JP4052183B2 - 飲料注出ノズル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば業務用の飲料ディスペンサ、カップ式飲料自動販売機などにおいて、ノズル内で濃縮シロップに希釈液としての冷水や炭酸水を混合して注出する飲料注出ノズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ノズル内で濃縮シロップに希釈液としての冷水や炭酸水を混合して注出する飲料注出ノズルは、シロップノズルヘッドと、希釈液ノズルヘッドと、スパウトノズルとを主に有している。
【0003】
シロップノズルヘッドは、飲料注出ノズルの中央にて上下に渡って配置してある。このシロップノズルヘッドには、上下に通じる通路をなすシロップノズルが複数設けてある。各シロップノズルの上端は、不図示のシロップタンクに接続する。
【0004】
希釈液ノズルヘッドは、シロップノズルヘッドの外周に設けてあり、炭酸水を導入する管継手と冷水を導入する管継手とを有している。各管継手は、環状の希釈液導入通路に連通してある。希釈液導入通路の底部には、間隔を置いて下向きに穿孔した複数の希釈液通路穴が設けてある。各希釈液通路穴は、デフェーザとしての希釈液減圧通路に連通してある。このように希釈液ノズルヘッドは、各管継手−希釈液導入通路−希釈液通路穴−希釈液減圧通路の順で連通している。
【0005】
スパウトノズルは、シロップノズルヘッドの各シロップノズルの下端と、希釈液ノズルヘッドの希釈液減圧通路の出口とを共に包囲してある。スパウトノズルは、下方に窄まりつつ段付部を介して下方に開口する飲料吐出口を有している。また、スパウトノズルの段付部は、各シロップノズルの下端に対向する。
【0006】
このように構成した従来の飲料注出ノズルにおいて、濃縮シロップは、シロップノズルの下端からスパウトノズルの内周面(段付部)に向けて噴出される。一方、炭酸水もしくは冷水などの希釈液は、環状の希釈液導入通路に沿って廻りつつ各希釈液通路穴を経由して希釈液減圧通路に分散供給され、当該希釈液減圧通路を流下する過程で減圧された後にスパウトノズルの内周面に吐き出されて段付部に至る。そして、濃縮シロップおよび炭酸水(もしくは冷水)は、段付部で混ざり合った後にスパウトノズルの飲料吐出口より炭酸飲料(もしくは無炭酸飲料)としてカップなどに注出される(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−272698号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の飲料注出ノズルでは、希釈液ノズルヘッドにおいて、希釈液である炭酸水が、希釈液導入通路を廻りつつ当該希釈液導入通路の底部に穿孔した各希釈液通路穴に落下するように構成してある。このため、炭酸水は、大きく角度を変えて流れ希釈液通路穴の開口縁に衝突する。炭酸水は、衝突や衝撃によって分離し易く、この分離によって泡を生じて炭酸ガスが減少する。この結果、ガスボリュームおよびフォーミングの問題が生じる。
【0009】
ガスボリュームは、飲料に炭酸ガスが溶解した溶解度あるいは吸収度であり、当該ガスボリュームによって飲料を口にしたときの清涼感が異なる。このガスボリュームは、大気圧下、水温15.5℃の水1ccに1ccの炭酸ガスがとけ込んだものを1volとしている。ガスボリュームが多ければそれだけ炭酸が効いて清涼感が増すことになる。すなわち、上記のごとく炭酸ガスが減少することによりガスボリュームが低下して清涼感が損なわれてしまう。
【0010】
フォーミングは、炭酸飲料をカップに注出したときにカップの開口縁から炭酸ガスの泡が溢れる現象をいう。すなわち、炭酸水の分離によって泡が生じることにより、フォーミングが起こりやすくなってしまう。
【0011】
また、従来の飲料注出ノズルでは、希釈液ノズルヘッドにおいて、希釈液(炭酸水もしくは冷水)が、希釈液導入通路を廻りつつ当該希釈液導入通路の底部に穿孔した各希釈液通路穴を経由するように構成してある。このため、希釈液は、各下方に向けてシャワー状に滴下する。これに対し濃縮シロップは、シャワー状の希釈液が滴下するスパウトノズルの段付部の一部に向けて噴出する。この結果、濃縮シロップと希釈液とが接触しない部分が生じてブリックスの問題が生じる。
【0012】
ブリックスは、砂糖濃度であって重量(%)で表され、「ブリックス=(砂糖/(水+砂糖))×100(%)」の数式で算出する。そして、炭酸飲料(もしくは無炭酸飲料)をカップに注出した場合、飲料の底部(例えばカップ底面より上に約5mmの位置)のブリックスと、飲料の上部(例えば飲料上面より下に約5mmの位置)のブリックスを測定した数値の差をブリックス差という。ブリックス差が少ないほど濃縮シロップおよび炭酸水(もしくは冷水)が混ざっていることになる。すなわち、濃縮シロップと希釈液とが接触しない状態が多くなるとブリックス差が顕著にあらわれることになる。
【0013】
本発明は、上記実情に鑑みて、ガスボリュームを向上し、フォーミングを抑え、さらにブリックス差を低減することができる飲料注出ノズルを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る飲料抽出ノズルは、シロップノズルを備えたシロップノズルヘッドと、前記シロップノズルヘッドの外周に設けられた希釈液ノズルヘッドとを有し、前記シロップノズルヘッドから供給される濃縮シロップと前記希釈液ノズルヘッドから供給される希釈液とを混合して抽出する飲料抽出ノズルにおいて、前記希釈液ノズルヘッドは、前記希釈液が導入される環状の希釈液導入通路と、前記希釈液導入通路の周方向に向けて設けられ、前記希釈液導入通路内において周方向に流れが生じるように希釈液を供給する管継手と、前記希釈液導入通路内の希釈液の周方向の流れに従って傾斜するとともに、中央に集束するように傾斜する態様で、前記希釈液導入通路に穿設された複数の希釈液通路穴と、前記複数の希釈液通路穴が連なる環状の隙間をなす希釈液減圧通路と、前記希釈液減圧通路に設けられ、前記希釈液通路穴を流れる希釈液の流れに従う傾きに連なる傾きで形成された複数のリブ片とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料注出ノズルの好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る飲料注出ノズルを適応した飲料ディスペンサの飲料系統を示す図である。
【0017】
図1に示すように、飲料ディスペンサ1は、ベンドステージ1aに本実施の形態における飲料注出ノズル2を配設してある。この飲料ディスペンサ1は、冷却水槽3、冷却水攪拌用のアジテータ3a、冷却水槽3の冷却ユニット4、炭酸水を製造するカーボネータ5、水道に接続した給水ポンプ6、香味、色などの異なる各種濃縮シロップを種類別に収容したシロップタンク7A〜7D、炭酸ガスボンベ8を備えている。
【0018】
飲料注出ノズル2と各シロップタンク7A〜7Dとの間には、冷却水槽3を経由してシロップライン9A〜9Dが配管してある。また、飲料注出ノズル2とカーボネータ5との間には、冷却水槽3を経由して炭酸水ライン10が配管してある。さらに、飲料注出ノズル2と給水ポンプ6との間には、冷却水槽3を経由して冷水ライン11が配管してある。
【0019】
シロップライン9A〜9Dおよび冷水ライン11は、その途中に介装した冷却コイルを冷却水槽3の水中に浸漬してある。また、冷水ライン11は、途中から分岐してカーボネータ5に給水するようにしてある。なお、カーボネータ5は、冷却水槽3の水中に浸漬してある。
【0020】
そして、各シロップライン9A〜9Dには、それぞれシロップ電磁弁12が接続してある。炭酸水ライン10には、炭酸水電磁弁13が接続してある。冷水ライン11には、冷水電磁弁14が接続してある。冷水ライン11のカーボネータ5に至るラインには、カーボネータ給水電磁弁15が接続してある。また、炭酸ガスボンベ8と各シロップタンク7A〜7Dとの間、および炭酸ガスボンベ8とカーボネータ5との間には、炭酸ガスライン16が配管してあり、各シロップタンク7A〜7Dおよびカーボネータ5に炭酸ガスを加圧供給するようにしてある。
【0021】
上述の飲料ディスペンサ1では、ベンドステージ1aにカップ17を載置した状態で図示しない飲料選択ボタンを押して飲料の選択を行う。すると、選択飲料に対応した電磁弁が開放動作し、炭酸飲料の場合では濃縮シロップと炭酸水とが飲料注出ノズル2に送液されて当該飲料注出ノズル2内で混合してカップ17に供給される。また、無炭酸飲料の場合では濃縮シロップと冷水とが飲料注出ノズルに送液されて当該飲料注出ノズル2内で混合してカップ17に供給される。
【0022】
以下、本実施の形態における飲料注出ノズルについて説明する。図2は飲料注出ノズルを示す断面図、図3は飲料注出ノズルを示す分解斜視図、図4は希釈液ノズルヘッドの上部ヘッドを示す平面図、図5は希釈液ノズルヘッドの上部ヘッドを示す一部裁断側面図、図6は希釈液ノズルヘッドの下部ヘッドを示す一部裁断側面図である。
【0023】
飲料注出ノズル2は、シロップノズルヘッド21と、希釈液ノズルヘッド22と、シロップノズルカバー23と、スパウトノズル24と、組立ベース25との組立体としてなる。
【0024】
シロップノズルヘッド21は、飲料注出ノズル2の中央にて上下に渡って配置してある。このシロップノズルヘッドは、略円柱状の基体に、上下に通じる通路をなすシロップノズル21aが複数(本実施の形態では4箇所)設けてある。各シロップノズル21aの上端は、基体の上端部から上方に延在しており、各々シロップライン9A〜9Dがそれぞれ接続する。各シロップノズル21aの下端は、基体の下端部から下方に延在しており、その開口端部が基体の径外方向に向けて斜めにカットしてある。また、シロップノズルヘッド21の基体の外周面には、雄ネジ溝21bが形成してある。さらに、シロップノズルヘッド21の基体の上部には径外方向に延在する鍔部21cが形成してある。
【0025】
希釈液ノズルヘッド22は、シロップノズルヘッド21を挿通して当該シロップノズルヘッド21の外周に設けてあり、ヘッドカバー22A、上部ヘッド22Bおよび下部ヘッド22Cの組み合わせからなる。
【0026】
ヘッドカバー22Aは、シロップノズルヘッド21を中央に挿通する略円板形状をなし、希釈液としての炭酸水を導入するために炭酸水ライン10管継手22Aaと、希釈液としての冷水を導入するために冷水ライン11に接続する管継手22Abとを有している。また、ヘッドカバー22Aの外周縁には、相反する径外方向に延在しネジ穴を有した1対の固定片22Acが設けてある。
【0027】
上部ヘッド22Bは、シロップノズルヘッド21を中央に挿通する円筒体をなしている。上部ヘッド22Bの上側には、樋形で環状(本実施の形態では円環状)の周溝22Baが形成してある。周溝22Baは、ヘッドカバー22Aによって上部開口部が塞がれて各管継手22Aa,22Abに連通する希釈液導入通路31をなす。なお、各管継手22Aa,22Abは、周溝22Baの周方向に従って向けて設けてあり、当該各管継手22Aa,22Abから導入された希釈液は、周溝22Ba(希釈液導入通路31)内で所定周り方向の流れで廻ることになる。
【0028】
図4および図5に示すように周溝22Baの底部には、複数の希釈液通路穴22Bbが設けてある。希釈液通路穴22Bbは、周溝22Baの底部から上部ヘッド22Bの筒状の内周面に有した末広がりの円錐面22Bcに貫通して設けてある。この希釈液通路穴22Bbは、円環状の周溝22Baの周方向に沿って所定間隔をおいて穿設してある。さらに、各希釈液通路穴22Bbは、周溝22Baの底部から上部ヘッド22Bの内周面に至る間で、希釈液導入通路31内での希釈液の所定周り方向の流れに従って分散する態様で傾いて形成してある。さらにまた、各希釈液通路穴22Bbは、シロップノズルヘッド21に向けて中央に集束する態様で傾いて形成してある。このように、希釈液通路穴22Bbは、希釈液導入通路31内の希釈液の所定周り方向の流れに従う傾きと、中央に集束する傾きとの2方向を合わせた傾きで形成してある。なお、上部ヘッド22Bの上部外周縁には、相反する径外方向に延在しネジ穴を有した1対の固定片22Bdが設けてある。各固定片22Bdは、上部ヘッド22Bの上にヘッドカバー22Aを被着した際にヘッドカバー22Aの各固定片22Acに重合する。
【0029】
下部ヘッド22Cは、シロップノズルヘッド21を中央に挿通する円筒体をなしている。下部ヘッド22Cは、その外周面に末広がりの円錐面22Caを有した傘形構造を呈している。円錐面22Caは、上部ヘッド22Bの円錐面22Bcとの間で、前記希釈液通路穴22Bbが連なる隙間を形成する。また、図6に示すように下部ヘッド22Cの円錐面22Caには、リブ片22Cbが形成してある。リブ片22Cbは、円錐面22Caの上部から下部に渡って設けてあり、かつ、前記希釈液通路穴22Bbにおいて円環状の所定周り方向の流れに従う傾きに連なる傾きで形成してある。また、リブ片22Cbは、円錐面22Bc側での希釈液通路穴22Bbの開口を塞ぐことがないように、当該開口よりも下方に配置する形態としてある。また、リブ片22Cbが円錐面22Caより突出する高さGは、円錐面22Bcと円錐面22Caとの間の隙間を所定間隔に維持すべき高さとしてある。この隙間の所定間隔は、当該隙間を通過する希釈液を適正な圧力まで減圧するために必要な流路抵抗を与える間隔である。すなわち、円錐面22Bcと円錐面22Caとの間の隙間は、デフェーザとして機能する希釈液減圧通路32をなす。また、下部ヘッド22Cの筒状の内周面には、シロップノズルヘッド21の雄ネジ溝21bに螺着し得る雌ネジ溝22Ccが形成してある。
【0030】
上記構成の希釈液ノズルヘッド22は、上部ヘッド22Bの上にヘッドカバー22Aを被着した状態としてシロップノズルヘッド21の外周に下から嵌挿した後、下部ヘッド22Cをシロップノズルヘッド21の下から挿通しつつ雌ネジ溝22Ccを雄ネジ溝21bに螺着する。これにより、ヘッドカバー22A、上部ヘッド22Bおよび下部ヘッド22Cを組み合わせた希釈液ノズルヘッド22が、シロップノズルヘッド21の鍔部21cと下部ヘッド22Cとの間で挟持された形態でシロップノズルヘッド21に取り付けられる。また、下部ヘッド22Cは、自身の下端縁と上部ヘッド22Bの下端縁とが水平面上に略一致して、上部ヘッド22Bの円錐面22Bcを有した内周に包囲されつつ、円錐面22Bcと自身の円錐面22Caとの間で希釈液減圧通路32である隙間をなす。このように構成した希釈液ノズルヘッド22は、各管継手22Aa,22Ab−周溝22Ba(希釈液導入通路31)−希釈液通路穴22Bb−希釈液減圧通路32の順で連通する。
【0031】
シロップノズルカバー23は、図1および図2に示すようにシロップノズルヘッド21を中央に挿通する円筒体をなしている。シロップノズルカバー23は、上部外周面が希釈液ノズルヘッド22における下部ヘッド22Cの下方内部に挿通し得る外径を有している。さらに、シロップノズルカバー23は、下部外周面に上部外周面から下方に窄まる逆円錐面23aを有している。さらにまた、シロップノズルカバー23の上部内周面には、シロップノズルヘッド21の雄ネジ溝21bに螺着する雌ネジ溝23bが形成してある。
【0032】
このシロップノズルカバー23は、希釈液ノズルヘッド22を上記のごとくシロップノズルヘッド21に取り付けた後、シロップノズルヘッド21の下側から挿通しつつ雌ネジ溝23bを雄ネジ溝21bに螺着する。これにより、シロップノズルカバー23がシロップノズルヘッド21に取り付けられる。このように構成したシロップノズルカバー23は、下部内周面においてシロップノズルヘッド21の下端を包囲する。
【0033】
スパウトノズル24は、図1および図2に示すようにシロップノズルヘッド21、希釈液ノズルヘッド22およびシロップノズルカバー23を中央に挿通する円筒体をなしている。スパウトノズル24は、希釈液ノズルヘッド22の上部ヘッド22Bの外周に嵌挿し得る内径をなす嵌挿筒部24aを上側に有している。また、スパウトノズル24は、筒状の内周面であって嵌挿筒部24aの下端にて希釈液ノズルヘッド22の上部ヘッド22Bおよび下部ヘッド22Cの下端縁に対して間隔をおいて対峙する第1段付部24bを有している。さらに、スパウトノズル24は、筒状の内周面であって第1段付部24bの下側にて下方に窄まる逆円錐面24cを有している。さらにまた、スパウトノズル24は、筒状の内周面であって逆円錐面24cの下側にてシロップノズル21aの開口端部に対して対峙する第2段付部24dを有している。そして、スパウトノズル24は、第2段付部24dの下側に開口する飲料吐出口24eを有している。
【0034】
このスパウトノズル24は、シロップノズルヘッド21に対して希釈液ノズルヘッド22およびシロップノズルカバー23を取り付けた後、シロップノズルヘッド21の下側から挿通しつつ、嵌挿筒部24aを上部ヘッド22Bの外周に嵌挿する。これにより、スパウトノズル24は、希釈液ノズルヘッド22の上部ヘッド22Bおよび下部ヘッド22Cと、シロップノズルカバー23とを包囲する。上記のごとくスパウトノズル24を取り付けた状態において、スパウトノズル24の内周面は、第1段付部24bの部分で希釈液減圧通路32に連なる。また、スパウトノズル24の内周面は、第1段付部24bの後段で逆円錐面24cがシロップノズルカバー23の逆円錐面23aとの間で希釈液減圧通路32に連なる隙間をなす。この隙間は、第2段付部24dを介して飲料吐出口24eに連なる。
【0035】
なお、図1および図2に示すように、上部ヘッド22Bにおいて、周溝22Baの内周壁および外周壁の位置にはOリング26a,26bが配してある。Oリング26a,26bは、上部ヘッド22Bの上にヘッドカバー22Aを被着した際に、周溝22Baの開口部分をシールして希釈液導入通路31からの希釈液の漏れを防ぐ。また、上部ヘッド22Bにおいて、円錐面22Bcの上部の位置にはOリング26cが配してある。Oリング26cは、上部ヘッド22Bと下部ヘッド22Cとを組み付けた際に、円錐面22Bcと円錐面22Caとの間の隙間の上部をシールして希釈液減圧通路32の上部からの希釈液の漏れを防ぐ。さらに、上部ヘッド22Bにおいて、その外周にはOリング26dが巻装してある。Oリング26dは、上部ヘッド22Bの外周にスパウトノズル24の嵌挿筒部24aを嵌挿した際に、上部ヘッド22Bと嵌挿筒部24aとの間からの希釈液の漏れを防ぐ。
【0036】
組立ベース25は、図1および図2に示すように、スパウトノズル24を挿通し、かつ、スパウトノズル24の外周に係合する挿通穴25aを有している。この挿通穴25aの外周部には、重合した前記各固定片22Ac,22Bdのネジ穴に挿通したネジ27が螺合する支持腕25bが設けてある。
【0037】
この組立ベース25は、シロップノズルヘッド21、希釈液ノズルヘッド22、シロップノズルカバー23およびスパウトノズル24を組み付けた後、挿通穴25aをスパウトノズル24の下側から挿通し、支持腕25bに各固定片22Ac,22Bdのネジ穴に挿通したネジ27を螺合する。これにより、希釈液ノズルヘッド22のヘッドカバー22Aと上部ヘッド22Bとが挟持され、かつ、上部ヘッド22Bとスパウトノズル24とが挟持されて飲料注出ノズル2の組み立てが完了する。
【0038】
このように構成した飲料注出ノズル2では、濃縮シロップは、シロップノズルヘッド21のシロップノズル21aの下端からスパウトノズル24の第2段付部24dに向けて噴出される。一方、希釈液である炭酸水もしくは冷水は、希釈液ノズルヘッド22の上部ヘッド22Bの周溝22Ba(希釈液導入通路31)から各希釈液通路穴22Bbを経由して希釈液減圧通路32の周域に分散供給され、当該希釈液減圧通路32を流下する過程で減圧される。その後、希釈液は、スパウトノズル24の第1段付部24bから逆円錐面24cを介して第2段付部24dに至る。そして、濃縮シロップおよび希釈液は、第2段付部24dで混ざり合った後にスパウトノズル24の飲料吐出口24eより吐出される。
【0039】
なお、各管継手22Aa,22Abに接続する炭酸水ライン10および冷水ライン11には、それぞれ逆止弁28が接続してあり、スパウトノズル24での飲料の滞留に起因して、冷水が炭酸水ライン10に逆流したり、あるいは炭酸水が冷水ライン11に逆流する事態を防いでいる。
【0040】
上記のごとく希釈液を導入して濃縮シロップに混合する際、管継手22Aaあるいは管継手22Abから希釈液導入通路31に導入された希釈液は、希釈液導入通路31内で所定周り方向(本実施の形態では図4中の時計回り方向)の流れで廻りつつ希釈液通路穴22Bbに流れる。この希釈液通路穴22Bbは、上記希釈液の流れに従って、この流れに逆らうことのない態様で形成してある。このため、希釈液は、希釈液導入通路31における所定周り方向の流れのまま希釈液通路穴22Bbに流れることになる。
【0041】
すなわち、希釈液は、円環状の流れに従って大きく角度を変えることなく流れて希釈液通路穴22Bbを経由するので、希釈液が炭酸水である場合には、当該炭酸水の分離が抑えられて泡の発生が少なくなる。この結果、上記飲料注出ノズル2によって濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップ17に注出したときに、カップ17の開口縁から炭酸ガスの泡が溢れるフォーミングを抑えることができる。
【0042】
さらに、上記のごとく炭酸水の分離が抑えられて泡の発生が少なくなるので、炭酸水の炭酸ガスの減少が抑えられる。この結果、上記飲料注出ノズル2によって濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップ17に注出したときに、当該炭酸飲料に含まれる炭酸ガスの溶解度あるいは吸収度であるガスボリュームを向上することができる。
【0043】
ここで、従来の飲料注出ノズルでカップ17に注出した炭酸飲料のガスボリュームが4.3volであった。これに対し、上述した本実施の形態での飲料注出ノズル2でカップ17に注出した炭酸飲料のガスボリュームは4.5volであった。このように、ガスボリュームが0.2vol改善されたことにより、従来と比較して炭酸が効いて清涼感のある炭酸飲料が得られる。
【0044】
また、上述した飲料注出ノズル2では、希釈液減圧通路32をなす下部ヘッド22Cにおいて、リブ片22Cbが希釈液通路穴22Bbの傾きに連なる傾きで形成してある。このため、希釈液は、希釈液導入通路31における所定周り方向の流れに従って希釈液通路穴22Bbを流れ、この流れのまま希釈液減圧通路32を通過することになる。
【0045】
すなわち、炭酸水である希釈液が、円環状の流れに従って大きく角度を変えることなく流れて希釈液通路穴22Bbを経由した後、さらにこの流れを維持して希釈液減圧通路32を通過する。このため、リブ片22Cbが炭酸水の分離を抑えて泡の発生を減少させる作用を助勢することになる。この結果、上記飲料注出ノズル2によって濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップ17に注出したときに、カップ17の開口縁から炭酸ガスの泡が溢れるフォーミングをさらに抑えることができる。さらに、炭酸水の分離を抑えて泡の発生が少なくなるので、リブ片22Cbは炭酸水の炭酸ガスの減少を抑える作用も助勢することになる。この結果、上記飲料注出ノズル2によって濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップ17に注出したときに、当該炭酸飲料に含まれる炭酸ガスの溶解度あるいは吸収度であるガスボリュームをさらに向上することができる。
【0046】
また、上述した飲料注出ノズル2では、希釈液(炭酸水もしくは冷水)が円環状の所定周り方向に廻りながら流れて希釈液通路穴22Bbを経由するので、希釈液の流れが螺旋状になる。さらに、上記リブ片22Cbによって当該螺旋状の希釈液の流れを下流に向けて保持することになる。このため、スパウトノズル24の第2段付部24dにおいて、濃縮シロップに対して螺旋状に流れる希釈液が混合する。この結果、濃縮シロップと希釈液との接触が多くなって、濃縮シロップと希釈液とが良く混ざることになるので、カップ17内に注出した飲料のブリックス差を低減することができる。
【0047】
ここで、従来の飲料注出ノズルでカップ17に注出した飲料のブリックス差が0.7〜0.9%であった。これに対し、上述した本実施の形態での飲料注出ノズル2でカップ17に注出した飲料のブリックス差は0.6〜0.8%であった。このように、ブリックス差が0.1%の範囲で改善されたことにより、従来と比較してカップ17の底部と上部とで味覚(甘味)の変化が少ない飲料が得られる。
【0048】
さらにまた、上述した飲料注出ノズル2では、各希釈液通路穴22Bbが、シロップノズルヘッド21に向けて中央に集束する態様で形成してある。このため、希釈液ノズルヘッド22および飲料注出ノズ2全体の小型化を図ることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る飲料注出ノズルによれば、希釈液ノズルヘッド内に導入した希釈液が希釈液導入通路内で環状の所定周り方向の流れで廻りつつ、この流れのまま希釈液通路穴に流れる。すなわち、希釈液が、環状の流れに従って大きく角度を変えることなく希釈液通路穴に流れるので、希釈液が炭酸水である場合に、当該炭酸水の分離が抑えられて泡の発生が少なくなる。この結果、濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップに注出したときに、カップの開口縁から炭酸ガスの泡が溢れるフォーミングを抑えることができる。
【0050】
また、炭酸水の分離が抑えられて泡の発生が少なくなるので、炭酸水の炭酸ガスの減少が抑えられる。この結果、濃縮シロップと炭酸水とを混ぜた炭酸飲料をカップに注出したときに、当該炭酸飲料に含まれる炭酸ガスの溶解度あるいは吸収度であるガスボリュームを向上することができる。
【0051】
さらに、希釈液(炭酸水もしくは冷水)が環状の所定周り方向に廻りながら流れて希釈液通路穴を経由するので、希釈液の流れが螺旋状になる。このため、濃縮シロップに対して螺旋状に流れる希釈液が混合することになる。この結果、濃縮シロップと希釈液との接触が多くなって、濃縮シロップと希釈液とが良く混ざることになるので、カップ内に注出した飲料のブリックス差を低減することができる。
【0052】
さらに、希釈液が、環状の流れに従って大きく角度を変えることなく希釈液通路穴を経由しつつ、さらにリブ片によって流れを維持して希釈液減圧通路を通過する。この結果、リブ片が炭酸水の分離を抑えて泡の発生を減少させる作用を助勢するので、フォーミングをさらに抑えるとともに、ガスボリュームをさらに向上することができる。さらに、リブ片は、希釈液通路穴で螺旋状となった希釈液の流れを下流に向けて保持する。この結果、濃縮シロップと希釈液との接触がさらに多くなって、カップ内に注出した飲料のブリックス差をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飲料注出ノズルを適応した飲料ディスペンサの飲料系統を示す図である。
【図2】飲料注出ノズルを示す断面図である。
【図3】飲料注出ノズルを示す分解斜視図である。
【図4】希釈液ノズルの上部ヘッドを示す平面図である。
【図5】希釈液ノズルの上部ヘッドを示す一部裁断側面図である。
【図6】希釈液ノズルの下部ヘッドを示す一部裁断側面図である。
【符号の説明】
1 飲料ディスペンサ
1a ベンドステージ
2 飲料注出ノズ
3 冷却水槽
3a アジテータ
4 冷却ユニット
5 カーボネータ
6 給水ポンプ
7A,7B,7C,7D シロップタンク
8 炭酸ガスボンベ
9A,9B,9C,9D シロップライン
10 炭酸水ライン
11 冷水ライン
12 シロップ電磁弁
13 炭酸水電磁弁
14 冷水電磁弁
15 カーボネータ給水電磁弁
16 炭酸ガスライン
17 カップ
21 シロップノズルヘッド
21a シロップノズル
21b 雄ネジ溝
21c 鍔部
22 希釈液ノズルヘッド
22A ヘッドカバー
22Aa,22Ab 各管継手
22Ac 各固定片
22B 上部ヘッド
22Ba 周溝
22Bb 希釈液通路穴
22Bc 円錐面
22Bd 固定片
22C 下部ヘッド
22Ca 円錐面
22Cb リブ片
22Cc 雌ネジ溝
23 シロップノズルカバー
23a 逆円錐面
23b 雌ネジ溝
24 スパウトノズル
24a 嵌挿筒部
24b 第1段付部
24c 逆円錐面
24d 第2段付部
24e 飲料吐出口
25 組立ベース
25a 挿通穴
25b 支持腕
26a,26b,26c,26d Oリング
27 ネジ
28 逆止弁
31 希釈液導入通路
32 希釈液減圧通路

Claims (1)

  1. シロップノズルを備えたシロップノズルヘッドと、
    前記シロップノズルヘッドの外周に設けられた希釈液ノズルヘッドとを有し、
    前記シロップノズルヘッドから供給される濃縮シロップと前記希釈液ノズルヘッドから供給される希釈液とを混合して抽出する飲料抽出ノズルにおいて、
    前記希釈液ノズルヘッドは、
    前記希釈液が導入される環状の希釈液導入通路と、
    前記希釈液導入通路の周方向に向けて設けられ、前記希釈液導入通路内において周方向に流れが生じるように希釈液を供給する管継手と、
    前記希釈液導入通路内の希釈液の周方向の流れに従って傾斜するとともに、中央に集束するように傾斜する態様で、前記希釈液導入通路に穿設された複数の希釈液通路穴と、
    前記複数の希釈液通路穴が連なる環状の隙間をなす希釈液減圧通路と、
    前記希釈液減圧通路に設けられ、前記希釈液通路穴を流れる希釈液の流れに従う傾きに連なる傾きで形成された複数のリブ片と
    を備えたことを特徴とする飲料注出ノズル。
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