JP2698757B2 - 工具ホルダ - Google Patents
工具ホルダInfo
- Publication number
- JP2698757B2 JP2698757B2 JP18442194A JP18442194A JP2698757B2 JP 2698757 B2 JP2698757 B2 JP 2698757B2 JP 18442194 A JP18442194 A JP 18442194A JP 18442194 A JP18442194 A JP 18442194A JP 2698757 B2 JP2698757 B2 JP 2698757B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- liquid supply
- supply hole
- stopper bolt
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部に給液孔を備え
る工具ホルダに関し、詳しくは、給液孔に取付けられて
工具の突出し量を調節するストッパボルトの構造に関す
るものである。
る工具ホルダに関し、詳しくは、給液孔に取付けられて
工具の突出し量を調節するストッパボルトの構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等を用いたフライス加
工においては、ドリル加工やエンドミル加工、タップ加
工、ボーリング加工等を行なう場合、切削位置に切削液
を供給し、潤滑や冷却を行なう必要が生じる場合があ
る。
工においては、ドリル加工やエンドミル加工、タップ加
工、ボーリング加工等を行なう場合、切削位置に切削液
を供給し、潤滑や冷却を行なう必要が生じる場合があ
る。
【0003】図8は、ホルダの内部を通して切削液を供
給できるようにした従来の工具ホルダの構造を示してい
る。
給できるようにした従来の工具ホルダの構造を示してい
る。
【0004】この工具は、ホルダシャンク41の先端部
に、コレットチャック42を用いて工具2を装着する工
具装着孔43を設け、ホルダシャンク41の内部に、シ
ャンクの後端から工具装着孔43まで貫通する給液孔4
4を設け、その給液孔44のねじ部45に取付けたスト
ッパボルト46に工具2の背面を当接させて工具2の突
出し量を調節している。
に、コレットチャック42を用いて工具2を装着する工
具装着孔43を設け、ホルダシャンク41の内部に、シ
ャンクの後端から工具装着孔43まで貫通する給液孔4
4を設け、その給液孔44のねじ部45に取付けたスト
ッパボルト46に工具2の背面を当接させて工具2の突
出し量を調節している。
【0005】上記の工具ホルダでは、フライス加工機の
主軸から給液孔44に導入された切削液が、ストッパボ
ルト46の内部孔47を通して工具2の背面へ送られ、
工具2の内部に形成した貫通孔2aを通して工具の先端
位置へ供給される。
主軸から給液孔44に導入された切削液が、ストッパボ
ルト46の内部孔47を通して工具2の背面へ送られ、
工具2の内部に形成した貫通孔2aを通して工具の先端
位置へ供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造で成る工具ホ
ルダにおいては、給液孔44とストッパボルト46の間
に液漏れがあると、切削液がホルダシャンク41内部で
逆流する状態になり、工具2に安定した切削液の供給が
出来なくなる不具合が生じる。
ルダにおいては、給液孔44とストッパボルト46の間
に液漏れがあると、切削液がホルダシャンク41内部で
逆流する状態になり、工具2に安定した切削液の供給が
出来なくなる不具合が生じる。
【0007】このため、従来のストッパボルト46は、
ボルトと給液孔44間のシール性を高めるために、給液
孔44のねじ部45の途中に接着剤等によってナット4
8を液密に固定し、そのナット48の内部孔49にシー
ルリング51を介して調整ボルト50を移動自在に挿通
させた構造をとっており、固定のナット48を介在させ
ることにより切削液の逆流を防止している。
ボルトと給液孔44間のシール性を高めるために、給液
孔44のねじ部45の途中に接着剤等によってナット4
8を液密に固定し、そのナット48の内部孔49にシー
ルリング51を介して調整ボルト50を移動自在に挿通
させた構造をとっており、固定のナット48を介在させ
ることにより切削液の逆流を防止している。
【0008】しかし、上記のようなボルト構造では、調
整ボルト50の移動量が、ねじ部45の端部と固定のナ
ット48との間の距離に限定されるために、ねじ部45
の全長にわたる調節ができず、工具突出し長さの調整量
が小さくなる問題がある。
整ボルト50の移動量が、ねじ部45の端部と固定のナ
ット48との間の距離に限定されるために、ねじ部45
の全長にわたる調節ができず、工具突出し長さの調整量
が小さくなる問題がある。
【0009】また、通常の使用時では、厚みのあるナッ
ト48と調整ボルト50が所定のすき間52を介して軸
方向に直列した状態になるため、ストッパボルト46全
体の軸方向スペースが大きくなり、所要の調節量を得る
ためにホルダシャンク41自体の全長が大きくならざる
を得ない問題がある。
ト48と調整ボルト50が所定のすき間52を介して軸
方向に直列した状態になるため、ストッパボルト46全
体の軸方向スペースが大きくなり、所要の調節量を得る
ためにホルダシャンク41自体の全長が大きくならざる
を得ない問題がある。
【0010】さらに、ナット48の外周面を接着剤等に
よって機械的に給液孔44に固定する構造では、ナット
48の外周面を完全に液密状態でシールすることが難し
く、ナット48からの液漏れによって切削液の逆流が生
じやすい問題もあった。
よって機械的に給液孔44に固定する構造では、ナット
48の外周面を完全に液密状態でシールすることが難し
く、ナット48からの液漏れによって切削液の逆流が生
じやすい問題もあった。
【0011】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、給液孔とストッパボルト間での切削液の逆流を確実
に防止でき、しかもコンパクトなスペースでストッパボ
ルトの調整を行なうことができるホルダ構造を提供する
ことを目的としている。
し、給液孔とストッパボルト間での切削液の逆流を確実
に防止でき、しかもコンパクトなスペースでストッパボ
ルトの調整を行なうことができるホルダ構造を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、ストッパボルトを、給液孔の軸線方向
に配列される2つの操作部材と、その両操作部材の間に
挾み込まれる弾性部材とから構成し、両操作部材を接近
離反可能にねじ結合すると共に、弾性部材の外周面に給
液孔のねじ部に螺合するねじ山を形成し、一方の操作部
材と弾性部材の接触面に、その操作部材が弾性部材に向
かって押し込まれた時に弾性部材を拡径変形させるテー
パ面を形成した構造としたのである。
め、この発明は、ストッパボルトを、給液孔の軸線方向
に配列される2つの操作部材と、その両操作部材の間に
挾み込まれる弾性部材とから構成し、両操作部材を接近
離反可能にねじ結合すると共に、弾性部材の外周面に給
液孔のねじ部に螺合するねじ山を形成し、一方の操作部
材と弾性部材の接触面に、その操作部材が弾性部材に向
かって押し込まれた時に弾性部材を拡径変形させるテー
パ面を形成した構造としたのである。
【0013】なお、上記の構造において、2つの操作部
材のうち、一方の操作部材の外周面に、上記給液孔のね
じ部に螺合するねじ山を形成するようにしてもよい。
材のうち、一方の操作部材の外周面に、上記給液孔のね
じ部に螺合するねじ山を形成するようにしてもよい。
【0014】
【作用】上記の構造においては、ねじ結合する2つの操
作部材を接近させ、一方の操作部材を弾性部材に押し込
むことにより、テーパ面の作用によって弾性部材を拡径
させ、弾性部材のねじ山を給液孔のねじ部に圧着させ
る。これにより、ストッパボルトの位置固定とボルト外
周の液密なシールを行なうことができる。
作部材を接近させ、一方の操作部材を弾性部材に押し込
むことにより、テーパ面の作用によって弾性部材を拡径
させ、弾性部材のねじ山を給液孔のねじ部に圧着させ
る。これにより、ストッパボルトの位置固定とボルト外
周の液密なシールを行なうことができる。
【0015】一方、ストッパボルトの取付位置を変化さ
せる場合は、両操作部材のねじ結合を緩めて離反させ、
弾性部材の拡径状態を解除する。これにより、弾性部材
のねじ山と給液孔の圧着が緩むため、ボルト全体を回転
操作して所要の位置へ移動させる。
せる場合は、両操作部材のねじ結合を緩めて離反させ、
弾性部材の拡径状態を解除する。これにより、弾性部材
のねじ山と給液孔の圧着が緩むため、ボルト全体を回転
操作して所要の位置へ移動させる。
【0016】
【実施例】図1乃至図3は、この発明の第1の実施例を
示している。ホルダシャンク1は、前端部に、工具保持
用のコレットチャック3が嵌まり込むテーパ孔4が形成
され、そのテーパ孔4にコレットチャック3を嵌め込ん
だ状態で締付けナット5によってテーパ孔4に押込むこ
とにより、コレットチャック3が縮径し、その内側に挿
入した工具2を保持固定する。
示している。ホルダシャンク1は、前端部に、工具保持
用のコレットチャック3が嵌まり込むテーパ孔4が形成
され、そのテーパ孔4にコレットチャック3を嵌め込ん
だ状態で締付けナット5によってテーパ孔4に押込むこ
とにより、コレットチャック3が縮径し、その内側に挿
入した工具2を保持固定する。
【0017】上記ホルダシャンク1の内部には、その後
端部からテーパ孔4にかけて軸方向に貫通する給液孔6
が形成されている。この給液孔6は、後端側にプルスタ
ッドボルト取付用のねじ部7が形成され、前端側にスト
ッパボルト用のねじ部8が形成されており、そのねじ部
8にストッパボルト9が取付けられている。
端部からテーパ孔4にかけて軸方向に貫通する給液孔6
が形成されている。この給液孔6は、後端側にプルスタ
ッドボルト取付用のねじ部7が形成され、前端側にスト
ッパボルト用のねじ部8が形成されており、そのねじ部
8にストッパボルト9が取付けられている。
【0018】このストッパボルト9は、図1及び図2に
示すように、軸方向に配列した第1操作部材10と第2
操作部材11を、ねじ部13によって接近離反可能に結
合し、その両操作部材10、11の間に弾性リング12
を挾み込んだ構造でなっており、第1操作部材10と弾
性リング12の外周面に、それぞれ給液孔6のねじ部8
と螺合するねじ山14と15を形成している。
示すように、軸方向に配列した第1操作部材10と第2
操作部材11を、ねじ部13によって接近離反可能に結
合し、その両操作部材10、11の間に弾性リング12
を挾み込んだ構造でなっており、第1操作部材10と弾
性リング12の外周面に、それぞれ給液孔6のねじ部8
と螺合するねじ山14と15を形成している。
【0019】この第1操作部材10と弾性リング12
は、第1操作部材10と弾性リング12の端面に形成し
た半径方向の溝16にキー部材17を係合することで互
いに回り止めされ、一体で回転するようになっている。
なお、この第1操作部材10と弾性リング12は、接着
等によって連結してもよい。
は、第1操作部材10と弾性リング12の端面に形成し
た半径方向の溝16にキー部材17を係合することで互
いに回り止めされ、一体で回転するようになっている。
なお、この第1操作部材10と弾性リング12は、接着
等によって連結してもよい。
【0020】上記第1操作部材10と第2操作部材11
は、鉄などの金属で形成され、弾性リング12は、ウレ
タンや合成ゴム等の弾性材料で形成されている。
は、鉄などの金属で形成され、弾性リング12は、ウレ
タンや合成ゴム等の弾性材料で形成されている。
【0021】また、第2操作部材11と弾性リング12
の接触面には、それぞれ第2操作部材11から弾性部材
12に向かって次第に小径となる円錐状のテーパ面1
8、19が形成され、第2操作部材11が弾性部材12
に押し込まれた場合、テーパ面18、19の嵌合により
弾性リング12が押し拡げられ、拡径変形するようにな
っている。
の接触面には、それぞれ第2操作部材11から弾性部材
12に向かって次第に小径となる円錐状のテーパ面1
8、19が形成され、第2操作部材11が弾性部材12
に押し込まれた場合、テーパ面18、19の嵌合により
弾性リング12が押し拡げられ、拡径変形するようにな
っている。
【0022】ここで、第2操作部材11の外径面は、給
液孔6のねじ部8より小さく形成され、その端面に、後
述のパイプ治具24の爪が係合する溝20が形成されて
いる。
液孔6のねじ部8より小さく形成され、その端面に、後
述のパイプ治具24の爪が係合する溝20が形成されて
いる。
【0023】また、第1操作部材10の内部には、切削
液の通過路となる貫通孔21が形成され、その貫通孔2
1の端部に、後述するレンチ治具26の先端が係合する
レンチ22が形成されている。
液の通過路となる貫通孔21が形成され、その貫通孔2
1の端部に、後述するレンチ治具26の先端が係合する
レンチ22が形成されている。
【0024】さらに、第1操作部材10の工具と当接す
る端面には、貫通孔21の周囲をめぐるシールリング2
3が取付けられている。
る端面には、貫通孔21の周囲をめぐるシールリング2
3が取付けられている。
【0025】実施例の工具ホルダは上記のような構造で
あり、ストッパボルト9を所定の位置に固定する場合
は、第1操作部材10と第2操作部材11を互いに接近
させ、第2操作部材11を弾性リング12に押し込むよ
うに操作する。
あり、ストッパボルト9を所定の位置に固定する場合
は、第1操作部材10と第2操作部材11を互いに接近
させ、第2操作部材11を弾性リング12に押し込むよ
うに操作する。
【0026】この作業は、先ず、図3に示すように、第
2操作部材11の溝20にパイプ治具24の爪25を係
合させ、そのパイプ治具24の内部に挿通したレンチ治
具26の先端を、第1操作部材10のレンチ溝22にね
じ込み、その状態でパイプ治具24又はレンチ治具26
の一方を相対的に回転させる。これにより、第1操作部
材10と第2操作部材11は一方が固定された状態で他
方が回されるため、ねじ部13による推進により、両操
作部材10、11が軸方向に接近移動する。
2操作部材11の溝20にパイプ治具24の爪25を係
合させ、そのパイプ治具24の内部に挿通したレンチ治
具26の先端を、第1操作部材10のレンチ溝22にね
じ込み、その状態でパイプ治具24又はレンチ治具26
の一方を相対的に回転させる。これにより、第1操作部
材10と第2操作部材11は一方が固定された状態で他
方が回されるため、ねじ部13による推進により、両操
作部材10、11が軸方向に接近移動する。
【0027】このように第2操作部材11が弾性リング
12に向かって移動すると、テーパ面18、19の嵌合
作用によって弾性リング12が拡径変形し、弾性リング
12外周面のねじ山15が給液孔6のねじ部8に圧着す
る。このねじ山15とねじ部8の圧着により、弾性リン
グ12の外周面が給液孔6にすき間なく圧着されるた
め、ストッパボルト9の外周からの液漏れが確実に防止
されると共に、ストッパボルト9の動きが固定される。
12に向かって移動すると、テーパ面18、19の嵌合
作用によって弾性リング12が拡径変形し、弾性リング
12外周面のねじ山15が給液孔6のねじ部8に圧着す
る。このねじ山15とねじ部8の圧着により、弾性リン
グ12の外周面が給液孔6にすき間なく圧着されるた
め、ストッパボルト9の外周からの液漏れが確実に防止
されると共に、ストッパボルト9の動きが固定される。
【0028】上記のようにストッパボルト9を固定する
と、コレットチャック3に挿入した工具21の背面を第
1操作部材10の端面に当接して工具の突出し量を決定
し、給液孔6に導入した切削液を、ストッパボルト9の
貫通孔21を通して工具2の内部に供給する。
と、コレットチャック3に挿入した工具21の背面を第
1操作部材10の端面に当接して工具の突出し量を決定
し、給液孔6に導入した切削液を、ストッパボルト9の
貫通孔21を通して工具2の内部に供給する。
【0029】一方、工具の突出し量を変えるため、スト
ッパボルト9の固定位置を変化させる場合は、パイプ治
具24とねじレンチ治具26を用いて第1操作部材10
と第2操作部材11を引き離す方向に回転操作し、弾性
リング12の変形状態を解除する。
ッパボルト9の固定位置を変化させる場合は、パイプ治
具24とねじレンチ治具26を用いて第1操作部材10
と第2操作部材11を引き離す方向に回転操作し、弾性
リング12の変形状態を解除する。
【0030】これにより、ストッパボルト9全体が回動
可能な状態になるため、レンチ治具26を回転操作して
ねじ部8に沿ってストッパボルト9を移動させる。スト
ッパボルト9が所要の位置までくると、上述したように
パイプ治具24とレンチ治具26を用いて弾性リング1
2を拡径させ、ストッパボルト9の固定とシールを同時
に行なう。
可能な状態になるため、レンチ治具26を回転操作して
ねじ部8に沿ってストッパボルト9を移動させる。スト
ッパボルト9が所要の位置までくると、上述したように
パイプ治具24とレンチ治具26を用いて弾性リング1
2を拡径させ、ストッパボルト9の固定とシールを同時
に行なう。
【0031】上記のように、この実施例のストッパボル
トでは、弾性リング12の圧着を緩めた状態で、ストッ
パボルト9をねじ部8のどの位置にも自由に移動させて
固定できるので、ねじ部8の全長にわたって移動量を確
保でき、工具2の突出し長さの調節量を大きくとること
ができる。
トでは、弾性リング12の圧着を緩めた状態で、ストッ
パボルト9をねじ部8のどの位置にも自由に移動させて
固定できるので、ねじ部8の全長にわたって移動量を確
保でき、工具2の突出し長さの調節量を大きくとること
ができる。
【0032】図4及び図5は第2の実施例を示してい
る。この例は、上述した第1の実施例に対して、第1操
作部材10と第2操作部材11の位置を逆転させた構造
をしており、第2操作部材11を、第1操作部材10の
内径側に設けたねじ孔31に結合している。
る。この例は、上述した第1の実施例に対して、第1操
作部材10と第2操作部材11の位置を逆転させた構造
をしており、第2操作部材11を、第1操作部材10の
内径側に設けたねじ孔31に結合している。
【0033】また、第1操作部材10と第2操作部材1
1の内部に、切削液流通用の貫通孔32、33を形成
し、第2操作部材11の貫通孔33に、レンチ溝34を
形成している。
1の内部に、切削液流通用の貫通孔32、33を形成
し、第2操作部材11の貫通孔33に、レンチ溝34を
形成している。
【0034】上記の構造では、第1操作部材10をねじ
治具で固定した状態で、給液孔6の後端部から挿入した
レンチ治具35によって第2操作部材11を回転させる
ことにより、両操作部材10、11を軸方向に接近離反
させ、弾性リング12を変形させる。
治具で固定した状態で、給液孔6の後端部から挿入した
レンチ治具35によって第2操作部材11を回転させる
ことにより、両操作部材10、11を軸方向に接近離反
させ、弾性リング12を変形させる。
【0035】また、図6及び図7は第3の実施例を示
し、この例では、第2の実施例において第1操作部材1
0を弾性リング12の内側に嵌入させ、弾性リング12
の外周面にだけ給液孔6のねじ部8と螺合するねじ山1
5を形成している。
し、この例では、第2の実施例において第1操作部材1
0を弾性リング12の内側に嵌入させ、弾性リング12
の外周面にだけ給液孔6のねじ部8と螺合するねじ山1
5を形成している。
【0036】なお、他の構造は第2の実施例と同じであ
るため、同一部品は同一の符号を付して説明を省略す
る。
るため、同一部品は同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0037】
【効果】以上のように、この発明は、2つの操作部材の
間で弾性部材を変形させ、その変形により弾性部材を給
液孔に圧着させてストッパボルトの外周シールと固定と
を行なうため、ボルトのシールと固定が1回の操作で簡
単にできると共に、給液孔とボルト間の液漏れを確実に
防止することができ、安定したホルダの使用を可能にす
ることができる。
間で弾性部材を変形させ、その変形により弾性部材を給
液孔に圧着させてストッパボルトの外周シールと固定と
を行なうため、ボルトのシールと固定が1回の操作で簡
単にできると共に、給液孔とボルト間の液漏れを確実に
防止することができ、安定したホルダの使用を可能にす
ることができる。
【0038】また、ストッパボルトは、接着剤等で給液
孔に固定される部品がなく、給液孔のねじ部全長にわた
って移動させることができるので、工具の突出し長さの
調整量を大きくとれる利点がある。
孔に固定される部品がなく、給液孔のねじ部全長にわた
って移動させることができるので、工具の突出し長さの
調整量を大きくとれる利点がある。
【図1】第1の実施例を示す縦断面図
【図2】同上のストッパボルトの分解斜視図
【図3】同上のストッパボルトの操作作業を示す一部縦
断面図
断面図
【図4】第2の実施例を示す縦断面図
【図5】同上のストッパボルトの分解斜視図
【図6】第3の実施例を示す縦断面図
【図7】同上のストッパボルトの分解斜視図
【図8】従来例を示す縦断面図
1 ホルダシャンク 2 工具 3 コレットチャック 6 給液孔 7、8 ねじ部 9 ストッパボルト 10 第1操作部材 11 第2操作部材 12 弾性リング 13 ねじ部 14、15 ねじ山 18、19 テーパ面 31 ねじ孔
Claims (2)
- 【請求項1】 工具を装着するホルダシャンクの内部
に、ホルダ全長にわたって貫通する給液孔を設け、その
給液孔に設けたねじ部に、貫通孔を有するストッパボル
トを取付け、このストッパボルトと工具を当接させて工
具の突出し量を調節する工具ホルダにおいて、上記スト
ッパボルトを、給液孔の軸線方向に配列される2つの操
作部材と、その両操作部材の間に挾み込まれる弾性部材
とから構成し、上記両操作部材を接近離反可能にねじ結
合すると共に、弾性部材の外周面に上記給液孔のねじ部
に螺合するねじ山を形成し、上記一方の操作部材と弾性
部材の接触面に、その操作部材が弾性部材に向かって押
し込まれた時に弾性部材を拡径変形させるテーパ面を形
成したことを特徴とする工具ホルダ。 - 【請求項2】 上記2つの操作部材のうち、一方の操作
部材の外周面に、上記給液孔のねじ部に螺合するねじ山
を形成したことを特徴とする請求項1に記載の工具ホル
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18442194A JP2698757B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 工具ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18442194A JP2698757B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 工具ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0847840A JPH0847840A (ja) | 1996-02-20 |
JP2698757B2 true JP2698757B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=16152873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18442194A Expired - Lifetime JP2698757B2 (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 工具ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2698757B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002263929A (ja) * | 2001-03-13 | 2002-09-17 | Big Alpha Co Ltd | コレット及びコレット用駒 |
CN102513857B (zh) * | 2011-12-13 | 2015-02-25 | 株洲钻石切削刀具股份有限公司 | 一种可大范围调整工具悬伸量的工具夹 |
US20150048576A1 (en) * | 2013-08-13 | 2015-02-19 | Good-Tec Co., Ltd. | Machining Tool Holder With Vibration Preventing Capability and Lubricating Function |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP18442194A patent/JP2698757B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0847840A (ja) | 1996-02-20 |
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