JP4049711B2 - 炭酸エチレンなど含有排水処理方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、電子デバイス用部品などの製造工程で発生する有機被膜の剥離に用いられる炭酸エチレンや炭酸プロピレンを含む排水の処理方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、電子デバイス用部品などの製造工程においては、フォトレジストなどの有機被膜を剥離液と接触させて除去することが行われている。
この種の剥離液としては、(1)硫酸と過酸化水素との混合液、(2)ジメチルスルホキシド、(3)ジメチルスルホキシドとモノエタノールアミンとの混合液等が知られているが、近時、(4)有機系の剥離液にオゾンを溶解させて剥離速度を向上させることも行われている。
【0003】
さらに有機系の剥離液として、それ自体、有機被膜の除去効果を有し、しかもオゾンによって分解されない(5)炭酸エチレンや炭酸プロピレンのような炭酸アルキレン(以下、単に炭酸アルキレンと略称する。)を用いることも試みられている。
【0004】
しかしながら、炭酸エチレンや炭酸プロピレンは非常に安定であるため、電子デバイス用部品などの製造工程で生ずる微量の炭酸アルキレンを溶解する排水を環境中に排出した場合、環境負荷上の問題が生ずることが予想される。
【0005】
難分解性の有機化合物を含む排水の処理方法としては、乾燥や焼却処理が知られているが、排水中に溶解している炭酸アルキレンは非常に低濃度であるため、エネルギー消費量が膨大になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、近年開発された炭酸アルキレンを含有する排水は、そのまま環境中に排出すると環境負荷上の問題を生ずる恐れがあり、また、これを乾燥や焼却などの方法により処理した場合には、エネルギー消費量が膨大になるという問題があった。
【0007】
本発明者は、かかる炭酸アルキレンを含有する排水を低コストで処理する方法につき研究をすすめたところ、特定の栄養塩類を添加し好気条件下で馴養した炭酸アルキレン分解菌を用いて、低コストで効率よく、容易に分解処理できることを見出した。
【0008】
本発明は、かかる知見に基いてなされたもので、所定の栄養塩類を添加し好気条件下で馴養した炭酸アルキレン分解菌を用いて、低コストで効率よく、容易に分解処理できる炭酸アルキレンを含有する排水の処理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
したがって、本発明の排水処理方法は、炭酸エチレン及び/又は炭酸プロピレンからなる炭酸アルキレンを含有する有機被膜の剥離工程から出る排水を、リン及び窒素を主成分とし生物菌の生理活性を維持、向上させる微量金属成分を含有するとともに銅、亜鉛及び遊離塩素が不検出の栄養源により馴養した炭酸アルキレン分解菌を担持・保持する生物処理槽を通過させて、前記排水と前記炭酸アルキレン分解菌を好気条件下で接触させることを特徴としている。
【0010】
本発明に使用する炭酸アルキレン分解菌は、あらかじめ活性汚泥を、処理対象の炭酸アルキレンを含有する排水中で、次の成分の栄養源を供給しつつ馴養することにより得られる。
【0011】
(主成分)
窒素(T−N):10〜25mg/l, リン(T−P):2〜5mg/lを主成分とし、
(微量成分)
ナトリウム(Na+ ):20〜25mg/l、 カリウム(K+ ):1〜5mg/l、 カルシウム(Ca2 +):5〜15mg/l、 マグネシウム(Mg2 +):3〜5mg/l、 マンガン(Mn2 +):0.05〜0.5mg/l、 鉄(Fe3 +):0.05〜0.5mg/l、 ただし、銅(Cu2 +)、亜鉛(Zn2 +)、遊離塩素(Cl−)は不検出。
【0012】
上記の窒素(T−N)及びリン(T−P)の濃度は、被処理排水のBOD濃度を100としたとき、窒素(T−N):リン(T−P)が、5:1〜10:1となる重量比割合とすることが望ましい。
【0013】
本発明に使用される炭酸アルキレン分解菌は、炭酸アルキレンを分解する能力を有するものであればとくに限定されるものではない。ちなみに、炭酸アルキレン分解菌の培養例はこれまで報告されていない。
【0014】
本発明においては、生物処理槽には、紐状接触材が垂下されていることが望ましい。炭酸アルキレン分解菌は、生物処理槽に垂下された紐状接触材に捕捉されるため、被処理水との接触する機会が多くなり、炭酸アルキレンの分解効率が向上する(これは「接触酸化方式」と呼ばれている)。
【0015】
次に生物処理槽における活性汚泥生物量(MLSS)を、10,000〜15,000ppmとして、浸透型平膜及び/又は中空糸膜のようなろ過膜を配設することがより望ましい(これは「膜方式」と呼ばれている)。
【0016】
この場合、高濃度の炭酸アルキレン分解菌は、炭酸アルキレンなどの被処理水の流れにしたがって、効率よく被処理と接触分離処理が行われるとともに、炭酸アルキレン分解菌の排出を抑制して処理水中への炭酸アルキレン分解菌の混入を防止する作用をする。
【0017】
生物処理槽で処理された被処理水は、そのまま放出してもよいし、その一部を有機被膜の剥離工程や他の洗浄水を使用する工程へ還流して再利用することもできる。再使用する場合には、生物処理槽の下流に逆浸透膜装置及び逆浸透膜装置と電気式脱イオン装置やイオン交換装置のようなイオン除去装置を配置してイオン成分を除去した後に還流するようにする。
【0018】
本発明は、有機皮膜剥離工程で生ずる排水の分解処理の他、冷却用水やスクラバー用水等広範な用途に適用することが可能である。
【0019】
【実施例】
以下に本発明の実施例について説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、この実施例に使用した処理装置の構成を概略的に示したもので、排水原水槽1、中和槽2、生物処理槽3、沈殿槽4、貯溜槽5、砂ろ過塔6、監視槽7及び逆洗水槽8から主な部分が構成されている。
【0021】
炭酸アルキレンを含む排水は、一旦、排水原水槽1に貯溜された後、ポンプ9により中和槽2に送られ、中和槽2において撹拌装置10で撹拌されつつpH計11を用いてpHが測定される。処理水のpHが6.5より大きく離れている場合には、中和装置から中和薬品としてアルカリ(NaOH)水溶液12a又は酸(H2SO4)12bが注入されてpHがほぼ6.5に調整される。pH調整の行われた排水は、炭酸アルキレン分解菌の付着する接触材3aが55%程度充填された生物処理槽3に送られ、ここで曝気装置13により曝気強度1〜2程度でのブロアーからの供給空気で旋回されつつ炭酸アルキレン分解菌の作用により2〜3mg/l以上の溶存酸素の存在のもと好気条件下で排水中の炭酸アルキレンは2〜4時間程度を要して分解される。
【0022】
分解処理の後、処理水は沈殿槽4に送られて沈殿した菌体その他の固形分が掻寄装置14により掻き寄せられて沈殿除去されて貯溜槽5に一旦貯溜される。
【0023】
このようにして溶存する炭酸アルキレンが分解され、かつ固形分も沈殿除去されて貯溜槽5に貯溜された処理水は、その後ポンプ15により砂ろ過塔6に送られて沈殿槽4では除去しきれなかった微細な固形分が除去されて監視槽7に送られる。監視槽7では、pH計16、TOC(全有機態炭素)計17により、それぞれ処理水中のpHとTOC濃度が環境への排出基準を満たすものかどうかがチェックされ、このチェックに合格した後環境中へ放流される。
【0024】
このとき、処理水の一部は、ポンプ18により逆洗水槽8に送られて砂ろ過塔6の逆洗に用いられる。
【0025】
なお、生物処理槽3に収容された炭酸アルキレン分解菌は、純水に炭酸エチレン600ppmを溶解させた模擬排水中に活性汚泥を投入し、窒素(T−N):10〜25mg/l、リン(T−P):2〜5mg/l、ナトリウム(Na+ ):20〜25mg/l、カリウム(K+ ):1〜5mg/l、カルシウム(Ca2 +):5〜15mg/l、マグネシウム(Mg2 +):3〜5mg/l、マンガン(Mn2 +):0.05〜0.5mg/l、鉄(Fe3 +):0.05〜0.5mg/l(ただし、銅(Cu2 +)、亜鉛(Zn2 +)、遊離塩素(Cl−)不検出)からなる栄養塩類を加えて馴養させたものが用いられる。
【0026】
図1に示した装置を用いて、炭酸エチレン 600ppm、pH6.5、BOD 220mg/l、TOC 237mg/lの模擬排水(1−1)及び炭酸エチレン 500ppm、炭酸プロピレン 160ppm、pH6.8、BOD 255mg/l、TOC 276mg/lの模擬排水(1−2)を、上記生物処理槽(反応容積:50l)3に2〜4時間滞留させて炭酸アルキレンを分解させた。結果を表1に示す。表中、ECは炭酸エチレン、PCは炭酸プロピレンを表す(以下、同じ)。
【0027】
【表1】
【0028】
(実施例2)
図2は、この実施例に使用した処理装置の構成を概略的に示したもので、排水原水槽21、中和槽22、生物処理槽(反応容積100L)23及び監視槽24から構成されている。生物処理槽23中には、排水量に応じた所要枚数の高分子膜製の浸漬型平膜が設置されている。この平膜のMLSSは10,000〜15,000ppmに維持され、平膜のフラックスは、0.2 〜0.4m3 /m2・d程度とされている。また、曝気装置23aによる槽内の溶存酸素は常時2〜3mg/l以上に維持されている。
【0029】
この実施例では、炭酸エチレンと炭酸プロピレンを含む排水が、一旦、排水原水槽21に貯溜された後、ポンプ25により中和槽22に送られ、中和槽22において撹拌装置26で撹拌されつつpH計27を用いてpHが測定される。処理水のpHが6.5より大きく離れている場合には、中和装置から中和薬品としてアルカリ(NaOH)水溶液28a又は酸(H2SO4)28bが注入されてpHがほぼ6.5に調整される。
【0030】
pH調整の行われた排水は、炭酸アルキレン分解菌の収容された生物処理槽23に送られ、排液中の炭酸アルキレン分解菌による炭酸エチレンと炭酸プロピレンの分解処理が行われる。処理水は、生物処理槽23中に設置された浸漬型平膜23bでろ過され、ろ過された処理水は、監視槽24でpHとTOC濃度が測定され、環境基準に達していることを確認した上で環境中に放出される。
【0031】
この実施例では、槽内で平膜23bによる固液分離が行われるため、生物処理後の固液分離処理が不要である。
【0032】
なお、生物処理槽23に収容される炭酸アルキレン分解菌としては、実施例1に使用したものと同じものを使用した。
【0033】
この装置を用いて、炭酸エチレン650ppm、H6.7、BOD 230mg/l、TOC 265mg/lの模擬排水(2−1)及び炭酸エチレン 500ppm、炭酸プロピレン 160ppm、pH6.8、BOD 255mg/l、TOC 276mg/lの模擬排水(2−2)を処理した結果を表2に示す。
【0034】
【表2】
【0035】
(実施例3)
図3は、この実施例に使用した処理装置の構成を概略的に示したもので、排水原水槽31、逆浸透膜装置(R/O)32、逆浸透膜装置の処理水を貯溜する逆浸透膜処理水槽33、電気式脱イオン装置(EDI)34、監視槽35及び再利用水槽36から構成されている。R/O装置入口側及び出口側に導電率計(CI)32b,32cにより電気導電率(μS/cm)が測定されている。ここで、電気式脱イオン装置34は、イオン交換樹脂を一組のイオン交換膜の間に配置し、イオン交換膜の外側に濃縮水の流路を配置したユニットを複数列配置し、流路と直交する方向には正負の電極を配置したもので、電極に正負の電圧を印加した状態で被処理水をイオン交換樹脂を充填した層に流してイオン成分を一旦イオン交換樹脂に吸着させ、吸着されたイオンを電場により濃縮水側に移動させることにより、イオン交換樹脂にイオンを吸着させつつ連続的に再生するようにしたものである。この電気式脱イオン装置は、イオン交換樹脂装置で置き換えることも可能である。
【0036】
この実施例では、前記実施例1および2で処理された処理水をろ過水槽31に貯溜した後ポンプ37により逆浸透膜装置32に送り、逆浸透膜処理水槽33を経てポンプ38により電気式脱イオン装置34に送り、ここで逆浸透膜処理水に残存するイオン成分を除去した。
【0037】
このようにして固形分とイオン成分の除去された処理水は、監視槽35に送られて、pH計35a、TOC(全有機態炭素)計35b及び導電率計35cにより、それぞれ処理水中のpHとTOC濃度及び電気導電率を確認して再利用水として、図示を省略したポンプにより再生用水槽36に送られて有機被膜除去工程に還流されて洗浄水として再使用する。
【0038】
なお、逆浸透膜装置32で処理された処理水は冷却水、スクラバー用水など工業用水としても使用可能である。
【0039】
この装置を用いて、炭酸エチレン650ppm、H6.7、BOD 230mg/l、TOC 265mg/lの模擬排水を実施例1及び実施例2で処理した処理水を逆浸透膜装置で処理して工業用水として使用可能な逆浸透膜装置透過水とさらにこの処理水を電気式脱イオン装置により処理した電気式脱イオン装置透過水の水質を表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】
なお、本発明は、以上の実施例に限定されるものではなく、実施例1〜3の構成を組み合わせたり、同一の装置を多段に用いたりすることも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかなように、本発明の方法によれば、炭酸エチレン及び/又は炭酸プロピレンからなる炭酸アルキレンを含有する排水を少ないエネルギー消費量で容易に分解処理することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる装置の構成図である。
【図2】本発明の他の実施例に用いる装置の構成図である。
【図3】本発明のさら他の実施例に用いる装置の構成図である。
【符号の説明】
1,21---排水原水槽、2,22---中和槽、3,23---生物処理槽、4---沈殿槽、5---貯留槽、6---砂ろ過塔、7,24,35---監視槽、8---逆洗水槽、9,15,18,23c、25,37,38---ポンプ、10,26---攪拌装置、12a、28a---中和薬品(NaOH)、12b,28b---中和薬品(H2SO4)、12c,28c---栄養剤、13,23a---曝気装置、14---掻寄装置、11,16,24a,27,35a---pH計、17,24c,35c---TOC(全有機炭素)計、32b,32c,35c---導電率計、23b---浸漬型平膜、31---ろ過槽、32---逆浸透膜装置(R/O)、33---逆浸透膜処理水槽、34---電気式脱イオン装置(EDI)、36---再利用水槽、39---R/Oドレーン水、40---EDIドレーン水、19,29---放流、41---再利用水
Claims (7)
- 炭酸エチレン及び/又は炭酸プロピレンからなる炭酸アルキレンを含有する有機被膜の剥離工程から出る排水を、窒素(T−N):10〜25mg/l、リン(T−P):2〜5mg/lを主成分とし、微量成分として、ナトリウム(Na + ):20〜25mg/l、カリウム(K + ):1〜5mg/l、カルシウム(Ca 2+ ):5〜15mg/l、マグネシウム(Mg 2+ ):3〜5mg/l、マンガン(Mn 2+ ):0.05〜0.5mg/l、鉄(Fe 3+ ):0.05〜0.5mg/lを含み、銅(Cu 2+ )、亜鉛(Zn 2+ )、遊離塩素(Cl − )が不検出の栄養源により馴養した炭酸アルキレン分解菌を担持・保持する生物処理槽を通過させて、前記排水と前記炭酸アルキレン分解菌を好気条件下で接触させることを特徴とする排水処理方法。
- 前記被処理排水に、窒素(T−N)及びリン(T−P)を、被処理排水のBOD濃度を100としたとき、窒素(T−N):リン(T−P)が、5:1〜10:1となる重量比割合で添加することを特徴とする請求項1記載の排水処理方法。
- 前記生物処理槽には、炭酸アルキレン分解菌を補捉する紐状接触材が垂下されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の排水処理方法。
- 前記生物処理槽には、炭酸アルキレン分解菌をろ過するろ過装置として中空子膜が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の排水処理方法。
- 前記生物処理槽における活性汚泥生物量(MLSS)が10,000〜15,000ppmであり、かつ放水中への前記炭酸アルキレン分解菌の混入を防止するためのろ過装置として浸透型平膜が配設されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の排水処理方法。
- 炭酸エチレン及び/又は炭酸プロピレンからなる炭酸アルキレンを含有する有機被膜の剥離工程から出る排水を、請求項1乃至5のいずれか記載の生物処理槽で処理した後、逆浸透膜で処理して再利用水とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の排水処理方法。
- 炭酸エチレン及び/又は炭酸プロピレンからなる炭酸アルキレンを含有する有機被膜の剥離工程から出る排水を、請求項1乃至5のいずれか記載の生物処理槽で処理した後、逆浸透膜と電気式脱イオン装置で順に処理して、少なくともその一部を前記有機被膜の剥離工程へ還流して再利用することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の排水処理方法。
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