JP4054803B2 - インクジェット記録装置およびインクタンク - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置およびインクタンクに関し、詳しくは、インクジェット記録装置で用いられるインクタンクに設けられたメモリからそのインクタンクに関する情報を読み出したり上記メモリに情報を書き込んだりするための、インクジェット記録本体側とインクタンクとの間の通信に関するものである。
この種の技術として、特許文献1には、インクカートリッジに不揮発性メモリを設け、この不揮発性メモリにインク残量などのインクタンクに関する情報を記憶させておくことにより、インクカートリッジごとに管理を行えるようにしたインクカートリッジおよび記録装置が記載されている。ここでは、装置本体側のインクカートリッジが装着された箇所でカートリッジの電極と接触する電極のうち、1つの電極を他の電極と異なる配置とする。これにより、その配置に応じた接触の順序によってインクカートリッジが装着されたことを直ちに検知し、これに応じてインク残量などの情報を読み出す命令を発行する。
しかし、この方式では、インクカートリッジ毎に装置本体側と接するための電極やそれに対応した信号線が必要となり、電極や信号線の数がそれだけ増すことになる。特に、近年の高画質化の要求からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインクに加えて、染料などの着色剤濃度の薄い淡色マゼンタ、淡色シアンといったインクが用いられるようになってきており、さらにはレッド、ブルーインクといったいわゆる特色インクを用いるものもある。この場合、1つの装置で比較的多数の7〜8種類のインクタンクを搭載することになり、それに応じてインクタンク毎に設ける電極や信号線の数も増し装置構成が比較的複雑になるとともにコストを増す要因となる。
これに対し、信号線数を削減するためバス接続といった共通の信号線の構成を考慮することができる。このような共通信号を用いる構成では、個々のインクタンクにおける電極の接触情報も共通となるため、例えば、特定のインクタンクが装着されたときに接触情報を判別してインク残量を読取ることができない。このため、インク残量を読み出す命令を定期的に発行し続け、新たにインクタンクが装着された場合、この定期的に発行される命令によりインク残量を読み出すこととなる。
図1は、この共通接続されるそれぞれのインクタンクにおける通信のための回路構成を形成した基板を示す図である。図1において、101は、Y、M、C、Kそれぞれのインクタンクに設けられた基板を示し、この基板101は不揮発性メモリ105を含んでいる。この基板101はそれぞれ4つの信号線VDD、GND、CLK、DATAを介してプリンタ本体とシリアル通信を行う。基板101において、102は、入出力回路を示し、プリンタ本体から信号線CLKを介して入力されるクロック信号に同期して、信号線DATAを介して入力される命令を受信し、または、不揮発性メモリ105からデータの送信を行う。103はパワーアップクリア回路を示し、プリンタ本体から信号線VDDを介して供給される電源の投入時に1回だけ、本回路を初期化するためのパルス信号を発生させる。104はメモリアクセス制御回路を示し、プリンタ本体から受信した命令を解釈し不揮発性メモリ105に対する読み書きの制御を行う。不揮発性メモリ105は、アドレス106に色情報とインク残量を示すデータを保持している。
図2は、図1に示した基板を備えた各インクタンクとプリンタ本体とのバス接続による信号接続を示す回路ブロック図である。図2に示すように、基板101は、Y、M、C、Kインクのインクタンクそれぞれに設けられる。それぞれのインクタンクは、キャリッジに装着されるカートリッジホルダ201に装着されることにより、プリンタ本体との間で信号接続する。カートリッジホルダ201には、基板(インクタンク)毎に4つの信号線に対する電極が設けられ、それらに接続する信号線はバス接続によって結線される。そして、この結線はフレキシブルケーブル202を介してプリンタ本体の制御回路203と接続される。
図3は、それぞれのインクタンクにおける基板101上の回路に対するプリンタ本体制御回路203からのシリアル通信における各信号の動作を示すタイミングチャートである。図3に示すように、メモリアレイ105への書き込みでは、入出力回路102に対し、信号線DATAを介して「開始コード+色情報」、「制御コード」、「アドレスコード」、「データコード」の各データ信号が、クロック信号線CLKのクロック信号に同期してこの順で送られてくる。
「開始コード+色情報」は、その「開始コード」信号が一連のデータ信号の始まりを意味し、次の「色情報」信号によってこの一連のデータ信号の対象となっているインクタンクを特定する。なお、ここでのインクタンクの「色」とはY、M、C等のインク色だけでなく濃度の異なるインクや特色など、プリンタで用いられているインクの総ての種類を区別して特定する目的で用いられるものであることはもちろんである。この「色情報」は、同図に示す例では、インクの色「K」、「C」、「M」、「Y」に対応したコードを有しており、入出力回路102は、このコードが示す色情報とメモリアレイ105に格納されている自身の色情報とを比較し、一致している時にのみそれ以降のデータを取り込む処理を行い、一致しないときには、それ以降のデータ信号の取り込みを無視する処理を行う。これにより、図2に示した共通の信号線「DATA」を介して、本体側からのデータ信号をそれぞれのインクタンクに共通に送っても、それに上述の色情報を含めることによってインクタンクを特定することができ、書き込み、読み出しなど、その後のデータ信号に基づく処理を、その特定したインクタンクに関してのみ行うことが可能となる。
「制御コード」は、図3に示すように、メモリアレイに対する読み出し、書き込み、およびインク残量読み出し命令を示す、それぞれ「READ」、「WRITE」、「INK」のコードを有している。例えば、書き込み動作では、「WRITE」のコードがインクタンクを特定する上記「色情報」のコードの後に続くことになる。次の「アドレスコード」は、書き込み先であるメモリアレイのアドレスを示し、最後の「データコード」は書き込む内容を表している。読み出し命令では、上記書き込みの場合とデータ信号の構成は同じであり、また、「開始コード+色情報」のコードは、上記の書き込みの場合と同様、すべてのインクタンクの入出力回路102によって取り込まれ、それ以降のデータ信号は「色情報」が一致したインクタンクの入出力回路102だけが取り込む。異なる点は、アドレスコードによってアドレスを指定した後、最初のクロック(図3では13クロック目)の立ち上がりに同期して、読み出したデータの出力が行われる。インク残量読み出し命令では、上記読み出しの場合とデータ信号の構成は同じであるが、アドレス106格納されたデータを読み出すため、アドレス値は固定となり「アドレスコード」の指定は不要であり無視され、データの出力が行われる。
特許第2594912号公報
上述のように、図3のタイミングチャートで説明した命令体系においては、例えば、「C」(シアン)のインクタンクのインク残量を読み出す命令は、「開始コード+色情報」、「制御コード」、「アドレスコード」のシリアル通信のビット並びをバイナリ値で表すと、1100、000、0000(アドレスコードは無視される)であり、これによって、シアンのインクタンクのみが特定されてインク残量が読み出せるはずである。しかしながら、この通信が行われているときに、ユーザが例えば「K」(ブラック)のインクタンクの交換などを行いインクタンクの装着動作が行われた場合、このブラックインクの入出力回路102は上記シアンに対する読み出し命令を自身に対する読み出し命令と誤認識することがある。
すなわち、ブラックインクタンクの装着タイミングによっては、ブラックインクタンクに対して上記バイナリ値における先頭の開始コード部が入力されず、それ以降のバイナリ値である、1000、000、000Xが入力される状況が発生することがある。この場合に、色情報に相当するコードが「K」(ブラック)と一致し、かつ制御コードもインク残量読み出しに一致すると、ブラックのインクタンクの入出力回路102は自身のインク残量読み出し命令と解釈する。この結果、シアンのインクタンクのインク残量読み出しと同時に、ブラックのインクタンクのインク残量も読み出され、バス接続により共通配線された信号線DATAにて信号の衝突が発生し所望のインク残量が正しく読み出されないという問題を生じる。
このようにインクタンクが装着されるタイミングで、バス接続した複数のインクタンクに対して通信が行われると、その通信の色情報で特定するインクタンク以外のインクタンクも読み出し、書き込みなどの動作をすることがあり、これによってデータの通信やメモリに書き込む内容が不正確になるなどの問題を生じる。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、複数のインクタンクについて共通の信号線を用いてインク残量を読み出す命令などを発行する通信システムにおいて、通信中にインクタンクの装着動作が行われても誤動作せず、正確なデータ通信など行うことが可能なインクジェット記録装置およびインクタンクを提供することにある。
そのために本発明では、インクを貯留した複数のインクタンクと該複数のインクタンクそれぞれから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用い、記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、前記複数のインクタンクをそれぞれ着脱自在に装着する装着手段であって、当該装着によって前記複数のインクタンクを共通に接続するバスを含んだ信号線によって前記複数のインクタンクと前記インクジェット記録装置と信号接続を形成するための装着手段と、該装着手段によって形成された前記信号接続を介して、前記複数のインクタンクに対して一定の周期で通信許可命令の信号を送る通信許可命令手段と、前記複数のインクタンクそれぞれに設けられた手段であって、前記通信許可命令手段から一定の周期で通信許可命令の信号を受けたときに、当該インクタンクによる前記信号接続を介した通信を許可する許可手段と、を具え、前記インクジェット記録装置から前記複数のインクタンクに送られる命令は、当該インクタンクに対する制御コードによる命令と、前記一定の周期で送られる前記通信許可命令からなり、前記通信許可命令は、論理0または論理1の組み合わせからなる固定パターンが複数回連続した命令で、前記信号接続を介してそれぞれのインクタンクに送られる前記制御コードによる命令の命令長より長い命令長のコードであり、前記許可手段は、当該インクタンクに入力する信号について、前記固定パターンとの一致を判定する固定パターン比較部と、該固定パターン比較部が連続して一致を判定する回数をカウントするカウンタ部と、該カウンタ部がカウントするカウント値が予め設定した回数に達すると、前記通信許可命令を許可し前記制御コードによる命令の通信を可能とするが、前記カウント値が予め設定した回数に達しない場合、前記通信許可命令を待機し前記制御コードによる命令の通信を許可しない許可発行部と、を備え、前記許可発行部により前記通信許可命令が許可された後に、前記記録装置から当該インクタンクへの前記制御コードによる命令が実行されることを特徴とする。
また、インクを貯留可能なインクタンクであって、該インクタンクから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において着脱自在に装着され、当該装着によって他のインクタンクと共通に接続するバスを含んだ信号線によって前記インクジェット記録装置との信号接続が形成されるインクタンクにおいて、前記インクジェット記録装置から前記信号接続を介して、前記インクタンクと他のインクタンクに対して送られる制御コードによる命令と、一定の周期で送られる論理0または論理1の組み合わせからなる固定パターンが複数回連続し、前記信号接続を介してそれぞれの前記インクタンクに送られる前記制御コードによる命令の命令長より長い命令長のコードである通信許可命令とに対し、前記一定の周期で送られる前記通信許可命令の信号を待機し当該インクタンクによる前記信号接続を介した前記制御コードによる命令の通信を許可する許可手段と、を具え、前記許可手段は、当該インクタンクに入力する信号について、前記固定パターンとの一致を判定する固定パターン比較部と、該固定パターン比較部が連続して一致を判定する回数をカウントするカウンタ部と、該カウンタ部がカウントするカウント値が予め設定した回数に達すると、前記通信許可命令を許可し前記制御コードによる命令の通信を可能とするが、前記カウント値が予め設定した回数に達しない場合、前記通信許可命令を待機し前記制御コードによる命令の通信を許可しない許可発行部を備えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、複数のインクタンクのそれぞれは、記録装置本体側から一定の周期で通信許可命令受けたときに、上記本体側との通信が許可されるので、複数のインクタンクのうちの1つのインクタンクが記録装置本体側と通信しているときに他のインクタンクが装着されても、そのインクタンクに対しては直前の周期での通信の許可がなされていないので、そのインクタンクは記録装置本体側と通信をすることはできない。これにより、装着のタイミングによっては、そのインクタンクが共通接続するバスを介して送られる他のインクタンクに対する命令に反応して通信を行い、命令が送られるインクタンクの通信との衝突を生じることを防止できる。これにより、インクタンクとの正確なデータ通信など行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。同図に示すように、本体カバー1201を開放した状態で示されるプリンタ1200において、ユーザは、記録ヘッドユニット1105およびインクタンク1K、1Y、1M、1C(以下では、これらのインクタンクを同一の符号「1」で示す場合もある)を搭載したキャリッジ1205が移動する範囲およびその周辺を見ることができる。本実施形態においては、本体カバー1201を開けると、キャリッジ1205が自動的に同図に示すほぼ中央の位置(以下、「タンク交換位置」ともいう)へ移動するシーケンスが実行され、ユーザは、このタンク交換位置でそれぞれのインクタンクの交換操作などを行うことができる。
本実施形態のプリンタは、記録ヘッドユニット1105に各色のインクに対応したチップ形態の記録ヘッド(不図示)が設けられ、これら各色の記録ヘッドがキャリッジ1205の移動によって用紙などの記録媒体に対して走査を行い、この走査の間に記録媒体にインクを吐出して記録を行うものである。すなわち、キャリッジ1205は、その移動方向に延在するガイド軸1207と摺動可能に係合するとともに、キャリッジモータおよびその駆動力伝達機構によって、上述の移動をすることができる。そして、K、Y、M、Cのインクに対応したそれぞれの記録ヘッドでは、フレキシブルケーブル1206によって、本体側の制御回路から送られる吐出データに基づいてインク吐出が行われる。
プリンタ1200には、また、紙送りローラや排紙ローラなどの紙送り機構が設けられ、自動給紙装置1202から給紙された記録媒体(不図示)を排紙トレイ1203まで搬送することができる。また、キャリッジ1205には、インクタンクホルダを一体に備えた記録ヘッドユニット1105が着脱自在に装着され、一方、この記録ヘッドユニット1105に対してそれぞれのインクタンク1がカートリッジの形態にて着脱自在に装着される。すなわち、キャリッジ1205に記録ヘッドユニット1105を装着し、さらに記録ヘッドユニット1105にインクタンク1を装着することが可能であり、本実施形態ではインクタンク1は記録ヘッドユニット1105を介してキャリッジ1205に着脱可能である。
記録動作では、記録ヘッドが上記の移動によって走査しその間にそれぞれの記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録ヘッドにおける吐出口に対応した幅の領域に記録を行うとともに、この走査と次の走査の間に、上記紙送り機構によって上記幅に応じた所定量の紙送りを行うことにより、記録媒体に対して順次記録を行ってゆく。また、上記のキャリッジ移動による記録ヘッドの移動範囲の端部には、各記録ヘッドについてその吐出口が配設された面を覆うキャップなどの吐出回復ユニットが設けられている。これにより、記録ヘッドは所定の時間間隔で回復ユニットが設けられた位置へ移動して、予備吐出などの回復処理を行う。
各インクタンク1のタンクホルダ部を備えた記録ヘッドユニット1105には、各インクタンクに対応してコネクタが設けられており、それぞれのコネクタは装着されるそれぞれのインクタンク1に設けられている基板のパッドと接触する。これにより、それぞれのインクタンクの基板上に形成されるLED1101や図6で後述される入出力回路やメモリなどとプリンタ本体側との電気接続が形成される。これにより、各インクタンクの上記回路などは共通バス接続によるシリアル通信によってプリンタ本体側と通信することが可能となる。この通信では、後述される同期化命令などを各インクタンクに送り、インクタンクのインク残量読み出しなどの処理を行うことができる。
また、各インクタンクのLED1101の制御は、上記のタンク交換位置では、それぞれのインクタンク1についてインク残量が少なくなったとき、その該当するインクタンク1のLED1101を点灯もしくは点滅させる。また、キャリッジの移動範囲において、上述の回復ユニットが設けられた位置と反対側の端部付近には、受光素子を有した第1受光部1210が設けられている。これにより、キャリッジ1205の移動に伴ってそれぞれのインクタンク1のLED1101がこの受光部1210を通過する際にLED1101を発光させ、その光を受光したときのキャリッジ1205の位置に基づいてキャリッジ1205におけるそれぞれのインクタンク1の位置を検出することができる。さらに、LEDの点灯などの制御の他の例として、上記タンク交換位置で、インクタンク1が正しく装着されたときにそのタンクのLED1101を点灯させる制御を行う。これらの制御は、記録ヘッドのインク吐出などの制御と同様、フレキシブルケーブル1206を介して本体側の制御回路からそれぞれのインクタンクに対して制御データ(制御信号)が送られることによって実行される。
図5は、本実施形態のプリンタに関するデータ処理および動作制御を実行する制御回路1300の構成を示すブロック図である。同図において、CPU1301は、ROM1303に格納されているプログラムに従い、後述される通信処理を含む処理を実行する。また、RAM1302は、CPU1301による処理実行の際に、ワークエリアとして用いられる。
図5において模式的に示されるように、キャリッジ1205に搭載された記録ヘッドユニット1105は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インクを吐出するための複数の吐出口が形成されたそれぞれの記録ヘッド1105K、1105Y、1105M、1105Cを備えている。そして、記録ヘッドユニット1105のホルダには、これらの記録ヘッドに対応してインクタンク1K、1Y、1M、1Cが着脱自在に搭載される。なお、インクの色ないしインクタンクの個数はこれらに限られず、また同系色であっても濃度の異なるインクが用いられるものでもよいことは勿論である。
それぞれのインクタンク1には、前述したように、図6にて後述される回路や、LED1101、その表示制御回路、および、接触端子であるパッドなどが設けられた基板1100が取り付けられている。そして、インクタンク1が記録ヘッドユニット1105に正しく装着されたとき、上記基板1100上のパッドが記録ヘッドユニット1105においてインクタンク1にそれぞれ対応して設けられたコネクタと接触する。そして、キャリッジ1205に設けられたコネクタ(不図示)と本体側の制御回路1300とはフレキシブルケーブル1206を介して信号接続する。さらに、キャリッジ1205に記録ヘッドユニット1105が装着されることにより、キャリッジ205の上記コネクタと記録ヘッドユニット105の上記コネクタとが信号接続する。以上の接続構成により、本体側の制御回路1300とそれぞれのインクタンク1との間に共通バス接続によるシリアル通信のための接続が行われる。
記録ヘッド1105K、1105Y、1105M、1105Cにおけるそれぞれのインク吐出の制御についても、同様に、フレキシブルケーブル1206、キャリッジ1205のコネクタ、および記録ヘッドユニットのコネクタを介してそれぞれの記録ヘッドに設けられた駆動回路などが、本体側の制御回路1300と信号接続し、これにより、制御回路1300はそれぞれの記録ヘッドにおけるインク吐出などを制御することができる。
キャリッジ1205の移動範囲の一方の端部近傍に設けられる第1受光部1210は、インクタンク1のLED1101からの発光を受けて、それに応じた信号を制御回路1300へ出力する。制御回路1300は、後述のように、この信号に基づき、それぞれのインクタンク1のキャリッジ1205における位置を判断することができる。また、キャリッジ1205の移動経路に沿ってエンコーダスケール1209が設けられるともに、キャリッジ1205にはエンコーダセンサ1211が設けられる。このセンサの検出信号はフレキシブルケーブル1206を介して制御回路1300に入力し、これにより、キャリッジ1205の移動位置を知ることができる。この位置情報は、各記録ヘッド吐出制御に用いられるとともに、インクタンク位置を検出する光照合処理において用いられる。さらに、キャリッジ1205の移動範囲における所定の位置の近傍に設けられる第2発光/受光部1214は、発光素子と受光素子とを有し、キャリッジ1205に搭載されるそれぞれのインクタンク1のインク残量に係る信号を制御回路1300に出力する。そして、制御回路1300は、この信号に基づき、インク残量を検出することができる。
図6は、図4、図5に示した本実施形態のインクタンク1に設けられた基板1100上に形成された回路を示すブロック図である。なお、図6では、LED1101およびそれに関連する回路の図示は省略されている。
図6に示すように、基板1100には、入出力回路402、パワーアップクリア回路403、メモリアクセス制御部404、メモリアレイ405およびアドレス406が形成される。これらは、図1にて上述した入出力回路102、パワーアップクリア回路103、メモリアクセス制御部104、メモリアレイ105およびアドレス106と同様の機能を有する。ただし、メモリアクセス制御部404は、判定回路407からの許可が無いとインク残量読み出し命令などの、図3にて示した「制御コード」による命令を実行しない点が異なる。判定回路407は、パワーアップクリア回路403により初期化され、図7にて後述されるように、入出力回路402から入力されるデータを監視し、データにおいて同期化命令を検出すると、メモリアクセス制御部404に対し許可信号を発行する。
図7は、判定回路407の詳細な構成を示すブロック図である。
図7において、固定パターン比較部501は、入出力回路402より入力されるデータが、所定の固定パターンと一致するか否かを判断する。この固定パターンは、後述の同期化命令を構成するプリンタ本体からのデータと比較するためのパターンである。一致するとき、その一致フラグを次ブロックへ渡す。ここで固定パターンは論理0または論理1の組み合わせからなる1ビット以上のビット列である。カウンタ部502は、固定パターン比較部501からの一致フラグを監視して、一致フラグが渡される回数をカウントする。一方、一致フラグが渡されないときは、上記カウンタをクリアする。許可発行部503は、カウンタ部502のカウント値を監視し、カウント数が予め定められた回数に達すると許可フラグを立て、メモリアクセス部404に許可を発行する。
図8は、判定回路407の処理を示すフローチャートである。
図8において、先ず、インクタンクは、プリンタ本体の記録ヘッドユニット1105のホルダに装着されると電源が供給され、パワーアップクリア回路403により初期状態とされ(ステップ601)、次いで、ステップ602で許可発行部503の許可フラグがクリアされる。さらに、ステップ603でカウンタ部502のカウンタNも0にクリアされる。
そして、ステップ604で、カウンタ部502は、入出力回路402を介した信号線DATAからの入力を監視し、予め定められた固定パターンと一致するか否かを判断する。入力データが固定パターンと一致すると、ステップ605にてカウンタNに1が加算される。すなわち、ステップ603、604で、それぞれのインクタンクは、プリンタ本体から一定の周期で入力する同期化命令を待機する処理を行い、入力データが一致すると、その同期化命令を構成すべくステップ604〜606の処理を繰返す。
許可発行部503は、ステップ606にて、カウンタNの値が予め定められた閾値Kを超えているか否かを判断する。閾値Kを超えていなければ、ステップ604にて再び入力を待ち固定パターンとの比較と行い、超えている場合は、ステップ607にて許可フラグを立て、メモリアクセス部404に許可を発行する。ステップ604にて固定パターンと一致していなかった場合は、ステップ603にてカウンタNがクリアされる。この結果、閾値Kを超える連続した回数の固定パターンと一致するデータが入力されて初めて許可が発行されることとなる。
ここで、固定パターンを1ビットの論理値1とし、閾値Kを100とすることにより、インクタンクの装着後、論理値1が101クロック期間以上入力されなければインク残量命令等を実行しないインクタンクを実現することができる。すなわち、論理値1の連続した101クロック期間の入力によって同期化命令が構成され、この期間の最後に、インクタンクにおいてメモリアクセスを許可し、また、そのアクセス結果などに基づいてプリンタ本体に対して応答する通信を許可するためのフラグが立てられる。この同期化命令は、論理1の組み合わせからなる固定パターンに限られず、論理0の組み合わせからなる固定パターンであってもよいことはもちろんである。また、クロック期間は、インク残量読み出し命令などの命令長以上の命令長コードである。
なお、固定パターンのビット数や内容、また、閾値が上例に限られないことはもちろんであり、装置や用いるインクタンクの仕様などに応じて、誤動作を防止する目的を達成できる値を用いることができる。
図9は、本発明の一実施形態に係るインクタンクの通信に関する一動作例を示すタイムチャートである。
図9に示す例は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクタンクのうち、ブラックを除く3色のインクタンクは既にプリンタ本体に装着されており、任意のタイミングにブラックのインクタンクを装着するときのタイムチャート示しており、共通の信号線DATAから連続して入力される命令列のうち、シアンインク残量読み出し命令1の実行中にブラックのインクタンクが装着された場合を示している。
同図に示すように、プリンタ本体からは、一定の周期で同期化命令が発行される。そして、図に示す各同期化命令の時間(図における横幅)は、上述したように101クロック期間に相当し、その期間の最後に許可が発行される。この場合に、図に示す例では、「同期化命令1」が発行されたときはブラックのインクタンクは装着されていない。このため、そのインクタンクの判定回路407は許可フラグを立てていないため、ブラックインクのインクタンクが装着されても、そのタンクでは直ちにインク残量命令は実行されない。その後、同期化命令2を受信し判定回路407の許可が発行されて始めて、ブラックインクタンクに対する残量読み出し命令によってインク残量が読み出される。
以上示したように、本実施形態によれば、複数のインクタンクについて共通の信号線を用いて通信を行う場合に、インク残量読み出し命令などの通信中に、インクタンクの装着がなされても他のインクタンクとの通信に誤動作を生じることがなく、正確なインク残量データの読み出しなどが可能となる。これに対し、前述した従来例においては、シアンインク残量読み出し命令の実行中にブラックのインクタンクが装着された場合、シアンインク残量読み出し命令を誤ってブラックインクタンク残量読み出し命令と解釈し、シアンのインク残量の出力共にブラックのインク残量も出力され誤動作生じることがある。
プリンタ本体との通信において共通接続されるそれぞれのインクタンクにおける通信のための回路構成を形成した基板を示す図である。 図1に示した基板を備えた各インクタンクとプリンタ本体とのバス接続による信号接続を示す回路ブロック図である。 上記基板上の回路に対するプリンタ本体制御回路からのシリアル通信における各信号の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 本実施形態のプリンタに関するデータ処理および動作制御を実行する制御回路の構成を示すブロック図である。 図4、図5に示したインクタンクに設けられた、本発明の一実施形態に係る基板上に形成された回路を示すブロック図である。 図6に示した判定回路の詳細な構成を示すブロック図である。 上記判定回路の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るインクタンクの通信に関する一動作例を示すタイムチャートである。
符号の説明
402 入出力回路
403 パワーアップクリア回路
404 メモリアクセス制御部
405 メモリアレイ
406 アドレスのメモリ
407 判定回路
1100 基板
1206 フレキシブルケーブル
1301 CPU
1302 RAM
1303 ROM

Claims (2)

  1. インクを貯留した複数のインクタンクと該複数のインクタンクそれぞれから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用い、記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記複数のインクタンクをそれぞれ着脱自在に装着する装着手段であって、当該装着によって前記複数のインクタンクを共通に接続するバスを含んだ信号線によって前記複数のインクタンクと前記インクジェット記録装置と信号接続を形成するための装着手段と、
    該装着手段によって形成された前記信号接続を介して、前記複数のインクタンクに対して一定の周期で通信許可命令の信号を送る通信許可命令手段と、
    前記複数のインクタンクそれぞれに設けられた手段であって、前記通信許可命令手段から一定の周期で通信許可命令の信号を受けたときに、当該インクタンクによる前記信号接続を介した通信を許可する許可手段と、
    を具え
    前記インクジェット記録装置から前記複数のインクタンクに送られる命令は、当該インクタンクに対する制御コードによる命令と、前記一定の周期で送られる前記通信許可命令とを含み、前記通信許可命令は、論理0または論理1の組み合わせからなる固定パターンが複数回連続した命令で、前記信号接続を介してそれぞれのインクタンクに送られる前記制御コードによる命令の命令長より長い命令長のコードであり、
    前記許可手段は、当該インクタンクに入力する信号について、前記固定パターンとの一致を判定する固定パターン比較部と、該固定パターン比較部が連続して一致を判定する回数をカウントするカウンタ部と、該カウンタ部がカウントするカウント値が予め設定した回数に達すると、前記通信許可命令を許可し前記制御コードによる命令の通信を可能とするが、前記カウント値が予め設定した回数に達しない場合、前記通信許可命令を待機し前記制御コードによる命令の通信を許可しない許可発行部と、を備え、
    前記許可発行部により前記通信許可命令が許可された後に、前記記録装置から当該インクタンクへの前記制御コードによる命令が実行されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. インクを貯留可能なインクタンクであって、該インクタンクから供給されるインクを吐出する記録ヘッドを用いて記録媒体にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置において着脱自在に装着され、当該装着によって他のインクタンクと共通に接続するバスを含んだ信号線によって前記インクジェット記録装置との信号接続が形成されるインクタンクにおいて、
    前記インクジェット記録装置から前記信号接続を介して、前記インクタンクと他のインクタンクに対して送られる制御コードによる命令と、一定の周期で送られる、論理0または論理1の組み合わせからなる固定パターンが複数回連続し、前記信号接続を介してそれぞれの前記インクタンクに送られる前記制御コードによる命令の命令長より長い命令長のコードである通信許可命令とに対し、前記一定の周期で送られる前記通信許可命令の信号を待機し当該インクタンクによる前記信号接続を介した前記制御コードによる命令の通信を許可する許可手段と、を具え
    前記許可手段は、当該インクタンクに入力する信号について、前記固定パターンとの一致を判定する固定パターン比較部と、該固定パターン比較部が連続して一致を判定する回数をカウントするカウンタ部と、該カウンタ部がカウントするカウント値が予め設定した回数に達すると、前記通信許可命令を許可し前記制御コードによる命令の通信を可能とするが、前記カウント値が予め設定した回数に達しない場合、前記通信許可命令を待機し前記制御コードによる命令の通信を許可しない許可発行部を備えたことを特徴とするインクタンク。
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