JP4049842B2 - 衝撃および振動を減衰する機能を備えた洗濯機のベースに関する改良 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、家庭用電気製品、特に家庭用衣類洗濯機に関し、それらに搭載される駆動機の動作によって生成される振動を消失させる減衰要素として作用する機能を備えるように特にベース構造が改良された家庭用電気製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
単に構成を簡素化する目的で、後述する前面操作式の洗濯機が知られている。しかしながら、本発明は、うるさくまたは有害でさえあり一般にそのベース部分に伝達される振動を生起する駆動部分を含む家庭用ないしは類似した電気製品の種類に同等に適用することができる。
【0003】
一つの主たる課題が現状型の家電製品、特に衣類洗濯機のデザインに関連して技術者に直面している。これは、洗濯機の洗濯ユニットのような駆動部によって引き起こされ、そのベース部分に伝達され、さらに床に伝達される振動および揺動の双方を効率的に減衰するために用いられる方法および手段と関連して一般に知られている。
【0004】
このような電気製品は、同製品の外側ケーシングの構造をなり、ネジ、リベット、溶接(金属同士の組み合わせの場合)、または嵌合およびねじ結合の使用の手段により前記外側ケーシングに結合される分化したベース構造が用いられる特徴を有する。このような製品は、通常、単一または複数の部材、すなわちベース構造および単一部材または複合上部構造によって形成される外側ケーシングを含んでなる。特に、振動減衰マスを備えた洗濯ユニットは、減衰的かつばね的方法で、前方操作式衣類洗濯機のケーシング内に弾性的に据え付けられる。
【0005】
このような場合のほとんどは、減衰手段が、公知の原理に基づきく少なくとも一対の適当なショックアブソーバの支柱の手段、例えば半密封ピストン、摩擦式ショックアブソーバ等の装置によってベース構造を安定にして、いくつかの技術的解決を図っている。これらは、洗濯機のベース構造に直接取り付けられ、より簡便ないしはより安価には、洗濯ユニットの上端部分と外側ケーシングの上部との間に取り付けられた2、3または4つのスプリング手段によって、洗濯ユニットを支持してなる。
【0006】
技術的解決はまた、外側ケーシングを単一の部材構成として使用することでも図られることが知られている。前記外側ケーシングは、実際には、本質的に強度を高め、さらに剛構造とするため、それらの上に数度折り返された上部および下部周辺端縁を備えた外筒からなる。
【0007】
このようなすべての技術的解決は、形状、厚さ、寸法と異ならしめた構造を有する特徴を有することでも図られうる。本発明とより密接なものとしては、次のような二つの状況を減衰要素に付与することである。
【0008】
a)それらが洗濯ユニット、すなわち洗濯機のベースを安定支持するそれぞれの枢着手段に取り付けられる部分に関する対向端部に設けられる。
【0009】
および
b)電気製品の外側ケーシングを形成する種々の部分および壁が、同機のベース構造またはその架台に取り付けられている。
【0010】
特に、これらの電気製品は、さまざまな速度で回転する装置を備えているが、外側ケーシングが引き起こす振動および騒音の問題はユーザにとって明白である。最新の振動減衰手段が用いられていても、偏在し、または少量の洗濯物を洗濯する際にはなおさらである。特に、住居内において、ニッチ、洗濯室等にビルトインされるタイプの洗濯機にあっては、このような状況は受忍しがたい。
【0011】
実際のところ、それぞれのケーシングの振動は、たとえ控えめに見ても、前記ニッチまたはキャビネット区画の内壁に対する衝撃音ないしは打撃音として作用し、このような騒音が受忍しがたい損害をもたらす。
【0012】
したがって、本発明の目的は、その製品デザインまたは製造工程に大きな変更を加えることなく、しかも複雑化する必要もなく、安価で、かつ大きな振動減衰手段を付与することもなく、振動減衰特性において顕著な改良をもたらすことができるベース構造を備えた家庭用電気製品を提供することである。
【0013】
本発明によれば、家庭用電気製品、もっとも大きなストレスが動的にかかる部分で洗濯機を構成するベースの残部から解放して静粛にすることができる特徴を有し、特に全体構造が一つの衣類洗濯機のベース構造についてこの目的が達成される。
【0014】
これは、それぞれの周辺部の狭隘部分(35A,36A,28A)のみを介してベース構造の架台と連結する部分を提供するはもちろん、減衰手段、すなわちショックアブソーバの支柱の枢着部分を前記部分に配置することにより得られる。
【0015】
それらの部分は、前記部分のいくつかの側部または部分をベース架台から単に区画し、このような方法前記部分がベース架台に関して弾性を有することによってもまた得られよう。
【0016】
本発明は、添附図面を参照しつつ制限されない実施例の方法により以下に述べる説明からより容易かつ明確に理解されよう。
【0017】
本発明は、振動が洗濯機の洗濯ユニットによって支持スプリングおよびショックアブソーバに伝達され、該ショックアブソーバによって洗濯機のベースに伝達され、洗濯機のベースによってケーシングまたは周囲キャビネットに伝達される振動伝達の連鎖を断ち切ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、外側ケーシングと、洗濯槽(3)を含む洗濯ユニットと、前記洗濯槽内に設けられ洗濯および遠心脱水の間にその中を回転可能な中空円筒形状のドラムと、前記洗濯ユニットを前記外側ケーシングに懸吊する複数の懸吊手段(4,5)と、洗濯機の外側ケーシングを支持する支持ベース(14)と、前記洗濯ユニットに一端が取り付けられ他端の支持部が前記ベースに位置する複数の振動減衰手段とを備えた特に家庭で用いられる衣類洗濯機であって、前記ベース(14)が、その周辺部に位置する狭隘部分(35A,36A,28A)を介してのみベース構造の架台と連結される部分(35,36,28)を含み、前記振動減衰手段の前記枢着部(15,16,17)が前記部分(35,36,28)に配置されていることを特徴とする。
【0019】
請求項2にかかる発明は、前記部分の少なくともいずれかが前記枢着部のいずれかを支持することを特徴とする。
【0020】
請求項3にかかる発明は、それぞれのベース部分の周辺部にある前記狭隘部分が、前記部分をベース架台に連結する複数の別の領域(35A,36A,28A)を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項4にかかる発明は、前記ベース部分は細長形状(35,36)を有し、ベース架台にそれらを連結するそれらの各周辺部にある前記狭隘部分(35A,36A)が前記部分の二つの細い対向部を実質的に形成していることを特徴とする。
【0022】
請求項5にかかる発明は、前記振動減衰手段のそれぞれのベース部分に対する枢着部がそれぞれの細長部分の中心部に位置していることを特徴とする。
【0023】
請求項6にかかる発明は、二つのこのような細長部分を備え、これらはベースの二つの端縁(26,27)に沿って実質的に対称に配置されていることを特徴とする。
【0024】
請求項7にかかる発明は、前記ベースおよび前記部分は、全体として単一部品として形成されていることを特徴とする。
【0025】
請求項8にかかる発明は、前記ベース部分の周辺部に位置する前記狭隘部分は、前記ベースを床上に載置するための支持要素P1,P2,P3,P4にできるだけ同程度に近接して位置することを特徴とする。
【0026】
請求項9にかかる発明は、前記部分(36,36,28)は、該部分をベース架台と連結する前記所定長さの領域とは別の対応する周辺部の領域に沿って前記ベースを区画することにより得られ、前記区画することがそれぞれのスリット(51,52)を形成してなることを特徴とする。
【0027】
請求項10にかかる発明は、前記ベースは、ベース構造の架台に対して片持ち状態であり、かつ枢着部(44)が本洗濯機の作用的ないしは機能的な部分を提供する部分(41)を含むことを特徴とする。
【0028】
請求項11にかかる発明は、前記枢着部(44)は、前記部分(41)がベース架台に連結された前記部分(41)からより離間されたそれらの区域内に配置されていることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添附図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0030】
図1に概要的に示された衣類洗濯機は、二つの側壁1,2と、洗濯槽3および他のすべての一般的操作部(図示しない)を含む洗濯ユニットと、前記洗濯槽3の重量が前記側壁1,2の上側隅角部6,7にそれぞれ伝達されるように該洗濯槽3が支持される二つのスプリング4,5と、それぞれの一端10,11が前記洗濯槽の下部に取り付けられ、かつその他端12,13が支持ベース14に取り付けられる二つの公知のショックアブソーバ(振動減衰手段)8,9とを備える。
【0031】
図2はベースを示し、それぞれのショックアブソーバの下方に位置する他端12,13は前記支持ベース14上に位置する枢着部15,16のそれぞれの枢点に支持される。
【0032】
ここで、図3,4,5を参照すると、それぞれのショックアブソーバの前記ベースに対する枢着部15,16の前記枢点が前記ベースの特別な部分35,36,28に位置され、ベース14の周辺部に位置する狭隘部分35A,36A,28Aのみを介して前記部分がベース14構造体の架台と連結されているという特徴を備える。
【0033】
このような本発明の特徴は、ベース架台に関して前記部分に適度に弾性を与える。その理由は、ベース周辺部の前記狭隘部分35A,36A,28Aの曲げ剛性が、当該技術分野の当業者がよく理解し、後述する実施例からより明白となるように、結合部が狭隘部分全体の長さに対して短いこと,それゆえの作用,およびそれゆえの前記狭隘部分の抵抗長さによる幾何学、すなわち前記部分の形状に依存して減少されるためである。
【0034】
実際に、周辺部の前記狭隘部分は、前記部分35,36,28が二つの異なる領域35A,36A,28Aのそれぞれの対を介してベース架台に連結されたベース14を示す図3,4,5に示されるようにいくつかの領域により構成されることもある。領域35A,36A,28Aには、ショックアブソーバの支柱15,16,17が配設されている。
【0035】
前記部分は望ましい可撓性を確実にするように細長状でかつ好ましくは直線状とされ、前記狭隘な周辺部分35A,36A,28Aは二つの小径、すなわちそれぞれの部分と対向する部分に位置するようにベース架台に連結されることが好ましい。実際、これは、かなり広い範囲に可撓性の影響を及ぼすことなく前記部分の強度を向上するのに役立つ。
【0036】
さらに、前記部分の可撓性をもっとも高めるため、枢着部15,16,17がそれぞれの部分の中央部分に配置されることが適当であることが理解されよう。
【0037】
加えて、衣類洗濯機の特別な形状および対称性を考慮すると、例えば図3,4,5に示されるように、前記細長状部分が端縁26,27に沿って対称的に配置されることが適当であることも特に理解されよう。
【0038】
しかしながら、図示された構造は、前述した特性を有する本発明にかかるベースを構成する改良のすべての範囲を網羅するものではない。特に、図5に示されるような片持ち式部分を採用しまたは用いる可能性がある場合には、部分40がベース架台の一つの側部41から突設され、また図4では電気製品の底部を閉鎖する底面を含む場合、片持ち式部分42が実質的に同ベースの内側面43に設けられたものを示している。それぞれの片持ち状部分の弾性変位は、通常ベースに支持される他の構成部分にとって枢着部44を片持ち状部分40,42に位置させることにより得られることはもちろんである。そして、後者の場合、前記枢着部44がそれぞれの部分をベースに連結する前記側面41に関してもっとも離間した領域に位置していることが好ましい。その理由は、このような場合、前記枢着部がベース構造に対してさらに狭い領域に連結され、したがって剛性が小さくなっているからである。そのため、その上に配置される構成部分は、衝撃および振動に対する影響が小さいことが理解されよう。
【0039】
このような片持ち状部分はまた、少なくとも一つの側部を介してベースに連結されているが、より好ましくは、各機ごとの構造および要求に応じて前記部分の他の姿・形状を当該技術分野の当業者の能力の範囲内で適宜変更できることはもちろんである。
【0040】
いくつかの構成上の提案ないしは示唆が、本発明による衣類洗濯機の二つの好ましい実施例に関して以下に説明される。
【0041】
第一の実施例では、図3に示されるように、次の構成が採用される。すなわち、外周辺リムが剛性能を維持するとともに、ここに洗濯機の外側ケーシングに取り付けるために必要とされるすべての取付手段が設けられている。
【0042】
二つの側部分35は、二つの対向する領域に沿って残存する外側リムとの連結を維持するが、前記部分の残存部分は側部構造の対応する部分から外側リムを分割している。前記側部分には、ショックアブソーバの支柱または減衰および/または洗濯ユニットの懸吊手段の取付けのための取付手段が設けられているが、内側部分には、洗濯機の機能部分に適応する付属品、すなわちポンプ、電気構成部品、配管、排出管等が設けられている。前記付属品は、前記二つの部分から動的応力について確実に分離されている。
【0043】
このような方法において、前記構造部分は、分化された剛性分布が与えられ、残部構造に移行される振動が影響することなく振動される。
【0044】
第二の実施例では、図4に示されるように、本発明がベース全体に形成されてなっており、したがって上述した部分は、全体的に一つの構成部材となっている。
【0045】
このような構成の有利性は、構成部分の形状と関連したいくつかの想定される製造上の課題および複雑さが予想されるといった事実から導き出される。さらに、上述した二つの実施例では、前記部分をベース構造の架台から分離するスリット51,52が、簡易かつ安価な機械的区画動作をもって単に打ち抜きあるいは切除その他の方法により形成されている。
【0046】
本発明が企図する目的は、前記部分をそれぞれのベース構造に連結することでもっとも適当に達成されることはもちろんである。しかしながら、前記部分はまた、前記ベースを床上に載置するための支持要素P1,P2,P3,P4にできるだけ同程度に近接して位置し、洗濯ユニットから前記脚部または支持要素とより剛に連結されるベース部分に直接的に振動が伝達され、それによって、当該振動が洗濯機の外側ケーシングに伝達させず、同ベースの他の部分に影響を与えることを防止するように、それらもまたそれらに形成されかつ連結されることが好ましい。
【0047】
本発明について、その好ましい実施例により公知の技術用語を用いて説明したが、それらによって限定されるものではなく、当該技術分野の当業者が本発明の教唆を用いて導かれるであろう複数の変更ないしは修正にも及ぶことはもちろんである。したがって、本発明の特許請求の範囲は、当業者が容易に想到し得、本発明の範囲内に明白に属するすべての明瞭な変更を含むものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、ベースを区画して狭隘部分を構成するとともに、該部分に振動減衰手段の枢着部を取り付けただけでありながら、洗濯槽に上端が取り付けられたショックアブソーバのベースに対する枢着部がベースの周辺部に位置する曲げ剛性が低い狭隘部分に連結されており、ショックアブソーバに伝達される振動がこの部分で吸収されてベースに伝達されづらい。
【0049】
実際には、特に、洗濯物が顕著に偏在している場合であっても、遠心脱水サイクル時に生起される振動を吸収する性能、したがって、その動作時における洗濯機の静寂さを著しく高めることができ、同洗濯機の外側ケーシングの振動が気にならなくなる。
【0050】
本発明によれば、次のような作用効果を奏する簡単な構成で、経済的な衣類洗濯機が得られることが実証された。すなわち、1600rpmの高速度で遠心回転する動作を経る脱水行程に先立つ洗濯段階と同様に、どんなに高速な遠心回転であっても、洗濯ユニットに生起される振動を他の要素および洗濯機の構成部材に移行せしめて効率的に吸収しその影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝統式衣類洗濯機の象徴的な構成図にかかる正面立面図である。
【図2】図1に示された衣類洗濯機の支持ベースにかかる平面図である。
【図3】本発明による支持ベースの第1実施態様を示す平面図である。
【図4】本発明による支持ベースの第2実施態様を示す平面図である。
【図5】本発明による支持ベースの第3実施態様を示す平面図である。
【図6】ベースに対するショックアブソーバの支持部を示す拡大された断面図である。
【符号の説明】
3 洗濯槽
4,5 スプリング
8,9 ショックアブソーバ(振動減衰手段)
14 支持ベース
15,16 枢着部
35,36,28 部分
35A,36A,28A 狭隘部分
40 部分
41 側部
42 片持ち式部分
44 枢着部
51,52 スリット
P1,P2,P3,P4 支持要素
Claims (8)
- 外側ケーシングと、洗濯槽(3)を含む洗濯ユニットと、前記洗濯槽内に設けられ洗濯および遠心脱水の間にその中を回転可能な中空円筒形状のドラムと、前記洗濯ユニットを前記外側ケーシングに懸吊する複数の懸吊手段(4,5)と、洗濯機の外側ケーシングを支持する支持ベース(14)と、前記洗濯ユニットに一端が取り付けられ他端の支持部が前記支持ベースに位置する複数の振動減衰手段とを備えた特に家庭で用いられる衣類洗濯機であって、
前記支持ベース(14)は単一部品として形成され、
前記支持ベース(14)が、その周辺部に位置する狭隘部分(35A,36A,28A)を介してのみ支持ベース架台と連結される支持ベース部分(35,36,28)を含み、前記振動減衰手段の枢着部(15,16,17)が前記支持ベース部分(35,36,28)に配置され、
前記支持ベース部分の周辺部に位置する前記狭隘部分は、前記支持ベースを床上に載置するための支持要素(P1,P2,P3,P4)に隣接して位置し、
前記支持ベース部分(35,36,28)は、支持ベース架台と連結する前記狭隘部分以外の前記支持ベース部分の周辺部に沿って前記支持ベースを区画することにより得られ、前記区画することがそれぞれのスリット(51,52)を形成してなることを特徴とする衣類洗濯機。 - 前記支持ベース部分の少なくともいずれかが前記枢着部のいずれかを支持することを特徴とする請求項1による衣類洗濯機。
- それぞれの支持ベース部分の周辺部にある前記狭隘部分は、前記支持ベース部分を支持ベース架台に連結するための領域を含むことを特徴とする前述した請求項のいずれかによる衣類洗濯機。
- 前記支持ベース部分は細長形状(35,36)を有し、支持ベース架台にそれらを連結するそれらの各周辺部にある前記狭隘部分(35A,36A)が前記支持ベース部分の二つの対向する短辺部分に形成されていることを特徴とする請求項3による衣類洗濯機。
- 前記振動減衰手段のそれぞれの支持ベース部分に対する枢着部がそれぞれの支持ベース部分の中心部に位置していることを特徴とする請求項4による衣類洗濯機。
- 二つの前記細長形状を呈する支持ベース部分を備え、これらは前記支持ベース架台の二つの端縁(26,27)に沿って対称に配置されていることを特徴とする請求項4または5による衣類洗濯機。
- 前記支持ベースは、前記支持ベース架台の側部であって、前記支持要素(P1,P2,P3,P4)に隣接している一部から狭い領域(41)を介して片持ち状態にあり、かつ枢着部(44)が設けられた部分(40)を含むことを特徴とする前述した請求項のいずれかによる衣類洗濯機。
- 前記枢着部(44)は、前記支持ベース架台の側部(41)から離間されて、前記部分(40)の領域に配置されていることを特徴とする請求項7による衣類洗濯機。
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