JPH09225178A - 衝撃および振動を減衰する機能を備えた洗濯機のベースに関する改良 - Google Patents
衝撃および振動を減衰する機能を備えた洗濯機のベースに関する改良Info
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Abstract
加えることなく、複雑化することなく、安価で、大きな
振動減衰手段を付与することもなく、振動減衰特性にお
いて顕著な改良をもたらすことである。 【解決手段】 洗濯槽3に上端が取り付けられたショッ
クアブソーバのベースに対する枢着部15,16がベー
ス14の周辺部に位置する狭隘部分35A,36A,2
8Aに連結されている。狭隘部分35A,36A,28
Aの曲げ剛性は低く、ショックアブソーバに伝達される
振動がこの部分で吸収されてベースに伝達されづらい。
Description
品、特に家庭用衣類洗濯機に関し、それらに搭載される
駆動機の動作によって生成される振動を消失させる減衰
要素として作用する機能を備えるように特にベース構造
が改良された家庭用電気製品に関する。
前面操作式の洗濯機が知られている。しかしながら、本
発明は、うるさくまたは有害でさえあり一般にそのベー
ス部分に伝達される振動を生起する駆動部分を含む家庭
用ないしは類似した電気製品の種類に同等に適用するこ
とができる。
に衣類洗濯機のデザインに関連して技術者に直面してい
る。これは、洗濯機の洗濯ユニットのような駆動部によ
って引き起こされ、そのベース部分に伝達され、さらに
床に伝達される振動および揺動の双方を効率的に減衰す
るために用いられる方法および手段と関連して一般に知
られている。
シングの構造をなり、ネジ、リベット、溶接(金属同士
の組み合わせの場合)、または嵌合およびねじ結合の使
用の手段により前記外側ケーシングに結合される分化し
たベース構造が用いられる特徴を有する。このような製
品は、通常、単一または複数の部材、すなわちベース構
造および単一部材または複合上部構造によって形成され
る外側ケーシングを含んでなる。特に、振動減衰マスを
備えた洗濯ユニットは、減衰的かつばね的方法で、前方
操作式衣類洗濯機のケーシング内に弾性的に据え付けら
れる。
が、公知の原理に基づきく少なくとも一対の適当なショ
ックアブソーバの支柱の手段、例えば半密封ピストン、
摩擦式ショックアブソーバ等の装置によってベース構造
を安定にして、いくつかの技術的解決を図っている。こ
れらは、洗濯機のベース構造に直接取り付けられ、より
簡便ないしはより安価には、洗濯ユニットの上端部分と
外側ケーシングの上部との間に取り付けられた2、3ま
たは4つのスプリング手段によって、洗濯ユニットを支
持してなる。
の部材構成として使用することでも図られることが知ら
れている。前記外側ケーシングは、実際には、本質的に
強度を高め、さらに剛構造とするため、それらの上に数
度折り返された上部および下部周辺端縁を備えた外筒か
らなる。
厚さ、寸法と異ならしめた構造を有する特徴を有するこ
とでも図られうる。本発明とより密接なものとしては、
次のような二つの状況を減衰要素に付与することであ
る。
のベースを安定支持するそれぞれの枢着手段に取り付け
られる部分に関する対向端部に設けられる。
び壁が、同機のベース構造またはその架台に取り付けら
れている。
度で回転する装置を備えているが、外側ケーシングが引
き起こす振動および騒音の問題はユーザにとって明白で
ある。最新の振動減衰手段が用いられていても、偏在
し、または少量の洗濯物を洗濯する際にはなおさらであ
る。特に、住居内において、ニッチ、洗濯室等にビルト
インされるタイプの洗濯機にあっては、このような状況
は受忍しがたい。
動は、たとえ控えめに見ても、前記ニッチまたはキャビ
ネット区画の内壁に対する衝撃音ないしは打撃音として
作用し、このような騒音が受忍しがたい損害をもたら
す。
ザインまたは製造工程に大きな変更を加えることなく、
しかも複雑化する必要もなく、安価で、かつ大きな振動
減衰手段を付与することもなく、振動減衰特性において
顕著な改良をもたらすことができるベース構造を備えた
家庭用電気製品を提供することである。
も大きなストレスが動的にかかる部分で洗濯機を構成す
るベースの残部から解放して静粛にすることができる特
徴を有し、特に全体構造が一つの衣類洗濯機のベース構
造についてこの目的が達成される。
5A,36A,28A)のみを介してベース構造の架台
と連結する部分を提供するはもちろん、減衰手段、すな
わちショックアブソーバの支柱の枢着部分を前記部分に
配置することにより得られる。
部または部分をベース架台から単に区画し、このような
方法前記部分がベース架台に関して弾性を有することに
よってもまた得られよう。
ない実施例の方法により以下に述べる説明からより容易
かつ明確に理解されよう。
よって支持スプリングおよびショックアブソーバに伝達
され、該ショックアブソーバによって洗濯機のベースに
伝達され、洗濯機のベースによってケーシングまたは周
囲キャビネットに伝達される振動伝達の連鎖を断ち切る
ことを目的とする。
め、請求項1にかかる発明は、外側ケーシングと、洗濯
槽(3)を含む洗濯ユニットと、前記洗濯槽内に設けら
れ洗濯および遠心脱水の間にその中を回転可能な中空円
筒形状のドラムと、前記洗濯ユニットを前記外側ケーシ
ングに懸吊する複数の懸吊手段(4,5)と、洗濯機の
外側ケーシングを支持する支持ベース(14)と、前記
洗濯ユニットに一端が取り付けられ他端の支持部が前記
ベースに位置する複数の振動減衰手段とを備えた特に家
庭で用いられる衣類洗濯機であって、前記ベース(1
4)が、その周辺部に位置する狭隘部分(35A,36
A,28A)を介してのみベース構造の架台と連結され
る部分(35,36,28)を含み、前記振動減衰手段
の前記枢着部(15,16,17)が前記部分(35,
36,28)に配置されていることを特徴とする。
くともいずれかが前記枢着部のいずれかを支持すること
を特徴とする。
ス部分の周辺部にある前記狭隘部分が、前記部分をベー
ス架台に連結する複数の別の領域(35A,36A,2
8A)を含むことを特徴とする。
は細長形状(35,36)を有し、ベース架台にそれら
を連結するそれらの各周辺部にある前記狭隘部分(35
A,36A)が前記部分の二つの細い対向部を実質的に
形成していることを特徴とする。
段のそれぞれのベース部分に対する枢着部がそれぞれの
細長部分の中心部に位置していることを特徴とする。
な細長部分を備え、これらはベースの二つの端縁(2
6,27)に沿って実質的に対称に配置されていること
を特徴とする。
び前記部分は、全体として単一部品として形成されてい
ることを特徴とする。
の周辺部に位置する前記狭隘部分は、前記ベースを床上
に載置するための支持要素P1,P2,P3,P4にで
きるだけ同程度に近接して位置することを特徴とする。
6,36,28)は、該部分をベース架台と連結する前
記所定長さの領域とは別の対応する周辺部の領域に沿っ
て前記ベースを区画することにより得られ、前記区画す
ることがそれぞれのスリット(51,52)を形成して
なることを特徴とする。
は、ベース構造の架台に対して片持ち状態であり、かつ
枢着部(44)が本洗濯機の作用的ないしは機能的な部
分を提供する部分(41)を含むことを特徴とする。
(44)は、前記部分(41)がベース架台に連結され
た前記部分(41)からより離間されたそれらの区域内
に配置されていることを特徴とする。
について、添附図面を参照しつつ詳細に説明する。
つの側壁1,2と、洗濯槽3および他のすべての一般的
操作部(図示しない)を含む洗濯ユニットと、前記洗濯
槽3の重量が前記側壁1,2の上側隅角部6,7にそれ
ぞれ伝達されるように該洗濯槽3が支持される二つのス
プリング4,5と、それぞれの一端10,11が前記洗
濯槽の下部に取り付けられ、かつその他端12,13が
支持ベース14に取り付けられる二つの公知のショック
アブソーバ(振動減衰手段)8,9とを備える。
アブソーバの下方に位置する他端12,13は前記支持
ベース14上に位置する枢着部15,16のそれぞれの
枢点に支持される。
ぞれのショックアブソーバの前記ベースに対する枢着部
15,16の前記枢点が前記ベースの特別な部分35,
36,28に位置され、ベース14の周辺部に位置する
狭隘部分35A,36A,28Aのみを介して前記部分
がベース14構造体の架台と連結されているという特徴
を備える。
関して前記部分に適度に弾性を与える。その理由は、ベ
ース周辺部の前記狭隘部分35A,36A,28Aの曲
げ剛性が、当該技術分野の当業者がよく理解し、後述す
る実施例からより明白となるように、結合部が狭隘部分
全体の長さに対して短いこと,それゆえの作用,および
それゆえの前記狭隘部分の抵抗長さによる幾何学、すな
わち前記部分の形状に依存して減少されるためである。
分35,36,28が二つの異なる領域35A,36
A,28Aのそれぞれの対を介してベース架台に連結さ
れたベース14を示す図3,4,5に示されるようにい
くつかの領域により構成されることもある。領域35
A,36A,28Aには、ショックアブソーバの支柱1
5,16,17が配設されている。
うに細長状でかつ好ましくは直線状とされ、前記狭隘な
周辺部分35A,36A,28Aは二つの小径、すなわ
ちそれぞれの部分と対向する部分に位置するようにベー
ス架台に連結されることが好ましい。実際、これは、か
なり広い範囲に可撓性の影響を及ぼすことなく前記部分
の強度を向上するのに役立つ。
るため、枢着部15,16,17がそれぞれの部分の中
央部分に配置されることが適当であることが理解されよ
う。
称性を考慮すると、例えば図3,4,5に示されるよう
に、前記細長状部分が端縁26,27に沿って対称的に
配置されることが適当であることも特に理解されよう。
た特性を有する本発明にかかるベースを構成する改良の
すべての範囲を網羅するものではない。特に、図5に示
されるような片持ち式部分を採用しまたは用いる可能性
がある場合には、部分40がベース架台の一つの側部4
1から突設され、また図4では電気製品の底部を閉鎖す
る底面を含む場合、片持ち式部分42が実質的に同ベー
スの内側面43に設けられたものを示している。それぞ
れの片持ち状部分の弾性変位は、通常ベースに支持され
る他の構成部分にとって枢着部44を片持ち状部分4
0,42に位置させることにより得られることはもちろ
んである。そして、後者の場合、前記枢着部44がそれ
ぞれの部分をベースに連結する前記側面41に関しても
っとも離間した領域に位置していることが好ましい。そ
の理由は、このような場合、前記枢着部がベース構造に
対してさらに狭い領域に連結され、したがって剛性が小
さくなっているからである。そのため、その上に配置さ
れる構成部分は、衝撃および振動に対する影響が小さい
ことが理解されよう。
も一つの側部を介してベースに連結されているが、より
好ましくは、各機ごとの構造および要求に応じて前記部
分の他の姿・形状を当該技術分野の当業者の能力の範囲
内で適宜変更できることはもちろんである。
本発明による衣類洗濯機の二つの好ましい実施例に関し
て以下に説明される。
に、次の構成が採用される。すなわち、外周辺リムが剛
性能を維持するとともに、ここに洗濯機の外側ケーシン
グに取り付けるために必要とされるすべての取付手段が
設けられている。
に沿って残存する外側リムとの連結を維持するが、前記
部分の残存部分は側部構造の対応する部分から外側リム
を分割している。前記側部分には、ショックアブソーバ
の支柱または減衰および/または洗濯ユニットの懸吊手
段の取付けのための取付手段が設けられているが、内側
部分には、洗濯機の機能部分に適応する付属品、すなわ
ちポンプ、電気構成部品、配管、排出管等が設けられて
いる。前記付属品は、前記二つの部分から動的応力につ
いて確実に分離されている。
は、分化された剛性分布が与えられ、残部構造に移行さ
れる振動が影響することなく振動される。
に、本発明がベース全体に形成されてなっており、した
がって上述した部分は、全体的に一つの構成部材となっ
ている。
状と関連したいくつかの想定される製造上の課題および
複雑さが予想されるといった事実から導き出される。さ
らに、上述した二つの実施例では、前記部分をベース構
造の架台から分離するスリット51,52が、簡易かつ
安価な機械的区画動作をもって単に打ち抜きあるいは切
除その他の方法により形成されている。
ぞれのベース構造に連結することでもっとも適当に達成
されることはもちろんである。しかしながら、前記部分
はまた、前記ベースを床上に載置するための支持要素P
1,P2,P3,P4にできるだけ同程度に近接して位
置し、洗濯ユニットから前記脚部または支持要素とより
剛に連結されるベース部分に直接的に振動が伝達され、
それによって、当該振動が洗濯機の外側ケーシングに伝
達させず、同ベースの他の部分に影響を与えることを防
止するように、それらもまたそれらに形成されかつ連結
されることが好ましい。
り公知の技術用語を用いて説明したが、それらによって
限定されるものではなく、当該技術分野の当業者が本発
明の教唆を用いて導かれるであろう複数の変更ないしは
修正にも及ぶことはもちろんである。したがって、本発
明の特許請求の範囲は、当業者が容易に想到し得、本発
明の範囲内に明白に属するすべての明瞭な変更を含むも
のである。
部分を構成するとともに、該部分に振動減衰手段の枢着
部を取り付けただけでありながら、洗濯槽に上端が取り
付けられたショックアブソーバのベースに対する枢着部
がベースの周辺部に位置する曲げ剛性が低い狭隘部分に
連結されており、ショックアブソーバに伝達される振動
がこの部分で吸収されてベースに伝達されづらい。
いる場合であっても、遠心脱水サイクル時に生起される
振動を吸収する性能、したがって、その動作時における
洗濯機の静寂さを著しく高めることができ、同洗濯機の
外側ケーシングの振動が気にならなくなる。
する簡単な構成で、経済的な衣類洗濯機が得られること
が実証された。すなわち、1600rpmの高速度で遠
心回転する動作を経る脱水行程に先立つ洗濯段階と同様
に、どんなに高速な遠心回転であっても、洗濯ユニット
に生起される振動を他の要素および洗濯機の構成部材に
移行せしめて効率的に吸収しその影響を排除することが
できる。
面立面図である。
る平面図である。
平面図である。
平面図である。
平面図である。
示す拡大された断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 外側ケーシングと、洗濯槽(3)を含む
洗濯ユニットと、前記洗濯槽内に設けられ洗濯および遠
心脱水の間にその中を回転可能な中空円筒形状のドラム
と、前記洗濯ユニットを前記外側ケーシングに懸吊する
複数の懸吊手段(4,5)と、洗濯機の外側ケーシング
を支持する支持ベース(14)と、前記洗濯ユニットに
一端が取り付けられ他端の支持部が前記ベースに位置す
る複数の振動減衰手段とを備えた特に家庭で用いられる
衣類洗濯機であって、 前記ベース(14)が、その周辺部に位置する狭隘部分
(35A,36A,28A)を介してのみベース構造の
架台と連結される部分(35,36,28)を含み、前
記振動減衰手段の前記枢着部(15,16,17)が前
記部分(35,36,28)に配置されていることを特
徴とする衣類洗濯機。 - 【請求項2】 前記部分の少なくともいずれかが前記枢
着部のいずれかを支持することを特徴とする請求項1に
よる衣類洗濯機。 - 【請求項3】 それぞれのベース部分の周辺部にある前
記狭隘部分が、前記部分をベース架台に連結する複数の
別の領域(35A,36A,28A)を含むことを特徴
とする前述した請求項のいずれかによる衣類洗濯機。 - 【請求項4】 前記ベース部分は細長形状(35,3
6)を有し、ベース架台にそれらを連結するそれらの各
周辺部にある前記狭隘部分(35A,36A)が前記部
分の二つの細い対向部を実質的に形成していることを特
徴とする請求項3による衣類洗濯機。 - 【請求項5】 前記振動減衰手段のそれぞれのベース部
分に対する枢着部がそれぞれの細長部分の中心部に位置
していることを特徴とする請求項4による衣類洗濯機。 - 【請求項6】 二つのこのような細長部分を備え、これ
らはベースの二つの端縁(26,27)に沿って実質的
に対称に配置されていることを特徴とする請求項4また
は5による衣類洗濯機。 - 【請求項7】 前記ベースおよび前記部分は、全体とし
て単一部品として形成されていることを特徴とする前述
した請求項のいずれかによる衣類洗濯機。 - 【請求項8】 前記ベース部分の周辺部に位置する前記
狭隘部分は、前記ベースを床上に載置するための支持要
素P1,P2,P3,P4にできるだけ同程度に近接し
て位置することを特徴とする前述した請求項のいずれか
による衣類洗濯機。 - 【請求項9】 前記部分(36,36,28)は、該部
分をベース架台と連結する前記所定長さの領域とは別の
対応する周辺部の領域に沿って前記ベースを区画するこ
とにより得られ、前記区画することがそれぞれのスリッ
ト(51,52)を形成してなることを特徴とする前述
した請求項のいずれかによる衣類洗濯機。 - 【請求項10】 前記ベースは、ベース構造の架台に対
して片持ち状態であり、かつ枢着部(44)が本洗濯機
の作用的ないしは機能的な部分を提供する部分(41)
を含むことを特徴とする前述した請求項のいずれかによ
る衣類洗濯機。 - 【請求項11】 前記枢着部(44)は、前記部分(4
1)がベース架台に連結された前記部分(41)からよ
り離間されたそれらの区域内に配置されていることを特
徴とする請求項10による衣類洗濯機。
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