JP4050614B2 - 無線パケットに基づく通信システムにおけるタイミングドリフト補償方法 - Google Patents
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Description
本出願は、2000年11月29日に出願された米国仮特許出願第60/253,707号に関連しており、同出願の優先権を主張するものである。
【0002】
発 明 の 背 景
1.本 発 明 の 技 術 分 野
本発明は、空間又は無線インターフェース上における複数の変調信号キャリアの伝送に関連して、送信機および受信機のサンプルクロック間におけるタイミングドリフト(Time Drift)を決定し、かつ/又は補償する、方法および装置に関するものである。
【0003】
2.関 連 技 術 と 他 の 考 察
ディジタル・ビデオ・ブロードキャスティング(DVB)やディジタル・オーディオ・ブロードキャスティング(DAB)のような様々なディジタル信号伝送方法が知られている。そのような伝送に用いられる典型的な一方法は、直交周波数分割多重(OFDM)方法であって、複数の変調信号キャリアが信号伝送に用いられるものである。OFDMのような多重キャリア方数は、その時間分散が与えられたビット長よりもかなり大きいシステムで用いられるのが通常である。多重キャリア方数において、変調信号キャリアは、交差前に信号分離のための高速フーリエ変換(FFT)によって周波数領域でサンプリングされる。
【0004】
また、直交周波数分割多重化(OFDM)は、ヨーロッパ、米国や日本で指定されているような5GHz帯の無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)で用いられることになるものである。ヨーロッパのWLAN標準は、高性能無線ローカル・エリア・ネットワーク・タイプ2(HIPERLAN/2)であり、それはETSIプロジェクトBRAN(広帯域無線アクセス・ネットワーク)によって構築される予定である。北米と日本の標準は、この方数に非常に類似した物理レイヤーを有するものと期待されている。
【0005】
HIPERLAN/2の物理レイヤーについては、ETSI TS 101 475 V1.2.2(2001-02),Broad Radio Access Networks(BRAN);HIPERLAN Type 2; Physical(PHY) layer, ETSIに記述されている。HIPERLAN/2の空中インターフェースは、時分割二重およびダイナミック時分割多重接続に基づいたものである。HIPERLAN/2の物理レイヤーを介して送信される全トランスポートチャネルにおける全データユニットは、バーストである。
【0006】
図1は、フレーム構造18と典型的なバースト20を示すものである。そのフレームは報知(同報)制御チャネル、フレーム制御チャネル、下りリンク・トラヒック、上りリンク・トラフヒック、そしてランダムアクセスチャネルを含んでいる。図1に示されるように、それぞれのバースト20は、1つのプリアンブル22と1以上のPDU241、242、243、…24nから構成される。図2に、プリアンブル22とPDU241、242の詳細が図示されている。プリアンブル22は、例えば、巡回(cyclic)プリフィックス221と2つのトレーニングシンボル222、223を含むものである。PDU22はそれぞれ、メディア・アクセス・コントロール(MAC)レイヤーに由来する数バイトのデータユニットである。物理(PHY)レイヤーは、PDUを1以上のOFDMシンボルに変換する。ただし、このシンボル数はリンク適応モードに依存するものである。図1が複数のOFDMシンボルを構成するPDU24の一例を示す一方、簡単のため、図2は巡回(cyclic)プリフィックス25と1データシンボル26を構成するPDUを示している。例えば、図2において、PDU241は、巡回プリフィックス251とデータシンボル261を有している。
【0007】
OFDM変調は、20MHzのサンプルレートで64ポイントIFFT(高速フーリエ逆変換)を用いて行われる。この64ポイントIFFTは、サブキャリアスペース312.5kHzおよびシンボル時間間隔3.2μsを与えることになる。各シンボル26の前に置かれている巡回プリフィックス25は800nsであり、合わせてシンボル長が4μsとなるようになされている。また、64個のサブキャリアのうち、52個のサブキャリアだけが用いられ、52個のうち48個はデータを搬送し、4個はパイロットである。
【0008】
物理レイヤーによりいくつかのリンク適応モードが与えられ、様々なチャネル条件に対して適用可能となるのである。各モードはサブキャリア変調方式と前方誤り訂正符号レートの組み合わせからなるものである。主要な変調方数は、BPSK、QPSK、16QAMおよび64QAMであり、主要な符号レートは1/2、9/16、3/4である。
【0009】
一貫した変調を行うために、受信機は、時間および周波数において送信機と同期しなければならない。システム上の送信機と受信機との周波数差により、変調信号キャリアは周波数オフセットを発生させることになる。また、チャネルの評価もされなければならない。
【0010】
データストリーム中のプリアンブル22は、例えば受信信号の周波数オフセット及び周波数同期を評価するを容易にするものである。OFDMの場合、2つの同一のOFDMシンボル222、223は、C64として言及されるが、巡回プリフィックス21(C32)と実際のデータストリーム、例えばPDU24との間に挿入される。図2で示されるこのいわゆるC−プリアンブルは、例えば、複数搬送波(マルチキャリア)信号の変調過程におけるチャネル評価に用いられるものである。このようにチャネル評価は、プリアンブルの補助によりバーストの初期段階で行われる。
【0011】
HIPERLAN/2において、送信機及び受信機の双方の20MHzのサンプルクロックは、+/−20ppm(parts per million)の相対精度で自励発振(free−running)する。つまり、最悪の状態では、受信機に対する送信機のサンプルクロック周波数間のオフセットは+/−40ppmということになる。この可能性としてありうる+/−40ppmのオフセットは、時間とともに増加する送信機及び受信機間の時間エラー、即ち、タイミングドリフト(Time drift)を生じさせるものである。このタイミングドリフトは、たとえ受信機がバースト初期段階のおいて同期が取れていたとしても、長いバーストの最終段階での一貫性ある変調に重大な障害を生じさせることとなる。
【0012】
タイミングドリフトは、いくつかの好ましからざる影響を生じさせる。即ち、(1)周波数領域での位相回転、(2)シンボル間干渉、及び(3)サブキャリア間の直交性の喪失、である。後者2つの影響は、変調に影響を与えるものとは考えられないが、以下に示すように、位相回転による影響は重大なものとなりうるのである。
【0013】
式1のフーリエ変換関係は、時間領域での関数f(t)の時間変位Toffが、原関数f(t)のフーリエ変換F(ω)と比較して、対応するフーリエ変換の線形位相ファクターωToffを与えるものであることを示している。
【0014】
【数1】
【0015】
HIPERLAN/2システムで最長のバーストである2msのMACフレームでバーストを考えると、バーストの最終段階における時間変位は2ms・40ppm=80nsということになる。そうすると、8.125MHzの最もよく用いられるサブキャリアに対する位相ファクターは、ωToff=2・π・8.125MHz≒4.1ラジアン又は234度ということになる。そのような位相誤りは、もちろん、一貫性ある変調を不可能にしてしまう。処理の低下は、リンク適応モードに依存した低下よりも断然早く起こるものである。
【0016】
タイミングドリフトを補償する方法には、様々な従来技術が存在する。第一のタイミングドリフト補償は、受信機側の基準発信機を細かくチューニングし(タイミングドリフトの評価を用いる)、タイミングドリフトを無視できるようにしてしまう。この第一の方法は、RFシンセサイザが新しい値に適合するのにかかる時間に問題がある。通常、RFシンセサイザは位相同期ループ(PLL)で実現されるが、このPLLは典型的なプリアンブル間隔に比べて長い設定時間を必要とする。さらに、電圧制御の基準は通常、自励発振器の基準よりも多くの位相ノイズ(平均辺りの周波数変動)を有することになる。
【0017】
上述のように、一貫性ある変調を行うために、受信機は、初期にプリアンブルについて算出されるチャネル評価を算出する。第二の従来技術のタイミングドリフト補償方法によれば、初期のチャネル評価は監視され、受信している間はパイロット又は決定指示法によって訂正される。このように、タイミングドリフトのような遅い変化の補償は可能である。しかし、このアプローチは、各サブキャリアを別々に追従するときは複雑な追従手順を必要としてしまい、また、ごく少数のパイロットを用いるとき(HIPERLAN/2は52個のサブキャリア中パイロットはたった4個である。)にはフェーディング・ディップへの高い感度を必要としてしまう。
【0018】
したがって、本発明の目的は、シンプルだが安定性の高いタイミングドリフト補償の技術を提供することにある。
【0019】
発 明 の 概 要
無線受信機システムは、無線受信機と、受信機サンプルクロック部と、タイミング訂正部と、からなる。無線受信機は、複数の変調された無線周波数搬送波を受信し、無線機サンプルクロックにより確立されたサンプルレートに従って変調されたベースバンド信号を生成する。タイミング訂正部は、周波数領域において、送信機のサンプルクロックと受信機のサンプルクロック間のタイミングドリフト補償を実行し、例えば、変調部で実行される変調を高性能化する。
【0020】
異なる実施の形態では、タイミングドリフト補償は、チャネル評価技術又は信号補償技術のような異なる技術を用いるシステムと関連して実行されるものである。それぞれの実施の形態を用いて、様々な周波数オフセット評価技術を用いることができるのである。例えば、プリアンブル指定周波数オフセット評価、決定指定周波数オフセット評価、又はパイロット補助周波数オフセット評価が該当する。
【0021】
例示的実施の形態では、受信機は変調部及びタイミング訂正部からなる変調構成部を含む。さらに、受信機は周波数オフセット評価部;周波数訂正部;高速フーリエ変換(FFT)部;及びチャネル評価部とからなるのである。
【0022】
例示的なチャネル評価の実施形態では、周波数オフセット評価部は周波数オフセット評価を出力する。周波数訂正部は変調されたベースバンド信号および周波数オフセット評価を受信し、周波数が訂正された変調ベースバンド信号を出力する。高速フーリエ変換(FFT)部はその周波数が訂正された変調ベースバンド信号を受信して、複数搬送波の各副搬送波(subcarrier)に対して周波数領域変調信号を出力する。チャネル評価部は周波数が訂正された変調ベースバンド信号を用いて周波数領域チャネル評価を生成する。周波数領域チャネル評価はタイミング訂正部に適用される。タイミング訂正部は、変調器に適用される、時間訂正された周波数領域チャネル評価を生成する。変調器は周波数領域変調信号と時間訂正された周波数領域チャネル評価を用いて復調信号を生成する。
【0023】
そのチャネル評価の実施形態では、タイミング訂正部はタイミングドリフト値を算出し、周波数領域でタイミングドリフト値を補償する。このタイミングドリフト補償値は適正な位相ファクターを副搬送波に適用し、周波数領域チャネル評価を更新してなされ、これにより時間訂正された周波数領域チャネル評価を提供するものである。
【0024】
例示的な信号訂正がなされた実施形態では、タイミングドリフト補償は周波数オフセット評価及び周波数領域変調信号に基づいて実行される。周波数オフセット評価部は周波数オフセット評価を出力する。周波数訂正部は変調ベースバンド信号及び周波数オフセット評価を受信し、周波数が訂正された変調ベースバンド信号を出力する。高速フーリエ変換(FFT)部は周波数訂正された変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対して、変調器に適用される周波数領域変調信号を出力する。タイミング訂正部は周波数オフセット評価と周波数領域変調信号を受信し、変調器に適用される時間訂正された周波数領域変調信号を生成する。変調器は時間訂正された周波数領域変調信号及びチャネル評価を用いて復調信号を生成する。
【0025】
その例示的な信号訂正がなされた実施形態では、タイミング訂正部はタイミングドリフト値を算出し、周波数領域でタイミングドリフト値を補償する。このタイミングドリフト補償値は適正な位相ファクターを副搬送波に適用し、周波数領域チャネル評価を更新してなされ、これにより時間訂正された周波数領域チャネル評価を提供するものである。
【0026】
1つの実施の形態では、複数の変調無線周波数搬送波は直交周波数分割多重化(OFDM)を用いて変調される。本発明の選択的態様によると、タイミングドリフト補償に対するチャネル評価の更新はMシンボル毎になされる(Mの値は特定のリンク適応モードに基づいて選択される)。
【0027】
別の側面において、本発明は、周波数オフセット評価部だけでなく、無線受信機及び受信機サンプルクロックを含む移動局にも関連するのである。周波数オフセット評価部は変調ベースバンド信号を無線受信機から受信し、周波数オフセット評価を出力する。移動局は、さらに、周波数オフセット評価を用いて算出された相対的サンプルクロックオフセットを判断するコントローラからなるものである(算出された相対的サンプルクロックオフセットは受信機サンプルクロックと送信機サンプルクロックとの間のオフセットである)。1つの実施の形態では、コントローラは、所定間隔のスリープ期間中のタイミングドリフトをさらに判定するスリープモードコントローラである。また、スリープモードコントローラは次の1以上の事項を判定する。つまり、受信機がスリープ状態になるまでの時間、および受信機がフレームのスタートをサーチするまでの時間である。
【0028】
本発明の以上の及び他の目的、特徴及び利点は、様々な視点を通じて参照記号が同じ構成に言及する添付図面に図示された好適な実施の形態について以下に述べられる特定の記述から明らかになると思われる。なお、ここでの図面は、本発明の原理を図示する以外には、必ずしもスケールを変えたり、特定部分を強調したりはしていない。
【0029】
現在の好適で代表的な実施形態の詳細な説明
以下の記述により、説明のためだがそれには限定されず、本発明の包括的な理解を提供するために、特定の構成、インターフェース、技術等の特定の詳細事項について述べることとする。しかしながら、これら特定の詳細事項を逸脱する他の実施の形態で本発明が実施されるうることは当業者であれば明らかである。他の例において、よく知られた装置、回路及び方法の記述は省略されている。不必要な詳細な記載で本発明の記載をあいまいにすることの無いようにするためである。さらに、個々の機能ブロックがいくつかの図面に示されている。その機能は個々のハードウエア回路を用いたり、適切にプログラムされたデジタルマクロプロセッサや一般のコンピュータに関連して作用するソフトウエアを用いたり、特定用途向け集積回路(ASIC)を用いたり、1以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を用いたりして、実現可能であることは、当業者であれば理解できるものである。
【0030】
図3は、送信機38のアンテナ36から送信された複数の変調無線周波数搬送波34を空中インターフェース32上で受信する無線受信機30の例を示している。無線受信機30は、ユーザ装置部(UE)、移動電話(セルラ電話)及び移動端末を有するノート型PCのような移動局と呼ぶこともできるし、そのような形態を採ることもできる。つまり、無線機30は、例えば、携帯、ポケット型、ハンドヘルド(hand−held)型、コンピュータ内蔵型や車載型装置であって、無線ネットワークで音声及び/又はデータを通信するようなものであればよい。一実施例として、複数の変調無線周波数搬送波34は直交周波数分割多重化(OFDM)を用いて変調されたものである。明確化のため、変調無線周波数搬送波34は、本発明ではいかなるOFDMシステムを用いることができるのであるが、HIPERLAN/2標準に従って送信されるものとする。
【0031】
図3にさらに示されるように、無線受信機30は無線受信機構成部41に接続されているアンテナ40を含むものである。無線受信機構成部41は変調無線周波数搬送波34を受信し、アナログ複素変調ベースバンド信号をライン42方向に従ってアナログデジタル変換器(ADC)43に供給する。続いてADC43はデジタル(時間離散)複素変調ベースバンド信号(例えば、複素ベースバンドOFDMシンボル)をライン44方向に従って初期タイミング同期構成部46に供給する。初期タイミング同期構成部46はフレームの各バースト(図1参照)の頭だしの見当を行うものである。デジタル複素変調ベースバンド信号は復調構成部50に供給される。復調構成部50は、各副搬送波に対して、復調されてはいるがインターリーブされたままの信号を出力する。復調構成部50の出力はデインターリーブ構成部54、FEC復号構成部56、およびでスクランブル構成部58の順で供給される。
【0032】
ADC43は、受信信号のサンプリングを行う。ADC43によるサンプリングは受信機サンプルクロック60によって制御されるサンプリングレートで実行される。このように、図3はさらにADC43に接続される受信機サンプルクロック部60からなるような無線受信機30を示している。受信機30における信号のサンプリングはこのように受信機サンプルクロック部60のレートで実行される一方、信号の処理は送信機サンプルクロック部66に従って送信機で実行されたものである。
【0033】
本発明によって補償される潜在的なタイミングドリフトは、信号がアナログ、つまり時間連続な領域からデジタル、つまり離散的な領域にADC43によって変換された場合、即ち信号がサンプリングされた場合に、起こるのである。信号が一旦サンプリングされると、タイミングドリフトはその中に内在したものとなる。DSPで実現する場合、サンプルはメモリに格納される。バースト全体が格納されると、復調構成部50はそれを、例えば、サンプルレートよりもかなり大きいレートで処理をする。
【0034】
ここでは他の実施の形態に関連してより詳細に説明すると、復調構成部50は変調ベースバンド信号から得られる変調服搬送波信号の復調を実行する復調部を含むものである。受信機のサンプルクロック60と送信機のサンプルクロック66との間の潜在的タイミングドリフトに鑑みると、復調構成部50は、タイミングドリフト補償(送信機のサンプルクロックと受信機のサンプルクロックとのタイミングドリフトを補償すること)を周波数領域で実行するタイミング訂正部又はタイミング訂正機能100を含み、それにより無線受信機30における復調を高性能化するのである。
【0035】
他の実施の形態においては、タイミングドリフト補償は様々な技術で実行することができるようになされている。ここに述べられる一例の代表的な技術としては、これにはもちろん限定されないが、チャネル評価に基づくタイミングドリフト補償や信号適用タイミングドリフト補償(即ち、信号訂正技術)が挙げられる。さらに、各実施の形態では、例えばプリアンブル指定周波数オフセット評価、決定指定周波数オフセット評価やパイロット補助周波数オフセット評価のような様々な周波数オフセット評価技術を用いることができる。
【0036】
そのような各実施の形態例に対して、受信機30は復調部とタイミング訂正部とからなる復調構成部50を含んでいる。ここでは、参照番号50や100は一般的な復調部50と一般的なタイミング訂正部100をそれぞれ表している。同様に、様々な実施の形態での番号付けされたエレメントは、本発明のタイミング訂正面に関する機能と本質的に同一のものである。
【0037】
図4は、チャネル評価やプリアンブル指定周波数オフセット評価を用いる復調構成部50(4)を有する無線受信機30の基本的構成の一例を示している。図4において、初期タイミング同期構成部46からライン48方向に得られるデジタル複素変調ベースバンド信号RG[1]は、プリアンブル指定周波数オフセット評価部102と周波数訂正部104の両方に供給される。
【0038】
当業者なら理解できるように、周波数オフセットは無線送信機かつ/または受信機における周波数発生の限度に限界があることに鑑みて発生するものである。そのような周波数オフセットはOFDMの副搬送波の直交性を崩すものであり、従って、それは評価(算出)され、装置のパフォーマンスを低下させないように受信信号から除去してやらなければならないのである。
【0039】
それゆえ、プリアンブル指定周波数オフセット評価部102は周波数訂正部104とタイミング訂正部100に対してライン106方向に従って出力される周波数オフセット評価(値)を生成する。プリアンブル指定周波数オフセット評価部102はプリアンブル(図1及び2のプリアンブル参照)を用い、周波数オフセット評価(値)を生成するために、どの時点でプリアンブルが始まるのかを知る必要がある。この点、ライン48のRG[1]は(例えば、初期タイミング同期構成部46によって)一列に並べられ、プリアンブルがプリアンブル指定周波数オフセット評価部102に入力される最初のサンプルで始まるように想定されている。プリアンブル指定周波数オフセット評価部102は、自動相関(プリアンブルの周期性を利用するもの)や相互相関(受信プリアンブルが格納されているリファレンスと相互相関するもの)を含む様々な技術のいずれかを用いて、周波数オフセット評価を生成することができる。本質的に、プリアンブルにおける222と223の部分は同じシーケンスの繰り返しであり、それらの相関を取ることにより、例えば、自動相関を実行することにより、周波数オフセットが評価(算出)することができる。周波数相関部104はプリアンブル指定周波数オフセット評価部102から得られる周波数オフセット評価(値)を用いて図4におけるライン108に示される周波数訂正された変調ベースバンド信号を生成する。
【0040】
復調構成部50(4)は、さらに高速フーリエ変換(FFT)部110と、チャネル評価部112と、タイミング訂正部100(4)と復調部114(4)とからなっている。高速フーリエ変換(FFT)部110はライン108に供給される周波数訂正された変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対してライン116で示される周波数領域の変調信号を出力する。チャネル評価部112はライン108に供給される周波数訂正された変調ベースバンド信号を用いて周波数領域のチャネル評価値を生成する。図4のライン118およびHm[0]で示される周波数領域チャネル評価(値)はタイミング訂正部100(4)に供給される。タイミング訂正部100は、Hm[k]で表され、復調器114(4)にライン120で供給される時間訂正された周波数領域のチャネル評価を生成する。復調器114(4)は周波数領域の変調信号(高速フーリエ変換(FFT)部110から得られる信号である)と時間訂正された周波数領域のチャネル評価(タイミング訂正部100(4)から得られる値)とを用いて復調信号を生成する。復調信号はデインターリーブ構成部54(図3参照)にライン122で出力される。
【0041】
図4で表されるチャネル評価の例では、タイミング訂正部100(4)はタイミングドリフト値t0を算出し、そして適切な位相ファクターφm,kを副搬送波に適用することによって周波数領域でタイミングドリフト値を補償して周波数領域のチャネル評価を更新し、よって時間訂正された周波数領域のチャネル評価値Hm[k]をライン120で復調部114(4)に供給する。
【0042】
先に述べたように、時間領域の関数f(t)は時間変位Toffは、式2で表されるように、対応するフーリエ変換の線形位相ファクターを与えるものである。
【0043】
【数2】
【0044】
これは、式3に従って原関数f(t)のフーリエ変換F(T)と対比される。
【0045】
【数3】
【0046】
そしてタイミングドリフトがあるので、変位Toffは式4に従って時間的に線形に大きくなっていくのである。
【0047】
【数4】
【0048】
式4においては、t0は相対的サンプルクロックオフセットであり、−40ppm<t0<40ppmである。
【0049】
Toffがゆっくり変化すると仮定すると、式3はほとんど変化がない。そして位相ファクターは式5で示されるように記述できる。
【0050】
【数5】
【0051】
位相ファクターは、式6に従って、シンボル番号kと副搬送波インデックスmによっても記述することができる。
【0052】
【数6】
【0053】
式6において、mは、−26≦m≦26を満たす、用いられた副搬送波に対する副搬送波インデックスであり、kはOFDMシンボル中で測定されたタイムインデックスである。k=1は最初のデータシンボル、即ち、プリアンブル後の最初のシンボルであり(k=1,2,3...);TsはOFDMのシンボル時間で、Ts=4μs(80サンプル)であり;Tは、T=50nsのサンプルタイムであり;Tinitは基準時間t=0と最初のデータシンボルとの間の時間である。
【0054】
式7に示されるように、HIPERLAN/2スタンダードによれば、無線周波数とサンプルクロックは同じ基準信号から得られるので、タイミングドリフト値t0は周波数オフセット値から得ることができる。
【0055】
【数7】
【0056】
式7において、foffはヘルツ(Hz)で表した絶対周波数オフセット値を、fcはHzにおける搬送波周波数である。
【0057】
いったんタイミングドリフトが得られれば、それは右位相ファクターを各副搬送波に適用することによって周波数領域で補償することができるのである。
【0058】
図4の例は、式8に従ってチャネル評価を更新する方法を反映したものである。
【0059】
【数8】
【0060】
式8において、Hm[k]は、OFDMシンボルを搬送するk番目データのm番目副搬送波の訂正された複素周波数領域チャネル評価である。また、Hm[0]はm番目副搬送波の初期複素周波数領域チャネル評価である。
【0061】
上記記載から理解されるように、図4の例においては、タイミング訂正部100(4)は関係式Hm[k]=exp(j・φm,k)・Hm[0]を用いてチャネル評価を更新する。ここで、Hm[k]はデータシンボルkで測定される時間インデックスに対する時間オフセットが訂正されたチャネル評価であり、Hm[0]はチャネル評価の初期値であり、φm,kは位相ファクターであり、さらにmは用いられた副搬送波に対する副搬送波インデックスである。次いで、位相ファクターφm,kは、φm,k=(((Ts・(k−1)+Tinit)・t0)/T)・(m/32)・πで定義される。ここで、mは副搬送波インデックス、kはデータシンボルで測定された時間インデックス、Tsはシンボル時間、Tはサンプル時間、Tinitは基準時間と最初のデータシンボルとの間の時間差であり、t0はタイミングドリフト値である。タイミングドリフト値t0はt0=foff/fcから得られる。ここで、foffはHzでの絶対周波数オフセット値であり、fcはHzでの搬送波周波数である。
【0062】
タイミングドリフトを補償するためのタイミング訂正部100(4)によって実行される更新動作は、計算量をセーブするためにM番目シンボル毎にのみ実行される。タイミングドリフトはむしろゆっくり進行するものだからである。この結果、図4はコントローラ130について任意の機能を含むバリエーションを示すものとなる。この任意の機能を反映した点線によって示されるコントローラ130は、タイミング訂正部100(4)の動作を調整してタイミングドリフト補償に対するチャネル評価の更新がM番目シンボル毎に起こるようにしている。図4は、特に、いくつのシンボルに対して同じチャネル評価が用いられるかをアドバイスし、コントローラ130からタイミング訂正部100(4)に入力する信号Mを示している。より高く、高感度な変調方式が高速更新を要求すると、更新期間Mは、例えば、リンク適応モード(リンク・アダプテーション・モード)に依存することになる。
【0063】
このように、コントローラ30は、最初のM個のシンボルに対してHm[1]を、次のM個のシンボルに対してHm[M+1]と言うように、適用する。数学的には、この更新処理は式9に示される効果を有している。ここで、n∈N(自然数)であり、pは[1,M]の要素である。M番目のトリガー信号はこのようにタイミング訂正部100に供給され、チャネル評価の更新を教えるものである。
【0064】
【数9】
【0065】
図5は、変調構成部50(5)を有する無線受信機30の基本的構成例を示しているが、この変調構成部50(5)は信号補償を行い、プリアンブル指定周波数オフセット評価を利用するものである。この信号を補償する例では、タイミングドリフト補償は周波数評価に基づいて実行され、周波数領域変調信号に適用される。ここで、図4の基本的に類似する構成要素に対応する、図5の例の構成要素の参照番号は、同じものを示している。
【0066】
図4の例のように、図5においても、プリアンブル指定周波数オフセット評価部102は変調ベースバンド信号RG[I]を受信し、周波数オフセット評価を出力する(ライン106)。周波数訂正部104は変調ベースバンド信号と周波数オフセット評価を受信し、周波数が訂正された変調ベースバンド信号を出力する(ライン108)。高速フーリエ変換(FFT)部110は周波数が訂正されたデジタル複素変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対して、周波数領域(分離された)変調信号RFFT,m[k]を出力する。この信号RFFT,m[k]はタイミング訂正部100(5)に供給される。
【0067】
図5のチャネル評価部112は周波数が訂正された変調ベースバンド信号を用いて、ライン140で復調部114(5)に供給される周波数領域のチャネル評価を生成する。図5の例において、タイミング訂正部100(5)は周波数領域の変調信号RFFT,m[k]と周波数オフセット評価(値)をライン106で受信する。タイミング訂正部100(5)は復調器114(5)に供給される、時間訂正された周波数領域の変調信号RTD,m[k]を生成する。復調部114(5)は、時間訂正された周波数領域の変調信号RTD,m[k]とチャネル評価を利用し、デインターリーブ構成部54にライン122で供給される復調信号を生成する。
【0068】
このように、図5の信号補償の例では、タイミング訂正部100(5)はタイミングドリフト値t0を評価し、適切な位相ファクターφm,kを適用することによってタイミングドリフト値を周波数領域で補償して周波数領域の変調信号を更新し、よって時間訂正された周波数領域の変調信号RTD,m[k]を復調部114(5)に供給する。
【0069】
図5の例によって実現される方法は、このように、式10を利用することにより、チャネル評価というよりもむしろ信号を訂正するものである。
【0070】
【数10】
【0071】
式10において、RTD,m[k]は、OFDMシンボルを搬送するk番目のデータのm番目の副搬送波のタイミングドリフトを補償した、複素周波数領域信号であり、RFFT,m[k]はOFDMシンボルを搬送するk番目のデータのm番目の副搬送波のFFT直後の複素周波数領域信号である。図4の例にあるように、位相ファクターは式5及び6を参照して理解される。また、タイミングドリフト値t0は、例えば式7を参照して理解される。
【0072】
周波数オフセット評価(値)を用いる代わりに、タイミングドリフトt0は、決定指定方法及び/又はパイロット補助方法によって評価することもできる。例えば、図6は、チャネル評価と決定指定周波数オフセット評価を利用する復調構成部50(6)を有する無線受信機30の基本的構成要素例を示すものである。ここで、図4の基本的に類似する構成要素に対応する、図6の例の構成要素の参照番号は、同じものを示している。図6で明らかなように、復調構成部50(6)は、ここでは決定指定周波数オフセット評価構成部150(6)としても参照される、決定指定部を含むものである。
【0073】
別の例として、図7は、信号補償を行い、決定指定周波数オフセット評価を利用する、復調構成部50(7)を有する無線受信機30の基本的構成要素を示すものである。ここでも、図5の基本的に類似する構成要素に対応する、図7の例の構成要素の参照番号は、同じものを示している。図7の例の復調構成部50(7)は、決定指定部(決定指定周波数オフセット評価部150(7))を含むものである。
【0074】
図6の決定指定周波数オフセット評価部150(6)と図7の決定指定周波数オフセット評価部150(7)の動作原理及び詳細は、図8に示される代表例である決定指定部150に関して理解される。図6及び7の例では、本発明のために決定指定部150(6)と150(7)はそれぞれ3つの入力と1つの出力を有するものである。この3つの入力は基本参照番号152、154、156の線で示され、一方で出力は基本参照番号158の線上に送られる。例えば、図6の決定指定部150(6)は、復調部114(6)の出力からのライン152(6)での第一の入力と、タイミング訂正部100(6)の出力からのライン156(6)での第二の入力と、高速フーリエ変換(FFT)部116の出力からのライン154(6)での第三の入力と、タイミング訂正部100(6)にライン158(6)で供給される出力とを有している。図7の決定指定部150(7)も同様な接続構成を採っている。ただし、チャネル評価部112(7)の出力から発する第二の入力ライン156(7)とタイミング訂正部100(7)から発する第三の入力ライン(7)については例外である。
【0075】
先に述べたように、図4のタイミング訂正部100(4)と図5のタイミング訂正部100(5)は、タイミングドリフトt0を決定するためにプリアンブル指定周波数オフセット評価(値)foffを用いている。一方、図6及び図7の決定指定の例では、決定指定部150(6)と決定指定部150(7)がそれぞれ、タイミング訂正部100(6)及びタイミング訂正部100(7)に、後述する周波数オフセット評価(値)foffを供給している。
【0076】
図8に示す決定指定部150は、ライン152で復調部114からの入力を受信するマッピング部162を含んでいる。乗算器164の第一の入力端子はライン156で第一の入力(図6の例のタイミング訂正部100からのものであり、図7の例ではチャネル評価部112からのものである)とマッピング部162から第二の入力とを受信する。図8のBm[k]で示されるように、乗算器164の出力は、第一の入力として位相判別部166に供給される。位相判別部166への第二の入力は、図6のFFT部や図7のタイミング訂正部100からライン154で受信する。
【0077】
位相判別部166(図8のφest[k])の出力は1次ループフィルタに供給される。1次ループフィルタ168の出力は積算器170に接続される。積算器170の出力は、図8のφA[k]に示されるように、遅延部172に供給される。172の出力は、図8のφA[k−1]に示されるように、サンプル毎の搬送波位相オフセット計算部174に供給される。サンプル毎の搬送波位相オフセット計算部174は、図8のφs[k−1]に示されるように、周波数オフセット評価部176に供給される。周波数オフセット評価部の出力、即ちfoff[k−1]は、タイミング訂正部100にライン158に従って出力される。
【0078】
決定指定部150は一連のデータシンボルからなる信号を受信し、それぞれのデータシンボルの関数としてそれぞれのデータシンボルに対する評価された位相オフセットを計算する。さらに、1データシンボルについて評価された位相オフセットとそのデータシンボルの前の1データシンボルについての評価された位相オフセットとの関数として、予測位相オフセットが問題のデータシンボルに対して計算される。予測位相オフセットから、決定指定部150、特に周波数オフセット評価部176は周波数オフセット評価(値)foffを算出する。また、周波数オフセット評価(値)foffから、タイミング訂正部100は、例えば式7を用いてタイミングドリフトt0を算出する。
【0079】
図2は、位相基準ポイントを含む受信サンプルストリームの構成を示す図である。CプリアンブルのOFDMシンボル222と223はチャネル評価および基準位相評価に用いられる(OFDMシンボル222及び223はチャネル評価と基準位相に用いられる)。実際のチャネル評価の前に、2つのCプリアンブル・シンボルが付加されてより高いノイズ抑制機能を得ることができる。この平均化プロセスの結果、チャネル評価RCEの位相基準ポイントは時間領域のOFDMシンボル222と223の中間に配置されることになる。また、データシンボル(即ちOFDMシンボル)の実際のデータストリームはCプリアンブルに続くものである。続いて、実際のデータストリームはまたバーストと呼ばれるが、ここでは全てのバーストはCプリアンブルが先に来るいくつかのOFDMシンボルからなるものである。
【0080】
その他の機能の中で、決定指定部150は第一のデータOFDMシンボルS1の位相オフセットを評価する。一定の周波数オフセットと仮定すると、評価された位相オフセットφest[1]は時間領域におけるOFDMシンボルS1の中間RS1における位相オフセットに対応するものである。時間領域の基準ポイントRCEとRS1との差は図2においてy1によって表されている。位相オフセットφest[1]に基づいて、周波数追従機能が逆回転位相(derotating phase)φcorr,0[2]を計算する。この逆回転位相(derotating phase)φcorr,0[2]は第二のOFDMシンボルS2の始まりSs2で位相オフセットφA[1]と一致する。この位相オフセットφA[1]は第二のOFDMシンボルS2に対する予測された位相オフセットである。時間領域では、基準ポイントRCEと各OFDMシンボルSkに対する位相基準ポイントを構成するOFDMシンボルの始まりSkとの差はxkで表される。パラメータxkとy1は、周波数追従の位相ロックループに対する最適係数を決定するのに用いられる。さらに、いわゆる予測位相オフセットφA[k−1]はCプリアンブルの位相基準ポイントRceからk番目のOFDMシンボルSkの始まりSskまでの位相増加分を表している。位相訂正オフセットφcorr,1[k]は位相基準ポイントRceからk番目OFDMシンボルSkのl(エル)番目のサンプルまでの位相増加分を示すものである。
【0081】
ここで用いられるように、インデックス”k”は、バースト内のシンボル数を示す一方で、インデックス”C”は信号を区別するために用いられるものである。インデックスl(エル)は各OFDMシンボルに対して得られるサンプル数を表している。
【0082】
副搬送波復調部114の出力は、マッピング部162によって再度変調され、再変調シンボルAm[k]を取得する。マッピング部162は、HIPERLAN/2標準に従って実行されるマッピングによって出力u[k]の再変調動作を実行する。再変調シンボルAm[k]はライン156での入力(例えば、図8の例に対する各副搬送波のチャネル評価Hm[k])と乗算器164によって乗算される。よって、図8の例に対して、乗算器164によって実行される乗算は、式11に示されるように、各副搬送波について重み付けされたシンボル評価Bm[k]を取得することになる。式11において、”m”は副搬送波の数を示すパラメータである。
【0083】
【数11】
【0084】
受信信号サンプルRm[k]と重み付けされたシンボル評価Bm[k]との間の位相識別は、位相判別部166により出力された位相評価φest[k]に依存するものである。位相評価φest[k]は、さらに、フィルタF(z)によって算出されるが、フィルタF(z)は式12によって記される伝達関数を有する第一次ループフィルタ168を含むものである。式13はF(z)を記している。式14はフィルタF(z)の出力の計算を定義するものであり、φA[0]とφA[k−1]は初期化のため0に設定されている。
【0085】
【数12】
【0086】
【数13】
【0087】
【数14】
【0088】
Cプリアンブルの位相基準ポイントRceからk番目のOFDMシンボルSkの始まりSSkまでの位相増加分を表す出力φA[k−1]は、遅延部172に送られる。このように、二次型のフィルタH2[z]が得られるが、開ループとしてのフィルタH2[z]の伝達関数は式15で記述される。
【0089】
【数15】
【0090】
周波数追従が低ノイズを示す受信OFDM信号に対して適用されない場合には、フィルタF(z)の出力φA[k−1]はk番目のOFDMシンボルSkに存在すると思われる位相と一致するのである。簡単のため、ここでは一定の周波数オフセットを想定している。しかしながら、例えば位相ノイズのような変化する周波数オフセットの場合に、一定の周波数オフセットが、ある時間、典型的には1つのOFDMシンボル時間での平均周波数オフセットに相当するときには、次の偏差はまだ有効なものである。結果として、24から出力された信号サンプル毎の位相オフセットφsは式16によって与えられる。
【0091】
【数16】
【0092】
位相φA[k]は、それぞれのOFDMシンボルに対する予測位相オフセットを表しているので、サンプル位相オフセットφs[k]もまた予測位相オフセットである。位相オフセットφA[k]の関数として計算されるからである。根本の予測特性を考慮に入れるため、サンプル位相オフセットφs[k]は、問題となっているサンプルからなるOFDMシンボルSk+1について、時間領域で基準ポイントRCEと始まりSSk+1との間のサンプル数xk+1によって、位相オフセットφA[k]を除算することによって得られるのである。
【0093】
予測サンプル位相オフセットφs[k]は周波数オフセット評価部176に供給される。周波数オフセット評価部176は式17を用いて周波数オフセットの計算を実行する。なお、式17において、Tはサンプル時間である。
【0094】
【数17】
【0095】
上述したように、タイミング訂正部100は、決定指定部150によって与えられる周波数オフセットfoffを用いて、式7に従ってタイミングドリフトt0を計算する。このように、決定指定部150(6)と決定指定部150(7)は、プリアンブル指定周波数オフセット評価に依存することを必要とせずに、タイミングドリフトt0を与える代替性ある方法を提供するものである。
【0096】
前述の内容は周波数訂正部104が適用されない場合についてのものである。周波数訂正部104が適用される場合に関しては、プリアンブル指定周波数オフセット評価部102によって評価される周波数オフセットは決定指定部150によって算出される周波数オフセットに追加されるべきものである。この場合、決定指定周波数オフセット評価部150は、プリアンブル指定オフセット評価部102を改良する付加的手段である。図6と7に示されるように、タイミング訂正部はプリアンブル指定周波数オフセット評価部102と決定指定周波数オフセット評価部150への接続を有するのであり、つまり、これはタイミング訂正部100が周波数オフセットに対する付加されるべき2つの値を取得することを意味するのである。それゆえ、式7はfoffに対して2つの値が得られるように修正されるべきである。つまり、1つの値(foffpreamble)はプリアンブル指定周波数オフセット評価部102から入力され、もう一方の値(foffdecision)は決定指定周波数オフセット評価部150から入力されるものであり、t0=(foffpreamble+foffdecision)/fcに従ってt0を計算する場合に考慮に入れられるものである。
【0097】
さらに別のアプローチとして、パイロット補助周波数オフセット評価を用いることもできる。ここで、”パイロット補助(pilot aided)”は、受信機側で既知の、少なくとも数個のパイロットシンボルが送信されることを意味している。例えば、ある値Am[k]はパイロットシンボルの評価(値)を表している。図8のマッピング部162では、これらのシンボル評価が既知のパイロットシンボルによって置き換えられる。この置き換えによって、誤った周波数オフセット評価につながる決定エラーを避けることができる。パイロット補助周波数オフセット評価の欠点は、システムの全体のデータレートを減少させることになるパイロットシンボルの冗長性にある。
【0098】
このように、受信期間中に調整の必要がなく、低位相ノイズという特徴を有する自励発振基準周波数を用いることによって、本発明の実施の形態を効果的に実現することができるのである。周波数オフセットはいずれにしても評価しなければならないので、本発明は周波数オフセットを効果的に再利用しているのである。周波数オフセットはサンプルクロックオフセットと同一だからである。さらに、本発明を用いて、要求されるタイミングドリフト補償の複雑さは最小限に抑えられ、実現化目的にも適しているのである。
【0099】
本発明で採用される解決方法によれば、タイミングドリフトはPHYバーストを受信している間に補償される。また、この解決方法によれば、基準共振周波数が変化することを防止でき、さらに、この方法はデジタル信号処理で実現可能で、しかも複雑でなく、かつ安定的なものである。
【0100】
図9は、スリープ期間後にタイミングドリフト補償をするスリープ位相コントローラ200を含む無線受信機30を示している。スリープ期間後のタイミングドリフト補償を容易にする無線受信機30の構成要素は、選択してさらに図10により詳細に示されている。図9および10の例の無線受信機30は、無線受信機30が所定期間スリープモードに入り、その後スリープモードから復活して1フレーム(データ)を受信し、さらに再度スリープモードに入るかフレームを受信しつづけるかという状況において、タイミングドリフトを補償するのである。図9及び10のスリープ位相コントローラ200は、前述した特定の復調構成部50を含み、復調構成部の様々な形および変形例に関連して用いることができるということは当然である。簡単化のため、復調構成部50のプリアンブル指定周波数オフセット102と周波数訂正部104のみが図10に示されているが、他の構成要素が含まれているだけでなく、スリープ位相コントローラ200自身の説明は必ずしも必要ではないことは理解しうることである。
【0101】
スリープ期間の場合には様々な問題が生じるのである。つまり、まず第一に、スリープ期間中のタイミングドリフトはいつ受信機が復活するかを知るために評価される必要がある。第二に、サーチ窓、つまりフレームの始点をサーチするための窓を適切に設計するためには評価の精度を知る必要がある。これらの課題はOFDMシステムだけでなく、スリープモードを有する全てのシステムに関するものである。
【0102】
図11は、本発明によるスリープモードに従ってスリープ位相コントローラ200によって実行される所定の基本的で例示的なステップを示している。以下に説明するように、スリープ位相コントローラ200はスリープ期間中のタイミングドリフトToffを即座に判断し、受信機(例えば移動局)がスリープ状態にいると思われる時間を判断し、またフレーム始点サーチを(フレーム始点のサーチが続く限り)決定するのである。
図11のステップ11−1は、スリープ位相コントローラ200によって実行される手順であるが、スリープ位相コントローラ200が適切な周波数オフセット評価部(例えば図10におけるプリアンブル指定周波数オフセット評価部102)からの周波数オフセット評価foffを受信すること過程を示している。ステップ11−1で周波数オフセット評価foffを取得した後、ステップ11−2でスリープ位相コントローラ200は、前述の式7を用いて評価された相対的サンプルクロックオフセットt0を取得する。
【0103】
ステップ11−3では、スリープ位相コントローラ200は、評価された相対的サンプルクロックオフセットt0を用いてスリープ期間中タイミングドリフトを算出する。特に、スリープ期間TsleepにおけるタイミングドリフトToffが、式18を用いて即座に算出される。
【0104】
【数18】
【0105】
適切なサーチ窓を設定するために、サーチ窓の半分のサイズが決定される必要がある。これは、例えば評価アルゴリズムの知識を用いることによって評価t0の精度を判断する動作を含んでいる。また、もしt0resをサンプルクロック周波数との関係で表現される評価t0の最大エラーであると仮定すると、サンプルクロックオフセット評価はt0+/−t0res、例えば、40ppm+/−2ppmということになる。これより、ステップ11−4において、スリープコントローラ200は、式19を用いてサーチ窓の半分を決定することができる。
【0106】
【数19】
【0107】
そして、スリープモードに入ると時間t0から数えて、ステップ11−5においてスリープ位相コントローラ200は、移動端末が式20で表される時間tの間スリープモードに入っていると判定し、式21の時間までフレームの始点をサーチすることになる。
【0108】
【数20】
【0109】
【数21】
【0110】
このように、スリープ位相コントローラ200は、スリープ期間にタイミングドリフトを即座に算出し、受信機(例えば移動局)がスリープ状態にいると思われる時間を判断し、またフレーム始点サーチの時間を(フレーム始点のサーチが続く限り)算出するのである。
【0111】
なお、ここではHIPERLAN/2がシステム例として用いられているが、本発明は様々な側面においていかなるOFDMシステムで用いることができる。
【0112】
前述の様々な実施の形態における復調構成部50の構成要素は、参照を容易にするため”部(units)”と表されているが、別の表現としては、これらの部(units)は機能として表現されてもよいものである。復調構成部50の部(units)/機能(function)は多様な方法で実現できる。つまり、個々のハードウエア回路、適切にプログラムされたデジタルマイクロプロセッサや一般目的のコンピュータとの関連したソフトウエアや、特定用途向け集積回路(ASIC)や、1以上のデジタル信号処理装置(DSP)を用いることができるのである。また、図示されているように、1以上の部(units)や機能(function)がハードウエア回路で実現されたり、プロセッサの処理で実行されたりするのである。さらに、この意味で、タイミング訂正部はコントローラの類で実現可能となるのである。
【0113】
本発明が、現時点において最も実現的で好ましい態様と思われる物との関係で説明してきたが、本発明は開示の態様に限定されることはなく、特許請求の範囲で明らかにされる発明の思想及び範囲内に含まれる様々な変形例や均等物を包含すると理解されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 HIPERLAN/2の空中インターフェース上で送信されるフレーム構成とバーストの例を示す概要図である。
【図2】 図1の例示的バーストの部分的な、より詳細な構成を示す図である。
【図3】 本発明による、送信機からOFDM変調信号を受信し、タイミングドリフト補償を施す無線受信機の例を示す概要図である。
【図4】 タイミングドリフト補償に関連してチャネル評価を利用し、プリアンブル指定周波数オフセット評価を用いる無線受信機の復調構成部を示す概要図である。
【図5】 タイミングドリフト補償に関連して信号補償を利用し、プリアンブル指定周波数オフセット評価を用いる無線受信機の復調構成部を示す概要図である。
【図6】 タイミングドリフト補償に関連してチャネル評価を利用し、決定指定周波数オフセット評価を用いる無線受信機の復調構成部を示す概要図である。
【図7】 タイミングドリフト補償を信号に適用し、決定指定周波数オフセット評価を用いる無線受信機の復調構成部を示す概要図である。
【図8】 本発明の実施の形態による、決定指定部によって実行される基本的動作例を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の具体例による、送信機からOFDM変調信号を受信し、スリープ期間にタイミングドリフト補償を実行する具体的無線受信機を示す概要図である。
【図10】 図9の無線受信機の部分的概要、特に、スリープ期間後のタイミングドリフト補償を容易にする構成要素を示す図である。
【図11】 図9および10の無線受信機で用いられるスリープ位相コントローラによって実行される所定の基本的かつ代表的な具体的ステップを示すフローチャートである。
Claims (22)
- 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数領域において、前記送信機サンプルクロックと受信機サンプルクロックとの間のタイミングドリフト補償を、周波数オフセット評価及び周波数領域チャネル評価を用いて実行するタイミング訂正部(100)と、
前記タイミング訂正部を有する復調構成部(50)と、を具備し、
さらに、前記復調構成部(50)は、
前記周波数オフセット評価を出力する周波数オフセット算出部(102,150)と、
前記変調ベースバンド信号を受信し、周波数訂正された変調ベースバンド信号を出力する周波数訂正部(104)と、
前記周波数訂正されたベースバンド信号を受信し、周波数領域の変調副搬送波を出力する高速フーリエ変換(FFT)部(110)と、
前記周波数訂正がされた変調ベースバンド信号を用いて前記タイミング訂正部に適用される前記周波数領域チャネル評価を生成するチャネル評価部(112)と、を有し、
前記タイミング訂正部は、前記周波数領域チャネル評価に基づいて、時間訂正されたチャネル評価を生成し、
さらに、前記復調構成部(50)は、
前記周波数領域の変調副搬送波と、前記タイミング訂正部によって生成された時間訂正されたチャネル評価を用いて、復調信号を生成する復調器(114)を有することを特徴とする無線受信機システム。 - 前記複数の変調無線周波数搬送波は、直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いて変調されていることを特徴とする請求項1に記載の無線受信機システム。
- 前記タイミング訂正部は、タイミングドリフト値を算出し、適切な位相ファクターを副搬送波に適用することによって周波数領域で前記タイミングドリフト値を補償して、チャネル評価を更新し、よって時間訂正されたチャネル評価を提供することを特徴とする請求項1に記載の無線受信機システム。
- 前記周波数オフセット評価部は、前記変調ベースバンド信号を受信するプリアンブル指定周波数オフセット評価部(102)であることを特徴とする請求項1に記載の無線受信機システム。
- さらに、前記復調部と前記タイミング訂正部と前記高速フーリエ変換(FFT)部のそれぞれから入力される信号を受信するように接続されている決定指定周波数オフセット評価部(150)を備えたことを特徴とする請求項7に記載の無線受信機システム。
- 前記周波数オフセット評価部は、前記復調部と前記タイミング訂正部と前記高速フーリエ変換(FFT)部から入力されるそれぞれの信号を受信するように接続される決定指定周波数オフセット部(150)であることを特徴とする請求項1に記載の無線受信機システム。
- 前記タイミングドリフト補償のためのチャネル評価の更新は、Mシンボル毎に行われることを特徴とする請求項1に記載の無線受信機システム。
- 前記Mの値は特定のリンク適用モードに基づいて選択されることを特徴とする請求項10に記載の無線受信機システム。
- 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数領域において、前記送信機サンプルクロックと受信機サンプルクロックとの間のタイミングドリフト補償を実行するタイミング訂正部(100)と、を具備し、前記タイミングドリフト補償は、周波数オフセット評価に基づいて実行され、タイミングドリフト補償値は周波数領域変調副搬送波信号に適用され、
さらに、前記タイミング訂正部(100)を含む復調構成部(50)を具備し、前記復調構成部は、さらに、
周波数オフセット評価を出力する周波数オフセット評価部(102,150)と、
前記変調ベースバンド信号を受信し、周波数訂正された変調ベースバンド信号を出力する周波数訂正部(104)と、
前記周波数訂正されたデジタル複素変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対して、前記復調器に供給される周波数領域の変調副搬送波信号を出力する高速フーリエ変換(FFT)部(110)と、
周波数訂正された変調ベースバンド信号を用いて周波数領域のチャネル評価を発生するチャネル評価部(112)と、
時間訂正された周波数領域の変調信号と前記周波数領域のチャネル評価を用いて、復調信号を生成する復調器(114)と、を備え、
前記タイミング訂正部は、前記周波数オフセット評価及び前記周波数領域の変調副搬 送波信号を受信し、タイミングドリフト値を算出し、適切な位相ファクターを副搬送波に適用することによって周波数領域で前記タイミングドリフト値を補償して、前記周波数領域の変調副搬送波信号を更新し、よって前記時間訂正された周波数領域の変調信号を生成し、ここで、前記タイミング訂正部は、前記周波数領域の変調信号を以下の関係式を用いて更新し、
ここで、R TD,m [ k ] はk番目のデータシンボルのm番目の副搬送波について前記時間訂正された周波数領域の変調信号であり、
R FFT,m [ k ] はk番目のデータシンボルのm番目の副搬送波について高速フーリエ変換(FFT)部の出力である前記周波数領域の変調信号であり、
φ m,k は位相ファクターであり、
mは用いられる副搬送波に対する副搬送波インデックスであり、
前記位相ファクターφ m,k は以下の関係式で定義され、
ここで、mは副搬送波インデックスであり、
kはデータシンボル中で測定された時間インデックスであり、
T s はシンボル時間であり、
Tはサンプル時間であり、
T init は基準時間と最初のデータシンボルとの間の時間であり、
t 0 はタイミングドリフト値であることを特徴とする無線受信機システム。 - 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数領域において、前記送信機サンプルクロックと受信機サンプルクロックとの間のタイミングドリフト補償を実行するタイミング訂正部(100)と、を具備し、前記タイミングドリフト補償は、周波数オフセット評価に基づいて実行され、タイミングドリフト補償値は周波数領域変調副搬送波信号に適用され、
さらに、前記タイミング訂正部(100)を含む復調構成部(50)を具備し、前記復調構成部は、さらに、
周波数オフセット評価を出力する周波数オフセット評価部(102,150)と、
前記変調ベースバンド信号を受信し、周波数訂正された変調ベースバンド信号を出力する周波数訂正部(104)と、
前記周波数訂正されたデジタル複素変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対して、前記復調器に供給される周波数領域の変調副搬送波信号を出力する高速フーリエ変 換(FFT)部(110)と、
周波数訂正された変調ベースバンド信号を用いて周波数領域のチャネル評価を発生するチャネル評価部(112)と、
時間訂正された周波数領域の変調信号と前記周波数領域のチャネル評価を用いて、復調信号を生成する復調器(114)と、を備え、
前記タイミング訂正部は、前記周波数オフセット評価及び前記周波数領域の変調副搬送波信号を受信し、前記時間訂正された周波数領域の変調信号を生成し、
前記周波数オフセット部は、前記変調ベースバンド信号を受信するプリアンブル指定周波数オフセット部(102)であり、
さらに、前記復調部と前記タイミング訂正部と前記チャネル評価部のそれぞれから入力される信号を受信するように接続されている決定指定周波数オフセット評価部(150)を備えたことを特徴とする無線受信機システム。 - 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数領域において、前記送信機サンプルクロックと受信機サンプルクロックとの間のタイミングドリフト補償を実行するタイミング訂正部(100)と、を具備し、前記タイミングドリフト補償は、周波数オフセット評価に基づいて実行され、タイミングドリフト補償値は周波数領域変調副搬送波信号に適用され、
さらに、前記タイミング訂正部(100)を含む復調構成部(50)を具備し、前記復調構成部は、さらに、
周波数オフセット評価を出力する周波数オフセット評価部(102,150)と、
前記変調ベースバンド信号を受信し、周波数訂正された変調ベースバンド信号を出力する周波数訂正部(104)と、
前記周波数訂正されたデジタル複素変調ベースバンド信号を受信し、各副搬送波に対して、前記復調器に供給される周波数領域の変調副搬送波信号を出力する高速フーリエ変換(FFT)部(110)と、
周波数訂正された変調ベースバンド信号を用いて周波数領域のチャネル評価を発生するチャネル評価部(112)と、
時間訂正された周波数領域の変調信号と前記周波数領域のチャネル評価を用いて、復調信号を生成する復調器(114)と、を備え、
前記タイミング訂正部は、前記周波数オフセット評価及び前記周波数領域の変調副搬送波信号を受信し、前記時間訂正された周波数領域の変調信号を生成し、
前記周波数オフセット評価部は、前記復調部と前記タイミング訂正部と前記チャネル評価部から入力されるそれぞれの信号を受信するように接続される決定指定周波数オフセット部(150)であることを特徴とする無線受信機システム。 - 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数領域において、前記送信機サンプルクロックと受信機サンプルクロックとの間のタイミングドリフト補償を実行するタイミング訂正部(100)と、を具備し、
前記タイミング訂正部は周波数オフセットを用いてタイミングドリフト値を算出し、前記副搬送波信号は一連のデータシンボルからなり、さらに、
周波数オフセット評価部(150)を具備し、
この周波数オフセット評価部は、
データシンボルの関数として各データシンボルに対する算出された位相オフセットと、前記算出された位相オフセットと一連のデータシンボルのうち先行するもの1つの算出された位相オフセットの関数として各データシンボルに対する予測位相オフセットと、
前記データシンボルの対応する1つについて予測位相オフセットの関数として各データシンボルに対する予測サンプル位相オフセットと、
各データ信号サンプルに対する前記予測サンプル位相オフセットの関数として周波数オフセットとを算出することを特徴とする無線受信機システム。 - 前記周波数オフセット評価部は、
前記予測位相オフセットを生成する位相ロックループ(168、170)と、
各データ信号に対する算出された位相オフセットを生成する位相判別部(166)と、
算出された位相オフセットを受信し、前記算出された位相オフセットと先行するデータシンボルの前記算出された位相オフセットの関数として各データシンボルに対する前記予測位相オフセットを生成するフィルタ(168)と、を具備することを特徴とする請求項16に記載の無線受信機システム。 - 複数の変調無線周波数搬送波を受信し、それらから変調ベースバンド信号を生成する無線受信機であって、前記複数の変調無線周波数搬送波が送信機サンプルクロック(66)に従って動作する無線送信機(38)によって送信されてきている、無線受信機(41)と、
前記変調ベースバンド信号をサンプリングするのに用いられる受信機サンプルクロックを発生する受信機サンプルクロック発生部(60)と、
周波数オフセット評価を出力する周波数オフセット評価部(102)と、
前記周波数オフセット評価を用いて、評価された相対的サンプルクロックオフセットを算出するコントローラであって、この評価された相対的サンプルクロックオフセットは前記受信機サンプルクロックと前記送信機サンプルクロックとの間のオフセットである、コントローラと、を具備し、前記コントローラは、所定期間であるスリープ期間にさらにタイミングドリフトを算出するスリープモードコントローラ(200)であることを特徴とする無線受信機システム。 - 前記スリープモードコントローラは、さらに前記受信機がスリープに入るまでの時間を算出することを特徴とする請求項18に記載の無線受信機システム。
- 前記スリープモードコントローラは、さらに前記受信機がフレームの始点をサーチするまでの時間を算出することを特徴とする請求項18に記載の無線受信機システム。
- 前記スリープモードコントローラは、さらにフレームサーチ窓のサイズを決定することを特徴とする請求項18に記載の無線受信機システム。
- 前記複数の変調無線周波数搬送波は直交周波数分割多重方式(OFDM)を用いて変調されていることを特徴とする請求項18に記載の無線受信機システム。
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