JP4051850B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ装置において、電源と負荷との電路の開閉機能とタイマー回路やリモートコントロール回路等の回路機能を単一の筐体内に有するスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電源と各種照明や換気扇等の負荷との間の電路を開閉するスイッチ機能と、それらスイッチをタイマー回路で遅動操作したり、またはリモートコントロール回路で遠隔操作する回路機能とを併設させたスイッチ装置は、人が操作するスイッチハンドルとそのスイッチハンドルによって電路開閉するスイッチ接片や電路接続用端子を配置するスペースに併設して、前記回路機構を配置するスペースが必要となる。このため、前記スイッチ機能と回路機能とを有するスイッチ装置は、単なるスイッチ機能のみのスイッチ装置の1.5〜2.0倍、スイッチ装置全体形状が大きくなる。
【0003】
一方、スイッチ装置は、異なる負荷系統の電路をオン/オフする他のスイッチ装置と併設して複数のスイッチ装置を集合させて壁面等に設置される。このため、各スイッチ装置毎のスイッチハンドルの形状寸法とスイッチハンドル間の間隔が均一に配置されることが設置場所条件や操作性及び美観的にも望ましい。
【0004】
しかしながら、前記スイッチ機能と回路機能を併設したスイッチ装置と単なるスイッチ機能のみを有したスイッチとを集合配置すると、前記スイッチ機能と回路機能を有するスイッチ装置のスイッチハンドルの形状寸法と、単なるスイッチ機能のみを有するスイッチ装置のスイッチハンドルの形状寸法の相違により、スイッチハンドル間の間隔が前記回路機能のスペース分広く配置する必要がある。
【0005】
このため、スイッチ装置の壁面への取付面積が広くなり、設置場所に制約が生じたり、各スイッチハンドルの間隔が広がることで操作性と美観が低下してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスイッチ機能と回路機能を内蔵併設されたスイッチ装置は、単なるスイッチ機能のみを有するスイッチ装置の1.5〜2.0倍の配置スペースを有しており、スイッチ機能のみのスイッチと併設するとスイッチハンドル間の間隔が大きくなり、前記スイッチ装置の設置スペースを広く確保する必要がある。
【0007】
このため、スイッチ装置の設置場所が制約され、各スイッチ装置のスイッチハンドルの操作性と美観が損なう課題があった。
【0008】
本発明は、スイッチ機能と回路機能を併設するスイッチ装置の小型化を図り、単にスイッチ機能のみのスイッチ装置と同等のスイッチハンドル形状寸法と、かつ等間隔に設置可能なスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明のスイッチ装置は、電源と負荷に接続された電路を接続する端子を配置し、その端子間に設けた有底空間部と上面に開口部を有したスイッチ本体と;前記スイッチ本体の上面開口部に嵌合配置させ、各種回路機能を構成する回路部品を搭載し、かつ前記スイッチ本体の端子に接続する端子接続部を有する印刷配線基板と;前記印刷配線基板の上面に配置され、平面状の本体部と、前記端子接続部と接続されたスイッチ用の可動接片と固定接片と、及び軸受けとを有する基台と;前記基台の上面に配置され、前記軸受けに支持される軸を有し前記固定接片と可動接片をオン/オフ駆動させるスイッチハンドルと;前記スイッチハンドルを露出する開口部と、その開口部の内側面に前記スイッチハンドルの軸を押圧する軸押圧溝とを有するスイッチカバーと;を具備し、前記スイッチ本体の上面開口部に、前記印刷配線基板、前記基台、前記スイッチハンドル、及びスイッチカバーの順に配置固定するとともに、前記スイッチ本体の空間部に、前記印刷配線基板に搭載された大型回路部品が収納配置されるように前記印刷配線基板を前記スイッチ本体上面開口部に配置したものであって、前記基台の本体部が前記スイッチハンドルを収納する前記スイッチカバーの内側に配設され、前記印刷配線基板の上側に小さい電子部品が配設されるとともに、前記基台と前記印刷配線基板との間には電子部品を収納する隙間が設けられていることを特徴とする。
【0010】
本発明とこれ以降の発明に用いる用語とその技術的意味は次の通りである。
【0011】
本発明の端子とは、商用電源からの電路を接続する端子と、負荷に接続された電路を接続する端子である。前記電路と前記端子との接続は、端子に設けた雄ネジに電路である電線を巻回して接続したり、または、電路噛合手段で電線を噛合するワンタッチ式電路線接続等の各種電線接続手段を有したものである。
【0012】
前記負荷は、各種照明、換気扇、及び電動駆動ブラインド等の機器である。それら機器は、機器の設置場所と離れた位置に配置されたスイッチ装置で駆動電源の供給オン/オフを行うものである。
【0013】
スイッチ本体とは、全体形状が略長方立方体で、前記端子を配置して絶縁部材で形成されており、上面に開口を有し、かつ、前記端子の電源側端子と負荷側端子との間に絶縁壁を介して有底空間部を有したものである。
【0014】
回路機能とは、負荷に供給されている駆動電源をスイッチでオフ後、所定の時間経過するまで、前記負荷への駆動電源供給を継続させ、所定時間経過後に負荷への駆動電源供給をオフするための時間計測と計測時間到達時に負荷への駆動電源供給をオフ制御させるタイマー回路と、前記負荷への駆動電源供給を前記スイッチの設置場所から離れた位置からリモートコントロールでオン/オフさせるために、リモートコントロール信号受信回路とその受信信号の基で前記スイッチをオン/オフ制御するスイッチ制御回路を有するリモートコントロール回路である。
【0015】
印刷配線基板とは、絶縁基板の片面または両面に各種回路部品を搭載し、その回路部品間を接続する銅箔で形成された回路パターンを有したものである。この印刷配線基板に搭載される回路部品は、前記回路機能によって異なるが、例えば、抵抗素子、コンデンサ素子、半導体素子等の比較的低耐圧で形状が小さいものと、電解コンデンサ、ノイズ除去コイル、サージ用バリスタ、及び各種トランス等の比較的高耐圧で形状が大きいもの等が用いられる。但し、耐圧が比較的低い回路部品で形状が大きなものも存在する。
【0016】
これらの回路部品を用いて、前記回路機能を印刷配線基板で形成する際に、特に形状の大きい回路部品を前記印刷配線基板の一方側に搭載配置する。この配置された形状の大きい回路部品を前記スイッチ本体の空間部に収納配置するように前記スイッチ本体の開口に前記印刷配線基板を配置させることにより、前記電源側の端子と負荷側の端子との間に生じるスペースが有効活用でき、形状の大型回路部品のための特別なスペース確保が必要なくなる。
【0017】
スイッチ用の可動接片と固定接片とは、電気的伝導率の高い部材で形成され、前記電源側端子と負荷側端子間を接続または開放する接片で、特に可動接片は、弾性体で常時固定接片とは離間する方向に弾性力が付与されている。
【0018】
基台とは、絶縁部材で略長方形状の平面に、前記スイッチ用可動接片と固定接片が配置され、かつ、この可動接片を押圧して固定接片に接触または離間させるスイッチハンドルの転倒を規制するバネ部材を配置したものである。この基台に配置された前記スイッチ用可動接片と固定接片は、前記印刷配線基板を介して前記端子に電気的に接続されている。さらに、前記基体の側面中心には、スイッチハンドルの軸を支持する軸受けが設けられている。
【0019】
前記スイッチハンドルとは、中心側面から延出させた軸を中心に転倒動作するものである。このスイッチハンドルの下面側に位置する前記スイッチ用の可動接片を押圧して、固定接片に接触させたり、離間させたりして、前記電源側端子と負荷側端子をオン/オフさせるものである。
【0020】
スイッチカバーとは、前記スイッチハンドルのハンドル面を露出させる開口を有し、かつ、ハンドル面の周辺部をカバーする。このスイッチカバーの内側面には、前記スイッチハンドルの軸を前記基台の軸受けと挟持する軸押圧溝を設けたものである。
【0021】
前記スイッチ本体の上面に印刷配線基板を介して載置された前記基台の軸受けで、前記スイッチハンドルの軸を支持し、さらに、前記スイッチカバーの軸押圧溝で挟持するように、前記スイッチカバーを前記スイッチ本体に固定する。これにより、スイッチハンドルは、軸を中心に転倒動作可能となり、前記スイッチ用可動接片と固定接片を介して電源側端子と負荷側端子との間のオン/オフ動作を行うものである。
【0022】
本発明の電路オン/オフ機能に前記回路機能を内蔵したスイッチ装置は、スイッチハンドルの形状や面積は、従来の電路間のオン/オフのみのスイッチ装置の形状面積と、略同一形状面積とすることが可能である。特に、この種のスイッチ装置は、壁面に他のスイッチ装置と併設されるために、他のスイッチ装置のスイッチハンドルの形状寸法や取付間隔は均一となり、設置場所の制約もなく、美観も損なうこともない。
また、スイッチ本体の空間部に大型回路部品を収納配置するとともに、配線基板と基台との間に小さい回路部品を収納するのでスイッチの小型化を図ることができる。また、平面状の本体部を有する基台の本体部をハンドルが収納されるスイッチカバーの内側に配設することによって、配線基板とスイッチカバーとの間隔を確保する必要が無くなり、スイッチ装置内のスペースを有効に利用することができ、スイッチ装置全体を小型化することができる。
【0023】
請求項2の発明のスイッチ装置は、電源と負荷に接続された電路を接続する端子を配置し、その端子間に設けた有底空間部と上面に開口部を有したスイッチ本体と;前記スイッチ本体の上面開口部に嵌合配置させ、各種回路機能を構成する回路部品を搭載し、かつ前記スイッチ本体の端子に接続する端子接続部を有する印刷配線基板と;前記印刷配線基板の上面に配置され、前記端子接続部と接続されたスイッチ用の可動接片と固定接片と、及び軸受けとを有する基台と;前記基台の上面に配置され、前記軸受けに支持される軸を有し前記固定接片と可動接片をオン/オフ駆動させるスイッチハンドルと;前記スイッチハンドルを露出する開口部と、その開口部の内側面に前記スイッチハンドルの軸を押圧する軸押圧溝とを有するスイッチカバーと;前記スイッチハンドルの下側に配設され、中心部に頂点部を有し、その頂点部から左右に傾斜面を設けた、前記基台に設けられた下バネと略対照的な形状の上バネと;を具備し、前記スイッチ本体の上面開口部に、前記印刷配線基板、前記基台、前記スイッチハンドル、及びスイッチカバーの順に配置固定したことを特徴とする。
【0025】
前記スイッチハンドルの下側に配設され、中心部に頂点部を有し、その頂点部から左右に傾斜面を設けた、前記基台に設けられた下バネと略対照的な形状の上バネを配置し、この上バネの頂点部を前記基台の下バネを摺動させるようにすることが可能である。
【0026】
すなわち、スイッチハンドルに設けた上バネと前記基台に設けた下バネとが交互に撓んでスムースな摺動となり、前記スイッチハンドルのいずれかの方向への転倒状態を維持すると共に、速やかにスイッチハンドルの転倒動作が可能となる
【0027】
これにより、簡単な構成で、かつ、確実にスイッチハンドルの転倒動作が可能となり、さらに、転倒位置状態の維持が可能となる。
【0028】
請求項3の発明のスイッチ装置は、請求項1又は請求項2のスイッチにおいて、前記基台は、前記スイッチ本体上面開口部に配置した印刷配線基板に搭載した回路部品との接触を回避するための脚を設け、この基台の脚は、前記回路部品の高さよりも大きく形成したことを特徴とする。
【0029】
前記基台の下面側には、脚を配置している。この脚は、前記印刷配線基板の上面側に搭載した回路部品の高さ寸法よりも若干大きめの寸法を有している。これにより、印刷配線基板の回路部品と基台の接触破損を防止するものである。
【0035】
請求項の発明のスイッチ装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、前記印刷配線基板が複数の基板に分割された際には、前記スイッチ本体の上面開口と空間部とに配置したことを特徴とする。
【0036】
スイッチ装置に複数の回路機能を内蔵させる場合、例えば、前記タイマー回路とリモートコントロール回路をスイッチ装置に内蔵させる場合、前記スイッチ本体の上面開口部に収納できる大きさの印刷配線基板に、それら回路の回路部品が搭載しきれない際に、回路機能毎に印刷配線基板を分割することになる。このような場合に、一方の印刷配線基板は、前記スイッチ本体の上面開口部に配置し、他方の印刷配線基板は、前記スイッチ本体の空間部に配置することで、スイッチ本体の形状寸法の大型化が回避できる。
【0037】
請求項の発明のスイッチ装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスイッチ装置において、前記スイッチハンドルによって、前記スイッチ用固定接片と可動接片をオン駆動させた際に、前記スイッチハンドルに通電表示することを特徴とする。
【0038】
本発明の通電表示とは、前記スイッチハンドルをオン側に転倒し、前記スイッチ用可動接片を固定接片と接触させて、前記電源端子に接続された電源と負荷の電路をオンさせた際に、その電路中に直列配置したカレントトランスにより、電路電流を検出して、点灯管を点灯動作させ、その点灯管からの投射光を前記スイッチハンドルの表示部に表示するものである。
【0039】
これにより、スイッチ装置のスイッチハンドルの表示部が発光している場合は、スイッチがオン状態であることが認知でき、表示部が発光していない場合は、スイッチがオフ状態であることが認知できる。
【0040】
前記点灯管は、LEDやネオン管及びその他の点灯管を用いることが可能である。
【0041】
これにより、スイッチ装置の操作状態の認知が容易となり、負荷の不要な駆動を回避可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係るスイッチ装置の一実施形態を示し、図1(a)は外観斜視図で、図1(b)は、図1(a)のX−X切断線から切断した断面図である。図2は、本発明に係るスイッチ装置のスイッチ本体とそのスイッチ本体に設置される印刷配線板を示す展開斜視図である。図3は、本発明に係るスイッチ装置のスイッチ本体に設置される基台とスイッチハンドルとスイッチカバーを示す展開斜視図である。図4は、本発明に係るスイッチ装置の基台とスイッチハンドルの関係を示す展開斜視図である。
【0043】
本発明に係るスイッチ装置10は、図1(a)に示すようにスイッチ本体11とスイッチカバー12とスイッチハンドル13から構成されている。前記スイッチハンドル13の形状寸法は、スイッチ機能のみを有するスイッチ装置のスイッチハンドルと略同一形状寸法で生成されており、表面には、スイッチハンドル13を電路オン方向に押圧した際に、後述するLEDが点灯し、そのLEDからの点灯光が出射表示される表示部13aを有している。
【0044】
このスイッチ装置10のスイッチ本体11の内部構成について、図1(b)と図2を用いて説明する。スイッチ本体11は、絶縁部材で成型され、上面に開口部を有し、図中左右両端部側の底面から穿設された電路線を挿入する電路線挿入孔14を有し、この電路線挿入口14内には、端子15が配置されている。この電路線挿入口14内には図示していないが、挿入された電路線と端子15との接続用の例えば、雄ネジに電線を旋回したり、またはワンタッチ式電路線接続機構等の電線接続手段が設けられている。
【0045】
この端子15の電路線が接続される端部の他端側は、折曲されて後述する印刷配線基板17に接続される接続部と、この端子15自体をスイッチ本体11に固定するための固定部とを有している。なお、端子15は、電源と負荷とに接続される数を有しており、一般的には、4本設けられている。
【0046】
この端子15の電源側と負荷側との間には、有底の空間部16が設けられ、この空間部16と前記端子15の電源側と負荷側との間には、絶縁壁16a,16bが植設されている。
【0047】
前記スイッチ本体11の上面開口部には、印刷配線基板17が嵌合載置される。この印刷配線基板17の全体形状は、前記スイッチ本体11の上面開口部に嵌合される形状寸法で、前記端子15に接続される接続部17bとタイマー回路またはリモートコントロール回路等の回路部品18が搭載されている。この回路部品18は、例えばタイマー回路の場合は、電路ノイズ除去用のチョークコイル18aや電解コンデンサ18bのような大型部品と、抵抗18cやダイオード18d等の各種小型部品である。これら回路部品18の内、大型部品であるチョークコイル18aや電解コンデンサ18bは、前記印刷配線基板17の裏面側に搭載して、前記空間部16内に収納するようにする。
【0048】
さらに、前記印刷配線基板17で必要とする回路部品18が搭載できない場合や、または他の機能回路を設ける場合には、第2の印刷配線基板17aを前記印刷配線基板17の一端側で、前記空間部16に収納可能位置に植設する。
【0049】
これにより、前記印刷配線基板17,17aは、前記絶縁壁16a,16bで端子15と確実に絶縁配置可能となる。なお、前記端子15と前記印刷配線基板17の接続部17bは、半田付けなどで電気的に接続される。
【0050】
また、前記印刷配線基板17には、LED25が搭載されており、このLED25は、スイッチハンドル13を操作して、前記端子15に接続された電源と負荷とが後述するスイッチ接片がオンされた際に、点灯して、スイッチオン状態を表示するものである。
【0051】
なお、このLED25の点灯方法としては、前記端子15の電源側または負荷側の電路中にカレントトランスを配置し、後述するスイッチ用可動接片と固定接片とがオン操作されて、電源から負荷に供給される電流をカレントトランスで検出して前記LED25に点灯電流を供給する。
【0052】
次に前記印刷配線基板17の上方に載置する基台19,スイッチハンドル13,及びスイッチカバー12について図1(b)と図3を用いて説明する。
【0053】
前記スイッチ本体11の上面に配置された印刷配線基板17の上面には、基台19が載置される。この基台19の中央側面には、後述するスイッチハンドル13の軸13bを支持する軸受け19aが設けられている。さらに、この基台19の上面には、スイッチ用の固定接片20と可動接片21が植設配置されている。この固定接片20と可動接片21の基端部は、図示していないが基台19を貫通して、前記印刷配線基板17の接続部17bと電気的に接続されるようになっている。また、前記可動接片21は常時固定接片20と離間する方向に弾性力が付与される弾性部材で形成されており、この可動接片21の弾性力に抗して、固定接片20と接触及び離間動作させることで、前記端子15の電源側と負荷側の電路が印刷配線基板17の接続部17bを介してオン/オフされることになる。
【0054】
また、前記基台19には、前記印刷配線基板17上に搭載した際に、小型回路部品との接触を避けるために、四隅から脚19bを突設させている。さらに、基台19の上面で、前記印刷配線板17に搭載されたLED25の点灯光を前記スイッチハンドル13の表示窓13aに投射させる開口19cを穿設している。
【0055】
なお、このLED25は、前記印刷配線基板17に搭載配置せず、図1(b)に示すように基台19にLED25’を配置することも可能である。この場合、基台19の開口19cは、印刷配線基板17を介して前記カレントトランスとLED25’とを接続する接続線の挿通孔としたり、または、開口19cを廃して、他の方法で印刷配線基板17を介したり、または直接前記カレントトランスとLED25’とを電気的に接続することも可能である。
【0056】
前記スイッチハンドル13の中央部の側面には、前記基台19に設けた軸受け19aに回転自在に支持される軸13bが設けられている。このスイッチハンドル13は、軸13bを中心として、図中左右方向に転倒させて、前記可動接片21を固定接片20に接触させたり、離間させたりする。
【0057】
次に、スイッチカバー12は、前記スイッチハンドル13が露出する開口部12aを有し、その開口12aの内側面で、かつ、前記スイッチハンドル13の軸13bが位置する部分に軸押圧溝12bが設けられている。このスイッチカバー12の軸押圧溝12bは、前記スイッチハンドル13の軸13bを前記基台19の軸受け19aと挟持して軸支する。これにより、前述したように、前記スイッチハンドル13を図中左右方向に転倒可能となる。
【0058】
次に、前記スイッチハンドル13を左右方向へ転倒時に、その転倒状態を維持して、前記スイッチ用の可動接片21を固定接片20に接触または離間させて、その状態を維持させる機構について図4を用いて説明する。
【0059】
前記基台19の上面略中央部には、前記可動接片21と固定接片20と併設されるように下バネ22の両端部が嵌合されるバネ嵌合孔19dが穿設されている。このバネ嵌合孔19dに嵌合される下バネ22は、中央部から折曲された頂点部22aとその頂点部22aの図中左右方向に傾斜させた傾斜面22bと前記バネ嵌合孔19dに嵌合させる端部22cからなる形状に成形されている。
【0060】
一方、前記スイッチハンドル13の下面中央には、基台19の下バネ22の表面を摺動する突起部23が延在されている。この突起部23は、スイッチハンドル13を軸13bを中心にいずれかの方向に転倒させた際に、基台19の下バネ22の傾斜面上を摺動する。つまり、スイッチハンドル13がスイッチ用可動接片21を固定接片20に接触させるオン方向に転倒させた際には、前記突起部23は、下バネ22の頂点部22aを超えて、図中左側の傾斜面22bに摺動移動し、スイッチハンドル13をオフ方向に転倒させた際には、突起部23は、図中左側傾斜面22bから頂点部22aを超えて、右側傾斜面22bへと摺動移動する。これにより、スイッチハンドル13の下面から突出させて設けた可動片押圧突起13cによって、スイッチ用可動接片21が、固定接片20に押圧されて接触オンさせ、反対方向にスイッチハンドル13を転倒させると、可動片押圧突起13cは可動接片21から離間し、かつ、可動接片21の自己弾性により固定接片20から離間オフの動作状態となる。
【0061】
なお、前記スイッチハンドル13の突起部23が、基台19の下バネ22の頂点部22aを超える際には、下バネ22全体が撓み、突起部23が頂点部22aを超えると撓みは、下バネ22の弾性力で復元する。
【0062】
また、このスイッチハンドル13の突起部23による基台19の下バネ22の撓みが大きく復元弾性力が弱い場合には、前記スイッチハンドル13の下面に、上バネ24を植設されることも可能である。
【0063】
この上バネ24は、中央部分から折曲された頂点部24aと、この頂点部24aから左右に傾斜させた傾斜面24bと、この傾斜面24bの途中を折曲させた補強折曲部4cと、、前記傾斜面24bの両端から延出させ、前記スイッチハンドル13の内面内に固定される固定部24dからなる形状に成形されている。
【0064】
つまり、前記上バネ24の頂点部24aに前記突起部23が位置するように前記スイッチハンドル13の内面内に設けた図示していない嵌合溝に上バネ24の固定部24dを嵌合固定する。すなわち、前記上バネ24の頂点部24aが前記下バネ22側になるようにスイッチハンドル13の内面側に固定配置する。
【0065】
一方、前記下バネ22は、頂点部22aがスイッチハンドル13側になるように端部22cを前記基台19のバネ嵌合孔19dに嵌合固定する。
【0066】
このように上バネ24が取り付け固定されたスイッチハンドルを前記下バネ22が取り付け固定された基台19に嵌合固定すると、前記上バネ24の頂点部24aは、前記下バネ22の頂点部221aを境に傾斜面22bに接触する状態となる。
【0067】
つまり、前記スイッチハンドル13の表示部13a側に転倒させると、軸13dを中心として、前記上バネ24の頂点部24aは、下バネ22上を摺動して、頂点部22aから図中左側の傾斜面22bに位置するが、上下バネ22,24が共に弾性力を有するために、スイッチハンドル13の点灯操作により互いに撓みスムーズな摺動が可能となる。
【0068】
前記スイッチハンドル13のいずれか側への点灯動作時には、前記上バネ24と下バネ22が相互に撓んで速やかにスイッチハンドル13の転倒動作が可能となる。また、特に上バネ24は、傾斜面24dの中間に補強折曲部24cを設けたことにより、必要以上の撓みも生じない。
【0069】
上述したように、本発明のスイッチ装置10は、電源や負荷の電路に接続される端子15有したスイッチ本体11の上面に、各種回路部品18を搭載し、かつ、前記端子15と接続する接続部17bを有した印刷配線基板17を配置し、その印刷配線基板17の上面に、前記接続部17bに接続されたスイッチ用の固定と可動接片20,21と、スイッチハンドル13の転倒を規制する下バネ22を設けた基台19を配置し、さらにその基台19の上面に、前記下バネ22の上面を摺動する突起部23または上バネ24と前記可動接片21を押圧する可動片押圧部13cを設けたスイッチハンドル13を配置し、このスイッチハンドル13をスイッチカバー12の開口部12aから露出させ、このスイッチカバー12と前記スイッチ本体11とを図示していない固定手段で固定して生成するものである。
【0070】
【発明の効果】
請求項1の本発明は、電源と負荷の電路をオン/オフするスイッチ機能と各種回路機能を有するスイッチ装置は、スイッチハンドルの形状や面積を従来の電路間のオン/オフのみのスイッチ装置の形状面積と略同一形状面積とすることが可能となった。この種のスイッチ装置は、壁面に他のスイッチ装置と併設されるために、他のスイッチ装置のスイッチハンドルの形状寸法や取付間隔は均一となり、設置場所の制約もなく、美観も損なうことのない効果を有している。
また、スイッチ本体の空間部に大型回路部品を収納配置するとともに、配線基板と基台との間に小さい回路部品を収納するのでスイッチの小型化を図ることができる。また、平面状の本体部を有する基台の本体部をハンドルが収納されるスイッチカバーの内側に配設することによって、配線基板とスイッチカバーとの間隔を確保する必要が無くなり、スイッチ装置内のスペースを有効に利用することができ、スイッチ装置全体を小型化することができる。
【0071】
請求項2の本発明は、請求項1の発明と同様の効果が得られる他に、記スイッチハンドルに設けた上バネを前記基台に設けたスイッチハンドル転倒規制用の下バネに摺動させる簡単な構成で、前記スイッチハンドルの転倒位置状態を確実に維持できる効果を有している。
【0072】
請求項3の本発明は、前記基台に前記スイッチ本体上面開口部に配置した印刷配線基板に搭載した回路部品との接触を回避するための脚を配置し、この基台の脚は、前記回路部品の高さよりも大きく形成したことにより、印刷配線基板の回路部品と基台の接触破損を防止と回路部品の絶縁が向上する効果を有している。
【0075】
請求項の本発明は、前記印刷配線基板が複数の基板に分割された際には、前記スイッチ本体の上面開口と空間部とに配置することで、複数の回路機能を単一のスイッチ本体内に収納配置可能で、スイッチ本体の形状寸法の大型化が回避できる効果を有している。
【0076】
請求項の本発明は、スイッチハンドルによって、前記スイッチ用固定接片と可動接片をオン駆動させた際に、前記スイッチハンドルに通電表示することにより、スイッチ装置の操作状態が容易に認識できる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ装置の一実施形態を示し、図1(a)は外観斜視図で、図1(b)は、図1(a)のX−X切断線から切断した断面図。
【図2】本発明に係るスイッチ装置のスイッチ本体とそのスイッチ本体に設置される印刷配線板を示す展開斜視図。
【図3】本発明に係るスイッチ装置のスイッチ本体に設置される基台とスイッチハンドルとスイッチカバーを示す展開斜視図。
【図4】本発明に係るスイッチ装置の基台とスイッチハンドルの関係を示す展開斜視図。
【符号の説明】
10…スイッチ装置
11…スイッチ本体
12…スイッチカバー
13…スイッチハンドル
14…空間部
15…端子
16…絶縁壁
17…印刷配線基板
18…回路部品
19…基台
20…固定接片
21…可動接片
22…下バネ
23…突起部
24…上バネ
25…LED

Claims (5)

  1. 電源と負荷に接続された電路を接続する端子を配置し、その端子間に設けた有底空間部と上面に開口部を有したスイッチ本体と;
    前記スイッチ本体の上面開口部に嵌合配置させ、各種回路機能を構成する回路部品を搭載し、かつ前記スイッチ本体の端子に接続する端子接続部を有する印刷配線基板と;
    前記印刷配線基板の上面に配置され、平面状の本体部と、前記端子接続部と接続されたスイッチ用の可動接片と固定接片と、及び軸受けとを有する基台と;
    前記基台の上面に配置され、前記軸受けに支持される軸を有し前記固定接片と可動接片をオン/オフ駆動させるスイッチハンドルと;
    前記スイッチハンドルを露出する開口部と、その開口部の内側面に前記スイッチハンドルの軸を押圧する軸押圧溝とを有するスイッチカバーと;
    を具備し、
    前記スイッチ本体の上面開口部に、前記印刷配線基板、前記基台、前記スイッチハンドル、及びスイッチカバーの順に配置固定するとともに、前記スイッチ本体の空間部に、前記印刷配線基板に搭載された大型回路部品が収納配置されるように前記印刷配線基板を前記スイッチ本体上面開口部に配置したものであって、前記基台の本体部が前記スイッチハンドルを収納する前記スイッチカバーの内側に配設され、前記印刷配線基板の上側に小さい電子部品が配設されるとともに、前記基台と前記印刷配線基板との間には電子部品を収納する隙間が設けられていることを特徴とするスイッチ装置。
  2. 電源と負荷に接続された電路を接続する端子を配置し、その端子間に設けた有底空間部と上面に開口部を有したスイッチ本体と;
    前記スイッチ本体の上面開口部に嵌合配置させ、各種回路機能を構成する回路部品を搭載し、かつ前記スイッチ本体の端子に接続する端子接続部を有する印刷配線基板と;
    前記印刷配線基板の上面に配置され、前記端子接続部と接続されたスイッチ用の可動接片と固定接片と、及び軸受けとを有する基台と;
    前記基台の上面に配置され、前記軸受けに支持される軸を有し前記固定接片と可動接片をオン/オフ駆動させるスイッチハンドルと;
    前記スイッチハンドルを露出する開口部と、その開口部の内側面に前記スイッチハンドルの軸を押圧する軸押圧溝とを有するスイッチカバーと;
    前記スイッチハンドルの下側に配設され、中心部に頂点部を有し、その頂点部から左右に傾斜面を設けた、前記基台に設けられた下バネと略対照的な形状の上バネと;
    を具備し、
    前記スイッチ本体の上面開口部に、前記印刷配線基板、前記基台、前記スイッチハンドル、及びスイッチカバーの順に配置固定したことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 前記基台は、前記スイッチ本体上面開口部に配置した印刷配線基板に搭載した回路部品との接触を回避するための脚を設け、この基台の脚は、前記回路部品の高さよりも大きく形成したことをと特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記印刷配線基板が複数の基板に分割された際には、前記スイッチ本体の上面開口と空間部とに配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  5. 前記スイッチハンドルによって、前記スイッチ用固定接片と可動接片をオン駆動させた際に、前記スイッチハンドルに通電表示することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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