JP4048584B2 - 照明器具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は照明器具に関し、特に、高周波電圧を発生する点灯回路構体を器具本体に絶縁部材を介して配置した環形蛍光ランプ用の直付形照明器具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種照明器具は、例えば図11〜図20に示すように構成されている。同図において、1は、例えば天井面Sに固定された円形状の器具本体であって、それの周縁部分には下側に向けてほぼL形に折り曲げた屈曲部1aが、周縁部を除く適宜の部分には絞り加工によるテ−パ部1bが、テ−パ部1bの適宜の部分に孔がそれぞれ形成されている。この孔に対向する器具本体部分にはプルスイッチPSが配置されている。又、天井面Sに対向する側の器具本体1の周縁部分には、例えば天井面側に向けてほぼ半筒状に押し出し加工された一対の係止部2,2が、開口部が対向するように形成されている。この係止部2,2の間には天井面側に向けてほぼコ字状に押し出し加工され、押し出し部に係止部2,2側に開口するスリットを有するストッパ−部3が配置されている。この係止部2,2にはV形バネ4が、それの係止脚部4aの先端に外側に向けてL形に屈曲された係止部を挿入・係止し、ストッパ−部3によってV形バネ4が係止部2,2から脱却されないように構成されている。尚、プルスイッチPSからの引紐5はテ−パ部1bの孔から器具本体1の天井面側を経由してV形バネ4のリング部4bを介して垂下されている。
【0003】
又、器具本体1の屈曲部1aに隣接する周縁部分には後述するグロ−ブの簡易脱着手段6,6が配置されている。この簡易脱着手段6は、例えば所定の間隔に配置され、かつ外側部分にテ−パ部7a,7aを有する一対のグロ−ブ固定爪7,7と、グロ−ブ固定爪7,7を連結するベ−ス板8と、このベ−ス板8から直角方向に延びるロッド9と、器具本体1の周縁部分にほぼ180°の間隔で固定されたケ−ス10と、ケ−ス10の内部にロッド9と共に、グロ−ブ固定爪7が器具本体1の径方向の外側に向けて付勢されるように配置されたバネ11とから構成されている。このグロ−ブの簡易脱着手段6,6の中間部分における器具本体部分にはガイド板12,12が配置されている。さらに、器具本体1の中央部分には環径の異なる第1,第2の環形蛍光ランプ13a,13bが配置されている。そして、器具本体1には簡易脱着手段6及びガイド板12を利用して透光性を有するグロ−ブ14が装着されている。このグロ−ブ14は、例えば器具本体1及び環形蛍光ランプ13a,13bが被覆される形状に形成されており、その上端には立上がり部15が形成されている。特に、立上がり部15の対向する部分には内側に突出する彎曲部16,16が一体的に形成されている。
【0004】
さらに、器具本体1の所定部分には底の浅い凹部1cが天井面側に向けて形成されており、この凹部1c部分には絶縁部材20,点灯回路構体30,金属製のカバ−40が配置されている。この絶縁部材20は、例えばポリプロピレン樹脂などのように絶縁性に優れた樹脂材にて構成されており、周縁部にはフランジ部20aが、周縁部を除く部分には底の浅い凹部20bが形成されている。そして、フランジ部20aにはネジの挿入孔21が、凹部20bには複数のガイドピン22と先端に係止部を有する複数の係止爪23が一体的に形成されている。この絶縁部材20には点灯回路構体30が、ガイドピン22と係止爪23とからなる支持手段によって支持されている。尚、この支持手段はガイドピン22,係止爪23に制約されることなく、他の構成を採用することもできる。
【0005】
点灯回路構体30は、例えば図19〜図20に示すように第1,第2の環形蛍光ランプ13a,13bを点灯させる第1,第2のインバ−タ回路INV1,INV2よりなるインバ−タ回路INVにて構成されており、両インバ−タ回路は基本的にはほぼ同様に構成されている。例えば第1のインバ−タ回路INV1は、交流を直流に変換する変換手段RECと、変換手段RECに並列接続されたコンデンサC1と、一次コイルTRa,TRbと二次コイルTRcと駆動コイルTRdとを有する発振トランスTRと、変換手段RECと発振トランスTRの一次コイルTRa,TRbの中点との間に接続されたチョ−クコイルCHと、発振トランスTRの一次コイルTRa,TRbに接続されたトランジスタQa,Qbと、発振コンデンサC2と、トランジスタQa,Qbのベ−スに接続された抵抗R1,R2とから構成されている。尚、発振トランスTRの二次コイルTRcには環形蛍光ランプが、コネクタ,コ−ド,ソケットを介して接続されている。
【0006】
このインバ−タ回路INVにはプルスイッチPSを介して交流電力が供給される。このプルスイッチPSは、例えば図19に示すように、回転する可動接片の周辺に固定接点a〜hを配置して構成されている。例えば可動接片が固定接点a,eに接触している状態ではインバ−タ回路INVに交流電力は供給されない。引紐操作によって、可動接片が固定接点b,fに接触すると、インバ−タ回路INV1,INV2には交流電力が供給されて第1,第2の環形蛍光ランプ13a,13bが点灯する。又、可動接片が固定接点c,gに接触すると、インバ−タ回路INV2にのみ電力供給される結果、第2の環形蛍光ランプ13bのみが点灯する。さらに、可動接片が固定接点d,hに接触すると、第2の環形蛍光ランプ13bが消灯して豆球ILのみが点灯する。
【0007】
上述の点灯回路構体30は、例えば所定の回路構成部品を搭載して配線されたプリント板31と、プリント板31の端部に配置され、所定の回路部分に接続されたコネクタ32a,32bと、コネクタ32a,32bに結合されるコネクタ33a,33bと、コネクタ33a,33bから導出されるコ−ド34,34と、コ−ド34,34の導出端に接続された環形蛍光ランプ用のソケットSKa,SKbとから構成されている。尚、プリント板31には絶縁部材20のガイドピン22及び係止爪23に対応する部分にガイド孔35及び係止孔36が形成されている。
【0008】
カバ−40は、例えば点灯回路構体30を被覆し得るサイズのカバ−本体41と、カバ−本体41の周縁部に一体的に形成されたフランジ部42とから構成されている。そして、カバ−本体41の側面41aにはソケットSKa,SKb及びコ−ド34,34を導出するための開口部43が、フランジ部42には器具本体1のネジ孔(図示せず)及び絶縁部材20の挿入孔21に対応するネジの挿入孔44がそれぞれ形成されている。尚、カバ−本体41には試験指が入らない程度の放熱孔(図示せず)が複数形成されている。特に、カバ−40の開口部43には柔軟性を有するゴム,樹脂などにて構成されたコ−ドブッシング50が装着され、それの挿通孔51を介してコ−ド34がカバ−外に導出されている。そして、カバ−40,絶縁部材20は器具本体1に、ネジを挿入孔44,21からネジ孔に螺入することによって固定され、それぞれのソケットSKa,SKbは環形蛍光ランプ13a,13bの口金(図示せず)に装着されている。
【0009】
このように構成された照明器具において、グロ−ブ14は器具本体1に次のようにして取り付けられる。まず、図21(a)に示すように、グロ−ブ14の彎曲部16が簡易脱着手段6に対応しないように位置させた後に、グロ−ブ14を、それの立上がり部15がグロ−ブ固定爪7のテ−パ部7aに押し当てられるようにして図示矢印(右側の矢印)のように持ち上げると、グロ−ブ固定爪7はバネ11に抗して図示矢印(左側の矢印)の方向に後退する。そして、立上がり部15がテ−パ部7aを通過すると、同図(b)に示すように、グロ−ブ固定爪7はバネ11によって前進し、その結果、グロ−ブ固定爪7の上面にはグロ−ブ14の係止部14aが載置される。これによって、グロ−ブ14の器具本体1への取り付けが終了する。尚、グロ−ブ14の器具本体1からの取り外しは、グロ−ブ14を回転させながら彎曲部16をグロ−ブ固定爪7,7の間に強制的に位置させると、ベ−ス板8が彎曲部16によって押されて後退する結果、グロ−ブ14の係止部14aがグロ−ブ固定爪7からの係止が開放され、取り外すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この照明器具において、点灯回路構体部分の組み立ては、例えば次のように行われている。まず、図15,図18に示すように、絶縁部材20に点灯回路構体30を、ガイドピン22,22をガイド孔35,35に挿入すると共に、4つの係止爪23を4つの係止孔36に挿入・係止することによって支持する。そして、点灯回路構体30のピンコネクタ32a,32bに、先端にコ−ド34,34を介してソケットSKa,SKbを有するコネクタ33a,33bを結合させる。次に、コ−ドブッシング50,50にコ−ド34,34を、それの挿通孔51,51にそれぞれのソケットSKa,SKbを挿通することによって挿通する。次に、点灯回路構体30を搭載・支持した絶縁部材20を器具本体1に、器具本体1の凹部1cに絶縁部材20の凹部20bが挿入されるように配置する。次に、それぞれのソケットSKa,SKbをカバ−40の開口部43,43に、内側から外側に向けて挿入すると共に、コ−ドブッシング50,50も開口部43,43に挿入して装着する。そして、カバ−40を絶縁部材20に、点灯回路構体30が覆われ、かつ挿入孔44が挿入孔21に合致するように配置する。この状態において、ネジを挿入孔44,挿入孔21を介して器具本体1のネジ孔に螺入することによって組み立てを完了する。
【0011】
この構成によれば、カバ−40の開口部43を介して導出されるコ−ド34はコ−ドブッシング50によって保護されているために、開口部43の周縁部に加工時のバリなどが存在していても、それによる損傷を皆無にできる。しかも、点灯回路構体30と器具本体1との間には絶縁部材20が介在されているために、プリント板31の裏面側に回路構成部品とプリント配線との接続部が露呈していても、点灯回路構体30と器具本体1との電気的絶縁性を十分に保持することができる。さらに、点灯回路構体30はカバ−40にて覆われているために、手を触れることがなく、感電などを確実に防止することができるなどの優れた効果が得られるものである。
【0012】
しかしながら、点灯回路構体部分の組立工程では、コ−ドブッシング50の挿通孔51にソケットSKa(SKb)を挿通させた上で、ソケットSKa(SKb)をカバ−40の開口部43に内側から外側に向けて挿通し、その上で、コ−ドブッシング50を開口部43に装着しなければならないために、組立作業が煩雑になり、作業能率が損なわれるという問題がある。
【0013】
又、絶縁部材20及びカバ−40は器具本体1に4本のネジを利用して固定されている上に、複数のコ−ドブッシング50を準備しなければならないことから部品点数が増加し、組立作業,在庫管理が煩雑になる上、器具コストも高くなるという問題もある。
【0014】
それ故に、本発明の目的は、絶縁部材にコ−ドブッシングを一体化することによって、点灯回路構体部分の組み立てを容易化できる上、作業性をも改善できる照明器具を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は上述の目的を達成するために、プリント板に所望の回路構成部品を搭載し配線してなる点灯回路構体を器具本体に、絶縁部材を介して配置すると共に、点灯回路構体を金属製のカバ−にて覆い、かつ少なくとも点灯回路構体から蛍光ランプに接続されるコ−ドをカバ−のコ−ド導出用の開口部を介して導出した照明器具において、前記絶縁部材の周縁部にコ−ドブッシングを一体的に形成すると共に、コ−ドブッシングに対応するカバ−部分に切欠状の開口部を形成してなり、コ−ドをコ−ドブッシングを介して導出すると共に、カバ−による点灯回路構体の被覆状態においてコ−ドブッシングをカバ−の開口部にてほぼ囲繞することを特徴とする。
【0016】
又、本発明の第2の発明は、所定部分に底の浅い凹部を形成し、この凹部に隣接する平坦な部分に切起状の係止部とスリットとを互いに離隔して形成すると共に、凹部に隣接し、かつ係止部,スリットの形成されていない部分にネジ孔を形成した器具本体と、器具本体の凹部と同等ないしそれより小さい目で底の浅い凹部の周縁部にフランジ部を形成すると共に、凹部に支持手段を、フランジ部に一対のコ−ド保護片よりなるコ−ドブッシングをそれぞれ一体的に形成し、かつフランジ部に、器具本体のスリット及びネジ孔に対応するほぼL字状の係止爪及びネジの挿入孔を形成した絶縁部材と、プリント板に所望の回路構成部品を搭載し配線すると共に、所定の回路部分から、先端にソケットを有するコ−ドを導出してなる点灯回路構体と、カバ−本体の周縁部にフランジ部を有し、絶縁部材のコ−ドブッシングに対応するカバ−本体及びフランジ部に切欠状の開口部を形成すると共に、フランジ部に、器具本体の係止部及びネジ孔に対応するほぼL字状の係止片及びネジの挿入孔を形成した金属製のカバ−とを具備し、前記絶縁部材に点灯回路構体を支持手段を利用して支持すると共に、コ−ドをコ−ドブッシングを介して導出し、この絶縁部材を器具本体に、係止爪がスリットに挿入・係止されるように配置し、カバ−を絶縁部材に、係止片が係止部に係止されると共に、開口部にてコ−ドブッシングがほぼ囲繞されるように配置し、さらにネジをカバ−,絶縁部材の挿入孔を介して器具本体のネジ孔に螺入してカバ−,絶縁部材を器具本体に固定したことを特徴とする。
【0017】
さらに、本発明の第3の発明は、前記コ−ドブッシングを、絶縁部材の周縁部に対向して立設し、かつ先端にコ−ドのガイド部を有する一対のコ−ド保護片にて構成したことを特徴とし、第4の発明は、前記コ−ドブッシングのコ−ド保護片のガイド部を、ほぼヘ字状,半円状,U字状,L字状のいずれかの形状に構成したことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明にかかる天井直付形の照明器具の一実施例について図1〜図8を参照して説明する。尚、図11〜図21に示す従来例と同一部分には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。同図において、1Aは、例えば天井面Sに固定された円形状の器具本体であって、それの周縁部分には下側に向けてほぼL形に折り曲げた屈曲部1aが、周縁部を除く適宜の部分には絞り加工によるテ−パ部1bが、テ−パ部1bの内側の適宜の部分には天井面側に向けて突出する底の浅い凹部1cがそれぞれ形成されている。特に、凹部1cに隣接する一方の側における平坦な器具本体部分には切り起こしによるほぼL字状の係止部1d及び角形のスリット1e,1eが互いに離隔して形成されており、一方の側に対向する他方の側における平坦な器具本体部分には複数のネジ孔1f,1fが形成されている。尚、ネジ孔1f,1fは一方の側に隣接する辺に形成することもできるし、その数も1個にすることも可能である。
【0019】
上述の器具本体1Aの凹部1cにはポリプロピレンなどのように絶縁性に優れた樹脂材よりなる絶縁部材20Aが配置されている。この絶縁部材20Aは、例えば器具本体1Aの凹部1cに隣接する周縁部の平坦部分に載置されるフランジ部20aと、このフランジ部20aに連続する底の浅い凹部20bと、器具本体1Aのネジ孔1f,1fに対応するようにフランジ部20aに形成された複数のネジの挿入孔21,21と、凹部20bの中央部分に互いに離隔して一体的に形成された複数のガイドピン22,22と、凹部20bの四隅部分に分散して一体的に形成された複数の係止爪23,23,23,23と、挿入孔21,21の形成されたフランジ部20aに対向するフランジ部20aの周縁部に、器具本体1Aのスリット1e,1eに対応するように一体的に形成されたほぼL字状の複数の係止爪24,24と、挿入孔21,21の形成されたフランジ部20aに隣接するそれぞれのフランジ部20aに一体的に形成された複数のコ−ドブッシング25,25とから構成されている。尚、ガイドピン22及び係止爪23にて支持手段を構成している。
【0020】
特に、コ−ドブッシング25,25は、例えばフランジ部20aに対してほぼ垂直に立設され、かつ対向する一対のコ−ド保護片26,26と、一対のコ−ド保護片26,26の基部部分に一体的に形成された補強片27とから構成されており、対向するコ−ド保護片26,26の間にはコ−ド34を収納し得るコ−ド収納部28が形成されている。尚、コ−ド保護片26,26の先端にはコ−ド34をコ−ド収納部28に容易に収納させるために、ほぼヘ字状のガイド部が互いに対向するように形成されているが、例えば半円状,U字状,L字状の形状に構成することもできる。
【0021】
又、この絶縁部材20Aに支持手段を利用して支持される点灯回路構体30は金属製のカバ−40Aにて覆われている。このカバ−40Aは、例えば化粧鋼板にて加工されており、例えば器具本体1Aの凹部1cより底の深い凹部を有するカバ−本体41と、カバ−本体41の周縁部に、絶縁部材20Aのフランジ部20aに対応するように一体的に形成されたフランジ部42と、カバ−本体41の適宜の側面41aからフランジ部42に跨がるように形成された複数の切欠状の開口部43A,43Aと、器具本体1Aのネジ孔1f,1fに対応するようにフランジ部42に形成された複数の挿入孔44,44と、挿入孔44,44の形成されたフランジ部42に対向するフランジ部42の周縁部に、器具本体1Aの係止部1dに対応するように一体的に形成されたほぼL字状の係止片45とから構成されている。尚、特に、側面41aにおける開口部43Aは絶縁部材20Aにおけるコ−ドブッシング25の外形形状にほぼ合致するように形成されており、開口部43Aにてコ−ドブッシング25を囲繞した状態において、コ−ド保護片26,26が不用意に拡開されないように構成されている。
【0022】
次に、点灯回路構体部分の組立方法について説明する。まず、図7に示すように、絶縁部材20Aの上方に位置する点灯回路構体30を下降させ、ガイドピン22,22をガイド孔35,35に挿入し、絶縁部材20Aに対する点灯回路構体30の組立位置を決定する。この状態で、さらに点灯回路構体30を下降させると、点灯回路構体30の4つの係止孔36には絶縁部材20Aの4つの係止爪23が挿入され、係止される。そして、コネクタ33a,33bを点灯回路構体30のピンコネクタ32a,32bに結合する。
【0023】
次に、点灯回路構体30を搭載した絶縁部材20Aを器具本体1Aの凹部部分(1c)に仮配置する。即ち、図4に示すように、絶縁部材20Aの係止爪24,24を器具本体1Aのスリット1e,1eに挿入・係止すると共に、フランジ部20aが器具本体1Aの凹部1cに隣接する平坦な器具本体部分に載置されるように凹部20bを凹部1cに収容する。尚、ピンコネクタ32a,32bとコネクタ33a,33bとの結合は絶縁部材20Aに点灯回路構体30を組み込む前ないし絶縁部材20Aを器具本体1Aに仮配置した後に行うこともできる。
【0024】
次に、図8に示すように、コ−ド34,34を絶縁部材20Aにおけるコ−ドブッシング25,25のコ−ド収納部28,28に収納する。具体的には、コ−ド34をコ−ド保護片26,26のヘ字状のガイド部を位置させた後に、コ−ド34を下方に押し下げると、コ−ド保護片26,26は外方に変形(拡開)される結果、コ−ド34はコ−ド収納部28に収納される。収納後は、コ−ド保護片26,26が原形に復帰するために、コ−ド34がガイド部を介してコ−ド収納部28から脱却されることはない。
【0025】
次いで、この状態において、カバ−40Aを絶縁部材20Aに、点灯回路構体30が覆われるように配置する。具体的には、図1〜図3に示すように、まず、カバ−40Aを器具本体1Aに対して斜めの状態にした上で、カバ−40Aの係止片45を器具本体1Aの係止部1dに挿入・係止し、その後、係止状態を維持しながら、カバ−40Aを器具本体1Aに平行となるように回転させる。この際に、開口部43A,43Aにはコ−ドブッシング25,25が収容される。この状態において、ネジ60,60をカバ−40Aの挿入孔44,44から絶縁部材20Aの挿入孔21,21を介して器具本体1Aのネジ孔1f,1fに螺入することによって組み立てが完了する。
【0026】
この実施例によれば、絶縁部材20Aのフランジ部20aにはコ−ドブッシング25,25が一体的に形成されているために、絶縁部材20Aにカバ−40Aを、絶縁部材20Aに搭載・支持された点灯回路構体30を覆うように配置する際に、カバ−40Aの開口部43Aにてコ−ドブッシング25が自動的に囲繞される。従って、従来のように別体のコ−ドブッシングをカバ−に装着するという作業を完全に省略できる関係で、組立作業を能率的に遂行することができる。
【0027】
又、コ−ドブッシング25におけるコ−ド保護片26の先端部にはガイド部が形成されている上に、コ−ド保護片26,26が補強片27にて結合されているために、ガイド部にコ−ド34を位置させて押圧するのみでコ−ド34をコ−ド収納部28に簡単かつ容易に収納させることができる上、コ−ド34のコ−ド収納部28への収納の際におけるコ−ド保護片26,26の損傷を防止できる。
【0028】
しかも、コ−ドブッシング25は絶縁部材20Aのフランジ部20aに一体的に形成されているために、部品点数が1つになり、在庫管理の容易化は勿論のこと、コストをも低減できる。
【0029】
又、絶縁部材20Aのフランジ部20aには一対の係止爪24,24が形成されていることから、器具本体1Aへの仮配置の際に、係止爪24,24が器具本体1Aのスリット1e,1eに挿入・係止されるために、カバ−40Aの装着時に絶縁部材20Aが位置ずれしない。従って、カバ−40Aの仮配置を容易に行うことができる。
【0030】
又、カバ−40Aのフランジ部42には係止爪45が形成されており、この係止爪45が器具本体1Aの係止部1dに位置決めされた状態で係止されているために、単に係止爪45を係止部1dに係止するだけで、カバ−40Aの器具本体1Aに対する位置関係を所定の位置関係に設定できる。従って、上述の構成と相俟って組立性を改善できる。その上、仮に、絶縁部材20Aの係止爪24,24が折損したとしても、器具本体1Aから脱落することはなく、常に十分の安全性を維持することができる。
【0031】
さらには、カバ−40A,絶縁部材20Aの器具本体1Aへの固定には係止爪45の係止部1dへの係止の他に、2つのネジ60によってネジ止めされているために、従来の4個所に比べて半減でき、組立時の作業性を大幅に改善することができる。
【0032】
図9〜図10は本発明にかかる絶縁部材の他の実施例を示すものであって、基本的には上述の実施例の構成と同じである。異なる点は、この絶縁部材20Bのフランジ部20aに一対のコ−ド保護片26,26が単に立設されていることであり、補強片27Aがフランジ部20aの一部によって代替されていることである。
【0033】
この実施例によれば、上述の実施例に比べて絶縁部材20Bの成形型の構造が簡略化されるために、成形コストを低減できる。
【0034】
尚、本発明は何ら上記実施例にのみ制約されることなく、例えば環形蛍光ランプ用の直付形照明器具の他、直管形蛍光ランプ、コンパクト蛍光ランプなどを使用する直付形照明器具やコ−ドペンダント,パイプペンダント器具にも適用できる。又、器具本体の天井への取り付けは引っ掛けシ−リングなどの接続手段を利用する他、ネジなどによって直接的に取り付けることもできるし、器具本体の形態も円形状の他、矩形状,四角以外の多角形状に構成することもできる。又、点灯回路構体は2石式のインバ−タ回路であるが、1石式など適宜の回路構成とすることもできる。又、絶縁部材に一体化されるコ−ドブッシングの数はカバ−から導出されるコ−ドの数によって決定されるし、その配置場所も導出されるコ−ドの位置などに応じて適宜の部位を選択できる。さらには、絶縁部材の係止爪,カバ−の係止片は省略することもできる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、絶縁部材の周縁部にはコ−ドブッシングが一体的に形成されているために、絶縁部材にカバ−を、絶縁部材に搭載・支持された点灯回路構体を覆うように配置する際に、カバ−の開口部にてコ−ドブッシングが自動的に囲繞される。従って、従来のように別体のコ−ドブッシングをカバ−に装着するという作業を完全に省略できる関係で、組立作業を能率的に遂行することができる。
【0036】
又、コ−ドブッシングにおけるコ−ド保護片の先端部にはガイド部が形成されているために、ガイド部にコ−ドを位置させて押圧するのみでコ−ドをコ−ド収納部に簡単かつ容易に収納させることができる。従って、コ−ドのコ−ドブッシングへの収納作業を能率的に行うことができる。
【0037】
しかも、コ−ドブッシングは絶縁部材の周縁部に一体的に形成されているために、部品点数が1つになり、在庫管理の容易化は勿論のこと、コストをも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる照明器具の第1の実施例を示す点灯回路構体部分の平面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図1のB−B断面図。
【図4】図1のC−C断面図。
【図5】本発明にかかる器具本体の要部平面図。
【図6】図5のD−D断面図。
【図7】本発明にかかる点灯回路構体部分を構成する絶縁部材及び点灯回路構体の斜視図。
【図8】組立方法を説明するための絶縁部材及びカバ−の要部の分解斜視図。
【図9】本発明にかかる絶縁部材の他の実施例を示す要部断面図。
【図10】図9の平面図。
【図11】従来例にかかる照明器具のグロ−ブ取り外し状態の側断面図。
【図12】図11のE−E矢視図。
【図13】図19示すグロ−ブの簡易脱着手段の分解斜視図。
【図14】図11のF−F矢視図。
【図15】従来例にかかる点灯回路構体部分の断面図。
【図16】図15のG−G断面図。
【図17】従来例のコ−ドブッシングであって、同図(a)は断面図、同図(b)は正面図。
【図18】従来例にかかる点灯回路構体部分の分解斜視図。
【図19】図18に示す点灯回路構体の回路図。
【図20】図19に示す点灯回路の具体的回路図。
【図21】グロ−ブの器具本体への取り付け方法を説明する図であって、同図(a)は取り付け途上の状態を示す要部拡大断面図、同図(b)は取付状態を示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
S 天井
SKa,SKb ソケット
1A 器具本体
1c,20b 凹部
1d 係止部
1e スリット
1f ネジ孔
20A,20B 絶縁部材
20a,42 フランジ部
21,44 挿入孔
22 ガイドピン(支持手段)
23 係止爪(支持手段)
24 係止爪
25 コ−ドブッシング
26 コ−ド保護片
27,27A 補強片
28 コ−ド収納部
30 点灯回路構体
31 プリント板
32a,32b,33a,33b コネクタ
34 コ−ド
35 ガイド孔
36 係止孔
40A カバ−
41 カバ−本体
43A 開口部
45 係止片
60 ネジ

Claims (4)

  1. プリント板に所望の回路構成部品を搭載し配線してなる点灯回路構体を器具本体に、絶縁部材を介して配置すると共に、点灯回路構体を金属製のカバ−にて覆い、かつ少なくとも点灯回路構体から蛍光ランプに接続されるコ−ドをカバ−のコ−ド導出用の開口部を介して導出した照明器具において、前記絶縁部材の周縁部にコ−ドブッシングを一体的に形成すると共に、コ−ドブッシングに対応するカバ−部分に切欠状の開口部を形成してなり、コ−ドをコ−ドブッシングを介して導出すると共に、カバ−による点灯回路構体の被覆状態においてコ−ドブッシングをカバ−の開口部にてほぼ囲繞することを特徴とする照明器具。
  2. 所定部分に底の浅い凹部を形成し、この凹部に隣接する平坦な部分に切起状の係止部とスリットとを互いに離隔して形成すると共に、凹部に隣接し、かつ係止部,スリットの形成されていない部分にネジ孔を形成した器具本体と、器具本体の凹部と同等ないしそれより小さい目で底の浅い凹部の周縁部にフランジ部を形成すると共に、凹部に支持手段を、フランジ部に一対のコ−ド保護片よりなるコ−ドブッシングをそれぞれ一体的に形成し、かつフランジ部に、器具本体のスリット及びネジ孔に対応するほぼL字状の係止爪及びネジの挿入孔を形成した絶縁部材と、プリント板に所望の回路構成部品を搭載し配線すると共に、所定の回路部分から、先端にソケットを有するコ−ドを導出してなる点灯回路構体と、カバ−本体の周縁部にフランジ部を有し、絶縁部材のコ−ドブッシングに対応するカバ−本体及びフランジ部に切欠状の開口部を形成すると共に、フランジ部に、器具本体の係止部及びネジ孔に対応するほぼL字状の係止片及びネジの挿入孔を形成した金属製のカバ−とを具備し、前記絶縁部材に点灯回路構体を支持手段を利用して支持すると共に、コ−ドをコ−ドブッシングを介して導出し、この絶縁部材を器具本体に、係止爪がスリットに挿入・係止されるように配置し、カバ−を絶縁部材に、係止片が係止部に係止されると共に、開口部にてコ−ドブッシングがほぼ囲繞されるように配置し、さらにネジをカバ−,絶縁部材の挿入孔を介して器具本体のネジ孔に螺入してカバ−,絶縁部材を器具本体に固定したことを特徴とする照明器具。
  3. 前記コ−ドブッシングを、絶縁部材の周縁部に対向して立設し、かつ先端にコ−ドのガイド部を有する一対のコ−ド保護片にて構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記コ−ドブッシングのコ−ド保護片のガイド部を、ほぼヘ字状,半円状,U字状,L字状のいずれかの形状に構成したことを特徴とする請求項3に記載の照明器具。
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