JP4050408B2 - 放電加工用極細パイプ電極のパイプ電極保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、細穴放電加工機のパイプ電極の保持装置に関し、特に、極細のパイプ電極をコレットチャックによって保持するパイプ電極保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
被加工物に細穴を放電加工する細穴放電加工機が広く使用されている。この細穴放電加工機は、加工ヘッドの下端に装着されたコレットチャックを含むパイプ電極保持装置に細径、長尺のパイプ電極を取り付け、パイプ電極の中に加工液を送り込むとともに被加工物とパイプ電極との間に所定の放電加工用パルス電流を印加しながら被加工物に対してパイプ電極を前進させて、微細径の深穴を加工するものである。
【0003】
この細穴放電加工機により加工する穴は、機器の小型化に伴い最近ますます小径化の要請があり、それに伴い、使用されるパイプ電極の外径もますます細いものが使用されている。現在実用に供されているパイプ電極は、細いものでは、例えば、外径がφ0.15mm、内径φ0.07mmのものや、外径φ0.1mm、内径φ0.04mm程度のもの等があり、最小外径のものでは、外径φ0.08mmのものまである。しかもその長さは、200〜350mm程度の長尺である。このような極細のパイプ電極は、非常に曲がりやすく折損しやすいので、その取り扱いに細心の注意を必要とするが、特に、これを放電加工機に装着する際に困難を極めていた。
【0004】
パイプ電極を放電加工機に着脱するパイプ電極保持装置は、通常、図6に示すようなコレットチャック1を含んでいる。コレットチャック1は、公知のコレットチャックと同様に、図示省略した加工ヘッドに装着されたコレットホルダ3と、パイプ電極7を把持するコレット2と、コレット2を締め付けるコレットナット4とを備えている。コレット2は、その上端以外は、工具を着脱する公知のコレットと同様に、工具取付孔2h、スリット2s、テーパ面2aを有する。これらに加えて、細穴放電加工機では、放電加工に必要な加工液をパイプ電極に供給する供給筒体6と、加工液をシールするゴムブッシュ5とがコレットホルダ3に内蔵されている。ゴムブッシュ5は、供給筒体6の下端に設けられたテーパ座6aと、コレット2の上端に設けられたテーパ座2bとの間に配置され、ゴムブッシュ5の中心にあけられた透孔5hが、コレット2の工具取付孔2hの中心に一致するように位置決めされている。放電加工用パルス電流は、図示省略した給電装置からコレットホルダ3を介してコレット2に給電され、パイプ電極7に印加される。なお、図6において、コレットチャック1の中心に対して直角な方向(横幅方向)の寸法は、中心方向の寸法に対して拡大して示してある。
【0005】
このような構成において、パイプ電極7は、コレット2とゴムブッシュ5とを貫いて挿入され、ゴムブッシュ5より上方に先端を突き出すように取り付けられる。そして、コレットナット4をコレットホルダ3にねじ込むことによってコレットホルダ3のテーパ孔3aの奥に押し込まれるコレット2が、パイプ電極7を締め付けて固定する。また、コレットナット4を締め込んだときに発生するコレット2と供給筒体6との間の押圧力によってゴムブッシュ5が圧縮され、ゴムブッシュ5の透孔5hが縮小することによって、ゴムブッシュ5がパイプ電極7に密着する。こうして、パイプ電極7が固定されるとともに供給筒体6の透孔6bから供給された加工液が、外に漏れることなくパイプ電極7に供給される。
【0006】
ところが、パイプ電極7の外径が極細である場合には、パイプ電極7をコレット2に装着する際にコレット2のスリット2sにパイプ電極7が挟まれて、その挿入が非常に難しい。そして挿入した後でも、コレットナット4を締め上げるときにパイプ電極7が芯ずれして、パイプ電極7がスリット2sに再び挟まれてつぶれてしまうことがよくあった。また、極端に細いパイプ電極では、直接コレット2で把持することが不可能であった。このように、極細パイプ電極の装着は非常に困難極まるもの、または不可能なものであった。
【0007】
そこで、このような極細のパイプ電極の端部に補強用のパイプを接着あるいは溶着してシャンク部を形成し、このシャンク付きのパイプ電極を放電加工機に装着する方法が採用されることがある。この場合、シャンク部の外径は、当然コレットに容易に着脱できるような外径、例えばφ1mm程度に形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、極細で、薄肉のパイプ電極に補強シャンクを取り付けるには特別な技術を必要とし、加えて、導電性確保や高圧加工液の液封のための技術も必要とするので、上記したシャンク付きの特製パイプ電極は現状量産化されていない。それで、このようなシャンク付きのパイプ電極が不十分なものになってもこれを自作せざるを得ず、このため、極細穴の加工は非常に難しく、かつ高コストな加工にならざるを得なかった。
【0009】
そこで本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、その目的は、極細パイプ電極をそのままコレットに容易に挿入でき、かつ極細パイプ電極を確実に固定することができるとともに、供給される加工液の漏れが確実に押さえられるパイプ電極保持装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の放電加工用極細パイプ電極のパイプ電極保持装置は、(1) パイプ電極7を通電可能に保持するとともに、パイプ電極7に加工液を供給するパイプ電極保持装置において、コレット2を含むコレットチャック1と、パイプ電極7に加工液を供給する供給筒体6と、コレット2、供給筒体6の間に配置されたゴムブッシュ5と、コレット2に着脱可能な、かつパイプ電極7が挿入可能な挿入治具11とを備え、前記挿入冶具は、その大部分の外径が前記コレットの工具取付孔に挿入され得るように、かつ固定され得る外径に形成され、その一端にそれより小径の段部、またはテーパ面が形成されているとともに、その中心に内径が前記パイプ電極の外径よりわずかに大きい透孔が形成されており、前記挿入冶具を前記ゴムブッシュに前記一端側から挿入したとき、前記ゴムブッシュが前記パイプ電極を固定する締め代分を残して前記挿入冶具が前記ゴムブッシュに挿入される長さに形成されている。
【0011】
また、本発明の別の放電加工用極細パイプ電極のパイプ電極保持装置は、(2) 上記(1)記載のパイプ電極保持装置において、挿入治具11は、その大部分の外径11aがコレット2の工具取付孔2hに挿入され得るように、かつ固定され得る外径に形成され、その一端にそれより大径の段部11bが、他端にそれより小径の段部11c、またはテーパ面11dがそれぞれ形成されているとともに、その中心に内径が前記パイプ電極7の外径よりよりわずかに大きい透孔11hが形成されており、挿入治具11をゴムブッシュ5に挿入したとき、ゴムブッシュ5がパイプ電極7を固定する締め代L2を残して挿入治具11がゴムブッシュ5に挿入される長さに形成されている。
【0012】
また、本発明の別の放電加工用極細パイプ電極のパイプ電極保持装置は、(3) パイプ電極7を通電可能に保持するとともに、パイプ電極7に加工液を供給するパイプ電極保持装置において、パイプ電極保持装置が、コレットに類似するコレット類似治具21とコレットホルダ3を含むコレットチャック1と、パイプ電極7に加工液を供給する供給筒体6と、コレット類似治具21、供給筒体6の間に配置されたゴムブッシュ5とを備え、コレット類似治具21が、パイプ電極7を挿入可能な透孔21hと、前記コレットホルダ3のテーパ孔3aに当接するテーパ面21aと、ゴムブッシュ5を載置するテーパ座21bと、ゴムブッシュ5がパイプ電極7を固定する締め代L2を残してゴムブッシュ5に挿入される長さに形成された突起状パイプ21cとを備えたものにすることができる。
【0013】
【実施例】
図1ないし図4は、請求項1および請求項2にかかる本発明の放電加工用極細パイプ電極のパイプ電極保持装置を示す実施例である。図6において説明した従来のコレットチャックと同一である部品には、同一の符号を付してその説明を省略する。図1は、極細のパイプ電極が挿入される挿入治具がコレットチャックに装着されている状態を示す組立断面図、図2、図3は挿入治具の断面図、図4はパイプ電極の固定状態と液封状態を説明する模式図である。なお、これらの図において、コレットチャックの中心に対して直角な方向(横幅方向)の寸法は、中心方向の寸法に対して拡大して示してある。
【0014】
図1におけるコレットチャック1自体の構成は、図6で説明したコレットチャック1と同一である。図6と異なるところは、コレット2に極細パイプ電極7ではなく挿入治具11が挿入されているところである。なお、コレットを締める機構は、コレットナットで締め込む機構を例示したが、コレットナット以外でコレットを締め付ける機構であっても、本発明の挿入治具が同様に採用され得ることを付記しておく。
【0015】
挿入治具11は、図2に示すように、その大部分を占める領域11aの外径がコレット2の工具取付孔2hに容易に挿入されるように、かつ固定され得る外径、例えばφ1mm程度に形成される。そして、挿入治具11の一端にそれより大径の段部11bが、他端にそれより小径の段部11cが形成されている。ここで、小径の段部11cは、図3に示すようにテーパ面11dであってもよい。段部11cの領域11aとの直径寸法差は、0.4mm程度であるから、段差加工もテーパ加工もあまり差異がない。そして、領域11aと小径段部11cとの長さを、または領域11aとテーパ面11dとの長さを合計した長さL1は、図4で説明するような長さに形成される。挿入治具11の材質は、コレット2からパイプ電極7へ放電加工用パルス電流を供給するため、銅(Cu),銅タングステン合金(UuW)等が選ばれる。
【0016】
挿入治具11の軸中心には、極細パイプ電極7が挿入可能な所定の内径Dを有する透孔11hがその中心に一致して形成され、大径の段部11b側の端面に開口する、透孔11hのパイプ電極7の挿入口にテーパ面11eが形成されている。また、透孔11hの内径Dは、パイプ電極7に通電可能なように、パイプ電極7との隙間が最小限におさえられている。このため、着脱するパイプ電極7の外径によって挿入治具11を使い分けるもので、たとえば、φ0.2ないしφ0.15mmのパイプ電極7に対してφ0.22mmの内径の挿入治具11を使用し、φ0.15ないしφ0.08mm程度以下のパイプ電極7に対してφ0.17mmの内径の挿入治具11を使用する。もちろん、パイプ電極7の各外径に応じた内径Dの透孔11hを有する挿入治具11を揃えるのが最も好ましい。こうして、パイプ電極7が挿入治具11の透孔11hに入るように、かつ放電加工用パルス電流がコレット2から挿入治具11を経由して、パイプ電極7に給電されるようにしている。加えて、加工中にパイプ電極7が回転するとき、パイプ電極7の芯が振れないようにしている。なお、この芯振れについて補足すると、細穴放電加工機においては、被加工物の近くに別途設けたガイド装置(図示省略)によってパイプ電極が挟持されて、パイプ電極の芯振れがさらに押さえられている。
【0017】
パイプ電極7は、図4のようにして固定されるが、まず、この図の各構成部品の位置関係を説明する。挿入治具11の先端がゴムブッシュ5に挿入されたとき、挿入治具11の先端からゴムブッシュ5の上端までの距離L2が、例えば、2mm程度になるように、挿入治具11の長さL1,ゴムブッシュ5の全長およびコレット2の全長が形成されている。こうすることによって、ゴムブッシュ5がパイプ電極7の固定時に圧縮されるとき、ゴムブッシュ5が不均一に変形してその透孔5hが挿入治具11の透孔11hから芯ずれして、パイプ電極7を曲げてしまうのを防止している。なお、距離L2は、ゴムブッシュ5の硬度、長さ、およびパイプ電極7のチャック時に受けるゴムブッシュ5への圧縮力によって異なるが、それらに合わせて決定される長さである。
【0018】
以上のような構成において、パイプ電極7はつぎのようにしてパイプ電極保持装置に固定される。まず、挿入治具11の大径の段部11bがコレット2の下端面に当接するまで、挿入治具11をコレットの工具取付孔2hに挿入し、挿入治具11の先端にゴムブッシュ5を押し込む。そして、パイプ電極7を挿入治具11の透孔11hのテーパ面11eに沿って導入し、その先端がゴムブッシュ5の上端より突き出すまでパイプ電極7を挿入する。こうして、パイプ電極7が挿入された、挿入治具11とゴムブッシュ5とコレット2とをコレットホルダ3に組み付け、コレットナット4で締め付ける。すると、パイプ電極7は、ゴムブッシュ5の区間L2の部分で締め付けられて、パイプ電極保持装置に固定される。
【0019】
本発明では、ゴムブッシュ5によるパイプ電極7の締め付け力は、決して強くはないが、パイプ電極の肉厚が薄いので、この弱い締め付け力で充分である。すなわち、極細パイプ電極7の端面の面積が小さいので、極細パイプ電極の先端の面に受ける加工液の噴流圧力が高くてもパイプ電極に受ける軸方向の力が小さいから、弱い締め付け力で充分パイプ電極が固定されるのである。加工液のシールについては、ゴムブッシュ5がパイプ電極7と挿入治具11との両方を圧縮するので、加工液が漏れる心配も解消されている。特に、挿入治具11の先端に小径の段部11c、またはテーパ面11dが、形成されている場合には、ゴムブッシュ5がパイプ電極7および挿入治具11の先端に滑らかな曲線を描いて当接し、ゴムブッシュ5によるパイプ電極7および挿入治具11の締め付け圧力が均等になる。それで、パイプ電極7が確実に固定されとともにパイプ電極7および挿入治具11のシールが完全になる。
【0020】
挿入治具11は、コレット2に挿入治具11を装着した構成でその作用・効果を発揮するので、図5のような別の実施例を採用することができる。挿入治具11とコレット2との代わりに、これらを一体にしたコレット類似治具21を取り付けるものである。この場合、コレット類似治具21は、コレット2に挿入治具11が固定されたときの両者の外形に同じ形状に形成される。すなわち、コレット類似治具21には、コレットホルダ3のテーパ孔3aに当接するテーパ面21aと、ゴムブッシュ5を載置するテーパ座21bとがコレット2と同様に形成され、パイプ電極7が挿入される透孔21hと、ゴムブッシュ5に所定の距離だけ挿入される突起状パイプ21cとが挿入治具11と同様に形成されている。そしてコレット類似治具21の下端面には、透孔21hのパイプ電極の挿入口にテーパ面21eが形成されている。また、突起状パイプ21cの先端には、挿入治具11の段部11やテーパ面11dに相当する加工を施す。なお、コレット類似治具21は、コレットとしての締め付け機能を必要としないので、スリットが形成されていない。また、挿入治具11の大径の段部11bに相当する部分が必要がないのでこれを省いてもよい。
【0021】
このようなコレット類似治具21をコレット2と挿入治具11との代わりに装着することによって、前述した作用・効果がそのまま当てはまる。
【0022】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、挿入治具をコレットおよびゴムブッシュに挿入しておくことによって、または、コレット類似治具をコレットと挿入治具との代わりに装着することによって、パイプ電極を容易に、かつ確実に挿入することができる。また、パイプ電極を固定するための締め代がゴムブッシュに残された状態で、挿入治具またはコレット類似治具がゴムブッシュに挿入されているので、パイプ電極を損傷することなく、確実に固定することができることはもちろん、加工液のシールが確実に行われる。
【0023】
また、既存のパイプ電極保持装置に本発明の挿入治具を加えて、または、コレット類似治具を取り付けるだけで、本発明の作用・効果を得ることができるので、改善のための費用がわずかで済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】挿入治具が装着されているパイプ電極保持装置を示す組立断面図。
【図2】挿入治具の縦断面を示す断面図。
【図3】挿入治具の別の縦断面を示す断面図。
【図4】パイプ電極の固定状態と液封状態とを説明する模式図。
【図5】コレット類似治具が装着されているパイプ電極保持装置を示す組立断面図。
【図6】従来のパイプ電極保持装置を示す組立断面図。
【符号の説明】
1 コレットチャック
2 コレット
2h 工具取付孔
3 コレットホルダ
4 コレットナット
5 ゴムブッシュ
6 供給筒体
7 パイプ電極
11 挿入治具
11b 挿入治具の大径の段部
11c 挿入治具の小径の段部
11d 挿入治具のテーパ面
11h 挿入治具の透孔
21 コレット類似治具
21a コレット類似治具のテーパ面
21b コレット類似治具のテーパ座
21c コレット類似治具の突起状パイプ
21h コレット類似治具の透孔
Claims (3)
- パイプ電極を通電可能に保持するとともに、パイプ電極に加工液を供給するパイプ電極保持装置において、コレットを含むコレットチャックと、前記パイプ電極に加工液を供給する供給筒体と、前記コレットと前記供給筒体との間に配置されたゴムブッシュと、前記コレットに着脱可能な、かつ前記パイプ電極が挿入可能な挿入治具とを備え、前記挿入冶具は、その大部分の外径が前記コレットの工具取付孔に挿入され得るように、かつ固定され得る外径に形成され、その一端にそれより小径の段部、またはテーパ面が形成されているとともに、その中心に内径が前記パイプ電極の外径よりわずかに大きい透孔が形成されており、前記挿入冶具を前記ゴムブッシュに前記一端側から挿入したとき、前記ゴムブッシュが前記パイプ電極を固定する締め代分を残して前記挿入冶具が前記ゴムブッシュに挿入される長さに形成されていることを特徴とするパイプ電極保持装置。
- 前記挿入治具は、その大部分の外径が前記コレットの工具取付孔に挿入され得るように、かつ固定され得る外径に形成され、その一端にそれより大径の段部が、他端にそれより小径の段部、またはテーパ面がそれぞれ形成されているとともに、その中心に内径が前記パイプ電極の外径よりわずかに大きい透孔が形成されており、前記挿入治具を前記ゴムブッシュに挿入したとき、前記ゴムブッシュが前記パイプ電極を固定する締め代分を残して前記挿入治具が前記ゴムブッシュに挿入される長さに形成されていることを特徴とする請求項1記載のパイプ電極保持装置。
- パイプ電極を通電可能に保持するとともに、パイプ電極に加工液を供給するパイプ電極保持装置において、パイプ電極保持装置が、コレットに類似するコレット類似治具およびコレットホルダを含むコレットチャックと、前記パイプ電極に加工液を供給する供給筒体と、前記コレット類似治具と前記供給筒体との間に配置されたゴムブッシュとを備え、前記コレット類似治具が、前記パイプ電極を挿入可能な透孔と、前記コレットホルダのテーパ孔に当接するテーパ面と、前記ゴムブッシュを載置するテーパ座と、前記ゴムブッシュが前記パイプ電極を固定する締め代分を残して前記ゴムブッシュに挿入される長さに形成された突起状パイプとを備えていることを特徴とするパイプ電極保持装置。
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