JP4054490B2 - カバー開閉検出装置及び記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動カバー部材の開閉を検出するためのカバー開閉検出装置及びこれを備えたファクシミリ、複写機、プリンタ等の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録装置の外装構成としては、装置の大部分を覆うメインケースと共に、使用者が行う装置内部のメンテナンスのための開閉可能なアクセスカバーによるものが知られている。アクセスカバーを開けたときにはメンテナンス行為が行われると判断して、シリアル型のインクジェット記録装置の場合であれば、紙送りやキャリッジ動作等の記録動作を停止することが一般的に行われている。
【0003】
この場合のアクセスカバー開閉の検知手段構成としては、図9に示すように、センサレバーを介してアクセスカバーの動作を検知する方式が知られている。
【0004】
図9において、101はメインケース、102はアクセスカバー、103はメイン基板、104はカバーオープンスイッチ、105はスイッチ押圧部、106はセンサレバー押圧部、107はセンサレバー、108はセンサレバーバネ、109はシャーシである。
【0005】
センサレバー107はメインケース101に回動自在に支持されている。図9(a)はアクセスカバー102が閉った状態であり、アクセスカバー102のセンサレバー押圧部106がセンサレバー107の端部を押圧している。センサレバー押圧部106の押圧が逆の端部でセンサレバー107を押圧しているセンサレバーバネ108の力より大きいため、この状態ではスイッチ押圧部105とカバーオープンスイッチ16は離間している。
【0006】
図9(b)はアクセスカバー102を開けた状態図であり、センサレバー押圧部106がセンサレバー107から離れ、センサレバーバネ108がセンサレバー107を押圧することによりスイッチ押圧部105がカバーオープンスイッチ16を押圧する。
【0007】
また、他の方法としては特開平05−262011号公報に開示されている構成がある。その構成は、図10に示すように、外装の固定カバー部材111の一部に弾性を持たせてセンサー押圧部112を形成し、アクセスカバー113を閉じたときに該カバー113に形成した突起部114がスイッチを押圧するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記2つの従来例においては、以下のような課題があった。
【0009】
前者においては、
【0010】
(1)アクセスカバー102が閉まっている通常状態においてバネ力がモールド材であるアクセスカバー102及びセンサレバー107にかかる構成であるため、長期保存時のモールドクリープが発生する可能性があった。その結果、アクセスカバー102が閉じているのに開いていると誤検知する状態となり、故障にいたる可能性があった。また、クリープ防止のためセンサレバーバネ108を弱くするとスイッチ104が確実には入らない可能性があった。
【0011】
(2)カバーオープン機構に対してセンサレバー107及びセンサレバーバネ108の2部品が専用部品として使用されており、コストパフォーマンスが良いとはいえなかった。
【0012】
後者においては、
【0013】
(1)アクセスカバー113が閉まっている通常状態においてモールド材であるセンサー押圧部112を変形させる構成であるため、長期保存時のモールドクリープが発生する可能性があった。その結果、アクセスカバー113が開いているのに閉っていると誤検知する状態となり、故障にいたるおそれがある。
【0014】
(2)アクセスカバー113が閉まっている通常状態において、常にスイッチを押圧し続ける構成であるため、スイッチがストレスにより故障する可能性がある。
【0015】
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、長期にわたる動作性能の信頼性を確保し、且つコストパフォーマンスに優れ、使い勝手の良いカバー開閉検出装置及びこれを備えた記録装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、装置本体に対して固定された固定カバー部材と、前記固定カバー部材に対して回動可能な可動カバー部材と、前記可動カバー部材の開閉検出を行う検出スイッチと、前記装置本体の電源スイッチと、前記検出スイッチを押圧可能な検出スイッチ押圧部と、前記電源スイッチを押圧可能な電源スイッチ押圧部と、を有し、前記可動カバー部材は前記検出スイッチ押圧部を検出スイッチ押圧方向へ変位させるカム部を有し、前記検出スイッチ押圧部と前記電源スイッチ押圧部は、それぞれの動作が干渉しないようにそれぞれ弾性変形領域をもって一体的に構成されていることを特徴とする。
【0017】
上記構成にあっては、センサー誤検知やスイッチ・押圧部の故障が発生せず、長期にわたる動作性能の信頼性を確保し、且つコストパフォーマンスの優れたカバーオープンセンサ機構を有する記録装置を提供できる。
【0018】
また、前記可動カバー部材のカム部を、可動カバー部材の回転中心と同軸上に中心を持つ部分と、他に回転中心を持つ部分からなる偏心カムにすることにより、可動カバー部材を全開にしたときの可動カバー部材の変形や、固定カバー部材との嵌合部の浮きが発生した場合でも、必要以上に検出スイッチを押圧することなく、検出スイッチを保護しつつ、且つカバーオープン時の検出を安定的に確実に行うことができる。
【0019】
更に、前記可動カバー部材が閉まったことの判断は、前記検出スイッチが押圧から所定時間解除されたことを確認してから行うようにすることにより、より一層の誤検知防止による検出機構の動作信頼性の向上が図れる。
【0020】
また、前記構成のスイッチ検出装置を備えた記録装置を構成し、前記可動カバー部材を開けたときに、記録手段が固定カバー部材に覆われていない位置に移動した後で停止するように構成することにより、使用者のワンアクションで記録装置がインクタンク交換やヘッド交換可能な状態となるため、使い勝手のよい記録装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態に係るカバー開閉検出装置を備えた記録装置について図面を参照して説明する。
【0022】
〔第1実施形態〕
図1〜図5を参照して第1実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。尚、図1は可動カバー部材が開いた状態の斜視説明図であり、図2は可動カバー部材が閉じた状態の斜視説明図、図3は装置内部の斜視説明図であり、図4はオペレーションキーの説明図、図5は可動カバー部材の開閉とオペレーションキーの動作説明図である。
【0023】
ここでは、まず記録装置の全体構成について説明し、次にカバー開閉検出構成について説明する。
【0024】
{全体構成}
図1及び図2に示すように、記録装置本体Aはメインケース1及びボトムケース2に覆われている。これらケース1,2は記録装置のフレームの一部に固定されて固定カバー部材を構成しており、このケースによって後述する記録媒体搬送ユニットや回復ユニットを被覆している。
【0025】
また、前記メインケース1の一部には開口部が形成されており、この開口部を被蓋するようにアクセスカバー3が取り付けられている。このアクセスカバー3はメインケース1に対して回動可能に取り付けられて可動カバー部材として構成されており、図1に示すように、アクセスカバー3を開くことによって後述するキャリッジユニットへのアクセスが可能となり、ヘッド交換やインクタンク交換を行うことが可能となる。
【0026】
前記カバーの内部には、図3に示すように、記録装置本体が内蔵されている。図3において、4は装置のフレームをなすシャーシであり、これにメインケース1やボトムケース2が固定されている。
【0027】
また、5は給送ユニットであり、記録前の記録媒体Pがここに載置され、記録開始信号によって図示しない給送ローラが回転して記録媒体Pを1枚ずつ分離給送する。そして、給送された記録媒体は搬送ローラとピンチローラからなる搬送ユニット6及び排出ローラと拍車等の記録媒体接触面積が小さいコロ部材からなる排出ユニット7で構成された搬送手段により記録領域を搬送されて排出される。
【0028】
また、前記記録領域には記録手段としてのキャリッジユニット8が設けられており、搬送される記録媒体Pに対して所定の記録を行うようになっている。本実施形態にあってはシリアル型のインクジェット記録方式を用いており、キャリッジ8aがガイド軸8bに沿って往復移動可能に取り付けられ、このキャリッジ8aに記録ヘッド及びインクタンク8cが搭載されている。そして、キャリッジ8aの移動に同期して記録ヘッドからインクを吐出することにより、記録領域へ搬送された記録媒体Pへインク像を記録する。尚、キャリッジ8aの移動領域端部には記録ヘッドと対向するように回復ユニット9が設けられており、記録開始前に記録ヘッドからインクを吸引することによりインク吐出不良を生ずることなく記録を行う。
【0029】
尚、本実施形態ではインクの吐出構成として、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してインクに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口から吐出して記録を行うように構成している。その代表的な構成や原理については、例えば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が達成でき、より好ましい。
【0030】
そして、記録後の記録媒体は前記排出ユニット7で排出され、図2に示すように、ボトムケース2に対して着脱自在に装着された排出トレイ10に順次排出積載される。
【0031】
また、図1及び図2に示すように、装置上面には操作部が形成されており、ここに装置に対して各種指令を入力するためのキー11、12が設けられている。尚、11は装置の図示しない電源スイッチをON/OFFするための電源スイッチ押圧部としてのパワーキーであり、12は装置のエラー解除を行うためのリジュームキーである。また、操作部には装置の動作状態を表示するライトガイド13が設けられている。
【0032】
{カバー開閉検出構成}
次に本発明に係る前記アクセスカバー3の開閉検出構成について図4及び図5を参照して説明する。図4(a)はオペレーションキー14の上面図であり、図4(b)はオペレーションキー14をメインケース1に組み込んだ状態の裏面図、図4(c)は操作部の上面説明図である。また、図5(a)はアクセスカバー3を閉じた状態断面図であり、図5(b)はアクセスカバー3を開いた状態断面図である。
【0033】
図5に示すように、メイン基板15はシャーシ4に支持されており、アクセスカバー3の開閉検出を行う検出スイッチとしてのカバーオープンスイッチ16はメイン基板15と一体となっている。一方、オペレーションキー14は、図4に示すように、パワーキー11、リジュームキー12、カバーオープンキー17の3つの部分より構成された一体部品であり、メインケース1に支持されている。18はオペレーションキー14の検出スイッチ押圧部であり、アクセスカバー3を回動して開けたときにカバーオープンスイッチ16を直接押圧することによりスイッチをON状態にする。19,20はパワーキー11、リジュームキー12のスイッチ押圧部である。
【0034】
また、21はオペレーションキー14のキーカム部であり、アクセスカバー3を開けたときにはアクセスカバーカム部22に押圧される。オペレーションキー14は一体部品であるが、図4(c)に示すように、上部からは実際の操作部分であるカム部14、キー11,12の部分のみが見える構成である。
【0035】
パワーキー11、リジュームキー12、カバーオープンキー17はそれぞれの動作が干渉しないように弾性変形可能領域を持って一体部品となっている。図4において、カバーオープンキー17では23が弾性変形部であり、パワーキー11、リジュームキー12ではそれぞれ24,25が弾性変形部である。このように、弾性変形部を各キーそれぞれに設けることにより、一体部品でありながら3つのキー機能を独立で成り立たせることができる。
【0036】
図5(a)に示すように、アクセスカバー3が閉まった状態では、スイッチ押圧部18はカバーオープンスイッチ16と離れている。この通常状態ではオペレーションキー14の弾性変形部23は変形しておらず、カバーオープンスイッチ16にもストレスがかかっていない状態であるため、長期にわたる使用時にも故障することがなく、信頼性の非常に高い構成であるといえる。
【0037】
また、図5(b)に示すように、回転軸26を回転中心としてアクセスカバー3を開けた状態では、アクセスカバーカム部22がキーカム部21を押圧し、それによりスイッチ押圧部18がカバーオープンスイッチ16を押圧することによりスイッチが入る。この時には弾性変形部23が変形することにより、パワーキー11、リジュームキー12には影響を与えず、カバーオープンキー17のみが単独で作用する。
【0038】
以上説明したように、本実施形態のカバー開閉検出構成を用いることにより、センサーによる誤検知やスイッチ、押圧部の故障が発生せず、長期にわたる動作性能の信頼性を確保し、且つコストパフォーマンスの優れたカバー開閉検出機構を有する記録装置を提供できる。
【0039】
〔第2実施形態〕
次にカバー開閉検出装置の第2実施形態について説明する。尚、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明し、その他の構成については第1実施形態と同一であるものとする。
【0040】
図5(b)に示すように、開いたアクセスカバー3はメインケース1のストッパ27により止まる構成となっている。図6はアクセスカバーカム部22の拡大説明図である。
【0041】
アクセスカバーカム部22は、図6に示すように、アクセスカバー3の回転軸26と同軸上に中心を持つ曲率半径R=4.4mmの小カム部22aと、回転軸26とは同軸上ではない部分に中心をもつ曲率半径R=4mmの大カム部22bからなる。尚、22cは大カム部22bの曲率半径中心である。
【0042】
アクセスカバー3がストッパ27で止まるまで開いた状態において、更にアクセスカバー3を回転させようとすると、アクセスカバー3が変形したり、回転軸26におけるメインケース1とアクセスカバー3の嵌合隙間によりカム部22が若干浮く場合がある。ここで、本実施形態においては大カム部22bが回転軸26からの距離では0.9mmほど小カム部22aよりもキーカム部21を押圧する構成としたため、上記理由により小カム部22aが若干浮いた場合でも十分に押圧マージンが確保されているために、アクセスカバー3開放時にカバーオープンスイッチ16がOFF状態に戻ることがない。
【0043】
また、回転途中ではカム部22の浮きは発生しないため、最低限の押圧寸法のカム形状とすることにより、カバーオープンスイッチ16にかかるストレスを最小限に押さえる構成となっている。
【0044】
更に、アクセスカバー3を開ききった状態で使用者が気が付かずに更に押し込んだ場合や、外部からの振動等が伝わった場合でも誤動作を招くことがない。
【0045】
以上説明したように、本実施形態によれば可動カバー部材のカム部を、可動カバー部材の回転中心と同軸上に中心を持つ部分と、他に回転中心を持つ部分からなる偏心カムとすることにより、可動カバー部材を全開にしたときの可動カバー部材の変形や、固定カバー部材との嵌合部の浮きが発生した場合でも、必要以上に検出スイッチを押圧することなく、検出スイッチを保護しつつ、且つカバーオープン時の検出を安定的に確実に行うことができる。
【0046】
尚、本実施形態に記載した数値は一例としてあげたものであり、この数値に限定する必要はない。
【0047】
〔第3実施形態〕
次にカバー開閉検出装置の第3実施形態について説明する。尚、ここでも本実施形態の特徴となる構成について説明し、その他の構成については第1実施形態と同一であるものとする。
【0048】
図7はアクセスカバー3が開いている状態から閉る状態に移行したことを判断する場合の判断フローチャートである。このフローチャートに示すように、カバーオープンスイッチ16が1秒以上連続してOFFとなる場合のみ、アクセスカバー3が閉っていると判断する。これにより、予想外の要因によりカム部22に瞬間的に浮きが発生し、スイッチ押圧部18がカバーオープンスイッチ16より離れた場合でも誤検知を防止できる。これにより、外的振動等に左右されない信頼性の高いカバーオープンスイッチ機構を提供できる。
【0049】
以上説明したように、本発実施形態にあっては、可動カバー部が閉まったことの判断を、検出スイッチが押圧から所定時間解除されたことを確認してから行うことにより、より一層の誤検知防止による検出機構の動作信頼性の向上が図れる。
【0050】
尚、動作確認のための時間は前述した1秒に限定する必要はなく、適宜設定すればよい。
【0051】
〔第4実施形態〕
次にカバー開閉検出装置の第4実施形態について説明する。尚、ここでも本実施形態の特徴となる構成について説明し、その他の構成については第1実施形態と同一であるものとする。
【0052】
図8はアクセスカバー3が閉っている状態から開いた状態に移行した場合のフローチャートである。このフローチャートに示すように、アクセスカバー3が開いたときにキャリッジ8aをインク及びヘッド交換位置に自動的に移動させることにより、アクセスカバー3を開いた後で更にインク、ヘッド交換ポジションにキャリッジ8aを移動させるための操作を省略できる。よって、より使い勝手の良い記録装置を提供できる。
【0053】
このように、本実施形態によれば、可動カバー部材を開けることにより、記録手段が固定カバー部材に被覆されていない位置に移動、停止するように構成することにより、使用者のワンアクションで記録装置がインクタンク交換やヘッド交換可能な状態となるため、使い勝手の向上となる。
〔第5実施形態〕
前述した実施形態ではスイッチ押圧部18,19,20を一体的に構成した例を示したが、これは検出スイッチ押圧部18とは少なくとも電源スイッチ押圧部19とを一体的に構成したものであればよい。
【0054】
また、前述した各実施形態では記録手段としてインクジェット記録方式を用いた例を示したが、記録手段は他の記録方式、例えば熱転写記録、感熱記録、電子写真記録等の各種記録方式を用いてもよい。
【0055】
さらに、前述した実施形態ではカバー開閉検出装置を記録装置に用いた例を示したが、これは記録装置のみならず、例えば読取センサをスキャンして原稿情報を読み取る読取装置等であっても好適に用いることが可能である。
【0056】
【発明の効果】
本発明は前述のように構成したために、センサー誤検知やスイッチ・押圧部の故障が発生せず、長期にわたる動作性能の信頼性を確保し、且つコストパフォーマンスの優れたカバーオープンセンサ機構を有する記録装置を提供できる。
【0057】
また、前記可動カバー部材のカム部を、可動カバー部材の回転中心と同軸上に中心を持つ部分と、他に回転中心を持つ部分からなる偏心カムにすることにより、可動カバー部材を全開にしたときの可動カバー部材の変形や、固定カバー部材との嵌合部の浮きが発生した場合でも、必要以上に検出スイッチを押圧することなく、検出スイッチを保護しつつ、且つカバーオープン時の検出を安定的に確実に行うことができる。
【0058】
更に、前記可動カバー部材が閉まったことの判断は、前記検出スイッチが押圧から所定時間解除されたことを確認してから行うようにすることにより、より一層の誤検知防止による検出機構の動作信頼性の向上が図れる。
【0059】
また、前記構成のスイッチ検出装置を備えた記録装置を構成し、前記可動カバー部材を開けたときに、記録手段が固定カバー部材に覆われていない位置に移動した後で停止するように構成することにより、使用者のワンアクションで記録装置がインクタンク交換やヘッド交換可能な状態となるため、使い勝手のよい記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動カバー部材が開いた状態の斜視説明図である。
【図2】可動カバー部材が閉じた状態の斜視説明図である。
【図3】装置内部の斜視説明図である。
【図4】オペレーションキーの説明図である。
【図5】可動カバー部材の開閉とオペレーションキーの動作説明図である。
【図6】アクセスカバーカム部の拡大説明図である。
【図7】アクセスカバーが開いている状態から閉る状態に移行したことを判断する場合の判断フローチャートである。
【図8】アクセスカバーが閉っている状態から開いた状態に移行した場合のフローチャートである。
【図9】従来技術に係るカバーオープンスイッチ機構の説明図である。
【図10】従来技術に係るカバーオープンスイッチ機構の説明図である。
【符号の説明】
A …記録装置本体
P …記録媒体
1 …メインケース
2 …ボトムケース
3 …アクセスカバー
4 …シャーシ
5 …給送ユニット
6 …搬送ユニット
7 …排出ユニット
8 …キャリッジユニット
8a …キャリッジ
8b …ガイド軸
8c …インクタンク
9 …回復ユニット
10 …排出トレイ
11 …パワーキー
12 …リジュームキー
13 …ライトガイド
14 …オペレーションキー
15 …メイン基板
16 …カバーオープンスイッチ
17 …カバーオープンキー
18,19,20 …スイッチ押圧部
21 …キーカム部
22 …アクセスカバーカム部
22a …小カム部
22b …大カム部
22c …曲率中心
23,24,25 …弾性変形部
26 …回転軸
27 …ストッパ

Claims (5)

  1. 装置本体に対して固定された固定カバー部材と、
    前記固定カバー部材に対して回動可能な可動カバー部材と、
    前記可動カバー部材の開閉検出を行う検出スイッチと、
    前記装置本体の電源スイッチと、
    前記検出スイッチを押圧可能な検出スイッチ押圧部と、
    前記電源スイッチを押圧可能な電源スイッチ押圧部と、
    を有し、
    前記可動カバー部材は前記検出スイッチ押圧部を検出スイッチ押圧方向へ変位させるカム部を有し、前記検出スイッチ押圧部と前記電源スイッチ押圧部は、それぞれの動作が干渉しないようにそれぞれ弾性変形領域をもって一体的に構成されていることを特徴とするカバー開閉検出装置。
  2. 前記カム部は前記可動カバー部材の回動中心と同軸上に回動中心をもつ第一カム部と、前記回動中心とは別の位置に回動中心をもつ第二カム部とを有する偏心カムであることを特徴とする請求項1記載のカバー開閉検出装置。
  3. 前記検出スイッチの押圧が所定時間解除されたときに前記可動カバー部材が閉じたと判別することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカバー開閉検出装置。
  4. 記録媒体を搬送する搬送手段と、前記記録媒体に記録を行う記録手段とを有する装置本体と、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のカバー開閉検出装置と、を有することを特徴とする記録装置。
  5. 前記記録手段は記録ヘッドを搭載したキャリッジを移動させて記録を行うシリアル記録手段であり、前記可動カバー部材を開くと、前記キャリッジが固定カバー部材に覆われていない位置に移動後に停止することを特徴とする請求項4記載の記録装置。
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