JP4788499B2 - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4788499B2
JP4788499B2 JP2006182068A JP2006182068A JP4788499B2 JP 4788499 B2 JP4788499 B2 JP 4788499B2 JP 2006182068 A JP2006182068 A JP 2006182068A JP 2006182068 A JP2006182068 A JP 2006182068A JP 4788499 B2 JP4788499 B2 JP 4788499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor element
insulator
gas
sensor
side electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006182068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008008857A (ja
Inventor
弘勝 今川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006182068A priority Critical patent/JP4788499B2/ja
Publication of JP2008008857A publication Critical patent/JP2008008857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4788499B2 publication Critical patent/JP4788499B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサに関する。
従来より、自動車の内燃機関等の排気系には、排ガス中の酸素や窒素酸化物等の特定ガスの濃度を測定するガスセンサ9が配設されている。該ガスセンサ9として、図15に示すごとく、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するための板棒状のセンサ素子92を、素子側絶縁碍子93に挿通保持させてなるものがある。素子側絶縁碍子93は、ハウジング94の内側に保持されている。
また、素子側絶縁碍子93とセンサ素子92との間はガラス封着材95によって封止されている。このガラス封着材95によって、センサ素子92と素子側絶縁碍子93との固定と、両者間の隙間の気密を図っている。
しかしながら、上記ガスセンサ9は、自動車等の内燃機関の排気系など、高温雰囲気と低温雰囲気との繰り返しとなるような過酷な環境において使用される。そのため、高温雰囲気下において、ガラス封着材95が急激な熱膨張によりクラックを生じることがある。その結果、素子側絶縁碍子93の先端側における被測定ガス(排気ガス)が、基端側における基準ガス(大気)雰囲気側に漏れ、ガスセンサ9の検出精度が低下してしまうという問題がある。
また、センサ素子92は、素子側絶縁碍子93に挿通保持されるため、軸方向に長い形状となる。そのため、センサ素子92の体積が大きくなり、昇温速度の向上が困難であり、早期活性を図るには限界がある。
また、センサ素子92は、素子側絶縁碍子93の先端側に大きく突き出した状態で配設される。そのため、被測定ガスと共に飛来する水滴による被水の確率が高くなりやすく、素子割れの確率が高くなるという問題もある。
更に、素子側絶縁碍子93から先端部を突き出した状態にて配設されるセンサ素子92においては、被測定ガスの導入口が特定の方向に限られてしまい、センサ素子92に対する被測定ガスの流通方向が検出値に影響を与えるおそれがある。
なお、特許文献2には、熱衝撃によるクラックの発生を防ぐガスセンサ素子の構造が開示されているが、これは、素子側絶縁碍子93にセンサ素子92を保持した構造のガスセンサ9において生じる問題を解決するものではない。
特開2001−188060号公報 特開平11−337517号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、検出精度に優れると共に早期活性化を図ることが容易なガスセンサを提供しようとするものである。
本発明は、固体電解質体と該固体電解質体の一方の面に配設した基準ガス側電極と他方の面に配設した被測定ガス側電極とを有するセンサ素子と、該センサ素子を搭載する絶縁碍子と、該絶縁碍子を内側に保持するハウジングとを備えたガスセンサであって、
上記センサ素子は、チップ状に形成されていると共に上記絶縁碍子と一体化されており、
上記絶縁碍子は、上記センサ素子の基準ガス側電極を、上記絶縁碍子よりも基端側の大気側雰囲気に連通させるダクト部を形成してなり、
該ダクト部は、上記絶縁碍子を軸方向に貫くように形成されており、
上記ダクト部の内壁面には、上記基準ガス側電極及び上記被測定ガス側電極とそれぞれ接続された電極リード部が配設され、
また、上記センサ素子は、上記固体電解質体を貫通するスルーホールを形成してなり、該スルーホールを通じて上記被測定ガス側電極と上記電極リード部との電気的導通を図っていることを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記ガスセンサにおいては、上記センサ素子が絶縁碍子に対して一体化されている。即ち、ガラス等を介在させることなく、センサ素子が絶縁碍子に対して接合されている。そのため、センサ素子と絶縁碍子との間に、大きな熱膨張係数差が生じることがない。それ故、高温雰囲気と低温雰囲気との繰り返しの過酷な環境下においても、センサ素子と絶縁碍子との間にクラックが生じることもない。その結果、絶縁碍子の先端側の被測定ガス側雰囲気と基端側の基準ガス側雰囲気との間に漏れが生じることを防ぐことができ、検出精度に優れたガスセンサを得ることができる。
また、上記センサ素子は、チップ状に形成されているため、小型化を図ることができる。これにより、センサ素子を活性温度まで昇温する時間を短くすることができ、早期活性化を図ることができる。また、ガスセンサ全体の小型化も可能となる。
また、センサ素子をチップ状にすることにより、被測定ガスと共に飛来する水滴がセンサ素子の表面に付着する確率も低くなり、被水に起因する素子割れの発生も抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、検出精度に優れると共に早期活性化を図ることが容易なガスセンサを提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記ガスセンサとしては、例えば、自動車エンジン等の各種車両用内燃機関の排気管に設置して、排気ガスフィードバックシステムに使用する空燃比センサ、排気ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサ、また排気管に設置する三元触媒の劣化検知等に利用するNOx等の大気汚染物質濃度を調べるNOxセンサ等がある。
また、上記絶縁碍子は、例えば、アルミナ(Al23)等のセラミックからなり、上記固体電解質体は、例えばジルコニア(ZrO2)等のセラミックからなる。そして、センサ素子と絶縁碍子とは、例えばアルミナ等のセラミック材料からなる接着剤により接合することができる。
なお、本明細書においては、ガスセンサについて、被測定ガスに曝される側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
また、上記センサ素子は、上記絶縁碍子の先端面に接合してあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記センサ素子における被測定ガス側電極に対して、被測定ガスを導きやすく、検出精度を充分に向上させることができる。
また、上記センサ素子は、上記被測定ガス側電極を覆うように形成した拡散抵抗層を有することが好ましい(請求項3)。
この場合には、被測定ガス側電極の表面に対して均一に被測定ガスを接触させることができると共に、被測定ガスの導入量を制御することができる。その結果、検出精度に優れたガスセンサを得ることができる。
また、上記センサ素子は、円形チップ状に形成されていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、センサ素子の被測定ガス側電極に対する被測定ガスの導入方向の偏りを防ぎ、応答性を向上させることができる。
また、上記ダクト部は、上記絶縁碍子を軸方向に貫くように形成されている。
これにより、基準ガス側電極に連通する上記ダクト部を容易に形成することができる。
また、上記ダクト部の内壁面には、上記基準ガス側電極及び上記被測定ガス側電極とそれぞれ接続された電極リード部が配設されている。
これにより、上記電極リード部を容易に形成することができると共に、ガスセンサの小型化を図ることができる。
また、上記センサ素子は、上記固体電解質体を貫通するスルーホールを形成してなり、該スルーホールを通じて上記被測定ガス側電極と上記電極リード部との電気的導通を図っている。
これにより、被測定ガス側電極と電極リード部とを容易に接続することができると共に、センサ素子の一層の小型化を図ることができる。
また、上記センサ素子は、該センサ素子を加熱するためのヒータ部を有しており、上記ダクト部の内壁面には、上記ヒータ部と接続された一対のヒータリード部が配設されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記ヒータ部への通電を図るヒータリード部を容易に形成することができると共に、ガスセンサの小型化を図ることができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかるガスセンサにつき、図1〜図12を用いて説明する。
本例のガスセンサ1は、図1に示すごとく、センサ素子2と、該センサ素子2を搭載する絶縁碍子3と、該絶縁碍子3を内側に保持するハウジング4とを備えている。センサ素子2は、図6、図7に示すごとく、固体電解質体21と該固体電解質体21の一方の面に配設した基準ガス側電極22と他方の面に配設した被測定ガス側電極23とを有する。そして、センサ素子2は、円形チップ状に形成されていると共に、図2、図3に示すごとく、絶縁碍子3と一体化されている。
また、図3、図4に示すごとく、絶縁碍子3は、センサ素子2の基準ガス側電極22を、絶縁碍子3よりも基端側の大気側雰囲気に連通させるダクト部31を形成してなる。
図2、図3に示すごとく、センサ素子2は、絶縁碍子3の先端面32に接合してある。
ダクト部31は、絶縁碍子3を軸方向に貫くように形成されている。そして、図2に示すごとく、ダクト部31の内壁面311には、基準ガス側電極22及び被測定ガス側電極23とそれぞれ接続された電極リード部332、333が配設されている。ダクト部31は、絶縁碍子3の軸方向に直交する断面形状が、絶縁碍子3の中心軸を中心とする円形状に形成されている。なお、ダクト部31の形状は、必ずしもこれに限らず、例えば、断面四角形等の他の形状であってもよい。
また、図11、図12に示すごとく、断面略円形状のダクト部31の基端側に断面略正方形状の開口凹部312を連続して設けてもよい。この場合、開口凹部312の内壁面にも上記電極リード部332、333、及び後述するヒータリード部35が延設される。図1には、このタイプの絶縁碍子3を用いたガスセンサ1を示してある。
図6、図7に示すごとく、センサ素子2は、被測定ガス側電極23を覆うように形成した拡散抵抗層24を有する。
また、センサ素子2は、固体電解質体21を貫通するスルーホール211を形成してなり、図2に示すごとく、該スルーホール211を通じて被測定ガス側電極23と電極リード部333との電気的導通を図っている。
また、図6に示すごとく、センサ素子2は、該センサ素子2を加熱するためのヒータ部25を設けてなる。ヒータ部25は、センサ素子2の側面に約180°の範囲に形成されている。そして、ヒータ部25の一対のヒータ端子251が、センサ素子2の基端面(絶縁碍子3との接合面)に形成されている。
また、図3、図4に示すごとく、絶縁碍子3のダクト部31の内壁面311には、上記電極リード部332、333の他に、一対のヒータリード部35が形成されている。該ヒータリード部35は絶縁碍子3の先端面32にも延設されている。そして、これら一対のヒータリード部35は、絶縁碍子3の先端面32において、それぞれ、一対のヒータ端子251と接触し、電気的導通を図っている。
図4に示すごとく、一対のヒータリード部35は、ダクト部31の内壁面311における互いに対向する位置に形成されている。また、一対の電極リード部332、333も、ダクト部31の内壁面311における互いに対向する位置に形成されている。
図2、図3に示すごとく、センサ素子2の基準ガス側電極22は、絶縁碍子3側に配されており、ダクト部31の先端部に配置される。
また、拡散抵抗層24は、センサ素子2における絶縁碍子3との接合面とは反対側に配される。
センサ素子2における固体電解質体21はジルコニア(ZrO2)を主成分としてなり、拡散抵抗層24はアルミナ(Al23)を主成分としてなる。また、基準ガス側電極22及び被測定ガス側電極23、ヒータ部25、電極リード部332、333、ヒータリード部35は、いずれも白金(Pt)からなる。また、絶縁碍子3はアルミナを主成分としてなる。
また、センサ素子2と絶縁碍子3とは、アルミナ接着剤によって接合されている。
図1に示すごとく、ガスセンサ1は、ハウジング4の先端側に素子側カバー11を固定してなる。素子側カバー11には通気孔111が形成されており、該通気孔111を通して被測定ガスが素子側カバー11の内側に導入されることにより、センサ素子2の周囲が被測定ガス雰囲気となる。
また、絶縁碍子3の基端側には、大気側絶縁碍子12が配されており、その内側にバネ端子131に接続されたリード線132の一部が保持されている。バネ端子131は、4個配されており、絶縁碍子3のダクト部31に挿入配置される。そして、4個の端子バネ131のうちの2個が、一対の電極リード部332、333に接触しており、他の2個が一対のヒータリード部35に接触している。
また、ハウジング4の基端側には、大気側絶縁碍子13を覆うように、大気側カバー14が固定されている。そして、大気側カバー14には大気導入口141が形成されている。該大気導入口141を通じて大気が導入されることにより、大気側カバー14の内側が大気雰囲気となる。大気側カバー14の内側の大気は、絶縁碍子3のダクト部31内に導入され、センサ素子2の基準ガス側電極221に接触する。
また、絶縁碍子3に電極リード部332、333、ヒータリード部35を形成するに当っては、図8に示すごとく、断面略十字状の棒状治具51及び断面略L字状のコーナー治具52を用いて、Pt活性剤39を付着させる。棒状治具51の最大外径は絶縁碍子3のダクト部31の内径よりも若干小さい。また、コーナー治具52は、絶縁碍子3の先端面32と外側面36とにそれぞれ対応する先端対応面521と外側対応面522とを有する。
そして、棒状治具51における4つの凸状側面511にPt活性剤39を付着させた後、棒状治具51を絶縁碍子3のダクト部31に挿入する。これにより、ダクト部31の内壁面311に、Pt活性剤39を4条付着させる。また、コーナー治具52の先端対応面521にPt活性剤39を付着させた後、コーナー治具52における先端対応面521と外側対応面522とを絶縁碍子3の先端面32と外側面36とに当接させることにより、絶縁碍子3の先端面32の所定位置にPt活性剤39を付着させる。
その後、無電解メッキ処理を行うことにより、Pt活性剤39を付着させた部分にPtを析出させ、図2〜図5に示すごとく、電極リード部332、333、ヒータリード部35を形成する。
また、絶縁碍子3の先端面32にセンサ素子2を接合するに当たっては、図9に示すごとく、センサ素子2における基準ガス側電極22を配置した面に、ペースト状のアルミナ接着剤15を付着させる。ただしアルミナ接着剤15は、基準ガス側電極22及びヒータ端子251を覆わないように、また、基準ガス側電極22及びヒータ端子251の厚み分の段差を埋めるように、固体電解質体21の表面に付着させる。
次いで、図10に示すごとく、絶縁碍子3の先端面32にセンサ素子2を押し当てて接合する。その後、絶縁碍子3とセンサ素子2との接合体を焼成することにより、両者は一体化される。
なお、センサ素子2における基準ガス側電極22、被測定ガス側電極23、ヒータ部25等は、例えば、Ptペーストをスクリーン印刷することにより形成してもよいし、Ptを無電解メッキすることにより形成してもよいし、Ptをスパッタリングすることにより形成してもよい。
また、固体電解質体21と拡散抵抗層24とは、アルミナ等からなる接着剤によって接合してもよいし、熱圧着によって接合してもよい。
また、ガスセンサ1の組立て時においては、図11に示すごとく、一体化された絶縁碍子3及びガスセンサ素子2に対して、予め組み立てられた大気側絶縁碍子12と端子バネ131とリード線12とのモジュールを組み付ける。その際、4本の端子バネ131を絶縁碍子3のダクト部31に嵌入させると共に、それぞれ、電極リード部332、333、及びヒータリード部35に押圧接触させる。
なお、4本の端子バネ131は、互いに短絡しないよう、大気側絶縁碍子12の内側に配されたリード線12との接続部分において、ブッシュ等によって固定されている。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記ガスセンサ1においては、上記センサ素子2が絶縁碍子3に対して一体化されている。即ち、ガラス等を介在させることなく、センサ素子2が絶縁碍子3に対して接合されている。そのため、センサ素子2と絶縁碍子3との間に、大きな熱膨張係数差が生じることがない。それ故、高温雰囲気と低温雰囲気との繰り返しの過酷な環境下においても、センサ素子2と絶縁碍子3との間にクラックが生じることもない。その結果、絶縁碍子3の先端側の被測定ガス側雰囲気と基端側の基準ガス側雰囲気との間に漏れが生じることを防ぐことができ、検出精度に優れたガスセンサ1を得ることができる。
また、上記センサ素子2は、チップ状に形成されているため、小型化を図ることができる。これにより、センサ素子2を活性温度まで昇温する時間を短くすることができ、早期活性化を図ることができる。また、ガスセンサ1全体の小型化も可能となる。
また、センサ素子2をチップ状にすることにより、被測定ガスと共に飛来する水滴がセンサ素子2の表面に付着する確率も低くなり、被水に起因する素子割れの発生も抑制することができる。
また、センサ素子2は、絶縁碍子3の先端面32に接合してあるため、センサ素子2における被測定ガス側電極23に対して、被測定ガスを導きやすく、検出精度を充分に向上させることができる。
また、センサ素子2は、被測定ガス側電極23を覆うように形成した拡散抵抗層24を有するため、被測定ガス側電極23の表面に対して均一に被測定ガスを接触させることができると共に、被測定ガスの導入量を制御することができる。その結果、検出精度に優れたガスセンサ1を得ることができる。
また、センサ素子2は、円形チップ状に形成されているため、センサ素子2の被測定ガス側電極23に対する被測定ガスの導入方向の偏りを防ぎ、応答性を向上させることができる。
また、ダクト部31は、絶縁碍子3を軸方向に貫くように形成されているため、基準ガス側電極22に連通するダクト部31を容易に形成することができる。
また、電極リード部332、333は、ダクト部31の内壁面311に配設されている。そのため、電極リード部332、333を容易に形成することができると共に、ガスセンサ1の小型化を図ることができる。
また、センサ素子2は、固体電解質体21を貫通するスルーホール211を形成してなり、該スルーホール211を通じて被測定ガス側電極23と電極リード部333との電気的導通を図っている。これにより、被測定ガス側電極23と電極リード部333とを容易に接続することができると共に、センサ素子2の一層の小型化を図ることができる。
また、センサ素子2は、ヒータ部25と接続された一対のヒータリード部35を、ダクト部31の内壁面311に配設してなる。これにより、ヒータ部25への通電を図るヒータリード部35を容易に形成することができると共に、ガスセンサ1の小型化を図ることができる。
以上のごとく、本例によれば、検出精度に優れると共に早期活性化を図ることが容易なガスセンサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図13、図14に示すごとく、ヒータ部25を固体電解質体21における絶縁碍子3側の面に形成した例である。
即ち、固体電解質体21における基準ガス側電極22を設けた面に、その外周部に沿って半円周状に、ヒータ部25を設けている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、検出精度に優れると共に早期活性化を図ることが容易なガスセンサを提供することができる。
実施例1における、ガスセンサの縦断面説明図。 実施例1における、一体化された絶縁碍子とセンサ素子との断面図。 実施例1における、一体化された絶縁碍子とセンサ素子との他の断面図。 実施例1における、絶縁碍子の基端側から見た平面図、及び断面図。 実施例1における、絶縁碍子の先端側から見た平面図。 実施例1における、センサ素子の基端側から見た平面図、及びそのA−A線矢視断面図。 図6のB−B線矢視断面図。 実施例1における、絶縁碍子にPt活性剤を付着させる方法の説明図。 実施例1における、アルミナ接着剤を付着させたセンサ素子の基端側から見た平面図、及び断面図。 実施例1における、絶縁碍子にセンサ素子を接合する方法を示す断面説明図。 実施例1における、センサ素子と一体化された絶縁碍子に大気側絶縁碍子を組付ける方法を示す断面説明図。 実施例1における、端子バネを開口凹部の内壁面に接触配置した絶縁碍子の、軸方向に直交する断面説明図、及び軸方向に沿った断面説明図。 実施例2における、センサ素子の基端側から見た平面図、及びそのC−C線矢視断面図。 図13のD−D線矢視断面図。 従来例における、ガスセンサの縦断面説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ
2 センサ素子
21 固体電解質体
22 基準ガス側電極
23 被測定ガス側電極
24 拡散抵抗層
25 ヒータ部
3 絶縁碍子
31 ダクト部
32 先端面
332、333 電極リード部
35 ヒータリード部
4 ハウジング

Claims (5)

  1. 固体電解質体と該固体電解質体の一方の面に配設した基準ガス側電極と他方の面に配設した被測定ガス側電極とを有するセンサ素子と、該センサ素子を搭載する絶縁碍子と、該絶縁碍子を内側に保持するハウジングとを備えたガスセンサであって、
    上記センサ素子は、チップ状に形成されていると共に上記絶縁碍子と一体化されており、
    上記絶縁碍子は、上記センサ素子の基準ガス側電極を、上記絶縁碍子よりも基端側の大気側雰囲気に連通させるダクト部を形成してなり、
    該ダクト部は、上記絶縁碍子を軸方向に貫くように形成されており、
    上記ダクト部の内壁面には、上記基準ガス側電極及び上記被測定ガス側電極とそれぞれ接続された電極リード部が配設され、
    また、上記センサ素子は、上記固体電解質体を貫通するスルーホールを形成してなり、該スルーホールを通じて上記被測定ガス側電極と上記電極リード部との電気的導通を図っていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1において、上記センサ素子は、上記絶縁碍子の先端面に接合してあることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1又は2において、上記センサ素子は、上記被測定ガス側電極を覆うように形成した拡散抵抗層を有することを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記センサ素子は、円形チップ状に形成されていることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記センサ素子は、該センサ素子を加熱するためのヒータ部を有しており、上記ダクト部の内壁面には、上記ヒータ部と接続された一対のヒータリード部が配設されていることを特徴とするガスセンサ。
JP2006182068A 2006-06-30 2006-06-30 ガスセンサ Expired - Fee Related JP4788499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182068A JP4788499B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182068A JP4788499B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008008857A JP2008008857A (ja) 2008-01-17
JP4788499B2 true JP4788499B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=39067188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006182068A Expired - Fee Related JP4788499B2 (ja) 2006-06-30 2006-06-30 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4788499B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6170440B2 (ja) * 2014-01-09 2017-07-26 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP6686408B2 (ja) * 2015-12-11 2020-04-22 株式会社デンソー ガスセンサ
JP7055079B2 (ja) * 2018-08-31 2022-04-15 株式会社Soken ガスセンサ、及びガス検出システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5381190A (en) * 1976-12-25 1978-07-18 Toyota Motor Co Ltd Oxygen concentration sensor
US4123344A (en) * 1977-04-15 1978-10-31 Bendix Autolite Corporation Two fire ceramic sealed oxygen sensing device and method of forming same
JPS5730941A (en) * 1980-08-01 1982-02-19 Fuji Electric Co Ltd Detector for oxygen concentration
JPS6199856A (ja) * 1984-10-22 1986-05-17 Hitachi Ltd 酸素濃度検出器
JPH0252152A (ja) * 1988-08-15 1990-02-21 Nippon Steel Corp 薄帯連続鋳造装置用冷却ドラム
JP2785892B2 (ja) * 1988-02-19 1998-08-13 株式会社村田製作所 酸素センサ
JPH0854368A (ja) * 1994-08-11 1996-02-27 Murata Mfg Co Ltd 酸素センサー
JP2002014074A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Unisia Jecs Corp 酸素センサ
JP4356578B2 (ja) * 2004-10-05 2009-11-04 株式会社デンソー ガスセンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008008857A (ja) 2008-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060237315A1 (en) Gas sensor
US9512770B2 (en) Sensor element including an air introduction portion with a cross section having specified aspect ratio and area and sensor including the same
US7032433B2 (en) Sensor, sensor producing method, and assembly of separator and urging member
US9829462B2 (en) Gas sensor element and gas sensor
US6194693B1 (en) Gas sensor with ceramic heater
JP4253642B2 (ja) 温度センサ
US8656756B2 (en) Gas sensor
JPS6336461B2 (ja)
JP2002289407A (ja) 温度センサおよびその製造方法
JP4788499B2 (ja) ガスセンサ
US20220065809A1 (en) Gas sensor
JP2007101411A (ja) センサ
JP4865572B2 (ja) ガスセンサ素子、ガスセンサ及びNOxセンサ
JP2007101353A (ja) ガスセンサ
US8042380B2 (en) Gas sensor
EP1167958A1 (en) Gas sensor
JP2013234896A (ja) ガスセンサ素子およびガスセンサ
JPWO2005008233A1 (ja) ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
JP5524941B2 (ja) ガスセンサ及びガスセンサの製造方法
US9176093B2 (en) Gas sensor
JP4555716B2 (ja) ガスセンサの評価方法
JP3822219B2 (ja) ガスセンサ
JP6622643B2 (ja) ガスセンサ素子及びガスセンサ
JP2007187562A (ja) 温度センサ素子および温度センサ
JP4170113B2 (ja) ガスセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110621

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees