JP4052275B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気系に設置して空燃比などの検出を行い、内燃機関の燃焼制御等に利用されるガスセンサに関する。
自動車エンジンの排気系に設置され、被測定ガス中の酸素濃度やエンジン内の空燃比等を検出するよう構成されたガスセンサが知られている。
そして、上記ガスセンサとして、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するものがある。
かかる構成のガスセンサにおいては、上記大気側絶縁碍子が、上記素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられると、上記大気側絶縁碍子がガスセンサ素子に干渉し、該ガスセンサ素子に損傷を与えるおそれがある。
そこで、大気側絶縁碍子が素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられることを防止すべく、図12に示すごとく、素子側絶縁碍子9の基端側端面90と大気側絶縁碍子8の先端側端面80とに、互いに嵌合可能な凹部99と凸部89とからなる位置決め手段を設けることが提案されている(特許文献1、図1参照)。そして、上記素子側絶縁碍子9と大気側絶縁碍子8とは、互いに押圧された状態で当接されている。
ところが、凹部99と凸部89とを嵌合させたとき、図13に示すごとく、凸部89の頂面側角部891が凹部99の底面側角部991に当接した状態で押圧されると、この当接部分に押圧荷重が集中する。その結果、上記底面側角部991付近から素子側絶縁碍子9に割れや亀裂等の損傷91を与えるおそれがある。
また、同様に、図14に示すごとく、上記凹部99の開口側角部992が凸部89の立上側角部892に当接した状態で押圧された場合にも、該立上側角部892付近から大気側絶縁碍子8に割れや亀裂等の損傷81を与えるおそれがある。
このような素子側絶縁碍子9又は大気側絶縁碍子8における損傷は、ガスセンサにおける気密性、液密性の低下等の不具合を招く要因となる。
特開2003−43004号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は上記凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
かつ、上記凸部に形成された頂面側角部の曲率半径をR1とし、該頂面側角部に対向配置される上記凹部に形成された底面側角部の曲率半径をR2とし、上記頂面側角部と上記底面側角部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値をaとしたとき、R1>R2−aの関係を満たすことを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記素子側絶縁碍子の基端側端面と、上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、互いに嵌合可能な凸部と凹部とが形成してある。そのため、上記大気側絶縁碍子が、上記素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられることを防ぎ、大気側絶縁碍子の干渉によるガスセンサ素子の損傷を防ぐことができる。
そして、上記頂面側角部の曲率半径R1と、該頂面側角部に対向配置される上記底面側角部の曲率半径R2と、上記頂面側角部と底面側角部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値aとが、R1>R2−aの関係を満たす。
これにより、凸部と凹部とを嵌合させたとき、上記凸部の頂面側角部が上記凹部の底面側角部に当接しないようにすることができる。そのため、頂面側角部や底面側角部に押圧荷重が集中することを防ぐことができる。それ故、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
以上のごとく、本発明によれば、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
第2の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は上記凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
かつ、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間に形成された立上側角部の曲率半径をR3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間に形成された開口側角部の曲率半径をR4としたとき、R3<R4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサにある(請求項3)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とには、上記凸部と上記凹部とが形成してあるため、大気側絶縁碍子が素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられることを防ぎ、ガスセンサ素子の損傷を防ぐことができる。
そして、上記立上側角部の曲率半径R3と、上記開口側角部の曲率半径R4とが、R3<R4の関係を満たすことにより、凸部と凹部とを嵌合させたとき、上記凹部の開口側角部が上記凸部の立上側角部に当接しないようにすることができる。そのため、立上側角部や開口側角部に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
以上のごとく、第2の発明によれば、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
第3の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
かつ、上記凸部における頂面側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP1、ガスセンサ軸方向の長さをQ1とし、上記頂面側角部に対向配置される上記凹部の底面側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP2、ガスセンサ軸方向の長さをQ2とし、上記頂面側角部と上記底面側角部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値をaとしたとき、P1>P2、及びQ1>Q2−aの関係を満たすことを特徴とするガスセンサにある(請求項4)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とには、上記凸部と上記凹部とが形成してあるため、大気側絶縁碍子が素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられることを防ぎ、ガスセンサ素子の損傷を防ぐことができる。
そして、上記凸部に形成されたテーパ面取部の上記長さP1、Q1と、上記凹部に形成されたテーパ面取部の上記長さP2、Q2と、上記凸部と凹部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値aとが、P1>P2、及びQ1>Q2−aの関係を満たす。
これにより、凸部と凹部とを嵌合させたとき、上記凸部の頂面側角部が上記凹部の底面側角部に当接しないようにすることができる。そのため、頂面側角部や底面側角部に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
以上のごとく、第3の発明によれば、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
第4の発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
かつ、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間の立上側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP3、ガスセンサ軸方向の長さをQ3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間の開口側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP4、ガスセンサ軸方向の長さをQ4としたとき、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサにある(請求項6)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とには、上記凸部と上記凹部とが形成してあるため、大気側絶縁碍子が素子側絶縁碍子に対して傾斜した状態で取り付けられることを防ぎ、ガスセンサ素子の損傷を防ぐことができる。
そして、上記立上側角部に形成されたテーパ面取部の上記長さP3、Q3と、上記開口側角部に形成されたテーパ面取部の上記長さP4、Q4とが、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たす。
これにより、凸部と凹部とを嵌合させたとき、上記凹部の開口側角部が上記凸部の立上側角部に当接しないようにすることができる。そのため、立上側角部や開口側角部に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
以上のごとく、第4の発明によれば、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
上記第1の発明(請求項1)、第2の発明(請求項3)、第3の発明(請求項4)、第4の発明(請求項6)において、上記ガスセンサ素子としては、一般に酸素濃度、NOx濃度、HC濃度を測定可能な素子を用いることができ、特に内燃機関の排気系で使用する際は、空燃比やλ点等を測定する素子を用いることができる。
また、上記素子側絶縁碍子及び上記大気側絶縁碍子は、セラミックからなるものとすることができる。
次に、第1の発明(請求項1)において、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間に形成された立上側角部の曲率半径をR3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間に形成された開口側角部の曲率半径をR4としたとき、R3<R4の関係を満たすことが好ましい(請求項2)。
即ち、上記第1の発明における「R1>R2−a」の関係に加えて、上記「R3<R4」の関係をも満たすことが好ましい。
この場合には、上記凸部の頂面側角部が、上記凹部の底面側角部に当接しないようにすると共に、上記凹部の開口側角部が、上記凸部の立上側角部に当接しないようにすることができる。そのため、頂面側角部、底面側角部、立上側角部、開口側角部に押圧荷重が集中することを防ぐことができる。
それ故、より確実に、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
次に、第3の発明(請求項4)において、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間の立上側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP3、ガスセンサ軸方向の長さをQ3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間の開口側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP4、ガスセンサ軸方向の長さをQ4としたとき、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たすことが好ましい(請求項5)。
即ち、上記第3の発明における「P1>P2、及びQ1>Q2−a」の関係に加え、上記「P3<P4、及びQ3<Q4」の関係をも満たすことが好ましい。
この場合にも、上記凸部の頂面側角部が、上記凹部の底面側角部に当接しないようにすると共に、上記凹部の開口側角部が、上記凸部の立上側角部に当接しないようにすることができる。
それ故、より確実に、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
また、上記凸部は、該凸部に形成された頂面側角部と、上記基端側端面又は上記先端側端面との間に、テーパ状の凸部側面を有し、上記凹部は、該凹部に形成された底面側角部と、上記先端側端面又は上記基端側端面との間に、テーパ状の凹部側面を有し、上記凸部側面が上記ガスセンサ軸方向に対してなす角度θ1と、上記凹部側面が上記ガスセンサ軸方向に対してなす角度θ2とは、θ1<θ2の関係を有することが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記凸部と上記凹部とを嵌合させる際に、上記凸部側面が上記凹部側面を押圧することを防ぐことができる。これにより、上記凹部を押し広げるような力が加わることを防いで、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に割れや亀裂等の損傷が生じることを防ぐことができる。
また、上記角度θ1、θ2は、0°<θ1<θ2<10°の範囲にあることが好ましい。
θ1=0°の場合には、素子側絶縁碍子あるいは大気側絶縁碍子を成形する際に、型の抜き勾配が無く、成形後の離型性が低下し、θ1<0°の場合には、成形後の追加加工が必要となり、生産性が低下する。一方、θ2≧10°の場合には、凸部を凹部に嵌合させる際に、凸部の頂面側角部が凹部側面に当接した場合、嵌合部側面のすべり抵抗が増大し、素子側絶縁碍子又は大気側絶縁碍子に損傷を与えるおそれがある。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサにつき、図1〜図8を用いて説明する。
本例のガスセンサ1は、図1に示すごとく、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子2と、該ガスセンサ素子2が挿通された筒型の素子側絶縁碍子4と、上記ガスセンサ素子2の基端側を覆うように素子側絶縁碍子4の基端側に配置された大気側絶縁碍子3とを有する。
上記素子側絶縁碍子4の基端側端面401には、先端側へ後退した凹部49が形成されている。上記大気側絶縁碍子3の先端側端面300には、上記凹部49と嵌合可能な凸部39が形成されている。
素子側絶縁碍子4と大気側絶縁碍子3とは、図2、図3に示すごとく、上記凸部39と上記凹部49とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面401と上記先端側端面300とにおいて当接されている(図6)。
そして、図2、図3に示すごとく、上記凸部39に形成された頂面側角部391の曲率半径をR1とし、該頂面側角部391に対向配置される凹部49に形成された底面側角部491の曲率半径をR2とし、頂面側角部391と底面側角部491との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値をaとしたとき、R1>R2−aの関係を満たす。
また、上記凸部39と上記先端側端面300との間に形成された立上側角部392の曲率半径をR3とし、該立上側角部392に対向配置される、上記凹部49と上記基端側端面401との間に形成された開口側角部492の曲率半径をR4としたとき、R3<R4の関係を満たす。
上記寸法関係につき、以下に具体的に説明する。
上記大気側絶縁碍子3に設けた凸部39は、略長方形状に形成され、2つの凸部側面393と一つの凸部頂面394とを有する。そして、上記凸部側面393と上記凸部頂面394との間に、上記頂面側角部391が形成されている。そして、該頂面側角部391は曲率半径R1が約0.35mmとなるようにR面取りされている。
また、上記凸部側面393と先端側端面300との間に形成された立上側角部392は、曲率半径R3が約0.2mmのR面となっている。
また、上記凸部39は、約0.9mm突出しており、約4mmの幅を有する。
上記素子側絶縁碍子4に設けた凹部49も、略長方形状に形成され、2つの凹部側面493と一つの凹部底面494とを有する。そして、上記凹部側面493と上記凹部頂面494との間に、上記底面側角部491が形成されている。そして、該底面側角部491は曲率半径R2が約0.3mmとなるようにR面取りされている。即ち、R2>R1である。
また、上記凹部側面493と基端側端面401との間に形成された開口側角部492は、曲率半径R4が約0.4mmのR面となっている。即ち、R4>R3である。
また、上記凹部49は、約1mmの深さを有しており、約4mmの幅(ただし、凸部39の幅よりも若干小さい)を有する。
そして、図3に示すごとく、頂面側角部391と底面側角部491との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値aは、凸部頂面394と凹部底面494との間の面間距離と等しく、約0.1mmとなる。
なお、上記の各寸法は一つの例示であり、本発明はこれに限られるものではない。
以下、本例のガスセンサの構成につき、詳細に説明する。
図5、図6に示すごとく、本例のガスセンサ1はハウジング10と該ハウジング10の基端側101に設けた大気側カバー121、122と、ハウジング10の先端側102に設けた2重の被測定ガス側カバー141、142とよりなる。
図1、図2に示すごとく、ハウジング10にはセンサ素子2が挿入固定されており、センサ素子2の基端側には端子部22が設けてある。
図5、図6に示すごとく、センサ素子2の基端側は上記大気側カバー121内の大気側絶縁碍子3内に、先端側は被測定ガス側カバー142内にある。
図示は省略するが、上記センサ素子2は、先端部に設け、外部に露出する被測定ガス側電極とセンサ素子2の内部に設けた大気室に対面する基準電極とを有し、両者はリード部等によってそれぞれ端子部22(図1、図4参照)に対する電気的導通が確保されている。このため、両電極により得られたセンサ素子2の出力は端子部22から取出すことができる。
また、本例のセンサ素子2、端子側絶縁碍子3、素子側絶縁碍子4はセラミック製である。
また、端子部22が設けられた面とは反対側の面に図示を略した2個の端子部がある。この端子部はセンサ素子2に内蔵された通電により発熱する発熱部に対する電気的導通を有し、端子部に対し電力を供給することで発熱部が発熱する。
図5、図6に示すごとく、上記ハウジング10に対し、大気側カバー121が溶接固定されている。大気側カバー121の上部には撥水フィルタ125を介して別の大気側カバー122がかしめ固定されている。
上記ハウジング10の内部には筒状の素子側絶縁碍子4が配置され、この内部にセンサ素子2が挿通される。センサ素子2と素子側絶縁碍子4との間はガラス封着材13により封止されている。
図5、図6に示すごとく、上記大気側カバー121の内部には大気側絶縁碍子3が配置されている。
そして、該大気側絶縁碍子3と大気側カバー121との間には、大気側絶縁碍子3を基端側から先端側へ向かって付勢する皿バネ171が配設されている。これにより、大気側絶縁碍子3は、ハウジング10に固定された素子側絶縁碍子4に押圧された状態で当接している。
また、上記大気側絶縁碍子3の上方(基端側)にはゴムブッシュ129が配置されている。
上記ゴムブッシュ129には4つのリード線収納穴が設けてあり、各リード線収納穴にはリード線161と図示を略した他の2本のリード線が挿通配置されている。
これら4本のリード線は接続金具151により、4本の電極取り出しバネ5にそれぞれ接続されている。
図4に示すごとく、上記大気側絶縁碍子3は断面が略四角形状の4つのバネ収納穴331を有し、またこれら4つのバネ収納穴331は大気側絶縁碍子3の中心軸近傍において素子挿入穴320に貫通されている。そして、素子挿入穴320にリブ321が4つ設けてある。
図7に素子挿入穴320にセンサ素子2が挿入された状態を示す。
電極取り出しバネ5がセンサ素子2に当接する面にはセンサ素子2の出力を取出す端子部22が設けてある。これにより、電極取り出しバネ5を通じてセンサ素子2の出力が外部へ引き出される。また、電極取り出しバネ5がセンサ素子2に当接する面にはセンサ素子2に一体化された発熱部への電力印加用の端子部220が設けてある。これにより、電極取り出しバネ5を通じて外部から発熱部に対し電力が印加される。
また、ガスセンサ素子2は、電極取り出しバネ5によるバネの押圧力によって、図7に示すごとく、矢印Mの方向に押圧され、拘束される。
そして、大気側絶縁碍子3の先端側端面300には、図1、図7に示すごとく凸部39が、素子側絶縁碍子4の基端側端面401には、図1、図8に示すごとく凹部49が、それぞれ2個ずつ設けてある。この二対の凸部39及び凹部49の位置関係は、図7、図8に示すごとく、基端側絶縁碍子3の先端側端面300及び素子側絶縁碍子4の基端側端面401の中心を挟んで点対称の位置にある。また、上記凸部39は略直方体形状を有する。
図7に示すごとく、2つの凸部39間を結ぶ線分は上記矢印Mと平行方向であり、凸部39と凹部49とが嵌合することにより、矢印Nの方向に大気側絶縁碍子3及び素子側絶縁碍子4は拘束される。そして、この凸部39あるいは凹部49における、頂面側角部391、立上側角部392、底面側角部491、開口側角部492が、上述した条件を満たすR面となっている。
なお、図1、図2、図4は、素子側絶縁碍子4と大気側絶縁碍子3とを組み合わせる前の状態を表している。
次に、本例の作用効果につき説明する。
図1に示すごとく、上記素子側絶縁碍子4の基端側端面401と、上記大気側絶縁碍子3の先端側端面300には、互いに嵌合可能な凹部49と凸部39とが形成してある。そのため、上記大気側絶縁碍子3が、上記素子側絶縁碍子4に対して傾斜した状態で取り付けられることを防ぎ、大気側絶縁碍子3の干渉によるガスセンサ素子2の損傷を防ぐことができる。
そして、図2に示すごとく、凸部39に形成された頂面側角部391の曲率半径R1と、該頂面側角部391に対向配置される凹部49に形成された底面側角部491の曲率半径R2と、頂面側角部391と底面側角部491との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値aとが、R1>R2−aの関係を満たす。
これにより、図3に示すごとく、凸部39と凹部49とを嵌合させたとき、凸部39の頂面側角部391が凹部39の底面側角部491に当接しないようにすることができる。そのため、頂面側角部391や底面側角部491に押圧荷重が集中することを防ぐことができる。それ故、素子側絶縁碍子4又は大気側絶縁碍子3に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
また、上記凸部39の立上側角部392の曲率半径R3と、上記凹部49の開口側角部492の曲率半径R4とが、R3<R4の関係を満たす。これにより、図3に示すごとく、凸部39と凹部49とを嵌合させたとき、凹部49の開口側角部492が凸部39の立上側角部392に当接しないようにすることができる。そのため、立上側角部392や開口側角部492に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子4又は大気側絶縁碍子3に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
以上のごとく、本例によれば、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図9に示すごとく、大気側絶縁碍子3の凸部39における凸部側面393と、素子側絶縁碍子4の凹部49における凹部側面493とをテーパ状に形成した例である。
そして、上記凸部側面393が上記ガスセンサ軸方向Yに対してなす角度θ1と、上記凹部側面493が上記ガスセンサ軸方向Yに対してなす角度θ2とは、θ1<θ2の関係を有する。
なお、大気側絶縁碍子3の先端側端面300、及び素子側絶縁碍子4の基端側端面401は、上記ガスセンサ軸方向Yに対して垂直な面を構成している。
また、具体的には、例えば上記角度θ1は約2°であり、上記角度θ2は約4°である。
その他は、実施例1と同様である。
これにより、凸部39と凹部49とを嵌合させる際に、凸部側面393が凹部側面493を押圧することを防ぐことができる。それ故、上記凹部49を押し広げるような力が加わることを防いで、素子側絶縁碍子4に割れや亀裂等の損傷が生じることを防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図10に示すごとく、大気側絶縁碍子3の凸部39における頂面側角部391及び立上側角部392、更には、素子側絶縁碍子4の凹部49における底面側角部491及び開口側角部492に、それぞれ、テーパ面取部396、397、496、497を形成した例である。
そして、上記テーパ面取部396、397が、P1>P2、及びQ1>Q2−aの関係を有する。
ここで、図10に示すごとく、P1、Q1はそれぞれ、上記テーパ面取部396のガスセンサ径方向(図10の矢印Xの方向)、ガスセンサ軸方向(矢印Yの方向)の長さである。また、P2、Q2はそれぞれ、このテーパ面取部396に対向配置されるテーパ面取部496のガスセンサ径方向、ガスセンサ軸方向の長さである。更に、aは、頂面側角部391と底面側角部491との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値である(図3参照)。
また、テーパ面取部496、497は、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を有する。
ここで、図10に示すごとく、P3、Q3はそれぞれ、上記テーパ面取部397のガスセンサ径方向(矢印Xの方向)の長さ、ガスセンサ軸方向(矢印Yの方向)の長さである。また、P4、Q4はそれぞれ、このテーパ面取部397に対向配置されるテーパ面取部497のガスセンサ径方向、ガスセンサ軸方向の長さである。
また、具体的には、例えば上記長さP1は約0.3mm、Q1は約0.3mm、P2は約0.2mm、Q2は約0.2mm、P3は約0.2mm、Q3は約0.2mm、P4は約0.3mm、Q4は約0.3mmとすることができる。また、頂面側角部391(テーパ面取部396)と底面側角部491(テーパ面取部496)との面間距離の最小値aは、実施例1と同様に、凸部頂面394と凹部底面494との間の面間距離と等しく、約0.1mmである。
その他は、実施例1と同様である。
本例においては、上述のごとく、P1>P2、及びQ1>Q2−aの関係を満たすことにより、凸部39と凹部49とを嵌合させたとき、凸部39の頂面側角部391が凹部49の底面側角部491に当接しないようにすることができる。そのため、頂面側角部391や底面側角部491に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子4又は大気側絶縁碍子3に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
更に、上述のごとく、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たすことにより、凸部39と凹部49とを嵌合させたとき、凹部49の開口側角部492が凸部39の立上側角部392に当接しないようにすることができる。そのため、立上側角部392や開口側角部492に押圧荷重が集中することを防ぎ、素子側絶縁碍子3又は大気側絶縁碍子4に割れや亀裂等の損傷が生ずることを防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図11に示すごとく、大気側絶縁碍子3の先端側端面300に、凸部側面393が一つである凸部39を2個形成し、素子側絶縁碍子4の基端側端面401の対応する部分に、凹部側面493が一つである凹部49を2個形成した例である。
上記一対の凸部39及び凹部49は、二対設けてあり、互いの凸部側面393、凹部側面493は、略平行になるように形成されている。
本例においては、上記凸部39には、頂面側角部391及び立上側角部392が一つずつ形成され、上記凹部49には、底面側角部491及び開口側角部492が一つずつ形成されている。そして、これらの角部はR面となっており、その曲率半径(頂面側角部391の曲率半径R1、底面側角部491の曲率半径R2、立上側角部392の曲率半径R3、開口側角部492の曲率半径R4)は、実施例1に示した「R1>R2−a、R3<R4」の関係を満たす。また、上記凸部側面393及び凹部側面493も、実施例2に示した「θ1<θ2」の関係を満たす。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、ガスセンサ素子、素子側絶縁碍子、及び大気側絶縁碍子に損傷が生じ難いガスセンサを提供することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、実施例1〜4においては、凸部39及び凹部49が、それぞれストレート状の凸部側面393及び凹部側面493を有するものを開示したが、例えば、実施例1に示した頂面角部391と立上角部392とにおけるR面が連続形成されることにより、ストレート状の凸部側面393が存在しないものもある。同様に、ストレート状の凹部側面493が存在しないものもある。
更に、実施例1において、凸部39における2つの頂面側角部391のR面が連続形成されることにより、平面状の凸部頂面394が存在しないものもある。同様に、平面状の凹部底面494が存在しないものもある。
また、実施例1〜4においては、凸部39を大気側絶縁碍子3に設け、凹部49を素子側絶縁碍子4に設けたものを示したが、凸部を素子側絶縁碍子4に設け、凹部を大気側絶縁碍子3に設けてもよい。
また、実施例1〜4においては、凸部39及び凹部49を二対設けたものを示したが、一対であってもよいし、三対以上であってもよい。
実施例1における、大気側絶縁碍子、素子側絶縁碍子、及びガスセンサ素子の斜視図。 実施例1における、凸部と凹部の説明図。 実施例1における、互いに嵌合した状態の凸部と凹部の説明図。 実施例1における、(a)大気側絶縁碍子の断面説明図、(b)ガスセンサ素子を挿通した素子側絶縁碍子の説明図。 実施例1における、ガスセンサの断面説明図。 図5のA−A線矢視断面図。 実施例1における、大気側絶縁碍子、金属取り出しバネ及びガスセンサ素子の先端側端面から見た平面図。 実施例1における、ガスセンサ素子を挿通した素子側絶縁碍子の基端側端面からみた平面図。 実施例2における、凸部と凹部の説明図。 実施例3における、凸部と凹部の説明図。 実施例4における、(a)大気側絶縁碍子の側面図、(b)先端側端面の平面図、(c)素子側絶縁碍子の基端側端面の平面図、(d)ガスセンサ素子が挿通された素子側絶縁碍子の側面図。 従来例における、大気側絶縁碍子に設けた凸部と、素子側絶縁碍子に設けた凹部の説明図。 従来例における、凸部の頂面側角部が凹部の底面側角部に当接した状態を示す説明図。 従来例における、凹部の開口側角部が凸部の立上側角部に当接した状態を示す説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ
2 ガスセンサ素子
3 大気側絶縁碍子
300 先端側端面
39 凸部
391 頂面側角部
392 立上側角部
393 凸部側面
394 凸部頂面
4 素子側絶縁碍子
401 基端側端面
49 凹部
491 底面側角部
492 開口側角部
493 凹部側面
494 凹部底面

Claims (7)

  1. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
    上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
    上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は上記凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
    上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
    かつ、上記凸部に形成された頂面側角部の曲率半径をR1とし、該頂面側角部に対向配置される上記凹部に形成された底面側角部の曲率半径をR2とし、上記頂面側角部と上記底面側角部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値をaとしたとき、R1>R2−aの関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1において、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間に形成された立上側角部の曲率半径をR3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間に形成された開口側角部の曲率半径をR4としたとき、R3<R4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  3. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
    上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
    上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は上記凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
    上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
    かつ、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間に形成された立上側角部の曲率半径をR3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間に形成された開口側角部の曲率半径をR4としたとき、R3<R4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  4. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
    上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
    上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
    上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
    かつ、上記凸部における頂面側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP1、ガスセンサ軸方向の長さをQ1とし、上記頂面側角部に対向配置される上記凹部の底面側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP2、ガスセンサ軸方向の長さをQ2とし、上記頂面側角部と上記底面側角部との間のガスセンサ軸方向面間距離の最小値をaとしたとき、P1>P2、及びQ1>Q2−aの関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項4において、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間の立上側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP3、ガスセンサ軸方向の長さをQ3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間の開口側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP4、ガスセンサ軸方向の長さをQ4としたとき、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  6. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサ素子と、該ガスセンサ素子が挿通された筒型の素子側絶縁碍子と、上記ガスセンサ素子の基端側を覆うように素子側絶縁碍子の基端側に配置された大気側絶縁碍子とを有するガスセンサであって、
    上記素子側絶縁碍子の基端側端面には、基端側へ突出した凸部又は先端側へ後退した凹部が形成され、
    上記大気側絶縁碍子の先端側端面には、上記凸部又は凹部と嵌合可能な凹部又は凸部が形成され、
    上記素子側絶縁碍子と上記大気側絶縁碍子とは、上記凸部と上記凹部とを互いに嵌合させると共に、互いに押圧された状態で上記基端側端面と上記先端側端面とにおいて当接されており、
    かつ、上記凸部と上記基端側端面又は上記先端側端面との間の立上側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP3、ガスセンサ軸方向の長さをQ3とし、該立上側角部に対向配置される、上記凹部と上記先端側端面又は上記基端側端面との間の開口側角部に形成されたテーパ面取部のガスセンサ径方向の長さをP4、ガスセンサ軸方向の長さをQ4としたとき、P3<P4、及びQ3<Q4の関係を満たすことを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記凸部は、該凸部に形成された頂面側角部と、上記基端側端面又は上記先端側端面との間に、テーパ状の凸部側面を有し、上記凹部は、該凹部に形成された底面側角部と、上記先端側端面又は上記基端側端面との間に、テーパ状の凹部側面を有し、上記凸部側面が上記ガスセンサ軸方向に対してなす角度θ1と、上記凹部側面が上記ガスセンサ軸方向に対してなす角度θ2とは、θ1<θ2の関係を有することを特徴とするガスセンサ。
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