JP4048648B2 - 高周波増幅回路および受信機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、DAB(Digital Broad Casting)用の受信機に使用して好適な高周波増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送のデジタル化が進み、放送波の伝送方式も、従来のAMやFM等のアナログ方式からデジタル方式へと変わってきている。ヨーロッパにおいては既に音声のデジタル放送が開始されており、一般に、DAB(Digital Broad Casting)と呼ばれている。
【0003】
このDABのデジタル音声放送の受信機(DAB受信機)の全体構成図を図3に示す。
【0004】
図3において、アンテナ1により受信された放送波は、フロントエンド部に供給される。このフロントエンド部においては、受信信号は、高周波増幅回路2で増幅された後、ミキサ回路3に供給され、局部発振回路4からの局部発振信号により、中間周波信号に変換される。ミキサ回路3からの中間周波信号は、中間周波増幅回路5で約60dB増幅され、復調回路6で復調される。復調回路6からの復調出力は、A/Dコンバータ7に入力される。この場合、復調回路6からの復調出力は、A/Dコンバータ7への入力レベルとして必要な約1Vp−pの信号レベルとされる。
【0005】
A/Dコンバータ7からのデジタル信号は、ベースバンド処理回路8に供給されて、デジタル復調された後、D/Aコンバータ9で、アナログオーディオ信号に変換され、スピーカ10より出力される。
【0006】
この図3のDAB受信機において、受信信号レベルを上げていくと、中間周波増幅部のAGC回路11が動作し、さらに受信信号レベルを上げていくと、ミキサ回路3で受信信号が歪んでしまうため、AGC回路11からのAGC電圧により、高周波増幅回路2のゲイン(増幅度)を制御して、ミキサ回路3への入力信号レベルを低減する。
【0007】
ところで、DABの変調方式にはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)という方式が用いられている。この方式の特徴は、多数の搬送波を同時に受信して復調を行うマルチキャリヤ方式を採用していることである。例えば、DABモード2と呼ばれる仕様では、伝送帯域幅1.536MHz内に、4kHz間隔で、搬送波が384本、送信されてくる。これら多数の搬送波を復調するためには、受信機内の高周波増幅回路には、低歪みな特性が要求され、一般には、IM3>50dBcが要求される。
【0008】
ここで、IM3とは3次相互変調歪みのことである。周波数がFd離れた2信号(F1,F1+Fd)を入力すると、アンプの歪みにより、アンプの出力には前記2信号の両サイドに、2信号からFd離れた周波数(F1−Fd,F1+Fd+Fd)に歪み信号を生じる。これらの歪み信号をIM(Inter modulation)信号と呼び、入力された信号(F1)のレベルと、歪み信号(F1−Fd)のレベル差をIM3と呼ぶ。
【0009】
また、DABによる音声デジタル放送は、1.4GHz帯という高い周波数でサービスが行われているため、DAB受信機としては、高周波で動作する、線形性が高い、ゲイン制御回路付きの高周波増幅回路が必要になる。
【0010】
すなわち、DAB受信機用の高周波増幅回路としては、電波の信号強度に応じてゲインが変化し、かつ、歪みが少なく、かつ低ノイズを実現することが望まれている。
【0011】
現在は、DAB受信機としては車載用のみが市場に出回っているが、上述のような要求を満足するため、その受信機の高周波増幅回路においては、前段にPINダイオード等の減衰回路を設ける構成を採用していた。
【0012】
図4は、従来のDAB受信機に用いられているゲイン制御可能な高周波増幅回路の一例である。
【0013】
図4において、入力信号源12は、上述の例ではアンテナ1からの受信信号であり、この入力信号源12からの信号は、PINダイオード13を通過後、npnトランジスタ14で増幅され、負荷のインダクタ15と容量16を経た後、出力端17に、その増幅された信号が得られる。
【0014】
電流源18は、トランジスタ14のベース電流バイアス用である。また、直流電源19は、この例では、3Vとされ、トランジスタ14のベースバイアス電流としては、5mAが供給されるようにされている。
【0015】
電流源20は、図3の例のAGC回路11からのゲイン制御信号により電流値が制御されるAGC用電流源である。
【0016】
この例の場合、入力信号のレベルが適正であるときには、電流源20には、約10mAの電流が流れる。すると、PINダイオード13のオン抵抗が下がり、入力信号は減衰することなく、トランジスタ14に加えられる。そして、入力信号のレベルが大きくなると、AGC回路11からのゲイン制御信号により、電流源20の電流値が下げられる。すると、PINダイオード13の抵抗値が上がり、トランジスタ14への信号レベルが下がるため、図4の増幅回路としては、ゲインが下がる。こうして、AGC回路11からのゲイン制御信号により、図4の増幅回路は、入力信号のレベルが適切になるようにゲイン制御される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在は、前述したように、DAB受信機としては車載用のみが市場に出回つているが、将来、FM放送に変わってDAB放送がラジオ放送の主流になると言われており、ポータブルラジオ受信機で使えるような低消費電力で動作できるDAB用のフロントエンドのニーズが高まっている。
【0018】
しかし、図4に示した車載用DAB受信機の高周波増幅回路は、以下の問題点により、ポータブルラジオ受信機用としては不向きであった。すなわち、
▲1▼消費電流が、PINダイオード13用として10mA、トランジスタ14用として5mAが必要であり、合計15mAにもなってしまうこと、
▲2▼PINダイオード13の半導体プロセスが、トランジスタ14と異なるため、モノリシック化が難しく、高集化に向かないこと、
等の問題があった。
【0019】
この発明は、以上の点に鑑みて、ピンダイオード等の減衰回路を用いずに、消費電流が少なく、低歪みのゲイン制御回路付きの高周波増幅回路を実現することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明による高周波増幅回路は、
高周波信号入力がベースに入力される入力トランジスタと、
前記入力トランジスタにカスケード接続され、前記高周波信号入力の増幅出力をコレクタ側に得る出力トランジスタと、
前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流の直流成分を所定値となるように前記入力トランジスタのベース電流を制御するバイアス回路と、
前記入力トランジスタのベースと前記バイアス回路の電源電位との間に接続されるシャント用トランジスタと、
ゲイン制御信号に応じて電流値が変えられる電流源と、
前記出力トランジスタのベース電流を、前記電流源の電流値のゲイン制御信号に応じた変化に応じて変えるようにする回路と、
を備え
前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流が前記ゲイン制御信号に応じて減じるとき、前記シャント用トランジスタがシャント動作を開始し、
前記シャント用トランジスタのベース−エミッタ間に抵抗が接続され、前記バイアス回路からのバイアス電流がこの抵抗を介して前記入力トランジスタのベースに供給される
ことを特徴とする。
【0021】
上述の構成の高周波増幅回路では、入力信号は、カスケード接続された2つのトランジスタで増幅される。そして、バイアス回路の動作により、カスケード接続された2つのトランジスタには、一定の直流電流が流れるようにされる。
【0022】
ゲイン制御信号により、出力トランジスタのベース電圧が下がると、入力トランジスタのコレクタ−エミッタ間電圧が低下し、この入力トランジスタが飽和状態になるため、この入力トランジスタと、出力トランジスタとで構成されるアンプのゲインは低下する。
【0023】
そして、このとき出力トランジスタが飽和し、ベース電流が増えることにより、シャント用トランジスタを通じてシャント電流が流れ、これにより、2つのトランジスタからなる増幅部の入力信号が減じられる。したがって、増幅回路のゲインを減じる制御と、増幅回路の入力部をシャントして入力信号を減じる動作とが同時に働く。
【0024】
以上のように、この発明によれば、従来のような減衰回路等を用いずに、高周波回路のゲインを減じると同時に、入力部をシャントすることで、低電圧でも動作でき、消費電流が少ないゲイン制御回路付きの高周波増幅回路を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明による高周波増幅回路の実施の形態を、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、前述の図3に示したDAB受信機の高周波増幅回路に、この発明の高周波増幅回路を適用したものである。
【0026】
図1は、この実施の形態のゲイン制御機能付き高周波増幅回路である。
【0027】
入力信号源31は、前段の回路、前述の図3の例であれば、アンテナ入力である。この実施の形態の増幅回路は、カスケード接続された入力npnトランジスタ32と出力npnトランジスタ33とで構成される。入力トランジスタ32のエミッタは接地される。また、出力トランジスタ33のコレクタには、負荷として、インダクタ34およびコンデンサ(容量)35が接続される。
【0028】
そして、入力信号源31から入力された信号は、結合コンデンサ36を通じて入力npnトランジスタ32のベースに供給されて、トランジスタ32と33とで増幅され、インダクタ34およびコンデンサ35からなる負荷を経て、出力端37に増幅された信号が取り出される。
【0029】
入力トランジスタ32のベース電流は、バイアス回路40により、定常状態(AGC(自動ゲイン制御)が動作していないとき)では、トランジスタ32および33を流れるコレクタ電流Icが一定となるように制御される。この例の場合、Ic=5mAとなるように制御される。
【0030】
バイアス回路40は、次のような構成を有する。すなわち、正の直流電圧Vcc(例えば3V)が得られる直流電源50の一端が抵抗41および42をそれぞれ介してpnpトランジスタ43および44のエミッタに接続される。これらpnpトランジスタ43および44のベースは互いに接続され、その接続点は、pnpトランジスタ45のエミッタ−コレクタ間を通じて接地される。
【0031】
そして、トランジスタ43のコレクタは、トランジスタ45のベースに接続されると共に、電流源46を通じて接地される。この電流源46は、定電流源であり、この例では、その電流値は20μAとされている。また、トランジスタ44のコレクタは、抵抗47および48を通じてnpnトランジスタ32のベースに接続される。抵抗47および48の接続点は、コンデンサ49を介して接地される。
【0032】
出力npnトランジスタ33のベース電流は、図3の例のAGC回路11のゲイン制御信号に応じて電流値が変えられるAGC電流源61により制御される。この例の場合には、カレントミラー回路を構成するように接続された2個のpnpトランジスタ62、63を通じて、AGC電流源61の電流が出力npnトランジスタ33のベース電流が与えられるように構成されている。トランジスタ33のベースは、抵抗64を通じて接地されている。
【0033】
さらに、入力npnトランジスタ32のベースと、直流電源50の一端との間には、シャント用トランジスタ70のコレクタ−エミッタ間が接続される。そして、このシャント用トランジスタ70のベース−エミッタ間に、前述の抵抗48が接続される。
【0034】
以上のような構成の図1の高周波増幅回路のバイアス回路40は、以下のように動作する。
【0035】
AGC(自動ゲイン制御)が動作していない時には、AGC電流源61には、この例では、iagc =80μAの電流が流れるようにされている。このときには、出力トランジスタ33のベース電圧は高く、入力トランジスタ32は非飽和状態で動作しているため、トランジスタ32と33で構成されるアンプは、最大のゲインで動作している。
【0036】
電流iagc がゲイン制御信号に応じて減らされると、出力トランジスタ33のベース電流が減り、ベース電圧が下がるため、入力トランジスタ32のコレクタ−エミッタ間電圧が低下し、入力トランジスタ32が飽和状態になるため、トランジスタ32と33で構成されるアンプのゲインは低下する。
【0037】
トランジスタ32、33のコレクタ電流Icは、負荷インダクタ34を経て、容量38で高周波成分が除去された後、抵抗42へと流れ込む。電流源46の電流(20μA)は、pnpトランジスタ43と抵抗41(10kΩ)に流れるので、抵抗41での電圧降下は200mVになる。したがって、トランジスタ43のベース電位は、トランジスタ43のベース−エミッタ間電圧Vbe=800mVであるので、
Vcc−200mV−800mV
となる。
【0038】
このため、抵抗42での電圧降下が200mVになるように、トランジスタ32のコレクタ電流Icと、ベース電流Ibが制御される。すなわち、コレクタ電流Icが増えると、抵抗42での電圧降下が増え、pnpトランジスタ44のベース−エミッタ間電圧が低下するため、ベース電流Ibが減るよう負帰還がかかる。そのため、入力npnトランジタ32のhfeがばらついても、コレクタ電流Icは5mAと一定の値が流される。
【0039】
このように、バイアス回路40は、カスケード接続された2つのトランジスタ32、33のコレクタ電流の直流成分Icを検出し、その値が一定となるように入力トランジスタ32のベース電流を制御する。
【0040】
次に、図1の構成の高周波増幅回路のAGC動作について説明する。
【0041】
先に説明したように、ゲイン最大の時には、AGC電流iagc =80μAとなつており、バイアス回路40の動作により、コレクタ電流Icとして5mAの電流が流れている。
【0042】
このとき、入力npnトランジスタ32のhfeを70とすると、このトランジスタ32のベース電流Ib=70μAとなり、抵抗48(4kΩ)での電圧降下は280mVとなるので、シャント用トランジスタ70のベース−エミッタ電圧は、トランジスタの動作電圧(700mV)に比べ小さい。このため、シャント用トランジスタ70を流れるシャント用電流Isは、ほぼゼロになる。
【0043】
前述したように、AGC電流iagc を減じていくと、AGC動作が行われる。このときの、AGC電流iagc と、コレクタ電流Icと、シヤント用電流Isとの関係を図2に示す。この図2を参照して、AGC動作を、さらに説明する。
【0044】
図2に示すように、AGC電流iagc を減らしていくと、iagc =60μA以下から、コレクタIcが減り始め、AGC電流iagc =50μAになると入カトランジスタ32が飽和し、トランジスタ32と33で構成されるアンプのゲインは低下する。このとき、トランジスタ32のベース電流Ibが増えることで、抵抗48の電圧降下が大きくなって、シャント用トランジスタ70のベース−エミッタ間電圧が大きくなり、シャント電流Isが流れ始める。
【0045】
したがって、トランジスタ32と33で構成されるアンプのゲインを減じる制御と、当該アンプの入力部をシャントして、入力信号を減じる動作とが同時に働く。また、コレクタ電流Icと、シャント電流Isの合計が、ほぼ10mAであるため、AGC動作により消費電流が増えることが無い。
【0046】
冒頭の従来の技術の欄において、DAB受信機の高周波増幅回路では、IM3>50dBcが必要とされていると述べたが、シリコンバイポーラトランジスタでは、入力が−40dBmを越えると、IM3<50dBcになってしまう。
【0047】
AGCの動作としては、コレクタ電流Icを減じることで、ゲイン低下を図ることが可能であるが、歪み特性(IM3)を満足するためにはトランジスタアンプの入力部で信号を減じるシャント動作が必要である。
【0048】
上述の実施の形態の回路構成によれば、上述したように、ゲインを減じる制御と、入力信号を減じる動作とを同時に働かせることができるので、上述の要求を満足することができる。この実施の形態の場合、トランジスタ32と33で構成されるアンプへの入カレベルが、−40dBm〜−15dBmの範囲で、25dBのAGC動作と、IM3>50dBcを満足することができた。
【0049】
そして、上述の構成の高周波増幅回路によれば、入力トランジスタ32のバイアス回路40では、コレクタ電流Icを検出して、ベース電流Ibを制御する負帰還回路が働いているので、トランジスタ32のhfeがばらついたり、使用温度が変わっても、コレクタバイアス電流が一定に保てる。
【0050】
そして、信号の減衰にPINダイオードを使わないので、部品点数が減り、この高周波増幅回路を用いた受信機の小型化が可能になる。また、PINダイオードを使った減衰回路に比べ、低消費電力化ができる。
【0051】
また、AGC動作では、アンプのバイアス電流を減らしていると同時にシャント用の電流を増やしているので、トータル消費電流が増加しないと言うメリットもある。
【0052】
なお、上述の実施の形態は、DAB受信機に適用される高周波増幅回路を例にとって説明したが、この発明による高周波増幅回路は、GHz帯などの高周波信号を受信する携帯電話端末にも適用可能であると共に、その他の高周波用途の、ゲイン制御回路付きの高周波増幅回路として適用可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、減衰回路等を用いることなく、ゲイン制御が可能になると共に、消費電流が少なく、低歪みのゲイン制御回路付きの高周波増幅回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による高周波増幅回路の一実施の形態の回路図である。
【図2】実施の形態のAGC動作を説明するための図である。
【図3】この発明による高周波増幅回路が適用されるDAB受信機の構成を説明するためのブロック図である。
【図4】従来の高周波増幅回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…高周波増幅回路、3…ミキサ回路、4…局部発振回路、5…中間周波増幅回路、6…復調回路、11…AGC回路、32…入力トランジスタ、33…出力トランジスタ、40…バイアス回路、61…AGC電流源、70…シャント用トランジスタ

Claims (4)

  1. 高周波信号入力がベースに入力される入力トランジスタと、
    前記入力トランジスタにカスケード接続され、前記高周波信号入力の増幅出力をコレクタ側に得る出力トランジスタと、
    前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流の直流成分所定値となるように前記入力トランジスタのベース電流を制御するバイアス回路と、
    前記入力トランジスタのベースと前記バイアス回路の電源電位との間に接続されるシャント用トランジスタと、
    ゲイン制御信号に応じて電流値が変えられる電流源と、
    前記出力トランジスタのベース電流を、前記電流源の電流値のゲイン制御信号に応じた変化に応じて変えるようにする回路と、
    を備え
    前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流が前記ゲイン制御信号に応じて減じるとき、前記シャント用トランジスタがシャント動作を開始し、
    前記シャント用トランジスタのベース−エミッタ間に抵抗が接続され、前記バイアス回路からのバイアス電流がこの抵抗を介して前記入力トランジスタのベースに供給される
    ことを特徴とする高周波増幅回路。
  2. 請求項に記載の高周波増幅回路において、
    前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流の直流成分が前記バイアス回路から供給され、前記入力トランジスタと前記シャント用トランジスタの動作がこの直流成分に応じて制御される
    ことを特徴とする高周波増幅回路。
  3. 請求項に記載の高周波増幅回路において、
    前記カスケード接続された2つのトランジスタに流れる電流が、前記ゲイン制御信号に応じて前記出力トランジスタのベース電圧を下げることにより減じられる
    ことを特徴とする高周波増幅回路。
  4. 受信アンテナからの信号を増幅するゲイン制御可能な高周波増幅回路と、
    前記高周波増幅回路からの信号を中間周波信号に周波数変換するミキサと、
    前記中間周波信号を増幅すると共に、前記高周波増幅回路にゲイン制御信号を供給する中間周波増幅回路と、
    前記中間周波信号から復調信号を得る復調回路と、
    を備え、
    前記高周波増幅回路として請求項1に記載の高周波増幅回路を用いることを特徴とする受信機。
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