータ送信手順をさらに簡略化することができ、上りデータ送信の遅延を削減して、スループットのさらなる向上を図ることができる。
(C7.2)第7変形例の第2態様
一方、移動局1が上記項目(C6.2)で述べたようにデータ部6にユーザ識別情報を含めてデータパケットを送信する場合、基地局2は、図23に示すように、まず、受信データパケットのユーザ識別部5とデータ部6とをデータ部分離部26及びユーザ識別情報分離部28(図21参照)によって分離し(ステップS51)、ユーザ識別情報を復号するとともに(ステップS52)、CRC確認及びACK/NACK判定部21にてCRC確認を行なう(ステップS53)。
CRC確認結果がOKならi番目のユーザ識別情報とデータ部6に含まれていたユーザ識別情報とを比較部29により比較して両者が一致するか否かを確認する(ステップS54,S55)。一致すれば、基地局2(CRC確認及びACK/NACK判定部21)は、移動局1に対する応答として、ACKを生成し(ステップS55のYesルートからステップS56)、不一致であれば、NACKを生成する(ステップS55のNoルートからステップS57)。
そして、基地局2は、スケジューラ23において、当該移動局1へ送信すべきスケジューリング情報(次のデータ送信許可情報)があるか否かを確認し(ステップS58)、送信すべきスケジューリング情報があれば、上記ACK又はNACKとともに当該スケジューリング情報を移動局1へ送信し(ステップS58のYesルートからステップS58a)、送信すべきスケジューリング情報がなければ、上記ACK又はNACKをそのまま移動局1へ送信する(ステップS58のNoルートからステップS58b)。
その後、基地局2は、復号されたすべてのユーザ(移動局1)の受信データパケット(パケット数=N)について処理が終了したか否かを確認し(i<N?:ステップS59)、終了していなければ、終了するまで(ステップS59でNoと判定されるまで)、上記iの値を1つインクリメント(i=i+1)して(ステップS59のYesルートからステップS60)、i+1番目のユーザ識別情報及びデータ部について上記ステップS54以降の処理を繰り返す。
つまり、本例の基地局2は、スケジューラ23及び送信機24によって、データ部6を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報ACKとともに次の上りデータ送信許可情報を、復号した情報(データ部6に含まれるユーザ識別情報)を基に特定される移動局1へ送信し、ユーザ識別部5を正しく復号できデータ部6を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報NACKとともに次の上りデータ送信許可情報をユーザ識別部5の情報により特定される移動局1へ送信する応答・送信許可送信手段としての機能が実現されていることになる。
このように、本例においても、ACK又はNACKと、スケジューリング情報(次の送信許可情報)とを個別に移動局1に対して送信する場合に比して、上りデータ送信手順をさらに簡略化することができ、上りデータ送信の遅延を削減して、スループットのさらなる向上を図ることができる。
(C8)第3実施形態の第8変形例の説明
さて、次に、項目(C7)により上述したごとく、基地局2が、ACK又はNACKとともにスケジューリング情報を送信する場合の、移動局1の動作について、図24を参照しながら説明する。なお、この場合の移動局1の構成は図1と同様である。
図24に示すように、送信スケジュール(つまり、送信すべきデータパケット)があるか否かを確認し(ステップS61)、送信スケジュールがなければそのまま処理を終了するが(ステップS61のNoルート)、送信スケジュールがあれば、データキュー10から次の(新規の)データパケットを取り出して(ステップS62)、当該データパケットを送信機14により送信する。このとき、タイマ13のタイマ値は0にリセットされる(ステップS63)。
次いで、移動局1は、基地局2から下りシグナリング(データパケット)を受信したか否かを確認し(ステップS64)、受信していなければ(ステップS64でNoなら)、タイマ13のタイマ値が所定値T(Tは0以上の実数)未満か否かをチェックし(ステップS65)、所定値T未満であれば(ステップS65でYesなら)、当該タイマ値Tをインクリメント(進展)し(ステップS66a)、以降、基地局2からの下りデータパケットの受信があるまでタイマ値をインクリメントしながら監視を続ける。なお、基地局2から下りデータパケットを受信しないままタイマ値が所定値Tに達した場合、移動局1は、基地局2に対して再送要求を送信し、タイマ13のタイマ値を0にリセットする(ステップS65のNoルートからステップS67及びS63)。
一方、基地局2からの下りデータパケットを受信した場合、移動局1は、その受信データパケットがACK又はNACKであるかをチェックし(ステップS66b)、NACKであれば、基地局2に対して再送要求を行ない(ステップS67)、ACKであれば、次の送信データパケットがデータキュー10に存在するか否かをチェックし(ステップS68)、存在すれば当該データパケットの送信を行ない(ステップS68のYesルートからステップS62)、存在しなければ処理を終了する(ステップS68のNoルート)。
つまり、移動局1は、基地局2から受信したデータパケットがACKであり、かつ、次の送信データがある場合に、スケジューリング情報を合わせて受け取っていれば、そのタイミングで次のデータを送信し、スケジューリング情報を受け取っていない場合には、送信要求から新たにやり直す。また、基地局2から受信したデータパケットがNACKであり、かつ、スケジューリング情報を合わせて受け取っていれば、そのタイミングで次のデータを送信する。
スケジューリング情報を受け取っていない、あるいは、タイマ期間(T)内に移動局1が何も受信していない(DTX)状態の場合には、移動局1は、送信要求から新たにやり直す。
換言すると、本例の移動局1は、受信機15において、基地局2から上りデータの正常受信又は非正常受信を示す応答情報(ACK/NACK)とともにスケジューリング情報(上りデータ送信許可情報)を受信する応答・送信許可受信手段としての機能を有し、上りデータ送信手段としての送信機14において、ACKとともにスケジューリング情報を受信すると、当該スケジューリング情報に従って次の上りデータパケットを送信し、NACKとともにスケジューリング情報を受信すると、当該スケジューリングに従って基地局2に対して上りデータ再送要求を送信し、また、基地局2から所定期間(T)内に下りデータパケットが受信されない場合には、基地局2に対して上りデータ再送要求を送信すべく構成されているのである。
なお、基地局2から受信したデータパケットがNACKの場合には、予め移動局1と基地局2(ネットワーク)との間で取り決めがあれば、上記スケジューリング情報を受け取っていなくても再送を行なうことも可能である。
以上のようにして、ACK又はNACKと、スケジューリング情報(次の送信許可情報)とが個別に移動局1に対して送信される場合に比して、上りデータ送信手順を簡略化することができ、上りデータ送信の遅延を削減して、スループットの向上を図ることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔D〕付記
(付記1)
移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおいて、
該移動局が、該基地局から送信許可を得るべく該基地局へ送信要求を送信する際に該送信要求に、又は、該送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する際に該チャネル確立要求に、上りデータを付加して送信することを特徴とする、移動通信システムにおける通信方法。
(付記2)
該基地局が、
該移動局からの該上りデータを正常に受信したか否かを示す応答情報を該移動局へ送信する際に、該送信要求に対する送信可否の通知情報を付加して該移動局へ送信することを特徴とする、付記1記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記3)
移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおいて、
該基地局は、該移動局が上りデータ送信を行なうのに該基地局の許可が不要な第1のモードと、当該許可が必要な第2のモードとを有し、
該基地局が、該移動局との間の上り通信状態を監視し、当該上り通信状態が一定品質以上であれば前記第1のモードで動作し、該上り通信状態が一定品質未満であれば前記第2のモードで動作することを特徴とする、移動通信システムにおける通信方法。
(付記4)
該基地局は、
該第1のモードで動作中に、2以上の該移動局からの上りデータ送信の衝突が発生したか否かを監視し、前記衝突が発生した場合に、各移動局に対して上りデータ送信の再送タイミングを通知することを特徴とする、付記3記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記5)
該基地局は、該再送タイミングの通知により該移動局から上りデータ送信の再送が予測される一定期間には前記複数の移動局に対してビジー状態を報知することを特徴とする、付記4記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記6)
該移動局は、
該上りデータ送信を一定データ長の上りデータにより行なうことを特徴とする、付記4記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記7)
該上りデータは、前記複数の移動局を識別するためのユーザ識別部と、メッセージ本体であるデータ部とを有してなることを特徴とする、付記4記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記8)
該ユーザ識別部は、前記複数の移動局についてのユーザ識別情報を時間多重、又は、周波数分割多重、もしくは、符号分割多重して構成されることを特徴とする、付記7記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記9)
該移動局は、該データ部を該ユーザ識別部の情報により符号化することを特徴とする、付記7記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記10)
該移動局は、該データ部に該ユーザ識別部の情報を挿入することを特徴とする、付記7記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記11)
該基地局は、該ユーザ識別部から復号を行なうことを特徴とする、付記9記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記12)
該基地局は、該データ部から復号を行なうことを特徴とする、付記10記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記13)
該基地局は、該ユーザ識別部及び該データ部を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信し、該ユーザ識別部を正しく復号でき該データ部を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信することを特徴とする、付記11記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記14)
該基地局は、該データ部を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を、復号した情報を基に特定される移動局へ送信し、該ユーザ識別部を正しく復号でき該データ部を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信することを特徴とする、付記12記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記15)
該移動局は、該基地局から前記正常受信を示す応答情報とともに該上りデータ送信許可情報を受信すると、当該上りデータ送信許可情報に従って次の上りデータを送信し、該基地局から前記非正常受信を示す応答情報とともに該上りデータ送信許可情報を受信すると、当該上りデータ送信許可情報に従って該基地局に対して上りデータ再送要求を送信することを特徴とする、付記13又は14に記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記16)
該移動局は、該基地局から所定期間内に下りデータを受信しない場合には、該基地局に対して上りデータ再送要求を送信することを特徴とする、付記15記載の移動通信システムにおける通信方法。
(付記17)
移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおける前記移動局であって、
該送信許可を得るべく該基地局へ送信要求を、又は、該送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する送信手段と、
該送信要求又は該チャネル確立要求に上りデータを付加する上りデータ付加手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける移動局。
(付記18)
移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおける前記基地局であって、
該移動局からの該上りデータを正常に受信したか否かを示す応答情報を該移動局へ送信する応答情報送信手段と、
該応答情報に該送信要求に対する送信可否の通知情報を付加する通知情報付加手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける基地局。
(付記19)
移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおける前記基地局であって、
該移動局が上りデータ送信を行なうのに該基地局の許可が不要な第1のモードと、当該許可が必要な第2のモードとを有するとともに、
該移動局との間の上り通信状態を監視する上り通信状態監視手段と、
該上り通信状態監視手段により監視された該上り通信状態が一定品質以上であるか否かを判定する判定手段と、
該判定手段で該上り通信状態が一定品質以上であると判定されると、前記第1のモードを動作モードとして選択し、該判定手段で該上り通信状態が一定品質未満であると判定されると、前記第2のモードを動作モードとして選択するモード選択手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける基地局。
(付記20)
前記第1のモードで動作中に、2以上の該移動局からの上りデータ送信の衝突が発生したか否かを監視する上りデータ衝突監視手段と、
該上りデータ衝突監視手段により前記衝突の発生が確認されると各移動局に対して上りデータ送信の再送タイミングを通知する再送タイミング通知手段とをそなえたことを特徴とする、付記19記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記21)
該再送タイミング通知手段による該再送タイミングの通知によって該移動局から上りデータ送信の再送が予測される一定期間、前記複数の移動局に対してビジー状態を報知するビジー状態報知手段をさらにそなえたことを特徴とする、付記20記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記22)
該移動局を識別するためのユーザ識別部とメッセージ本体であるデータ部とを有し該移動局において該ユーザ識別部の情報で該データ部を符号化して送信された上りデータを受信する受信手段と、
該受信手段で受信した上りデータを該ユーザ識別部から復号する復号手段とをそなえたことを特徴とする、付記20又は21に記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記23)
該移動局を識別するためのユーザ識別部とメッセージ本体であるデータ部とを有し該移動局において該ユーザ識別部の情報を該データ部に挿入して送信された上りデータを受信する受信手段と、
該受信手段で受信した上りデータを該データ部から復号する復号手段とをそなえたことを特徴とする、付記20又は21に移動通信システムにおける基地局。
(付記24)
該復号手段により該ユーザ識別部及び該データ部を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信する応答・送信許可送信手段をそなえたことを特徴とする、付記22記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記25)
該応答・送信許可送信手段が、
該復号手段により該ユーザ識別部を正しく復号でき該データ部を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信すべく構成されたことを特徴とする、付記24記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記26)
該復号手段により該データ部を正しく復号できれば、正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を、復号した情報を基に特定される移動局へ送信する応答・送信許可送信手段をそなえたことを特徴とする、付記23記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記27)
該応答・送信許可送信手段が、
該ユーザ識別部を正しく復号でき該データ部を正しく復号できなければ、非正常受信を示す応答情報とともに次の上りデータ送信許可情報を該ユーザ識別部の情報により特定される移動局へ送信すべく構成されたことを特徴とする、付記26記載の移動通信システムにおける基地局。
(付記28)
複数の移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえ、該基地局において2以上の該移動局からの上りデータ送信の衝突が発生した場合に、該基地局が当該移動局に対して上りデータ送信の再送タイミングを通知する移動通信システムにおける前記移動局であって、
前記複数の移動局を識別するためのユーザ識別部と、メッセージ本体であるデータ部とを有する上りデータを生成する上りデータ生成手段と、
該上りデータ生成手段により生成した上りデータを該基地局へ送信する上りデータ送信手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける移動局。
(付記29)
該上りデータ生成手段が、
一定データ長で該上りデータを生成すべく構成されたことを特徴とする、付記28記載の移動通信システムにおける移動局。
(付記30)
該上りデータ生成手段が、
該データ部を該ユーザ識別部の情報により符号化する符号化手段をそなえたことを特徴とする、付記28又は29に記載の移動通信システムにおける移動局。
(付記31)
該上りデータ生成手段が、
該データ部に該ユーザ識別部の情報を挿入する挿入手段をそなえたことを特徴とする、付記28又は29に記載の移動通信システムにおける移動局。
(付記32)
該基地局から該上りデータの正常受信又は非正常受信を示す応答情報とともに上りデータ送信許可情報を受信する応答・送信許可受信手段をそなえ、
該上りデータ送信手段が、
該応答・送信許可受信手段で前記正常受信を示す応答情報とともに該上りデータ送信許可情報を受信すると、当該上りデータ送信許可情報に従って次の上りデータを送信し、前記非正常受信を示す応答情報とともに該上りデータ送信許可情報を受信すると、当該上りデータ送信許可情報に従って該基地局に対して上りデータ再送要求を送信すべく構成されたことを特徴とする、付記28〜31のいずれか1項に記載の移動通信システムにおける移動局。
(付記33)
該上りデータ送信手段が、
該基地局から所定期間内に下りデータが受信されない場合には、該基地局に対して上りデータ再送要求を送信すべく構成されたことを特徴とする、付記32記載の移動通信システムにおける移動局。
本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線基地局の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る移動通信システムの動作(上り通信方法)を説明するためのシーケンス図である。 第1実施形態に係る上り送信要求のフレーム構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線移動局の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る移動通信システムの構成要素である無線基地局の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る移動通信システムの動作(上り通信方法)を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態に係るランダムアクセス信号のフレーム構成を示す図である。 第2実施形態の変形例に係る移動通信システムの動作(上り通信方法)を説明するためのシーケンス図である。 第2実施形態に係る下り信号のフレーム構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る移動通信システムにおける基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態の第1変形例に係る上り通信方法を説明するためのシーケンス図である。 第3実施形態の第2変形例に係る上り通信方法を説明するためのシーケンス図である。 第3実施形態の第4変形例に係るデータパケット構成を示す図である。 図14に示すユーザ識別部の構成(時間分割多重)を示す図である。 図14に示すユーザ識別部の構成(周波数分割多重)を示す図である。 図14に示すユーザ識別部の構成(符号分割多重)を示す図である。 第3実施形態の第6変形例の第1態様に係る移動局でのデータ部符号化方法を説明するための図である。 図18に示す移動局に対応する基地局の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の第6変形例の第2態様に係る移動局でのデータ部符号化方法を説明するための図である。 図20に示す移動局に対応する基地局の構成を示すブロック図である。 図19に示す基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図21に示す基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 図19又は図21に示す基地局に対応する移動局での動作を説明するためのフローチャートである。 従来の上りパケット送信手順を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1,1−1〜1−n 移動局
10 データキュー
11 ACK/NACK/DTX判定部
12 再送バッファ
13 タイマ
14 送信機
15 受信機
16 復調部
17 スケジューリング情報送信部
18 シグネチャ生成部
2 基地局
20 受信機
21 CRC確認及びACK/NACK判定部
22 スケジューリング情報(SI)分離部
23 スケジューラ
24 送信機
25 シグネチャ分離部
26 データ部分離部
27 乗算器
28 ユーザ識別情報分離部
29 比較部
5 ユーザ識別部
6 データ部
141,142 乗算器
231 上り通信状態監視手段
232 判定手段
233 モード選択手段

Claims (3)

  1. 移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおいて、
    該移動局が、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を該基地局へ送信する際に該スケジューリング情報に、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する際に該チャネル確立要求に、該上りユーザデータを付加して送信することを特徴とする、移動通信システムにおける通信方法。
  2. 移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえた移動通信システムにおける前記移動局であって、
    該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する送信手段と、
    スケジューリング情報又は該チャネル確立要求に該上りユーザデータを付加する上りデータ付加手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける移動局。
  3. 移動局と、当該移動局と無線により通信を行なう基地局とをそなえ、該移動局が、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るためのスケジューリング情報を該基地局へ送信する際に該スケジューリング情報に、又は、該基地局から上りユーザデータの送信許可を得るための送信要求を送信するためのチャネルのチャネル確立要求を送信する際に該チャネル確立要求に、該上りユーザデータを付加して送信する、移動通信システムにおける前記基地局であって、
    スケジューリング情報又は該チャネル確立要求に付加された、該移動局からの該上りユーザデータを正常に受信したか否かを示す応答情報を該移動局へ送信する応答情報送信手段と、
    該応答情報に、該上りユーザデータが付加された該スケジューリング情報又は該送信要求に対する送信可否の通知情報を付加して該移動局へ送信する通知情報送信手段とをそなえたことを特徴とする、移動通信システムにおける基地局。
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