JP4054320B2 - 薄膜パターンの形成方法および磁気抵抗効果素子の形成方法 - Google Patents

薄膜パターンの形成方法および磁気抵抗効果素子の形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、基体上への薄膜パターンの形成方法、およびこの薄膜パターンを含む磁気抵抗効果素子の形成方法に関する。
従来より、薄膜形成プロセスを利用して形成される薄膜磁気ヘッドや半導体デバイス等の電子・磁気デバイスにおいては、各種の薄膜パターンが多用されている。例えば、薄膜磁気ヘッドでは磁性薄膜等を積層した磁気抵抗効果(MR;Magnetoresistive)素子が用いられ、半導体デバイスにおいては、導電性薄膜からなる配線パターンが用いられる。このような薄膜パターンとしては、島状あるいは帯状の薄膜パターンのほか、スルーホール(開口)を有する薄膜パターンが用いられる場合もある。
これらの薄膜パターンを形成する方法としては、レジストパターンをマスクとして利用したドライエッチング法がある。この方法は、まず、基板上に全面に亘って薄膜を形成したのち、この薄膜の上にフォトリソグラフィ等により所望のパターン形状を有するレジストパターンを形成する。次いで、このレジストパターンにアンダーカットを形成する。さらに、アンダーカットを形成したレジストパターンをマスクとしてイオンミリング等のドライエッチングを施すことにより、所望の形状を有する薄膜パターンを形成するというものである。このドライエッチング法については、例えば、特許文献1に開示されている。
特表2003−517693号公報
ところで、最近では、電子・磁気デバイスの小型化が著しく進んでおり、これに伴って薄膜パターンの微小化に対する要求も高まっている。しかしながら、上記のようなドライエッチング法を用いて微小な薄膜パターンを形成しようとした場合には、バリなどの発生によって高精度な薄膜パターンが得られないという問題が生じることがあった。すなわち、微小な薄膜パターンを形成するにはレジストパターンの寸法をも微小化する必要があるので、レジストパターンにおけるアンダーカット部分の幅および高さについても小さくせざるを得ない。ところが、アンダーカット部分の寸法が極端に小さくなると、図21に示したように、ドライエッチング時に基板101上から除去されて飛散した薄膜の一部が再付着物109としてレジストパターン105のアンダーカット部分108の端面近傍に再付着し、さらに、この再付着物109を介してレジストパターン105と、形成対象である薄膜パターン117の端面または上面とが繋がってしまう場合が生じる。このような場合には、レジストパターン105のリフトオフ操作が不可能となり、または可能であったとしても薄膜パターン117の周縁部にバリを発生させてしまうこととなる。したがって、微小な寸法のレジストパターンを利用した場合であっても、バリの発生がない、円滑なリフトオフ操作を行うことができる薄膜パターンの形成方法が望まれている。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、微小な寸法を有する薄膜パターンをより高精度、かつ容易に形成することのできる薄膜パターンの形成方法を提供することにある。本発明の第2の目的は、上記のような薄膜パターンの形成方法を利用した磁気抵抗効果素子の形成方法を提供することにある。
本発明に係る第1の薄膜パターンの形成方法は、基体上に第1の薄膜を形成する工程と、この第1の薄膜上に無機材料を用いて可溶層を形成する工程と、この可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも可溶層パターンを除去する工程とを含むようにしたものである。ここで、「可溶層」とは、所定の溶剤によって溶解される層を意味する。
本発明に係る第2の薄膜パターンの形成方法は、基体上に第1の薄膜を形成する工程と、この第1の薄膜上に水溶性樹脂またはDLCを用いて可溶層を形成する工程と、この可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、N−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いてレジストパターンおよび可溶層パターンを除去する工程とを含むようにしたものである。
本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、薄膜とレジストパターンとの間に可溶層を形成するので、薄膜とレジストパターンとが可溶層によって互いに隔てられた構造となる。さらに、レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより薄膜および可溶層を選択的に除去し、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用いて少なくとも可溶層パターンを除去するようにしたので、薄膜パターンとレジストパターンとが容易に分離される。特に、可溶層パターンと共にレジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、可溶層パターンと共にレジストパターンを除去するようにすれば、形成工程が簡略化される。
また、本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、さらに、レジストパターンと、第1の薄膜および可溶層が除去された領域とを覆うように第2の薄膜を形成する工程を含み、上記の溶剤を用いて少なくとも可溶層パターンを溶解除去することにより第2の薄膜パターンを形成するようにしてもよい。
本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、可溶層を形成するにあたり、無機材料として銅(Cu)を少なくとも含む金属を用いた場合、溶剤として少なくともN−メチルピロリドンを含む有機溶剤を用いることが望ましい。また、無機材料としてニッケル(Ni)および鉄(Fe)を少なくとも含む金属を用いた場合には、溶剤として芳香族炭化水素とフェノールとオクチルベンゼンスルホン酸とを少なくとも含む有機溶剤を用いることが望ましい。
本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、有機材料を用いて可溶層を形成するようにすることもできる。ここで、有機材料として、例えば水溶性樹脂またはダイヤモンドライクカーボン(DLC)を用いることができ、その場合には溶剤としてN−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いることが望ましい。
本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、さらに、レジストパターンにアンダーカットを形成する工程を含むようにすることが望ましい。
本発明に係る薄膜パターンの形成方法では、島状または帯状をなす孤立型のレジストパターンを形成し、この孤立型のレジストパターンと同形をなす孤立型の第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成するようにしてもよい。あるいは、開口を有する開口型のレジストパターンを形成し、この開口型のレジストパターンと同形の開口を有する開口型の第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成するようにしてもよい。
本発明に係る第1の磁気抵抗効果素子の形成方法は、基体上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、磁気抵抗効果膜上に無機材料を用いて可溶層を形成する工程と、この可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、磁気抵抗効果膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、レジストパターンと、磁気抵抗効果膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む金属膜を形成する工程と、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも可溶層パターンを除去することにより、磁気抵抗効果膜パターンの両側に、磁区制御層を含む一対の金属膜パターンを形成する工程とを含むようにしたものである。
本発明に係る第2の磁気抵抗効果素子の形成方法は、基体上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、磁気抵抗効果膜上に、水溶性樹脂またはDLCを用いて可溶層を形成する工程と、可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、磁気抵抗効果膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、レジストパターンと、磁気抵抗効果膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む金属膜を形成する工程と、N−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いてレジストパターンおよび可溶層パターンを除去することにより、磁気抵抗効果膜パターンの両側に、磁区制御層を含む一対の金属膜パターンを形成する工程とを含むようにしたものである。
本発明に係る磁気抵抗効果素子の形成方法では、磁気抵抗効果膜とレジストパターンとの間に可溶層を形成するので、磁気抵抗効果膜とレジストパターンとが可溶層によって互いに隔てられた構造となる。さらに、レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用いて少なくとも可溶層パターンを除去するようにしたので、磁気抵抗効果膜パターンとレジストパターンとが容易に分離される。特に、可溶層パターンと共にレジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、可溶層パターンと共にレジストパターンを除去するようにすれば、形成工程が簡略化される。
本発明に係る磁気抵抗効果素子の形成方法では、金属膜を形成する工程が、強磁性膜上に導電膜を形成する工程を含み、一対の金属膜パターンがそれぞれ導電リード層を含むようにしてもよい。
本発明に係る第1および第2の薄膜パターンの形成方法によれば、基体上に第1の薄膜を形成する工程と、この第1の薄膜上に無機材料、水溶性樹脂またはDLCを用いて可溶層を形成する工程と、この可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも可溶層パターンを溶解除去する工程とを含むようにしたので、第1の薄膜パターンの端部における型くずれの発生を抑制し、より正確にエッチングすることができるうえ、可溶層パターンによって隔てられた第1の薄膜パターンとレジストパターンとを容易に分離することができる。したがって、より微小な寸法を有する第1の薄膜パターンを含む薄膜パターンを高精度かつ容易に形成することができる。特に、レジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、可溶層パターンと共にレジストパターンを除去するようにすれば、形成工程を簡略化し、より低コスト化を図ることができる。
本発明に係る第1および第2の磁気抵抗効果素子の形成方法によれば、基体上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、この磁気抵抗効果膜上に無機材料、水溶性樹脂またはDLCを用いて可溶層を形成する工程と、この可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、磁気抵抗効果膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、レジストパターンと、磁気抵抗効果膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む金属膜を形成する工程と、少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも可溶層パターンを除去することにより、磁気抵抗効果膜パターンの両側に、磁区制御層を含む一対の金属膜パターンを形成する工程とを含むようにしたので、磁気抵抗効果膜パターンの端部における型くずれの発生を抑制し、より正確にエッチングすることができるうえ、可溶層パターンによって隔てられた磁気抵抗効果膜パターンとレジストパターンとを容易に分離することができる。したがって、より微小な寸法を有する磁気抵抗効果膜パターンを含む磁気抵抗効果素子を高精度かつ容易に形成することができる。特に、レジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、可溶層パターンと共にレジストパターンを除去するようにすれば、形成工程を簡略化し、より低コスト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
最初に、図1〜図7を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの形成方法について、以下に説明する。
図1は、アルティック(Al23・TiC)等の基体上に必要に応じて所定の機能膜が形成された基板1の上に形成され、輪郭7で画定された島状のパターン形状を有する第1の薄膜パターン17と、この第1の薄膜パターン17の周囲を覆う第2の薄膜パターン18とを示すものである。図1(A)は平面構成を示し、図1(B)は、図1(A)におけるIA−IA切断線に沿った矢視方向の断面構成を示す。
第1の薄膜パターン17は、図1(A)に示したように、例えば、微小な幅W(例えば0.18μm)および長さL(例えば3μm)を有する第1領域17Aと、この第1領域17Aの両端にそれぞれ隣接するほぼ正方形をなす一対の第2領域17Bとによって構成された平面形状をなしている。第1および第2の薄膜パターン17,18の構成材料は、例えば導電性材料であってもよいし絶縁性材料であってもよい。または磁性材料であってもよいし非磁性材料であってもよい。また、第1および第2の薄膜パターン17,18の構造は、単層構造であってもよいし、複数の層が積層された積層構造であってもよい。
これら第1および第2の薄膜パターン17,18の形成方法は、基板1上に、のちに第1の薄膜パターン17となる第1の薄膜を形成する工程と、この第1の薄膜上に可溶層を形成する工程と、この可溶層の上にレジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、レジストパターンと第1の薄膜および可溶層が除去された領域とを覆うように第2の薄膜を形成する工程と、レジストパターンおよび可溶層パターンを共に溶解可能な溶剤を用い、レジストパターンおよび可溶層パターンを1回の操作で溶解除去する工程とを含むものである。以下、各工程について詳細に説明する。
まず、図2に示したように、基板1上に、最終的に得られる第1の薄膜パターン17となる第1の薄膜17Zを、例えばタンタル(Ta)を構成材料として用いてスパッタリング法により全面に亘って形成する。
次に、第1の薄膜17Zを全面に亘って覆うように、例えばスパッタリング法を用いて可溶層2を形成する。ここでは、例えば銅(Cu)を構成材料として用いて、例えば0.5nmの厚みをなすように可溶層2を形成する。続いて、可溶層2を全面に亘って覆うように、例えばスピンコート法を用いて、下部レジスト層3と上部レジスト層4とを順次積層する。ここでは、例えば、アルカリ可溶性樹脂であるポリメチルグルタルイミド(PMGI)を主成分とするレジスト材料を塗布し、必要に応じて加熱処理をおこなって50nm程度の厚みをなすように下部レジスト層3を形成する。こののち、例えばポリヒドロキシスチレンを主成分とするポジレジスト材料を塗布し、必要に応じて加熱処理をおこなって0.5μm程度の厚みをなすように上部レジスト層4を形成する。
次いで、下部レジスト層3および上部レジスト層4に対するフォトリソグラフィ処理を施すことにより、2層レジストパターン5を形成する。具体的には、まず、図3に示したように、所定形状の開口部6Eを有するフォトマスク6を介して下部および上部レジスト層3,4を選択的に露光して潜像部分4Eを形成する。そののち、例えば120℃の雰囲気で60秒間の加熱処理を行い、さらに、所定の現像液(例えば、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液)を用いて潜像部分4Eと下部レジスト層3の一部を溶解除去することにより現像し、水洗および乾燥をおこなう。こうすることにより、図4(A),(B)に示したように、下層部分3Aおよび上層部分4Aからなり、輪郭7Aで画定された島状をなす孤立型の2層レジストパターン5が形成される。この2層レジストパターン5は、図4(A)に示したように、例えば、形成対象とする第1の薄膜パターン17の幅Wおよび長さLに対応する寸法(幅W1および長さL1)を有する第1領域5Aと、この第1領域5Aの両端にそれぞれ隣接し、ほぼ正方形をなす一対の第2領域5Bとを含んでいる。なお、図4(A)は、図3に続く工程における平面構成を表し、図4(B)は、図4(A)におけるIVB−IVB切断線に沿った矢視方向の断面構成を表す。
この場合、下部レジスト層3にアルカリ可溶性樹脂を用いているので、アルカリ現像液を用いることにより、図4(B)に示したようなアンダーカット部分8を形成することができる。アンダーカット部分8の幅W2の大きさは、例えば、現像液の濃度や現像時間により制御することができる。なお、幅W2の最適値は、可溶層2および第1の薄膜14Zの材質や厚み、2層レジストパターンの大きさ、下層部分3Aおよび上層部分4Aの厚み、あるいはドライエッチングの方法などの様々な条件を考慮して決定されるべきものである。
2層レジストパターン5を形成したのち、図5に示したように、この2層レジストパターン5をマスクとして利用し、例えばイオンミリングや反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching;RIE)等のドライエッチング法を用いて第1の薄膜17Zおよび可溶層2を選択的にエッチングし、2層レジストパターン5と同形の島状をなす孤立型の第1の薄膜パターン17および可溶層パターン2Aを形成する。ここでは、可溶層2が第1の薄膜17Zを覆った状態でドライエッチングをおこなうので、パターニングされる第1の薄膜パターン17の端部17Tは型くずれを起こしにくい。ところが可溶層2を形成しない場合には、図21に示した従来の薄膜パターン117のように、端部117Tが型くずれを起こし丸みを帯びた状態となってしまう。これに対し本実施の形態では、上記したように端部17Tが型くずれを起こしにくいので、第1の薄膜パターン17は2層レジストパターン5の輪郭7Aに対応し、より正確に画定される。また、このエッチング操作の際には、基板1上から一旦除去されて飛散した第1の薄膜17Zの一部が、再付着物9として2層レジストパターン5の端面や可溶層パターン2Aの端面に再付着することとなる。
こののち、図6に示したように、エッチングにより露出した基板1と2層レジストパターン5とを覆うように、例えば金(Au)を構成材料として第2の薄膜18Zをスパッタリング等により形成する。最後に、第2の薄膜18Zに覆われた2層レジストパターン5をリフトオフ操作により除去する。ここでは、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な所定の溶剤、例えば50℃に保持されたN−メチルピロリドンなどの有機溶剤を用い、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去する。以上の操作により、図7に示したように、輪郭7で画定された島状をなす孤立型の第1の薄膜パターン17と、この第1の薄膜パターン17を取り囲み、その周縁部に隣接するように配置された第2の薄膜パターン18とを有する薄膜パターンが完成する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の薄膜17Zと2層レジストパターン5との間に例えば銅からなる可溶層2を形成するので、第1の薄膜17Zと2層レジストパターン5とが可溶層2によって互いに隔てられた構造とすることができる。さらに、島状をなす孤立型の2層レジストパターン5をマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜17Zおよび可溶層2を選択的に除去するようにしたので、第1の薄膜パターン17の端部17Tにおける型くずれの発生を抑制し、より正確にエッチングすることができる。また、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な溶剤を用いて2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去するようにしたので、第1の薄膜パターン17にバリを発生させることなく、第1の薄膜パターン17と2層レジストパターン5とを容易に分離することができる。しかも、1回の操作で2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aの双方を溶解除去するので、これらを個別の溶剤を用い、個別の操作で除去操作を行う場合と比べて工程を簡略化できる。このように、本実施の形態によれば、より微小な寸法を有し、輪郭7で画定された孤立型の第1の薄膜パターン17を高精度かつ容易に形成することができる。なお、第1の薄膜パターン17の形状は、図1に示した輪郭7で画定された形状に限らず、単なる矩形や円形、または細長い帯状であってもよく、その場合にも上記の効果が得られる。
[第2の実施の形態]
次に、図8〜図14を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る薄膜パターンの形成方法について、以下に説明する。
上記第1の実施の形態では、島状をなす孤立型の2層レジストパターンを用いて、この孤立型の2層レジストパターンと同形の孤立型の薄膜パターンを形成する場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、開口を有する開口型レジストパターンを用いて、この開口と同形の開口を有する開口型の薄膜パターンを形成する場合について説明する。
図8は、基板1の上に形成され、輪郭7で画定された開口を有する第1の薄膜パターン27と、この第1の薄膜パターン27の開口を埋めるように形成された第2の薄膜パターン28とを示すものである。図8(A)は平面構成を示し、図8(B)は、図8(A)におけるVIIIA−VIIIA切断線に沿った矢視方向の断面構成を示す。
第1の薄膜パターン27の開口は、図8(A)に示したように、例えば、幅W(例えば0.18μm)および長さL(例えば3μm)を有する第1領域27Aと、この第1領域27Aの両端にそれぞれ隣接するほぼ正方形をなす一対の第2領域27Bとによって構成された平面形状をなしている。以下、図8に示した第1および第2の薄膜パターン27,28の形成方法について詳細に説明する。
まず、図9に示したように、基板1上に、最終的に得られる第1の薄膜パターン27となる第1の薄膜27Zを、例えばタンタルを構成材料として用いてスパッタリング法により全面に亘って形成する。次に、第1の薄膜27Zを全面に亘って覆うように、例えばスパッタリング法を用いて可溶層2を形成する。ここでは、例えばニッケル鉄合金(NiFe)を構成材料として用いて、例えば0.5nmの厚みをなすように可溶層2を形成する。続いて、可溶層2を全面に亘って覆うように、例えばスピンコート法を用いて、第1の実施の形態と同様にして下部レジスト層3と上部レジスト層4とを順次積層する。
次いで、下部レジスト層3および上部レジスト層4に対するフォトリソグラフィ処理を施すことにより、2層レジストパターン5を形成する。具体的には、まず、図10に示したように、所定形状の開口部6Eを有するフォトマスク6を介して下部および上部レジスト層3,4を選択的に露光して潜像部分4Eを形成する。そののち、例えば120℃の雰囲気で60秒間の加熱処理を行い、さらに、所定の現像液(例えば、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド水溶液)を用いて潜像部分4Eを溶解除去することにより現像し、水洗および乾燥をおこなう。こうすることにより、図11(A),(B)に示したように、下層部分3Aおよび上層部分4Aからなり、輪郭7Aで画定された開口を有する開口型の2層レジストパターン25が形成される。この2層レジストパターン25の開口は、図11(A)に示したように、例えば、形成対象とする第1の薄膜パターン27の幅Wおよび長さLに対応する寸法(幅W1および長さL1)を有する第1領域25Aと、この第1領域25Aの両端にそれぞれ隣接するほぼ正方形をなす一対の第2領域25Bとを含んでいる。なお、図11(A)は、図10に続く工程における平面構成を表し、図11(B)は、図11(A)におけるXIB−XIB切断線に沿った矢視方向の断面構成を表す。
2層レジストパターン25を形成したのち、図12に示したように、この2層レジストパターン25をマスクとして利用し、ドライエッチング法を用いて第1の薄膜27Zおよび可溶層2を選択的にエッチングし、2層レジストパターン25と同形の開口を有する開口型の第1の薄膜パターン27および可溶層パターン2Aを形成する。このエッチング操作の際には、基板1上から一旦除去されて飛散した第1の薄膜27Zの一部が、再付着物9として2層レジストパターン25の端面や可溶層パターン2Aの端面に再付着することとなる。
こののち、図13に示したように、エッチングにより露出した基板1と2層レジストパターン25とを覆うように、第2の薄膜28Zをスパッタリング等により形成する。最後に、第2の薄膜28Zに覆われた2層レジストパターン25をリフトオフ操作により除去する。ここでは、2層レジストパターン25および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な所定の溶剤、例えば90℃に保持された芳香族炭化水素(60wt%)とフェノール(20wt%)とオクチルベンゼンスルホン酸(20wt%)との混合有機溶剤を用い、2層レジストパターン25および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去する。以上の操作により、図14に示したように、輪郭7で画定された開口を有する開口型の第1の薄膜パターン27と、この第1の薄膜パターン27の開口を埋めるように形成された第2の薄膜パターン28とを有する薄膜パターンが完成する。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の薄膜27Zと2層レジストパターン25との間に例えばNiFeからなる可溶層2を形成するので、第1の薄膜27Zと2層レジストパターン25とが可溶層2によって互いに隔てられた構造とすることができる。さらに、開口を有する開口型の2層レジストパターン25をマスクとしたドライエッチングにより第1の薄膜27Zおよび可溶層2を選択的に除去するようにしたので、第1の薄膜パターン27の端部27Tにおける型くずれの発生を抑制し、より正確にエッチングすることができる。また、2層レジストパターン25および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な溶剤を用いて2層レジストパターン25および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去するようにしたので、第1の薄膜パターン27にバリを発生させることなく、第1の薄膜パターン27と2層レジストパターン25とを容易に分離することができる。しかも、1回の操作で2層レジストパターン25および可溶層パターン2Aの双方を溶解除去するので、これらを個別の溶剤を用い、個別の操作で除去操作を行う場合と比べて工程を簡略化できる。このように、本実施の形態によれば、より微小な寸法を有し、輪郭7で画定された開口型の第1の薄膜パターン27を高精度かつ容易に形成することができる。なお、第1の薄膜パターン27における開口の形状は、図8に示した輪郭7で画定された形状に限らず、単なる矩形や円形、または細長い帯状であってもよく、その場合にも上記の効果が得られる。
[第3の実施の形態]
続いて、主に図15〜図20を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る磁気抵抗効果素子(以下、MR素子という。)の形成方法について以下に説明する。
まず、図15〜図17を参照して、本実施の形態に係るMR素子の形成方法により形成されるMR素子を備えた薄膜磁気ヘッドの構成について説明する。
図15は、磁気ヘッド装置におけるスライダの一側面に形成された薄膜磁気ヘッド10の構造を表す分解斜視図である。図16は、図15に示したXVI−XVI線に沿った矢視方向の構造を表す断面図を表し、図17は、図16に示したXVII矢視方向から眺めた断面図である。
図15および図16に示したように、薄膜磁気ヘッド10は、スライダの基体100に近い側から順に、再生ヘッド部10Aと記録ヘッド部10Bとが積層されて一体に構成されたものである。再生ヘッド部10Aは、磁気記録媒体(図示せず)に記録された磁気情報を再生するためのものであり、一方の記録ヘッド部10Bは、磁気記録媒体の記録トラックに磁気情報を記録するためのものである。
再生ヘッド部10Aは、図15および図16に示したように、磁気記録媒体の記録面と対向するエアベアリング面(ABS;Air Bearing Surface)100Fに露出する側において、例えば、基体100の上に、下部シールド層11、下部ギャップ層12、MR素子10C、上部ギャップ層20および上部シールド層21が順に積層された構造を有している。
MR素子10Cは、磁気抵抗効果膜パターン(以下、MR膜パターンという。)14と、その両隣に延在する一対の磁区制御層15L,15Rと、その一対の磁区制御層15L,15Rの上に形成された一対の導電リード層16L,16Rとを含んでいる。MR膜パターン14は、図17に示したように、例えば下部ギャップ層12の上に、下地層31、固定作用層(ピンニング層)32、被固定層(ピンド層)33、非磁性層34、磁気感受層(磁気フリー層)35および保護層36とが順に積層されたスピンバルブ構造を有している。MR膜パターン14は、磁気記録媒体に記録された情報を読み出すセンサ部分として機能する。一対の磁区制御層15L,15Rおよび一対の導電リード層16L,16Rは、磁気記録媒体の記録トラック幅方向に対応する方向(X方向)に沿ってMR膜パターン14を挟んで対向するように配置されている。磁区制御層15L,15Rは、例えばコバルト白金合金(CoPt)等を含む硬磁性材料により構成され、MR膜パターン14に含まれる磁気感受層35の磁区の向きを揃えて単磁区化することでバルクハウゼンノイズの発生を抑制するように機能する。導電リード層16L,16Rは、例えば、銅(Cu)などからなり、MR膜パターン14に対し、積層方向と直交する方向(X方向)にセンシング電流を流すための電流経路として機能するものであり、図15に示したように電極16LP,16RPにそれぞれ接続されている。
このような構成を有する再生ヘッド部10Aでは、MR膜パターン14の磁気感受層35の磁化方向が、磁気記録媒体からの信号磁界に応じて変化する。このため、MR膜パターン14に含まれる被固定層33の磁化方向との相対的変化を生じる。この際、一対の導電リード層16L,16Rを介して、MR膜パターン14内にセンシング電流を流すと、磁化方向の変化が電気抵抗の変化として現れる。これを利用することにより信号磁界を検出し、磁気情報を再生するようになっている。
記録ヘッド部10Bは、図15および図16に示したように、下部磁極としても機能する上部シールド層21、記録ギャップ層41、ポールチップ42、コイル43、絶縁層44、連結部45および上部磁極46を有している。このような構成を有する記録ヘッド部10Bは、コイル43に流れる電流により上部シールド層21と上部磁極46とを含んで構成される磁路内部に磁束を生じ、これにより記録ギャップ層41の近傍に生ずる信号磁界によって磁気記録媒体を磁化し、情報を記録するようになっている。
続いて、図2〜図4および図18〜20を参照して、本実施の形態に係るMR素子10Cの形成方法について説明する。
本実施の形態のMR素子10Cの形成方法は、基板上に、MR膜パターン14を形成する前段工程と、このMR膜パターン14の両端縁部と隣接接合するように一対の磁区制御層15L,15Rと一対の導電リード層16L,16Rとからなる一対の薄膜パターンを形成する後段工程とを含むものである。前段工程は、基板上に、のちにMR膜パターン14となるMR膜を形成する工程と、このMR膜上に可溶層を形成する工程と、この可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、このレジストパターンをマスクとしたドライエッチングによりMR膜および可溶層を選択的に除去し、MR膜パターン14および可溶層パターンを形成する工程とを含んでいる。一方、後段工程は、レジストパターンと、MR膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む薄膜を形成する工程と、レジストパターンおよび可溶層を共に溶解可能な溶剤を用い、レジストパターンおよび可溶層パターンを1回の操作で溶解除去することにより、MR膜パターン14の両側に、一対の磁区制御層15L,15Rを含む一対の薄膜パターンを形成する工程とを含んでいる。上記の薄膜を形成する工程は、強磁性膜上に導電膜を形成する工程を含んでおり、一対の薄膜パターンがそれぞれ導電リード層を含むようにするものである。以下、詳細を説明する。
まず、図2に示したように、アルティック(Al23・TiC)等の基体100上に下部シールド層11と下部ギャップ層12とが順に形成された基板1の上に、MR膜14Zを全面に亘って形成する。具体的には、スパッタリング等を用いて、下地層31、固定作用層32、被固定層33、非磁性層34、磁気感受層35および保護層36とを順に積層することによって、例えば50nmの厚みのMR膜14Zを形成する。
次に、MR膜14Zを全面に亘って覆うように、例えばスピンコート法を用いて可溶層2を形成する。ここでは、例えばポリビニルアルコールなどの水溶性樹脂を構成材料として用いて、例えば2nmの厚みをなすように可溶層2を形成する。ポリビニルアルコールの替わりにダイヤモンドライクカーボン(DLC)を構成材料として用いるようにしてもよい。続いて、可溶層2を全面に亘って覆うように、例えばスピンコート法を用いて、下部レジスト層3と上部レジスト層4とを順次積層する。
次いで、下部レジスト層3および上部レジスト層4に対するフォトリソグラフィ処理を施すことにより、2層レジストパターン5を形成する。具体的には、まず、図3に示したように、フォトマスク6を介して下部および上部レジスト層3,4を選択的に露光して潜像部分4Eを形成する。フォトマスク6には、所定形状の開口部6Eが設けられている。そののち、例えば120℃の雰囲気で60秒間の加熱処理を行い、さらに、所定の現像液を用いて潜像部分4Eを溶解除去することにより現像し、水洗および乾燥をおこなう。こうすることにより、図4(A),(B)に示したように、下層部分3Aおよび上層部分4Aからなり、輪郭7で画定された島状をなす孤立型の2層レジストパターン5が形成される。この2層レジストパターン5は、図4(A)に示したように、例えば、形成対象とするMR膜パターン14に対応する寸法(幅W1および長さL1)を有する第1領域5Aと、この第1領域5Aの両端にそれぞれ隣接し、ほぼ正方形をなす一対の第2領域5Bとを含んでいる。
2層レジストパターン5を形成したのち、図18に示したように、この2層レジストパターン5をマスクとして利用し、ドライエッチング法を用いてMR膜14Zおよび可溶層2を選択的にエッチングし、MR膜パターン14および可溶層パターン2Aを形成する。ここでは、可溶層2がMR膜14Zを覆った状態でドライエッチングを行うので、パターニングされるMR膜パターン14の端部14Tは型くずれを起こしにくい。このため、MR膜パターン14は2層レジストパターン5の輪郭に対応し、より正確に画定される。また、このエッチング操作の際には、基板1上から一旦除去されて飛散したMR膜14Zの一部が、再付着物9として2層レジストパターン5の端面や可溶層パターン2Aの端面に再付着することとなる。以上により、前段工程の操作が終了する。
こののち、図19に示したように、エッチングにより露出した基板1と2層レジストパターン5とを覆うように、強磁性膜15Zと導電膜16Zとを順に積層する。ここで、強磁性膜15Zおよび導電膜16Zが、本発明における「金属膜」に対応する一具体例である。最後に、強磁性膜15Zと導電膜16Zとに覆われた2層レジストパターン5をリフトオフ操作により除去する。ここでは、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な所定の溶剤、例えば50℃に保持されたN−メチルピロリドンなどの有機溶剤を用い、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去する。以上により、後段工程の操作が終了し、図20に示したように、MR膜パターン14と、このMR膜パターン14の両端縁部に隣接するように対向配置された一対の磁区制御層15L,15Rおよび一対の導電リード層16L,16Rとを有するMR素子10Cが完成する。
このように、本実施の形態によれば、MR膜14Zと2層レジストパターン5との間に可溶層2を形成するので、MR膜14Zと2層レジストパターン5とがポリビニルアルコールなどの水溶性樹脂からなる可溶層2によって互いに隔てられた構造とすることができる。さらに、2層レジストパターン5をマスクとしたドライエッチングによりMR膜14Zおよび可溶層2を選択的に除去するようにしたので、MR膜パターン14の端部14Tにおける型くずれの発生を抑制し、より正確にエッチングすることができる。また、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な溶剤を用いて2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去するようにしたので、MR膜パターン14にバリを発生させることなく、MR膜パターン14と2層レジストパターン5とを容易に分離することができる。したがって、より微小な寸法を有するMR膜パターン14を含むMR素子10Cを高精度かつ容易に形成することができる。
続いて、上記した第1から第3の実施の形態のうち、第1の実施の形態における具体的な実施例について説明する。
本実施例では、上記第1の実施の形態における薄膜パターンの形成方法に基づき、以下の要領で孤立型の第1の薄膜パターン17と、この第1の薄膜パターン17を取り囲み、その周縁部に隣接するように配置された第2の薄膜パターン18とを有する薄膜パターンを形成した。以下、図2〜図7を参照して詳細に説明する。
まず、図2に示したように、厚みが2mmであり直径が76.2mm(3インチ)である円板状のアルティック(Al23・TiC)からなる基板1を用意する。次に、この基板1の表面を覆うように、スパッタリング法によりタンタルからなる第1の薄膜17Zを全面に亘って30nmの厚みをなすように形成する。この際、スパッタリング装置としてアネルバ社製「SPF−740H」を用い、設定電力を1500W(直流)とした。また、直径203.2mm(8インチ)のタンタルのターゲットを用いた。成膜室内のアルゴン流量は15sccm(圧力を1気圧に変換したときの1分間当たりの1立方センチメートル単位の流量)とし、成膜室の圧力は0.25Paとした。さらに第1の薄膜17Zの析出速度は、1秒あたり15nm厚とした。
次に、第1の薄膜17Zを全面に亘って覆うように、例えばスパッタリング法を用いて可溶層2を形成した。ここでは、銅(Cu)を構成材料として用い、0.5nmの厚みをなすように可溶層2を形成したもの(実施例1)と、NiFeを構成材料として用い、0.5nmの厚みをなすように可溶層2を形成したもの(実施例2)との2つのサンプルを作製した。実施例1,2における成膜条件は、ターゲット材料が異なる以外、同一とした。具体的には、表1に示す。
Figure 0004054320
可溶層2を形成したのち、スピンコート法によりシプレイファーイースト社製の「LOL−500」を塗布し、これを180℃で300秒間保持する加熱処理を行い、50nm程度の厚みをなす下部レジスト層3を形成した。こののち、下部レジスト層3を覆うように、スピンコート法によりクラリアントジャパン社製の「AZ5105P」を塗布し、これを120℃で60秒間保持する加熱処理を行い、0.5μmの厚みをなすように上部レジスト層4を形成した。
次に、図3に示したように、フォトマスク6を介して下部および上部レジスト層2,3を選択的に露光して潜像部分4Eを形成した。ここでは、ニコン社製の露光装置「NSR−TFHEX14C」を用いて露光を行った。露光条件は、開口数NAを0.6、絞り(照明系の開口数NAとレンズのNAとの比)σを0.75、露光量(ドーズ量)設定を20mJ/cm2とし、ベストフォーカスとなるようにした。露光したのち、120℃の雰囲気で60秒間の加熱処理を行い、さらに、濃度2.38%のテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)溶液を用いて、パドル法(20秒間を1回)により潜像部分4Eを現像処理し、さらに、水洗および乾燥をおこなった。こうすることにより、図4(A),(B)に示したように、輪郭7Aで画定された島状をなす孤立型の2層レジストパターン5を形成した。詳細には、第1領域5Aにおいて幅W1が0.18μm、長さが3μmとなり、第2領域5Bにおいて3μm角となった。また、アンダーカット部分8の幅W2の大きさは、0.05μmとなった。
2層レジストパターン5を形成したのち、図5に示したように、この2層レジストパターン5をマスクとして利用し、ミリング法を用いて第1の薄膜17Zおよび可溶層2を選択的にエッチングし、2層レジストパターン5と同形の島状をなす孤立型の第1の薄膜パターン17および可溶層パターン2Aを形成した。具体的なミリング条件は、表2に示すとおりである。
Figure 0004054320
こののち、図6に示したように、エッチングにより露出した基板1と2層レジストパターン5とを覆うように第2の薄膜18Zを形成した。ここでは、金(Au)を構成材料として50nmの厚みをなすように、スパッタリング法により形成した。具体的なスパッタリング条件は、表3に示すとおりである。
Figure 0004054320
最後に、第2の薄膜18Zに覆われた2層レジストパターン5をリフトオフ操作により除去した。ここでは、2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを共に溶解可能な所定の溶剤(実施例1については、50℃に保持されたN−メチルピロリドン。実施例2については、90℃に保持された芳香族炭化水素(60wt%)とフェノール(20wt%)とオクチルベンゼンスルホン酸(20wt%)との混合有機溶剤)に1時間に亘って浸漬しつつ、揺動することにより2層レジストパターン5および可溶層パターン2Aを1回の操作で溶解除去した。以上の操作により、図7に示したように、バリ等がなく、高精度に輪郭7で画定された島状をなす孤立型の第1の薄膜パターン17と、この第1の薄膜パターン17を取り囲み、その周縁部に隣接するように配置された第2の薄膜パターン18とを有する薄膜パターンが完成した。
以上のように作製した実施例1および実施例2の第1および第2の薄膜パターン17,18について、走査型電子顕微鏡(日立製作所製「CD−SEM S7800」)により目視観察した結果、第1および第2の薄膜パターン17,18の境界部分およびその近傍にバリの発生がないことが確認できた。これに対し、可溶層2(可溶層パターン2A)を形成しない比較例としての薄膜パターンにおいては、約50%の確率でバリの発生が確認された。
以上により、本実施例によれば、バリを発生させることなく十分な精度を有する薄膜パターンを形成可能であることがわかった。
以上、いくつかの実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、上部レジスト層の形成にポジ型のフォトレジスト材料を用いるようにしたが、ネガ型のフォトレジスト材料を用いるようにしてもよい。また、上記実施の形態および実施例では、2層構造のレジストパターンを作製するようにしたが、単層のレジストパターンとしてもよい。その場合には、フォトリソグラフィ処理によりアンダーカットの形成を同時におこなうことのできる樹脂を用いることが望ましい。
また、上記実施の形態では、磁気抵抗効果素子として、ボトムスピンバルブ型のMR素子を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。トップスピンバルブ型MR素子でもよいし、あるいは、トンネル接合型MR(TMR;Tunneling Magnetoresistive)素子であってもよい。
また、上記の第1および第2の実施の形態では、第1の薄膜パターンと併せて第2の薄膜パターンも形成する場合について説明するようにしたが、いずれの場合も、第1の薄膜パターンのみ形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態および実施例では、レジストパターンと可溶層パターンとを共に溶解可能な溶剤を用いてレジストパターンおよび可溶層パターンの双方を1回の操作で除去する場合について説明するようにしたが、これに限定されるものではない。少なくとも可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用いるようにすれば本発明の効果は得られる。
本発明の薄膜パターンの形成方法は、薄膜磁気ヘッドにおける磁気抵抗効果素子の形成に限らず、半導体デバイス等の他の電子・磁気デバイスに含まれる各種の薄膜パターンの形成にも好適に用いることができる。例えば、マイクロマシンにおける配線パターンの形成や不揮発性磁気抵抗メモリ(MRAM;Magnetoresistive Random Access Memory)における薄膜磁気メモリ素子などのパターン形成などに応用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る薄膜パターンの形成方法によって形成される薄膜パターンを表す平面図および断面図である。 図1に示した薄膜パターンを形成する方法における一工程を表す断面図である。 図2に続く一工程を表す断面図である。 図3に続く一工程を表す平面図および断面である。 図4に続く一工程を表す断面図である。 図5に続く一工程を表す断面図である。 図6に続く一工程を表す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る薄膜パターンの形成方法によって形成される薄膜パターンを表す平面図および断面図である。 図8に示した薄膜パターンを形成する方法における一工程を表す断面図である。 図9に続く一工程を表す断面図である。 図10に続く一工程を表す平面図および断面である。 図11に続く一工程を表す断面図である。 図12に続く一工程を表す断面図である。 図13に続く一工程を表す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る磁気抵抗効果素子の形成方法によって形成される磁気抵抗効果素子を含む薄膜磁気ヘッドの構成を示す分解斜視図である。 図15に示した薄膜磁気ヘッドのXVI−XVI線に沿った矢視方向の構造を示す断面図である。 図15に示した薄膜磁気ヘッドの図16におけるXVII矢視方向から眺めた構造を示す断面図である。 図15に示した磁気抵抗効果素子を形成する方法における一工程を表す断面図である。 図18に続く一工程を表す断面図である。 図19に続く一工程を表す断面図である。 従来の薄膜パターンの形成方法における一工程を表す断面図である。
符号の説明
1…基板、2…可溶層、2A…可溶層パターン、3…下部レジスト層、3A…下層部分、4…上部レジスト層、4A…上層部分、4E…潜像部分、5,25…2層レジストパターン、6…フォトマスク、6E…開口部、7,7A…輪郭、8…アンダーカット部分、9…再付着物、10…薄膜磁気ヘッド、10A…再生ヘッド部、10B…記録ヘッド部、10C…磁気抵抗効果(MR)素子、11…下部シールド層、12…下部ギャップ層、13…絶縁層、13Z…絶縁膜、14…MR膜パターン、14T…端部、14Z…MR膜、15L,15R…磁区制御層、15Z…強磁性膜、16L,16R…導電リード層、16Z…導電膜、17,27…第1の薄膜パターン、17T,27T…端部、17Z,27Z…第1の薄膜、18,28…第2の薄膜パターン、18Z,28Z…第2の薄膜、20…上部ギャップ層、21…上部シールド層、31…下地層、32…固定作用層、33…被固定層、34…非磁性層、35…磁気感受層、36…保護層、37…トンネルバリア層、41…記録ギャップ層、42…ポールチップ、43…コイル、44…絶縁層、45…連結部、46…上部磁極、47…下部磁極。

Claims (13)

  1. 基体上に第1の薄膜を形成する工程と、
    前記第1の薄膜上に、無機材料を用いて可溶層を形成する工程と、
    前記可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより前記第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、
    少なくとも前記可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも前記可溶層パターンを除去する工程と
    を含むことを特徴とする薄膜パターンの形成方法。
  2. 前記溶剤として、前記レジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、前記可溶層パターンと共に前記レジストパターンを除去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜パターンの形成方法。
  3. 前記無機材料として銅(Cu)を少なくとも含む金属を用い、前記溶剤としてN−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薄膜パターンの形成方法。
  4. 前記無機材料としてニッケル(Ni)および鉄(Fe)を少なくとも含む金属を用い、前記溶剤として芳香族炭化水素とフェノールとオクチルベンゼンスルホン酸とを少なくとも含む有機溶剤を用いる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の薄膜パターンの形成方法。
  5. 基体上に第1の薄膜を形成する工程と、
    前記第1の薄膜上に、水溶性樹脂またはダイヤモンドライクカーボン(DLC)を用いて可溶層を形成する工程と、
    前記可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより前記第1の薄膜および可溶層を選択的に除去し、第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、
    N−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いて前記レジストパターンおよび可溶層パターンを除去する工程と
    を含むことを特徴とする薄膜パターンの形成方法。
  6. さらに、前記レジストパターンと、第1の薄膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、第2の薄膜を形成する工程を含み、
    前記溶剤を用い、少なくとも前記可溶層パターンを除去することにより第2の薄膜パターンを形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の薄膜パターンの形成方法。
  7. さらに、前記レジストパターンにアンダーカットを形成する工程を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の薄膜パターンの形成方法。
  8. 島状または帯状をなす孤立型の前記レジストパターンを形成し、この孤立型の前記レジストパターンと同形をなす孤立型の前記第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の薄膜パターンの形成方法。
  9. 開口を有する開口型の前記レジストパターンを形成し、この開口型の前記レジストパターンと同形の開口を有する開口型の前記第1の薄膜パターンおよび可溶層パターンを形成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の薄膜パターンの形成方法。
  10. 基体上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、
    前記磁気抵抗効果膜上に、無機材料を用いて可溶層を形成する工程と、
    前記可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより前記磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、磁気抵抗効果膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンと、磁気抵抗効果膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む金属膜を形成する工程と、
    少なくとも前記可溶層パターンを溶解可能な溶剤を用い、少なくとも前記可溶層パターンを除去することにより、前記磁気抵抗効果膜パターンの両側に、磁区制御層を含む一対の金属膜パターンを形成する工程と
    を含むことを特徴とする磁気抵抗効果素子の形成方法。
  11. 前記溶剤として、前記レジストパターンをも溶解可能な溶剤を用い、前記可溶層パターンと共に前記レジストパターンを除去する
    ことを特徴とする請求項10に記載の磁気抵抗効果素子の形成方法。
  12. 基体上に磁気抵抗効果膜を形成する工程と、
    前記磁気抵抗効果膜上に、水溶性樹脂またはダイヤモンドライクカーボン(DLC)を用いて可溶層を形成する工程と、
    前記可溶層の上に、レジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクとしたドライエッチングにより前記磁気抵抗効果膜および可溶層を選択的に除去し、磁気抵抗効果膜パターンおよび可溶層パターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンと、磁気抵抗効果膜および可溶層が除去された領域とを覆うように、少なくとも強磁性膜を含む金属膜を形成する工程と、
    N−メチルピロリドンを少なくとも含む有機溶剤を用いて前記レジストパターンおよび可溶層パターンを除去することにより、前記磁気抵抗効果膜パターンの両側に、磁区制御層を含む一対の金属膜パターンを形成する工程と
    を含むことを特徴とする磁気抵抗効果素子の形成方法。
  13. 前記金属膜を形成する工程は、前記強磁性膜上に導電膜を形成する工程を含み、前記一対の金属膜パターンがそれぞれ導電リード層を含むようにする
    ことを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の磁気抵抗効果素子の形成方法。
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