JP4051360B2 - 中空押出形材および鉄道車両用構体 - Google Patents
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Description
ところで、こうした中空押出形材100,110は、回転工具200の押し付け力が大きいため支持板104が設けられているが、その位置や厚肉幅の設定が難しく、設計上大きな制約を受けることになる。
そこで、図12に示すように回転工具300を使用して摩擦撹拌接合を行う場合には側面板134は無くしてもよく、それによって鉄道車両用構体を軽量化することができる。しかし、その場合にでも剛性は更に低くなってしまい、その点で好ましいものではなかった。
また、本発明の中空押出形材は、前記傾斜部の中心線の延長が、前記自由端部の端面と交わるようにしたものであることを特徴とする。
また、本発明の中空押出形材は、隣り合う前記斜面板の中心線の交点が、前記上面板又は下面板の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両用構体は、前記上面板、下面板及び傾斜板の傾斜部の板厚が1.8mmから3.5mmであって、前記傾斜部の中心線と、その傾斜部より肉厚である前記自由端部の接合端面との交点は、前記自由端部の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする。
また、本発明の鉄道車両用構体は、前記上面板、下面板及び斜面板の板厚が1.8mmから3.5mmであって、隣り合う前記斜面板の中心線の交点は、前記上面板又は下面板の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする。
また、こうした中空押出形材から形成される本発明の鉄道車両用構体も、軽量化とともに剛性を高めることができた。
また、本発明の中空押出形材や、それによって形成された鉄道車両用構体では、斜面板の中心線の交点は、表面からの距離が0.3mmから上面板又は下面板の板厚の70パーセントの範囲内に設定したので、その交点と上面板又は下面板、或いは自由端部の板厚中心とを近づけることができ、せん断変形に対する剛性を向上させることが可能となる。
この中空押出形材1は、従来のものと同様に2枚の平行な上面板11と下面板12との間に、複数の斜面板13が交互に傾きの方向を変えて張り渡されたトラス状のパネルである。そして、本実施形態では、図面左右方向の両端部において上面板11の延長上に、厚肉の自由端部15,15が形成されている。
摩擦撹拌接合には、前述した図12に示す場合と同様の回転工具50が使用される。この回転工具50は、被接合材である上面板11の自由端部15や下面板12を上下から挟むピンツール51,52が配置され、接合部を回転移動する撹拌ピン53がそのピンツール51,52と同軸に設けられている。一体に形成されたピンツール51,52及び撹拌ピン53は、不図示のモータによって回転するようになっている。
例えば、図10は、本実施形態の中空押出形材と近似した構成の中空押出形材150の接合部を示している。この中空押出形材150も被接合材をピンツール51,52で挟み込む回転工具50によって接合するものである。
このように交点p3,p4を表面から距離b,g(オフセット量)だけ離した位置に設定したのは、交点p3やp4と上面板11又は下面板12、或いは自由端部15の板厚中心とを近づけることができ、中空押出形材1の断面内におけるせん断変形に対する剛性を向上させることができるからである。
従って、実際にはh点とk点とを結ぶ辺などがあって三角形ではないが、自由端部15及び屈曲部22の変形は極めて僅かであるため、接合試験形材30の斜面板13aは、図1に示す基準線L1と重ねて考えることができ、h,i,j,k点で囲まれた台形近似形状部分は、外的に安定したトラス形状を構成している見ることができる。よって、斜面板13bや下面板12の撓み量が少ないため、上面板11の撓みも小さく、接合試験形材30全体の垂直方向変位が小さくなったと考えられる。
また、本実施形態の中空押出形材1では、斜面板13による交点p3やp4の表面から距離b,gを0.3mmから上面板11又は下面板12の板厚の70パーセントの範囲内に設定したので、交点p3やp4と上面板11又は下面板12、或いは自由端部15の板厚中心とを近づけることができ、中空押出形材1の断面内におけるせん断変形に対する剛性を向上させることができた。
例えば、前記実施形態では鉄道車両用構体を構成する中空押出形材1を説明したが、こうした構成の中空押出形材1は、鉄道車両以外にも建築材として、或いは航空機などの別の分野で使用するものであってもよい。
11 上面板
12 下面板
13 斜面板
15 自由端部
21 傾斜部
22 屈曲部
50 回転工具
51,52 ピンツール
80 鉄道車両用構体
81 側構体
83 屋根構体
Claims (8)
- 上面板と下面板との間に複数の斜面板を張り渡し、その上面板、下面板及び斜面板によって押出方向に垂直な断面を三角形としたトラス構造からなる中空押出形材において、
前記複数の斜面板のうち端部に位置する斜面板は、傾斜部と、前記上面板又は下面板にほぼ直交するように上下方向に屈曲した屈曲部とから形成され、その屈曲部と、その屈曲部から上下に平行な面をもって前記上面板又は下面板の延長上に突き出して形成された自由端部とが、前記傾斜部よりも肉厚であることを特徴とする中空押出形材。 - 請求項1に記載する中空押出形材において、
前記傾斜部の中心線の延長が、前記自由端部の端面と交わるようにしたものであることを特徴とする中空押出形材。 - 請求項2に記載する中空押出形材において、
前記上面板、下面板及び傾斜板の傾斜部の板厚が1.8mmから3.5mmであって、前記傾斜部の中心線と、その傾斜部より肉厚である前記自由端部の端面との交点は、前記自由端部の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする中空押出形材。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載する中空押出形材において、
隣り合う前記斜面板の中心線の交点は、前記上面板又は下面板の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする中空押出形材。 - 上面板と下面板との間に複数の斜面板を張り渡し、その上面板、下面板及び斜面板によって押出方向に垂直な断面を三角形としたトラス構造からなる中空押出形材であって、その中空押出形材同士の端面を突き合わせて、その突き合わせ部分を摩擦撹拌接合によって接合して構成した鉄道車両用構体において、
前記斜面板のうち前記中空押出形材の端に位置する斜面板は、傾斜部と、前記上面板又は下面板にほぼ直交するように上下方向に屈曲した屈曲部とから形成され、その屈曲部と、その屈曲部から上下に平行な面をもって前記上面板又は下面板の延長上に突き出して形成された自由端部とが、前記傾斜部よりも肉厚であり、接合部を挟んだ屈曲部同士の距離が、一対のピンツールを攪拌ピンで連結した回転工具のピンツールが入り込む寸法だけ離れていることを特徴とする鉄道車両用構体。 - 請求項5に記載する鉄道車両用構体において、
前記傾斜部の中心線の延長が、前記自由端部の突き当てられた接合端面と交わるようにしたものであることを特徴とする鉄道車両用構体。 - 請求項6に記載する鉄道車両用構体において、
前記上面板、下面板及び傾斜板の傾斜部の板厚が1.8mmから3.5mmであって、前記傾斜部の中心線と、その傾斜部より肉厚である前記自由端部の接合端面との交点は、前記自由端部の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする鉄道車両用構体。 - 請求項5又は請求項6に記載する鉄道車両用構体において、
前記上面板、下面板及び斜面板の板厚が1.8mmから3.5mmであって、隣り合う前記斜面板の中心線の交点は、前記上面板又は下面板の上下方向外側面からみて0.3mmから、その自由端部の板厚の70パーセントの位置までにあることを特徴とする鉄道車両用構体。
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