JP4055386B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、異常発生時の情報処理装置1の復元方式に関し、特にRAMディスクの復元方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置1において、ファイルの保存場所として考えられる装置としてHDDがあるが、HDDの場合、リセットなどで内容が消去されないものの、アクセスが低速であるという欠点がある。そこで、OSやプログラムが配置され、高速にアクセスできる主記憶の一部をファイル保存場所として扱うことができるRAMディスクが考え出されたが、RAMディスクの場合、情報処理装置1の電源OFF又はリセットなどにより、データが消去される問題があった。
【0003】
これを解決する方式の1つとして、例えば、特開平9−244934号公報に記載の従来の媒体環境更新装置がある。
図22は、この従来の媒体環境更新装置の構成図である。図において、51はコンピュータプログラムにより実現される媒体環境更新装置、52はメモリカード、53はRAMディスクを示す。メモリカード52およびRAMディスク53には、それぞれの記憶領域を監視して環境構築情報(システムのバージョン情報)や記憶情報の移行情報を管理するための更新管理フラグを管理する情報管理部21、31が設けられている。
【0004】
また、媒体環境更新装置51には、実装されたメモリカード52やRAMディスク53の環境やその更新状況、あるいは記憶情報等を管理する媒体管理部61と、この媒体管理部61における処理の実行状況を表す更新管理フラグを生成する更新管理フラグ設定部62と、処理中断後の再起動時に中断チェック処理を行って所要の後続処理を振り分ける処理振り分け部63と、媒体管理部61における処理の中断を検出する処理中断検出部64と、各部61〜64の起動及び実行制御を行う主制御部15とから構成される。媒体管理部61は、媒体評価部91、媒体初期化部92、情報変換処理部93、及び情報転送部94を備えている。
【0005】
図22の例では、メモリカード52の新環境をRAMディスク53に移行する際に、処理内にチェックポイントを設け、メモリカード52およびRAMディスク53への更新処理が終了する度に、メモリカード52およびRAMディスク53内の不揮発性の情報管理部71、81に現在の状態を書き込む。不意の電源断や情報処理装置1の故障により、情報処理装置1が再起動されると、情報管理部71、81の情報から電源断前の作業状態を知ることにより、移行処理の途中から作業を行うことができるようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の媒体環境更新装置では、メモリカード52およびRAMディスク53への更新処理が終了する度に、メモリカード52およびRAMディスク53内の不揮発性の情報管理部71、81に現在の状態を書き込むものの、故障などの不意の電源断によっては、前回書き込みから次回書き込みまでの情報、即ち実行中のメモリカード52やRAMディスク53の内容の一部が消去してしまうという課題があった。
【0007】
この発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、故障などによる不意の電源断が生じても、主記憶手段3上のRAMディスクの内容が消去されない情報処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、OSプログラムとRAMディスクとが格納された二次記憶手段と、
上記OSプログラムと上記RAMディスクのRAMディスク内容とを起動時にロードするOSファイルロード手段と、
上記OSファイルロード手段によりロードされた上記OSプログラムにより実行された実行結果を上記OSファイルロード手段によりロードされた上記RAMディスク内容に追加した変更RAMディスク内容を格納する主記憶手段と、
故障を検出する故障検出手段と、
上記故障検出手段による故障検出時に、上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を上記二次記憶手段の上記RAMディスクに保存する保存手段とを備えたものである。
【0009】
第2の発明は、上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を保存するRAMディスク保存手段と、上記RAMディスク保存手段に保存された上記変更RAMディスク内容を上記主記憶手段にロードするRAMディスク復元手段とを備え、
上記保存手段は、上記故障検出手段による故障検出時に、上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を上記RAMディスク保存手段に保存するものである。
【0010】
第3の発明は、上記RAMディスク保存手段に保存された上記変更RAMディスク内容を上記主記憶手段にロードし、上記OSファイルロード手段により上記主記憶手段にロードされた上記RAMディスク内容に上記上記変更RAMディスク内容を上書きするRAMディスク復元手段を備えたものである。
【0011】
第4の発明は、上記二次記憶手段に保存された上記OSプログラムを起動時に上記主記憶手段にロードするOSファイルロード手段と、
上記RAMディスク保存手段に保存された上記変更RAMディスク内容を起動時に上記主記憶手段にロードするRAMディスク復元手段とを備えたものである。
【0012】
第5の発明は、上記RAMディスク保存に保存された上記変更RAMディスク内容を上記主記憶手段にロードするか、又は上記二次記憶手段に保存された上記RAMディスクの内容を上記主記憶手段にロードするかを示す示すフラグを備え、
上記RAMディスク復元手段は、上記フラグに基づいて上記変更RAMディスク内容又は上記RAMディスクの内容を起動時に上記主記憶手段にロードするものである。
【0013】
第6の発明は、上記RAMディスクの内容への読み書き操作実行中は上記RAMディスクの内容を上記主記憶手段にロードする上記フラグを表示し、又上記RAMディスクの内容への読み書き操作終了時は上記変更RAMディスク内容を上記主記憶手段にロードする上記フラグを表示するRAMディスク操作手段を備えたものである。
【0014】
第7の発明は、上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を圧縮する圧縮手段を有する保存手段と、
上記圧縮手段により圧縮された上記変更RAMディスク内容を復元する復元手段を有するRAMディスク復元手段とを備えたものである。
【0015】
第8の発明は、上記変更RAMディスク内容が格納されるファイルの管理情報が記録されるファイル管理情報ブロック領域とファイルデータが記録されるファイルブロック領域とにより構成されたRAMディスク領域を有する主記憶手段と、
上記ファイル管理情報ブロック領域と上記ファイルブロック領域の中から上記変更RAMディスク内容が格納されたファイルの管理情報が記録された有効ファイル管理情報ブロックとファイルデータが記録されたファイルブロックとを検索するチェック手段を備え、上記チェック手段により検索された上記有効ファイル管理情報ブロックと上記有効ファイルブロックとを上記RAMディスク保存手段に保存する保存手段と、
上記RAMディスク保存手段に保存された上記有効ファイル管理情報ブロックと上記有効ファイルブロックとに基づいてRAMディスクの内容を復元し、上記主記憶手段にロードするディスク復元手段を有するRAMディスク復元手段とを備えたものである。
【0016】
第9の発明は、一定時間電気供給を行う小容量バッテリを備え、
上記故障検出手段は電源断を検出し、
上記保存手段は、上記故障検出手段により電源断が検出されると、上記小容量バッテリによる一定時間の電気供給に基づいて上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を上記二次記憶手段の上記RAMディスクに保存するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、実施の形態1を図を参照して説明する。
図1は実施の形態1の情報処理装置1の構成図である。図1において、1は情報処理装置、2は二次記憶手段である二次記憶装置を示しており、二次記憶装置2には、OSプログラムが格納されたOSファイル4が存在する。OSファイル4は、OSプログラムそのものが格納されたOS領域6と、RAMディスクが格納されたRAMディスク領域7とで構成される。また、3は主記憶手段であり、情報処理装置1が動作中の時には、OS領域6およびRAMディスク領域7の内容が主記憶手段3に展開される。即ち、二次記憶装置2のOS領域6に格納されたOSプログラムとRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容がそれぞれ主記憶手段3のOS領域12およびRAMディスク領域13に格納される。
【0018】
図1では、説明をし易くするため、主記憶手段3とは別の位置にOS8を設置した例を示している。OS8には、情報処理装置1の故障を検出する故障検出手段9と、主記憶手段3上のRAMディスク領域13のRAMディスクの内容を保存する保存手段10とが存在する。また、11は二次記憶装置2上のOSファイル4の内容を主記憶手段3上に展開するためのOSファイルロード手段である。
【0019】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図2は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS101)。OSファイルロード手段11は、二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6に格納されたOSプログラムを主記憶手段3上のOS領域12に、RAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にそれぞれロードする(ステップS102)。そして、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12に格納されたOSプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS103)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が、情報処理装置1の起動時の動作である。
【0020】
ここで、情報処理装置1は、主記憶手段3上のOS領域12に格納されたOSプログラムを実行することによりOS8が起動しプログラムが実行される。この実行結果が主記憶手段3上のRAMディスク領域13に格納されたRAMディスクの内容に追加されてRAMディスクの内容が変更される。即ち、この実行結果が追加された変更RAMディスク内容が主記憶手段3上のRAMディスク領域13に格納される。このように、主記憶手段3上のRAMディスク領域13のRAMディスク内容は、情報処理装置1の実行に伴って変更されるものである。
【0021】
次に、情報処理装置1の故障発生時の動作について説明する。
図3は、情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1で故障が発生すると(ステップS201)、OS8の故障検出手段9が故障を検出する。故障検出手段9は、故障内容の把握を行い、情報処理装置1を再起動しなければならないと判断した場合、保存手段10を起動し、保存手段10に主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のOSファイル4内にあるRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクに保存するよう指示をする(ステップS202)。
【0022】
保存手段10は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のOSファイル4内にあるRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクに保存する(ステップS203)。なおここで、保存される主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容は、OSプログラムを実行することにより生じた実行結果が元のRAMディスクの内容に追加された変更RAMディスク内容である。保存完了後、情報処理装置1にH/Wリセットがかかり、情報処理装置1が再起動される。以上が、情報処理装置1の故障発生時の動作である。
【0023】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1の故障発生時に主記憶手段3上のRAMディスク内容を二次記憶装置2にあるOSファイル4内のRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクに書き込み保存し、情報処理装置1の起動時にRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードすることにより、情報処理装置1の再起動後に、故障発生前のRAMディスク内容が主記憶手段3に展開されるので、情報処理装置1の故障発生による再起動でも、RAMディスクの内容が消去されない情報処理装置1を得ることができる。
【0024】
実施の形態2.
以下、実施の形態2を図を参照して説明する。
図4は、実施の形態2の情報処理装置1の構成図であり、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図4において、情報処理装置1は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を保存するRAMディスク保存手段であるRAMディスク保存ファイル14と、情報処理装置1の起動時にRAMディスク保存ファイル14を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードするRAMディスク復元手段15とを備えている。
【0025】
次に、情報処理装置1の故障発生時の動作について説明する。
図5は、情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1で故障が発生すると(ステップS301)、OS8の故障検出手段9が故障を検出する。故障検出手段9は、故障内容の把握を行い、情報処理装置1を再起動しなければならないと判断した場合、保存手段10を起動し、保存手段10に主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存するよう指示をする(ステップS302)。
【0026】
保存手段10は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存する(ステップS303)。なおここで、保存される主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容は、OSプログラムを実行することにより生じた実行結果が元のRAMディスクの内容に追加された変更RAMディスク内容である。保存完了後、情報処理装置1にH/Wリセットがかかり、情報処理装置1が再起動される。以上が、情報処理装置1の故障発生時の動作である。
【0027】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図6は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS401)。OSファイルロード手段11は、二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6に格納されたOSプログラムを主記憶手段3上のOS領域12に、RAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にそれぞれロードする(ステップS402)。そして、OSファイルロード手段11は、RAMディスク復元手段15にRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードするよう指示をする(ステップS403)。
【0028】
RAMディスク復元手段15は、RAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、処理を終了する(ステップS404)。
ここで、RAMディスク保存ファイル14の内容は、上記に説明したように実行結果が追加された変更RAMディスク内容であり、RAMディスク保存ファイル14の内容は先にロードされたRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容に上書き追加される。
RAMディスク復元手段15の処理が終了すると、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12のプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS405)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が情報処理装置1の起動時の動作である。
【0029】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1の故障発生時に、主記憶手段3上のRAMディスク内容を二次記憶装置2内のOSファイル4とは独立したRAMディスク保存ファイル14に保存し、情報処理装置1の再起動時にOS領域6のOSプログラムと、RAMディスク領域7のRAMディスク内容とのOSファイル4の内容を主記憶手段3上に展開した後に、RAMディスク保存ファイル14の内容を既に展開されている主記憶手段3上のRAMディスク領域13に上書き追加するようにしたので、最初に二次記憶手段に保存された初期状態のRAMディスク内容がそのまま保存され、かつ情報処理装置1の故障発生による再起動でもこの初期状態のRAMディスクの内容が消去されない情報処理装置1を得ることができる。
【0030】
また、主記憶手段3上に既に展開されているRAMディスク領域7のRAMディスク内容、即ち初期状態のRAMディスク内容に、RAMディスク保存ファイル14のRAMディスク内容、即ちOSプログラムを実行することにより生じた実行結果が元のRAMディスクの内容に追加された変更RAMディスク内容が上書きされるので、常に新しいRAMディスクの内容を主記憶手段3に展開することが可能な情報処理装置1を得ることができる。
【0031】
実施の形態3.
以下、実施の形態3を図を参照して説明する。
実施の形態3における情報処理装置1の構成は実施の形態2の図4と同様である。実施の形態3では、RAMディスク復元手段15の動作が実施の形態2と違う他は、他の構成要素の動作は実施の形態2と同様である。
【0032】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図7は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS501)。OSファイルロード手段11は、二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6に格納されたOSプログラムを主記憶手段3上のOS領域12にロードする(ステップS502)。そして、OSファイルロード手段11は、RAMディスク復元手段15にRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードするよう指示をする(ステップS503)。
【0033】
RAMディスク復元手段15は、RAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、処理を終了する(ステップS504)。RAMディスク復元手段15の処理が終了すると、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12のプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS505)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が情報処理装置1の起動時の動作である。
【0034】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1の再起動時において、二次記憶装置2内のOSファイル4中のOS領域6に格納されたOSプログラムみを主記憶手段3に展開し、その後、二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3に展開するようにしたので、OSファイル4内のRAMディスクを主記憶手段3に展開する展開処理にかかる時間を短縮できる情報処理装置1を得ることができる。
なお、本実施の形態では、OSファイルロード手段11でOSファイル4内のOS領域6を主記憶手段3に展開した後、RAMディスク復元手段15でRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3に展開しているが、RAMディスク保存ファイル14をOS領域6よりも先にロードしても結果が同じであることは自明である。
【0035】
実施の形態4.
以下、実施の形態4を図を参照して説明する。
図8は、実施の形態4の情報処理装置1の構成図であり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図8において、情報処理装置1は、RAMディスク保存ファイル14の内容が有効であるか無効であるかを示すフラグ16を備えている。
【0036】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図9は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS601)。OSファイルロード手段11は、二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6に格納されたOSプログラムを主記憶手段3上のOS領域12にロードする(ステップS602)。そして、OSファイルロード手段11は、RAMディスク復元手段15にRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードすることによるRAMディスク復元の処理の指示をする(ステップS603)。
【0037】
RAMディスク復元手段15は、フラグ16の内容を参照(チェック)する(ステップS604)。そして、RAMディスク復元手段15は、フラグ16の内容が有効の場合、二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、フラグ16の内容が無効の場合、二次記憶装置2内のOSファイル4のRAMディスク領域7の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードする(ステップS605)。
【0038】
ち、フラグ16の内容が有効の場合は、二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14の内容であるOSプログラムにより実行された実行結果が元のRAMディスクの内容に追加された変更RAMディスク内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、フラグ16の内容が無効の場合は、二次記憶装置2内のOSファイル4のRAMディスク領域7の内容である予め保管された初期のRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードする。
【0039】
RAMディスク復元手段15の処理が終了すると、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12のプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS606)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が情報処理装置1の起動時の動作である。
【0040】
以上のように本実施の形態によれば、二次記憶装置2内にOSファイル4内のRAMディスク領域7内の内容を主記憶手段3に展開するか、RAMディスク保存ファイル14の内容を保存するかを判定するフラグ16を設け、情報処理装置1の再起動時において、フラグ16を参照し、フラグ16の内容からOSファイル4のRAMディスク領域7又はRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3に展開するようにしたので、フラグ16の内容を変更することで、初期状態のRAMディスクで情報処理装置1を起動するか、故障発生直前のRAMディスクで情報処理装置1を起動するか選択できる情報処理装置1を得ることができる。
【0041】
実施の形態5.
以下、実施の形態5を図を参照して説明する。
図10は、実施の形態5の情報処理装置1の構成図であり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図10において、情報処理装置1内のOS8は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13を操作するためのRAMディスク操作手段17を備えている。
【0042】
次に、情報処理装置1のRAMディスク操作時の動作について説明する。
図11は、情報処理装置1のRAMディスク操作時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1が、主記憶手段3上のRAMディスク領域13内のRAMディスクの内容が格納されたファイルへ読み書きを実行する操作をしようとすると、RAMディスク操作手段17が動作する。RAMディスク操作手段17は二次記憶装置2内のフラグ16を無効にする(ステップS701)。そして、主記憶手段3上のRAMディスク領域13が操作され、ファイルへの読み書きが実行される(ステップS702)。
【0043】
次に、このファイルへの読み書きを実行する操作が終了すると、RAMディスク操作手段17はフラグ16を有効にする(ステップS703)。これにより、主記憶手段3上のRAMディスク領域13を操作している最中、つまり、RAMディスクの内容が不定になっている間はフラグ16が無効になり、RAMディスク領域13を操作していない間、つまり、RAMディスクの内容が安定になっている間はフラグ16が有効になる。以上が情報処理装置1のRAMディスク操作時の動作である。
【0044】
以上のように本実施の形態によれば、主記憶手段3上のRAMディスクを操作する際において、主記憶手段3上のRAMディスク内容が格納されたファイルへの読み書きを実行する操作開始時にフラグ16を無効にし、操作終了時にフラグ16を有効にし、情報処理装置1の再起動時にフラグ16が無効の場合はOSファイル4内のRAMディスク領域7の内容を主記憶手段3に展開し、フラグ16が有効の場合はRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3に展開することにより、上記読み書き実行状況に応じて、初期状態のRAMディスクの内容を主記憶手段3に展開するか、故障発生直前のRAMディスクの内容(上記RAMディスク復元手段)を主記憶手段3に展開することが可能な情報処理装置1を得ることができる。
【0045】
実施の形態6.
以下、実施の形態6を図を参照して説明する。
図12は、実施の形態6の情報処理装置1の構成図であり、図1と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図12において、情報処理装置1は、不意の電源断に対し、一定時間情報処理装置1が動作するための少容量バッテリ18を備えている。
【0046】
次に、情報処理装置1の電源断時の動作について説明する。
図13は、情報処理装置1の電源断時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1で電源断が発生すると(ステップS801)、OS8の故障検出手段9が電源断を故障として検出する。故障検出手段9は、故障内容の把握を行い、故障原因が電源断であると把握すると、小容量バッテリ18を用いて、以降の処理を継続できるように情報処理装置1の電源を確保する(ステップS802)。
【0047】
故障検出手段9は、保存手段10を起動し、保存手段10に主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のOSファイル4内のRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクに保存するよう指示をする(ステップS803)。保存手段10は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のOSファイル4内のRAMディスク領域7に格納されたRAMディスクに保存する(ステップS804)。保存完了後、故障検出手段9は小容量バッテリ18の電源を切り、情報処理装置1の動作を停止させる(ステップS805)。以上が情報処理装置1の電源断時の動作である。
【0048】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1内に小容量のバッテリを備え、情報処理装置1の不意の電源断でも小容量のバッテリによって情報処理装置1を一定時間動作させ、その間に電源断発生時の主記憶手段3上のRAMディスク内容を二次記憶装置内のOSファイルのRAMディスク領域の保存することにより、電源断発生時の主記憶手段3上のRAMディスク内容を二次記憶装置2内のOSファイル4のRAMディスク領域7に保存でき、情報処理装置1の不意の電源断に対しても、RAMディスク内容が消去されない情報処理装置1を得ることができる。
【0049】
実施の形態7.
以下、実施の形態7を図を参照して説明する。
図14は、実施の形態7の情報処理装置1の構成図であり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図14において、OS8の保存手段10はデータを圧縮する圧縮手段19を備えており、RAMディスク復元手段15は圧縮されたデータを元のデータに戻す復元手段20を備えている。
【0050】
次に、情報処理装置1の故障発生時の動作について説明する。
図15は、情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1で故障が発生すると(ステップS901)、OS8の故障検出手段9が故障を検出する。故障検出手段9は、故障内容の把握を行い、情報処理装置1を再起動しなければならないと判断した場合、保存手段10を起動し、保存手段10に主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存するよう指示をする(ステップS902)。
【0051】
保存手段10は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存する(ステップS903)。この時、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容をデータとみなし、圧縮手段19を用いてデータ圧縮を行い、圧縮されたデータをRAMディスク保存ファイル14に保存する。保存完了後、情報処理装置1にH/Wリセットがかかり、情報処理装置1が再起動される。以上が、情報処理装置1の故障発生時の動作である。
【0052】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図16は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS1001)。OSファイルロード手段11は二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6に格納されたOSプログラムを主記憶手段3上のOS領域12に、RAMディスク領域7に格納されたRAMディスクの内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にそれぞれロードする(ステップS1002)。そして、OSファイルロード手段11は、RAMディスク復元手段15にRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードするよう指示をする(ステップS1003)。
【0053】
RAMディスク復元手段15は、RAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、RAMディスク復元の処理を終了する(ステップS1004)。この時、RAMディスク保存ファイル14のデータは、保存手段10の圧縮手段19を用いてデータ圧縮されているので、RAMディスク復元手段15は、復元手段20を用いてRAMディスク保存ファイル14にある圧縮されたデータを元のデータに復元してから、主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードする。RAMディスク復元手段15の処理が終了すると、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12のプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS1005)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が情報処理装置1の起動時の動作である。
【0054】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1の故障検出時において、主記憶手段3上のRAMディスク内容をRAMディスク保存ファイル14に保存する際、主記憶手段3上のRAMディスク内容をデータ圧縮して保存し、情報処理装置1の起動時において、RAMディスク保存ファイル14に保存された圧縮データを復元して主記憶手段3上のRAMディスク領域13に展開することにより、RAMディスク保存ファイル14のサイズを小さくし、二次記憶装置2の容量が少なくて済む情報処理装置1を得ることができる。
【0055】
実施の形態8.
以下、実施の形態8を図を参照して説明する。
図17は、実施の形態8の情報処理装置1の構成図であり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し説明を省略する。
図17において、OS8の保存手段10は、RAMディスクの内容から有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックを検索するチェック手段21を備えており、RAMディスク復元手段15は、有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックを元にRAMディスクの内容を復元するディスク復元手段22を備えている。
【0056】
図18、図19は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13のデータ構造を示す図である。図18、図19を用いて、主記憶手段3上のRAMディスク領域13のデータ構造について説明する。
RAMディスク領域13は大きく3つの領域に分かれる。1つ目はRAMディスク全体の状態を管理するディスク管理情報領域23、2つ目はファイルのタイプや更新日時、および次に説明するファイルブロック上の該当ファイルの位置など各ファイルの管理情報が記録されているファイル管理情報ブロック領域24、3つ目は実際のファイルデータが記録されているファイルブロック領域25である。
【0057】
ディスク管理情報領域23には、ファイル管理情報ブロック領域24内で有効、即ち使用中のファイル管理情報ブロックを連結し、一覧を参照できるようにした有効ファイル管理情報ブロックリスト26と、ファイルブロック領域25内で有効、即ち使用中のファイルブロックを連結し、一覧を参照できるようにした有効ファイル管理情報ブロックリスト27が格納されており、通常のRAMディスク操作では、本リストを操作し、空きファイルの検索や新規ファイルの作成が行われる。有効ファイル管理情報ブロックリスト26および有効ファイル管理情報ブロックリスト27の終端は0になっており、これによりリストの終端を知ることができる。
【0058】
次に、情報処理装置1の故障発生時の動作について説明する。
図20は、情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1で故障が発生すると(ステップS1101)、OS8の故障検出手段9が故障を検出する。故障検出手段9は、故障内容の把握を行い、情報処理装置1を再起動しなければならないと判断した場合、保存手段10を起動し、保存手段10に主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存するよう指示をする(ステップS1102)。
【0059】
保存手段10は、主記憶手段3上のRAMディスク領域13の内容を二次記憶装置2内のRAMディスク保存ファイル14に保存する(ステップS1103)。この時、保存手段10は、チェック手段21が主記憶手段3上のRAMディスク領域13のディスク管理情報領域23の内容からRAMディスク領域13内の有効なファイル管理情報ブロックと、有効なファイルブロックとを検索し、この検索した有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックとをRAMディスク保存ファイル14に保存する。
【0060】
具体的には、ディスク管理情報領域23の有効ファイル管理情報ブロックリスト26から、ファイル管理情報ブロック領域24内の使用中のブロックを検索し、当該ブロックのファイル管理情報ブロック領域24内の位置情報とともに内容をRAMディスク保存ファイル14内に書き込む。
【0061】
同じく、ディスク管理情報領域23の有効ファイルブロックリスト25から、ファイルブロック領域25内の使用中のブロックを検索し、当該ブロックのファイルブロック領域25内の位置情報とともに内容をRAMディスク保存ファイル14内に書き込む。保存手段10の処理終了後、情報処理装置1にH/Wリセットがかかり、情報処理装置1が起動される。以上が、情報処理装置1の故障発生時の動作である。
【0062】
次に、情報処理装置1の起動時の動作について説明する。
図21は、情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図である。
情報処理装置1の電源がON、又はH/Wリセットが入るとOSファイルロード手段11が起動される(ステップS1201)。OSファイルロード手段11は二次記憶装置2内にあるOSファイル4を参照し、OS領域6の内容を主記憶手段3上のOS領域12に、RAMディスク領域7の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にそれぞれロードする(ステップS1202)。そして、OSファイルロード手段11は、RAMディスク復元手段15にRAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードすることによるRAMディスク復元の処理の指示をする(ステップS1203)。
【0063】
RAMディスク復元手段15は、RAMディスク保存ファイル14の内容を主記憶手段3上のRAMディスク領域13にロードし、処理終了する(ステップS1204)。この時、RAMディスク保存手段13内のディスク復元手段22を用いて、RAMディスク保存ファイル14内に格納されている有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックを元に、RAMディスクを復元し、主記憶手段3上のRAMディスク領域13に展開する。
【0064】
具体的には、情報処理装置1の故障時に、RAMディスク保存ファイル14には保存手段10によって有効なファイル管理情報ブロックの内容と当該ブロックのファイル管理情報ブロック領域24内での位置、および有効なファイルブロックの内容と当該ブロックのファイルブロック領域25内での位置が格納されているので、ディスク復元手段22は、該データを元に、ディスク管理情報領域23を作成し、同時に該データを元にファイル管理情報ブロック領域24およびファイルブロック領域25の有効ブロックを作成したあと、ファイル管理情報ブロック領域24およびファイルブロック領域25の領域の残りのブロックを空きブロックとして作成する。
【0065】
RAMディスク復元手段15の処理が終了すると、OSファイルロード手段11は、主記憶手段3上のOS領域12のプログラムを実行することで、OS8が起動し(ステップS1205)、情報処理装置1が動作状態になる。以上が情報処理装置1の起動時の動作である。
【0066】
以上のように本実施の形態によれば、情報処理装置1の故障検出時の、主記憶手段3上のRAMディスクの内容をRAMディスク保存ファイル14に保存する際において、主記憶手段3上のRAMディスク内の管理情報を参照し、有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックのみをRAMディスク保存ファイル14に保存し、情報処理装置1の再起動時においてRAMディスク保存ファイル14にある有効なファイル管理情報ブロックと有効なファイルブロックからRAMディスクを再構成し、RAMディスクを主記憶手段3上に展開することにより、RAMディスク保存ファイル14のサイズを小さくし、二次記憶装置2の容量が少なくて済む情報処理装置1を得ることができる。
【0067】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0068】
第1の発明では、起動時に二次記憶手段に格納されたOSプログラムとRAMディスクの内容とを主記憶手段にロードし、主記憶手段はOSプログラムにより実行された実行結果がRAMディスク内容に追加された変更RAMディスク内容を格納し、故障検出時に主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を二次記憶手段に保存することにより、故障などによる不意の電源断が生じても、主記憶手段上のRAMディスクの内容が消去されない情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0069】
第2の発明では、故障検出時に、主記憶手段に格納された変更RAMディスク内容をRAMディスク保存手段に保存することにより、故障などによる不意の電源断が生じても最初に二次記憶手段に保存されたが消去されない情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0070】
第3の発明では、OSファイルロード手段により主記憶手段にロードされたRAMディスク内容に上記変更RAMディスク内容を上書きすることにより、常に新しいRAMディスク内容を主記憶手段に展開可能な情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0071】
第4の発明では、OSファイルロード手段が二次記憶手段に保存された上記OSプログラムを起動時に主記憶手段にロードし、RAMディスク復元手段がRAMディスク保存手段に保存された変更RAMディスク内容を起動時に主記憶手段にロードすることにより、OSファイル内のRAMディスクの展開処理にかかる時間の短縮が可能な情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0072】
第5の発明では、RAMディスク保存に保存された変更RAMディスク内容を主記憶手段にロードするか、又は上記二次記憶手段に保存されたRAMディスクの内容を主記憶手段にロードするかを示す示すフラグに基づいて変更RAMディスク内容又はRAMディスクの内容を起動時に主記憶手段にロードすることにより、初期状態のRAMディスクで情報処理装置を起動するか、故障発生直前のRAMディスクで情報処理装置を起動するか選択可能な情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0073】
第6の発明では、RAMディスクの内容への読み書き操作実行中はRAMディスクの内容を主記憶手段にロードするフラグを表示し、又RAMディスクの内容への読み書き操作終了時は変更RAMディスク内容を主記憶手段にロードするフラグを表示するすることにより、主記憶手段のRAMディスク内容が格納されたファイルへの読み書き実行状況に応じて主記憶手段3にRAMディスクの内容を展開することが可能な情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0074】
第7の発明では、上記主記憶手段に格納された上記変更RAMディスク内容を圧縮する圧縮手段と、圧縮手段により圧縮された変更RAMディスク内容を復元する復元手段とを備えたことにより、RAMディスク保存ファイルのサイズを小さくし、二次記憶装置の容量が少なくて済む情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0075】
第8の発明では、チェック手段により検索された有効ファイル管理情報ブロックと有効ファイルブロックとをRAMディスク保存手段に保存し、RAMディスク保存手段に保存された有効ファイル管理情報ブロックと有効ファイルブロックとに基づいてRAMディスクの内容を復元し、主記憶手段にロードすることにより、RAMディスク保存ファイル14のサイズを小さくし、二次記憶装置2の容量が少なくて済む情報処理装置を提供できるという効果がある。
【0076】
第9の発明では、故障検出手段により電源断が検出された時に小容量バッテリによる一定時間の電気供給に基づいて主記憶手段に格納された変更RAMディスク内容を二次記憶手段のRAMディスクに保存することにより、情報処理装置1の不意の電源断に対しても、RAMディスク内容が消去されない情報処理装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の情報処理装置1の構成図。
【図2】 実施の形態1おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図3】 実施の形態1おける情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図。
【図4】 実施の形態2の情報処理装置1の構成図。
【図5】 実施の形態2おける情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図。
【図6】 実施の形態2おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図7】 実施の形態3おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図8】 実施の形態4の情報処理装置1の構成図。
【図9】 実施の形態4おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図10】 実施の形態5の情報処理装置1の構成図。
【図11】 実施の形態5おける情報処理装置1のRAMディスク操作時の動作を示す説明図。
【図12】 実施の形態6の情報処理装置1の構成図。
【図13】 実施の形態6おける情報処理装置1の電源断時の動作を示す説明図。
【図14】 実施の形態7の情報処理装置1の構成図。
【図15】 実施の形態7おける情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図。
【図16】 実施の形態7おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図17】 実施の形態8の情報処理装置1の構成図。
【図18】 実施の形態8おける主記憶手段3上のRAMディスク領域13のデータ構造を示す図。
【図19】 実施の形態8おける主記憶手段3上のRAMディスク領域13のデータ構造を示す図。
【図20】 実施の形態8おける情報処理装置1の故障発生時の動作を示す説明図。
【図21】 実施の形態8おける情報処理装置1の起動時の動作を示す説明図。
【図22】 従来の媒体環境更新装置の構成図。
【符号の説明】
1 情報処理装置1、2 二次記憶装置、3 主記憶手段、4 OSファイル、6 OS領域、7 RAMディスク領域、8 OS、9 故障検出手段、10保存手段、11 OSファイルロード手段、12 OS領域、13 RAMディスク領域、14 RAMディスク保存ファイル、 15 RAMディスク復元手段、16 フラグ、17 RAMディスク操作手段、18 少容量バッテリ、19 圧縮手段、20 復元手段、21 チェック手段、22 ディスク復元手段、23 ディスク管理情報領域、24 ファイル管理情報ブロック領域、25ファイルブロック領域、26 有効ファイル管理情報ブロックリスト、27 有効ファイル管理情報ブロックリスト。

Claims (1)

  1. OSプログラムが格納されたOS領域と、RAMディスク情報が格納された第 1 のRAMディスク領域と、を有する主記憶手段と、
    前記第1のRAMディスク領域に格納されたRAMディスク情報を予め保存する第2のRAMディスク領域と、前記OS領域に格納された前記OSプログラムを基に実行された実行結果を前記第1のRAMディスク領域に格納されたRAMディスク情報に追加した変更RAMディスク情報を故障時に保存するRAMディスク保存領域と、前記第2のRAMディスク領域に保存されたRAMディスク情報を起動時に前記第 1 のRAMディスク領域に保存するか、又は前記RAMディスク保存領域に保存された変更RAMディスク情報を起動時に前記第 1 のRAMディスク領域に保存するかを示すフラグと、を有する二次記憶手段と、
    前記フラグに基づいて前記第2のRAMディスク領域に保存されたRAMディスク情報又は前記RAMディスク保存領域に保存された変更RAMディスク情報のいずれかを起動時に前記第 1 のRAMディスク領域にロードするRAMディスク復元手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
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