JP4049467B2 - 土間コンクリートの不同沈下修正方法 - Google Patents

土間コンクリートの不同沈下修正方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋め立て地盤において地盤沈下が進行して、土間コンクリート床において不同沈下が生じた場合の修正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、埋め立て地盤等の軟弱な地盤において建築された建物、例えば、工場の土間コンクリートにおいて、時の経過により地盤が圧密されて土間コンクリート床が不同沈下した際には、例えば、従来例1として、沈下した表面に超早強コンクリートを打設し、床の平坦性を回復するオーバレイ工法が施工されている。
【0003】
また、従来例2として、図11に示すように、地中梁25にまくら26を敷設してその直交方向に所要数本の反力桁27を横架させ、該反力桁27上に複数のジャッキ28を設置して、ワイヤ29により、平坦度を確保するように床30を引き上げる工法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例1においては、施工コストは安く済むがハツリ工事による粉塵の発生、床全面を厚くして修正した場合は床のライン引き等の再施工が必要、オーバレイの薄い部分にはひび割れが発生しやすい等の問題点がある。
【0005】
また、従来例2では、反力桁を含めた装置全体が大規模になり既設建物内部での施工が困難である。床面上に障害物がほとんどないことが必要で、利用中の建物では施工することが出来ない。また、地中梁の構造耐力が不足する場合が多く、床コンクリートを撤去し新設した場合と同等以上のコストになり施工コストも嵩む、という課題がある。本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法は、このような課題を解消するために提案されるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法の上記課題を解決するための要旨は、不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版の上の空間部にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正することである。
【0007】
また、本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法の要旨は、不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の全周囲に地盤に至る仕切板を設け、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版を前記修正後の土間コンクリートと面一になるように持ち上げ、該切落し反力版の下の間隙にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正することである。
【0008】
また、前記土間コンクリートは複数の修正範囲に区画され、該修正範囲の一方側から順番に他方側へ施工することで、前記土間コンクリートにおける既存設備を使用しながら不同沈下を修正すること、;更に、モルタル注入用の孔以外の孔から、モルタルの充填具合を監視することを含むものである。
【0009】
本発明に係る土間コンクリートの不同沈下方法によれば、土間コンクリートの一部を切断した切落し反力版を、ジャッキアップ用の反力版とするので、地中梁に負荷をかけないで施工することが出来る。大面積の土間コンクリートに対して、最小設備で任意の箇所において不同沈下修正の施工ができる。倉庫や工場における既存設備・装置等を使用しながらでも、不同沈下修正が可能となる。モルタルの充填具合を確認しながら施工することができるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法について図面を参照して説明する。
【0011】
図1に示すように、不同沈下した土間コンクリート床に対して、例えば矩形状の切落し反力版1(800×800mm)用と、モルタル注入用のコア抜き部分の丸孔2(直径70mm程度)用との墨出しを行う。
【0012】
前記切落し反力版1は、カッターにより切断する。なお、切落し反力版1を切断した場合に下に急激に落下する事もあるので、図2に示すように、縦方向の切断を行って切断線aを入れた後に、アンカーを立設する。前記切断線aに直交させて横方向に仮受けアングル(長さは約1200mm)3を、例えば2箇所に、土間コンクリート1a,1a間に架設する。このアングル3にはアンカー用の孔3aを明けておく。
【0013】
そして、前記仮受けアングル3の孔3aから前記アンカーを突出させ、ナット等で仮止めする。その後、横方向にカッターで切断線bを入れる。こうして全周が切断された切落し反力版1を、前記仮受けアングル3で仮受けさせながら、ゆっくりと下に降ろす。切落し反力版1のピッチは、例えば、横方向で4000mm、縦方向で4500mmとする。この切落し反力版1が、ジャッキアップ用の反力台とされるもので、ある面積の土間コンクリートを切り落としてジャッキ用の反力台とすることが本発明の要部となるものである。
【0014】
その後、前記アンカーと仮受けアングル3とを撤去する。次に、コア抜きを行う。この作業には、直径70mmのコアボーリングにて行う。コア抜きしたコンクリートは上に上げておく。こうしてできる前記丸孔2の配置は、図1に示すように、縦横格子状に前記各切落し反力版1,1間の中間位置とする。要は、土間コンクリート1aの下面と地盤面との間に充填するモルタルの注入とその注入量の確認ができるようにするために設けられるものである。
【0015】
次に、図2に示すように、各切落し反力版1の周囲に、ケミカルアンカー(登録商標)用の孔4をドリルで8箇所に穿設する。この孔4の形状は図3に示すように、例えば、直径が20mmで深さが140mmであり、該孔4の開口部に、直径40mmで深さ10mmの座堀4aを設ける。
【0016】
前記孔4は、穿孔後に吸引又はブロアーにより、そして専用ブラシにて清掃される。この孔4にレジンカプセルであるケミカルアンカー(例えば、R16:商品名)を挿入する。そして、全ネジボルトのアンカー5を前記孔4に挿入し、回転及び打撃を前記ケミカルアンカーに加えながら攪拌させて固着させる。
【0017】
コンクリート表面から上部には、アンカー5の頭部が約60mm突出されている。このアンカー5を各切落し反力版1の周囲に直交配置で合計8箇所に設置する。
【0018】
次に、図4に示すように、予め形成しておいた床引き上げ用の架台6を、各切落し反力版1を中心にしてその上に跨って周囲の土間コンクリート1aに載置する。該架台6は、H型鋼で、例えば、長さが1500mmで、高さが150mmのものを互いに直交させて十字状にした門型のものである。
【0019】
この架台6は、コンクリート厚さや引き上げ範囲によっては十字状ではなく、井桁状にする等して、精度,安全性や施工性を高めるために、適宜配置を変えることが出来るのは勿論である。
【0020】
前記架台6の柱脚6aの下部には、固定用のベースプレート6bが設けられている。前記アンカー5との取り合いは、図5に示すように、前記ベースプレート6bは、形状の一例として、厚さが25mmで、250×250mmの矩形状の鋼板である。そして、アンカー5挿通用の取付孔6c(直径30mm)が2箇所に設けられている。
【0021】
前記架台6を、図5(ロ)に示すように、前記アンカー5を前記ベースプレート6bの取付孔6cに各々8箇所で挿通させ、角座金及びナット7で定着させ、土間コンクリート1aに架台6を固定する。図4において、符号6dは、強度補強用の支点スチフナを示している。
【0022】
次に、図6に示すように、前記架台6の中心部の下に、油圧ジャッキ8をセットする。この油圧ジャッキ8は、土間コンクリート1aのある範囲を同時にジャッキアップさせるために、図7(イ)に示すように、複数の油圧ジャッキ8を耐圧ホース9でストップバルブ10に各々連結し、そのストップバルブ10の一端に耐圧ホース9で手動ポンプ11に連結されている。
【0023】
一方、図1において示した丸孔2には、モルタル注入用の準備を行う。これには、図8に示すように、前記丸孔2に注入パイプ12を差込み、該丸孔2から上部に突出しているパイプの上部に、L型アングル13で両側から挟装させ、このL型アングル13をホールインアンカー13aで土間コンクリート1aに固定する。
【0024】
前記注入パイプ12の上端にモルタル供給管14の一端が連結され、該供給管14の他端はモルタル供給装置の吐出口(図示せず)に連結されている。
【0025】
以上のように、不同沈下修正対象の土間コンクリート1aのうち、ある範囲においてジャッキアップの準備が出来た後に、前記複数の油圧ジャッキ8を手動ポンプ11で作動させ、各複数の架台6をそれぞれの切落し反力版1aに反力を取って持ち上げる。
【0026】
前記架台6は、それぞれの位置において、ジャッキアップ量が異なるので、図1に示した星印のレベル測定ポイント15において、床レベルを測定する。また、土間コンクリート1aに無理な応力が加わらないようにジャッキアップも複数回に分けて行うのが好ましい。
【0027】
この実施形態では、例えば、土間コンクリート1aの厚さにより、油圧ジャッキ8の1個当たりに必要な反力は、約8.6トン程度であり、コンクリート下の地盤に与える応力度は13.5t/m2程度である。よって、ジャッキアップの第1回目は、5t程度で行い、第2回目は8t程度で行い、第3回目は10t程度で行うようにする。ある程度広い範囲を一度に行うときは、図7(ロ)に示すように、ジャッキのバルブと床レベルの計測結果により自動制御してもよい。また、微小制御する場合は、インバータ制御を使用して、油圧量を制御することにより行う。
【0028】
床レベルの測定により、所定のレベルに達した箇所においては、前記ストップバルブ10により閉鎖する。そして、土間コンクリート1aのある範囲におけるジャッキアップが完了したら、前記モルタル注入孔である丸孔2から、きわめて流動性の高い(スランプの値が28cm程度)モルタル1bを土間コンクリート1a下に加圧・注入する。
【0029】
このモルタル加圧注入作業は、前記ある範囲における丸孔2の全箇所から同時に行うのではなく、1箇所または2箇所から注入し、他の丸孔2においてモルタルの上昇を確認するようにするものである。
【0030】
前記モルタルが土間コンクリート1a下で硬化するまで養生させ、その間に、図6(イ)に示すように、油圧ジャッキ8を盛替え用サポート8aに盛り替え、取り外された油圧ジャッキ8は、他の範囲にセットされた架台6のジャッキアップのために転用される。
【0031】
前記土間コンクリート1a下のモルタルが硬化した後に、切落し反力版1の上部の空間において、図9に示すように、補強筋16を配筋して、この切落し反力版1の上部空間にモルタルを打設し、養生・硬化させ床面を面一にする。
【0032】
このような作業を土間コンクリート1aの他の範囲に繰り返して、土間コンクリート1a全体の不同沈下を修正するものである。よって、大面積の土間コンクリート1aに対して、修正範囲を複数に区画し、例えば、その端から順番に施工することで、最小の設備で不同沈下修正が可能であり、また、倉庫や工場内における既存設備・装置等を使用しながらでも、本発明の修正方法を施工することができて便宜となるものである。
【0033】
本発明の他の実施形態として、図10(イ)に示すように、土間コンクリート1a下の地盤17が、かなり軟弱である場合には、予め地盤改良を行う。それには、切落し反力版1において、グラウト用孔18を穿設し、この孔18を利用して地盤17にグラウト材を圧入・攪拌させて、一定範囲の強固な支持地盤柱19を形成するものである。こうして切落し反力版1の支持力を確保してから、上記と同様に土間コンクリート1aの不同沈下修正工事を行うものである。
【0034】
また、図10(ロ)、(ハ)に示すように、切落し反力版1を引き上げて修正後の土間コンクリートの上面と面一にして修正するものである。この修正手順の概略は、切落し反力版1をカッターで切断した後に、その切落し反力版1の全周囲に仕切り板20を、カッターによって出来た隙間に差し込んで地盤17に至らしめる。
【0035】
そして、架台6と油圧ジャッキ8とで周囲の土間コンクリート1aを持ち上げて、丸孔2からモルタルを加圧・注入する。前記仕切り板20の存在により、前記注入されたモルタルは切落し反力版1の周壁面に当接せず一体とならない。
【0036】
前記モルタルが硬化した後に、今度は逆に周囲の土間コンクリート1aに反力を取って前記切落し反力版1をジャッキ等で引き上げて、前記土間コンクリート1aの上面(床面)と面一にする。そして、切落し反力版1の注入孔21から切落し反力版1下の間隙にモルタルを加圧・注入し養生させる。
【0037】
こうすることで、例えば、土間コンクリート1aが無筋コンクリートである場合、前記切落し反力版1を引き上げて床面に面一にすることで、不同沈下修正後の床面が元の状態と変わりなく見えて、違和感が無く修正したことがわかりにくくなるものである。
【0038】
その他の実施形態として、上記実施形態では切落し反力版1を矩形状にして切断しているが、これを円形状にして切断することにすれば、例えば、直径700mm程度のコアボーリングにより、一回の切断作業で済ませることができて、工期の短縮となるものである。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法は、不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版の上の空間部にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正することなので、切落し反力版でジャッキの反力を取ることで地中梁に負荷を掛けないで土間コンクリートをジャッキアップさせることが出来るようになり、低コストで施工できるとともに小規模な範囲で任意の箇所において不同沈下修正が出来るという優れた効果を奏するものである。
【0040】
また、本発明は、不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の全周囲に地盤に至る仕切板を設け、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版を前記修正後の土間コンクリートと面一になるように持ち上げ、該切落し反力版の下の間隙にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正することなので、切落し反力版を引き上げて修正後の土間コンクリートの床面と面一にすることで、床面が元の外観と変わらない状態にする事が出来て、床面があばた模様となることが防止されるという優れた効果を奏するものである。
【0041】
また、前記土間コンクリートは複数の修正範囲に区画され、該修正範囲の一方側から順番に他方側へ施工することで、前記土間コンクリートにおける既存設備を使用しながら不同沈下を修正することにより、既存設備を使用しながら不同沈下修正の施工が可能となって便宜であるし、最小限の設備で大面積の土間コンクリートの不同沈下修正が可能である。更に、前記モルタル注入用の孔以外の孔から、モルタルの充填具合を監視することにより、モルタル充填精度を高度に維持できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土間コンクリートの不同沈下修正方法を示す説明用の平面図である。
【図2】同切落し反力版を切り落とす場合の説明用の平面図である。
【図3】同土間コンクリート1aにケミカルアンカーを設ける説明図である。
【図4】同切落し反力版1の上に跨って設置される架台6の斜視図である。
【図5】同架台6における脚注の一部拡大した平面図(イ)と、正面図(ロ)である。
【図6】同切落し反力版1に反力を取って周囲の土間コンクリート1aをジャッキアップさせた状態の説明図(イ),(ロ)である。
【図7】同ジャッキアップ装置の説明図(イ)と、ジャッキアップの自動制御のフローチャート図(ロ)である。
【図8】同モルタル注入孔の注入設備の説明図(イ),(ロ)である。
【図9】同切落し反力版1の上部の空間に補強筋16を配筋した状態の斜視図である。
【図10】同本発明の他の実施形態に係る修正方法を示す説明図(イ)、(ロ)、(ハ)である。
【図11】従来のジャッキアップシステムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 切落し反力版、1a 土間コンクリート、2 モルタル注入用の丸孔、
3 仮受けアングル、3a 孔、4 孔、5 アンカー、6 架台、
6a 柱脚、6b ベースプレート、6c 取付孔、6d 支点スチフナ、
7 角座金及びナット、8 油圧ジャッキ、8a 盛替え用サポート、
9 耐圧ホース、10 ストップバルブ、11 手動ポンプ、
12 注入パイプ、13 L型アングル、14 モルタル供給管、
15 レベル測定ポイント、16 補強筋、17 地盤、
18 グラウト用孔、19 支持地盤柱、20 仕切板、21 注入孔。

Claims (4)

  1. 不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版の上の空間部にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正すること、
    を特徴とする土間コンクリートの不同沈下修正方法。
  2. 不同沈下した土間コンクリートにおいて、該土間コンクリートの一部を切断して切落し反力版とし、該切落し反力版の全周囲に地盤に至る仕切板を設け、該切落し反力版の上にジャッキを設け、該ジャッキに門型状でその脚柱が前記切落し反力版の周囲の土間コンクリートに固定された架台を載置し、前記切落し反力版の周囲にモルタル注入用の複数個の孔を穿設し、その後、前記切落し反力版に反力を取ってジャッキにより前記架台を介して周囲の土間コンクリートを所要量持ち上げることによって該切落し反力版の周囲の土間コンクリートと地盤との間に間隙を形成し、該間隙に前記孔からモルタルを充填し、前記間隙に充填されたモルタルが硬化した後に、前記切落し反力版を前記修正後の土間コンクリートと面一になるように持ち上げ、該切落し反力版の下の間隙にモルタルを充填・硬化させ、床レベルを水平に修正すること、
    を特徴とする土間コンクリートの不同沈下修正方法。
  3. 土間コンクリートは複数の修正範囲に区画され、該修正範囲の一方側から順番に他方側へ施工することで、前記土間コンクリートにおける既存設備を使用しながら不同沈下を修正すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の土間コンクリートの不同沈下修正方法。
  4. モルタル注入用の孔以外の孔から、モルタルの充填具合を監視すること、
    を特徴とする請求項1,2又は3に記載の土間コンクリートの不同沈下修正方法。
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