JPWO2006104197A1 - 処理装置、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
障害が発生しても、重要なデータを利用することができる情報処理装置を提供することを目的とする。第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置において、前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを実行して当該情報処理装置を動作状態にする起動手段と、前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する退避手段と、を備えた情報処理装置を提供する。
Description
本発明は、例えばパーソナルコンピュータといった情報処理装置に関し、特に、情報処理装置が備える記憶装置の記憶内容を退避し、また退避した記憶内用を復元する情報処理装置、該情報処理装置が実行する方法、該情報処理装置で実行されるプログラムおよび該プログラムを記憶した記憶媒体に関する。
パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」)は、記憶装置としてハードディスクを備え、ハードディスクにオペレーティングシステム(以下、「OS」)、デバイスドライバプログラム(以下、「デバイスドライバ」)、アプリケーションプログラム等の各種プログラムおよびそれらで使用され、または作成、更新されたデータを記憶している。
一般に、パソコンは電源投入の指示を受けると、まずBIOS(基本入出力システム)を実行し、パソコンの起動処理を開始する。BIOSは初期設定を完了した後、OSをハードディスクから読み出してメインメモリにロードする。メインメモリにロードされたOSはデバイスドライバをメインメモリへロードすると共にパソコンの各種設定を行って、パソコンが備えている各種デバイスを利用可能とする。ユーザは所望のアプリケーションプログラムを実行し、文書作成、データ通信など各種作業を行う。
パソコンが正常に動作している場合においては、前記作業の為、ハードディスクにアクセスしてそこに記憶された各種プログラムの読出しやデータの読み書きといった動作を行う。しかし、ハードディスクの物理的な故障や、コンピュータウィルスなどによってOSを構成する一部プログラムの破損が生じてしまうと、ハードディスクに格納されている各種プログラムやデータにアクセスできなくなる障害が発生する。
このような障害発生に備えてハードディスクの記憶内容をバックアップし、障害発生時にバックアップしておいたハードディスクの記憶内容をハードディスクに戻し、ハードディスクを復元してパソコンが正常動作するようにすることが実現されている。
このようなバックアップ処理はレスキュー、復元処理はリカバリと呼ばれ、世に知られている(例えば、非特許文献1参照)。
"IBM Rescue and Recovery V2.0 ユーザーズ・ガイド"、[online]、平成16年(2004年)12月7日、日本IBM、[平成17年3月27日検索]、インターネット<http://www-6.ibm.com/jp/pc/migration/rr/rnrv2#usersguide.pdf> 特開2003−308254号公報
"IBM Rescue and Recovery V2.0 ユーザーズ・ガイド"、[online]、平成16年(2004年)12月7日、日本IBM、[平成17年3月27日検索]、インターネット<http://www-6.ibm.com/jp/pc/migration/rr/rnrv2#usersguide.pdf>
ハードディスクのバックアップ処理および復元処理は非特許文献1のように知られているが、この非特許文献1に開示されるハードディスクのバックアップ処理は、パソコンが通常動作で利用するOS上のアプリケーションプログラムでその処理が実行されるものである。
従って、パソコンが通常動作で利用するOSが破壊され、正常にハードディスクにアクセスできなくなる障害が発生した場合、その障害発生以前にバックアップしたハードディスクの記憶内容については復元可能であるが、最終のバックアップ処理から障害発生までの間に作成または更新されたプログラムやデータは復元できない。
ここで、アプリケーションプログラムやデバイスプログラムを構成するファイルはそのインストール用CDやメーカのWebサイト等から入手できるものがあるが、ユーザがアプリケーションプログラムを利用して作成または更新したデータファイルや、ユーザカスタマイズで変更されたOSやアプリケーションプログラム用の設定情報ファイルなど特にユーザにとって重要なデータは消失して復元することができなかった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、障害が発生しても、重要なデータを利用することができる情報処理装置を提供することを目的とする。また、そのような情報処理装置を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置において、前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを実行して当該情報処理装置を動作状態にする起動手段と、前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する退避手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置が提供される。
また、上記情報処理装置において、前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第1の記憶部に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する第1の復元手段と、前記第1の復元手段による前記第1の記憶部の復元後、前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する第2の復元手段と、をさらに備えてもよい。
また、上記情報処理装置において、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させる転送手段を備え、前記起動手段が、該基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行しても良い。
また、上記情報処理装置において、前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、該第1の記憶装置の故障を検知する故障検知部を備え、該故障検知部で第1の記憶装置の故障を検知した場合に、前記転送手段が前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、前記退避手段が、転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避しても良い。
また、本発明によれば、第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置によって実行されるプログラムであって、前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムであり、該第2の基本プログラムにより当該情報処理装置を動作状態にする手順と、前記第2の記憶部に格納された退避用プログラムであり、該退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、を実行させるためのプログラムが提供される。
また、上記プログラムにおいて、前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、前記第2の記憶部に格納された第1の復元用プログラムであり、該第1の復元用プログラムにより前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第1の記憶部に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する手順と、前記記憶内容に含まれる第2の復元用プログラムであり、前記第1の記憶部の復元後に、該第2の復元用プログラムにより前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する手順と、をさらに実行させてもよい。
また、上記プログラムにおいて、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に転送して記憶させる手順を更に実行させ、前記第2の基本プログラムを実行する際、前記基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行させても良い。
また、上記プログラムにおいて、前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、該第1の記憶装置の故障を検知する手順を更に実行し、該第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記第2の基本プログラムを転送する際に、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、前記データを退避させる際に、前記転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避させても良い。
また、本発明によれば、第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置によって実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、当該記憶媒体は前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置と物理的に異なる可搬型記憶媒体であり、当該可搬型記憶媒体は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記記憶装置の記憶内容を格納しており、当該可搬型記憶媒体に格納された第2の基本プログラムであり、該第2の基本プログラムにより前記情報処理装置を動作状態にする手順と、当該可搬型記憶媒体に格納された退避用プログラムであり、該退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記記憶装置に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、当該可搬型記憶媒体に格納された第1の復元用プログラムであり、該第1の復元用プログラムにより該可搬型記憶媒体に格納されている前記記憶装置の記憶内容を前記記憶装置に転送して前記情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記記憶装置を復元する手順と、前記記憶内容に含まれる第2の復元用プログラムであり、前記記憶装置の復元後に、該第2の復元用プログラムにより前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する手順と、を前記情報処理装置に実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体が提供される。
また、本発明によれば、第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置が実行する方法であって、前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムにより当該情報処理装置を動作状態にする手順と、前記第2の記憶部に格納された退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、を含む情報処理方法が提供される。
また、上記情報処理方法において、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に転送して記憶させる手順を更に実行させ、前記第2の基本プログラムを実行する際、前記基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行させても良い。
また、上記情報処理方法において、前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、該第1の記憶装置の故障を検知する手順を更に実行し、該第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記第2の基本プログラムを転送する際に、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、前記データを退避させる際に、前記転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避させても良い。
以上のように本発明によれば、記憶装置に障害が発生して第1の基本プログラムによりデータにアクセスできなくなったとしても、他の第2の基本プログラムにより記憶装置に格納されているデータにアクセスして当該データを利用可能にできる。また、第1の基本プログラムが正常に動作する状態に記憶装置を復元でき、記憶装置の復元後に前述のデータを記憶装置上で利用可能にできる。
〈実施形態1〉
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこの実施形態の構成に限定されない。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこの実施形態の構成に限定されない。
図1は本発明の情報処理装置1の概略構成図である。この図1に示すように、本例の情報処理装置1は、例えばパーソナルコンピュータであり、中央処理装置(CPU)10、EP−ROM11、メインメモリ(RAM)12、ハードディスクドライブ(HDD、記憶装置)13、光ディスクドライブ(ODD)14、フレキシブルディスクドライブ(FDD)15、USBコネクタ16、通信制御装置(NCU)17、ディスプレイ(DSP)18、キーボード(KBD)19、マウス20を備えている。
CPU10はEP−ROM11に格納されたBIOS(Basic Input/Output System)やHDD13に格納されたOS(Operationg System、基本プログラム)、アプリケーションプログラムを実行して情報処理装置1を動作、制御するものである。
また、CPU10はこのOSやアプリケーションプログラムを実行する際に、HDD13からこれらプログラムを読み出してRAM12にロードして各種処理を行う。即ち、CPU10は、第2のOSを実行して当該情報処理装置1を動作状態にする起動手段や、前記HDD13の第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する退避手段、第1の記憶部を復元する第1の復元手段、所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する第2の復元手段として機能し、下記のようにレスキュー及びリカバリーの処理を行う。
HDD13には例えば2つの論理区画が設定されており、情報処理装置1の通常動作で利用される上述のOS(第1のOS)、アプリケーションプログラム、各プログラムで利用される各種設定データやアプリケーションプログラムにより作成、更新されたユーザデータが一方の論理区画(第1の記憶部)に格納されているものとする。なお、1個のHDDに対して論理的に2つの区画を設定するのではなく、物理的に異なる2個のHDDを2つの論理区画と設定するようにしてもよい。
この情報処理装置1は補助記憶装置(読み書き装置に相当)としてODD14、FDD15を備えており、これらドライブを利用して光ディスク(第2の記憶部)24やフレキシブルディスク(FD)25といった記憶媒体からプログラムやデータを読み出し、CPU10による処理に利用する。また、情報処理装置1は、HDD13やUSBコネクタ16に接続されたUSBメモリ26、さらにはNCU17によって通信回線を介して他の情報処理装置にプログラムやデータを転送して記憶させる。
本発明のプログラムの一実施例であるバックアップ・レスキュープログラム(退避用プログラム)および情報処理装置1を正常に起動させるOS(第2のOS)が光ディスク24に格納されている。また、この光ディスク24には情報処理装置1のメーカ出荷時におけるHDD13の記憶内容(OS、デバイスドライバ、アプリケーションプログラム、各種データ)がディスクイメージファイルとして格納されており、本発明のプログラムの一実施例である第2の復元用プログラムもアプリケーションプログラムとしてこのディスクイメージファイルに含まれている。さらに、光ディスク24にはディスクイメージファイルを使ってHDD13を初期状態の記憶内容に復元する第1の復元用プログラムも格納されている。なお、このディスクイメージファイルが1枚の光ディスクに格納できない場合はディスクイメージファイルを複数個に分割して複数枚の光ディスクに格納するように構成してもよく、この場合は第1の復元用プログラムが分割順序に応じて各光ディスクからディスクイメージファイルを読み出してHDD13に転送する機能を備える。
情報処理装置1は入力デバイスとしてKBD19、マウス20を備え、これらデバイスはユーザによる処理指示に用いられる。また出力デバイスとしてDSP18を備え、アプリケーションプログラムによる処理結果や選択要求をユーザに提示するために用いられる。
まず、情報処理装置1の正常動作時の処理について説明する。なお、現在のパーソナルコンピュータでは一般に知られている処理であるため、簡単な説明内容にとどめる。
情報処理装置1は電源ボタンの操作により電源投入が指示されると、最初に、EP−ROM11に格納されているPOST(Power−On Self Test)プログラムを起動し、情報処理装置1の各種ハードウェアをチェックする。POST処理によって情報処理装置1のハードウェアが正常であった場合、EP−ROM11に格納されているBIOSが実行され、情報処理装置1の初期化、基本的な各種設定を行う。その後、BIOSはHDD13から第1のOSを読み出し、RAM12にロードして実行する。第1のOSは正常に実行開始がされると、HDD13からシステムファイル、デバイスドライバプログラムを読み出しRAM12にロードして情報処理装置1の各種設定を行い、処理指示の待機状態となり、ユーザによる指示に応じてアプリケーションプログラムを実行し、処理を行う。
次に、情報処理装置1の第1のOSが正常に動作しなくなったときのバックアップ処理について、図2〜図5を用いて説明する。図2はバックアップ処理を説明するフローチャートであり、図3〜図5は図2のフローチャートによる処理においてDSP18に表示される画面表示内容を示した図である。
まず、ユーザが情報処理装置1の電源ボタンを操作して電源投入を指示すると、情報処理装置1(CPU10)は前述のPOST処理を実行した後、BIOSの実行を行う。このBIOSの実行時に、ユーザによって所定のキーが押下されたことを検出すると、起動デバイスの設定画面を表示する。ユーザはこの設定画面において、ODD14を起動デバイスとして設定する。(ステップS101)
ステップS101により起動デバイスの設定が行われると、ODD14に装填されている光ディスクの読み取りを試みる。ここで、ODD14には前述の本発明のプログラムが格納された光ディスク24が装填されているものとする。情報処理装置1はODD14に装填されている光ディスク24から第2のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS102)
第2のOSの実行に続いて、光ディスク24からバックアップ・レスキュープログラム(退避用プログラム)を読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS103)
バックアップ・レスキュープログラムは実行されると所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザがその操作画面により指定された退避処理の対象となるデータを認識し、また、その対象データを退避する退避領域を認識し、対象データの退避処理を実行する。(ステップS104〜S106)
図3はバックアップ・レスキュープログラムにより表示される操作画面を示す図である。この図3の操作画面は図2のステップS103によりバックアップ・レスキュープログラムを実行することにより表示される。このプログラムの処理機能は、大きく分けて「リカバリ」と「ユーティリティ」の2つに分類され、図3に示すように操作画面はそれぞれの分類を選択するためのタブを備えている。ここで、バックアップ処理は「ユーティリティ」に分類され、バックアップ処理の実行を指示するためのアイコンが処理選択肢として表示されている。ユーザは、マウス20を操作し、マウスカーソルを用いてこのバックアップアイコンを選択し、実行ボタンを選択することによりバックアップ処理の開始を指示することができる。
ステップS101により起動デバイスの設定が行われると、ODD14に装填されている光ディスクの読み取りを試みる。ここで、ODD14には前述の本発明のプログラムが格納された光ディスク24が装填されているものとする。情報処理装置1はODD14に装填されている光ディスク24から第2のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS102)
第2のOSの実行に続いて、光ディスク24からバックアップ・レスキュープログラム(退避用プログラム)を読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS103)
バックアップ・レスキュープログラムは実行されると所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザがその操作画面により指定された退避処理の対象となるデータを認識し、また、その対象データを退避する退避領域を認識し、対象データの退避処理を実行する。(ステップS104〜S106)
図3はバックアップ・レスキュープログラムにより表示される操作画面を示す図である。この図3の操作画面は図2のステップS103によりバックアップ・レスキュープログラムを実行することにより表示される。このプログラムの処理機能は、大きく分けて「リカバリ」と「ユーティリティ」の2つに分類され、図3に示すように操作画面はそれぞれの分類を選択するためのタブを備えている。ここで、バックアップ処理は「ユーティリティ」に分類され、バックアップ処理の実行を指示するためのアイコンが処理選択肢として表示されている。ユーザは、マウス20を操作し、マウスカーソルを用いてこのバックアップアイコンを選択し、実行ボタンを選択することによりバックアップ処理の開始を指示することができる。
図4は図3において実行ボタンを選択したことにより開始されたバックアップ設定の操作画面を示す図である。この図4の操作画面において、「保存する内容」はバックアップ対象として選択可能なデータを示す情報を一覧表示している。この「保存する内容」には2種の情報が表示され、「項目」にはデータ種別を識別する情報が表示され、「説明」には補足説明が表示される。また、「項目」に隣接するチェックボックスをチェック状態にするとその項目のデータはバックアップ対象として選択され、チェック解除状態にするとバックアップ対象から除外される(ステップS104)。なお、初期状態では、情報処理装置1のメーカ出荷時にHDD13に格納されているアプリケーションプログラムの設定データやユーザによる作成データが保存されるデフォルトのフォルダが指定されている。
また、この図4において「項目の編集」ボタンを選択することで、ユーザは項目の追加、項目の編集、項目の削除を指示することが可能となる。図5は項目の追加をユーザが指示した場合に表示される操作画面を示す図である。この図5の操作画面において、「項目名」、「説明」は図4の「項目」、「説明」に対応するものであり、詳細説明は省略する。また、「保存項目」にはバックアップ対象となるデータの一覧が表示される。なお、「ファイルの追加」ボタンの操作により、ユーザがバックアップ対象とするデータファイルをファイル単位で指定することが可能となる。また、「フォルダの追加」ボタンの操作により、ユーザがバックアップ対象とするデータファイルをフォルダ単位で指定することが可能となる。さらに、「保存項目」に表示されたファイル名の中から所望のファイル名を選択して「削除」ボタンを操作すると、そのファイルを項目名で示されるバックアップ対象から除外することできる。そして、実行ボタンを選択すると、上記操作画面で設定した項目が、図6に示すように追加される。
図4の説明に戻り、図4において「保存データ格納先」はバックアップ対象となるデータの退避先領域を示し、デフォルトでは所定の退避先領域が指定されているが、ユーザが退避先領域を変更することが可能である(ステップS105)。この退避先領域としては、第1のOSが格納されているHDD13の第1の論理区画と異なる第2の論理区画を指定でき、この第2の論理区画はHDD13に設定されている別区画であってもいいし、HDD13が複数個搭載された情報処理装置1であれば第1のOSが格納されたHDDと異なるHDDであってもよい。また、HDDではなく、FD25やUSBメモリ26等の可搬型記憶媒体であってもいいし、NCU17により通信回線を介した他の情報処理装置であってもよい。
図4または図6の操作画面における「データの保存開始」ボタンをユーザが選択することにより、これらの操作画面によるユーザ操作に基づいて、バックアップ・レスキュープログラムは図2に示すステップS104にて選択されたバックアップ対象データの認識、S105にて選択されたバックアップ対象データの退避先の認識を行い、指定されたバックアップ対象データを指定された退避先領域に退避する処理を実行する(ステップS106)。
なお、この退避処理においては、各対象データと共に、それぞれの付加情報として項目名、説明、保存項目の情報、対象データのHDD13における格納場所情報(パス)も退避先領域に格納される。また、図4において項目として指定されているが退避対象として指定されていない項目については、データファイルは退避しないものの項目名、説明、保存項目の情報、格納場所情報は退避先領域に格納される。
以上のようにして、HDD13の第1のOSが破損して情報処理装置1が正常動作しなくなったときでも、最新のデータファイルを退避することが可能となる。
この退避処理が完了した後、図7に示すように、バックアップ・レスキュープログラムにより表示される「リカバリ」の操作画面により、第1の復元用プログラムを実行する。このプログラムにより、光ディスク24に格納されているディスクイメージファイルをHDD13に転送して、第1のOSが正常起動するように、情報処理装置1のメーカ出荷状態に復元する。図7の操作画面において、「リカバリの実行」アイコンを選択した後、「実行」ボタンを選択することによりこの復元処理(リカバリ)が実行される。この復元処理は一般に知られているため、処理の詳細説明は省略する。
このHDD13の復元処理後に正常動作が可能となった第1のOSにより情報処理装置1を動作させ、退避していたデータを復元する処理について、図8および図9を用いて説明する。図8は正常動作する第1のOSで動作する復元アプリケーション(第2の復元用プログラム)によるバックアップデータの復元処理を説明するフローチャートであり、図9はそのアプリケーションプログラムの操作画面を示した図である。
まず、ユーザは前述のHDD13の復元処理後に情報処理装置1を再起動すると、前述のごとく、POST処理、BIOSの起動が実行され、HDD13から第1のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS201)
第1のOSの正常実行に続いて、HDD13から復元アプリケーションを読み出しRAM12にロードして実行する。なお、該復元アプリケーションの実行は、ユーザの指示に応じて開始しても良いし、OSが起動時に自動実行しても良い。(ステップS202)
復元アプリケーションは実行されると所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザがその操作画面により指定された復元領域および復元対象データを認識し、退避データの復元処理を実行する。
第1のOSの正常実行に続いて、HDD13から復元アプリケーションを読み出しRAM12にロードして実行する。なお、該復元アプリケーションの実行は、ユーザの指示に応じて開始しても良いし、OSが起動時に自動実行しても良い。(ステップS202)
復元アプリケーションは実行されると所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザがその操作画面により指定された復元領域および復元対象データを認識し、退避データの復元処理を実行する。
図9は復元アプリケーションにより表示される操作画面を示す図である。この図9の操作画面は図8のステップS202により復元アプリケーションを実行することにより表示される。
ユーザはバックアップ・レスキュープログラムで指定した保存データ格納先を復元データ格納先として指定する。
この復元データ格納先の指定により、退避処理により退避してあった付加情報である、項目名、説明保存項目の情報、格納場所情報(パス)を読み取って「復元する内容」に一覧表示する。また、付加情報しか格納されていない項目については、「復元する内容」の「項目」に隣接するチェックボックスをチェック状態にする。この後、ユーザはデータを退避したものの復元したくないデータについては、そのデータに対応する項目のチェックボックスをチェック解除状態とする。
このような作業の後、ユーザが「データの復元開始」ボタンを選択することにより、復元アプリケーションは、復元データ格納先を認識し、また復元対象として指定されたデータを認識し、指定されたデータを復元データ格納先から読み出し、付加情報として退避してあった格納場所情報で示されるHDD13の格納位置(フォルダ)に格納する。このようにして、退避してあったデータが第1のOSが破損する以前の元の場所に復元されることになる。(ステップS203〜S205)
以上の説明において、本発明の第2のOSおよびその他のプログラムを光ディスクに格納し、本発明の処理、動作を情報処理装置に実行させるよう説明したが、第1のOSが格納された区画と少なくとも論理的に異なる区画であれば、第1のOSと同じハードディスクに格納してもよい。情報処理装置1の起動の際に、本発明の第2のOSが格納された区画からシステムが起動できるよう変更すれば、第2のOSが起動され、上述の本発明の処理を実行して、データの退避、復元が可能となる。
以上の説明において、本発明の第2のOSおよびその他のプログラムを光ディスクに格納し、本発明の処理、動作を情報処理装置に実行させるよう説明したが、第1のOSが格納された区画と少なくとも論理的に異なる区画であれば、第1のOSと同じハードディスクに格納してもよい。情報処理装置1の起動の際に、本発明の第2のOSが格納された区画からシステムが起動できるよう変更すれば、第2のOSが起動され、上述の本発明の処理を実行して、データの退避、復元が可能となる。
〈実施形態2〉
図10は本発明の実施形態2におけるバックアップ処理を説明するフローチャートである。本実施形態は、前述の実施形態1と比べて第2のOSを第1の記憶部に記憶させて動作させる点が異なっており、その他の構成は同じである。このため、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略している。
図10は本発明の実施形態2におけるバックアップ処理を説明するフローチャートである。本実施形態は、前述の実施形態1と比べて第2のOSを第1の記憶部に記憶させて動作させる点が異なっており、その他の構成は同じである。このため、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略している。
本実施形態の情報処理装置1は、前述の実施形態1と同じく図1に示すとおり、CPU10やメインメモリ12、HDD13等を備えている。該CPU10は、本実施形態のプログラムを実行することにより、前述の起動手段、退避手段、第1の復元手段、第2の復元手段に加え、転送手段としても機能する。
次に、情報処理装置1の第1のOSが正常に動作しなくなったときのバックアップ処理について、図10及び図3〜図6を用いて説明する。図10は、本実施形態のレスキュープログラムによるバックアップ処理を説明するフローチャートであり、図3〜図6は図10のフローチャートに示した処理においてDSP18に表示される画面表示内容の説明図である。
まず、ユーザが情報処理装置1の電源ボタンを操作して電源投入を指示すると、情報処理装置1(CPU10)は、前述のPOST処理を実行した後、BIOSの実行を行う。このBIOSの実行時に、ユーザによって所定のキーが押下されたことを検出すると、情報処理装置1は起動デバイスの設定画面を表示する。ユーザがこの設定画面から起動デバイスを選択すると、情報処理装置1は選択されたデバイス、例えばODD(読み書き装置)14を起動デバイスとして設定する。(ステップS101)
ステップS101により起動デバイスの設定が行われると、ODD14に装填されている光ディスク(第2の記憶部、DVD−ROM等)の読み取りを行う。ここで、ODD14には本発明の実施形態2としてのプログラムが格納された読取専用の光ディスク24が装填されているものとする。
情報処理装置1は該プログラム(インストールプログラム)を実行し、まず転送手段の機能によってHDD(記憶装置)13に第2のOSがインストールされているか否かを判定する(ステップS201)。ここで、第2のOSがHDD13にインストールされていなければ、情報処理装置1は転送手段により、ODD14に装填されている光ディスク24から第2のOSを読み出して転送し、記憶装置のOS用領域にインストールする(ステップS202)。なお、本実施形態のOS用領域は、予め記憶装置13に作成されている作業領域としたが、ODD14よりも速く読み出して実行できる場所であれば、記憶装置13上のどこであっても良い。
該第2のOSのインストール後或はステップS201でインストール済みと判定した場合、情報処理装置1は、起動手段により、記憶装置から第2のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS102A)
この第2のOSの実行によって動作状態(各種処理が可能な状態)となった情報処理装置1は、次いで、光ディスク24からバックアップ・レスキュープログラム(退避用プログラム)を読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS103)
バックアップ・レスキュープログラムを実行すると、情報処理装置1は、所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザに退避処理の対象となるデータと、その退避先を指定させる。そして情報処理装置1は、該操作画面によるユーザの指定に応じ、対象となるデータ及びその退避先を認識し(ステップS104,S105A)、退避処理を実行する。(ステップS106)
図3はバックアップ・レスキュープログラムにより表示される操作画面を示す図である。この図3の操作画面は図10のステップS103によりバックアップ・レスキュープログラムを実行することにより表示される。このプログラムの処理機能は、大きく分けて「リカバリ」と「ユーティリティ」の2つに分類され、図3に示すように操作画面はそれぞれの分類を選択するためのタブを備えている。ここで、バックアップ処理は「ユーティリティ」に分類され、バックアップ処理の実行を指示するためのアイコンが処理選択肢として表示されている。ユーザは、マウス20を操作し、マウスカーソルを用いてこのバックアップアイコンを選択し、実行ボタンを選択することによりバックアップ処理の開始を指示することができる。
図4は図3において実行ボタンを選択したことにより開始されたバックアップ設定の操作画面を示す図である。この図4の操作画面において、「保存する内容」はバックアップ対象として選択可能なデータを示す情報を一覧表示している。この「保存する内容」には2種の情報が表示され、「項目」にはデータ種別を識別する情報が表示され、「説明」には補足説明が表示される。また、「項目」に隣接するチェックボックスをチェック状態にするとその項目のデータはバックアップ対象として選択され、チェック解除状態にするとバックアップ対象から除外される(ステップS104)。なお、初期状態では、情報処理装置1のメーカ出荷時にHDD13に格納されているアプリケーションプログラムの設定データやユーザによる作成データが保存されるデフォルトのフォルダが指定されている。
また、この図4において「項目の編集」ボタンを選択することで、ユーザは項目の追加、項目の編集、項目の削除を指示することが可能となる。図5は項目の追加をユーザが指示した場合に表示される操作画面を示す図である。この図5の操作画面において、「項目名」、「説明」は図4の「項目」、「説明」に対応するものであり、詳細説明は省略する。また、「保存項目」にはバックアップ対象となるデータの一覧が表示される。なお、「ファイルの追加」ボタンの操作により、ユーザがバックアップ対象とするデータファイルをファイル単位で指定することが可能となる。また、「フォルダの追加」ボタンの操作により、ユーザがバックアップ対象とするデータファイルをフォルダ単位で指定することが可能となる。さらに、「保存項目」に表示されたファイル名の中から所望のファイル名を選択して「削除」ボタンを操作すると、そのファイルを項目名で示されるバックアップ対象から除外することできる。そして、実行ボタンを選択すると、上記操作画面で設定した項目が、図6に示すように追加される。
また、図4において「保存データ格納先」はバックアップ対象となるデータの退避先領域を示し、デフォルトでは所定の退避先領域が指定されているが、ユーザが退避先領域を変更することが可能である(ステップS105A)。この退避先領域としては、第1のOSが格納されているHDD13の第1の論理区画と異なる第2の論理区画を指定でき、この第2の論理区画はHDD13に設定されている別区画であってもいいし、HDD13が複数個搭載された情報処理装置1であれば第1のOSが格納されたHDDと異なるHDDであってもよい。また、HDDではなく、FD25やUSBメモリ26、光ディスク24等の可搬型記憶媒体であってもいいし、NCU17により通信回線を介した他の情報処理装置であってもよい。
図4または図6の操作画面における「データの保存開始」ボタンをユーザが選択することにより、これらの操作画面によるユーザ操作に基づいて、バックアップ・レスキュープログラムは図2に示すステップS104にて選択されたバックアップ対象データの認識、S105にて選択されたバックアップ対象データの退避先の認識を行い、指定されたバックアップ対象データを指定された退避先領域に退避する処理を実行する(ステップS106)。このとき、退避先領域としてODD14(即ち光ディスク24)が選択されている場合には、第2の記憶部を取り出して書き込み可能な光ディスク24を装填する旨のメッセージをDSP18に表示し、ユーザに光ディスク24の交換を促す。そして情報処理装置1は、書き込み可能な光ディスクの装填を検出した場合に退避処理を開始する。
なお、この退避処理においては、各対象データと共に、それぞれの付加情報として項目名、説明、保存項目の情報、対象データのHDD13における格納場所情報(パス)も退避先領域に格納される。また、図4において項目として設定されているが退避対象として指定されていない項目については、データファイルは退避しないものの項目名、説明、保存項目の情報、格納場所情報は退避先領域に格納される。
以上のようにして、HDD13の第1のOSが破損して情報処理装置1が正常動作しなくなったときでも、最新のデータファイルを退避することが可能となる。
この退避処理が完了した後、図7に示すように、バックアップ・レスキュープログラムにより表示される「リカバリ」の操作画面により、第1の復元用プログラムを実行する。このプログラムにより、光ディスク24に格納されているディスクイメージファイルをHDD13に転送して、第1のOSが正常起動するように、情報処理装置1のメーカ出荷状態に復元する。図7の操作画面において、「リカバリの実行」アイコンを選択した後、「実行」ボタンを選択することによりこの復元処理(リカバリ)が実行される。この復元処理は一般に知られているため、処理の詳細説明は省略する。
このHDD13の復元処理後に正常動作が可能となった第1のOSにより情報処理装置1を動作させ、第2の復元用プログラムを実行して復元処理を行う。なお、この復元処理については、図8及び図9を用いて前述した処理と同じである。
このように本実施形態では、第2の記憶部としての光ディスク24を用いた場合でも、第2のOSを読取速度の速いHDD13に転送してから起動するので、迅速に退避処理を行うことができる。
また、本実施形態では、第2のOSを転送した後に該第2の記憶部をODD14から取り出し、別の光ディスク24を装填して退避データを書き込むことができるので、第2のOSの読出しと所定の記憶領域への退避データの書き込みとを単一の読み書き装置で行うことができる。
従って、退避データを可搬型記憶媒体に書き込む場合であっても、第2の記憶部の読取装置と別に書き込み装置を設ける必要がなく、本発明の退避処理を行う情報処理装置の小型化を図ることができる。
更に、第1のOS及び第2のOSを記憶した第2の記憶部として読取専用の記憶媒体を用いることができる。即ち、第2の記憶部としてプレス加工によりピットを形成する読取専用の光ディスクを用いることができるので、大量生産が容易で且つ改竄が困難な状態で該第2の記憶部を提供することができる。
〈実施形態3〉
図11は本発明の実施形態3としての情報処理装置の概略図である。本実施形態は、前述の実施形態2と比べ、記憶装置13を物理的に異なる複数の装置で構成した点が異なり、その他の構成は同じである。このため、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略する。
図11は本発明の実施形態3としての情報処理装置の概略図である。本実施形態は、前述の実施形態2と比べ、記憶装置13を物理的に異なる複数の装置で構成した点が異なり、その他の構成は同じである。このため、同一の要素に同符号を付す等して再度の説明を省略する。
本発明の記憶装置13は、図11,図12に示すように、HDD13として第1のHDD13Aと第2のHDD13Bを備えており、第1のHDD13Aに第1のOSとアプリケーションプログラムを記憶し、第2のHDD13Bに該アプリケーションプログラムで作成したデータ等を主に記憶している。
この第1,第2のHDD13A,13Bは、ストレージインタフェース23を介して情報処理装置1のバス(BUS)に接続している。なお、BIOSは、第1,第2のHDD13A,13Bの動作をチェックし、故障を検知するステップを有している。即ち、CPU10は、該ステップを実行し、故障検知部33としても機能する。この検知の結果、CPU10は、第1の記憶装置13Aが正常であればGPOの出力をHighとし、故障であればGPOの出力をLowとする。
また、切換部(SW−IC)34は、該故障検知部33が第1のHDD13Aの故障を検知した場合、図12の通常状態から図13の故障発生状態に切換え、各記憶装置13A,13Bの接続ポートを切換える。即ち、前記第2のHDD13Bを接続ポートSATA−P1から接続ポートSATA−P0へ切換え、第1のHDD3Aを接続ポートSATA−P0から切り離す。
而して本実施形態の情報処理装置1は、通常運用時、第1のHDD13Aから第1のOSを実行して動作状態となり、アプリケーションプログラムを実行して各種処理を行う。このとき第1のOSは、第1のHDD13AをCドライブ、第2のHDD13BをDドライブとして認識している。
そして、情報処理装置1の第1のOSが正常に動作しなくなったときのバックアップ処理について、図14を用いて説明する。図14は、本実施形態のレスキュープログラムによるバックアップ処理を説明するフローチャートである。図14のフローチャートに示した処理においてDSP18に表示される画面(図3〜図6)とその操作については、前述の実施形態と同様である。
まず、不具合に際し、ユーザが情報処理装置1の再起動を指示する或は電源ボタンを操作して電源投入を指示すると、情報処理装置1(CPU10)は、前述のPOST処理を実行した後、BIOSの実行を行う。
このとき故障検知部33が第1のHDD13Aの故障を検知すると、情報処理装置1は、図13に示す退避処理を開始する(ステップS301)。
該故障検知部33がGPOの出力をLowとすると、切換部34は接続ポートSATA−P0に接続する記憶装置を第1のHDD13Aから第2のHDD13Bに切換える(ステップS302)。
また、ユーザによって所定のキーが押下されたことを検出すると、情報処理装置1は起動デバイスの設定画面を表示する。ユーザがこの設定画面から起動デバイスを選択すると、情報処理装置1は選択されたデバイス、例えばODD(読み書き装置)14を起動デバイスとして設定する。(ステップS101)
ステップS101により起動デバイスの設定が行われると、ODD14に装填されている光ディスク(第2の記憶部、DVD−ROM等)の読み取りを行う。ここで、ODD14には本発明の実施形態2としてのプログラムが格納された読取専用の光ディスク24が装填されているものとする。
情報処理装置1は、該プログラム(インストールプログラム)を実行し、まず転送手段の機能によって、第2のHDD(記憶装置)13Bに第2のOSがインストールされているか否かを判定する(ステップS201)。ここで、第2のOSが第2のHDD13Bにインストールされていなければ、情報処理装置1は転送手段により、ODD14に装填されている光ディスク24から第2のOSを読み出して転送し、第2のHDD13BのOS用領域にインストールする(ステップS202)。
該第2のOSのインストール後或はステップS201でインストール済みと判定した場合、情報処理装置1は、起動手段により、第2のHDD13Bから第2のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS102A)
この第2のOSの実行によって動作状態(各種処理が可能な状態)となった情報処理装置1は、次いで、光ディスク24からバックアップ・レスキュープログラム(退避用プログラム)を読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS103)
バックアップ・レスキュープログラムを実行すると、情報処理装置1は、所定の操作画面(図3〜図6)をDSP18に表示し、ユーザに退避処理の対象となるデータと、その退避先を指定させる。そして情報処理装置1は、該操作画面によるユーザの指定に応じ、対象となるデータ及びその退避先を認識し(ステップS104,S105A)、退避処理を実行する。(ステップS106)
この退避処理が完了した後、図7,図15に示すように、バックアップ・レスキュープログラムによって表示される「リカバリ」の操作画面により、第1の復元用プログラムを実行する(ステップS401)。
ここで、情報処理装置1は、第1のHDD13Aが故障しているので、第2のHDD13Bをフォーマットし、所定の論理区画(論理的に異なる記憶領域)を作成する。本実施形態では、通常の論理区画2つと、作業用の論理区画(隠し領域)1つを作成する(ステップS402)。
情報処理装置1は、該通常の論理区画のうちの一つに、光ディスク24に格納されているディスクイメージファイルを転送して、第1のOSが正常起動するように復元する。この復元処理は一般に知られているため、処理の詳細説明は省略する。これにより、記憶容量が少なくなっているものの論理的に2つのドライブを作成し、情報処理装置1のメーカ出荷時と同様の状態を復元する。
そして、該復元処理後に情報処理装置1を再起動すると、前述のごとく、POST処理、BIOSの起動が実行され、HDD13から第1のOSを読み出しRAM12にロードして実行する。(ステップS201)
第1のOSの正常実行に続いて、HDD13から復元アプリケーション(第2の復元用プログラム)を読み出しRAM12にロードして実行する。なお、該復元アプリケーションの実行は、ユーザの指示に応じて開始しても良いし、OSが起動時に自動実行しても良い。(ステップS202)
復元アプリケーションは実行されると所定の操作画面をDSP18に表示し、ユーザがその操作画面により指定された復元領域および復元対象データを認識し、退避データの復元処理を実行する。
図9は復元アプリケーションにより表示される操作画面を示す図である。この図9の操作画面は図15のステップS202により復元アプリケーションを実行することにより表示される。
ユーザはバックアップ・レスキュープログラムで指定した保存データ格納先を復元データ格納先として指定する。このとき第1のOSは、通常の論理区画うち、前記第1のOSをインストールした論理区画をCドライブ、他方をDドライブとして認識している。このため故障前と同様にOSとプログラムをCドライブ、ユーザデータをDドライブといった指定が可能となっている。
この復元データ格納先の指定により、退避処理により退避してあった付加情報である、項目名、説明保存項目の情報、格納場所情報(パス)を読み取って「復元する内容」に一覧表示する。また、付加情報しか格納されていない項目については、「復元する内容」の「項目」に隣接するチェックボックスをチェック状態にする。この後、ユーザはデータを退避したものの復元したくないデータについては、そのデータに対応する項目のチェックボックスをチェック解除状態とする。
このような作業の後、ユーザが「データの復元開始」ボタンを選択することにより、復元アプリケーションは、復元データ格納先を認識し、また復元対象として指定されたデータを認識し、指定されたデータを復元データ格納先から読み出し、付加情報として退避してあった格納場所情報で示されるHDD13の格納位置(フォルダ)に格納する。このようにして、退避してあったデータが第1のOSが破損する以前の元の場所に復元されることになる。(ステップS203〜S205)
以上のように本実施形態によれば、前述の実施形態2同様の効果が得られるのに加え、第1の記憶装置が物理的に故障した場合にも、第2の記憶装置に記憶されたデータのレスキュー及び該第2の記憶装置へのリカバリーが可能となる。
特に、本実施形態では、第1の記憶装置が物理的に故障した場合、第2の記憶装置に論理的に異なる記憶領域を作成し、故障前と同様のディレクトリ構成を再現できる。
特に、本実施形態では、第1の記憶装置が物理的に故障した場合、第2の記憶装置に論理的に異なる記憶領域を作成し、故障前と同様のディレクトリ構成を再現できる。
Claims (34)
- 第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置において、
前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを実行して当該情報処理装置を動作状態にする起動手段と、
前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する退避手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記第2の記憶部は可搬型記憶媒体であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記記憶装置は複数の論理区画が設定されており、前記第1の記憶部は第1の論理区画であり、前記所定の記憶領域は該第1の論理区画と異なる第2の論理区画であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記記憶装置は複数個の記憶装置からなり、第1の記憶装置に前記第1の基本プログラムおよびデータが格納されているものであって、前記所定の記憶領域は該第1の記憶装置と異なる第2の記憶装置であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記退避手段は、前記第1の記憶部に格納されたデータのうち前記所定の記憶領域に退避するデータをユーザに指定可能とさせることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記退避手段は、前記所定の記憶領域をユーザに指定可能とさせることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記所定の記憶領域に退避するデータは、当該情報処理装置の動作によって作成または更新されたデータを含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させる転送手段を備え、
前記起動手段が、該基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行する請求項1から7の何れかに記載の情報処理装置。 - 前記基本プログラム用領域が、前記第2の記憶部と比べて、読み取り速度が速い記憶装置に設定されている請求項8に記載の情報処理装置。
- 記憶媒体の読み書き装置を備え、
前記転送手段が、前記第2の記憶部としての読み取り専用記憶媒体から該読み書き装置によって前記第2の基本プログラムを読み出して転送し、
前記退避手段が、前記第2の記憶部に代えて前記読み書き装置に装填された読み書き可能な記憶媒体に前記読み書き装置によって前記データを書き込んで退避させる請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第1の記憶部に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する第1の復元手段と、
前記第1の復元手段による前記第1の記憶部の復元後、前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する第2の復元手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記退避手段はデータを退避する際に当該データの第1の記憶部における記憶位置情報を前記所定の記憶領域に記憶し、
前記第2の復元手段は前記所定の記憶領域に退避されたデータを該データに対応する前記記憶位置情報で示される前記第1の記憶部の位置に復元することを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。 - 前記第2の復元手段は、前記所定の領域に退避されたデータのうち前記第1の記憶部に復元するデータをユーザに指定可能とさせることを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。
- 前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、
該第1の記憶装置の故障を検知する故障検知部を備え、
該故障検知部で第1の記憶装置の故障を検知した場合に、前記転送手段が前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、
前記退避手段が、転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避する請求項8に記載の情報処理装置。 - 前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記故障検出部で第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第2の記憶装置に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する第1の復元手段を備えた請求項14に記載の情報処理装置。 - 前記第2の記憶装置から所定の記憶領域に退避されたデータを前記第1の復元手段による前記第1の記憶部の復元後、前記第2の記憶装置に復元する第2の復元手段を備えた請求項15に記載の情報処理装置。
- 前記故障検知部が第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記記憶装置の接続を切換えて前記第2の記憶装置を第1の記憶装置として接続させる切換部を備えた請求項14に記載の情報処理装置。
- 第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置によって実行されるプログラムであって、
前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムであり、該第2の基本プログラムにより当該情報処理装置を動作状態にする手順と、
前記第2の記憶部に格納された退避用プログラムであり、該退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、
を実行させるためのプログラム。 - 前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に転送して記憶させる手順を更に実行させ、
前記第2の基本プログラムを実行する際、前記基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行する請求項18に記載のプログラム。 - 前記情報処理装置が記憶媒体の読み書き装置を備えている場合に、
前記第2の基本プログラムを転送する際、前記第2の記憶部としての読み取り専用記憶媒体から該読み書き装置によって前記第2の基本プログラムを読み出して転送し、
前記データを退避する際、前記第2の記憶部に代えて前記読み書き装置に装填された読み書き可能な記憶媒体に前記読み書き装置によって前記データを書き込んで退避させる請求項19記載のプログラム。 - 前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記第2の記憶部に格納された第1の復元用プログラムであり、該第1の復元用プログラムにより前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第1の記憶部に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する手順と、
前記記憶内容に含まれる第2の復元用プログラムであり、前記第1の記憶部の復元後に
、該第2の復元用プログラムにより前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装
置に復元する手順と、
を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項18記載のプログラム。 - 前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、
該第1の記憶装置の故障を検知する手順を更に実行し、
該第1の記憶装置の故障を検知した場合に、前記第2の基本プログラムを転送する際、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、
前記データを退避させる際、前記転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避する請求項18から21の何れかに記載のプログラム。 - 前記第2の記憶部が、正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第2の記憶装置に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する手順を更に実行する請求項22に記載のプログラム。 - 前記第2の記憶装置から所定の記憶領域に退避されたデータを前記第1の記憶部の復元後、前記第2の記憶装置に復元する手順を実行する請求項23記載のプログラム。
- 前記第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記記憶装置の接続を切換えて前記第2の記憶装置を第1の記憶装置として接続させる手順を実行する請求項22に記載のプログラム。
- 第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置によって実行されるプログラムを記憶した記憶媒体であって、
当該記憶媒体は前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置と物理的に異なる可搬型記憶媒体であり、当該可搬型記憶媒体は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記記憶装置の記憶内容を格納しており、
当該可搬型記憶媒体に格納された第2の基本プログラムであり、該第2の基本プログラムにより前記情報処理装置を動作状態にする手順と、
当該可搬型記憶媒体に格納された退避用プログラムであり、該退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記記憶装置に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、
当該可搬型記憶媒体に格納された第1の復元用プログラムであり、該第1の復元用プログラムにより該可搬型記憶媒体に格納されている前記記憶装置の記憶内容を前記記憶装置に転送して前記情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記記憶装置を復元する手順と、
前記記憶内容に含まれる第2の復元用プログラムであり、前記記憶装置の復元後に、該第2の復元用プログラムにより前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装置に復元する手順と、
を前記情報処理装置に実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。 - 第1の基本プログラムおよびデータを格納する記憶装置を備えた情報処理装置が実行する方法であって、
前記第1の基本プログラムおよびデータが格納された前記記憶装置の第1の記憶部と少なくとも論理的に異なる第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムにより当該情報処理装置を動作状態にする手順と、
前記第2の記憶部に格納された退避用プログラムにより前記第2の基本プログラムを利用して前記第1の記憶部に格納されたデータを所定の記憶領域に退避する手順と、
を含む情報処理方法。 - 前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させる手順を更に実行させ、
前記第2の基本プログラムを実行する際、前記基本プログラム用領域に転送された第2の基本プログラムを実行する請求項27に記載の情報処理方法。 - 前記情報処理装置が記憶媒体の読み書き装置を備えている場合に、
前記第2の基本プログラムを転送する際、前記第2の記憶部としての読み取り専用記憶媒体から該読み書き装置によって前記第2の基本プログラムを読み出して転送し、
前記データを退避する際、前記第2の記憶部に代えて前記読み書き装置にセットされた読み書き可能な記憶媒体に前記読み書き装置によって前記データを書き込んで退避させる請求項28記載の情報処理方法。 - 前記第2の記憶部は正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記第2の記憶部に格納された第1の復元用プログラムであり、該第1の復元用プログラムにより前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第1の記憶部に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する手順と、
前記記憶内容に含まれる第2の復元用プログラムであり、前記第1の記憶部の復元後に
、該第2の復元用プログラムにより前記所定の記憶領域に退避されたデータを前記記憶装
置に復元する手順と、
を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項27記載の情報処理方法。 - 前記記憶装置が物理的に異なる複数の記憶装置からなり、該複数の記憶装置のうち、第1の記憶装置に少なくとも前記第1の基本プログラムが格納され、第2の記憶装置にデータが記憶されたものであって、
該第1の記憶装置の故障を検知する手順を更に実行し、
該第1の記憶装置の故障を検知した場合に、前記第2の基本プログラムを転送する際、前記第2の記憶部に格納された第2の基本プログラムを前記第2の記憶装置の基本プログラム用領域に記憶させ、
前記データを退避させる際、前記転送された第2の基本プログラムを利用して前記第2の記憶装置に格納されているデータを所定の記憶領域に退避する請求項27から30の何れかに記載の情報処理方法。 - 前記第2の記憶部が、正常に動作する状態の前記第1の基本プログラムを含む前記第1の記憶部の記憶内容を格納しており、
前記第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記第2の記憶部に格納されている前記第1の記憶部の記憶内容を前記第2の記憶装置に転送して当該情報処理装置が前記第1の基本プログラムにより正常に動作する状態に前記第1の記憶部を復元する手順を更に実行する請求項31に記載の情報処理方法。 - 前記第2の記憶装置から所定の記憶領域に退避されたデータを前記第1の記憶部の復元後、前記第2の記憶装置に復元する手順を実行する請求項32記載の情報処理方法。
- 前記第1の記憶装置の故障を検知した場合、前記記憶装置の接続を切換えて前記第2の記憶装置を第1の記憶装置として接続させる手順を実行する請求項31に記載の情報処理方法。
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