JP4051618B2 - 熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルム及びこれを用いたラベル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被覆、結束、外装、などに用いられる包装材として好適なポリエステル系フィルムに関する。特に収縮むらが少なく、耐熱性に優れた収縮結果を与え、美麗な仕上がり外観を安定して保持し、さらに軽収縮時の引き裂き性、ミシン目カット性に優れるため、容器の収縮ラベル用途に好適に利用される。
【0002】
【従来の技術】
熱収縮性フィルムは、収縮性という機能を有するため、適用する物体に接着剤や留め具等の固定手段を用いず、フィルムから発生する収縮力と賦形性によって対象物に積層一体化する事が出来る。例えばフィルムをチューブ状に加工し、ボトルに被せ、熱収縮トンネルを通過させて収縮密着させることにより、ボトルの形状を活かした意匠を施すことが出来る。そのため積層や被覆することによる対象物の機械的保護ばかりでなく、結束、封緘、などの機能も有する。さらに収縮フィルム自体に特殊な機能を有する場合、積層することで対象物に後付にて自由にその特殊機能を付加することができる。この性質は内容物の保存、流通時における保護と表示および意匠性が主目的である包装分野に於いて有効に用いられている。
【0003】
例えば瓶(ガラス製及びプラスチック製のボトルを含む)や缶などの各種容器及び長尺物(パイプ、棒、木材、各種棒状体など)、または枚様体等の被覆用、結束用、外装用または封緘用、として利用されている。具体的には、表示、保護、結束、および機能化による商品価値の向上などを目的として、瓶のキャップ部、肩部、及び胴部の一部または全体を被覆する用途に用いられる。
【0004】
さらに、箱、瓶、板、棒、ノートなどを複数個ずつ集積して包装する用途や、被包装物にフィルムを密着させて該フィルムにより包装する(スキンパッケージ)用途などにも用いられる。このときフィルムにあらかじめ表示、意匠目的の造形がなされている場合、収縮ラベルという商品となる。
【0005】
上記フィルムの素材としては、ポリ塩化ビニル、アタクチックポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、脂肪属系ポリオレフィン、およびその誘導体、塩酸ゴムなどが用いられる。通常、これらのフィルムをチューブ状に成形し、例えば瓶にかぶせたり、パイプなどを集積した後、熱収縮させることにより包装または結束が行われる。このように様々性状の素材を用いる結果、素材ごとに共通あるいは固有の得失が存在する。
【0006】
前記従来のフィルムはいずれも耐熱性が乏しく、高温でのボイル処理やレトルト処理に耐えることができないため、食品、衛生用品、医薬品用途に適用する場合、高温での殺菌処理ができないという欠点がある。例えばレトルト処理を行うと、前記従来のフィルムは処理中に破損しやすい。
【0007】
ポリ塩化ビニルフィルムに言及すれば、このフィルムは熱収縮特性は極めて良好であるものの、印刷時インクとの接着性が悪く、さらに該樹脂に特徴的な添加剤のゲル状物を生成しやすいため、フィルムの印刷面にピンホールを発生し易い。さらに、廃棄、焼却された場合の環境汚染の問題がある。
【0008】
ポリスチレンフィルムは密度が低く、リサイクル工程での分離に有利であるが、耐熱性に乏しい。また、製造後に経時的に収縮するため収縮による印刷ピッチの変化を生じ、高精度の印刷を行うことができない。更に印刷インクに含まれる溶剤に一部溶解又は膨潤し良好な印刷が難しかった。
【0009】
ポリエステルフィルムに関しては、耐熱性、寸法安定性、耐溶剤性、等に優れる。しかし望ましい収縮特性、接着性等を達成するためには精密な製造条件の制御技術が必要である。また一般の熱収縮性ポリエステルフィルムは包装袋またはラベルとして熱収縮装着した後、流通時の引き裂き開封性、リサイクル工程でのラベル剥離工程に必用なミシン目カット性に劣ると言われており、場合によってはカット方向に沿わないばかりか全く直交方向に破れてしまうことがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の熱収縮性ポリエステル系フィルム、ラベルの問題点を解決するものであり、その目的とするところは、熱収縮率が十分に大きく、熱収縮させたときのフィルムに収縮むらが発生せず、美麗な外観をもち、後に経験するような高温条件下においてもその外観を安定して保持し、包装袋またはラベルとして熱収縮装着した後、流通時及び使用時の引き裂き開封性、リサイクル工程でのラベル剥離工程に必用なミシン目カット性に優れた熱収縮性ポリエステル系フィルム、ラベルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項に記載されている発明により達成される。すなわち、本発明に係る熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムは、最大熱収縮率が少なくとも1方向で20%以上であって、ヘイズ値が50%未満であり、ニトリルゴム成分を0より多く2重量%以下の量で含有することを特徴とするものである。
【0012】
この場合において、前記熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムがカット性を有することが好適である。
【0013】
ここでいうカット性とは、目の間隔が4.72mmのミシン目を直線状に1条入れ、手作業にて引き裂き、投影機(対物10倍)を用い、クロスニコルとした偏光板の間にフィルムを暗視野となるよう入れ、視野スケール範囲内にある明るくなった部分の引き裂き方向と直交方向の最大巾を測定したときに値が1mm以下であることを意味する。
【0014】
さらに、またこの場合において、前記熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムの用途としては、熱収縮性ポリエステル系ラベルが好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるフィルム材料はポリエステル系樹脂組成物である。該ポリエステル系樹脂としては、ジカルボン酸成分として、芳香族ジカルボン酸、それらのエステル形成誘導体、脂肪族ジカルボン酸の1種以上を用い、多価アルコール成分と重縮合した公知の(共重合)ポリエステルを用いることができる。芳香族ジカルボン酸として、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−1,4−もしくは−2,6−ジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等が挙げられる。またこれらのエステル誘導体としてはジアルキルエステル、ジアリールエステル等の誘導体が挙げられる。また脂肪族ジカルボン酸としては、ダイマー酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、シュウ酸、コハク酸等が挙げられる。また、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等の多価のカルボン酸を、必要に応じて併用してもよい。
【0016】
多価アルコール成分としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ダイマージオール、プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール等のアルキレングリコール、ビスフェノール化合物またはその誘導体のアルキレンオキサイド付加物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコール等が挙げられる。また、多価アルコールではないが、ε−カプロラクトンも使用可能である。
【0017】
ポリエステル系熱収縮性フィルムを構成するポリエステル原料は、単独でもよく、2種以上を混合して用いてもよい。単独の場合は、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエチレンテレフタレート以外のホモポリエステルが好ましい。ポリエチレンテレフタレート単独では、熱収縮性が発現しないからである。
【0018】
熱収縮特性の調節、具体的には熱収縮温度領域の調整、収縮速度及び収縮応力の調整の点からは、Tgの異なる2種以上のポリエステルをブレンドして使用することが好ましい。 特に、ポリエチレンテレフタレートと共重合ポリエステル(2種以上であってもよい)を混合して使用することが好ましいが、共重合ポリエステル同士の組み合わせであってもよい。また、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレート、ポリエチレンナフタレート同士を組み合わせたり、これらと他の共重合ポリエステルを組み合わせて用いることもできる。
最も熱収縮特性的に好ましいものは結晶性、ガラス転移点、等の調節に好適な、ポリエチレンテレフタレートと、ポリブチレンテレフタレート、エチレングリコールとネオペンチルグリコールとの混合ジオール成分とテレフタル酸とからなる共重合ポリエステルとの3種類のブレンドタイプである。
【0019】
ポリエステルは常法により溶融重合することによって製造できるが、ジカルボン酸類とグリコール類とを直接反応させ得られたオリゴマーを重縮合する、いわゆる直接重合法、ジカルボン酸のジメチルエステル体とグリコールとをエステル交換反応させたのちに重縮合する、いわゆるエステル交換法等が挙げられ、任意の製造法を適用することができる。また、その他の重合方法によって得られるポリエステルであってもよい。
ポリエステルの重合度は、力学特性、成形性の点から、固有粘度にして0.3〜1.3dl/gのものが好ましい。
【0020】
ポリエステルには、着色やゲル発生等の不都合を起こさないようにするため、酸化アンチモン、酸化ゲルモニウム、チタン化合物等の重合触媒以外に、Mg塩、Ca塩、Mn塩、Zn塩、Co塩等の金属塩を添加してもよい。また、リン酸エステル誘導体等のリン系化合物を添加してもよい。
また、必要に応じて、シリカ、二酸化チタン、カオリン、炭酸カルシウム等の微粒子を添加してもよく、さらに酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、抗菌剤等を添加することもできる。
【0021】
本発明における熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムおよびラベルは、カット性を有するものである。
ここにおけるカット性とは、ノッチを入れて引き裂いた時に、手作業にて大方思う方向に安定して切断できる性質と、ミシン目を直線的に入れ、目に沿って手作業にて引き裂いたときに安定して切断できる性質を示す。
【0022】
本発明における熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムおよびラベルにカット性を付与する方法としては、カット性改良材を原料樹脂に配合することが挙げられる。カット性改良材としてはニトリルゴム成分が好適である。好ましい添加量としては0より多く2重量%以下であり、少量にて有効である。このようなカット性改良剤を添加することで完全若しくは準完全な相分離構造が発生し、これによりカット時の応力が集中することによりカット性が発現するものと考えられる。
【0023】
本発明における熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムおよびラベルは、ヘイズ値が50%未満である必要がある。これにより透明または半透明な風合いとし、用途によりカット性との兼ね合いにて最適な値に調整することが出来る。具体的には、例えば、カット性改良材の量の加減に加えて、無機粒子、有機粒子の添加により行うことができる。
【0024】
上記ポリエステル系組成物は、既知の方法(例えば、押し出し法、カレンダー法)によりフィルム状に成形される。フィルムの形状は、例えば平面状またはチューブ状であり、特に限定されない。延伸方法としては通常の方法が採用される。それには例えば、ロール延伸法、長間隙延伸法、テンター延伸法、チューブラー延伸法がある。これらの方法のいずれにおいても、延伸は逐次2軸延伸、同時2軸延伸、1軸延伸、及びこれらの組合せにより行われる。上記2軸延伸では縦横方向の延伸は同時に行われてもよいが、どちらか一方をさきに行う逐次2軸延伸が効果的であり、その縦横の順序はどちらが先でもよい。
【0025】
延伸倍率は1.0倍から6.0倍の範囲で任意に設定され、所定の一方向の倍率と該方向と直行する方向の倍率が同じであっても異なっていてもよい。延伸工程においてはフィルムを構成する重合体が有するガラス転移温度以上の例えばTg+50℃以下の温度で予熱を行うのが好ましい。延伸後の熱固定では、例えば、延伸を行った後に、30℃〜150℃の加熱ゾーンを約1秒〜30秒通すことが推奨される。また、フィルムの延伸後であって、熱固定を行う前もしくは行った後に、所定の度合で弛緩処理を行ってもよい。さらに、上記延伸後、伸張あるいは緊張状態に保ってフィルムにストレスをかけながら冷却する工程、あるいは、該処理に引き続いて緊張状態を解除した後も冷却工程を付加してもよい。得られるフィルムの厚さは10〜100μmの範囲が好ましい。
【0026】
本発明における熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムおよびラベルは、最大熱収縮率が少なくも1方向で20%以上であることが必要である。この性能により一般の胴ラベルに用い得る。また50%以上であれば一般のPETボトルに装着することができる。さらに60%以上あれば複雑な形状の容器であっても装着できる。70%以上あれば複雑な形状の容器のフルラベルとして好適である。
【0027】
最大熱収縮率の向上方法としては、高延伸倍率化、熱固定の軽減、混合樹脂の相溶状態の調整、等が挙げられる。
【0028】
【作用】
かくして得られる熱収縮性フィルムおよびラベルは、従来提案された熱収縮性フィルムを用いた場合に比べ、美麗な外観を持って仕上がると共に、包装袋またはラベルとして熱収縮装着した後、流通時ノッチを入れて引き裂いた時に手作業にて大方思う方向に安定して切断できる引き裂き開封性、さらに、ミシン目が設けられたラベルをリサイクル工程の一環として手作業にてラベルを剥がす時、ミシン目に沿って安定して切断できるミシン目カット性、これらの性質を有するため厳密な分別リサイクル用途に好適である。
【0029】
【実施例】
以下に実施例にて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
フィルムの評価方法を以下に示す。
【0030】
1)最大熱収縮率
フィルムを収縮する方向を長辺とし、幅15mmとなるように切り出す。この長辺方向に200mmの間隔に標線を記す。この試料をギアーオーブン中に吊り下げ、100℃の熱風を1分間当てて加熱し、標線間の距離の変化量を測る。この変化量の元の長さに対する100分率を熱収縮率(%)とし、5℃ずつ昇温して同測定を150℃まで行う。これら試料の熱収縮率の最大値を採用する。
【0031】
2)(波及距離)
目の間隔が4.72mmのミシン目(CLOVER印のルーレットの歯を1枚おきに欠いたものにて作成)を直線状に1条入れ、手作業にて引き裂く。投影機(Nikon社製PROFILE PROJECTOR,V−12、対物レンズ倍率10倍)を透過光で用い、クロスニコルとした偏光板の間にフィルムを暗視野となるよう入れ、視野スケール範囲内にある明るくなった部分の引き裂き方向と直交方向の最大巾を測定する。値が1mm以下のものを合格とした。
【0032】
3)引き裂き性
ハサミにて5mmの切り込みを入れ方向を定め、手作業にて引き裂く。
○;大方思う方向に安定して切断できる
△;切断する方向が定まらない
×;意図しない方向に切断
4)ヘイズ
JIS K−7105に従い測定した。
【0033】
5)極限粘度
ウベローデ型粘度管を用い、フェノール/テトラクロルエタンの重量比6/4の混合溶媒に、サンプルを溶液濃度0.4g/dlで溶解し、温度30℃で測定した値から還元粘度
【0034】
(実施例1)
PET樹脂(PEs-A:極限粘度0.75)とネオペンチルグリコールを30mol%共重合した共重合PET樹脂(PEs-B:極限粘度0.725)、PBT樹脂(PEs-C:NV5020/三菱レイヨン製(株)社製)のペレットをそれぞれ37:53:10の重量比で混合したものにカット性改良材としてニトリルゴムHF21(日本ゼオン社製)を2重量%混合し、30mmφの2軸押し出し機に投入し275℃で溶融し、ダイスより冷却ロール上に押し出し、静電印加法により密着・冷却固化し、厚さ約160μmの無定形シートを得た。
【0035】
該無定形シートをステンター式横1軸延伸機を用い、先ず84℃に予熱し、延伸温度76℃で横方向に倍率4.0にて延伸した。その後、79℃で10秒熱固定処理を行なった後室温に急冷した。得られたフィルムを熱収縮ラベルとした。このものの最大熱収縮率、ヘイズ、カット性を測定した。結果を表1に示す。
【0036】
(実施例2)
実施例1において用いたカット性改良材のかわりにニトリルゴム1432J(日本ゼオン社製)を押し出し機に適するように造粒して用いた以外実施例1と同様の方法にてフィルム、ラベルを得、測定を行った。
【0037】
(実施例3)
実施例1において用いたカット性改良材のかわりにニトリルゴム1042(日本ゼオン社製)を押し出し機に適するように造粒して用いた以外実施例1と同様の方法にてフィルム、ラベルを得、測定を行った。
【0038】
(比較例1)
実施例1において、カット性改良材を用いないこと以外、実施例1と同様の方法にてフィルム、ラベルを得、測定を行った。
【0039】
(比較例2)
実施例1において用いたカット性改良材のかわりにポリメチルメタクリレート樹脂(PMMA)を用いた以外実施例1と同様の方法にてフィルム、ラベルを得、測定を行った。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】
本発明の熱収縮性ラベル及びこれをなすフィルムは実用上充分な熱収縮率を有し、熱収縮させ、被覆用途または結束用途に用いたとき、収縮工程での温度のゆらぎや不均一にかかわりなく均等な収縮結果を与え、カット性に優れるため、被装着物とラベルの分離が容易であり、そのリサイクル適性が発揮される。
Claims (3)
- 最大熱収縮率が少なくとも1方向で20%以上であって、ヘイズ値が50%未満であり、ニトリルゴム成分を0より多く2重量%以下の量で含有することを特徴とする熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルム。
- 請求項1記載の熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムであって、カット性を有することを特徴とする熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルム。
ここでいうカット性とは、フィルムに目の間隔が4.72mmのミシン目を直線状に1条入れ、手作業にて引き裂き、投影機(対物10倍)を用い、クロスニコルとした偏光板の間にフィルムを暗視野となるよう入れ、視野スケール範囲内にある明るくなった部分の引き裂き方向と直交方向の最大巾を測定したときに値が1mm以下であることを意味する。 - 請求項1あるいは2記載の熱収縮性ポリエステル系樹脂フィルムを用いたことを特徴とする熱収縮性ポリエステル系ラベル。
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