以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。
本実施の形態の機械翻訳装置は、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションとを個別に起ち上げることができるものである。従って、本実施の形態の機械翻訳装置では、日英翻訳アプリケーション及び英日翻訳アプリケーションを、個別ではあるが、双方とも起ち上げることができる。
そして、本実施の形態の機械翻訳装置では、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションの双方を個別に起ち上げた際には、日英翻訳アプリケーションのウインドウ(以下、「日英翻訳アプリケーションウインドウ」という。)と英日翻訳アプリケーションのウインドウ(以下、「英日翻訳アプリケーションウインドウ」という。)とが重ならない状態で表示される。
このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ又は英日翻訳アプリケーションウインドウをユーザが移動させることにより、日英翻訳アプリケーションウインドウと英日翻訳アプリケーションウインドウの少なくとも一部が互いに重なり合うようになると、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウの表示サイズが自動的に揃うとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ)と英日翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ)とが重ね合わされた状態(一方が他方を覆い隠した状態)で表示される。
また、表示制御用アイコンをユーザが選択しても、同様にして、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウの表示サイズが自動的に揃うとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ)と英日翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ)とが重ね合わされた状態(一方が他方を覆い隠した状態)で表示される。
さらに、本実施の形態の機械翻訳装置では、その後、日英翻訳アプリケーションウインドウ又は英日翻訳アプリケーションウインドウの表示サイズをユーザが変更させると、その変更された表示サイズに合わせて、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウが自動的に揃うとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ)と英日翻訳アプリケーションウインドウ内の一部(英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ)とが重ね合わされた状態(一方が他方を覆い隠した状態)で表示される。
尚、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウにはツール・バーが設けられており、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウの表示サイズが自動的に揃う際には、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウのツール・バーの高さも自動的に同一に調整される。
また、本実施の形態の機械翻訳装置では、日英翻訳アプリケーションウインドウ及び英日翻訳アプリケーションウインドウの表示サイズが自動的に揃う際には、日英翻訳アプリケーションで日本文から英訳された英文が、英日翻訳アプリケーションに自動的に転送されることにより、日本文に再翻訳される。
また、本実施の形態の機械翻訳装置では、日英翻訳アプリケーションウインドウ内及び英日翻訳アプリケーションウインドウ内に表示された日本文・英文について、日英翻訳アプリケーションウインドウ内に表示された日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示される。
また、本実施の形態の機械翻訳装置では、日英翻訳アプリケーションウインドウ内及び英日翻訳アプリケーションウインドウ内に表示された日本文・英文について、それらを構成する単語をユーザが選択すると、ユーザが選択した単語並びにユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語がアンダーラインで表示される。
また、本実施の形態の機械翻訳装置は、日英翻訳アプリケーションウインドウ内及び英日翻訳アプリケーションウインドウ内に表示された日本文・英文について、スクロール表示を同期させるものである。
次に、本実施の形態の機械翻訳装置の構成について簡単に説明する。図24は、本実施の形態の機械翻訳装置のブロック図である。図24に示すように、本実施の形態の機械翻訳装置1は、CPU11や、入力装置12、表示装置13、第1ROM14A、第2ROM14B、RAM20等で構成されている。
この点、入力装置12は、主に、ユーザが、日本文を入力したり、日英翻訳アプリケーションにおける英訳を開始させたり、表示制御用アイコンを選択したり、日英翻訳アプリケーションウインドウ又は英日翻訳アプリケーションウインドウを移動させたり、日英翻訳アプリケーションウインドウ内や英日翻訳アプリケーションウインドウ内をスクロールさせたりするものであり、例えば、キーボードやマウスなどがある。尚、通常、入力装置12として、キーボードとマウスは一緒に使用されることが多いが、キーボード又はマウスの一方のみを使用する場合であっても、本発明を実施することは可能である。
また、表示装置13は、主に、日英翻訳アプリケーションウインドウや、英日翻訳アプリケーションウインドウ、表示制御用アイコンを表示するものであり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどがある。そして、日英翻訳アプリケーションウインドウでは、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文が表示される日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウと、日英翻訳アプリケーションの英訳結果である英文が表示される日英翻訳アプリケーション英文ウインドウとが重ならないようにように並べて表示されている。また、英日翻訳アプリケーションウインドウでは、英日翻訳アプリケーションの日訳対象である英文が表示される英日翻訳アプリケーション英文ウインドウと、英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文が表示される英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウとが重ならないようにように並べて表示されている。
従って、表示装置13においては、日英翻訳アプリケーションをユーザが起ち上げると、日英翻訳アプリケーションウインドウが表示され、その後に、入力装置12を介しユーザが日本文を入力すると、その日本文が日英翻訳アプリケーションウインドウ内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウに表示され、さらに、その日本文から英訳された英文が日英翻訳アプリケーションウインドウ内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウに表示される。また、表示装置13においては、英日翻訳アプリケーションをユーザが起ち上げると、英日翻訳アプリケーションウインドウが表示され、その後に、入力装置12を介しユーザが英文を入力すると、その英文が英日翻訳アプリケーションウインドウ内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウに表示され、さらに、その英文から日訳された日本文が英日翻訳アプリケーションウインドウ内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウに表示される。
尚、日英翻訳アプリケーションウインドウ内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウに表示された日本文や、日英翻訳アプリケーションウインドウ内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウに表示された英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウに表示された英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウに表示された日本文のうち、それらを構成する単語をユーザが選択するには、例えば、表示装置13のカーソルを入力装置12のキーボードで動かしたり、表示装置13上のマウス・ポインタを入力装置12のマウスで動かしたりして、反転表示などで示すようにする。
また、表示装置13においては、表示制御用アイコンが表示されており、例えば、表示装置13上のマウス・ポインタを入力装置12のマウスで動かしたりして、表示装置13上のマウス・ポインタを表示制御用アイコンに重ねた後、入力装置12のマウスをクリックすることにより、表示制御用アイコンを選択することができる。
また、CPU11は、本実施の形態の機械翻訳装置1を制御するものであり、このとき、第1ROM14Aや第2ROM14Bに記憶された各種プログラム・テーブル・データや、RAM20に確保された各種エリアなどを使用する。
また、第1ROM14Aには、プログラム部15Aや、データ部16Aなどのエリアがある。この点、プログラム部15Aには、機械翻訳装置1が後述するフローチャートを具現化するためにCPU11によって実行されるプログラムや、そのプログラムの実行に際して必要なテーブルなどが記憶されている。また、データ部16Aには、日本語から英語に英訳するための日英辞書などが記憶されている翻訳辞書エリア17Aなどがある。
また、第2ROM14Bには、プログラム部15Bや、データ部16Bなどのエリアがある。この点、プログラム部15Bには、機械翻訳装置1が後述するフローチャートを具現化するためにCPU11によって実行されるプログラムや、そのプログラムの実行に際して必要なテーブルなどが記憶されている。また、データ部16Bには、英語から日本語に日訳するための英日辞書などが記憶されている翻訳辞書エリア17Bなどがある。
従って、第1ROM14Aは日英翻訳アプリケーションが記録された情報記録媒体であり、第2ROM14Bは英日翻訳アプリケーションが記録された情報記録媒体である。この点、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションとが個別に起ち上がるようにも配慮されているので、図24に示すように、第1ROM14A及び第2ROM14Bの両方が接続されている場合であっても、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションとを個別に起ち上げることができる。もっとも、第1ROM14Aが取り外された場合には第2ROM14Bに記憶された英日翻訳アプリケーションのみを起ち上げることができ、第2ROM14Bが取り外された場合には第1ROM14Aに記憶された日英翻訳アプリケーションのみを起ち上げることができる。
また、RAM20には、日英翻訳記憶エリア21Aや、英日翻訳記憶エリア21B、ワークエリア25などの各種記憶エリアが設けられている。この点、日英翻訳記憶エリア21Aには、英訳対象記憶エリア22Aや英訳結果記憶エリア23Aが設けられており、さらに、英訳対象記憶エリア22Aには日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文が記憶され、英訳結果記憶エリア23Aには日英翻訳アプリケーションの英訳結果である英文が記憶される。また、英日翻訳記憶エリア21Bには、日訳対象記憶エリア22Bや日訳結果記憶エリア23Bが設けられており、さらに、日訳対象記憶エリア22Bには英日翻訳アプリケーションの日訳対象である英文が記憶され、日訳結果記憶エリア23Aには英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文が記憶される。また、ワークエリア24には、CPU11が各種プログラムを実行する際に必要なエリアが確保されている。
次に、本実施の形態の機械翻訳装置1の機能について、具体例を示しながら簡単に説明する。図14〜図23は、本実施の形態の機械翻訳装置1における表示装置13の表示内容の一例を示した図である。
すなわち、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションのみを起ち上げると、表示装置13においては、例えば、図14に示す日英翻訳アプリケーションウインドウ101が表示される。この点、日英翻訳アプリケーションウインドウ101には、図14に示すように、ツール・バー102や、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106などが表示されており、さらに、ツール・バー102の枠内には、翻訳(T)104などのメニューが表示されている。
尚、ツール・バー102は、上記メニューが表示されるメニュー・バーやボタンが表示される欄などにより構成されている。
そして、入力装置12を介して、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文が入力されると、入力された日本文が、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示される。具体的に言えば、図14に示す場合では、4つの日本文、すなわち、「詳しい新製品のカタログ」や、「製品サンプルとユーザ向けデモ版」、「御社が販売している全てのソフトウエアのリストとカタログ」、「卸価格の見積書」の各日本文が入力されている。
尚、本書において、日本文とは、句点で区切られた日本語の単語又はそのまとまりだけを意味するのではなく、さらに、句点で区切られていない日本語の単語又はそのまとまりをも意味するものとする。この点は、英文も同様であり、英文とは、ピリオドで区切られた英語の単語及びそのまとまりだけを意味するのではなく、ピリオドで区切られていない英語の単語及びそのまとまりをも意味するものとする。
また、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に日本文が表示された状態で、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102に表示されている翻訳(T)104をユーザがクリックすると、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文から英訳された英文が、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示される。このとき、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文とは、図14に示すように、英訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示される。
具体的に言えば、図14に示す場合では、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文の「詳しい新製品のカタログ」と、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文の「The detailed catalog of the new product」とは、英訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文の「製品サンプルとユーザー向けデモ版」と、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文の「Product sample and a demonstration edition for the user」とは、英訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文の「御社が販売している全てのソフトウエアのリストとカタログ」と、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文の「List and catalog of software which your company sells」とは、英訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文の「卸価格の見積書」と、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文の「The written estimate of the wholesale price」とは、英訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、英日翻訳アプリケーションのみを起ち上げると、表示装置13においては、例えば、図15に示す英日翻訳アプリケーションウインドウ201が表示される。この点、英日翻訳アプリケーションウインドウ201には、図15に示すように、ツール・バー202や、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206などが表示されており、さらに、ツール・バー202の枠内には、翻訳(T)204などのメニューが表示されている。
尚、ツール・バー202も、上記メニューが表示されるメニュー・バーやボタンが表示される欄などにより構成されている。
そして、入力装置12を介して、英日翻訳アプリケーションの日訳対象である英文が入力されると、入力された英文が、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示される。具体的に言えば、図15に示す場合では、4つの英文、すなわち、「The detailed catalog of the new product」や、「Product sample and a demonstration edition for the user」、「List and catalog of software which your company sells」、「The written estimate of the wholesale price」の各英文が入力されている。
また、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に英文が表示された状態で、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202に表示されている翻訳(T)204をユーザがクリックすると、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文から日訳された日本文が、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示される。このとき、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とは、図15に示すように、日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示される。
具体的に言えば、図15に示す場合では、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文の「The detailed catalog of the new product」と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文の「新しい製品の詳細なカタログ」とは、日訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文「Product sample and a demonstration edition for the user」と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文の「製品サンプル、及び、ユーザーのためのデモンストレーション版」とは、日訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文の「List and catalog of software which your company sells」と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文の「あなたの会社が販売するソフトウエアのリスト、及び、カタログ」とは、日訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。また、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文の「The written estimate of the wholesale price」と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文の「卸売価格の見積り書」とは、日訳関係にあるので、同じ行(位置・高さ)から表示され始める。
そして、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201を入力装置12のマウスでユーザが移動させることにより、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一部が重なると(図22参照)、図16に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが自動的に揃うとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106(図14参照)に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示される。
このとき、図14,15に示す場合では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102と英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202の双方については、高さが同一のメニュー・バーのみで構成されているため、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃うと、ツール・バー102,202の双方も、図16に示すように、並び揃った状態で表示される。
尚、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102と英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202の双方について、メニュー・バーのみでなく、例えば、図22に示すように、ボタンの欄も加わると、それらの高さが異なることがあるが、この場合には、単に、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を重ね合わせても、図23(a)に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃わないことが多い。
そこで、本実施の形態の機械翻訳装置1では、このような場合には、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102と英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202の双方の高さを同一に調整することにより、図23(b)に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃うようにする。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示された際には、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを入力装置12のマウスでユーザが変更させると、ユーザが変更していないウインドウの表示サイズも、ユーザが変更させたウインドウの表示サイズに自動的に変更する。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1において、日本語から英語に翻訳されたものを、さらに、日本語に翻訳する再翻訳を行うとする際は、日英翻訳アプリケーション及び英日アプリケーションの双方を個別にユーザが起ち上げる。
このとき、表示装置13においては、日本文・英文が表示されていない日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201が表示される。
ここで、日英翻訳アプリケーションに対し、ユーザが日本文を入力することにより、ユーザが入力した日本文を日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示させる。さらに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102に表示されている翻訳(T)104をユーザがクリックすることにより、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文を日英翻訳アプリケーションで英訳し、その英訳された英文を、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示させる(図14参照)。
その後、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201を入力装置12のマウスでユーザが移動させ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一部を重ねると(図22参照)、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが自動的に揃うとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示される。
さらに、同時に、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文が、英日翻訳アプリケーションに対し日訳対象として自動的に転送され、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されるとともに、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文を英日翻訳アプリケーションが日訳し、その日訳された日本文が、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示される(図16参照)。
このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文は、それらの表示位置(表示間隔)を保って、英日翻訳アプリケーションに対し日訳対象として自動的に転送されるため、例えば、図17に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文とは、英訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示されるはずである。
しかしながら、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内においては、上述したように、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とは、日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示されるので、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示される日本文(英日翻訳アプリケーションが日訳した日本文)の長さによっては、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文の表示位置が、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文の表示位置と比べ、何行か下がる場合がある。
そのため、このままでは、例えば、図16に示すように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文である「The written estimate of the wholesale price」が、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文である「卸価格の見積書」に比べて、1行下がった位置から表示が開始され、それらの表示位置が並列的に揃うように表示されなくなる。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文である「卸価格の見積書」と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文である「The written estimate of the wholesale price」と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文である「あなたの会社が販売するソフトウエアのリスト、及び、カタログ」は、英訳・日訳関係にあるにもかかわらず、それらの表示位置が並列的に揃うように表示されなくなる。
そこで、本実施の形態の機械翻訳装置1では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示される際には、例えば、図17に示すようにして、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示している。
尚、上記の説明で用いた図22では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一部が重なる状態として、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の上に英日翻訳アプリケーションウインドウ201が重なる状態を示しているが、この点、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一部が重なる状態としては、図18に示すように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の上に日英翻訳アプリケーションウインドウ101が重なる状態であってもよい。
また、上記の説明では、表示装置13において、図16,図17,図23(b)に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を重ね合わせた状態(覆い隠した状態)で表示させるには、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201を入力装置12のマウスでユーザが移動させることにより、図18,図22に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一部を重ねる状態にするが、この点、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)を入力装置12のマウスでユーザが選択することにより行ってもよい。
また、上記の説明では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃う際には、図16,図17,図23(b)に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示されるが、この点、後記の説明で使用する図21,図22で示すように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に対し日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示されてもよい。
そして、この場合であっても、後記の説明で使用する図21,図22に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示される。
さらに、この場合であっても、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズを入力装置12のマウスでユーザが変更させると、その直後は、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが、ユーザが変更させた日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズに自動的に変更され、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示されることを維持する。この点は、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを入力装置12のマウスでユーザが変更させても、同様である。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示された際には、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206のいずれかをユーザがスクロール表示させると、ユーザがスクロール表示させなかったウインドウについても、例えば、図19に示すように、ユーザのスクロール表示と同期したスクロール表示が自動的に行われる。これにより、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示される関係を維持することができる。
尚、この点は、後記の説明で使用する図21,図22で示すように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のの英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に対し日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示された場合も、同様である。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズが揃いつつ、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対して英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示された際に、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、それらを構成する単語のいずれかをユーザが選択すると、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語がアンダーラインで表示される。
この点は、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に対し日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106が重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示された場合も、同様であり、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、それらを構成する単語のいずれかをユーザが選択すると、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語がアンダーラインで表示される。
具体的には、例えば、表示装置13に表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201が図20に示す状態にある場合のように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を構成する単語の「ユーザー」を入力装置12を介して反転表示させたカーソル108によりユーザが選択すると、ユーザが選択した単語である「ユーザー」と、その「ユーザー」と英訳・日訳関係で対応する単語とが、アンダーラインで表示される。すなわち、図21に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を構成する単語の「ユーザー」と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文を構成する「user」と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文を構成する単語の「ユーザー」とに対して、アンダーライン109,110,208が付されて表示される。
もっとも、ここでは、表示装置13に表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101が図20に示す状態のままであると、アンダーライン110が付されて表示されるべきものであって(図21参照)、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文を構成する「user」を表示装置13で表示することができないので、当該「user」を表示装置13で表示するため、図21に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105と日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106とが同期しながらスクロールし、さらに、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206も、同じく、同期しながらスクロールする。この点については後述する。
尚、本実施の形態の機械翻訳装置1の表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文や、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、それらを構成する単語の英訳・日訳関係が求められるまでの処理を、別途の具体例を挙げながら、図25〜図30に基づいて説明する。
ここでは、別途の具体例として、図25に示された「今日は木曜日です」を、入力装置12により日英翻訳アプリケーションに入力された日本文とする。また、このとき、日本文の「今日は木曜日です」に対しては、文番号の「1」が付与されたものとする。そして、当該日本文は、形態素解析が行われて、図25に示すように、「今日/は/木曜日/です」とされ、当該日本文を構成する単語に区切られる。さらに、形態素解析で区切られた各単語に対しては、図26に示すようなマトリックスが付与される。図26のマトリックスは、(SCHP、SCHC)で表される。ここで、「SCHP」は当該単語の先頭位置を文字数で表し、「SCHC」は当該単語の長さを文字数で表している。
この点について、具体的に言えば、「今日」という単語については、その先頭位置は、「今日は木曜日です」の日本文の最初に位置し、「今」と「日」との2文字で構成されていることから、図25に示すように、(0,2)のマトリックスが付与される。また、「は」という単語については、その先頭位置は、「今日は木曜日です」の日本文の2文字目の後に位置し、「は」の1文字で構成されていることから、図25に示すように、(2,1)のマトリックスが付与される。また、「木曜日」という単語については、その先頭位置は、「今日は木曜日です」の日本文の3文字目の後に位置し、「木」と「曜」と「日」との3文字で構成されていることから、図25に示すように、(3,3)のマトリックスが付与される。また、「です」という単語については、その先頭位置は、「今日は木曜日です」の日本文の6文字目の後に位置し、「で」と「す」との2文字で構成されていることから、図25に示すように、(6,3)のマトリックスが付与される。
図27は、上述した一連の処理を示したフローチャート図である。すなわち、図27のS1041では、RAM20のワークエリア24に確保された変数Pと変数SCHPと変数SCHCのそれぞれの値に「0」が代入された後に、S1042に進む。S1042では、変数Pの値が、形態素解析された文での単語区切りに該当するか否かが判断される。このとき、変数Pの値が、形態素解析された文での単語区切りに該当しないと判断される場合には(S1042:NO)、S1043に進んで、変数Pと変数SCHCのそれぞれの値に「1」が加算された後に、上述したS1042に戻る。一方、変数Pの値が、形態素解析された文での単語区切りに該当すると判断される場合には(S1042:YES)、S1044に進んで、変数SCHPと変数SCHCのそれぞれの値が、単語情報として、RAM20のワークエリア24に記憶されて保存された後に、S1045に進む。
S1045では、変数Pの値が、形態素解析された文での末尾に該当するか否かが判断される。このとき、変数Pの値が、形態素解析された文での末尾に該当しないと判断される場合には(S1045:NO)、S1046に進んで、変数SCHPと変数SCHCのそれぞれの値を加算した値が変数SCHPに代入されるとともに、変数Pの値に「1」が加算されるとともに変数SCHCの値に「1」が代入された後に、上述したS1042に戻る。一方、変数Pの値が、形態素解析された文での末尾に該当すると判断される場合には(S1045:YES)、このフローチャートが終了する。
そして、図25に示すように、入力装置12により入力された日本文に対して、図26で定義されるマトリックスが付与されると、図28(a)〜(d)に示すようにして、当該日本文を英訳した英文を日英翻訳アプリケーションで作成する際に、当該英文に対しても、図26で定義されるマトリックスが付与される。すなわち、入力装置12により入力され、形態素解析が行われ、図26で定義されるマトリックスが付与された日本文の「今日(0,2)/は(2,1)/木曜日(3,3)/です(6,2)」について、助詞「は」の付属語を名詞の「今日」の自立語に含ませた形とし、さらに、図28(a)に示すようにして、日本語の構造をとらえる。
その後は、図28(b)に示すようにして、「今日(は)(0,2)/です(6,2)/木曜日(3,3)」の日本文の各単語に対して訳語を付与し、日英翻訳アプリケーションにより、英語の語順(文法)に従って、図25(c)に示す「Today is Thursday」の英文を作成する。このとき、「Today is Thursday」の英文に対しても、形態素解析が行われ、図27のフリーチャートが実行され、図26で定義されるマトリックスが付与される。その結果は、図28(c)に示すように、「Today(0,5)/ is(6,2)/ Thursday(9,8)」となる。
そして、英文の「Today(0,5)/ is(6,2)/ Thursday(9,8)」における各単語に対し、図28(d)に示すようにして、日本文において対応する各単語のマトリックスが付属される。具体的には、「Today(0,5)」の単語に対しては、図28(b)に示すように、日本文における「今日(は)(0,2)」が対応することから、そのマトリックスである(0,2)が付属されて、図28(d)に示すように、「Today(0,2)(0,5)」となる。また、「 is(6,2)」の単語に対しては、図28(b)に示すように、日本文における「です(6,2)」が対応することから、そのマトリックスである(6,2)が付属されて、図28(d)に示すように、「is(6,2)(6,2)」となる。また、「Thursday(9,8)」の単語に対しては、図28(b)に示すように、日本文における「木曜日(3,3)」が対応することから、そのマトリックスである(3,3)が付属されて、図28(d)に示すように、「Thursday(3,3)(9,8)」となる。
そして、図28(d)に示すように、英文に対して、図26で定義されるマトリックスが付与されると、図29(a)〜(d)に示すようにして、当該英文が日本語に英日翻訳アプリケーションで再翻訳されて日本文が作成される際に、当該日本文(再翻訳文)に対しても、図26で定義されるマトリックスが付与される。すなわち、図28(d)に示すようにして、図26で定義されるマトリックスが付与された英文の「Today(0,2)(0,5)/ is(6,2)(6,2)/ Thursday(3,3)(9,8)」が形態素解析され、図29(a)に示すようにして、英語の構造をとらえ、「Today(0,2)(0,5)/ be(6,2)(6,2)/ Thursday(3,3)(9,8)」の形にされる。
その後は、図29(b)に示すようにして、「Today(0,2)(0,5)/ be(6,2)(6,2)/ Thursday(3,3)(9,8)」の翻訳文(英文)の各単語に対して訳語が付与され、英日翻訳アプリケーションにより、図29(c)に示す「今日は木曜日だ」の日本文(再翻訳文)が作成される。このとき、「今日は木曜日だ」の日本文(再翻訳文)に対しても、形態素解析が行われ、図27のフローチャートが実行されて、図26で定義されるマトリックスが付与される。その結果は、図29(c)に示すように、「今日(は)(0,2)/木曜日(3,3)/だ(6,1)」となる。
そして、日本文(再翻訳文)の「今日(は)(0,2)/木曜日(3,3)/だ(6,1)」における各単語に対し、図29(d)に示すようにして、英文において対応する各単語のマトリックスが付属される。具体的には、「今日(は)(0,2)」の単語に対しては、図29(b)に示すように、翻訳文(英文)における「Today(0,2)(0,5)」が対応することから、そのマトリックスである(0,2)(0,5)が付属されて、図29(d)に示すように、「今日(は)(0,2)(0,5)(0,2)」となる。また、「木曜日(3,3)」の単語に対しては、図29(b)に示すように、英文における「Thursday(3,3)(9,8)」が対応することから、そのマトリックスである(3,3)(9,8)が付属されて、図29(d)に示すように、「木曜日(3,3)(9,8)(3,3)」となる。また、「だ(6,1)」の単語に対しては、図29(b)に示すように、英文における「be(6,2)(6,2)」が対応することから、そのマトリックスである(6,2)(6,2)が付属されて、図29(d)に示すように、「だ(6,2)(6,2)(6,1)」となる。従って、日本文(再翻訳文)は、図29(d)に示すように、「今日(は)(0,2)(0,5)(0,2)/木曜日(3,3)(9,8)(3,3)/だ(6,2)(6,2)(6,1)」となる。
その後は、図29(d)に示された日本文(再翻訳文)の「今日(は)(0,2)(0,5)(0,2)/木曜日(3,3)(9,8)(3,3)/だ(6,2)(6,2)(6,1)」から、マトリックスのみが抜き出され、「(0,2 0,5 0,2)(3,3 9,8 3,3)(6,2 6,2 6,1)」のマトリックスの組合せに整理され、RAM20のワークエリア24に確保されたテーブルにおいて、図30に示すように、文番号1の対応単語情報として記憶される。
尚、入力装置12により入力された日本文が複数ある場合には、入力装置12により2番目以降に入力された日本文に対応する文番号2以降においても、上述した処理が行われ、図30に示すように、RAM20のワークエリア24に確保されたテーブルにおいて、各文番号の対応単語情報が記憶される。
ここで、対応単語情報として記憶されたマトリックスの組合せについて説明すると、各マトリックスは、「日本文の単語の先頭位置と当該単語の単語の長さ、英文の単語の先頭位置と当該単語の単語の長さ、日本文(再翻訳文)の単語の先頭位置と当該単語の単語の長さ」で構成され、日本文や英文や日本文(再翻訳文)の各文を構成する単語の対応関係を示している。従って、日本文や英文や日本文(再翻訳文)において、いずれか一つの文を構成する単語を特定すると、日本文に付与された文番号の対応単語情報により、特定された単語を含まない各文において、特定された単語に対応する単語を求めることができる。
尚、単語間の英訳・日訳関係が求められるまでの処理についての上記説明において、日本文とは、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文に相当する。また、英文とは、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文及び、日英翻訳アプリケーションウインドウ201内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文に相当する。また、日本文(再翻訳文)とは、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文に相当する。
次に、本実施の形態の機械翻訳装置1が図14〜図23に示すような機能を実行するためのフローチャートを図1〜図13を用いて説明する。
最初に、図1のフローチャートについて説明する。図1は、本実施の形態の機械翻訳装置1において、その機能を実行するためのメイン・プログラムの概要を示したフローチャートである。図1のフローチャートでは、先ず、S11において、ボタンが押下されたか否かを判断する。具体的には、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)を入力装置12のマウスでユーザが選択したか否かを判断する。もっとも、S11でのボタンは、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)に限定するものでなく、例えば、入力装置12であるキーボード上の専用ボタンであってもよい。
このとき、ボタンが押下されていないと判断する場合には(S11:NO)、S12に進む。
S12では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたか否かを判断する。このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたと判断しない場合には(S12:NO)、図1のフローチャートを終了する。一方、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたと判断する場合には(S12:YES)、S13に進む。また、上記S11において、ボタンが押下されていると判断する場合にも(S11:YES)、S13に進む。
S13では、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えるとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を重ね合わさせた状態(覆い隠した状態)で表示させ、その後に、S14に進む。
尚、このS13については、図2,図3,図4のフローチャートを使用して詳しく説明するが、その説明は後述する。
S14では、表示装置13上の英日翻訳アプリケーションウインドウ201に対し、新規作成画面を開いた状態にさせる。具体的には、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内において、英文・日本文が表示されていない状態の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205及び英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206を開ける。
そして、次のS15では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文を、テキストの状態をもって、英日翻訳アプリケーションに対し日訳対象として自動的に転送させることにより、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に挿入・表示させ、その後に、S16に進む。
尚、このS15については、図5のフローチャートを使用して詳しく説明するが、その説明は後述する。
S16では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文を英日翻訳アプリケーションで日訳させ、その日訳させた日本文を、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示させる。尚、この日訳の際には、テキストの状態にある英文を日訳するため、テキスト中の改行はそのままの状態である。
そして、次のS17では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101に表示されている日本文・英文の対に対応する英文・日本文の対が、英日翻訳アプリケーションウインドウ201で表示されるように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205及び英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206における英文・日本文の表示位置を揃える。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示する。
尚、このS17については、図6,図7のフローチャートを使用して詳しく説明するが、その説明は後述する。
そして、次のS18では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201の一方について、移動・表示サイズ変更・スクロールが行われた場合には、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201を連動させるため、他方についても、移動・表示サイズ変更・スクロールを行い、その後に、図1のフローチャートを終了する。
尚、このS17については、図8,図9,図10,図11のフローチャートを使用して詳しく説明するが、その説明は後述する。
続いて、図1のS13について、図2,図3,図4のフローチャートを使用して詳しく説明する。
図2は、本実施の形態の機械翻訳装置1において、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)を入力装置12のマウスでユーザが選択した場合に(図1のS11:YES)、日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201に関し、それぞれの左上位置の座標・横幅・高さを算出するフローチャートである。尚、座標は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左隅を原点とする。
図2のフローチャートでは、先ず、S21において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左上位置の座標を求め、変数JXと変数JYとの組み合わせで記憶する。尚、変数JX及び変数JYはワークエリア24に記憶エリアが確保される。また、S21では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の横幅と高さを求め、変数JWと変数JHとの組み合わせで記憶する。尚、変数JW及び変数JHはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S22に進むと、変数JX+変数JW/2と変数JWとの組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標とし、S23に進んで、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示位置を移動させる。
尚、この処理は、図1のS18で行ってもよい。
さらに、S24に進むと、変数JWと変数JHとの組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅と高さとし、S25に進んで、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを変更させる。
ここで、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左上位置・横幅・高さを図14で具体的に説明すると、図14においては、符号111が示す点が、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左上位置である。また、符号112が示す長さが、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の横幅である。また、符号113が示す長さが、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の高さである。
また、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置・横幅・高さを図15で具体的に説明すると、図15においては、符号211が示す点が、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置である。また、符号212が示す長さが、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅である。また、符号213が示す長さが、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の高さである。
以上より、英日翻訳アプリケーションウインドウ201を表示装置13に表示する際には、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標が変数JX+変数JW/2と変数JYとの組合せになるようにし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅が変数JWとなるようにし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の高さが変数JHとなるようにする。これにより、図16,図17,図19,図23(b)に示すように、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えるとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を重ね合わせた状態(覆い隠した状態)で表示させる。
また、図3は、本実施の形態の機械翻訳装置1において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたと判断する際に(S12:YES)、日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201に関し、それぞれの左上位置の座標・横幅・高さを算出するフローチャートである。尚、座標は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左隅を原点とする。
図3のフローチャートでは、先ず、S31において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左上位置の座標を求め、変数JXと変数JYとの組み合わせで記憶する。尚、変数JX及び変数JYはワークエリア24に記憶エリアが確保される。また、S21では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の横幅と高さを求め、変数JWと変数JHとの組み合わせで記憶する。尚、変数JW及び変数JHはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
さらに、S31においては、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標を求め、変数EXと変数EYとの組み合わせで記憶する。尚、変数EX及び変数EYはワークエリア24に記憶エリアが確保される。また、S31では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅と高さを求め、変数EWと変数EHとの組み合わせで記憶する。尚、変数EW及び変数EHはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S32に進むと、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたか否かを判断する。尚、この処理は、図1のS12に相当する。
この判断は、具体的に言えば、変数JX・変数EX・変数JX+変数JWの順で大きく且つ、変数JY・変数EY・変数JY+変数JHの順で大きい場合、又は、変数JX・変数EX・変数JX+変数JWの順で大きく且つ、変数EY・変数JY・変数EY+変数EHの順で大きい場合、変数JX・変数EX+変数EW・変数JX+変数JWの順で大きく且つ、変数JY・変数EY+変数EH・変数JY+変数JHの順で大きい場合、変数EX・変数JX・変数EX+変数EWの順で大きく且つ、変数EY・変数JY・変数EY+変数EHの順で大きい場合、変数EX・変数JX・変数EX+変数EWの順で大きく且つ、変数JY・変数EY・変数JY+変数JHの順で大きい場合、変数EX・変数JX+変数JW・変数EX+変数EWの順で大きく且つ、変数EY・変数JY+変数JH・変数EY+変数EHの順で大きい場合、のいずれかの場合に該当するときに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたと判断する。
このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の少なくとも一部が互いに重ねられたと判断する場合には(S32:YES)、S33に進んで、変数JX+変数JW/2と変数JWとの組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標とする。
さらに、S34に進むと、変数JWと変数JHとの組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅と高さとする。
そして、S35に進むと、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示位置を移動させるとともに、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを変更させる。
以上より、英日翻訳アプリケーションウインドウ201を表示装置13に表示する際には、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標が変数JX+変数JW/2と変数JYとの組合せになるようにし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅が変数JWとなるようにし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の高さが変数JHとなるようにする。これにより、図16,図17,図19,図23(b)に示すように、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101及び英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えるとともに、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対し英日翻訳アプリケーションウインドウ201の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を重ね合わせた状態(覆い隠した状態)で表示させる。
そして、図2のS25の処理を行った後又は、図3のS32の処理でNOと判断した後、図3のS35の処理を行った後は、図4のフローチャートで示した処理を行う。図4は、英日翻訳アプリケーションウインドウ201のツール・バー202の高さを日英翻訳アプリケーションウインドウ101のツール・バー102の高さに調整するフローチャートである。
図4のフローチャートでは、先ず、S41において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101のツール・バー102の高さ(行数)を変数JNとして記憶する。尚、変数JNはワークエリア24に記憶エリアが確保される。そして、S42では、変数JNを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201のツール・バー202の高さ(行数)とする。
ここで、日英翻訳アプリケーションウインドウ101のツール・バー102の高さ(行数)を図14で具体的に説明すると、図14においては、符号120が示す長さが、日英翻訳アプリケーションウインドウ101のツール・バー102の高さ(行数)である。また、英日翻訳アプリケーションウインドウ201のツール・バー202の高さ(行数)を図15で具体的に説明すると、符号220が示す長さが、英日翻訳アプリケーションウインドウ201のツール・バー202の高さ(行数)である。
以上より、図16,図17,図18,図19,図20,図21,図23(b)に示すように、表示装置13において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102と英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202の双方の高さを同一に調整している。
続いて、図1のS15について、図5のフローチャートを使用して詳しく説明する。図5は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文を英日翻訳アプリケーションに対し自動的に転送させる際のフローチャートである。
図5のフローチャートでは、先ず、S51において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文をテキスト(T)にする。その後、S52に進むと、テキスト(T)をファイル(F)として出力する。
そして、S53に進むと、英日翻訳アプリケーションに対して英文テキストの読み込みを要求した後は、S54に進んで、英日翻訳アプリケーションがテキスト(T)のファイル(F)を読み込み、さらに、S55に進んで、英日翻訳アプリケーションがテキスト(T)のファイル(F)上の英文を日訳し、図5のフローチャートを終了する。尚、S55では、英日翻訳アプリケーションは、テキスト(T)のファイル(F)上の改行はそのままとする。
以上より、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文が、英日翻訳アプリケーションに対し日訳対象として自動的に転送され、よって、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されるとともに、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文を英日翻訳アプリケーションが日訳し、その日訳された日本文が、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されることが可能となる。
続いて、図1のS17について、図6,図7のフローチャートを使用して詳しく説明する。図6,図7は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日本文・英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英文・日本文との表示位置を並列的に揃うように表示させるフローチャートである。
図6のフローチャートでは、先ず、S61において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文の文章数を変数Nとして記憶する。尚、変数Nはワークエリア24に記憶エリアが確保される。また、S62において、変数N1に「1」を代入する。変数N1はワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S63では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文のうちN1文目の日本文の全行数を変数JJとして記憶し、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文のうちN1文目の英文の全行数を変数JEとして記憶し、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文のうちN1文目の英文の全行数を変数EEとして記憶し、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文のうちN1文目の日本文の全行数を変数EJとして記憶する。尚、変数JJ,変数JE,変数EE,変数EJはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
その後、S64では、変数JJ,変数JE,変数EE,変数EJのうち最大の値を変数NMaxとして記憶する。尚、変数NMaxはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S65では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示されている日本文のうちN1文目の日本文の行数を変数NMaxとし、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示されている英文のうちN1文目の英文の行数を変数NMaxとし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示されている英文のうちN1文目の英文の行数を変数NMaxとし、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示されている日本文のうちN1文目の日本文の行数を変数NMaxとする。但し、このとき、日本文・英文が変数NMaxの行数に足りない場合があるが、この場合には、足りない行数分だけ、その日本文・英文の行末尾に改行コードを挿入する。
その後、S66では、変数N1に「1」を加算し、S67に進む。
そして、S67では、変数N1が変数N以下であるか否かを判断する。このとき、変数N1が変数N以下でないと判断する場合には(S67:NO)、S63に戻って、上述した処理を繰り返す。一方、変数N1が変数N以下でないと判断する場合には(S67:NO)、図7のS71に進む。
図7のS71では、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の表示先頭行を示す数値を変数JJFVに代入し、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の表示先頭行を示す数値を変数JEFVに代入し、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の表示先頭行を示す数値を変数EEFVに代入し、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の表示先頭行を示す数値を変数EJFVに代入する。尚、変数JJFV及び、変数JEFV、変数EEFV、変数EJFVはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
その後は、S72において、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106を「変数JJFV−変数JEFV」行スクロールさせる。
また、S73において、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205を「変数JJFV−変数EEFV」行スクロールさせる。
さらに、S75において、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206を「変数JJFV−変数EJFV」行スクロールさせる。
以上より、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文を基準にしつつ、英訳・日訳関係で対応するように、それらの表示位置が並列的に揃うように表示する。
続いて、図1のS18について、図8,図9,図10,図11のフローチャートを使用して詳しく説明する。先ず、図8のフローチャートを使用して詳しく説明する。
図8は、本実施の形態の機械翻訳装置1において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズが変更された際に、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズに合わせるフローチャートである。尚、座標は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左隅を原点とする。
図8のフローチャートでは、先ず、S81において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の左上位置の座標を求め、変数X1と変数Y1との組み合わせで記憶する。尚、変数X1及び変数Y1はワークエリア24に記憶エリアが確保される。また、S82では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の横幅と高さを求め、変数W1と変数H1との組み合わせで記憶する。尚、変数W1及び変数H1はワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S83に進むと、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズが変更されたか否かを判断する。このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズが変更されていないと判断する場合には(S83:NO)、何もすることなく、図1のフローチャートに戻る。一方、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズが変更されたと判断する場合には(S83:YES)、S84に進む。
S84では、変数X1+変数W1/2と変数Y1との組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の左上位置の座標とする。また、S85では、変数W1と変数H1との組合せを、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の横幅と高さとする。これにより、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを変更させる。
以上より、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズを入力装置12のマウスでユーザが変更させても、ユーザが変更させていない英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズも、ユーザが変更させた日英翻訳アプリケーションウインドウ101の表示サイズに自動的に変更する。
次に、図9,図10,図11のフローチャートを使用して詳しく説明する。図9,図10,図11は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、それらを構成する単語のいずれかをユーザが選択した際に、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語を表示できるようにスクロールするとともに、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語をアンダーラインで表示するフローチャートである。
図9のフローチャートでは、先ず、S91において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のいずれかの単語が入力装置21のマウスでクリックされたか否かを判断する。尚、入力装置21のマウスで単語をクリックすると、クリックされた単語は、図20に示すように、反転表示のカーソル108でされる。このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のいずれの単語も入力装置21のマウスでクリックされていないと判断する場合は(S91:NO)、何もすることなく、図1のフローチャートに戻る。一方、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のいずれかの単語が入力装置21のマウスでクリックされていると判断する場合は(S91:YES)、S92に進む。
S92では、入力装置21のマウスでクリックされた単語の対応単語情報をワークエリア24に確保されたテーブルから読み取る。このとき、読み取られた対応単語情報は、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文の単語、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文の単語、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文の単語、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文の単語の順に、(変数JJP,変数JJL,変数JEP,変数JEL,変数EEP,変数EEL,変数EJP,変数EJL)のマトリックスの組合せに整理される。尚、(変数JJP,変数JJL,変数JEP,変数JEL,変数EEP,変数EEL,変数EJP,変数EJL)のマトリックスはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
そして、S93では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文の各テキスト表示エリアを、テキスト表示開始位置とテキスト表示文字数の組合せをもって、上記S92の順にて、(変数JJS,変数JJV,変数JES,変数JEV,変数EES,変数EEV,変数EJS,変数EJV)のマトリックスの組合せに整理する。尚、(変数JJS,変数JJV,変数JES,変数JEV,変数EES,変数EEV,変数EJS,変数EJV)のマトリックスはワークエリア24に記憶エリアが確保される。
その後、S94では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文に対し、変数JJPの位置から変数JJLの文字数分を選択し、アンダーライン表示し、S95に進む。
S95では、変数JJPの位置から変数JJLの文字数分が変数JJSの位置から変数JJVの文字数分内に含まれているか否かを判断する。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105において、上記S92で取得した対応単語情報で特定する単語がテキスト表示エリアに含まれているか否かを判断する。このとき、変数JJPの位置から変数JJLの文字数分が変数JJSの位置から変数JJVの文字数分内に含まれていないと判断する場合には(S95:NO)、S96に進む。
S96では、変数JJPの位置から変数JJLの文字数分が変数JJSの位置から変数JJVの文字数分内に含まれるように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105をスクロールする。
そして、S97では、後述する図12,図13で示すスクロール同期処理を実行し、その後に、S98に進む。また、上記S95において、変数JJPの位置から変数JJLの文字数分が変数JJSの位置から変数JJVの文字数分内に含まれていると判断する場合にも(S95:YES)、図10のS98に進む。
図10のS98では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文に対し、変数JEPの位置から変数JELの文字数分を選択し、アンダーライン表示し、S99に進む。
S99では、変数JEPの位置から変数JELの文字数分が変数JESの位置から変数JEVの文字数分内に含まれているか否かを判断する。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106において、上記S92で取得した対応単語情報で特定する単語がテキスト表示エリアに含まれているか否かを判断する。このとき、変数JEPの位置から変数JELの文字数分が変数JESの位置から変数JEVの文字数分内に含まれていないと判断する場合には(S99:NO)、S100に進む。
S100では、変数JEPの位置から変数JELの文字数分が変数JESの位置から変数JEVの文字数分内に含まれるように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106をスクロールする。
そして、S101では、後述する図12,図13で示すスクロール同期処理を実行し、その後に、S102に進む。また、上記S99において、変数JEPの位置から変数JELの文字数分が変数JESの位置から変数JEVの文字数分内に含まれていると判断する場合にも(S99:YES)、S102に進む。
S102では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文に対し、変数EEPの位置から変数EELの文字数分を選択し、アンダーライン表示し、S103に進む。
S103では、変数EEPの位置から変数EELの文字数分が変数EESの位置から変数EEVの文字数分内に含まれているか否かを判断する。すなわち、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205において、上記S92で取得した対応単語情報で特定する単語がテキスト表示エリアに含まれているか否かを判断する。このとき、変数EEPの位置から変数EELの文字数分が変数EESの位置から変数EEVの文字数分内に含まれていないと判断する場合には(S103:NO)、S104に進む。
S104では、変数EEPの位置から変数EELの文字数分が変数EESの位置から変数EEVの文字数分内に含まれるように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205をスクロールする。
そして、S105では、後述する図12,図13で示すスクロール同期処理を実行し、その後に、図11のS106に進む。また、上記S103において、変数EEPの位置から変数EELの文字数分が変数EESの位置から変数EEVの文字数分内に含まれていると判断する場合にも(S103:YES)、図11のS106に進む。
図11のS106では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文に対し、変数EJPの位置から変数EJLの文字数分を選択し、アンダーライン表示し、S107に進む。
S107では、変数EJPの位置から変数EJLの文字数分が変数EJSの位置から変数EJVの文字数分内に含まれているか否かを判断する。すなわち、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206において、上記S92で取得した対応単語情報で特定する単語がテキスト表示エリアに含まれているか否かを判断する。このとき、変数EJPの位置から変数EJLの文字数分が変数EJSの位置から変数EJVの文字数分内に含まれていないと判断する場合には(S107:NO)、S108に進む。
S108では、変数EJPの位置から変数EJLの文字数分が変数EJSの位置から変数EJVの文字数分内に含まれるように、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206をスクロールする。
そして、S109では、後述する図12,図13で示すスクロール同期処理を実行し、その後に、図1のフローチャートに戻る。また、上記S107において、変数EJPの位置から変数EJLの文字数分が変数EJSの位置から変数EJVの文字数分内に含まれていると判断する場合にも(S107:YES)、図1のフローチャートに戻る。
ここで、図9のS97,図10のS101,S103,図11のS106のスクロール同期処理について説明する。図12,図13は、スクロール同期処理のフローチャートである。
図12のフローチャートでは、先ず、S111において、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日本文テキストがスクロールされたか否かを判断する。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文がスクロールされたか否かを判断する。
このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日本文テキストがスクロールされたと判断する場合には(S111:YES)、S112に進んで、そのスクロール量を変数DVとして記憶するとともに、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105がスクロールされた旨を変数IDに記憶する。尚、変数DV及び変数IDはワークエリア24に記憶エリアが確保される。そして、その後は、後述する図13のS119に進む。一方、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日本文テキストがスクロールされていないと判断する場合には(S111:NO)、S113に進む。
S113では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の英文テキストがスクロールされたか否かを判断する。すなわち、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文がスクロールされたか否かを判断する。
このとき、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の英文テキストがスクロールされたと判断する場合には(S113:YES)、S114に進んで、そのスクロール量を変数DVとして記憶するとともに、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106がスクロールされた旨を変数IDに記憶する。そして、その後は、後述する図13のS119に進む。一方、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の英文テキストがスクロールされていないと判断する場合には(S113:NO)、S115に進む。
S115では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英文テキストがスクロールされたか否かを判断する。すなわち、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文がスクロールされたか否かを判断する。
このとき、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英文テキストがスクロールされたと判断する場合には(S115:YES)、S116に進んで、そのスクロール量を変数DVとして記憶するとともに、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ206がスクロールされた旨を変数IDに記憶する。そして、その後は、後述する図13のS119に進む。一方、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英文テキストがスクロールされていないと判断する場合には(S115:NO)、図13のS117に進む。
S117では、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の日本文テキストがスクロールされたか否かを判断する。すなわち、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文がスクロールされたか否かを判断する。
このとき、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の日本文テキストがスクロールされたと判断する場合には(S117:YES)、S118に進んで、そのスクロール量を変数DVとして記憶するとともに、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206がスクロールされた旨を変数IDに記憶する。そして、その後は、後述するS119に進む。一方、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の日本文テキストがスクロールされていないと判断する場合には(S113:NO)、図1のフローチャートに戻る。
そして、S119では、変数IDで示されているウインドウ以外の3つのウインドウについて、変数DVの行数だけスクロールし、その後に、図1のフローチャートに戻る。
以上より、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105の日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205の英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206の日本文とについて、それらを構成する単語のいずれかをユーザが選択すると、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語を表示できるようにスクロールするとともに、ユーザが選択した単語と英訳・日訳関係で対応する単語をアンダーラインで表示する。
尚、図12及び図13で示すスクロール同期処理は、図1のS18の処理の一部としてだけでなく、単独でも実行される。
以上より、機械翻訳装置1が「機械翻訳装置」に相当する。表示装置13が「表示手段」に相当する。入力装置11が「移動指示手段」と、「変更手段」、「選択手段」に相当する。
また、S11において使用される表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)や、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)に代わって使用されるものであって、入力装置12であるキーボード上の専用ボタンは、「表示指示手段」に相当する。
また、日英翻訳アプリケーションが「第1の翻訳手段」に相当し、英日翻訳アプリケーションが「第2の翻訳手段」に相当する。
また、日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105が「第1の翻訳手段の翻訳対象の第1言語を表示する第1言語表示ウインドウ」に相当し、日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106が「第1の翻訳手段の翻訳結果の第2言語を表示する第2言語表示ウインドウ」に相当し、日英翻訳アプリケーションウインドウ101が「第1の表示ウインドウ」に相当する。
また、英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が「第2の翻訳手段の翻訳対象の第2言語を表示する第2言語表示ウインドウ」に相当し、英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206が「第2の翻訳手段の翻訳結果の第1言語を表示する第1言語表示ウインドウ」に相当し、英日翻訳アプリケーションウインドウ201が「第2の表示ウインドウ」に相当する。
また、CPU11は、S12を実行した際には「判断手段」として機能し、S13又はS18を実行した際には「表示制御手段」として機能し、S15を実行した際には「転送手段」として機能し、S17又はS61を実行した際には「言語配列表示制御手段」として機能し、S42を実行した際には「調整手段」として機能し、S92を実行した際には「抽出手段」として機能し、S94を実行した際には「明示手段」として機能し、S119を実行した際には「スクロール表示制御手段」として機能する。
また、ツール・バー102が「第1の表示ウインドウ用ツール・バー」に相当し、ツール・バー202が「第2の表示ウインドウ用ツール・バー」に相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態の機械翻訳装置1は、日英翻訳アプリケーションが記録された情報記録媒体である第1ROM14Aと英日翻訳アプリケーションが記録された情報記録媒体である第2ROM14Bとを別々に備えているが、この点、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションとが個別に起ち上がるように配慮されていることから、英訳のみが必要で日訳が不要なときには、日英翻訳アプリケーションのみを起ち上げることができ、この場合には、日英翻訳アプリケーションと英日翻訳アプリケーションの両方を起ち上げる場合と比べ、ワークエリア24の使用領域を節約することができるので、省メモリ対策が講じられたものと言うことができる。
また、その一方で、本実施の形態の機械翻訳装置1において、日本語から英語に翻訳されたものを、さらに、日本語に翻訳する再翻訳を行うために、日英翻訳アプリケーションだけでなく英日翻訳アプリケーションも起動させた場合には、日英翻訳アプリケーションの日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションの英日翻訳アプリケーションウインドウ201とが表示される。
このとき、ユーザが入力装置12のマウスをもって、日英翻訳アプリケーションウインドウ101又は英日翻訳アプリケーションウインドウ201を移動させることにより、日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201とが互いに少なくとも一部が重なり合うと(S12:YES)、又は、表示装置13上の表示制御用アイコン(図示せず)を入力装置12のマウスでユーザが選択すると(S11:YES)、日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えて表示するとともに、日英翻訳アプリケーションの英訳結果が表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対して、英日翻訳アプリケーションの英訳対象が表示されている英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が自動的に重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示し(S16)、例えば、図17に示すように、あたかも、一つのウインドウのように表示して、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文と英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文とを対比可能に配列表示して見比べやすくするので、再翻訳を行う際のユーザに対する作業負担を軽減させて作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、例えば、図17や図23(b)に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内のツール・バー102と英日翻訳アプリケーションウインドウ201内のツール・バー202の高さを自動的に同一とし(S42)、より一層に、一つのウインドウのように表示するので、すっきりして見やすくなり、使い勝手も向上する。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションの英訳結果が表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106の英文を英日翻訳アプリケーションに日訳対象として自動的に転送するので(S15)、より一層に、再翻訳を行う際のユーザに対する作業負担を軽減させて作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、例えば、図17に示すように、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示された日本文の表示位置と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示された英文の表示位置と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示された日本文の表示位置とを、英訳・日訳関係毎に揃えて自動的に表示するので(S17)、より一層に、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文と英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文とが対比可能に配列表示されて見比べやすくなる。
この点、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示された日本文の表示位置を基準にして、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示された日本文の表示位置と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示された英文の表示位置と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示された日本文の表示位置とを、英訳・日訳関係毎に揃えて自動的に表示するので(S61〜S67)、より一層に、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文と英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文とが対比可能に配列表示されて見比べやすくなる。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションウインドウ101の位置や大きさを変更した場合であっても、英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えて表示するとともに(S18)、日英翻訳アプリケーションの英訳結果が表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対して、英日翻訳アプリケーションの英訳対象が表示されている英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が自動的に重ね合わされた状態(覆い隠した状態)で表示し、例えば、図17に示すように、あたかも、一つのウインドウのように表示するので、再翻訳を行う際のユーザに対する作業負担を軽減させて作業効率を向上させることができる。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、日英翻訳アプリケーションの英訳対象・英訳結果である日本文・英文又は、英日翻訳アプリケーションの日訳対象・日訳結果である英文・日本文を構成する単語を入力装置12のマウスでクリックして選択すると(S91:YES)、対応単語情報を介して、選択された単語と対応関係にあるものを自動的に抽出して、例えば、図21に示すように、その抽出された単語を自動的にアンダーライン109,110,208で明示させて表示するので(S94,S98,S102,S106)、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文と英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文とを見比べる際に便宜である。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、図12及び図13で示すスクロール同期処理を単独で実行することにより、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション日本文ウインドウ105に表示された日本文と、日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に表示された英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に表示された英文と、英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション日本文ウインドウ206に表示された日本文とを同期させながらスクロール表示させることができるので、日英翻訳アプリケーションの英訳対象である日本文と英日翻訳アプリケーションの日訳結果である日本文とを見比べる際に便宜である。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、図9,図10,図11のフローチャートにおいて、アンダーライン109,110,208による表示は(S94,S98,S102,S106)、それに限るものではなく、例えば、異なる色で表示したり、反転表示したりするなど、様々な表示が適用し得る。
また、図2,図3,図4のフローチャートによれば、日英翻訳アプリケーションウインドウ101と英日翻訳アプリケーションウインドウ201の表示サイズを自動的に揃えて表示させる際に、図17に示すように、日英翻訳アプリケーションの英訳結果が表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106に対して、英日翻訳アプリケーションの英訳対象が表示されている英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205が自動的に重ね合わせた状態(覆い隠した状態)で表示させているが、この点、図20に示すように、英日翻訳アプリケーションの英訳対象が表示されている英日翻訳アプリケーションウインドウ201内の英日翻訳アプリケーション英文ウインドウ205に対して、日英翻訳アプリケーションの英訳結果が表示されている日英翻訳アプリケーションウインドウ101内の日英翻訳アプリケーション英文ウインドウ106が自動的に重ね合わせた状態(覆い隠した状態)で表示させてもよい。
また、本実施の形態の機械翻訳装置1では、「第1言語」として日本文の日本語が「第2言語」として英文の英語が相当するが、逆に、「第1言語」として英文の英語が「第2言語」として日本文の日本語が相当する場合であってもよく、また、「第1言語」及び「第2言語」の言語の組合せは日本語と英語の組合せに限定されるものでない。